説明

出入り口開口部のリフォーム構造及び出入り口開口部のリフォーム方法

【課題】 短時間の工事により大きな開口寸法を維持しつつリフォームドアを安定して取り付けしうる出入り口開口部のリフォーム構造及びこれを用いた出入り口開口部のリフォーム方法を提供する。
【解決手段】 既存ドアに替えて設けられるリフォームドアと、このリフォームドアを支持する新たなリフォームドア枠と、リフォーム錠とを含み、
前記リフォームドア枠は、戸先側に配されるリフォーム戸先縦枠のみからなり、かつこのリフォーム戸先縦枠は、既存戸先縦枠の内側に重ねて取り付けられ、
前記リフォームドアは、その巾が、前記リフォーム戸先縦枠と既存吊元縦枠との間の内法寸法と略同寸に形成されるとともに、既存ドアが取り外された既存吊元縦枠に対し、蝶番を介して回動可能に取り付けられ、
前記リフォーム錠は、前記リフォームドアの戸先に装着されるとともに、リフォーム戸先縦枠に係合して施錠しうることを特徴とする出入り口開口部のリフォーム構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玄関、勝手口など外壁に設けられる出入り口開口部において、外観のリニューアル、防犯機能向上などのために用いられる出入り口開口部のリフォーム構造及び出入り口開口部のリフォーム方法に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅における玄関、ビルにおけるエントランスは、多くの場合その正面に配され、沢山の来訪者を迎える場所でもあるため、見栄えの良い外観を維持するためリフォームされることが多い。さらに建物の防犯性能を向上するため、これら出入り口開口部に設けられる錠装置は、最新の優れた機能にアップグレードすることが求められる。
【0003】
このような需要に対して行われるリフォーム工事の多くは、ドア枠など既存の開口枠を取り外し、必要によっては、開口部の寸法を拡大した上で新たな開口枠を取り付けて行われる。しかしこのような工事では、開口枠周囲の外壁の一部が壊されて、取り替えた開口枠との納まりを整えるために、左官工事、タイル工事、塗装工事などの工程が必要となる。従って、リフォーム工事に日数を費やして、居住者の生活に不便を与えたり、ビルの出入りに支障が生まれる。更に、工事期間は施錠ができないため特に夜間の防犯機能が損なわれるという問題もある。
【0004】
そこで、図7に示すように、既存の開口枠を取り外すことなく、その内側に被せて新たな開口枠aを固定し、これにリフォームドアbを取り付ける工法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
この工法においては図8に示すように、リフォームドアbは、蝶番eを用いて既存吊元縦枠d1の上に被せて固着されたリフォーム吊元縦枠d2に取り付けられる。他方、リフォームドアbの戸先側は、既存戸先縦枠f1に被せて固着されたリフォーム戸先縦枠f2の戸当りgに係合して、開口枠aを閉止している。また図9に示すように、上枠においても同様に、既存上枠h1に被せてリフォーム上枠h2が固着される。
【0006】
このように既存の開口枠はそのまま残して構成されるため、工期が短縮でき、しかもリフォームドアbには、リフォーム戸先縦枠f2と係合して施錠しうるリフォーム錠iを装着され、例えば図7に示すように、最新のダブル錠jを採用して防犯性能を高めることができる。
【0007】
【特許文献1】特開2004−204496号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、吊元、戸先、上枠、更に必要に応じて下枠を含む開口枠全体おいて、新たな開口枠aを被せて構成するため、リフォーム後の新たな開口部の寸法が小さくなる。その結果、取り付けしうるリフォームドアbが小型化して外観を低下させ、家具などの大型用品の搬入、搬出に支障を生じる可能性がある。
【0009】
また、前記の如く蝶番eを介してリフォームドアbを片持ち状態で回動可能に支持するリフォーム吊元縦枠d2は、既存吊元縦枠d1の上に被せて固着されるため、その取付強度が不安定となりがちであり、リフォームドアbの建付け調整に手間がかかるとともに経時変化により建付けに狂いを生じやすいという問題がある。
【0010】
本発明は、リフォーム戸先縦枠のみを、既存戸先縦枠の内側に重ねて取り付けることを基本とし、短時間の工事により大きな開口寸法を維持しつつリフォームドアを安定して取り付けしうる出入り口開口部のリフォーム構造及びこれを用いた出入り口開口部のリフォーム方法の提供を課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するために、請求項1に係る出入り口開口部のリフォーム構造は、既存ドアに替えて設けられるリフォームドアと、このリフォームドアを支持する新たなリフォームドア枠と、リフォーム錠とを含み、前記リフォームドア枠は、戸先側に配されるリフォーム戸先縦枠のみからなり、かつこのリフォーム戸先縦枠は、既存戸先縦枠の内側に重ねて取り付けられ、前記リフォームドアは、その巾が、前記リフォーム戸先縦枠と既存吊元縦枠との間の内法寸法と略同寸に形成されるとともに、既存ドアが取り外された既存吊元縦枠に対し、蝶番を介して回動可能に取り付けられ、前記リフォーム錠は、前記リフォームドアの戸先に装着されるとともに、リフォーム戸先縦枠に係合して施錠しうることを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る発明では、前記リフォーム戸先縦枠は、前記リフォーム錠のボルト位置に、このボルトを受けるストライク用の取付孔が予め形成され、また請求項3に係る発明において、前記リフォーム錠は、2以上のデッドボルトを有し、かつドア引き手金具と一体に形成されたことを特徴とする。
【0013】
また請求項4に係る出入り口開口部のリフォーム方法は、外壁に設けられる、玄関、勝手口を含む出入り口開口部のりフォーム方法であって、
既存ドアを既存吊元縦枠から取り外す既存ドア撤去工程と、
リフォーム戸先縦枠を、既存戸先縦枠の内側に重ねて取り付けるリフォーム戸先縦枠取付工程と、
リフォームドアを、既存ドアが取り外された既存吊元縦枠に、蝶番を用いて回動可能に取り付けるリフォームドア取付工程と、
リフォーム戸先縦枠に係合して施錠しうるリフォーム錠を、リフォームドアの戸先の装着するリフォーム錠取付工程とからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明では、出入り口開口部側は、既存戸先縦枠の内側にリフォーム戸先縦枠を重ねて取り付けるに留まり、既存の構造を損傷することなくリフォームできるため、周囲の外観を損なうことなく、また例えば数時間の短時間で工事が完了するため、住居者の生活、使用者の活動などに支障を及ぼすことがない。そしてリフォーム錠と、これに係合するリフォーム戸先縦枠とを取り替えるため、出入り口開口部を最新のセキュリティ機能にグレードアップでき、建築物全体の防犯性能を向上できる。しかもリフォームによる出入り口開口部内法寸法の縮小は、リフォーム戸先縦枠の厚さ分の最小に抑えることができ、充分大きな開口部を維持しうる。
【0015】
請求項2に係る発明では、リフォーム戸先縦枠に、予め形成されたストライク用の取付孔は、設計どおり正確な位置及び大きさに形成されるため、リフォーム錠とズレなく係合して、確実な防犯性能を発揮でき、また請求項3に係る発明のリフォーム錠は、2以上のデッドボルトを有するため、高水準の防犯性能にレベルアップできる。
【0016】
請求項4に係る発明では、既存構造に対する工事は、既存ドアの撤去作業に留まるため、施工性が良くリフォーム工事を短時間で完了しうる。そしてリフォームドアは、安定した既存吊元縦枠に取り付けるため、開閉の納まりの調整が容易であり、作業能率が良い。しかもリフォーム錠は、これに適合したリフォーム戸先縦枠と係合させるため、現場合わせにより、既存戸先縦枠にリフォーム用のストライク取付孔を穿設する手間の掛かる作業が不要となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、出入り口開口部のリフォーム構造1は、リフォームドア枠3と、このリフォームドア枠3に支持されるリフォームドア2と、このリフォームドア2に装着されるリフォーム錠4とを含み構成される。
【0018】
前記リフォームドア枠3は、戸先側に配される縦長のリフォーム戸先縦枠5のみからなる。そして、このリフォーム戸先縦枠5は、図2に示すように、既存戸先縦枠6の内側に重ねて取り付けられる。本形態のリフォーム戸先縦枠5は、図3、4に示すように、帯状の基板21と、この基板21の一方側縁に連続し、かつ一部が開口した角筒状の戸当り段部22と、基板21の一方側縁に断面L字の長尺材が固着されることにより形成され、基板21の縁部から裏側へ折れ曲がる折曲片23と、基板21の他方端縁から裏側へ折れ曲がり形成された正面板24と、この正面板24の先端が更に90度内側へ折れ曲がり形成されて当接片25とを含み構成される。このように構成されたリフォーム戸先縦枠5は、前記当接片25が既存戸先縦枠6上に当接して支持され、前記折曲片23が既存戸先縦枠6の段部27の側面に係合するとともに前記戸当り段部22を挿通するビス26が前記段部27の表面に螺着することにより、既存戸先縦枠6に固着される。
【0019】
なおこのとき、既存戸先縦枠6は、何ら手を加えることなくそのままの状態で保存され、リフォーム戸先縦枠5の裏に隠れる。さらに既存吊元縦枠7及び既存上枠は、上を被覆することなく既存状態のままで使用され、即ち、リフォーム戸先縦枠5、既存吊元縦枠7及び既存上枠によって、新たな開口枠Kが構成される。このように、新たに構成される開口枠Kは、リフォーム戸先縦枠5の厚さ分小さくなるものの、リフォームによる出入り口開口部内法寸法の縮小は、最小限に抑制されるため、充分大きな開口部が維持され、従って、大型ドアを装着できるとともに家具など物品搬送の自由性を確保できる。
【0020】
前記リフォームドア2は、図1、2に示すように、前記リフォーム戸先縦枠5と既存吊元縦枠7との間の内法寸法と略同じ巾を有し、新たに形成された前記開口枠Kの内側に挿入され、開口部を閉止しうる大きさに形成される。例えば高さが1800〜2300mm程度、横巾が例えば600〜1200mm程度の大きさ、その厚さは例えば25〜45mm程度に形成される。そして、本形態のリフォームドア2は、アルミニウム、スチール製の外周框枠2A両面に、アルミミウム、ABS樹脂、ポリカーボネートなどの化粧板を添設して形成したフラッシュ構造のドアにより構成される。この他、外周框枠2Aに、杉、松、樅、栂などの針葉樹、及びナラ、チーク、ラワンなどの広葉樹を含む木材、集成材、LVL(単板積層材)などのエンジニアリングウッドその他の木質材を用い、化粧板は、合板など基板上に、ナラ、サクラ、チーク、ケヤキなどを厚さ0.2〜0.6mm程度にスライスした突き板、又はポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢ビ樹脂(EVA)などオレフィン系樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂などを用いた化粧シートを貼り付けたものを用いて構成することもよい。
【0021】
そして、前記の如く構成されたリフォームドア2は、前記既存吊元縦枠7に少なくとも上下2個の蝶番8、8を介して、回動可能に取り付けられ、リフォームドア2の回動により、リフォーム後の開口部が開閉される。このようにリフォームドア2は、既存吊元縦枠7に直接取り付けて回動を支持されるため、その取付強度が安定する。
【0022】
前記リフォーム錠4は、図2、6に示すように、リフォームドア2の戸先に装着され、リフォーム戸先縦枠5に取り付けられたストライク10に係合することにより施錠可能に構成される。本形態では、ドア引き手金具12と一体に形成されたリフォーム錠4が例示される。そしてこのリフォーム錠4にはドア引き手金具12の上下位置に各々一のデッドボルト9D及びラッチボルト9Rを含むボルト9が形成されため、高水準の防犯機能を装備しうる点で好ましい。
【0023】
また本形態のリフォーム錠4は、2デッドボルトタイプであるため、これに係合するストライク10は、図5(A)(B)に示すように、大小2種類10B、10Sが用いられる。そして図3に示すように、リフォーム戸先縦枠5に予め生産工場において穿設された大小の取付孔11B、11Sに挿入するとともに皿ビス29を用いて固着される。このように、リフォーム錠4と、このリフォーム錠4が係合する相方のリフォーム戸先縦枠5とが、新たなリフォーム部材のセットとして構成され、同時に取替えられるため、出入り口開口部を最新のセキュリティに機能アップでき、建築物全体の防犯性を高水準にリニューアルできる。
【0024】
また本形態のリフォーム戸先縦枠5には、取り付けられるリフォーム錠4の種類に応じた数、種類のストライク10を嵌合しうる取付孔11が生産工場において形成される。そのため、リフォーム錠4のボルト9の位置に応じ、現場合わせにより加工する必要がなく、リフォーム作業の効率が向上する。また正確な位置にストライク10が取り付けられるため、リフォーム錠4のボルト9とズレなく確実に係合して、施錠の信頼性を高めうる。
【0025】
またこのように構成される出入り口開口部のリフォーム構造1を施工する際、出入り口開口部側の加工は、既存戸先縦枠の内側にリフォーム戸先縦枠5を重ねて取り付けるだけであり、既存の構造を何ら損傷することなくリフォームできる。そのため開口部周囲の壁などに対し、周囲の一部のみがリニューアルされたアンバランスな外観とすることがなく、落ち着いたファッサードを崩すことなくそのまま維持できる。また数時間程度の短時間で工事が完了するため、住居者の生活、使用者の活動などに支障を及ぼすことがない。
【0026】
本発明の出入り口開口部のリフォーム方法は、前記出入り口開口部のリフォーム構造を採用して、玄関、勝手口などの外壁に設けられる出入り口開口部をリフォームする方法である。出入り口開口部のリフォーム方法では先ず、長年使用されて外観が劣化し、或いは装備された錠装置が老朽化し、可動部分が磨耗した既存のドアを撤去する既存ドア撤去工程を行う。この工程ではドアチェックなどの付帯装置を外した後、蝶番のビスを外すことにより作業する。このように本発明では、既存の建物構造に対して行う工事は、既存ドアの撤去のみであるため、施工能率が良く、かつ既存の建物に損傷を与えないため、リフォーム後の外観に違和感がない。
【0027】
次いで図3、4に示されるように、リフォーム戸先縦枠取付工程を行う。本形態では、帯状の基板21と、この基板21の一方側縁に形成された戸当り段部22及び折曲片23と、基板21の他方端縁に形成された正面板24及び当接片25とを含み構成されるリフォーム戸先縦枠5を、既存戸先縦枠6の内側に重ねて取り付けることにより作業する。そしてこのリフォーム戸先縦枠5、既存吊元縦枠7及び既存上枠により、新たな開口枠Kを構成する。このとき、本形態では、図2に示すように、当接片25を既存戸先縦枠6の側面に当接して位置決めしつつ取付できるので施工性が高く、しかも正確な位置に取付できる点で好ましい。
【0028】
次いでリフォーム戸先縦枠5と既存吊元縦枠7との間の内法寸法と略同じ巾を有するリフォームドア2を、前記新たに形成された前記開口枠K内に取り付けるリフォームドア取付工程を行う。具体的には、図1、2に示すように、リフォームドア2の吊元側端部を、上下2個の蝶番8、8を用いて、既存吊元縦枠7に回動可能に固着する。このように、建物構造体30に直に固着され保持強度が安定した既存吊元縦枠7に、新たなリフォームドア2を取り付けるため、開閉動作の納まり調整を簡単に行えるとともに、建付けの狂いの発生も少なく、メンテナンスに手間が掛からない。
【0029】
次いで、リフォーム戸先縦枠5の取付孔11にストライク10を嵌合取り付けるとともに、このストライク10に係合して施錠しうるリフォーム錠4をリフォームドア2の戸先に装着するリフォーム錠取付工程を行う。本形態では、2デッドボルトタイプのリフォーム錠4を用いるため、大小のストライク10B、10Sを取り付ける。しかしリフォーム戸先縦枠5には、予め工場においてその取付孔11B、11Sが形成されるため、取付作業を簡単に行え、しかも正確位置に取り付けできる。またリフォーム錠4は、前記リフォーム戸先縦枠取付工程によって新たに取り付けられたリフォーム戸先縦枠5とともに新たなものに取り替えるため、相互に適合する部品を選択できて、既存戸先縦枠にストライクの取付孔を穿設するような現場合わせの煩雑な作業が不要となる。
【0030】
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものである。従って本発明の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施の形態を例示する正面図である。
【図2】そのX−X断面図である。
【図3】フォーム戸先縦枠の正面図である。
【図4】そのY−Y断面図である。
【図5】(A)(B)は各々大小ストライクの正面図及び使用状態を説明する断面図である。
【図6】リフォームドアのリフォーム錠を取り付けた箇所の側面図である。
【図7】従来例を示す正面図である。
【図8】そのV−V断面図である。
【図9】そのW−W断面図である。
【符号の説明】
【0032】
1 出入り口開口部のリフォーム構造
2 リフォームドア
3 リフォームドア枠
4 リフォーム錠
5 リフォーム戸先縦枠
6 既存戸先縦枠
7 既存吊元縦枠
8 蝶番
9 ボルト
9D デッドボルト
10 ストライク
11 取付孔
12 ドア引き手金具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
既存ドアに替えて設けられるリフォームドアと、このリフォームドアを支持する新たなリフォームドア枠と、リフォーム錠とを含み、
前記リフォームドア枠は、戸先側に配されるリフォーム戸先縦枠のみからなり、かつこのリフォーム戸先縦枠は、既存戸先縦枠の内側に重ねて取り付けられ、
前記リフォームドアは、その巾が、前記リフォーム戸先縦枠と既存吊元縦枠との間の内法寸法と略同寸に形成されるとともに、既存ドアが取り外された既存吊元縦枠に対し、蝶番を介して回動可能に取り付けられ、
前記リフォーム錠は、前記リフォームドアの戸先に装着されるとともに、リフォーム戸先縦枠に係合して施錠しうることを特徴とする出入り口開口部のリフォーム構造。
【請求項2】
前記リフォーム戸先縦枠は、前記リフォーム錠のボルト位置に、このボルトを受けるストライク用の取付孔が予め形成されていることを特徴とする請求項1記載の出入り口開口部のリフォーム構造。
【請求項3】
前記リフォーム錠は、2以上のデッドボルトを有し、かつドア引き手金具と一体に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の出入り口開口部のリフォーム構造。
【請求項4】
外壁に設けられる、玄関、勝手口を含む出入り口開口部のりフォーム方法であって、
既存ドアを既存吊元縦枠から取り外す既存ドア撤去工程と、
リフォーム戸先縦枠を、既存戸先縦枠の内側に重ねて取り付けるリフォーム戸先縦枠取付工程と、
リフォームドアを、既存ドアが取り外された既存吊元縦枠に、蝶番を用いて回動可能に取り付けるリフォームドア取付工程と、
リフォーム戸先縦枠に係合して施錠しうるリフォーム錠を、リフォームドアの戸先の装着するリフォーム錠取付工程とからなることを特徴とする出入り口開口部のりフォーム方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate