説明

偏平状物品包装紙

【課題】偏平状の物品を「包装紙」にて包装して包装体を形成すると同時に、その「包装体」に一体に「掛け紙」や「のし紙」に相当する部分を構築でき、偏平状の物品の「掛け紙」、「のし紙」付き包装作業を簡略化できるようにすることにある。
【解決手段】底面板1と側部折返被覆板2、2と第1折返被覆板3と第2折返被覆板4と前記第1折返被覆板3の端部又は第2折返被覆板4の端部に折込板5と掛け紙板6と、該掛け紙板6の左右両端部に掛け紙巻込板6a、6aとをそれぞれ折目を介して連設し、それぞれ折目を介して折り返し、側部折返被覆板2、2及び第1折返被覆板3上に、前記掛け紙板6を折り重ね、該掛け紙板6の左右両端部にある前記掛け紙巻込板6a、6aを、前記底面板1の裏面に折り込み止着するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板状または平袋状の食品、封筒、書籍あるいは贈答物等の物品を包装する包装用ブランクシートに関し、特に、1枚のブランクシートを折り畳むことにより物品を前後左右から覆って包装できる偏平状物品包装紙に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、誕生日や祝い日などの記念日あるいは冠婚葬祭日などにおいて、それを主催する主催者側から、各出席者や参列者に対して、お礼として記念品や贈り物を贈呈する場合は、その記念品や贈り物等の贈呈品が、例えば板状の食品、平袋状の食品、封筒類、あるいはカード類、冊子類、書籍等の偏平状の物品の場合には、従来から、その物品を包装したり結束したりするための外装用のパッケージとして、「のし袋」や、「包装紙」や「掛け紙」などの偏平状物品包装用の掛け紙材や、各種の紐材などが使用されている。
【0003】
各出席者や参列者毎に、このような「のし袋」や「包装紙」や「掛け紙」に対して、板状の食品、平袋状の食品、封筒、あるいはカード、冊子類、書籍等の偏平状の記念品や贈り物等の贈呈品を包装する包装作業は、主催者側からの発注により贈呈品の包装を請け負う贈答品受注(包装)業者側では、殆ど人手を掛けて実施されていた。
【0004】
一方、贈呈品の包装を発注する主催者側(贈呈者、発注者、ユーザー側)においては、見積の段階においては、各部材(贈呈品種)毎に各業者より見積りを入手し、発注の段階においては、各部材(各種外装用のパッケージ、各種贈呈品)毎に各業者に発注書を発行し、製品の受入れ段階においては、各業者に納期確認を行い、受け入れ作業を実施し、在庫管理においては、各部材毎に在庫の管理をする必要があり、包装作業においては、贈答品を「のし袋」や「包装紙」や「掛け紙」などの外装用のパッケージにより包装し、シール止めした後に、掛け紙を掛けてシール止めする。また、必要に応じて「のし袋」や「包装紙」にて包装された「包装部」と「掛け紙」とがずれないように、紐材にて紐掛けするものである。
【0005】
このような偏平状の記念品や贈り物等の贈答品を、「のし袋」や「包装紙」や「掛け紙」などの外装用のパッケージにより包装する包装作業は、殆どを手作業により行うため、かなりの手間と労力を必要としていた。
【0006】
また、偏平状の物品を「包装紙」や包装用の「掛け紙」にて包装する場合には、その包装紙片が、その折目の一部を介して、内部に包装されている偏平状の物品の前後左右からその物品に密接するように連設しているため、特に包装紙片が単一枚の場合には、包装作業の際に、紙片の折目から引き破れる可能性がある。また、偏平状の物品を包装紙にて包装した後の偏平状包装体に「掛け紙」または「のし紙」に相当する部分を構成したり位置決めすることも困難で、その「掛け紙」または「のし紙」を構成する位置を決めるのも困難である。
【0007】
以下に、本願に関連する先行技術文献を記載する。
【特許文献1】実開平5−013916号
【特許文献2】特開平9−048423号公報
【特許文献3】特開2007−126182号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、偏平状の物品を包装するための包装紙において、偏平状の物品を「掛け紙」または「のし紙」が付帯する包装形態にて「包装紙」にて包装できるようにした包装紙であって、偏平状の物品を「包装紙」にて包装して包装体を形成すると同時に、その「包装体」に一体に「掛け紙」や「のし紙」に相当する部分を構築でき、偏平状の物品の「掛け紙」、「のし紙」付き包装作業を簡略化でき、包装作業の際に、「包装紙」本体や「掛け紙」、「のし紙」等の包装紙片の不用意な破れの発生を防止できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1に係る発明は、物品を載置する矩形状の底面板1と、該底面板1の左右両端部に折り返し被覆用の側部折返被覆板2、2と、該底面板1の端部に折り返し被覆用の第1折返被覆板3と折り返し被覆用の第2折返被覆板4と、該第2折返被覆板4の端部に折込板5と、該折込板5の端部に掛け紙板6と、該掛け紙板6の左右両端部に掛け紙巻込板6a、6aとを、それぞれ折目を介して連設したブランクシートであって、該折込板5の長さjと該掛け紙板6の長さiの関係がj>iであることを特徴とする扁平状物品包装紙である。
【0010】
次に本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る扁平状物品包装紙であって、前記底面板1の長さnと前記折込板5の長さjと前記第2折返被覆板4の長さlの関係が、(1/2)n≧j+lであることを特徴とする扁平状物品包装紙である。
【0011】
次に本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1または2に係る扁平状物品包装紙であって、前記掛け紙巻込板6a、6aの端部に止着可能な止着部を設けたことを特徴とする扁平状物品包装紙である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の偏平状物品包装紙は、偏平状の物品Pを矩形状の底面板1上に載置した後、該底面板1上に、「包装紙」となる側部折返被覆板2、2、第1折返被覆板3、第2折返被覆板4の各々折目を、前記第1折返被覆板3と第2折返被覆板4が最外面になるように、偏平に折り曲げることにより、偏平状の物品Pを、その物品Pの表裏と上下左右とから包装することができる。
【0013】
そして、前記第1折返被覆板3又は第2折返被覆板4の端部には、「掛け紙」又は「のし紙」として、掛け紙板6が折目を介して連設されているため、該掛け紙板6を、折目を介して側部折返被覆板2、2上に折り重ね、該掛け紙板6両側にある巻込板6a、6aを、偏平状の物品Pの包装された底面板1の裏面に巻き込み、その両端を貼着などにより固定することにより、偏平状物品を包装した「掛け紙」又は「のし紙」付きの包装体が形成される。
【0014】
このように偏平状の物品を、「掛け紙」または「のし紙」が付帯する「包装紙」にて包装することができ、偏平状の物品を「包装紙」にて包装して包装体を形成すると同時に、その「包装体」に一体に「掛け紙」や「のし紙」に相当する部分を構築でき、偏平状の物品の「掛け紙」、「のし紙」付き包装作業を簡略化することができ、包装作業の際に「包装紙」本体や「掛け紙」、「のし紙」等の包装紙片の不用意な破れの発生を防止することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の偏平状物品包装紙は、図1(a)に示す本発明の偏平状物品包装紙の平面図(ブランクシート)、(b)に示すそのX−X側断面図、(c)に示すそのY−Y側断面図にて説明するものである。
【0016】
本発明の偏平状物品包装紙の一実施の形態としては、物品を載置する矩形状の底面板1と、該底面板1の左右両端部に折り返し被覆用の側部折返被覆板2、2と、該底面板1の端部に折り返し被覆用の第1折返被覆板3と、該底面板1の端部に折り返し被覆用の第2折返被覆板4と、前記第1折返被覆板3の端部又は第2折返被覆板4の端部に折込板5と、該折込板5の端部に掛け紙板6と、該掛け紙板6の左右両端部に掛け紙巻込板6a、6aとを、それぞれ折目を介して連設したブランクシートであって、それぞれ折目を介して、物品を載置した前記底面板1上に、それぞれ前記側部折返被覆板2、2を折り返し、前記第2折返被覆板4を折込板5、掛け紙板6と共に折り返し、折り返した該第2折返被覆板4上に折込板5を折り返し、折り返した前記側部折返被覆板2、2上に、第1折返被覆板3を折り返し、折り返した前記折込板5及び側部折返被覆板2、2及び第1折返被覆板3上に、前記掛け紙板6を折り重ね、該掛け紙板6の左右両端部にある前記掛け紙巻込板6a、6aを、前記底面板1の裏面に折り込み、該巻込板6a、6aの端部を該底面板1の裏面に止着するようにしたものである。
【0017】
また、本発明の偏平状物品包装紙の他の実施の形態としては、前記側部折返被覆板2、2の端部と前記第1折返被覆板3の左右両端部とに第1角隅板3a、3aと、前記側部折返被覆板2、2の端部と前記第2折返被覆板4の左右両端部とに第2角隅板4b、4bとを、それぞれ折目を介して連設したブランクシートから構成されるものである。
【0018】
また、本発明の偏平状物品包装紙のその他の実施の形態としては、物品を載置する矩形状の底面板1と、該底面板1の左右両端部にそれぞれ折目aを介して連設した折り返し被覆用の側部折返被覆板2、2と、該底面板1の端部に折目bを介して連設した折り返し被覆用の第1折返被覆板3と、該底面板1の端部に折目cを介して連設した折り返し被覆用の第2折返被覆板4と、前記第2折返被覆板4の端部に折目dを介して連設した折込板5と、該折込板5の端部に折目eを介して連設した掛け紙板6と、該掛け紙板6の左右両端部にそれぞれ折目fを介して連設した掛け紙巻込板6a、6aとから構成されるブランクシートであって、物品を載置した前記底面板1上に、前記折目aを介してそれぞれ側部折返被覆板2、2を折り返し、前記折目cを介して第2折返被覆板4を折込板5、掛け紙板6と共に折り返し、折り返した該第2折返被覆板4上に、前記折目dを介して折込板5を折り返し、折り返した前記側部折返被覆板2、2上に、前記折目bを介して第1折返被覆板3を折り返し、折り返した前記折込板5及び側部折返被覆板2、2及び第1折返被覆板3上に、前記折目eを介して前記掛け紙板6を折り重ね、該掛け紙板6の左右両端部にある前記掛け紙巻込板6a、6aを、それぞれ折目fを介して前記底面板1の裏面に折り込み、該巻込板6a、6aの端部を該底面板1の裏面に止着するようにしたものである。
【0019】
また、本発明の偏平状物品包装紙のその他の実施の形態としては、前記側部折返被覆板2、2の端部と前記第1折返被覆板3の左右両端部とにそれぞれ折目b1 、b1 、a1 、a1 を介して連設した第1角隅板3a、3aと、前記側部折返被覆板2、2の端部と前記第2折返被覆板4の左右両端部とにそれぞれ折目c1 、c1 、a1 、a1 を介して連設した第2角隅板4b、4bとを、それぞれ折目を介して連設したブランクシートから構成されるブランクシートであって、前記第1角隅板3a、3aと第2角隅板4b、4bは、折目a、aを介して折り返される前記側部折返被覆板2、2と共に、それぞれ折目a1 、a2 を介して折り返すようにしたものである。
【0020】
以下に、本発明の偏平状物品包装紙を、図1(a)、(b)、(c)に基づき、発明の実施の形態に沿って以下に詳細に説明する。
【0021】
本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)は、図1(a)に示すように物品を載置するo×n又はs×nの矩形状の底面板1の周囲のうち、該底面板1の左右両端部に折目a、aを介して、折り返し被覆用のq×n、p×nの側部折返被覆板2、2が連設され、該底面板1の下端部には折目bを介して折り返し被覆用のs×rの第1折返被覆板3が連設され、該底面板1の上端部には折目cを介して折り返し被覆用のm×lの第2折返被覆板4が連設されている。
【0022】
m×lの前記第2折返被覆板4の上端部には、折目dを介して、k×j又はm×jの折込板5が連設され、該折込板5の上端部には折目eを介して、k×iの掛け紙板6が連設され、該掛け紙板6の左右両端部には、それぞれ折目f、fを介して、t×i、u×iの各々掛け紙巻込板6a、6aが連設されている。なお、前記底面板1の縦方向の長さnと掛け紙板6の縦方向の長さiとの関係はn≧i又はn>iであり、また、前記掛け紙板6の横方向の長さkと、掛け紙巻込板6a、6aのそれぞれ横方向の長さt、uとの合計長さはhである。
【0023】
なお、本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)においては、例えば図1(a)に示すようなシートサイズに設定することができる。
【0024】
k=m=o=s ……………………………(1)
o<p+q ……………………………(2)
n≧i ……………………………(3)
h>o+p+q ……………………………(4)
l=r ……………………………(5)
(1/2)n≦j+l ……………………………(6)
u+t≧k ……………………………(7)
j<i ……………………………(8)
また、本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)としては、図1(a)において点線にて示すように、前記側部折返被覆板2、2の端部と、前記第1折返被覆板3の左右両端部とに、それぞれ折目b1 、b1 、a1 、a1 を介して第1角隅板3a、3aを連設してもよく、また前記側部折返被覆板2、2の端部と、前記第2折返被覆板4の左右両端部とに、それぞれ折目c1 、c1 、a1 、a1 を介して第2角隅板4b、4bを連設してもよい。各々第1角隅板3a、3a及び各々第2角隅板4b、4bのそれぞれ形状は、それぞれの外側辺が、直角に交差する二辺からなる形状であってもよいし、図示するように所定の曲率Rの弧状曲線辺からなる形状であってもよい。なお、各々巻込板6a、6aが重合する端部又は各々巻込板6a、6aと、底面板1裏面との重合部位には、必要に応じて予めシートクリップ状、ボタンホック状等の止着部6bを設けることができる。また、必要に応じて、前記各々折目f、fには、偏平状の物品Pの厚さに対応する偏平状の包装袋の掛け紙板6と掛け紙巻込板6a、6aとなるように、図1(a)にて点線にて示すように、各々折目f、fに対して、巻込板6a、6a側寄りに僅かな間隔vにて平行に近接するそれぞれ補助の折目g、gを設けてもよい。
【0025】
本発明の偏平状物品包装紙を用いて、各々折目を介して折り曲げて、偏平状の物品P(例えば記念品や贈り物等の物品)を包装する偏平状の包装袋を作成する場合について、図2(a)〜(c)のX−X側断面図、及び図3(a)〜(d)のY−Y側断面図に基づいて、以下に詳細に説明する。
【0026】
まず、図2(a)に示すように、底面板1上に偏平状の物品Pを載置した後、(b)に示すように、折目a、aを介して、それぞれ側部折返被覆板2、2をその各々被覆板2、2の端部を重ね合わせるようにして、(c)に示すように被覆板2、2を偏平状の物品P
上に折り返し、底面板1と被覆板2、2とによって物品Pを挟み込むよう包装する。
【0027】
なお、本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)として、図1(a)に点線にて示した前記側部折返被覆板2、2の端部と前記第1折返被覆板3の左右両端部とに、それぞれ折目b1 、b1 、a1 、a1 を介して連設した第1角隅板3a、3a、前記側部折返被覆板2、2の端部と前記第2折返被覆板4の左右両端部とに、それぞれ折目c1 、c1 、a1 、a1 を介して連設した第2角隅板4b、4bが設けられる場合には、第1角隅板3a、3aと、第2角隅板4b、4bは、前記折目a、aを介して折り返す前記側部折返被覆板2、2と共に、それぞれ折目a1 、a2 を介して一緒に折り返すことができる。
【0028】
続いて、図3(a)に示すように、各々側部折返被覆板2、2を偏平状の物品P上に折り返した前記偏平状物品包装紙において、その包装紙の折目cを介して、第2折返被覆板4を、折込板5、掛け紙板6と共に、(b)に示すように各々側部折返被覆板2、2上に折り返す。
【0029】
続いて、図3(c)に示すように、折り返した前記第2折返被覆板4上に、折目dを介して折込板5を折り返し、さらに折目eを介して連設された掛け紙板6を、該折込板5上及び前記折り返した側部折返被覆板2、2上に折り返す。
【0030】
続いて、図3(d)に示すように、前記折目bを介して、第1折返被覆板3を、その第1折返被覆板3の端部が掛け紙板6の下側になるように、前記折り返した側部折返被覆板2、2上に折り返す。
【0031】
これにより、本発明の偏平状物品包装紙は、図4(a)〜(b)のY−Y側断面図に示すように、偏平状の物品Pが包装された状態で偏平状に折り畳まれる。
【0032】
続いて、図4(c)〜(d)のX−X側断面図に示すように、側部折返被覆板2、2上に折り返された前記掛け紙板6の両側端部に、折目f、fを介して連設された各々掛け紙巻込板6a、6aを、それぞれ折目f、fを介して、前記底面板1の裏面に折り込み、その各々巻込板6a、6aの端部(巻込板6a、6aのサイズ(長さu、t)は、その端部同士が互いに重ね合わせられるサイズでもよいし、互いに離間するサイズでもよい)を該底面板1の裏面側にて重ね合わせ、その重ね合わせ内面部を、各々巻込板6a、6aが重合する端部又は各々巻込板6a、6aと底面板1裏面との重合部位などに設けたシートクリップ状、ボタンホック状等の止着部6b、又は接着性又は粘着性又は加湿粘着性の接着剤(又はセロファンテープなど)にて止着することにより、偏平状の物品Pが包装された包装体が得られる。
【0033】
図5は、図1に示した本発明の偏平状物品包装紙を用いて、偏平状の物品Pを包装して得られた偏平状の包装体(例えば贈答品など)の全体斜視図であり、偏平状の物品Pが、底面板1と、側部折返被覆板2、2と、第1、第2折返被覆板3、4とによる「包装紙」により包装された包装体が得られ、その包装体の天地方向の略中央部には、「のし紙」風あるいは「掛け紙」風の風合いを醸しだす掛け紙板6が一体に形成される。なお、掛け紙板6の表面には、図5に示すように、縦書き又は横書きにて、適宜に、例えば、贈答品、記念品、進呈、贈呈、御礼、内祝、御中元、御歳暮など表書きの文字、のし、水引き、彩色、装飾などの表示部6cが、印刷、印字、手書き、貼着などの表示方法により必要に応じて施される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】(a)は、本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)の平面図、(b)は、そのX−X側断面図、(c)は、そのY−Y側断面図。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)を用いて偏平状の物品Pを包装する包装順序を説明するX−X側断面図。
【図3】(a)〜(d)は、本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)を用いて偏平状の物品Pを包装する包装順序を説明するY−Y側断面図。
【図4】(a)〜(b)は、本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)を用いて偏平状の物品Pを包装する包装順序を説明するY−Y側断面図、(c)〜(d)は、そのX−X側断面図。
【図5】本発明の偏平状物品包装紙(ブランクシート)を用いて偏平状の物品Pが包装された包装体の全体斜視図。
【符号の説明】
【0035】
1…底面板
2…側部折返被覆板2、2
3…第1折返被覆板
4…第2折返被覆板
5…折込板
6…掛け紙板
6a…掛け紙巻込板
6b…止着部
P…偏平状の物品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を載置する矩形状の底面板1と、該底面板1の左右両端部に折り返し被覆用の側部折返被覆板2、2と、該底面板1の端部に折り返し被覆用の第1折返被覆板3と折り返し被覆用の第2折返被覆板4と、該第2折返被覆板4の端部に折込板5と、該折込板5の端部に掛け紙板6と、該掛け紙板6の左右両端部に掛け紙巻込板6a、6aとを、それぞれ折目を介して連設したブランクシートであって、該折込板5の長さjと該掛け紙板6の長さiの関係がj>iであることを特徴とする扁平状物品包装紙。
【請求項2】
請求項1記載の扁平状物品包装紙であって、前記底面板1の長さnと前記折込板5の長さjと前記第2折返被覆板4の長さlの関係が、(1/2)n≧j+lであることを特徴とする扁平状物品包装紙。
【請求項3】
請求項1または2記載の扁平状物品包装紙であって、前記掛け紙巻込板6a、6aの端部に止着可能な止着部を設けたことを特徴とする扁平状物品包装紙。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−30670(P2010−30670A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−197683(P2008−197683)
【出願日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】