説明

光学装置及びカメラ

【課題】光学装置内部の温度上昇を防止する光学装置を提供する。
【解決手段】
光が通過可能な光通過領域(3,30)の外側に備えられ、ゴム材(52)と当該ゴム材中に分散されており内部に空洞(54)が形成された中空粒子(53)とを含む中空粒子入りゴム部材(24,26,51,71)が、少なくとも一部に備えられる光学装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置及びカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
カメラに備えられるレンズ鏡筒等の光学装置は、太陽光のような赤外線を含む光線を多量に照射される環境下で使用される場合がある。従来技術に係る光学装置では、太陽光が多量に照射される環境下で用いられた場合、照射熱によって光学装置内部の温度が上昇し、光学装置内部に備えられる光学部材等へ悪影響を及ぼすという問題が発生している。
【0003】
また、光学装置には、操作環やグリップ部分など、皮膚との接触が想定される部分に、ホールド感の良いゴム材料が使用される場合がある。光学装置に使用されるゴム材料は、カーボンブラック添加による強度確保ならびにデザイン性の観点から黒色となることが多いが、この場合、特に照射熱を吸収しやすく温度上昇が大きくなるという問題がある。
【0004】
光学装置の温度上昇を防止するための従来技術としては、例えば三脚等に取り付ける日除けカバーとして、空気が封入された袋状のシート材を用いるものが知られている。しかしながら、従来技術に係る日除けカバーは、光学装置表面の操作スイッチや操作環等の円滑な操作を妨げるという問題があり、また、袋状のシート材は、光学装置に取り付けて用いるには、強度等の面から問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平6−38376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、光学装置内部の温度上昇を防止する光学装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る光学装置は、
光が通過可能な光通過領域(3,30)の外側に備えられ、ゴム材(52)と当該ゴム材中に分散されており内部に空洞(54)が形成された中空粒子(53)とを含む中空粒子入りゴム部材(24,26,51,71)が、少なくとも一部に備えられる。
【0008】
また、例えば、本発明に係る光学装置は、前記光通過領域の外側に備えられ、前記中空粒子入りゴム部材より剛性が高い基材(55)を有しても良く、前記中空粒子入りゴム部材は、前記基材の外側表面(55a)を覆うように備えられても良い。
【0009】
また、例えば、本発明に係る光学装置は、前記光通過領域の外側に備えられ、内部に光学部材を備える筒状の鏡筒筐体(2)を有しても良く、
前記基材は、前記鏡筒筐体と中心軸が略一致する筒状であり、前記鏡筒筐体に対して相対回転自在に備えられても良く、
前記基材及び前記中空粒子入りゴム部材は一体となって、前記鏡筒筐体に対して相対回転し、前記光学部材の位置を変化させるための操作部(5,7)を構成しても良い。
【0010】
また、例えば、前記中空粒子は、シリコンを含有するガラス、セラミック及び合成樹脂のうちいずれか一つからなるものであっても良い。
【0011】
また、例えば、前記中空粒子の平均粒径は、10〜200μmであっても良い。
【0012】
また、例えば、前記中空粒子の前記空洞の圧力は、大気圧より小さくても良い。
【0013】
本発明に係るカメラは、上記いずれかに記載の光学装置を含む。
【0014】
なお上述の説明では、本発明をわかりやすく説明するために実施形態を示す図面の符号に対応づけて説明したが、本発明は、これに限定されるものでない。後述の実施形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るレンズ鏡筒の全体図である。
【図2】図2は、図1に示すレンズ鏡筒におけるズーム環の部分断面図である。
【図3】図3(a)は、図2に示す中空粒子の模式断面図であり、図3(b)は変形例に係る中空粒子の模式断面図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に係るカメラを正面側から見た斜視図である。
【図5】図5は、図4に示すカメラを背面側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係る光学機器であるレンズ鏡筒1の全体図である。図1に示すレンズ鏡筒1は、いわゆる一眼レフレックスカメラのカメラボディに対して着脱可能な望遠型交換レンズ鏡筒である。レンズ鏡筒1は、レンズ鏡筒1の外周を構成する鏡筒筐体2を有している。鏡筒筐体2は、略円筒形状を有しており、略円筒形状の鏡筒筐体2の中心軸に沿う方向に、光が通過可能な光通過領域3が形成されている。
【0017】
鏡筒筐体2の内部に形成されている光通過領域3には、光学レンズ群(不図示)が備えられている。光学レンズ群は、レンズ鏡筒1の一方である被写体側から入射した光を、レンズ鏡筒1の他方である撮像面側(カメラ本体側)に出射する。また、本実施形態に係るレンズ鏡筒1は、被写体側から入射した光の像を、当該光を撮像面側に出射した後の所定の位置で、形成することができる。なお、鏡筒筐体2の内部には、光学レンズ群の他に、絞り等の他の光学部材や、これらの光学部材の位置を変化させるための駆動部や制御部等が備えられている。
【0018】
レンズ鏡筒1を使用する際には、鏡筒筐体2の撮像面側に、不図示のカメラボディが取り付けられる。カメラボディは、レンズ鏡筒1に備えられる光学レンズ群によって形成される光の像を記録する記録媒体等を有する。また、鏡筒筐体2の被写体側の端部には、レンズ鏡筒1の光通過領域3に不要な光が入射することを防止するために、レンズフードが取り付けられても良い。
【0019】
なお、実施形態では主としてレンズ鏡筒1を例に挙げて説明を行うが、本発明に係る光学装置としてはこれに限定されない。本発明に係る光学装置としては、レンズ鏡筒1の他に、例えばレンズフード、カメラボディおよびカメラ(レンズ鏡筒とカメラとが一体化したもの)等が挙げられる。また、本発明に係る光学装置は、スチルカメラや、スチルカメラに備えられるレンズ鏡筒に限定されるものではなく、ビデオカメラ、テレコンバータ、望遠鏡、双眼鏡、単眼鏡を含む。
【0020】
鏡筒筐体2は、互いに外径の異なる3つの部分から構成される。すなわち、鏡筒筐体2は、第1の部分2a、第2の部分2b及び第3の部分2cを有し、被写体側から撮像面側に向かって、第1の部分2a、第2の部分2b、第3の部分2cの順に配置される。鏡筒筐体2の外径は、被写体側から撮像面側に向かって段階的に小さくなっており、第1の部分2aの外径が最も大きく、第3の部分2cの外径が最も小さい。
【0021】
鏡筒筐体2の第2の部分2bの外側には、ズーム環5が取り付けられている。ズーム環5は、鏡筒筐体2の内部に備えられる光学レンズ群の位置を変化させ、レンズ鏡筒1の焦点距離を調整するための操作部である。ズーム環5は、鏡筒筐体2に対して相対回転自在であり、使用者はズーム環5を回転させることによって、レンズ鏡筒1の焦点距離を変更することができる。
【0022】
図2は、図1に示すズーム環5の部分断面図である。ズーム環5は、基材55と中空粒子入りゴム部材51とを有する。基材55は、レンズ鏡筒1の光通過領域3の外側に備えられており、鏡筒筐体2に対して中心軸が略一致する筒状の形状を有している(図1参照)。また、基材55は、中空粒子入りゴム部材51より剛性が高い。したがって、基材55を有するズーム環5は適度な強度を有し、使用者の指先等からの力を受けて、過度な変形を起こすことなく鏡筒筐体2に対して相対回転することができる。基材55の材質は特に限定されないが、例えば、基材55は、Mg、Al等を含む金属材料や、ポリカーボネイト等の樹脂材料によって作製することができる。
【0023】
図2に示すように、中空粒子入りゴム部材51は、基材55と同様に、光通過領域3(図1参照)の外側に備えられる。また、中空粒子入りゴム部材51は、基材55の外側に備えられ、基材55の外側表面55aを覆っている。中空粒子入りゴム部材51は、ゴム材52と、ゴム材52中に分散されている中空粒子53とを含む。
【0024】
ゴム材52は、ゴム状の弾力性を有する材料によって構成される。ゴム材52の材質は、特に限定されないが、例えば天然ゴム、合成ゴム(ニトリル系ゴム、シリコン系ゴム、アクリル系ゴム、ヒドリン系ゴム、ブタジエン系ゴム、イソプレン系ゴム、など)、熱硬化樹脂系エラストマー、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
【0025】
ゴム材52の中には、中空粒子53が分散されている。中空粒子53は、中空粒子入りゴム部材51の表面方向に関しては、略均一に分散されていることが好ましい。また、中空粒子53は、図2に示すように、中空粒子入りゴム部材51の外側表面には露出しない構成としても良いが、特に限定されない。
【0026】
それぞれの中空粒子53の内部には空洞54が形成されている。図3(a)は、図2に示す中空粒子53を模式的に表した拡大断面図である。中空粒子53の形状は、略球形であり、中空粒子53の内部には、1つの略球状の空洞54が形成されている。ただし、空洞54を含む中空粒子53の形状はこれに限定されず、多面体その他の形状であっても良い。
【0027】
また、図3(b)は、変形例に係る中空粒子53aを表したものであり、中空粒子入りゴム部材51の内部には、中空粒子53の代わりに、中空粒子53aが分散されていても良い。図3(b)に示すように、中空粒子53aの内部には、複数の空洞54aが形成されている。このように、中空粒子の内部に形成される空洞の数についても、特に限定されない。
【0028】
さらに、図3(a)に示す空洞54は、外部と連通していても良いが、中空粒子53aによって外部に対して密閉されていることが好ましい。空洞54が外部に対して密閉されていることによって、図2に示す中空粒子入りゴム部材51を形成する際に、空洞54の内部にゴム材52の材料が侵入し、空洞54の容積の減少又は消失が起こることを、確実に防止することができる。
【0029】
また、空洞54の圧力は、特に限定されないが、大気圧とほぼ等しい、もしくは、大気圧より小さいことが好ましい。これにより、中空粒子入りゴム部材51の熱伝導性を抑制し、中空粒子入りゴム部材51の断熱性能を高めることができるからである。なお、空洞54には、空気、窒素又はアルゴン等の気体が存在しても良いが、特に限定されない。
【0030】
中空粒子53の材質は、ゴム材52の形成温度より高い融点を有し、適切な強度を有するものが好ましく、シリコンを含むガラスもしくはセラミックが好ましく、あるいは合成樹脂でもよい。また、中空粒子53の大きさは、10〜200μmであることが好ましい。中空粒子53の大きさを10〜200μmとすることによって、中空粒子入りゴム部材51を複雑な形状(表面形状等)とすることができ、また、中空粒子入りゴム部材51全体に均質な断熱性を持たせることができる。
【0031】
図2に示す中空粒子入りゴム部材51は、ゴム材52の原材料に中空粒子53を混合した組成物を用いて、成型等によって製造する。中空粒子入りゴム部材51は、基材55の外側表面55aに成型されても良く、基材55とは別途成型された後、接着または嵌め込み等により、基材55の外側表面55aに固定されても良い。中空粒子入りゴム部材51の厚さは、特に限定されないが、1mm〜2mm程度とすることができる。
【0032】
図2に示すように、中空粒子入りゴム部材51と基材55は一体となり、図1に示すように、鏡筒筐体2に対して相対回転し、ズーム環5を構成する。
【0033】
図1に示すように、鏡筒筐体2の第3の部分2cの外側には、フォーカス環7が取り付けられている。フォーカス環7は、鏡筒筐体2の内部に備えられる光学レンズ群の位置を変化させ、焦点調整を行うための操作部である。フォーカス環7は、ズーム環5と同様に、鏡筒筐体2に対して相対回転自在であり、使用者はフォーカス環7を回転させることによって、レンズ鏡筒1の焦点調整を行うことができる。
【0034】
フォーカス環7も、ズーム環5と同様に、基材(不図示)と基材の外側表面を覆うように備えられる中空粒子入りゴム部材71によって構成される。フォーカス環7の基材及び中空粒子入りゴム部材71は、図2等に示すズーム環5の基材55及び中空粒子入りゴム部材51と同様である。
【0035】
図1に示すように、本実施形態に係るレンズ鏡筒1は、ズーム環5及びフォーカス環7の表面部分(図1において網掛けで表される部分)に、中空粒子入りゴム部材51,71が備えられる。図2に示すように、中空粒子入りゴム部材51,71は、熱伝導率の低い空洞54が内部に形成された中空粒子53を含む。従って、中空粒子入りゴム部材51,71は、断熱材として好適に作用し、レンズ鏡筒1が野外等で使用された場合にも、日射による照射熱によって鏡筒筐体2の内部の温度が上昇することを防止できる。
【0036】
また、中空粒子入りゴム部材51,71がこれより剛性の高い基材55の外側表面を覆うように備えられるズーム環5及びフォーカス環7は、適度な弾性を有するというゴム材52の特性を活かすことで操作性に優れ、かつ鏡筒筐体2に熱が伝わるのを防ぐことを効果的に防止できる。また、中空粒子入りゴム部材51,71は、カーボンブラック添加による強度確保およびデザイン性の観点からゴム材52が黒色で、外部からの照射熱を吸収しやすい場合にも優れた断熱性を発揮し、鏡筒筐体2の内部に備えられる光学部品等の日射などによる外部からの照射熱による温度上昇を、効果的に防止できる。
【0037】
さらに、中空粒子入りゴム部材51,71は、表面形状が複雑であるために厚さが薄い部分を有するような場合や、全体の厚さが薄い場合にも、発泡材料などと比較して、好適な断熱効果を奏する。中空粒子入りゴム部材51,71は、発泡材料とは異なり、図2に示すように外側表面へ開く開気孔が形成されない構成であるため、設計上の厚さが薄い場所に開気孔が配置されること等によって実質の厚さが極端に薄い場所が発生する心配がなく、断熱効果を発揮する領域の厚さを、安定して確保することができるからである。
【0038】
第2実施形態
図4は、本発明の第2実施形態に係る光学機器であるカメラボディ22を、正面側から見た斜視図である。カメラボディ22は、レンズ鏡筒を交換可能な一眼レフレックスカメラのカメラボディであり、レンズ鏡筒を取り付けるためのマウント9を有する。カメラボディ22の内部には、レンズ鏡筒からの光が通過可能な光通過領域30が形成される。
【0039】
カメラボディ22のグリップ部23の表面には、図2等で説明した中空粒子入りゴム部材51と同様の中空粒子入りゴム部材24が備えられる。撮影時において、カメラボディ22を操作する使用者は、グリップ部23を握りながら、レリーズスイッチ28等を操作する。中空粒子入りゴム部材24は、ゴム材(図2のゴム材52参照)による優れたホールド感を発揮しつつ、例えば、三脚にカメラを設置し、屋外の炎天下で長時間置きながら撮影した場合などにおいて、中空粒子による優れた断熱性を発揮することにより、日射を受けることによるカメラボディ22の内部の温度上昇を防止することができる。
【0040】
図5は、カメラボディ22を背面側から見た斜視図であり、カメラボディ22の背面には、背面液晶27やファインダー接眼窓29が備えられる。また、ファインダー接眼窓29の周辺を取り囲むようにアイピース25が備えられ、アイピース25の表面部には、図2等で説明した中空粒子入りゴム部材51と同様の中空粒子入りゴム部材26が備えられる。
【0041】
アイピース25の中空粒子入りゴム部材26は、カーボンブラック添加による強度確保ならびにデザイン性の観点からゴム材(図2のゴム材52参照)が黒色となることが多いが、このような場合にも中空粒子入りゴム部材26は優れた断熱性能を発揮し、接眼レンズ等の周辺部材の日射による温度上昇を抑制することができる。
【0042】
図2等で説明した中空粒子入りゴム部材は、上述の実施形態で説明した場所に限定されず、光学装置のその他の部分、特に光学装置の表面部分において、好適に使用される。例えば、中空粒子入りゴム部材は、レンズ鏡筒における絞り環や、カメラボディのスイッチ等の操作部の表面部に使用されても良い。
【符号の説明】
【0043】
1… レンズ鏡筒
2… 鏡筒筐体
2a〜2c… 第1部分〜第3部分
3,30… 光通過領域
5… ズーム環
22… カメラボディ
23… グリップ部
7… フォーカス環
9… マウント
24,26,51,71… 中空粒子入りゴム部材
25… アイピース
27… 背面液晶
28… レリーズスイッチ
29… ファインダー接眼窓
52… ゴム材
53,53a… 中空粒子
54,54a… 空洞
55… 基材
55a… 外側表面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光が通過可能な光通過領域の外側に備えられ、ゴム材と当該ゴム材中に分散されており内部に空洞が形成された中空粒子とを含む中空粒子入りゴム部材が、少なくとも一部に備えられた光学装置。
【請求項2】
前記光通過領域の外側に備えられ、前記中空粒子入りゴム部材より剛性が高い基材を有し、
前記中空粒子入りゴム部材は、前記基材の外側表面を覆うように備えられることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記光通過領域の外側に備えられ、内部に光学部材を備える筒状の鏡筒筐体を有し、
前記基材は、前記鏡筒筐体と中心軸が略一致する筒状であり、前記鏡筒筐体に対して相対回転自在に備えられ、
前記基材及び前記中空粒子入りゴム部材は一体となって、前記鏡筒筐体に対して相対回転し、前記光学部材の位置を変化させるための操作部を構成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学装置。
【請求項4】
前記中空粒子は、シリコンを含有するガラス、セラミック及び合成樹脂のうちいずれか一つからなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光学装置。
【請求項5】
前記中空粒子の平均粒径は、10〜200μmであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の光学装置。
【請求項6】
前記中空粒子の前記空洞の圧力は、大気圧とほぼ等しい、もしくは、大気圧より小さいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の光学装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載の光学装置を含むカメラ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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