切り取り粘着ロールクリーナー

【課題】従来の切り取り粘着ロールクリーナーは使用後の粘着部の汚れ等で再使用する時、切り取り部が判りづらかったり、途中で破けたりきれいに剥がすのに容易でなく、衛生面でも問題であった。
【解決手段】ロール本体（１）に巻かれた粘着紙（２）の長手方向中央部に一定の巾をもってロール巻上げ方向に帯状に延ばした無粘着部（３）を設け更にその同上に使用済みの粘着紙（２）を切り取る為の切り取りツメ（６）と着色部（５）を設ける事によって一目で切り取り場所が把握出来、無粘着部（３）を設ける事によって切り取りツメ（６）の裏面も同質である為、粘着力がなく、摘みやすくなり又、切り取り線（４）を段階状に一定の巾で切り目を入れる事でスムーズに且つきれいに剥がす事が出来、指、手等を汚さず衛生的である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はロールクリーナー使用後の粘着紙に於いて切り取り、剥がし等を行う事によってスムーズに再使用出来る切り取り粘着ロールクリーナーに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の切り取り粘着ロールクリーナーにはロール本体粘着部に切り取り剥がす為のミシン目がなくロール両端に一部切れ目だけを入れたものがあった。
【０００３】
ミシン目又は、切れ目がロール長手方向に加工され、粘着紙の中央に切り取り部を設けたものもあった。
【０００４】
以上に述べた従来の切り取り粘着ロールクリーナーは再使用する際にほこり、ゴミ、髪の毛等で汚れが付着して切り取り部が隠れてしまった。
【特許文献１】特開昭６０−１８９５４４号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
又、粘着部にミシン目による切れ目があっても使用後の汚れ等が付着し、剥がす位置が見つからず、手間取ったり、指、手等を汚したりして不衛生であった。
【０００６】
本発明はこのような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、使用後の粘着紙をスムーズに切り剥がせ再使用出来る事を目的とされるものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は上記の目的を達成する為にロール粘着部長手方向中央位置に一定の巾による無粘着部（３）を帯状にロールの巻き方向に延ばし、無粘着巾の一定位置に一部カット加工された切り取りツメ（６）を設け、ツメ（６）の一部に切り取り目安として着色部（５）を設けた。
【０００８】
又、使用後の粘着紙を切り取る為の切り取り線（４）を粘着部（２）の中央切り取りツメ（６）の両端から左右同じく切り取る方向へ段階状に切れ目を入れ使用した粘着紙を容易に且つ、正確に切り剥がす事が出来るよう構成した。
【発明の効果】
【０００９】
そして、以上の解決手段によって使用後の粘着紙に付着したほこり、ゴミ、髪の毛等の汚れで指、手等を汚さずスムーズに切り取り剥がす事が出来る。
【００１０】
上述したように本発明の切り取り粘着ロールクリーナーは粘着紙（２）の中央部の無粘着部（３）を設け（３）の一定の位置に切り取りツメ（６）と更に（６）の切り目上部に目安として一部着色による着色部（５）を設けた。
【００１１】
更に切り取りツメ（６）の両端下より左右に一定の巾による切り目を段階状に加工する事によって再使用時にきれい、且つ確実に切り取る事が出来、指、手等を汚さず衛生面でも効果をもたらす。
【００１２】
そして、無粘着部（３）の一定の位置に切り剥がす為の切り取りツメ（６）を形成し、更に（６）の同上に切り取り目安として着色による着色部（５）を設けた。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
以下、本発明の実施形態を図５に基づいて説明する。
【００１４】
図においては、ロール本体（１）の表面上に粘着部を設け、粘着紙（２）とし、（２）の中央位置にロールの巻き上げ方向に延びた一定巾の無粘着部（３）を設けた。
【００１５】
更に無粘着部（３）の一定位置に使用後の汚れた粘着紙（２）を切り剥がす為の切り取りツメ（６）を加工した。
【００１６】
又、切り取りツメ（６）の一部に（６）の位置が判りやすくする為の目安になる着色による着色部（５）を設けた。
【００１７】
そして、切り取りツメ（６）の両端下部左右を段階状に一定の巾で切り目を入れた切り取り線（４）を設け、切り取りツメ（６）によってロール本体（１）の中央より、剥がし、切り取る事が容易になった。
【００１８】
以下、上記構成の動作を説明する。粘着紙（２）を使用し、ほこり、ゴミ、髪の毛等で汚れた粘着紙（２）を再度使用する際、無粘着部（３）に設けた着色部（５）によって剥がす位置を確認出来、更に切り取りツメ（６）の裏面部が無粘着部（３）である為、剥がれ、摘みやすくなり、（６）をもってロール本体（１）の中央より切り取り線（４）にて確実に切り剥がす事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【００１９】
【図１】本発明の平面図
【図２】本発明の正面図
【図３】本発明の底面図
【図４】本発明の右側面図
【図５】本発明の展開図（ａ）粘着部の説明図（ｂ）裏面無粘着部の説明図
【図６】本発明の斜視図（ａ）切り取り説明図（ｂ）切り取りツメ部の説明図
【符号の説明】
【００２０】
１ロール本体
２粘着紙
３無粘着部
４切り取り線
５着色部
６切り取りツメ
７裏面無粘着部

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ロール状に巻かれた粘着紙（２）の長手方向中央位置に一定の巾をもって無粘着部（３）を設けロールの巻き上げ方向へ帯状に無粘着部（３）を延ばし、粘着紙（２）上に設けた段階状の加工された切れ目を入れた切り取り線（４）とその中央部上に粘着紙（２）を切り取る為の切り取りツメ（６）を設ける事によって使用済みの粘着紙を容易に剥がし切り取る事が出来る機能を設けた切り取り粘着ロールクリーナー。
【請求項２】
請求項１に記載する発明の切り取りツメ（６）に於いて使用済みの粘着紙（２）を切り剥がす際に切り取りツメ（６）の位置を判りやすくする為、切り取りツメ（６）の表面に一部着色した着色部（５）を設けた切り取り粘着ロールクリーナー

【図１】