説明

個人用皮膚手入れ器具のためのモータ

モータが、塗布具筺体に固定して取り付けられる硬い固定部材、電磁気固定子部材、および電機子を含む。電機子は永久磁石組立体および固定部材と電機子を結合する2つの板ばねを有し、板ばねが互いに直角に配置される。ばね部材の長さの比率が0.75:1から0.95:1の範囲内である。駆動組立体が、電機子およびそれに取り付けられた皮膚接触部材を、皮膚に垂直な第1の成分、皮膚に平行な第2の成分および第3の弓形成分を含む往復運動で動かす固定子部材に交流駆動信号を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本発明は、一般に、可聴周波数内で作動する、典型的には顔面皮膚領域に皮膚製剤を適用するための個人用手入れ器具に関し、より具体的には、そのような器具用モータに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]使用者の顔面領域に皮膚製剤を塗布するための電気器具は、皮膚製剤の効果/吸収を最大にすることにおいて有利である。そのような器具は、その器具で役立ついくつかのモータの実施形態と共に、本発明の譲受人によって所有される米国特許出願第12/135887号で説明される。米国特許出願第12/135887号の内容は本明細書で参照により組み込まれる。
【0003】
[0003]そのような器具に重要ないくつかの要素がある。第1に、器具用モータの作動が効率的であることが重要である。多くの型のモータは、摩擦および結果として生じる抵抗によって低い効率性を有し、それがなければ作動が効果的であることができる。別のモータでは、作動を可能にするための設計上の制約が効率性を減少させる。高いモータの効率性が、器具の作動が実用的であることを保証するために重要である。
【0004】
[0004]効率性に加えて、器具の作動が効果的であり、すなわち皮膚製剤の著しい吸収を生成して皮膚外観を改善し、同時に、快適であり、すなわち塗布具と使用者の皮膚の間の身体的接触が快適さの点で許容でき、その結果、器具を使用することがいやにならないことが重要である。したがって、皮膚製剤器具は、作動が効率的であり、使用者の皮膚の外観の改善を生み出すことが望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
[0005]したがって、本発明の一態様は、個人用皮膚手入れ器具のためのモータであって、器具が器具筺体を有し、モータが皮膚接触部材を駆動し、塗布具筺体に固定して取り付けられる固定部材と、電磁気固定子部材と、永久磁石組立体および固定部材を電機子に結合する2つのばね部材を有し、ばね部材が互いに直角に取り付けられ、ばね部材の長さの比率が0.75:1から0.95:1の範囲内である電機子と、固定子部材用交流電流駆動信号を生成し、これにより、電機子が駆動信号の連続する半周期中に反対方向に動き、皮膚接触部材の振動運動をもたらす駆動組立体とを備えるモータである。
【0006】
[0006]本発明の別の態様は、器具筺体と、筺体内に収容されたモータであって、往復式に作動される塗布具先端部組立体を有し、塗布具先端部組立体が皮膚接触部材を含み、モータが、筺体に固定して取り付けられる固定部材と、電磁気固定子部材と、永久磁石組立体および固定部材を電機子に結合する2つのばね部材を有する電機子であって、ばね部材が互いに実質的に直角に取り付けられ、ばね部材の長さの比率が0.75:1から0.95:1の範囲内である電機子と、を含むモータと、固定子用交流電流駆動信号を生成して、電機子を駆動信号の連続する半周期中に反対方向に動かし、これにより、皮膚接触部材の振動動作をもたらす駆動組立体とを備える個人用皮膚手入れ器具である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】[0007]本明細書で説明され、示されるモータを使用する、キャップ部分を取り外して示した個人用皮膚手入れ器具の外側の斜視図である。
【図2A】[0008]図2Aは、器具の塗布具先端部と使用者の顔面皮膚の間の接触の連続および程度を示す図である。
【図2B】図2Bは、器具の塗布具先端部と使用者の顔面皮膚の間の接触の連続および程度を示す図である。
【図2C】図2Cは、器具の塗布具先端部と使用者の顔面皮膚の間の接触の連続および程度を示す図である。
【図2D】図2Dは、器具の塗布具先端部と使用者の顔面皮膚の間の接触の連続および程度を示す図である。
【図3】[0009]器具の作動部品を示す器具の内側の横断面図である。
【図4】[0010]図3に対して逆向きの、本明細書で示され、説明されるモータの部分の配置を全体に示す上面図である。
【図5】[0011]塗布具先端部組立体を有するモータを示す斜視図である。
【図6】[0012]図5の反対側からのモータの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0013]図1は、使用者の顔面領域に皮膚製剤を塗布するための塗布具器具10を全体に示す。器具は本体部分12および取り外し可能なキャップ部分14を有する。本体部分12は筺体部分16を有する。使用者の皮膚と接触する塗布具先端部20は、筺体部分16の上方面18から延在する。図示された実施形態では、塗布具先端部20はその前方端部に凹状部分22を有する。凹状部分は、器具の作動中に使用者の顔面皮膚領域に塗布される、選択された量の皮膚製剤を一時的に保持する。器具はオン/オフスイッチ24によって制御される。
【0009】
[0014]器具の効果的作動のために、具体的には、塗布具先端部と使用者の皮膚の間に快適な接触で、皮膚製剤の効果的な吸収を生成する作動のために、塗布具先端部20の複雑な運動が重要であることが分かった。塗布具先端運動の第1の成分は皮膚の面に垂直であり、運動の第2の成分は皮膚の面に平行であり、第3の成分は円弧状(換言すれば、弓形)であり、塗布具先端部と皮膚の間に次第に増加する接触をもたらす。
【0010】
[0015]図2は、この所望の動作の連続を示す。時刻t(図2A)で、塗布具先端部20と皮膚領域21の間の最初の接触が示される。塗布具先端部20の内側縁部20Aが皮膚21の面に最初に接触する。力が、皮膚の面に垂直に下方に加えられ始め、皮膚上に最初の量の圧迫力を生成する。最初の引張応力もまた、皮膚21上に生成される。時刻tで(図2B)で、塗布具先端部20は時計回りに回転し、ならびに皮膚に対して垂直に下方へ動き、図示のように皮膚を圧迫し続ける。加えて、塗布具先端部は左へ、皮膚21の面に平行に動く。この平行な運動の成分は、十分であるが、比較的小さい引張応力を皮膚に生成し、それが圧迫力と組み合わされたとき、皮膚を損傷せず、不快さを生じさせずに皮膚製剤の吸収を改善するのに重要であることが見い出された。
【0011】
[0016]塗布具先端部の動作は時刻t(図2C)で、および再び時刻t(図2D)で変化し、その時点で塗布具先端部の接触面が皮膚21の面に本質的に平行であり、塗布具先端部の接触面が皮膚に完全に接触し、皮膚に垂直な圧迫力ならびに皮膚の面に平行な引張応力が最大値に達する。塗布具先端部は、図2Dで示すように、塗布具先端部の接触面全体に沿って、皮膚に対して圧迫力を生成する。次いで、塗布具先端部の運動は、モータの作用によって逆にされ、塗布具先端部は結局その最初の位置になる。次いで、2A〜2Dの連続が、選択された頻度で繰り返される。
【0012】
[0017]塗布具先端部の運動の円弧状成分による、塗布具先端部の面と皮膚の面の間の次第に増加する接触が、快適な接触、すなわち使用者の感覚を維持する上で重要であることが明らかになった。上記で説明した運動は複雑であるが、皮膚製剤の効果的な吸収を生成し、ならびに使用者にとって満足する快適なレベルの接触を維持するという二重の利点を有して、平均的な使用者が塗布具を使い続けるようになる。複雑な運動は塗布具先端部の前方面の凹形状と組み合わされ、凹状部分に存在する皮膚製剤の量を、すぐに使用者の皮膚上の塗布領域から移動されないようにするのに役立つ。
【0013】
[0018]図3は、器具本体12内に含まれた全体的な作動部品を示す横断面図である。器具本体12は、以下により詳細に説明され、符号30で全体に参照されるモータ、および図示された実施形態では充電式バッテリ32であるが、一次電池または外部電源供給装置などの他の電源でもあり得る電源を有する。モータの制御信号、ならびにオン/オフスイッチ24の状態の感知、単一の塗布使用の持続時間の制御およびバッテリ充電状態の監視など、他の作動制御機能がマイクロプロセッサ34によって提供される。マイクロプロセッサ34は、そのような器具向けの構造および作動で従来通りである。上述の部品のすべてが、器具の本体12の筺体部分16内に含まれる。
【0014】
[0019]図4〜6は器具用モータ30をより詳細に示す。モータは、図示された実施形態では、硬質プラスチックである剛性材料から成る固定部材36を有する。図示された実施形態では、固定部材は、互いに直角であり、筺体部分16の部品である対応するリブ要素44および46に確実に嵌合する2つのスロット40および42を有する(図3)。したがって、固定部材36は筺体内の位置に固定され、モータの作動中に自由に動くことができない。
【0015】
[0020]モータ30はまた、金属製背部鉄材(backiron)51上に取り付けられた2つの離隔された永久磁石50および52を含む電機子組立体48を有する(図3および6)。図示された実施形態では、永久磁石は約0.4572cm(0.18インチ)の間隔で離隔されるが、これは変化し得る。加えて、図示された実施形態では、永久磁石は、0.254cm(0.1インチ)の厚さで、0.381cm(0.15インチ)角の正方形であるが、これらの寸法もまた変化し得る。
【0016】
[0021]電機子部材48の一端部53は、取り外し可能な塗布具先端部組立体56であり、塗布具先端部20はその前方端部に配置される。塗布具先端部20は、本発明の譲受人によって所有される同時係属中の米国特許出願連続番号第12/474426号でより詳細に説明されるが、その内容は本明細書に参照により組み込まれる。塗布具先端部は、前方面に凹部を有して、皮膚製剤を保持し、非常に柔軟な素材、ショア・タイプOOデュロメータ硬さ30から作成される。材料の可撓性は人間の皮膚の可撓性に類似し、したがって動きおよび力を効率的に伝える。
【0017】
[0022]電磁固定子組立体60は、固定部材36と電機子48の間に配置される。電磁固定子組立体60は、従来型の電磁石61およびE鉄芯層状スタック62を有し、図示された実施形態では、その外側脚が中央脚から、それぞれ0.65278cm(0.257インチ)および0.67818cm(0.267インチ)離隔される。固定極は3つの脚の端部である。固定子組立体は、筺体部分16の部品でもある2つの対向するリブ64および66に取り付けられる。したがって、モータの作動中に固定子組立体60もまた適所に固定された状態である。
【0018】
[0023]モータはさらに、固定部材36と、これに対向して延在する電機子48の端部53および55との間に延在し、これらを結合する2つの板ばね68および70を有する。電機子48の延在する端部は互いに直角である。図示された実施形態では、板ばねは幅が約0.508cm(0.2インチ)および厚みが約0.03048cm(0.012インチ)であり、ステンレス鋼でできている。板ばね68および70はまた、互いに約直角の角度で延在する。板ばね68および70は異なる自由長を有する。板ばねの自由長の比率は、効果的で快適な皮膚製剤の塗布を生成するための塗布具先端部の所望の複数の成分の運動を達成するために重要である。ばね70の長さ対ばね68の長さの比率は、0.75:1から0.95:1の範囲内である。好ましい自由長の比率は、0.79:1から0.83:1の範囲内である。器具が皮膚に対して適切に配向されるとき、板ばね68は皮膚に対して概ね直角であり、一方、板ばね70は皮膚と概ね平行である。板ばねのこの配置が、皮膚製剤の効果的吸収と使用者の快適さの所望の組み合わせを生成する。
【0019】
[0024]作動中、オン/オフスイッチの作動に続いて、マイクロプロセッサ34からの交流電流電気信号が、電磁気固定子組立体60に提供される。交流電流信号の一半周期中に、電磁石の2つの外側極が永久磁石の一方を引き付け、他方の永久磁石に反発する。中央極もまた、一方の永久磁石に反発し、同時に他方の永久磁石を引き付ける。もたらされた力は、固定子組立体60に対して反時計回りに複雑なわずかに円弧状の運動(図5に見られるように)で皮膚に向かって、塗布具先端部を含む電機子48を動かす。この運動は、上述のようにかつ、図2A〜2Dに示すように、垂直な運動の成分、平行な運動の成分および円弧運動の小さい成分を含む。他方の半周期では、電流の方向が逆にされ、電機子は、固定子に関して時計回りに皮膚から遠ざかるように先端部塗布具を動かすことにより反応する。
【0020】
[0025]この動作の周波数は、典型的には50〜200Hzの範囲であり、好ましくは110〜135Hzの範囲である。皮膚の面に垂直な運動の振幅の範囲は、0.0254cm(0.01インチ)から0.1905cm(0.075インチ)の範囲内であり、好ましくは、0.0508cm(0.02インチ)から0.0889cm(0.035インチ)の範囲内である。皮膚の面に平行な運動の範囲は、0.0127cm(0.005インチ)から0.1778cm(0.07インチ)の範囲内であり、好ましくは、0.03302cm(0.013インチ)から0.08128cm(0.032インチ)の範囲内である。これらの寸法によって生じる円弧運動は相対的に小さく、0.5°〜3°の範囲、好ましくは、約2°の弧になるが、この値は実際に使用される寸法で変化する。
【0021】
[0026]作動中、板ばね68および70は、静止しているときには、電機子を中央に置き、動作している電機子および塗布具先端部組立体の質量に結合されているときには、機械的に共振するシステムを生成するように働く。電流が、全体的システムの機械的な共振に大体等しい周波数で方向を交代させるとき、電機子構造体の運動の振幅が著しく増加し、したがって、電力入力に対して所望の高い効率で効果的な作用のための必要な運動を生成する。したがって、器具は、皮膚製剤のすばやく、効果的な吸収を生成するのに効果的であり、作動するための実用的な器具でもある。
【0022】
[0027]図示の目的のために好ましい実施形態が開示されてきたが、様々な変形形態、修正形態および代替形態が、以下の特許請求の範囲で定義される本発明の精神から離れることなく、好ましい実施形態で作成され得ることを理解されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人用皮膚手入れ器具用モータであって、前記器具が器具筺体を有し、前記モータが皮膚接触部材を駆動し、
塗布具筺体に固定して取り付けられる固定部材と、
電磁気固定子部材と、
永久磁石組立体および前記固定部材を電機子に結合する2つのばね部材を有し、前記ばね部材が互いに直角に取り付けられ、前記ばね部材の長さの比率が0.75:1から0.95:1の範囲内である電機子と、
前記固定子部材用交流電流駆動信号を生成し、これにより、前記電機子が前記駆動信号の連続する半周期中に反対方向に動き、前記皮膚接触部材の振動運動をもたらす駆動組立体と
を備えるモータ。
【請求項2】
前記比率が0.79:1から0.83:1の範囲内である、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記ばね部材が板ばねである、請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
各板ばねの端部が、それぞれ、前記固定部材および対向する前記電機子の端部によって拘束される、請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記電機子が前記固定部材から略対角線上に配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
前記モータの動作が前記皮膚接触部材の運動を生成し、前記運動が、皮膚に垂直な第1の成分と、皮膚に平行な第2の成分と、第3の円弧状成分とを有する、請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記運動の周波数が50〜200Hzの範囲内である、請求項6に記載のモータ。
【請求項8】
周波数が110〜135Hzの範囲内である、請求項7に記載のモータ。
【請求項9】
皮膚に垂直な前記塗布具先端部の運動が0.0254cm(0.01インチ)から0.1905cm(0.075インチ)の範囲内であり、皮膚の表面に平行な運動の範囲が0.0127cm(0.005インチ)から0.1778cm(0.07インチ)の範囲内である、請求項6に記載のモータ。
【請求項10】
皮膚に垂直な前記塗布具先端部の運動の範囲が0.0508cm(0.02インチ)から0.0889cm(0.035インチ)の範囲内であり、皮膚に平行な運動の範囲が0.03302cm(0.013インチ)から0.08128cm(0.032インチ)の範囲内である、請求項6に記載のモータ。
【請求項11】
円弧状の運動が0.5°〜3°の範囲の円弧に沿っている、請求項6に記載のモータ。
【請求項12】
前記円弧が約2°である、請求項11に記載のモータ。
【請求項13】
前記固定子部材が、前記固定部材、前記ばね部材および前記電機子部材によって囲まれる領域内に位置し、前記固定子部材が前記塗布具筺体に固定されている、請求項1に記載のモータ。
【請求項14】
前記固定部材が剛性材料を備える、請求項1に記載のモータ。
【請求項15】
前記個人用皮膚手入れ器具が、人間である使用者の顔面領域に皮膚製剤を塗布するための塗布具である、請求項1に記載のモータ。
【請求項16】
器具筺体と、
前記筺体内に収容されたモータであって、往復式に作動される塗布具先端部組立体を有し、前記塗布具先端部組立体が皮膚接触部材を含み、前記モータが、前記筺体に固定して取り付けられる固定部材と、電磁気固定子部材と、永久磁石組立体および前記固定部材を電機子に結合する2つのばね部材を有する電機子であって、前記ばね部材が互いに実質的に直角に取り付けられ、前記ばね部材の長さの比率が0.75:1から0.95:1の範囲内である電機子と、を含むモータと、
前記固定子用交流電流駆動信号を生成して、前記電機子を前記駆動信号の連続する半周期中に反対方向に動かし、これにより、前記皮膚接触部材の振動運動をもたらす駆動組立体と
を備える、個人用皮膚手入れ器具。
【請求項17】
前記比率が0.79:1から0.83:1の範囲内である、請求項16に記載の器具。
【請求項18】
各ばね部材の端部が、それぞれ、前記固定部材および対向する前記電機子の端部によって拘束される、請求項16に記載の器具。
【請求項19】
前記モータの動作が前記皮膚接触部材の運動を生成し、前記運動が、皮膚に垂直な第1の成分と、皮膚に平行な第2の成分と、第3の円弧状成分とを有する、請求項16に記載の器具。
【請求項20】
前記運動の周波数が50〜200Hzの範囲内である、請求項19に記載の器具。
【請求項21】
前記周波数が110〜135Hzの範囲内である、請求項20に記載の器具。
【請求項22】
皮膚に垂直な前記塗布具先端部の運動が0.0254cm(0.01インチ)から0.1905cm(0.075インチ)の範囲内であり、皮膚の表面に平行な運動の範囲が0.0127cm(0.005インチ)から0.1778cm(0.07インチ)の範囲内である、請求項19に記載の器具。
【請求項23】
皮膚に垂直な前記塗布具の運動の範囲が0.0508cm(0.02インチ)から0.0889cm(0.035インチ)の範囲内であり、皮膚に平行な運動の範囲が0.03302cm(0.013インチ)から0.08128cm(0.032インチ)の範囲内である、請求項19に記載の器具。
【請求項24】
円弧状の運動が0.5°〜3°の範囲の円弧に沿っている、請求項19に記載の器具。
【請求項25】
前記円弧が約2°である、請求項20に記載の器具。
【請求項26】
前記皮膚接触部材が、前記皮膚接触部材の前方端部に皮膚製剤を受け入れるためのカップ状の凹状中央領域を有する、請求項16に記載の器具。
【請求項27】
前記皮膚接触部材がショア・タイプOOデュロメータ硬さ30の材料を備える、請求項26に記載の器具。
【請求項28】
前記器具が、人間である使用者の顔面領域に皮膚製剤を塗布するための塗布具である、請求項19に記載の器具。
【請求項29】
皮膚に垂直な前記塗布具先端部の運動が0.0508cm(0.02インチ)から0.0889cm(0.035インチ)の範囲内であり、皮膚に平行な前記塗布具先端部の運動が0.03302cm(0.013インチ)から0.08128cm(0.032インチ)の範囲内であり、円弧状の運動が約2°であり、周波数が110〜135Hzの範囲内である、請求項28に記載の器具。

【図1】
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【図2A−2D】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−527965(P2012−527965A)
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−513163(P2012−513163)
【出願日】平成22年5月24日(2010.5.24)
【国際出願番号】PCT/US2010/035987
【国際公開番号】WO2010/138464
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(505359481)パシフィック・バイオサイエンス・ラボラトリーズ・インコーポレーテッド (10)