説明

健康の確認また促進に関する方法

【課題】健康の確認また促進に関する方法の提供。
【解決手段】金属板1に生体と生体に関する模式図2を密着させ、磁石3を模式図2上の各部位を移動させ、磁石3を模式図2上特定部位に移動した際に前記生体に変化があった場合にその部位に問題があると判断し、模式図2上の前記特定部位に磁石3で刺激を与える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康の確認また促進に用いる方法の提供に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、生体各部位に刺激を与えては筋力を計測し、筋力の低下が確認されたときは、そのとき刺激した生体部位に問題があると判断するテストがあった(下記非特許文献1参照)。また、健康促進に経絡またツボを間接的に刺激する方法が広く用いられてきた。
【非特許文献1】伊東聖鎬著 「筋肉反射応用治療学」C.K.学会学術出版部1987年
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記の方法では、直接刺激を与えることが難しい生体の深層部や細部などについては問題を発見することが困難であり、またテストに際して被験者に一定行為を要求することになる。また上記の経絡またツボを刺激することによる健康促進方法についても、生体の深層部や細部について行うのは限界があった。
本発明は、以上のような従来の問題を克服し、被験者に行為を要求せずに直接刺激を与えることができない生体の深層部や細部についても患部を発見する健康確認方法を提供し、また間接的刺激により生体の深層部や細部について健康促進をはかる方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1記載の発明は、金属板に生体と生体に関する模式図とを密着させ、刺激手段を前記模式図上の各部位に移動させ、特定部位に移動した際に前記生体の特徴に変化があった場合に、前記生体の前記特定部位に問題があると判断する健康確認方法である。
【0005】
請求項2記載の発明は、金属板に生体と生体に関する模式図とを密着させ、刺激手段を前記模式図に密着させた際に前記生体の特徴に変化があった場合に、前記生体にとって前記刺激手段が有害また有益であると判断する害益確認方法である。
【0006】
請求項3記載の発明は、金属板に生体と生体に関する模式図とを密着させ、刺激手段を前記模式図の特定部位に移動することにより、前記生体の前記特定部位について健康の増進をはかる健康促進方法である。
【0007】
請求項4記載の発明は、金属板とは銅を成分とする請求項1記載の健康確認方法もしくは請求項2記載の害益確認方法もしくは請求項3記載の健康促進方法である。
【0008】
請求項5記載の発明は、模式図とは紙上に記載された図また写真である請求項1記載の健康確認方法もしくは請求項2記載の害益確認方法もしくは請求項3記載の健康促進方法である。
【0009】
請求項6記載の発明は、刺激手段とは磁石また電極また薬剤である請求項1記載の健康確認方法もしくは請求項2記載の害益確認方法もしくは請求項3記載の健康促進方法である。
【0010】
請求項7記載の発明は、生体の特徴とは生体の筋力また左右の脚長の差である請求項1記載の健康確認方法もしくは請求項2記載の害益確認方法である。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、実験において効果を示し、直接刺激を与えることができない身体内部などについても問題部位を発見する方法として有効であり、疲れ、倦怠感、肩や足腰のだるさといった様々な問題を和らげる方法として有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の一実施例を図1、図2に従って説明する。
【実施例】
【0013】
金属板1と生体に関する模式図2と磁石3また刺激物質4を使用する。
【0014】
金属板1に生体を密着させるとともに生体に関する模式図2をのせ、磁石3を模式図2上の各部位に移動させ、特定部位に移動した際に前記生体の左右の脚長の差が大きくなった場合に、前記生体の前記特定部位に問題があると判断する。
【0015】
そして、磁石3を模式図2上の上記特定部位に移動することにより健康の増進をはかる。また磁石3を上記生体の上記特定部位に移動し、また上記生体の上記特定部位に対する鍼また灸また低周波また赤外線また指圧により健康の増進をはかる。
【0016】
また、刺激物質4を模式図2上にのせ、その際に上記生体の左右の脚長の差が大きくなった場合に、前記刺激物質4が当該生体にとって有害であると判断する。
また、すでに上記生体の左右の脚長に差がみられるとき、刺激物質4を模式図2上にのせ、上記生体の左右の脚長の差が小さくなった場合に、上記生体にとって前記刺激物質4が有益であると判断する。
【0017】
前記金属板1とは銅板であってよい。
【0018】
模式図2とは紙上に記載された図また写真であってよく、全身骨格また脊柱また四肢の関節また筋肉また頭・頚部また脳・神経また皮膚また歯また眼また耳鼻・咽喉また臓器・循環器また肺また消化器系また泌尿器・生殖器また妊娠・出産また健康教育またツボや経絡また遺伝子などに関する図また写真などであってもよい。また生体の全容2−1を表すものから各部位の細部を表すもの2−2、2−3まで複数あってもよい。
【0019】
磁石3とは、刺激を与えるための手段であって、必ずしも磁石である必要はなく、電極また薬剤またそのほかの物質または手段であってもよい。
【0020】
刺激物質4とは、たとえばアレルギー等の健康障害を起こす可能性がある物質、また薬剤や健康食品等の健康を促進する可能性がある物質である。
【0021】
0013記載のものを2組以上使用してもよい。
【0022】
模式図2について、生体の全容を表すもの2−1から各部位の細部を表すもの2−2、2−3まで複数から構成される場合、金属板1に生体の全容についての模式図2−1をのせ、磁石3を前記模式図2−1上の各部位に移動させ、特定部位Aに移動した際に上記生体の左右の脚長の差に変化があった場合に、前記特定部位Aについてその細部を表す模式図2−2を準備する。
さらに金属板1に前記特定部位についての模式図2−2をのせ、磁石3を前記模式図2−2上の各細部部位に移動させ、特定細部部位Bに移動した際に金属板1に密着させた上記生体の左右の脚長の差に変化があった場合に、さらに前記特定細部部位Bについてその細部を表す模式図2−3を準備する。
これを繰り返す事によって、問題部位をしぼり込んでいく。
【0023】
0014また0016また0022記載の生体の左右の脚にあらわれる差は、20ミリメートル程度までであって、個人差があることが確認されている。また前記脚長の差は、第三者が脚に触れる方法により計測してもよく、また第三者が脚に触れることにより発現しやすくなることを確認している。また、前記脚長の差とは、生体特徴の変化の一現象であって、その他の生体特徴であってもよく、例えば筋力また脈拍などの変化などであってもよい。
【0024】
0021記載のように0013記載のものを2組備える場合、これを交互に使用しながら健康促進をはかってもよい。
たとえば、1組目のものを用いて健康確認作業0014を行い、これにより健康問題を確認したときは、2組目のものを用いて前記健康問題について健康促進作業0015を行い、これらの作業を交互に繰り返し行うことにより健康増進をはかってもよい。
また、1組目のものを用いて害益確認作業0016を行い、これにより刺激物質4が当該生体にとって有害であると判断されるときは、同時に、2組目のものを用いて健康促進作業0015を行うことにより刺激物質4に対する生体の反応を緩和し健康増進をはかってもよい。
【0025】
「また」とは、「and」の意味、あるいは「or」の意味、あるいは「and」と「or」の両方の意味を適宜に有するものとする。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、健康の検査なとを行う者が、健康の確認また促進に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の1実施例に関する図である。
【図2】生体に関する模式図の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1 金属板
2 生体に関する模式図
3 磁石
4 刺激物質
2−1 生体全容についての模式図
2−2 生体細部についての模式図1
2−3 生体細部についての模式図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属板に生体と生体に関する模式図とを密着させ、刺激手段を前記模式図上の各部位に移動させ、特定部位に移動した際に前記生体の特徴に変化があった場合に、前記生体の前記特定部位に問題があると判断する健康確認方法。
【請求項2】
金属板に生体と生体に関する模式図とを密着させ、刺激手段を前記模式図に密着させた際に前記生体の特徴に変化があった場合に、前記生体にとって前記刺激手段が有害また有益であると判断する害益確認方法。
【請求項3】
金属板に生体と生体に関する模式図とを密着させ、刺激手段を前記模式図の特定部位に移動することにより、前記生体の前記特定部位について健康の増進をはかる健康促進方法。
【請求項4】
金属板とは銅を成分とする請求項1記載の健康確認方法もしくは請求項2記載の害益確認方法もしくは請求項3記載の健康促進方法。
【請求項5】
模式図とは紙上に記載された図また写真である請求項1記載の健康確認方法もしくは請求項2記載の害益確認方法もしくは請求項3記載の健康促進方法。
【請求項6】
刺激手段とは磁石また電極また薬剤である請求項1記載の健康確認方法もしくは請求項2記載の害益確認方法もしくは請求項3記載の健康促進方法。
【請求項7】
生体の特徴とは生体の筋力また左右の脚長の差である請求項1記載の健康確認方法もしくは請求項2記載の害益確認方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−136124(P2007−136124A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−362431(P2005−362431)
【出願日】平成17年11月18日(2005.11.18)
【出願人】(503148476)
【Fターム(参考)】