説明

傾斜コンベア装置

【課題】 簡単な構成で微細な素材が集合した被搬送物でも効率良く搬送できる傾斜コンベア装置を提供する。
【解決手段】 回転駆動される無端ベルト5に所定間隔で受け部材6を配置し、該受け部材で被搬送物を支持して第1位置から当該第1位置よりも高い第2位置へ搬送する傾斜コンベア装置であって、傾斜した下面側を、前記被搬送物を送り出す搬送側に設定し、前記受け部材を前記下面側で下向きに傾斜した姿勢にすると共に、前記受け部材が移動する軌道を覆うカバー部材8を設け、下向き姿勢で上昇する前記受け部と前記カバー部材とで前記被搬送物TAを支持しながら前記第1位置から前記第2位置へ搬送する傾斜コンベア装置1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送対象した物体(以下、被搬送物という)を高さが異なる場所へ移動させるときに用いる傾斜コンベア装置に関する。より詳細には、紙巻タバコの原料となる刻みタバコ等のように小さな素材の集合体を被搬送物として搬送するのに好適である傾斜コンベア装置に関する。
【背景技術】
【0002】
製造工場などでは、被搬送物を搬送(移送)するのにコンベア装置が広く使用されている。このようなコンベア装置には、水平方向の異なる位置へ被搬送物を移動させる水平コンベア装置や、高さ位置が異なる場所へ被搬送物を移動させるときに用いる傾斜コンベア装置などがある。どちらのタイプのコンベア装置も、一般には搬送面が上面であり被搬送物を上面に載せた状態で搬送を行う。
【0003】
たばこ工場でも多数のコンベア装置が使用されており、たばこ原料が工場内の所望位置へ搬送される。例えば、特許文献1は除骨葉タバコの搬送装置について開示している。この特許文献1では、水平コンベア装置(同文献1ではコンベア4、8)と高い位置に葉タバコを搬送する傾斜コンベア装置(同文献1ではコンベア2)とを備える搬送装置を図示している。そして、どちらのコンベア装置も、前述したように上面に葉タバコを載置して搬送している。ただし、この特許文献1で示している傾斜コンベア装置の傾斜は比較的緩やかな場合である。傾斜コンベア装置の傾斜が大きくなると、単に葉タバコを載置しただけでは滑りが発生して搬送できなくなる。このような場合には、例えば回転駆動されるチェーンに所定間隔で板状の受け部材を設け、この受け部材で葉タバコの下側を支持して搬送することが必要となる。
【0004】
ところで、高い場所に被搬送物を移動させるのに適した傾斜コンベア装置については従来から種々の提案がある。例えば、特許文献2では、第1のベルトコンベアと第2のベルトコンベアとを重ね合せた構造の傾斜コンベアを開示している。このような傾斜コンベア装置であれば、2つのベルトコンベア間に被搬送物を挟持できるので被搬送物を高い位置に確実に移動させることができる。
【0005】
【特許文献1】2000−287666号公報
【特許文献2】2003−252415号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2で開示するような傾斜コンベア装置であれば被搬送物を確実に高い位置まで搬送できるが、2個のベルトコンベアを配置するので構造が大型化及び複雑化する。また、ベルトコンベア同士の回転を同期させることも必要となるので、電気的制御も複雑となる。さらに、たばこ原料などは嵩高であると共に、破損し易い被搬送物である。このような被搬送物を2つのベルトコンベア間に挟みながら搬送すると、押し潰されたり、損傷したりして製品価値が低下してしまう。よって、特許文献2で開示するような挟持型の傾斜コンベア装置は、たばこ原料等の破損し易い物体の搬送には適していない。
【0007】
そこで、傾斜を大きした傾斜コンベア装置でたばこ原料等を搬送する場合には、前述したように受け部材を設けて対応している。図3は、このように受け部を設けた傾斜コンベア装置で刻みタバコを搬送する様子を模式的に示した図である。傾斜コンベア装置100は、傾斜角度αで右に傾斜させた状態で配置されている。なお、この傾斜コンベア装置100も従来の一般的な傾斜コンベアと同様に傾斜した状態での上面側(図3で左側)が搬送側となっている。この傾斜コンベア装置100は、下方に設けた搬入部101から刻みタバコTAが搬入される。搬入された刻みタバコTAは、時計方向へ回転するチェーン102上に所定間隔で配置されている受け部材103(以下、バケット103と称す)で下面を支持されて上方位置へ搬送される。
【0008】
バケット103は、例えばチェーン102に対して略直角に固定されている。バケット103で保持した刻みタバコTAが落下しないように、傾斜角度αが設定されている。よって、バケット103は相対的に内向き傾斜の姿勢となる。そのため、バケット103上に保持された刻みタバコTAは、チェーン102側へ偏った状態で搬送される。バケット103が上方位置で反転したときに、タバコTAは落下して搬出部104から払出されることになる。
【0009】
しかしながら、傾斜コンベア装置100で搬送する被搬送物が刻みタバコTAのような微細な素材の集合であると、その一部が搬送中にチェーン102の隙間などから落下する。さらに、刻みタバコTAの場合は、一定の水分を含むと共に粘着性がある。そのため、バケット103が上方位置で反転して払い出す姿勢(受け面を下にした状態)となっても、刻みタバコTAの一部がバケット103の基部付近に付着して残る場合がある。図3ではこのように付着した刻みタバコTAを参照符号dTAで示している。
【0010】
上記のように搬送中の刻みタバコTAの一部が落下すると、コンベア装置としての搬送効率が低下する。また、バケット103に付着した刻みタバコdTAが堆積して多くなることによっても搬送効率が低下する。そのため付着した刻みタバコdTAを除去する清掃作業が必要となるが、装置の内側に堆積するので作業が面倒である。よって、装置のメンテナンスに人と時間を要することにもなる。
【0011】
そこで、本発明の主な目的は、上述した従来の課題を解決するもので、簡単な構成で微細な素材が集合した被搬送物でも効率良く搬送できる傾斜コンベア装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的は、回転駆動される無端ベルトに所定間隔で受け部材を配置し、該受け部材で被搬送物を支持して第1位置から当該第1位置よりも高い第2位置へ搬送する傾斜コンベア装置であって、傾斜した下面側を、前記被搬送物を送り出す搬送側に設定し、前記受け部材を前記下面側で下向きに傾斜した姿勢にすると共に、前記受け部材が移動する軌道を覆うカバー部材を設け、下向き姿勢で上昇する前記受け部と前記カバー部材とで前記被搬送物を支持しながら前記第1位置から前記第2位置へ搬送する傾斜コンベア装置によって達成される。
【0013】
本発明によると、無端ベルトに設けた受け部材が下向き姿勢で上昇するので被搬送物をカバー部材側に寄せ、このカバー部材に沿って上方へ搬送させる。よって、従来の傾斜コンベア装置のように内側によった被搬送物が落下するという状態とはならないので効率良い搬送を行える。
【0014】
そして、前記受け部材は、前記無端ベルトに対して40〜70度、より好ましくは45〜55度の傾斜角度で固定されている構造とすることが好ましい。このような角度に設定すると、被搬送物をカバー部材側へ確実に寄せることができ、また、被搬送物に過度な負荷が加わることも防止できる。
【0015】
また、前記受け部材の先端と前記カバー部材の壁面との間隙が、2〜20mm、より好ましくは5〜15mmに設定されていることが好ましい。このような範囲に間隙(すき間)を設定すると、被搬送物の落下を抑制しながら上方へ搬送できる。
【0016】
さらに、前記無端ベルトに複数配置される前記受け部材の少なくとも1つは、先端側に前記カバー部材の内壁と摺接する摺接部材を備えている構造を採用することがより好ましい。このように受け部材が摺接部材を備えると装置内部に滞留する被搬送物を抑制できる。
【0017】
また、前記カバー部材は、前記受け部材が前記第1位置から前記第2位置へ移動する往路及び前記第2位置から前記第1位置へ移動する往路を一体に覆う筒状に形成されており、前記カバー部材の内部を前記往路の空気と前記復路の空気とが自由に接触するように形成することが望ましい。この場合には装置内部で発生する気流を抑制できる。
【発明の効果】
【0018】
以上で説明したように、本発明によれば微細な素材が集合した被搬送物でも効率良く搬送できる傾斜コンベア装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る傾斜コンベア装置について説明する。ここでは被搬送物として刻みタバコTAを搬送する傾斜コンベアについて説明する。図1は、実施例の傾斜コンベア装置1の主要構成を示した図である。この傾斜コンベア装置1は傾斜角度α(例えば、αが80度)で右に傾斜して設置されている。傾斜コンベア装置1は下側に刻みタバコTAが搬入される搬入口2、上側に刻みタバコTAが搬出される搬出口3が設けられている。すなわち、この傾斜コンベア装置1は、低い位置(第1位置)に設けられている搬入口2に投入された刻みタバコTAを、より高い位置(第2位置)に設けられている搬出口3まで搬送する。
【0020】
傾斜コンベア装置1は上下の位置それぞれにロータ4U、4Lが配置され、これらロータ4U、4Lに無端ベルト5が掛け回されている。上側のロータ4Uはモータ7によって、反時計方向CCWに回転駆動される。よって、無端ベルト5もロータ4Uを介してモータ7の駆動力を受けて、反時計方向CCWに回転されることになる。無端ベルト5として、例えばチェーンを採用することができる。チェーンを採用したときには、このチェーンと噛合するスプロケットを各ロータ4U、4Lに固定すればよい。なお、無端ベルト5はチェーンに限定する必要はない。例えば、所定幅の帯状部材を無端状(環状)に形成したものを無端ベルト5として採用してもよい。ただし、この場合には装置内部での空気の自由な流れの障害とならない様に配慮することが必要である。すなわち、帯状の無端ベルト5を用いたときには、これにより内部空間を仕切る状態を形成しないように、両側に分割して配置する、或いは帯状部材に複数の開口を設ける等の対処するのが好ましい。装置内に自由な空気の流れを確保する点については後に詳述する。
【0021】
また、傾斜コンベア装置1は無端ベルト5が移動する往路及び復路を一体に覆うようにカバー部材8が設けられている。このカバー部材8は大略の形状が上下を閉じた筒状(チューブ状)であり、下側及び上側の一部を切り欠いて、前述した搬入口2及び搬出口3が形成されている。本傾斜コンベア装置1では、このカバー部材8と後述するバケット6とが一定の関係を有している。この点について説明する。
【0022】
上記無端ベルト5の外周には、回転方向に沿って所定間隔で複数のバケット(受け部材)6が固定されている。この傾斜コンベア装置1は、従来とは逆であり、傾斜した下面側(図1で左側)が搬送側となっている。図2(A)は、搬送側にある1つのバケットの周部を拡大して示した図である。
【0023】
図2(A)で示すようにバケット6は下向きに傾斜した姿勢を保持するように無端ベルト5に固定されている。そのため、図示するように、バケット6上に保持された刻みタバコTAは上面6aを滑り、カバー部材8に当接した状態となる。バケット6に固定されている無端ベルト5は上方へ移動するので、刻みタバコTAはカバー部材8の内壁面に沿って矢印AR方向へ移動することなる。
【0024】
よって、バケット6の先端とカバー部材8との間隙Dが広いと刻みタバコTAが落下することになるが、この間隙Dを所定値に設定しておくと刻みタバコTAの落下を抑制しながら、上方へ搬送することができる。なお、仮に間隙Dから刻みタバコTAの一部が落下したとしても、直下のバケット6が落下した刻みタバコTAを救い上げるので従来のような問題とならない。上記間隙Dは、例えば2〜20mm、好ましくは5〜15mmである。上記間隙Dは被搬送物に応じて適宜に調整すればよい。
【0025】
また、バケット6はその上面6aが無端ベルト5に対して角度βで固定されている。この角度βは刻みタバコTAをカバー部材8側に寄せることができ、また、バケット6が上方へ移動したときに刻みタバコTAに強い負荷が掛からない傾斜角度として設定されている。すなわち、この角度βが大き過ぎる場合には、上面6aの傾斜が緩やかになり刻みタバコTAをカバー部材8側へ確実に寄せることが困難となる。これとは逆に、角度βが小さ過ぎる場合には、上面6aの傾斜が急となり刻みタバコTAをカバー部材8側へ押付ける力が強くなると共に落下の可能性が大きくなってしまう。このような点に配慮して角度βが設定される。この角度βは、例えば40〜70度、好ましくは45〜55度の範囲で選択することが望ましい。
【0026】
次に、図2(B)はより好ましいバケット6の構造について示した図である。このバケット6の先端部分には、摺接部材としてのスクレイパ9が固定されている。スクレイパ9は例えば圧縮綿帆布、軟質樹脂等の素材を帯状に成型したものをバケット6の先端に固定し、カバー部材8の内壁8aに所定圧力で当接されている。このスクレイパ9はバケット6と共に移動して、カバー部材8の内壁8aに摺接する。このようにバケット6にスクレイパ9を設けると、カバー部材8の下部に刻みタバコTAが滞留するのを防止でき、またカバー部材8の内壁8aに刻みタバコTAが付着することを予防することもできる。また、スクレイパ9が前述した間隙Dを埋めるように配置されることになるので、刻みタバコTAの落下抑制部材としても機能する。スクレイパ9は全てバケット6に設けてもよいし、一部に設けてもよい。
【0027】
再度図1を参照して、傾斜コンベア装置1が備えている好ましい構造について説明する。カバー部材8はバケット6を備えた無端ベルト5を移動する軌道(往復経路)を一体的に覆うように筒状に形成されている。ここで、無端ベルト5の内側には左右を仕切る部材等を配置していない。カバー部材8の内部で、バケット6を備えた無端ベルト5を回転させると一定の向きに気流が発生することになる。特に無端ベルト5の内側などに空間を仕切る仕切り部材などが配置されていると、左右の往路、復路で発生する気流を助長することになる。内部に気流が発生すると刻みタバコTAが舞い易くなる等の問題が発生するので、気流の発生を抑制した構造を採用することが望ましい。
【0028】
そこで、この傾斜コンベア装置1ではカバー部材8の内部に仕切りを設けず、一つの空間が形成されるようにしている。このようにすると前記往路の空気と前記復路の空気とが自由に接触するので、問題となる気流の発生を抑制できる。往路側と復路側との自由な空気の流れを確保するという観点から、無端ベルト5は空間の多いチェーンを採用することが望ましいことになる。
【0029】
また、傾斜コンベア装置1の搬出口3に接続される搬出ダクト10は底面部10aをバケット6の傾斜角と一致するように形成しておくことが好ましい。搬出ダクト10をこのよう接続しておけば、搬出口3に到達した刻みタバコTAをスムーズに装置外に搬出できる。
【0030】
以上で説明した実施例の傾斜コンベア装置1は、下面側が搬送側とされ、下向きに傾斜したバケット6とカバー部材8の内壁8aとを利用して刻みタバコTAを確実に搬送できる。特に、バケット6と内壁8aとを所定間隙Dとし、カバー部材8の内壁8aに沿って刻みタバコTAを移動させるので落下の問題を抑制できる。よって、この傾斜コンベア装置1によれば、刻みタバコTAを低位置から高位置へと効率良く搬送することができる。
【0031】
また、バケット6は下向き傾斜の姿勢で刻みタバコTAを搬送し、空となったときに再び搬入口に戻り刻みタバコTAをかき上げて上方への搬送を繰り返す。このような動作の繰り返しでは、バケット6の上面6aに刻みタバコTAが付着し難い。また、仮に刻みタバコTAが付着したとしても清掃し易い部分であるので容易に作業を行える。よって、この傾斜コンベア装置1はメンテナンスが容易な装置となる。
【0032】
上述した実施例では刻みタバコTAを搬送する場合について説明したが、本発明で搬送対象とする被搬送物はこれに限定するものではない。本発明の傾斜コンベア装置は種々ある小さな素材の集合体を搬送するときに広く利用できる。
【0033】
以上、本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施例の傾斜コンベア装置の主要構成を示した図である。
【図2】傾斜コンベア装置のバケットについて示した図であり、(A)は搬送側のバケットの周部を拡大して示した図、(B)はより好ましいバケットの構造について示した図である。
【図3】従来の傾斜コンベア装置について示した図である。
【符号の説明】
【0035】
1 傾斜コンベア装置
2 搬入口
3 搬出口
4 ロータ
5 無端ベルト
6 バケット(受け部材)
7 モータ
8 カバー部材
10 搬出ダクト
TA 刻みタバコ(被搬送物)
D 間隙
α 傾斜コンベア装置の傾斜角
β バケットの傾斜角

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転駆動される無端ベルトに所定間隔で受け部材を配置し、該受け部材で被搬送物を支持して第1位置から当該第1位置よりも高い第2位置へ搬送する傾斜コンベア装置であって、
傾斜した下面側を、前記被搬送物を送り出す搬送側に設定し、
前記受け部材を前記下面側で下向きに傾斜した姿勢にすると共に、前記受け部材が移動する軌道を覆うカバー部材を設け、
下向き姿勢で上昇する前記受け部と前記カバー部材とで前記被搬送物を支持しながら前記第1位置から前記第2位置へ搬送する、ことを特徴とする傾斜コンベア装置。
【請求項2】
前記受け部材は、前記無端ベルトに対して40〜70度の傾斜角度で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の傾斜コンベア装置。
【請求項3】
前記受け部材の先端と前記カバー部材の壁面との間隙が、2〜20mmに設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の傾斜コンベア装置。
【請求項4】
前記無端ベルトに複数配置される前記受け部材の少なくとも1つは、先端側に前記カバー部材の内壁と摺接する摺接部材を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の傾斜コンベア装置。
【請求項5】
前記カバー部材は、前記受け部材が前記第1位置から前記第2位置へ移動する往路及び前記第2位置から前記第1位置へ移動する往路を一体に覆う筒状に形成されており、
前記カバー部材の内部を前記往路の空気と前記復路の空気とが自由に接触するように形成した、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の傾斜コンベア装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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