説明

光源装置

【課題】 導光板を有する複数の光源装置を配列する場合に光源装置同士の境界にできる暗部の面積を抑制することができる光源装置を提供することにある。
【解決手段】 光源装置は、光源1を有する光源部20と、光源1からの光を端面2aより導入し側面(発光面)2cから出射させるための乱反射機構を有する導光板2と、導光板2の光を導入する端面2aと逆側の端面部分2dにおける光を出射させる側面を除いた位置に形成された、光源部20を収納可能な大きさの光源部収納部9とを備える。ここで、乱反射機構は、例えば導光板2の光を出射する側面2cと反対側の面2bに形成されたシルク印刷6若しくはV字状溝7、または導光板2内に混入された光拡散材8から構成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明などに使用される導光板を用いた光源装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から導光板を用いた光源装置が種々提案されている。この種の光源装置は、導光板の端面側に設けた光源から光を導入し、導光板内で光を反射あるいは散乱させて導光板側面から光を導出するように構成したものである。例えば特開平8−136738号公報に記載の光源装置では、導光板に光を導入するための光源は、より多くの光を導光板に導入できるようにするため、導光板の入光部端面に対応する領域以外の光源周囲が反射用部材で覆われている。
【特許文献1】特開平8−136738号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の導光板を用いた光源装置においては、導光板の導光方向に複数の光源装置を隙間なく並べた場合、光源装置同士の境界となる光源配置部位が暗くなるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、導光板を有する複数の光源装置を配列する場合に光源装置同士の境界にできる暗部の面積を抑制することができる光源装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的は、光源を有する光源部と、前記光源からの光を端面より導入し側面から出射させるための乱反射機構を有する導光板と、前記導光板の光を導入する端面と逆側の端面部分における前記光を出射させる側面を除いた位置に形成された、前記光源部を収納可能な大きさの光源部収納部とを備えた光源装置により達成される。
【0006】
ここで、前記乱反射機構は、前記導光板の光を出射する側面と反対側の面に形成された反射パターンまたは前記導光板内に混入された光拡散材から構成することができる。また、前記導光板の光を導入する端面と逆側の端面部分における前記光を出射させる側面と垂直な面以外の面に乱反射手段を設けることができる。この場合、前記乱反射手段は、前記垂直な面以外の面に密着した反射パターン若しくは散乱反射材、または前記垂直な面以外の面に形成された粗面からなるようにすることができる。さらに、前記導光板の光を導入する端面と逆側の端面部分における前記光を出射させる側面と垂直な面に反射材を設けることができる。
また、本発明に係る光源装置システムは、上記光源装置を複数有し、一つの光源装置の光源部収納部が隣接する他の光源装置の光源部を収納するように配列されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば複数の光源装置を配列する際、導光板の入光部側端面とは逆側の端面に光源収納部を設け、その光源収納部に隣接する光源装置の光源部を収めることにより、隣接する光源装置同士の境界にできる暗部(非発光部)の面積を抑制することができ、配列された複数の光源装置を実質的に継ぎ目なく全体的に発光させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る光源装置の一実施例を示す図で、(a)は導光方向断面図、(b)は(a)のA−A部分の幅方向断面図である。本装置は、片面発光用途の導光板を用いるもので、図示のように、光源1を有する光源部20と、光源1からの光を入光部側端面2aより導入し側面(発光面)2cから出射(面発光)させるための乱反射機構を有する導光板2と、導光板2の光を導入する端面と逆側の端面部分2dにおける光を出射させる側面を除いた位置に形成された、光源部20を収納可能な大きさの光源部収納部9とを備える。乱反射機構を有する導光板2は、例えば光拡散材が混入された、あるいは光を出射する側面2cと反対側の面(背面)2bに反射パターンが形成された光透過性樹脂により構成することができる。この乱反射機構は、好適には端面2aから離れるに従って粗から密に配置される。導光板2は、例えば図示のように直方体形状のものとすることができるが、それに限定されず、直方体形状以外の形状のものでもよい。また、導光板2は、直線的なライン状のものでもよいし、例えば円弧の一部のように平面的に曲げられたカーブ状のものでもよい。これらの事情は以下の実施例でも同様である。本例では、側面2cの長さを端面2aの幅よりも長く構成し、また端面2aのサイズを光源1の発光部のサイズよりも大きく構成している。なお、光源1は例えば一つまたは複数の発光ダイオード(LED)で構成することができるが、これに限定されない。
【0009】
このように本装置では、光源1からの光を導光板2の入光部側端面2aから取り込み、背面2bに形成されたパターン加工あるいは光透過性樹脂に混入された光拡散材により発光面2cから面発光させるものであり、好適には、背面2bから漏れ出る光を導光板2内に戻す背面反射材3、光源1の光をより多く導光板2に導入するように光源1の周囲で入光部側端面2aの領域以外を覆うリフレクタ4、およびこれら部材を支持する枠体5を備える。この場合、光源部20は、光源1、リフレクタ4およびこれらを覆う枠体5の部分を含むが、本発明はこれに限定されず、少なくとも光源1が含まれるように構成されていればよい。光源部収納部9は、端面部分2dにおける光を出射させる側面を除いた位置に光源部20を収納可能な大きさに構成される。このため、導光板2の導光方向にあるいは角度を付けて複数の光源装置を配列する場合に、光源部収納部9に他の光源装置の光源部を配置することにより光源装置同士の境界にできる暗部(非発光部)の面積を抑制することができ、配列された複数の光源装置を実質的に継ぎ目なく全体的に発光させることができる。次に、導光板2内の光の伝搬について説明する。
【0010】
図2は、光源1から導入された光が導光板2内を伝搬する様子を示す図である。図示のように、光源1からの光は、導光板2の入光部側端面2aより入光される。導光板2に入光された光は、導光板2と空気の間の屈折率差により、導光板と空気の界面にて全反射が生じる。全反射が生じるためには、導光板2と空気の間の屈折率差で生じる臨界角以上の角度にて、界面に光が当たる必要があるが、光源1から導光板2に入光する時点の屈折率差により、入光角度は一定角以内になっているため、前述の導光板2から空気との界面に光が当たるときには臨界角以上の角度が保持されている。また、この関係を維持するため、導光板2の表面は凹凸のない平滑面であることが望ましい。
【0011】
導光板2の発光面2cより、外部すなわち空気に対して光を放出するためには、前述の全反射を崩して光の反射の角度を意図的に変えてやる必要がある。これは導光板の背面2bに反射パターン加工を施すことや、導光板2を成す材料の光透過性樹脂に光拡散材を混入することなどにより為される。このような乱反射機構としての反射パターンや光拡散材に当たった光は反射角度を変え、発光面2cに臨界角以下の角度で到達し、導光板2の外に射出される。
【0012】
図3は、導光板の表面に反射パターンとして平面的パターンを形成した場合の例を示す図である。本例では、平面的パターンは白色シルク印刷6で構成されているが、これに限定されず、他の印刷または塗布でもよい。導光板2とシルク印刷6の間には空気層が介在しないため、導光板2内からの光がシルク印刷6に当たった場合は、シルク印刷が白色であることから、散乱反射が生じる。よってシルク印刷6が施された背面2bと対向する発光面2cの方向に反射された光の一部は、発光面2cにおいて臨界角以下で入射するため、全反射が生じず発光面2cより光が放出されることとなる。シルク印刷6は、背面全面に印刷するものでなく、ドットや線などによって、印刷する部分としない部分を存在させる必要がある。印刷がされた部分に当たった光は、前述のように散乱して発光面2cより放出され、印刷されていない部分に当たった光は全反射が維持され、光源より遠方方向に光が導光されることとなる。入光部側端面2a近傍での平面的パターンの印刷面積は少なめにし、徐々に遠方になるにつれ、その印刷面積の割合を多めにすることで、すなわち、平面的パターンの面積を入光部側端面2aから離れるに従って粗から密に配置することで、導光距離に対して均一性の高い発光を得ることが可能となる。
【0013】
図4は、導光板の表面に反射パターンとして凹凸部を形成した場合の例を示す図である。本例では、凹凸部は、V字状溝7で構成されているが、これに限定されず、例えばシボ加工等でもよい。図4におけるV字状溝7は導光板2を削るあるいは凹ませることによって形成した溝である。導光板2内からの光が溝に当たることで、その反射角度が変わり発光面2cより光が放出される。図3のシルク印刷と同様に、溝の密度や深さを入光部側端面2aからの距離によって変化させ、すなわち、溝を入光部側端面2aから離れるに従って粗から密に配置することで、均一性の高い光を得ることができる。
【0014】
図5は、導光板を成す材料である光透過性樹脂内に光拡散材が混入された導光板の場合の例を示す図である。本例では、入光部端面2aから導光板2内に入光された光は導光板2内で光拡散材8に当たることで反射角度を変える。これにより臨界角以下の角度で発光面2cに到達した光は導光板2の外に射出される。光源1から導光板2に取り込まれた光は、上記のように光拡散材で拡散され、発光面2cから導光板2の外に徐々に光を放出しながら、入光部側端面2aとは逆側の端面の方向に導光される。この場合も、光拡散材8の混入密度を入光部側端面2aから離れるに従って粗から密に配置することで、導光距離に対して均一性の高い発光を得ることが可能となる。
【0015】
図6は、導光板における入光部側端面とは逆側の端面部分の構成例を示す図である。本例では、導光板2の端面部分2dに、隣接する同形状の光源装置の光源部を収納可能なL字状の光源部収納部9が設けられている。また、端面部分2dの発光面2cと垂直な面以外の面には散乱反射材10が密着しており、端面部分2dの発光面2cと垂直な面には、導光された光がそのまま逆側の端面へ抜け出るのを防ぐため反射材11が配置される。反射材11が導光板2と密着する場合、反射光が直接臨界角以下の角度で発光面に到達することのないように反射材は鏡面反射材であることが望ましい。本例では、光源部収納部9により切り取られた端面部分2dの二次導光部12に入光部側端面2aから導光された光の一部が入り込む。入り込んだ光の一部は、散乱反射材10で乱反射して発光面2cから放出される。
【0016】
図7は、導光板における入光部側端面とは逆側の端面部分の他の構成例を示す図である。本例では、図6の散乱反射材10の代わりに導光板2に粗面加工を施したものである。すなわち、この端面部分2dの発光面2cと垂直な面以外の面に粗面10’が形成される。この粗面加工に代えて、導光板2の背面に形成されているような反射パターンを施してもよい。この場合、導光板2と光源部収納部9の界面での透過光が多くなるので、さらに反射材13が配置されていてもよい。その他は図6の構成と同様である。本例では、端面部分2dの二次導光部12に入り込んだ光の一部は、粗面10’あるいはこれに代わる反射パターンで乱反射して発光面2cから放出される。
【0017】
図8は本発明の光源装置の他の実施例を示す図で、(a)は導光方向断面図、(b)は(a)のA−A部分の幅方向断面図ある。本装置は、表裏二面発光用途の導光板を用いるもので、光透過性樹脂に光拡散材が混入された導光板などを用いることにより、導光板の表裏両側面で発光させるものである。本装置は、図示のように、光源1を有する光源部20と、光源1からの光を入光部側端面2aより導入し両側面2b、2cから出射(面発光)させるための乱反射機構を有する導光板2と、光を導入する導光板2の端面と逆側の端面部分2dにおける光を出射させる両側面を除いた位置に形成された、光源部20を収納可能な大きさの光源部収納部9とを備える。この場合、光源部20は、光源1、リフレクタ4およびこれらを覆う枠体5を含むが、本発明はこれに限定されず、少なくとも光源1が含まれるように構成されていればよい。本例では、導光板2に図示しない光拡散材が混入されており、好適には光拡散材が端面2aから離れるに従って粗から密に配置される。その他は図1と同様の構成である。
【0018】
光源部収納部9は、枠体5により、端面部分2dにおける光を出射させる両側面を除いた位置に光源部20を収納可能な大きさに構成される。このため、導光板2の導光方向にあるいは角度を付けて複数の光源装置を配列する場合に、光源部収納部9に他の光源装置の光源部を配置することにより光源装置同士の境界にできる暗部(非発光部)の面積を抑制することができ、配列された複数の光源装置を実質的に継ぎ目なく全体的に発光させることができる。
【0019】
図9は、図8の光源装置の導光板における入光部側端面とは逆側の端面部分の構成例を示す図である。本例では、導光板2において、入光部端面2aとは逆側の端面にはコ字状の光源部収納部9が設けられており、端面部分2dの発光面2b、2cと垂直な面以外の面には散乱反射材10が密着している。散乱反射材10の代わりに反射パターンや粗面加工が施されていてもよい。この場合、導光板2と光源部収納部9の界面での透過光が多くなるので、さらに反射材が配置されていてもよい。また、端面部分2dの発光面2b、2cと垂直な面には、導光された光がそのまま逆側の端面へ抜け出るのを防ぐため反射材11が配置される。反射材11が導光板2と密着する場合、反射光が直接臨界角以下の角度で発光面に到達することのないように反射材は鏡面反射材であることが望ましい。
【0020】
導光板2内に入光された光は、光透過性樹脂に混入された光拡散材により発光面2b及び2cから徐々に導光板2の外に光を放出しながら、入光部端面2aとは逆側の端面の方向に導光される。導光板2の入光部側端面2aとは逆側の端面部分2dでは、光源部収納部9に切り取られた、二次導光部12に入光部側端面2aから導光された光の一部が入り込む。入り込んだ光の一部は散乱反射材10で乱反射して発光面2b及び2cから放出される。
【0021】
次に上記光源装置を複数配列した際の実施例について説明する。
図10は、図1と同様の光源装置14及び15を導光方向に配列した実施例の接続部を示す図である。本例では、光源装置15の導光板2の入光部端面2aから突出した光源部20が、光源装置14の導光板2の端面2aと逆側の端面部分2dにおいて窪んだ光源部収納部9に収納するように配置される。これにより、光源装置14の発光面(二次導光部12)と光源装置15の発光面が連続的に配置され、複数の光源装置を発光させた場合に光源装置同士の境界にできる非発光部の面積を抑制することができる。
【0022】
本例では、複数の光源装置を導光方向に直列的に配列したが、本発明はこれに限定されず、隣接する光源装置の配置に角度を持たせてもよい。例えば三つのライン状の光源装置同士の導光方向の角度を60度とし、三つの光源装置の各光源部を隣接する光源装置の光源部収納部に収納することにより発光面が三角形の光源装置システムを得ることができる。また、例えば四つのライン状の光源装置同士の導光方向の角度を直角とし、四つの光源装置の各光源部を隣接する光源装置の光源部収納部に収納することにより発光面が四角形の光源装置システムを得ることができる。このように、N個のライン状光源装置同士の導光方向の角度を調整し、N個の光源装置の各光源部を隣接する光源装置の光源部収納部に収納することにより発光面がN角形の光源装置システムを得ることができる。また、例えば円弧の一部のように曲げられたカーブ状の複数の光源装置の各光源部を隣接する光源装置の光源部収納部に収納することにより発光面が円形状の光源装置システムを得ることができる。さらに、複数の光源装置の配置角度や数あるいはカーブ状の光源装置の曲げ具合に制限はなく、すなわち上記の例に限定されることなく複数の光源装置を自由に配置することができる。これらの光源装置システムは、一つの光源装置の光源部を隣接する光源装置の光源部収納部に収納するように構成されるので、光源装置同士の境界にできる非発光部の面積が抑制される。この事情は以下の実施例でも同様である。
【0023】
図11は、図8と同様の光源装置14及び15を導光方向に配列した実施例の接続部を示す図である。本例では、図10の実施例と同様に、光源装置15の導光板2の入光部端面2aから突出した光源部20が、光源装置14の導光板2の端面2aと逆側の端面部分2dにおいて窪んだ光源部収納部9に収納するように配置される。これにより、光源装置14の発光面(二次導光部12)と光源装置15の発光面が連続的に配置され、複数の光源装置を発光させた場合に光源装置同士の境界にできる非発光部の面積を抑制することができる。
【0024】
図12は、一方の光源装置の枠体を他方の光源装置の光源用リフレクタとした実施例の接続部を示す図である。本例では、図10および図11の実施例と同様に、同様の光源装置14及び15を導光方向に配列する。光源装置15の導光板2の入光部端面2aから突出した光源部20は、光源装置14の導光板2の端面2aと逆側の端面部分2dにおいて窪んだ光源部収納部9に収納するように配置される。これにより、光源装置14の発光面(二次導光部12)と光源装置15の発光面が連続的に配置され、複数の光源装置を発光させた場合に光源装置同士の境界にできる非発光部の面積を抑制することができる。本例では、一方の光源装置の枠体を他方の光源装置の光源用リフレクタとしているので、非発光部の面積の抑制効果が大きいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係る光源装置の一実施例を示す図で、(a)は導光方向断面図、(b)は(a)のA−A部分の幅方向断面図ある。
【図2】光源1から導入された光が導光板2内を伝搬する様子を示す図である。
【図3】導光板の表面に反射パターンとして平面的パターンを形成した場合の例を示す図である。
【図4】導光板の表面に反射パターンとして凹凸部を形成した場合の例を示す図である。
【図5】導光板を成す材料である光透過性樹脂内に光拡散材が混入された導光板の場合の例を示す図である。
【図6】導光板における入光部側端面とは逆側の端面部分の構成例を示す図である。
【図7】導光板における入光部側端面とは逆側の端面部分の他の構成例を示す図である。
【図8】本発明の光源装置の他の実施例を示す図で、(a)は導光方向断面図、(b)は(a)のA−A部分の幅方向断面図ある。
【図9】図8の光源装置の導光板における入光部側端面とは逆側の端面部分の構成例を示す図である。
【図10】図1と同様の光源装置14及び15を導光方向に配列した実施例の接続部を示す図である。
【図11】図8と同様の光源装置14及び15を導光方向に配列した実施例の接続部を示す図である。
【図12】一方の光源装置の枠体を他方の光源装置の光源用リフレクタとした実施例の接続部を示す図である。
【符号の説明】
【0026】
1…光源、2…導光板、2a…導光板入光部端面、2b…導光板背面、2c、導光板発光面、3…背面反射材、4…リフレクタ、5…枠体、6…シルク印刷、7…V字状溝、8…光拡散材、9…光源部収納部、10…散乱反射材、11…反射材、12…二次導光部、13…反射材、14,15…光源装置、20…光源部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を有する光源部と、前記光源からの光を端面より導入し側面から出射させるための乱反射機構を有する導光板と、前記導光板の光を導入する端面と逆側の端面部分における前記光を出射させる側面を除いた位置に形成された、前記光源部を収納可能な大きさの光源部収納部とを備えたことを特徴とする光源装置。
【請求項2】
前記乱反射機構が、前記導光板の光を出射する側面と反対側の面に形成された反射パターンまたは前記導光板内に混入された光拡散材から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記導光板の光を導入する端面と逆側の端面部分における前記光を出射させる側面と垂直な面以外の面に乱反射手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
【請求項4】
前記乱反射手段が、前記垂直な面以外の面に密着した反射パターン若しくは散乱反射材、または前記垂直な面以外の面に形成された粗面からなることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
【請求項5】
前記導光板の光を導入する端面と逆側の端面部分における前記光を出射させる側面と垂直な面に反射材を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光源装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の光源装置を複数有し、一つの光源装置の光源部収納部が隣接する他の光源装置の光源部を収納するように配列されたことを特徴とする光源装置システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−158435(P2009−158435A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−338699(P2007−338699)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【出願人】(000005474)日立ライティング株式会社 (130)
【Fターム(参考)】