説明

光治療器

【課題】手で持って使用することができる上、安全性が高い光治療器を提供する。
【解決手段】光治療器は、ハウジング71、透光性プレート81、遮光部91、LEDモジュール31及び制御モジュールを備えて電源により駆動する。ハウジング71は、出光口721が設けられた頂面と、底面と、頂面及び底面に接続されて少なくとも1つの凸部74’が設けられた手持面とを有する。透光性プレート81は、出光口721を覆う。遮光部91は、出光口721の周縁方向に沿って形成された凸縁を有する。LEDモジュール31は、出光口721に対応してハウジング71内に収納される。制御モジュールは、電源及びLEDモジュール31と電気的に接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光治療器に関し、特に、手で持って使用する光治療器に関する。
【背景技術】
【0002】
人々の生活の質が向上して医療産業及び美容産業が発展するに伴い、ニキビ、ソバカス、肝斑、シミ、シワなどの除去、又は美白のために光線を利用して治療する方法が開発されている。
ある医学刊行物では、ニキビの炎症を引き起こす座瘡細菌には、青色光(波長約400〜470nm)と作用してフリーラジカルが発生してニキビの炎症を防ぐ効果があるポルフィリン(porphyrin)の物質が含まれていることが発表されている。
また、赤色光(波長約600〜700nm)により傷口を癒合して炎症を抑える効果を有する。また黄色光(波長約550〜600nm)は、皮膚細胞の代謝を促進させる。さらに、緑光線(波長約500〜550nm)は、皮膚腺の機能を調整し、脂腺の活性、ニキビなどの発生を減らす効果を有する。
このように、美容又は治療の目的を達成するために、個々人の必要に応じて異なる波長光源を用いて光治療を行っていた(例えば、特許文献1および2参照)。
【0003】
しかしながら、現在、光治療は主にレーザ光又はパルス光を利用して行っているものの、レーザ光及びパルス光の装置は高価である上、それらの装置の操作には高い技術が必要なため、家庭での使用に適さないという問題点があった。
そのため、上述の高強度の光源を一般の光源又は発光ダイオード(LED)により代替することが求められている。そのなかでも発光ダイオードは、長寿命、低消費電力などの長所を有し、そこから出射される治療光は、レーザ光、パルス光などのように破壊方式を利用するのではなく、出射された低刺激の光により治療するため、危険度が低く、家庭での使用に適している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】台湾登録番号M308080(請求の範囲等)
【特許文献2】台湾登録番号M323898(請求の範囲等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、上述した従来技術の問題点がない上、一般家庭での使用に適した光治療器が求められていた。
そのため、本発明の目的は、手で持って使用することができる上、安全性が高い光治療器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、ハウジング、透光性プレート(light−transmitting plate)、遮光部、LEDモジュール及び制御モジュールを備え、電源により駆動する光治療器であって、前記ハウジングは、出光口が設けられた頂面と、底面と、前記頂面及び前記底面に接続されて少なくとも1つの凸部が設けられた手持面と、を有し、前記透光性プレートは、前記出光口を覆い、前記遮光部は、前記出光口の周縁方向に沿って形成された凸縁を有し、前記LEDモジュールは、前記出光口に対応して前記ハウジング内に収納され、前記制御モジュールは、前記電源及び前記LEDモジュールと電気的に接続されることを特徴とする光治療器が提供される。
【0007】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記頂面及び前記底面の周縁は円弧状に形成され、前記手持面は、前記頂面及び前記底面の周縁方向に沿って円弧状に形成された輪郭を有することが好ましい。
【0008】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記手持面は、前記頂面及び前記底面の周縁方向に沿って配列された複数の凸部を有することが好ましい。
【0009】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記凸部は、前記頂面及び前記底面の周縁方向に沿って凸曲面に形成されることが好ましい。
【0010】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記凸部は、前記頂面及び前記底面の周縁方向に沿って互いに接続される凸曲面及び凹曲面に形成されることが好ましい。
【0011】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記手持面は、前記頂面から前記底面にかけて凸曲面に形成されることが好ましい。
【0012】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記ハウジングは、第1の皿状シェルと第2の皿状シェルとが接合されて構成され、前記第1の皿状シェルには、前記出光口が設けられていることが好ましい。
【0013】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記透光性プレートは光拡散シートであることが好ましい。
【0014】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記制御モジュールは、前記ハウジングの前記手持面に設けられた押しボタン式操作要素を有することが好ましい。
【0015】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記制御モジュールは、前記出光口の周縁に設けられた回転盤式操作要素を有し、前記回転盤式操作要素は、前記遮光部を構成することが好ましい。
【0016】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記制御モジュールと電気的に接続されたセンサモジュールをさらに備えることが好ましい。
【0017】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記センサモジュールは赤外線センサモジュールであることが好ましい。
【0018】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記制御モジュールと電気的に接続された警告モジュールをさらに備えることが好ましい。
【0019】
また、本発明の光治療器を構成するにあたり、前記制御モジュールと電気的に接続された音声再生モジュールをさらに備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0020】
本発明の光治療器によれば、手で持って使用することができる上、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1実施形態による光治療器を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態による光治療器を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態による光治療器を示す側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態による光治療器を示す平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による光治療器を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態による光治療器を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3実施形態による光治療器を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の光治療器は、電源により駆動し、ハウジング、透光性プレート、遮光部、LEDモジュール及び制御モジュールを備える。ハウジングは、出光口が設けられた頂面と、底面と、頂面及び底面に接続されて少なくとも1つの凸部が設けられた手持面と、を有する。透光性プレートは、出光口を覆う。遮光部は、出光口の周縁方向に沿って形成された凸縁を有する。LEDモジュールは、ハウジングの出光口に対応してハウジング内に収納される。制御モジュールは、電源及びLEDモジュールと電気的に接続される。遮光部の頂端から透光性プレートにかけて凹状に形成され、透光性プレートの周囲には、遮光効果を得るために遮光部が形成されている。
【0023】
本発明の光治療器の手持面には、ユーザが握って使用することができるように利便性を高める凸部が設けられるとともに、光治療器の遮光部の頂端を光治療部位に接触させて遮光効果を得て、治療光がユーザの目に照射されたり、ユーザが行っている作業に悪影響を与えたりすることを防ぎ、使用の安全性を高めて患部が他人に見られることを防いでプライバシーを守ることもできる。
【0024】
本発明の光治療器は、外部電源に接続したり、電池を電源として使用してLEDモジュールを駆動してもよい。ここで電池は二次電池でもよいし、一次電池である乾電池又はボタン電池でもよい。本発明の光治療器は、簡便に携帯することができるように電池を電源とすることが好ましい。本発明の光治療器のハウジング内には、電源を収納する電源収納部が設けられている。
【0025】
本発明の光治療器のハウジングは、第1の皿状シェル(dish−shaped shell)と第2の皿状シェルとを接合させて構成し、第1の皿状シェルには、出光口が設けられている。第1の皿状シェル及び第2の皿状シェルの周縁は、円弧状に形成されることが好ましい。
【0026】
本発明の光治療器のハウジングは、光漏れを防ぐために、透過率が低い材料(例えば、反射性が高いか密度が高い材料)からなることが好ましい。また、当業者であれば分かるように、光治療器の全体構造の密着度を高めて、光治療器の光漏れを防ぐことができる限り如何なる構造にしてもよい。
【0027】
本発明の光治療器のハウジングは、頂面及び底面の周縁が円弧状に形成され、手持面が頂面及び底面の周縁方向で円弧状の輪郭に形成され、手持面が頂面から底面にかけて凸曲面に形成される。この手持面は、頂面及び底面の周縁方向に沿って配列された凸部を有し、ユーザが光治療器を持つときに凸部の間に指を入れることができるため、手で持って便利に使用することができる。また、凸部を人間工学的により好ましくするために、凸部を頂面及び底面の周縁方向で凸曲面に形成し、凸部を頂面及び底面の周縁方向に沿って互いに接続された凸曲面及び凹曲面に形成してもよい。このように、本発明の光治療器の頂面、底面及び手持面により、ハウジングをより人間工学的に好ましい形状に形成することにより、手で持って使用するときの快適性を高めてスムーズに使用することができるようにしてもよい。
【0028】
本発明の光治療器は、均一に光を出射してユーザの目に直接治療光が照射されることを防ぎながら光治療の効果を高めることができる透光性プレートであることが好ましい。
【0029】
本発明の光治療器は、制御モジュールと電気的に接続された警告モジュールをさらに含んでもよい。この警告モジュールは、治療が終了したことをユーザに知らせるために用いる。この警告モジュールは、ユーザに知らせることができる如何なる方式、例えば、音声、ブザー、振動などを利用してもよい。
【0030】
本発明の光治療器は、制御モジュールと電気的に接続された音声再生モジュールをさらに含んでもよい。ここで、音声再生モジュールは、ユーザが光治療を行っている最中に音楽を流すことにより、光治療器を使用するユーザが治療時間を長く感じないようにして使用意欲を高めるために用いる。
【0031】
本発明の光治療器の制御モジュールは、LEDモジュール、警告モジュール、音声再生モジュールなどに対して作動制御を行うロジック回路を有する。制御モジュールは、ユーザが操作するために用いる1つ又は複数の操作要素である。例えば、ユーザは、制御モジュールの操作要素により、LEDモジュール及び音声再生モジュールをオンしたりオフしたりする。また、ユーザは、制御モジュールの操作要素により、治療時間を設定し、警告モジュールの治療が終了したときに警告メッセージを発する。ここで、制御モジュールは、ハウジングの手持面に設けられた操作要素を有し、ユーザが光治療器を治療部位へ移動させると、横から起動させる方式により直感的に操作を行うことができる上、光治療器を起動させたときにユーザの目に治療光が照射されることを防いでもよい。或いは、制御モジュールは、出光口の周縁に設けられ、回転させて制御する回転盤式操作要素でもよい。この回転盤式操作要素は、遮光部を同時に構成する。
【0032】
本発明の光治療器は、制御モジュールと電気的に接続されたセンサモジュールをさらに含んでもよい。このセンサモジュールは、光治療器が光治療部位に移動したか否かを感知してLEDモジュールのオン又はオフを制御するために用いる。センサモジュールは、赤外線センサモジュールであることが好ましい。例えば、ユーザが光治療器をセンサモジュールの感知範囲内まで移動させると、センサモジュールは、制御モジュールへ起動信号を送信し、制御モジュールによりLEDモジュールを起動する。反対に、光治療器がセンサモジュールの感知範囲外まで移動させると、LEDモジュールがオフ状態となる。
【0033】
本発明の光治療器は、ハウジング内に制御モジュール、LEDモジュール、警告モジュール、音声再生モジュール、センサモジュールなどを収納する。制御モジュール、警告モジュール及び音声再生モジュールの設置箇所は特に限定されるわけではなく、LEDモジュール及びセンサモジュールは、出光口に対応することが好ましく、センサモジュールが出光口の中心に対応することがさらに好ましい。
【0034】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
【0035】
(第1実施形態)
図1を参照する。図1に示すように、本発明の第1実施形態による光治療器は、電源11を利用して駆動させ、その作動部材は、制御モジュール21、LEDモジュール31、警告モジュール41及び音声再生モジュール51を含む。制御モジュール21は、電源11と電気的に接続されている。LEDモジュール31、警告モジュール41及び音声再生モジュール51は、制御モジュール21とそれぞれ電気的に接続されている。この制御モジュール21は、LEDモジュール31、警告モジュール41及び音声再生モジュール51の作動を制御するために用いるロジック回路を有する。例えば、第1実施形態のユーザは、制御モジュール21に設けた押しボタン式操作要素211により、LEDモジュール31のオン・オフを制御するとともに、操作要素212を介して治療時間を設定し、警告モジュール41を制御して治療時間が終了したときにアラーム(例えば、音響効果、ブザー、振動など)を発してユーザに知らせるとともに、ユーザは操作要素213により音声再生モジュール51のオン・オフを制御し、ユーザの使用意欲を高めるために、光治療を行っている最中に音楽を流してもよい。
【0036】
続いて、図2を参照する。図2に示すように、当業者であれば分かるように、図1の作動部材間の接続関係に基づき、上述の制御モジュール21、LEDモジュール31、警告モジュール41及び音声再生モジュール51をハウジング71内部へ取り付ける。図2に示すように、LEDモジュール31は、ハウジング71の出光口721に対応するようにハウジング71内に収納され、その他の作動部材の取り付け位置は特に限定されるわけではなく、その他の作動部材(例えば、制御モジュール21、警告モジュール41及び音声再生モジュール51)は、詳細にではなく簡単に図面に表している。
【0037】
図2を参照する。図2に示すように、本実施形態の光治療器は、ハウジング71、透光性プレート81及び遮光部91を含む。ハウジング71は、第1の皿状シェル72と第2の皿状シェル73とを接合させて形成する。第1の皿状シェル72には、出光口721が設けられ、LEDモジュール31の治療光が出光口721から出射される。
ここで、図2に示すように、第1の皿状シェル72及び第2の皿状シェル73の周縁722,732は円弧状であり、第1の皿状シェル72及び第2の皿状シェル73の周縁722,732には、複数の輪郭が互いに合致した凸部74’が設けられ、光治療器を簡便に手で持って使用することできる。
また、図2に示すように、透光性プレート81は、出光口721を覆い、LEDモジュール31から出射された治療光が透光性プレート81を透過して治療部位に到達する。
ここで、本実施形態で使用する透光性プレート81は、治療する部位に均一に照射できるように均一に出射し、ユーザの目に治療光が直接照射されることを防ぐ光拡散プレートである。
また、図2に示すように、遮光部91は、出光口721の周囲縁部に凸縁が形成され、透光性プレート81の周囲には、遮光効果を得るために側壁が凸設され、ユーザの目に治療光が照射されることを防ぐことができる上、患部が他人に見られることを防いでプライバシーを守ることもできる。
【0038】
図3を参照する。図3に示すように、組み合わせた後のハウジングは、頂面711、底面712及び手持面713を含む。頂面711には、治療光を出射するために用いる出光口721が設けられている。手持面713は、ユーザが握持するために用いるそれぞれ対応した頂面711及び底面712に接続されている。
ここで、図3に示すように、手持面713は、頂面711から底面712にかけて凸曲面に形成され、頂面711及び底面712の周縁は円弧状(図2及び図4を参照)に形成され、手持面713は、頂面711及び底面712の周縁方向に沿って円弧状の輪郭が形成される(図4を併せて参照)。
さらに、図4に示すように、光治療器の手持面713は、頂面及び底面の周縁方向Dに沿って配列された複数の凸部74を含む。これら凸部74は、頂面及び底面の周縁方向Dに沿って、互いに接続された凸曲面741及び凹曲面742が形成される。これにより、ハウジングの頂面711、底面712及び手持面713により人体工学的に好ましくなるように構成し、スムーズに使用できるようにする。図4を参照する。図4に示すように、制御モジュールは、手持面713に対応した箇所に設けられた押しボタン式操作要素211,212,213を有する。また、これにより、ユーザが光治療器を治療部位へ移動させると、側部に設けた押しボタンにより起動させて直感的に操作することができる上、ユーザが光治療器を起動させたときにユーザの目に治療光が照射されることを防ぐ。
【0039】
(第2実施形態)
図5を参照する。図5に示すように、本発明の第2実施形態による光治療器は、第1実施形態の光治療器と略同じであるが、制御モジュールが出光口721の周縁に対応した箇所に回転盤式操作要素214が設けられ、LEDモジュール31のオン/オフと、治療時間の設定と、を制御するとともに、遮光部91として用いて遮光効果を得て、手持面713に設けた操作要素213は、音声再生モジュール51の作動を制御するために用いる。
具体的に説明すると、回転盤式操作要素214をオフマークNまで回転させると、LEDモジュール31がオフ状態となる。また回転盤式操作要素214をオンマークYまで移動させると、LEDモジュール31がオンして治療光を出射するが、治療時間は設定されない。回転盤式操作要素214を時間マークA,B,Cに合わせると、LEDモジュール31により治療光を出射して所定の治療時間を設定し、治療が終了すると、警告モジュール41によりアラームを発する。時間マークA,B,Cは、それぞれ異なる治療時間を表す。
【0040】
(第3実施形態)
図6を参照する。図6に示すように、本発明の第3実施形態による光治療器は、第1実施形態の光治療器と略同じであるが、自動的に起動させることができる。
図6に示すように、第3実施形態による光治療器の作動構造は、制御モジュール21、LEDモジュール31、警告モジュール41、音声再生モジュール51及びセンサモジュール61を含む。制御モジュール21は、電源11と電気的に接続される。LEDモジュール31、警告モジュール41、音声再生モジュール51及びセンサモジュール61は、制御モジュール21とそれぞれ電気的に接続される。
したがって、第3実施形態の光治療器は、センサモジュール61を利用して光治療器により治療部位が移動しているか否かを感知し、LEDモジュール31のオン・オフを自動的に行う。
具体的には、ユーザがセンサモジュール61を感知する感知範囲内に光治療器を移動させると、センサモジュール61が制御モジュール21へオン信号を伝送し、制御モジュール21によりLEDモジュール31をオンする。反対に、光治療器がセンサモジュール61の感知範囲外へ移動すると、LEDモジュール31がオフ状態となる。ここで、センサモジュール61は、第1実施形態の押しボタン式操作要素211の機能を代替し、自動起動モードにより押しボタン起動モードを代替して操作の利便性を高めてもよい。
なお、第3実施形態で使用するセンサモジュール61は赤外線センサモジュールである。
さらに、第3実施形態は、第1実施形態と同様に、光治療器は、押しボタン式操作要素212,213を介して治療時間を設定し、音声再生モジュール51のオン/オフを行ってもよい。
【0041】
ここで、図7を参照する。すなわち、図7に示すように、本実施形態の光治療器のセンサモジュール61は、出光口の中心に対応してハウジング71内部に収納されていることが好ましい。
【0042】
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。すなわち、本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。
従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0043】
11 電源
21 制御モジュール
31 LEDモジュール
41 警告モジュール
51 音声再生モジュール
61 センサモジュール
71 ハウジング
72 第1の皿状シェル
73 第2の皿状シェル
74 凸部
74’ 凸部
81 透光性プレート
91 遮光部
211 押しボタン式操作要素
212 押しボタン式操作要素
213 押しボタン式操作要素
214 回転盤式操作要素
711 頂面
712 底面
713 手持面
721 出光口
722 周縁
732 周縁
741 凸曲面
742 凹曲面
A 時間マーク
B 時間マーク
C 時間マーク
D 周縁方向
N オフマーク
Y オンマーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング、透光性プレート、遮光部、LEDモジュール及び制御モジュールを備え、電源により駆動する光治療器であって、
前記ハウジングは、出光口が設けられた頂面と、底面と、前記頂面及び前記底面に接続されて少なくとも1つの凸部が設けられた手持面と、を有し、
前記透光性プレートは、前記出光口を覆い、
前記遮光部は、前記出光口の周縁方向に沿って形成された凸縁を有し、
前記LEDモジュールは、前記出光口に対応して前記ハウジング内に収納され、
前記制御モジュールは、前記電源及び前記LEDモジュールと電気的に接続されることを特徴とする光治療器。
【請求項2】
前記頂面及び前記底面の周縁は円弧状に形成され、
前記手持面は、前記頂面及び前記底面の周縁方向に沿って円弧状に形成された輪郭を有することを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項3】
前記手持面は、前記頂面及び前記底面の周縁方向に沿って配列された複数の凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項4】
前記凸部は、前記頂面及び前記底面の周縁方向に沿って凸曲面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項5】
前記凸部は、前記頂面及び前記底面の周縁方向に沿って互いに接続される凸曲面及び凹曲面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項6】
前記手持面は、前記頂面から前記底面にかけて凸曲面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項7】
前記ハウジングは、第1の皿状シェルと第2の皿状シェルとが接合されて構成され、
前記第1の皿状シェルには、前記出光口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項8】
前記透光性プレートは光拡散シートであることを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項9】
前記制御モジュールは、前記ハウジングの前記手持面に設けられた押しボタン式操作要素を有することを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項10】
前記制御モジュールは、前記出光口の周縁に設けられた回転盤式操作要素を有し、
前記回転盤式操作要素は、前記遮光部を構成することを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項11】
前記制御モジュールと電気的に接続されたセンサモジュールをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項12】
前記センサモジュールは赤外線センサモジュールであることを特徴とする請求項11に記載の光治療器。
【請求項13】
前記制御モジュールと電気的に接続された警告モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光治療器。
【請求項14】
前記制御モジュールと電気的に接続された音声再生モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光治療器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−85948(P2013−85948A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−116105(P2012−116105)
【出願日】平成24年5月22日(2012.5.22)
【出願人】(504214936)福華電子股▲ふん▼有限公司 (20)
【Fターム(参考)】