説明

光電式自動点滅器

【課題】周囲の照度に応じて照明負荷を点灯、消灯させる光電式自動点滅器において、本来照明負荷が点灯すべきときに照明負荷が点灯しない場合に、故障している部品が照明負荷であるのか光電式自動点滅器SWであるのかの判断が容易にできない。
【解決手段】光電式自動点滅器SWの筐体1に、照明負荷への電力の供給時に点灯する動作表示灯を設け、照明負荷に電力が供給されているか否かを外部から知ることができる構成とする。照明負荷又は光電式自動点滅器SWに故障が発生した場合、動作表示灯が点灯しているときは照明負荷の故障と判断でき、動作表示灯が点灯していないときは光電式自動点滅器SWの故障と判断でき、容易に故障部品を特定できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として屋外に設置される照明負荷を周囲が暗くなると点灯させ、周囲が明るくなると消灯させるように、電源から照明負荷へ供給される電力を制御する光電式自動点滅器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、図5に示すように、周囲の照度を検出する照度センサ9を有し、照度センサ9により検出した照度が所定の照度以下である場合に、照明負荷へ電力を供給する光電式自動点滅器SWが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
なお、屋外の照度及び人の存否を感知するため、光電式自動点滅器SWの筐体1は屋外の壁面又は支柱等に設置される。
【特許文献1】特開平06−302385号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した光電式自動点滅器においては、光電式自動点滅器或いは照明負荷に故障が発生し、本来照明負荷が点灯しなければならない条件においても照明負荷が点灯しないことがある。しかしながら、照明負荷が点灯しないことのみでは、故障が照明器具に発生しているのか、或いは光電式自動点滅器に発生しているのかの判断が容易にはできない。故障が光電式自動点滅器に発生しているのか照明負荷に発生しているのかが特定できなければ、修理又は交換を行うに際して非常に不便である。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、照明負荷或いは光電式自動点滅器に故障が発生した場合に、光電式自動点滅器と照明負荷とのいずれに故障が発生したのかを容易に知ることができる光電式自動点滅器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、電源と照明負荷との間に挿入され、電源から前記照明負荷への電力供給を制御する出力回路部と、前記出力回路部を制御する制御回路部と、周囲の照度を検出する照度センサと、前記出力回路部から前記照明負荷への電力供給時に点灯する動作表示灯を備える表示灯回路部と、前記出力回路部と前記制御回路部と前記照度センサと前記表示灯回路部とを収納する筐体を有し、前記制御回路部は前記照度センサの検出した照度が所定の照度以下である場合に前記出力回路部を制御して前記照明負荷に電力を供給し、前記筐体は施工位置に取り付けられた状態において下向きになる下壁に透光性の材料で形成され前記照度センサに周囲光を入射させる採光窓を有し、前記採光窓が設けられた下壁以外の周壁から前記動作表示灯の光を取り出すことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、出力回路部から照明負荷に電力が供給されている場合は動作表示灯が点灯し、照明負荷に電力が供給されていない場合は動作表示灯は点灯しない。従って、動作表示灯が点灯しているにも関わらず照明負荷が点灯しない場合は、照明負荷に故障が発生していると判断でき、照明負荷が点灯しなければならない条件において動作表示灯が点灯していないときは、光電式自動点滅器に故障が発生しているものと判断できる。よって、故障が照明器具又は光電式自動点滅器のいずれに発生したのかを容易に知ることができる光電式自動点滅器を提供することが可能となる。
【0008】
また、透光性の材料で形成された採光窓が筐体の下壁に設けられているので、照明負荷や他の照明器具からの直接光が採光窓に入射することを防止でき、照度センサで検出する周囲の照度が高くなって照明負荷が点灯しなくなることを防止することができる。
【0009】
更に、動作表示灯の光は、採光窓が設けられた筐体の下壁とは異なる周壁から取り出されるので、動作表示灯の光により照度センサでの検出照度が実際の照度以上になって、照明負荷が点灯しなくなることが防止される。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、前記出力回路部から前記照明負荷に供給する電流を検出する過負荷検知回路部を前記筐体内に有し、前記制御回路部は、前記過負荷検知回路部で検出した電流が所定の閾値以上である場合には前記出力回路部から前記照明負荷への電力の供給を停止させることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、出力回路部から前記照明負荷に供給される電流を過負荷検知回路部が検出し、検出電流が所定の閾値以上である場合には、制御回路部は照明負荷が過負荷であると判断し、出力回路部を制御して出力回路部から照明負荷への電力の供給を停止させる。従って、照明負荷を修理等により交換した後において、過負荷の照明負荷が誤って取り付けられた場合でも、照明負荷への電力の供給が継続されず、照明負荷及び光電式自動点滅器の安全性が確保される。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記出力回路部から前記照明負荷に供給する電流を検出する電流検知回路部と、前記電流検知回路部で検出した電流が所定の閾値以下である場合に点灯する不動作表示灯を前記筐体内に有することを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、不動作表示灯の点灯により、出力回路部から照明負荷に照明負荷が点灯するだけの十分な電力が供給されていないことを外部より確認することができ、動作表示灯の点灯、消灯の動作と併せて確実に照明負荷への電力の供給の有無を確認することができる。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、人の存否を感知する人感センサを前記筐体内に有し、前記照度センサの検出した照度が所定の照度以下であり、かつ、前記人感センサにより人の存在が感知されない場合に、前記出力回路部から前記照明負荷へ供給する電力を減少させる減光回路部を前記筐体内に有することを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、照度センサの検出した照度が所定の照度以下であり、かつ、前記人感センサが人の存在を感知しない場合には、減光回路部が出力回路部を制御して前記照明負荷に供給する電力を減少させるので、人を感知している場合の照明負荷の点灯に比して使用する電力を減少させることが可能となる。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の発明において、時間を計時する計時回路部を前記筐体内に有し、前記照度センサの検出した照度が所定の照度以下であり、かつ、計時した時間が所定の時間になると、前記人感センサによって人の存在が感知されないときには前記照明負荷に電力を供給せず、前記人感センサによって人の存在が感知されたときに前記照明負荷に電力を供給することを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、照度センサの検出した照度が所定の照度以下となり、電力を供給して照明負荷を点灯させている場合において、計時回路部が計時した時間が所定の時間になると、照度センサが検出した照度が所定の照度以下であっても、人感センサにより人の存在が感知されたときのみ出力回路部から照明負荷に電力が供給されて照明負荷が点灯するので、照明負荷の無駄な点灯が回避され省電力化が図られるとともに、照明負荷を防犯灯として使用することが可能となる。
【0018】
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の発明において、前記採光窓及び前記センサ窓が透光性の不透明材料で形成されることを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、採光窓及びセンサ窓が透光性の不透明材料で形成されているので、外部より照度センサ及び人感センサの存在を確認することができない。従って、不審者等から照度センサ及び人感センサの存在を秘匿することが可能となる。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、照明負荷が点灯しなければならない条件において照明負荷が点灯しない場合、即ち、光電式自動点滅器又は照明負荷のいずれかに故障が発生している場合において、光電式自動点滅器又は照明負荷のいずれが故障したのかの判断を容易にし、もって光電式自動点滅器又は照明負荷の修理又は交換を容易にするという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下の実施形態における光電式自動点滅器は、建物の外壁面のように地面に略垂直な壁を施工面として取り付けられる構成のものとする。
【0022】
また、施工面に平行かつ水平な方向を左右方向とし、地面に垂直な方向を上下方向とし、光電式自動点滅器の施工面側を後方、反対側を前方として光電式自動点滅器の構成を説明する。
(実施形態1)
最初に、図1を参照して、本実施形態の光電式自動点滅器SWの構成についての説明を行う。
【0023】
光電式自動点滅器SWは、施工面(図示せず)に取り付けられる後壁(図示せず)、後壁と略垂直に接続し左右を囲う横壁2、上方及び前方を囲う湾曲壁3、下方を囲う下壁4よりなる筐体1で形成される。筐体1の下壁4は、光電式自動点滅器SWが施工面に取り付けられた状態において、下方即ち地面側を向いている。また、下壁4には、光電式自動点滅器SWの周囲の光を筐体1内部に取り込むための透光性の不透明材料で形成された採光窓5が形成され、採光窓5の後面側には採光窓5より取り込んだ光電式自動点滅器SWの周囲の光を検出する照度センサ9が配置されている。また、湾曲壁3には、動作表示灯(図示せず)の点灯の有無を外部より確認するための透光性の材料で形成された動作表示灯窓8が設けられている。
【0024】
なお、図1では、筐体1の下壁4に人感センサ7に対応するセンサ窓6を設けた例を示しているが、これらの構成は他の実施形態において説明する。
【0025】
筐体1の内部には、図2に示すように、電源Eから照明負荷14に供される電力を入切する出力回路部11、制御回路部12に電力を供給する電源回路部10、出力回路部11の入切動作を制御する制御回路部12、照明負荷14への電力供給時に点灯する動作表示灯(図示せず)を備える表示灯回路部15、光電式自動点滅器SWの周囲の照度を検出する照度センサ9が収納される。
【0026】
次に、図2を参照して、光電式自動点滅器SWの基本動作と動作表示灯(図示せず)の動作について説明を行う。
【0027】
まず、電源回路部10が商用電源などの電源Eから所定の直流電圧を生成し、制御回路部12に電力を供給する。制御回路部12は供給された電力により駆動する。照度センサ9は、採光窓5を通過して侵入した光を検知することにより光電式自動点滅器SW周囲の照度を検出する。照度センサ9で検出した照度が所定照度以下である場合は、制御回路部12は照明負荷14に電力が供給されるように出力回路部11の入切動作を制御する。出力回路部11にはトライアック又はMOSFETからなる半導体スイッチを用いるのが望ましい。この構成では、制御回路部12により半導体スイッチを入切する位相角を制御することにより照明負荷14に供給する電力を制御することが可能である。次に、表示灯回路部15が、照明負荷14に供給される電力の一部を動作表示灯に供給し、動作表示灯を点灯させる。例えば、動作表示灯としてLEDを使用した場合、LEDと抵抗等を照明負荷14と並列になるように出力回路部11に接続する。これにより、照明負荷14に電力が供給されている場合は動作表示灯が点灯し、電力が供給されていない場合は動作表示灯が点灯しないこととなる。よって、照明負荷14に電力が供給されているか否かを動作表示灯の点灯の有無により確認することができるので、光電式自動点滅器SW又は照明負荷14に故障が発生した場合において、光電式自動点滅器SW又は照明負荷14のいずれに故障が発生したのかを容易に知ることができる。
【0028】
(実施形態2)
本実施形態の光電式自動点滅器SWは、図3に示すように、過負荷検知回路部16が設けられた点が、実施形態1の光電式自動点滅器SWと異なる。
【0029】
図3を参照して、本実施形態の光電式自動点滅器SWの過負荷検知、不動作表示灯(図示せず)及び異常灯(図示せず)の動作について説明を行う。本実施形態の構成では、筐体1における湾曲壁3に不動作表示灯の点灯の有無を外部より確認するための透光性の材料で形成された不動作表示灯窓(図示せず)と、異常灯の点灯の有無を外部より確認するための透光性の材料で形成された異常灯窓(図示せず)とが付加される。
【0030】
照度センサ9で検出した照度が所定値以下である場合は、上述のように制御回路部12は出力回路部11の入切動作を制御して照明負荷14に電力を供給する。このとき、過負荷検知回路部16は出力回路部11から照明負荷14に供給される電流を検出する。検出した電流が所定の閾値以上である場合は、制御回路部12は照明負荷14が過負荷であると判断し、出力回路部11の入切動作を制御して照明負荷14への電力の供給を停止する。この場合、制御回路部12は異常灯を点灯させる制御を行う。
【0031】
従って、過負荷である照明負荷14が光電式自動点滅器SWに取り付けられた場合においても、照明負荷14に継続して電力を供給しないことにより、照明負荷14と光電式自動点滅器SWの安全性を確保でき、また、異常灯の点灯により過負荷の照明負荷14が光電式自動点滅器SWに取り付けられていることを使用者は容易に知ることができる。
【0032】
一方、電流検知回路部を兼ねる負荷検知回路部16により検出した出力回路部11から照明負荷14に供給される電流が所定の閾値以下で、照明負荷14が点灯する電流に満たない電流である場合には、制御回路部12は、不動作表示灯を点灯させる制御を行う。よって、不動作表示灯の点灯により、照明負荷14を点灯させるのに十分な電力が照明負荷14に供給されていないことを容易に知ることができる。
【0033】
なお、本実施形態においては、異常灯の点灯により照明負荷14が過負荷であることを表示するが、これに限るものではなく、例えば、動作表示灯の発光色を2種類として、一方の色を動作表示灯に用い、他方の色を異常灯に用いる構成としてもよい。
【0034】
また、照明負荷14が点灯していないことを点灯により表示する不動作表示灯の代わりに、動作表示灯の発光色を2種類として、一方の色を動作表示灯に用い、他方の色を不動作表示灯に用いる構成としてもよい。さらに、点灯状態を3種類として動作表示灯と異常灯と不動作表示灯とに兼用してもよい。
【0035】
その他の構成は、実施形態1と同様である。
【0036】
(実施形態3)
本実施形態の光電式自動点滅器SWは、図1に示すように、筐体1の下壁4に下壁4よりも外部側に突出し突出部の形状が半球状で透光性の不透明材料で形成されたセンサ窓6が形成され、センサ窓6の後面側に人感センサ7が配置された点、図4に示すように、減光回路部13が設けられた点、及び計時回路部(図示せず)が設けられた点が、実施形態1の光電式自動点滅器SWと異なる。
【0037】
人感知センサ7は、センサ窓6内において略鉛直な方向を回転軸として回転可動することができるように構成され、人体の検知領域を変更でき、広範囲の人の感知が可能なように構成されている。
【0038】
図4を参照して、本実施形態の動作について説明を行う。
【0039】
上述したように、照度センサ9で検出した照度が所定照度以上である場合は、制御回路部12は出力回路部11の入切動作を制御して照明負荷14へ電力を供給せず、照度センサ9で検出した照度が所定照度以下である場合は、制御回路部12は出力回路部11の入切動作を制御して照明負荷14へ電力を供給する。照度センサ9で検出した照度が所定照度以下であり、照明負荷14に電力を供給している場合においては、更に、人感センサ7による人の存否の感知により減光回路部13が出力回路部11の入切動作を制御する。具体的に説明すると、人感センサ7により人の存在が感知された場合は、照明負荷14への電力の供給が維持され、人の存在が感知されない場合は、減光回路部13は、出力回路部11の入切動作を制御して照明負荷14に供給する電力を減少させる。上述のように、出力回路部11としてトライアック又はMOSFETのような半導体スイッチを使用した場合は、減光回路部13は、トライアック又はMOSFETを入切する位相角を制御することにより照明負荷14に供給する電力を減少させる。
【0040】
この減光回路部13の上記出力回路部11の制御により、照度センサ9で検出した照度が所定照度以下であり、かつ光電式自動点滅器SWの周囲に人の存在が感知されない場合には、通常よりも少ない電力で照明負荷14を点灯させるので、電力の無駄な消費が抑えられる。
【0041】
計時回路部は、照度センサ9で検出した照度が所定照度以下となった時からの経過時間を計時する。照度が所定照度以下であるので、出力回路部11から照明負荷14に電力が供給され、照明負荷14は点灯している。この場合において、計時回路部で計時した時間が所定時間を満たすと、制御回路部12は、照度が所定照度以下であることに基づき出力回路部11の入切動作を制御せず、照度が所定照度以上であること又は人感センサ7の感知による人の存否に基づいて出力回路11の入切動作を制御する。具体的に説明すると、計時回路部で計時した時間により照度が所定照度以下であるときから所定の時間が経過したと制御回路部12が判断し、人感センサ7により光電式自動点滅器SWの周囲に人が存在しないと判断した場合は、照度が所定照度以下である場合であっても、制御回路部12は出力回路部11の入切動作を制御して照明負荷14への電力の供給を停止する。人感センサ7により光電式自動点滅器SWの周囲に人が存在すると判断した場合は、出力回路部11の入切動作を制御して照明負荷14へ電力を供給する。
【0042】
従って、計時回路部で計時した照度が所定照度以下になったときからの時間が所定時間を満たす場合は、照明負荷14は光電式自動点滅器SWの周囲に人が存在する場合にのみ点灯し、無駄な電力消費を抑えるとともに、防犯灯として機能することとなる。その後、照度が所定照度以上になった場合は、計時回路部での計時を停止し、再び照度センサ9での検出照度により制御回路部12は照明負荷14への電力の供給を制御する。
【0043】
なお、照度センサ9で検出した照度が所定値以下となったときからの経過時間が所定時間を満たすときに、制御回路部12は上述の制御を行うが、これに限るものではなく、計時回路部での計時により所定の時刻を経過した場合に上述の制御を行う構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】実施形態1を示す外観斜視図である。
【図2】同上のブロック図である。
【図3】実施形態2を示すブロック図である。
【図4】実施形態3を示すブロック図である。
【図5】従来例の光電式自動点滅器の斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1 筐体
4 下壁
5 採光窓
6 センサ窓
7 人感センサ
9 照度センサ
10 電源回路部
11 出力回路部
12 制御回路部
13 減光回路部
14 照明負荷
15 表示灯回路部
16 負荷検知回路部
SW 光電式自動点滅器
E 電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源と照明負荷との間に挿入され、電源から前記照明負荷への電力供給を制御する出力回路部と、前記出力回路部を制御する制御回路部と、周囲の照度を検出する照度センサと、前記出力回路部から前記照明負荷への電力供給時に点灯する動作表示灯を備える表示灯回路部と、前記出力回路部と前記制御回路部と前記照度センサと前記表示灯回路部とを収納する筐体を有し、前記制御回路部は前記照度センサの検出した照度が所定の照度以下である場合に前記出力回路部を制御して前記照明負荷に電力を供給し、前記筐体は施工位置に取り付けられた状態において下向きになる下壁に透光性の材料で形成され前記照度センサに周囲光を入射させる採光窓を有し、前記採光窓が設けられた下壁以外の周壁から前記動作表示灯の光を取り出すことを特徴とする光電式自動点滅器。
【請求項2】
前記出力回路部から前記照明負荷に供給する電流を検出する過負荷検知回路部を前記筐体内に有し、前記制御回路部は、前記過負荷検知回路部で検出した電流が所定の閾値以上である場合に前記出力回路部から前記照明負荷への電力の供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の光電式自動点滅器。
【請求項3】
前記出力回路部から前記照明負荷に供給する電流を検出する電流検知回路部と、前記電流検知回路部で検出した電流が所定の閾値以下である場合に点灯する不動作表示灯を前記筐体内に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光電式自動点滅器。
【請求項4】
人の存否を感知する人感センサを前記筐体内に有し、前記照度センサの検出した照度が所定の照度以下であり、かつ、前記人感センサにより人の存在が感知されない場合に、前記出力回路部から前記照明負荷へ供給する電力を減少させる減光回路部を前記筐体内に有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光電式自動点滅器。
【請求項5】
時間を計時する計時回路部を前記筐体内に有し、前記照度センサの検出した照度が所定の照度以下であり、かつ、計時した時間が所定の時間になると、前記人感センサによって人の存在が感知されないときには前記照明負荷に電力を供給せず、前記人感センサによって人の存在が感知されたときに前記照明負荷に電力を供給することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の光電式自動点滅器。
【請求項6】
前記採光窓及び前記センサ窓が透光性の不透明材料で形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の光電式自動点滅器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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