健康体操入力装置並びにそのシステム

【課題】何ら運動器具を用いることなく、ゲームを行いながら無意識のうちに簡便に運動を行う。
【解決手段】ビデオカメラ（１）にて運動者の映像（３）をテレビ画面に表示させ、同じ画面に表示させるゲーム画面と同期させて身体の動きを伴うゲームをおこなわせることにより、無意識のうちに運動効果を得る。

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、映像をデジタル信号化して、プログラム上の入力データーとして処理し、自分の姿が画面内に写しだされ、画面上を流れる障害物をよけたり、逆に障害物を阻止したりしながら自然に運動を行うことの出来るシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のシステムは、外部データーとしてマットにし掛けたセンサーを踏んだり、外部入力装置を操作することにより、データー入力するものであった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術では、実際に人が動く範囲でのセンサーを考えているために、必然的に大きな装置を必要とし、また画面に表示される人物も描画されたものとなっている。いかに外部入力装置を小型化することができるかという点であった。
【０００４】
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、家庭内において気軽に、また知らず知らずのうちに運動が出来てしまうものを提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における課題は、外部入力装置をいかに小型化するかという点であったが、外部入力装置へのデーターそのものに着眼し、人物を小型化させ、画面の中で動ける範囲に画面そのものにデーターセンサーを収めてしまおうとの考案からなる。
【０００６】
そのため、人物そのものを画面の中に取り込むため、ビデオカメラによる映像をデジタル信号化し、画面表示させることで解決した。
【０００７】
また、画面内にデーターセンサーを置くことは、障害物を画面に走らせることにより、センサーとしての機能を持たせることにより解決した。
【０００８】
【考案の実施の形態】
考案の実施形態については図１、図２にて説明する。
図１は、人物被写体の映像（３）と同期させて動作するプログラム（４）の提供方法を、電子記憶媒体（５）（いわゆるフロッピーディスクやＣＤ−ＲＯＭ等）を介して提供する方法を示している。
【０００９】
図２は、人物被写体の映像（３）と同期させて動作するプログラム（４）の提供方法を、インターネット通信回線を介して提供する方法を示している。
【考案の効果】
【００１０】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【００１１】
請求項１は、人物被写体の映像（３）を画面上に取り込むための装置で、装置全体の小型化を実現することができる。
【００１２】
請求項２は、動作感知センサーを画面上に表示するプログラムで、あたかも広い空間で運動をしているかのように実感させることができる。
【００１３】
請求項３は、請求項１にて画面上表示した人物被写体の映像（３）と請求項２で画面上表示する障害物映像を制御し、障害物を避けたり阻止したりして得点をカウントしたりして効果測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ビデオカメラとデジタル処理装置および画面をケーブルにて接続させた状態を表した図面である。
【図２】ビデオカメラとデジタル処理装置および画面をケーブルにて接続させ、さらに通信回線を介してプログラム情報を取り入れる状態を示した図面である。
【符号の説明】
（１）ビデオカメラ
（２）人物被写体映像
（３）デジタル処理装置
（４）動作プログラム
（５）電子記憶媒体
（６）データー伝送ケーブル
（７）外部通信接続装置

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項１】ビデオカメラ（１）にて撮影した人物被写体の映像（３）を、デジタル処理装置（２）にてデジタル信号化して、画面に表示する装置。
【請求項２】画面に表示した人物被写体の映像（３）と同期させて動作するプログラム（４）。
【請求項３】画面に表示した人物被写体の映像（３）は、外部制御入力データーとして処理され、画面に表示される人物被写体の映像（３）と同期させて動作するプログラム（４）を制御するシステム。

【図１】