説明

制作自動制御のためのマクロ要素の構築

マクロ要素テンプレートが、マクロ要素ライブラリを構成するため複製される。マクロ要素は、メディア制作のセグメントまたは特殊効果を生成するため、複数の制作装置を制御する実行可能な命令と関連付けされる。1以上の自動制御オブジェクトが、マクロ要素テンプレートを構成するため、制御インタフェース上に配置される。構築情報は、変数名、装置タイプ、プロパティページフィールド及び変数ネーミングテーブルを割当てるため、各自動制御オブジェクトと関連付けされる。複製制御インタフェースは、マクロ要素テンプレートにソース範囲が割当てられるのを可能にし、マクロ要素ライブラリを構築するための実行可能な命令と関連付けされる。マクロ要素ライブラリは、監督による所望のマクロ要素の迅速な検索及び選択を可能にするユーザにより指定されたファイル名を含む。制作値の変更は、マクロ要素を動的に更新するため、マクロ要素ライブラリ全体に波及する。


【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
[発明の背景]
発明の技術分野
本発明は、一般にメディア制作に関し、より詳細には、メディア制作中の生成装置の自動化に関する。
【0002】
関連技術
従来、ライブまたは収録(live−to−tape)映像ショー(ネットワークニュース放送、トークショーなど)の制作は、多くはスタジオや制御室を有する映像制作環境において共同する専門家チームを伴う手作業による作業であった。映像制作環境は、ビデオカメラ、マイクロフォン、ビデオテープレコーダ(VTR)、ビデオスイッチング装置、オーディオミキサ、デジタルビデオエフェクト装置、テレプロンプタ、ビデオグラフィックオーバレイ装置などの各種映像生成装置から構成される。
【0003】
従来の制作環境では、映像制作装置は、監督による指示の下で共同する芸術スタッフや技術スタッフの制作クルー(「タレント」として知られる出演者や俳優を含まず)により手動により操作されている。標準的な制作クルーは、カメラオペレータ(通常は3台のカメラからなり、各カメラに1人のオペレータが配置される)、各カメラのカメラコントロールユニット(CCU)を制御する映像技術者、テレプロンプタオペレータ、キャラクタ生成オペレータ、スタジオの照明を制御する照明ディレクタ、ビデオスイッチャを制御する技術ディレクタ、オーディオミキサを制御する音声技術者、VTRを制御するテープオペレータ、タレントに合図を送るスタジオ内のフロアディレクタを含む9人以上のスタッフから構成される。
【0004】
典型的には、監督は監督のランダウンシート(rundown sheet)として呼ばれるスクリプトに従ってスタッフに言葉による指示を与えることによって、制作クルー全体を調整する。一般に、制作クルーの各メンバーには、インターフォンを介し互いに及び監督と常時通信できるように、ヘッドセットとマイクロフォンが携帯されている。クルーにより制作される映像は、従来の媒体を介し映像をテレビ装置に配信するマスタ制御システムに送出または送信される。従来媒体は、テレビ、衛星通信及びケーブル送信用の適切な範囲の周波数スペクトルを含む。グローバルインターネットや他の通信ネットワークは、映像制作などのための他の配信媒体を提供している。
【0005】
ライブまたは収録映像ショーの実行中、制作クルーは、様々な映像生成装置を用いて複数の同時並行する作業を実行しなければならない。さらに、これらの作業のすべてが調整され、極めて厳密なタイミング要求に従って正確に同期される必要がある。制作クルー、監督及びタレントの間の調整は、ショーの実行を成功させるのに極めて重要である。このため、ショーを実行するロジスティックは、企画及び実現するのが大変困難のものとなる。
【0006】
これまで、プロデューサのランダウンは、ショーの構成形式として手作業により紙上に作成されていた。新たな技術は、この処理をネットワークコンピュータにおいて利用することを可能にする。iNEWTM(すなわち、iNews.comのウェブサイト上で利用可能なiNEWSTMニュースサービス)、Newsmaker、Comprompter、Associated Press(AP)などの企業が、ニュースルームでの処理に関するワークフロー処理を管理する新たな自動化システムを開発してきた。ニュース自動化システムは、放送局からのフィールドレポータと共に地域の警察署や消防署の監視に加えて、AP、Konas、CNNサービスなどのニュースサービスからのストーリーをまとめたネットワークベースサービスである。ニュース自動化プロセス中、(通信サービス、割当編集、レポータ、エディタ、プロデューサ及び監督を含む)ニュース制作のすべてのコンポーネントが、ショー構成過程がショーの名称によるアーカイブ化、インデックス処理及びファイル共有化により簡素化可能となるように接続される。しかしながら、ニュース自動化ソースが変動または利用不可となる場合、監督は放送障害を回避するため、ランダウンを迅速に調整できる必要がある。
【0007】
従って、現在の従来技術による制作環境の大きな問題点は、監督がショーを実行しながら、ソースを迅速に割当てることができる必要があるということである。ライブ制作中、生成機器が動作不具合を起こす可能性もあり、あるいはクルーのメンバーやタレントが合図を見逃す可能性もある。監督は、これらの動的なイベントに迅速に対処することができなければならない。
【0008】
上記問題は、参照することによりその内容のすべてがここに含まれる、Holtzらに2002年9月17日に付与された米国特許第6,452,612号に開示された自動制作制御システムなどの制作自動システムにより解決することができる。しかしながら、完全に自動化された制作制御環境においてさえ、機器の故障により、ライブ放送中の迅速な交換が必要となる可能性が考えられる。ニュースストーリーのコンテンツ及び順序が変更され(例えば、ニュースの中断など)、新たなソースが利用可能とされることを求めるかもしれない。予め録画されたコンテンツや、目的変更されたコンテンツが、前の放送の「ライブ」キーや好ましくない画像などの不適切なレイヤを削除するよう再構成される必要があるかもしれない。言い換えると、監督はライブ放送中に認識されるような障害を発生させずに、生成装置を迅速に変更できる必要がある。
【0009】
従って、上記問題点を解決する技術を確立することが必要とされる。
[発明の概要]
その内容のすべてが参照することによりここに含まれる、係属中の米国特許出願「System and Method for Real Time Video Production and Multicasting」(米国特許出願第09/634,735号)に記載される制作環境のように、自動制御システムのマクロ要素ライブラリを利用可能にすることにより上記問題点を解決する方法、システム及びコンピュータプログラムプロダクツが提供される。監督が特殊効果を実現するため、あるいはメディア制作(media production)のセグメントを生成するため、適切なマクロ要素を迅速に選択できるように、マクロ要素は調達されるか、または所定の制作値が割当てられる。さらに、制作値の変更はマクロ要素ライブラリ全体に波及するため、監督は影響を受ける各マクロ要素を手動により変更する必要はない。
【0010】
本発明は、マクロ要素のライブラリを構築するためマクロ要素のテンプレートが複製されるのを可能にする。マクロ要素のライブラリは、監督がメディア制作のセグメントを生成するため、マクロ要素を迅速に検索及び選択することができるように、ユーザにより規定された名前を含む。
【0011】
一実施例では、マクロ要素テンプレートを構築するため制御インタフェースが設けられる。自動制御オブジェクトが制御インタフェース上に配置されると、構築情報が複製プロセスをサポートするため自動制御オブジェクトに関連付けされる。当該構築情報は、変数名と複数の変数プロパティを有する。変数プロパティは、マクロ要素テンプレートを複製するための動作ルールを有する。変数プロパティは、装置タイプ、プロパティページフィールド、及び割当てられた各変数の変数ネーミングテーブルから構成される。装置タイプは、自動制御オブジェクトにより制御されるメディア制作装置のタイプである。プロパティページは、変数を範囲決定するのに利用される様々なプロパティを指定する1以上のフィールドを有する。変数ネーミングテーブルは、範囲決定のため選択された利用可能な各ソースの名前を含む。
【0012】
マクロ要素テンプレートが生成された後、当該テンプレートは各変数に対し設定される様々な範囲を複製する複製制御インタフェースに開かれる。複製制御インタフェースは、マクロ要素テンプレートに指定されたソースの範囲からマクロ要素群を構築するため実行可能な命令と関連付けされる。マクロ要素群は、すべての変数に対するすべての可能なソースの組み合わせを含む。
【0013】
一実施例では、各マクロ要素はユーザにより指定された格納場所に構築及びアーカイブ処理され、この新しいマクロ要素ファイルのパス情報とファイル名により関連性ファイルが生成または更新される。また、関連付けの名前が当該マクロ要素に割当てられる。関連付けの名前は、参照することによりその内容の全体がここに含まれる、係属中の米国特許出願「Method,System and Computer Program Product for Full News Integration and Automation in a Real Time Video Production Environment」(米国特許出願第09/822,855号)に記載されるように、自動制御システムとニュース自動システム及び監督のランダウンシートを一体化するのに利用される。
【0014】
一実施例では、一般的なネーミング決まりにより、複製中に構築される各マクロ要素ファイルへのパス、関連付けの名前及びファイル名を生成するための標準的なフォーマットが提供される。一実施例では、当該パスに対し、シンタックス「//server/share/path/filename」が利用される。ファイル名は、ネーミングテーブルからの変数名及びテンプレートファイルに基づく。従って、マクロ要素リストは、容易な選択のためユーザにより規定されたネーミングスキームによりマクロ要素ライブラリを提供する。
【0015】
各マクロ要素ファイルが複製中に構築されると、ネーミングテーブル、リンク情報及び他の構築情報が、マクロ要素ファイルと共に含まれる。例えば、ネーミングテーブルは、マクロ要素ファイル名を自動的に生成するネーミングの決まりをサポートする。リンク情報は、特定のソースまたは他の制作値への以降の変更が関連するフィールドを含むすべてのマクロ要素ファイルに自動的に反映されるように、変数がリンクされるのを可能にする。
【0016】
本発明によりマクロ要素が構築されると、当該マクロ要素は各ソースと適切に機能することを保証するため、テストすることが可能である。一実施例では、マクロ要素テンプレートからマクロ要素を構築するため、スタンドアローンアプリケーションが提供される。その後、マクロ要素は、ソースのテスト及び/またはメディア制作の生成のため各マクロ要素ファイルを実行する独立した自動制御プログラムにインポートされる。
【0017】
他の実施例では、マクロ要素が自動制御プログラム上に構築され、マクロ要素テンプレートを構築するため、独立した制御インタフェースに以降においてインポートされる。マクロ要素群が、マクロ要素テンプレートから構築され、その後、各マクロ要素はテスト及び自動制御のため、自動制御プログラムにインポートされる。
【0018】
他の実施例では、上述の制御インタフェース及び複製制御インタフェースは、各テンプレートのマクロ要素群を生成するため複製されるマクロ要素テンプレートの生成を可能にするため、自動制御プログラムに統合される。各マクロ要素はテストされ、マクロ要素を他のアプリケーションプログラムにインポートする必要なく、メディア制作を生成するのに実行される。
[発明の詳細な説明]
本発明は、複数のマクロ要素を構築するため、マクロ要素のテンプレートの複製を可能にする。監督は、メディア制作のセグメントを制作するのに、ファイル名により各マクロ要素の呼出しが可能である。
【0019】
監督のランダウンシートは、ショーを作成するための複数の要素から構成される。このため、1つの要素は、製作クルーによる制作機器の操作及びこれによるショーの特殊効果またはセグメントの制作を指示するコマンド群から構成される。一例として、ボイス・オーバ(VO)要素があげられる。この場合、複数のコマンドが、監督のランダウンのラインアイテムやVO要素を実行するのに必要とされる。具体的には、ビデオスイッチャ、オーディオミキサ、テレプロンプタ、及びビデオテープレコーダ/プレーヤー(VTR)やビデオサーバなどの記録/再生装置(RPD)に対するコマンドが必要とされる。これらのコマンドは、VO要素を規定するのにグループ化される。
【0020】
自動化された制作環境では、1つの要素は多くの人手によるやりとりなく、制作機器の制御を自動化するコマンド群を表す。自動化された制作環境の一例が、その内容のすべてが参照することによりここに含まれる、係属中の米国特許出願「System and Method for Real Time Video Production and Multicasting」(米国特許出願第09/634,735号)に開示されている。米国特許出願第09/634,735号に記載されるように、自動化制作は、ParkerVision,Inc.(フロリダ州ジャクソンビル)により開発されたTransition MacroTMマルチメディア制作制御プログラムなどの自動化制御プログラムにより管理及び制御することが可能である。すなわち、自動化制御プログラムは、マクロ要素またはマクロ要素群を表す複数のコマンド群を含む。
【0021】
従って監督は、ショーのランダウン上の要素を表すのに必要なすべての制作コマンドからなるマクロ要素を作成するであろう。マクロ要素は、指定された制作装置を制御し、これにより、イントロダクション、パッケージ及びタグセグメント(INTRO/PKG/TAG)、ボイス・オーバ(VO)セグメント、サウンド・オン・テープ(SOT)セグメント、オーバー・ザ・ショルダー(OTS)セグメント、VO/SOTの組み合わせ、オン・カメラ(ON−CAM)セグメント、あるいは他のタイプのショーの要素またはセグメントなどの特殊効果またはショーセグメントを生成するよう実行可能である。
【0022】
ここで使用される「メディア制作」には、本発明の方法、システム及びコンピュータプログラムプロダクツによる任意の形式のメディアまたはマルチメディアの制作が含まれる。メディア制作は、以下に限定されるものではないが、ニュースプログラム映像、テレビプログラミング(ドキュメンタリ、シチュエーションコメディ、ドラマ、バラエティショー、インタビューなど)、スポーツイベント、コンサート、インフォマーシャル、映画、ビデオレンタル、あるいは他の何れかのコンテンツを含む。例えば、メディア制作は、企業通信及びトレーニングに関するストリーミング映像、遠隔教育学習、あるいはホームショッピング映像ベース「e−」コマースまたは「t−」コマースを含みうる。メディア制作はまた、ライブまたは録音音声(ラジオ放送を含む)、グラフィックス、アニメーション、コンピュータ生成、テキスト及び他の形式のメディア及びマルチメディアを含む。
【0023】
従って、メディア制作は、ライブ、準ライブあるいは収録とすることが可能である。本発明の「ライブ放送」の実施例では、メディア制作が記録され、従来の地上波または他の媒体(ケーブル、衛星など)を介しテレビなどに即座に配信される。同時に(または実質的に同時に)、メディア制作はコンピュータネットワークを介した配信のため符号化することが可能である。一実施例では、コンピュータネットワークはインターネットを含み、メディア制作はワールドワイドウェブを介した配信のためハイパーテキストマークアップ言語(HTML)などにフォーマット化される。しかしながら、本発明は、インターネットに限定されるものではない。従来の同期及び送信システム及び方法並びにネットワーク配信が、その内容のすべてが参照することによりここに含まれる、係属中の米国特許出願「Method,System,and Computer Program Product for Producing and Distributing Enhanced Media」(米国特許出願第10/208,810号)に記載されている。
【0024】
「準ライブ」という用語は、従来媒体またはネットワーク媒体を介した遅延された配信のため記録されたライブメディア制作を表す。この遅延時間は、典型的には数秒程度であり、いくつかの要因に基づくものである。例えば、ライブ配信は、エディタにコンテンツを承認するのに十分な時間を与えるため、あるいは問題のある主題を削除するためコンテンツを編集するため遅延されるかもしれない。
【0025】
「収録」という用語は、ビデオテープレコーダ/プレーヤー(VTR)、ビデオレコーダ/サーバ、バーチャルレコーダ(VR)、デジタルオーディオテープ(DAT)レコーダ、あるいは磁気、光、電子または他の任意の記憶媒体を介し格納、記録、生成または再生する任意の機構を含む任意のタイプの記録再生装置(RPD)に格納されたライブメディア制作を表す。ここで、「収録」は、本発明の一実施例のみを表すものであるということが理解されるべきである。本発明は、ライブタレント(マンが、コンピュータ生成キャラクタ、アニメーションなど)を使用または使用しない他の任意のタイプの制作に等しく適用可能である。従って、ここでの「ライブ」、「準ライブ」あるいは「収録」の表現は、例示のため用いられ、限定的なものではない。さらに、従来の配信またはネットワーク配信は、ライブとすることも可能であり、あるいは以前に格納されたメディア制作から変更することも可能である。
【0026】
上述のように、本発明はマクロ要素のライブラリが監督により作成及び選択されることを可能にする。図1は、本発明の実施例によるマクロ要素を構築するための制御インタフェース100を示す。マクロ要素は、監督のランダウンの要素を規定するため、あるいはメディア制作のストーリーまたはセグメントを制作するための複数のメディア制作装置を制御するための所定の関数またはルーチン群から構成される。実行時、マクロ要素は、1以上の制作装置の制御を自動化し、これによりストーリーやセグメントを制作するメディア制作コマンドのシリアル及びパラレル処理を可能にする。
【0027】
一実施例では、マクロ要素はインポートされ、自動マルチメディア制作システムを制御するのに実行可能なParkerVision,Inc.(フロリダ州ジャクソンビル)により開発されたTransition MacroTMマルチメディア制作制御プログラムなどの自動制御プログラムに一体化される。Transition MacroTMプログラムは、その内容のすべてが参照することによりここに含まれる、係属中の米国特許出願「System and Method for Real Time Video Production and Multicasting」(米国特許出願第09/634,735号)に記載されている。上記米国特許出願に記載されているように、Transition MacroTMプログラムは、メディア制作コマンドのシリアル及びパラレル処理を可能にするイベントドリブンなアプリケーションである。係属中の米国特許出願「Method,System and Computer Program Product for Producing and Distributing Enhanced Media Downstreams」(米国特許出願第09/836,239号)はまた、本発明により実現可能なマルチメディア制作環境の典型的実施例を開示し、その内容のすべてが参照することによりここに含まれる。上記米国特許出願に記載されるように、自動マルチメディア制作環境は、アナログ及び/またはデジタル映像環境における各種メディア制作装置の動作を自動的または半自動的に指示及び制御する中央メディア制作処理装置を有する。
【0028】
「メディア制作装置」という用語は、ビデオスイッチャ、デジタルビデオエフェクト(DVE)装置、オーディミキサ、テレプロンプティングシステム、ビデオカメラ及びロボット(パン、ティルト、ズーム、フォーカス及びアイリスコントロール用)、記録再生装置(RPD)、キャラクタ生成装置、スチルストア、スタジオ照明装置、ニュース自動化装置、マスタ制御/メディア管理自動システム、コマーシャル挿入装置、圧縮/解凍装置(コーデック)、バーチャルセットなどを含む。「RPD」という用語は、VTR、ビデオレコーダ/サーバ、バーチャルレコーダ(VR)、デジタルオーディオテープ(DAT)レコーダ、あるいは磁気、光、電子または他の任意の記憶媒体を介し格納、記録、生成または再生を行う任意の機構を含む。一実施例では、メディア制作処理装置は、衛星、地上波(光ファイバ、銅線、UTP、STP、同軸、ハイブリッドファイバ同軸(HFC)など)、ラジオ、マイクロ波、フリースペースオプティックス、あるいはスタジオ内のライブショーを制作する代わりに、またはそれに加えて、他の任意の送信形態または方法を含む任意のタイプの通信ソースからライブ供給(フィールドニュースレポート、ニュースサービス、スポーツイベントなど)を受信及びルーティングする。
【0029】
図1を参照するに、制御インタフェース100は、水平タイムライン117と1以上の水平制御ライン118(a)〜118(n)を有する。自動制御オブジェクトグループ101は、タイムライン117に関する様々な位置における制御ライン118(a)〜118(n)上に位置決めするのに利用可能である。各自動制御オブジェクト101は、実行時に1以上のメディア制作コマンドを制作装置に送信する命令シーケンスのグラフィカル表示(アイコンなど)である。自動制御オブジェクト101が制御ライン118(a)〜118(n)に配置されると、配置された制御オブジェクト101は、タイムライン117上の対応する空間座標に一致する座標特性値を想定する。タイムライン117の空間座標は、フレーム単位により画定される。しかしながら他の実施例では、空間座標は秒単位あるいは他の測定単位により画定される。
【0030】
自動制御オブジェクト101は、ユーザマーク102、汎用入出力(GPI/O)マーク103、ステップマーク104及び符号化マーク105を含む。ユーザマーク102については、以下で詳細に説明される。GPI/Oマーク103及びステップマーク104は、マクロ要素のさらなる実行を一時停止または停止するコマンドと関連付けされる。一実施例では、GPI/Oマーク103とステップマーク104は、ランダウンステップコマンドと関連付けされる。ランダウンステップコマンドは、タイムライン117上のタイマ表示(図示せず)が監督や他のメディア制作装置により解除または再起動されるまでそれぞれ実行の開始または停止を行うよう指示する。例えば、ステップマーク104とGPI/Oマーク103は、タイマ表示(図示せず)が自動的に実行の停止を行う時間を指定するよう制御ライン118(a)上に配置することができる。言い換えると、タイマ表示は、監督が当該プロセスを手動により停止することなく、または他の装置(テレプロンプティングシステム(図示せず)など)がタイマ停止コマンドを送信する必要なく、タイムライン117上を移動することを停止するであろう。ステップマーク104がタイマ表示を停止するのに起動される場合、タイマ表示は監督により手動で、または他の外部装置がステップコマンドを送信することによって自動的に再スタートすることが可能である。GPI/Oマーク103がタイマ表示を停止するのに利用される場合、タイマ表示はGPIまたはGPO装置がGPI/O信号を送信することにより再スタートすることが可能である。
【0031】
一実施例では、ステップマーク104とGPI/Oマーク103は、要素の始めまたは終わりを指定する論理的中断を配置するのに利用される。言い換えると、ステップマーク104とGPI/Oマーク103が、メディア制作内のセグメントを指定するのに制御ライン118(a)上に配置される。1以上の設定ファイルがまた、指定されたセグメントとメタデータとをリンクさせるため、ステップマーク103及びGPI/Oマーク104と関連付けすることが可能である。
【0032】
符号化マーク105はまた、制御ライン118(a)上に配置可能である。一実施例では、符号化マーク105は、PakerVision,Inc.により開発されたWeb MarkTMソフトウェアアプリケーションにより生成される。符号化マーク105は、メディア制作内部の明確なセグメントを特定する。タイマ表示が符号化マーク105を超えて進むとき、符号化マーク105に関するコマンドは符号化システムが新しいセグメントの始めをインデックス処理するよう指示する。符号化システムは、符号化マーク105の配置に基づき、メディア制作を個別のファイルに自動的にクリップする。このことは、符号化マーク105により特定されるセグメントのインデックス処理、カタログ処理及び以降の呼び出しを容易にする。符号化マーク105は、監督が当該セグメントの名前を指定し、セグメントタイプの分類を指定するのを可能にする。セグメントタイプの分類は、大小の分類を含む。例えば、大きな分類またはトピックは、スポート、天気、ヘッドラインニュース、トラフィック、健康注意、選挙などが想定される。一例となる小さな分類またはカテゴリは、ローカルスポーツ、大学バスケットボール、NFLフットボール、高校野球、地域の天気、全国の天気、地域の政治、地域のコミュニティ問題、地域犯罪、社説、全国のニュースなどが想定される。分類は、セグメントタイプの特定及び広告ターゲット化のためのさらなる細分化及び分解のため、2つのレベルを超えて制限のないレベル数まで拡張可能である。要するに、各符号化マーク105に関する特性は、特定のセグメントにリンク可能なメタデータ群を提供する。これらの特性は、アーカイブからセグメントを特定または抽出するため、以降における検索を可能にする。
【0033】
他の自動制御オブジェクト101は、監督が制御インタフェース100により構築される要素または要素の1以上の部分に名前を付けることを可能にするラベルオブジェクト106である。一実施例では、監督はラベルオブジェクト106を制御ライン118(a)〜118(n)の何れかにドラッグ・アンド・ドロップし、テキストの説明を入力するためのダイアログボックスを開くため、位置決定されたラベルオブジェクト106をダブルクリックする。テキストの記載は、ラベル123として制御ライン118(a)〜118(n)上に表示される。図1は、現在要素を「VO−VTR1」として名付けるラベル123を表示するため、ラベルオブジェクト106が制御ライン118(n)上に配置されていることを示す。
【0034】
遷移オブジェクト107と108は、映像切り替え装置を制御するための自動制御コマンドに関する。このため、遷移オブジェクト107と108は、各種遷移効果または特殊効果をメディア制作に実現するため、1以上の装置を制御するよう制御ライン118(a)〜118(n)の何れかに位置決めすることが可能である。このような遷移効果には、以下に限定されるものではないが、フェード、ワイプ、DVE、ダウンストリームキーヤー(DSK)効果などを含む。DVEは、以下に限定されるものではないが、ワープ、デュアルボックス効果、ページターン、スラブ効果及びシーケンスを含む。DSK効果は、DVE及びDSKリニア、クロマ及びルマキーヤー(keyer)を含む。
【0035】
図1は、2つの独立した合成効果バンクに出力を送信するのに利用可能な2つの遷移オブジェクト107と108を示す。各合成効果バンクは、異なる映像ストリーム、コンポジットビュー、カメラフィードなどに利用可能である。さらなる遷移オブジェクト107と108が、システム開発者により希望に応じて追加することが可能である。
【0036】
あるいは、遷移オブジェクト107及び108は、2つの異なる映像切り替え装置に指示するのに利用可能である。一実施例では、遷移オブジェクト107は、ユーザまたは監督がキーヤーを手動により選択することを要求する手動キーヤーに制御コマンドを送信することを可能にする。他方、遷移オブジェクト108は、シリアル及び/またはパラレルキーイングに対し自動的に選択される自動キーヤーに制御コマンドを送信することを可能にする。自動キーイングシステムの一例が、その全体が参照することによりここに含まれる、「係属中」の米国特許出願「Autokeying Method,System,and Computer Program Product」(出願番号未定、代理人整理番号1752.0520001)に記載されている。
【0037】
他の実施例では、遷移オブジェクト107と108は、2つの自動キーヤーを表す。他の実施例では、遷移オブジェクト107と108は、2つの手動キーヤーを表す。大小の手動または自動キーヤーが、個別にまたは組み合わされて、制御インタフェース100と関連付け可能であり、同様に遷移オブジェクト107と108の個数もシステム開発者により所望されるように、制御インタフェース100に対し調整可能である。
【0038】
他の自動制御オブジェクト101は、キーヤー制御オブジェクト109である。キーヤー制御オブジェクト109は、キーヤー制御に構成または割当てられ、プレビューやプログラム出力のためリニア、ルマ、クロマまたはこれらを合成したものにより1以上のキーヤーレイヤの準備及び実行に利用される制御ライン118(a)〜118(n)の何れかに配置される。キーヤーは、DVEのアップストリームまたはダウンストリームとすることが可能である。
【0039】
音声オブジェクト110が、音声制御に構成または割当てられ、音声ミキサ、デジタルオーディオテープ(DAT)、カセット装置、他の音声ソース(CDやDATなど)などの音声機器を制御するためのコマンドに関する制御ライン118(a)〜118(n)の何れかに配置可能である。テレプロンプタオブジェクト111は、テレプロンプティング制御に構成または割当てられ、テレプロンプティングシステムを制御するためのコマンドに関する制御ライン118(a)〜118(n)の何れかに配置可能である。キャラクタ生成装置(CG)オブジェクト112は、キャラクタ生成装置制御に構成または割当てられ、CGまたはスチルストアを制御するためのコマンドに関する制御ライン118(a)〜118(n)の何れかに配置可能である。カメラオブジェクト113は、カメラ制御に構成または割当てられ、1以上のカメラの動きと設定を制御するためのコマンドに関する制御ライン118(a)〜118(n)の何れに配置可能である。VTRオブジェクト114は、VTR制御に構成または割当てられ、音声信号により、あるいはそれによらず映像を供給するRPDを制御するためのコマンドに関する制御ライン118(a)〜118(n)の何れかに配置可能である。GPOオブジェクト115は、GPI及び/またはGPO制御に構成または割当てられ、GPI及び/またはGPO装置を制御するためのコマンドに関する制御ライン118(a)〜118(n)の何れかに配置可能である。
【0040】
符号化オブジェクト116は、エンコーダ制御に構成または割当てられ、符号化コマンドに関する制御ライン118(a)〜118(n)の何れかに配置可能である。一実施例では、符号化オブジェクト116は、PakerVision,Inc.により開発されたWebSTATIONTMソフトウェアアプリケーションにより生成される。動作時、符号化オブジェクト116は、符号化システムを初期化し、符号化プロセスを開始する。また、第2符号化オブジェクト116が、符号化プロセスを終了させるのに配置可能である。符号化オブジェクト116はまた、監督がメディア制作と文脈依存または他のメディア(宣伝、他の映像、ウェブサイトなどを含む)とをリンクさせることを可能にする。符号化マーク105と比較して、符号化オブジェクト116は、符号化システムが異なるショーを特定するため符号化プロセスを開始及び停止することを可能にし、符号化マーク105は、符号化システムに異なるセグメントしてメディアストリームの一部を指定するよう指示する。符号化オブジェクト116に含まれるメタデータは、利用可能なショーのカタログを提供するのに利用され、符号化マーク105のメタデータは、利用可能なショーセグメントのカタログを提供するのに利用される。
【0041】
ユーザマークオブジェクト102が、1以上の自動制御オブジェクト101を特定の時点に正確に関連付け、または揃えるのに提供される。例えば、監督がテレプロンプタオブジェクト111の空間座標がちょうど00:25フレームとなるように、テレプロンプタにより割当てられた制御ライン118(a)〜118(n)の1つにテレプロンプタオブジェクト111を配置することを所望する場合、監督はまずユーザマークオブジェクトを00:25フレームマークにドラッグ・アンド・ドロップする。その後監督は、テレプロンプタオブジェクト111を配置されたユーザマークオブジェクト102にドラッグ・アンド・ドロップする。その後、テレプロンプタオブジェクト111は、テレプロンプタオブジェクト111の空間座標が00:25フレームとなるように自動配置される。つまり、ユーザマーク111上にドラッグ・アンド・ドロップされたオブジェクトは、自動的に配置され、00:25フレームの座標特性値を有する。この特徴は、複数のオブジェクトに正確に同じ座標特性値を提供するのに利用される。
【0042】
上述のように、テレプロンプティングオブジェクト111は、処理ユニットと、タレントにテレプロンプティングスクリプト(ここでは、「スクリプト」と呼ぶ)を提示する1以上のディスプレイとを有するテレプロンプティングシステム(図示せず)に関連付けされる。一実施例では、テレプロンプティングシステムは、PakerVision,Inc.から利用可能なSCRIPT ViewerTMである。係属中の米国特許出願「Method,System and Computer Program Product for Producing and Distributing Enhanced Media Downstreams」(米国特許出願第09/836,239号)に記載されるように、テレプロンプティングシステムは、様々なカラー及びフォントにより複数のスピードで任意の長さのスクリプトを生成、編集及び実行するのに利用可能である。
【0043】
一実施例では、テレプロンプティングシステムは、監督がメディア制作コマンドをスクリプトに挿入するためテキストエディタを利用することを可能にする(ここでは、「スクリプトコマンド」と呼ぶ)。テキストエディタはパーソナルコンピュータやワークステーションなどが可能であり、あるいは制御インタフェース100の一体化されたコンポーネントとすることも可能である。スクリプトコマンドは、キューコマンド、遅延コマンド、一時停止コマンド、ランダウンステップコマンド、及び拡張メディアコマンドを含む。拡張メディアコマンドは、補助情報をスクリプトまたはメディア制作とリンク及び同期させる。このことは、追加的な映像、HTMLまたは他のフォーマットのグラフィックス、あるいは関連するトピックまたは拡張された再生URLまたはデータがメディア制作と関連付けされることを可能にする。本発明は上述のスクリプトコマンドに限定されるものではない。関連技術分野の当業者には明らかなように、列挙された以外のコマンドをスクリプトに挿入することも可能である。
【0044】
上述のように、制御ライン118(a)〜118(n)が割当てのため構成可能である。各制御ライン118(a)〜118(n)が、任意のタイプのメディア制作装置の自動制御を可能にするよう構成可能である。一実施例では、装置タイプは制御ライン118(a)〜118(n)に配置された自動制御オブジェクト101により決定される。図1を参照するに、音声オブジェクト110(a)〜110(d)は、それぞれ制御ライン118(c)〜118(f)に配置される。音声オブジェクト110(a)〜110(d)は、監督が音声機器を制御するコマンドを規定することを可能にするため、制御ライン118(c)〜118(f)は、割当てられた音声装置タイプを有する音声制御ラインである。言い換えると、制御ライン118(c)〜118(f)は、1以上の音声装置に対する制御コマンドを規定するよう構成可能である。
【0045】
図1はまた、遷移装置タイプを有する2つの制御ラインを示す。遷移オブジェクト114(a)と114(b)は、制御ライン118(g)〜118(h)に配置され、これにより、遷移装置タイプを制御ライン118(g)〜118(h)に割当てる。すなわち、制御インタフェース110は、監督が特定の要素に対し要求される制御ラインの数量及びタイプを有するマクロ要素を生成することを可能にする。制御インタフェース110は、監督が新たな機器を追加し、インタフェースに対するソフトウェアコードを書き換えることなく制作値を変更することを可能にする。
【0046】
配置された各自動制御オブジェクト101は、タイムラインポジションラベル119(119(a)〜119(g)として示される)と、オブジェクト記述子120(120(a)〜120(g)として示される)との2つのラベルを有する。例えば、配置された遷移オブジェクト107(a)を参照するに、タイムラインポジションラベル119(a)は、遷移オブジェクト107(a)の先頭に置かれ、フレーム単位でのタイムラインポジションを示す(すなわち、タイムライン117の空間座標)。オブジェクト記述子120(a)は、遷移オブジェクト107(a)の右側にあり、アイコンタイプ(すなわち、DVEまたは遷移アイコン)と配置されたオブジェクトのアイコン番号(すなわち、Icon1)を有する。アイコン番号は、制御ライン118(a)〜118(n)に配置されたあるタイプのオブジェクトの個数を特定する。図示されるように、オブジェクト記述子120は、自動制御オブジェクト101を規定する他のフィールドを含むことが可能である。例えば、オブジェクト記述子120(a)は、その両方が以下において詳細に説明される出力フィールド(すなわち、プレビュー)とDVEボタン番号を含む。
【0047】
上述のように、制御インタフェース100は、「VO−VTR1」ラベル123により指定されたマクロ要素の一例を表示している。実行時に、マクロ要素はボイス・オーバー・セグメントを生成するコマンドを提供し、これにより、ホストはショーの最中に映像記録を通知する。監督は適切な制御オブジェクト101を制御インタフェース100に配置し、ショー要素の生成を自動化するのに実行可能なマクロ要素を生成する。
【0048】
図2を参照するに、フローチャート200は、図1のVO−VTRマクロ要素を構築するための制御フローの一例を示す。フローチャート200の制御フローはステップ201から開始され、ステップ203に即座に移行する。ステップ203において、VTR1として指定されたRPDが、映像記録を再生するようプログラムされる。VTRオブジェクト114(a)は、メディア制作装置が制作のため適切に設定されていることを保証するため、設定またはキュー期間を提供するよう制御ライン118(g)上に配置される。図1に示されるように、VTRオブジェクト114(a)に係るタイムライン座標値は00:03フレームであり、キューアイコンに係るRPD(すなわち、VTRオブジェクト114(a))はVTR1である。VTRオブジェクト114(a)が起動されると、メディア制作処理装置は、キューコマンドをVTR1として特定されるRPDに送信する。VTR1に送信されるキューコマンドは、VTRオブジェクト114(a)に係るフレームコードまたはタイムコードを含む。キューコマンドを受信すると、VTR1はキューコマンドのフレームコードまたはタイムコードにより指定されるフレームを検索する。このようにして、映像記録はマクロ要素により自動的にキューされる。
【0049】
ステップ206において、ステップマーク104(a)がマクロ要素のさらなる実行を一時停止するのに配置される。言い換えると、VTR1が所望の映像セグメントを検索するのにキューされると、マクロ要素はステップコマンドが処理を再開するのに受信されるまで実行を停止する。ステップ209において、GPI/Oマーク103(a)は、マクロ要素を再開するためステップコマンドを提供するよう配置される。本例では、マクロ要素は、GPIポートに接続されている外部ソースからのGPI/Oトリガーによって再開される。あるいは、マクロ要素は、テレプロンプティングシステムが通信インタフェースを介しステップコマンドを送信することによって再開可能である。
【0050】
ステップ212において、VTRオブジェクト114(b)が、ステップ203においてキューされた映像記録の再生を開始するよう配置される。VTRオブジェクト114(b)が起動されると、メディア制作処理装置は、再生コマンドをVTR1に送信する。VTR1からの出力は、映像切り替え装置の映像入力チャネルにリンクされる。
【0051】
ステップ215において、音声オブジェクト110(a)がホストに対しマイクロフォンを提供するよう配置される。マイクロフォンは、MIC1として指定され、映像切り替え装置の音声入力チャネルにリンクされる。
【0052】
ステップ218において、遷移オブジェクト107(a)が、映像切り替え装置を指定し(ステップ212〜215に対し)、制作のために映像遷移を規定するよう配置される。可能な映像遷移には、フェーディング、ワイピング、カッティングなどが含まれる。例えば、遷移はカメラソースからVTR1から出力された映像へのフェードとすることが可能である。
【0053】
遷移オブジェクト107(a)に対し、VTR1の映像出力がプレビュー出力に対して選択される。遷移オブジェクト107(a)は、00:09フレームマークに配置される。このため、タイマが00:09フレームを読むと、遷移オブジェクト107(a)が起動され、メディア制作処理装置は所望の映像遷移を生成するため映像切替え装置またはDVE装置(DVE1と指定される)と通信する。この場合、それはVTR1の映像出力とプレビュー出力チャネルとを接続するためのものである。上述のように、VTRオブジェクト114(b)は、遷移オブジェクト107(a)が起動される時点まで、クリーンな映像信号がVTR1から割当てられた映像チャネルを介し入力されるように、遷移オブジェクト107(a)の前にマクロ要素上に配置される。
【0054】
ステップ221において、音声オブジェクト110(b)は、VTR1から出力される音声をフェードダウンすると同時に、ホストのマイクロフォンをフェードアップするよう配置される。音声オブジェクト110(b)が起動されると、メディア制作処理装置は、音声ミキサ制御コマンドを音声ミキサに送信する。この制御コマンドは、音声ミキサに音声出力VTR1に対応する音声入力をフェードダウンさせる。
【0055】
ステップ224において、音声オブジェクト110(c)は、VTR1から出力される音声を所定のレベルに引き下げるのに配置される。音声オブジェクト110(d)は、すべての音声ソースをグループ解除するのに配置される。以降において、制御フローはステップ295に示されるように終了する。
【0056】
自動制御オブジェクト101が制御ライン118(a)〜118(n)に配置されるとき、追加的なテンプレートが手動により繰り返しのデータを再入力する必要なくマクロ要素から構築することができるように、変数及び他の構築情報が割当てられる。このことは図3を参照して理解することが可能であり、図3におけるフローチャート300は、本発明の実施例の一般的な動作フローを表す。より詳細には、フローチャート300は、本発明によるマクロ要素テンプレートを生成するための制御フローの一例を示す。
【0057】
フローチャート300の制御フローは、ステップ301から開始され、即座にステップ303に移行する。ステップ303において、設定ファイルが設定パラメータをアクセスするため開かれる。一実施例では、設定ファイルは利用可能なメディア制作装置を制御するため自動制御オブジェクト101のリストを入力する。一実施例では、監督は所定のスタジオシステムのリストから選択することが可能である。各スタジオシステムは、スタジオシステムに利用可能なメディア制作装置に対応する自動制御オブジェクト群101を有する。システムには、以下に限定されるものではないが、遷移オブジェクト107−108、キー制御オブジェクト109、自動キーヤーオブジェクト、補助キーヤーオブジェクト、ダウンストリームキーヤー(DSK)オブジェクト、または補助映像オブジェクトを含む1以上のオブジェクトが含まれる。1つのスタジオシステムには、2つの遷移制御オブジェクト107と108、1つのキーヤー制御オブジェクト109、2つのDVE装置ごとの自動キーヤー、3つの補助キーヤー、2つのDSK装置及び8つの補助映像が含まれうる。第2のスタジオシステムには、2つの遷移制御オブジェクト107または108、1つのキーヤー制御オブジェクト109、1つのDVE装置ごとの自動キーヤー、1つの補助キーヤー、1つのDSK装置及び1つの補助映像が含まれうる。第3のスタジオシステムには、1つの遷移制御オブジェクト107または108、1つのキーヤー制御オブジェクト109、1つのDVE装置ごとの自動キーヤー、1つの補助キーヤー、1つのDSK装置及び1つの補助映像が含まれうる。システムの1つはデフォルトシステムとして指定することが可能であり、監督は他のシステムを選択するオプションを有することが可能である。
【0058】
設定ファイルにより入力可能な第2の設定パラメータは、各メディア制作装置に対するI/Oポートを指定するのに用いられるソースラベルである。ソースラベルは、監督が非記述的番号の代わりに認識可能な名称により入力を選択するのを可能にする。一実施例では、アプリケーション初期化ファイル(ここでは、「studio.ini」と呼ぶ)は、各映像入力ソース及びマシーン制御ポートに対するラベルを供給する。アプリケーションマクロファイル(ここでは、「studio.mac」と呼ぶ)は、DVEボタンラベル及び各音声入力に対するラベルを供給する。
【0059】
設定ファイルはまた、各種ソース間のリンク関係を示すリンクテーブルを入力する。一実施例では、8つのリンクテーブルが設けられている。これらのテーブルは、ビデオ・ツー・オーディオテーブル、ビデオ・ツー・ポートテーブル、ビデオ・ツー・CG・ポートテーブル、カメラ・プリセット・ツー・オーディオテーブル、カメラ・プリセット・ツー・ビデオテーブル、キー・フィル・ツー・キー・ホールテーブル、オーディオ・ツー・オーディオテーブル及びビデオ・ツー・GPOテーブルがあげられる。ビデオ・ツー・オーディオリンクテーブルは、1以上の音声チャネルと映像チャネルとをリンクさせる。ビデオ・ツー・CG・ポートテーブルは、CG制御ポートと映像チャネルとをリンクさせる。カメラ・プリセット・ツー・オーディオテーブルは、1以上の音声チャネルとカメラプリセッサチャネルとをリンクさせる。キー・フィル・ツー・キー・ホールテーブルは、キーホールと「フィル(fill)」映像チャネルとをリンクさせる。オーディオ・ツー・オーディオテーブルは、オーディオチャネルまたはオーディオチャネル群と1以上の音声チャネルとをリンクさせる。最後に、ビデオ・ツー・GPOテーブルは、映像チャネルとGPOポートとをリンクさせる。
【0060】
図4において、ビデオ・ツー・オーディオテーブル400の一例が示される。カラム401は、1以上の音声ソースにリンク可能な映像ソースの番号リストである。ソースカラム128は、後述される各映像ソースのユーザ規定またはデフォルトソース名を表示する。リンクカラム403は、監督が音声ソースと各映像ソースとをリンクさせることを可能にする。音声ソースをリンクさせるため、監督は後述されるリンクしている各音声ソースのソース名を入力する。
【0061】
一実施例では、設定ファイルは、マクロ要素のネーミングテーブルを入力する。一実施例では、5つのネーミングテーブル、すなわち、ビデオ・ネーミングテーブル、オーディオ・ネーミングテーブル、DVEボタン・ネーミングテーブル、カメラ・プリセット・ネーミングテーブル及びマシーン・デバイス・ネーミングテーブルが設けられている。ビデオ・ネーミングテーブルは、各映像ソースを名付けるのに利用される。監督は、各ソースの名前を入力したり、あるいはstudio.iniファイルからのソースラベルであるデフォルト値を受付けることができる。図1において、ビデオ・ネーミングテーブル126の一例が示される。カラム127は、利用可能な映像入力の番号リストである。ソースカラム128は、映像入力のユーザ規定またはデフォルトソース名を表示する。変数名カラム129は、監督が各映像入力の変数名を入力するのを可能にする。入力が行われない場合には、当該入力のソース名が用いられる。
【0062】
オーディオ・ネーミングテーブルが、各音声ソースを名付けるのに利用される。監督は、各音声ソースに対し名前を入力可能であり、あるいはデフォルト値を受け入れる。このデフォルト値は、studio.macファイルのサブファイルであるstudio.amxファイルからのソースラベルである。
【0063】
DVEボタン・ネーミングテーブルが、各DVEボタンを名付けるのに利用される。監督は、ある名前を入力するか、あるいはデフォルト値を受け入れることが可能である。このデフォルト値は、studio.macファイルのサブファイルであるstudio.dvbファイルからのソースラベルである。
【0064】
カメラ・プリセット・ネーミングテーブルが、各カメラプリセットボタンを名付けるのに利用される。監督は、ある名前を入力するか、またはデフォルト値を受け入れることが可能である。このデフォルト値は、studio.macファイルのサブファイルであるstudio.preファイルからのソースラベル(すなわち、プリセッサ番号)である。
【0065】
マシーン・デバイス・ネーミングテーブルが、各マシーン制御ポートを名付けるのに利用される。監督は、各マシーン制御ポートに対する名前を入力するか、あるいはstudio.iniファイルからのソースラベル(すなわち、ポート名)であるデフォルト値を受付けることが可能である。
【0066】
ステップ306において、マクロ要素ファイルがインポートされる。このインポートされたファイルは、制御インタフェース100の制御ライン118(a)〜118(n)のトップからボトムまで占有する。監督は、図2を参照して上述されたように記憶媒体からマクロ要素ファイルを抽出するか、あるいは新しいマクロ要素を構築することが可能である。マクロ要素ファイルがインポートされる場合、各自動制御オブジェクト101のタイムラインポジション及びプロパティは、インポート処理の時点ではロックされる必要がある。
【0067】
ステップ309において、各自動制御オブジェクト101に対する構築情報が入力される。この構築情報は、変数名と変数プロパティを含む。変数名は、複製中に分類される装置タイプの特定またはリンク付けを行い、変数プロパティは、装置タイプ、ネーミングテーブル及びプロパティページフィールドを含む。
【0068】
図1を参照するに、自動制御オブジェクト101の変数名が変数名リスト124に示され、当該変数名に係る変数プロパティが変数プロパティリスト125に示される。変数プロパティリスト125は、マクロ要素テンプレートを複製するための動作規則を含む。監督は、選択された自動制御オブジェクト101に係るリストから変数プロパティを規定または選択する。追加プロパティボタン130は、変数プロパティを挿入するため起動され、削除プロパティボタン131が変数プロパティを削除するため起動することが可能である。
【0069】
上述のように、変数プロパティは、装置タイプ、プロパティページフィールド、割当てられた各変数の変数ネーミングテーブルを有する。装置タイプは、自動制御オブジェクト101により制御されているメディア制作装置のタイプを特定する。装置タイプは、変数名とリンクされる。ダイアログボックスが、割当てられた変数のプロパティページにアクセスするため開くことができる。後述されるように、プロパティページは、変数の範囲を決定するのに用いられる各種プロパティを指定する1以上のフィールドを含む。各変数はまた、変数名に対応する変数ネーミングテーブルに割当てられる。マクロ要素が複製中に構築されると、変数ネーミングテーブルが、以降で詳細に説明されるように、変数名がマクロ要素ファイル名により利用されるようにするため参照される。
【0070】
変数名と変数プロパティの指定が、図1を参照して説明可能である。図示されるように、遷移オブジェクト107(a)に変数名「VTR」が与えられる。当該オブジェクトはVTRソースの遷移効果を制御するため規定されるためである。変数名が入力されると、当該変数名が変数名リスト124に記録される。変数の装置タイプは、変数名とその変数プロパティとをリンクさせる変数プロパティリスト125に自動的に配置される。遷移オブジェクト107(a)に対して、装置タイプはDVEである。従って、変数プロパティ「DVE1アイコン1」が、変数プロパティリスト125に自動的に配置される。遷移オブジェクト107(a)に対して、DVEボタン・ネーミングテーブルがさらに設けられる。監督が入力装置を用いて変数名リスト124のVTR変数名を選択する場合、当該変数名に割当てられたプロパティが、変数プロパティリスト125に表示される。
【0071】
同様に、音声オブジェクト110(a)には、変数名リスト124に示されるような変数名「MIC」が割当てられる。装置タイプは音声であり、変数プロパティリスト125に自動的に配置される。
【0072】
装置タイプ及び変数ネーミングテーブルに加えて、各変数に係るプロパティページフィールドに値が割当てられる必要がある。一般に、プロパティページフィールドは、各自動制御オブジェクト101に係るメディア制作装置に対する制御指示及び/またはI/Oチャネルを特定する。また、プロパティページフィールドは、範囲を決定される自動制御オブジェクト101のタイプに依存する。さらに、追加的なプロパティが、1つの自動制御オブジェクト101の動作と他の動作とをリンクさせるのに指定可能である。
【0073】
図1を参照するに、9つのタイプの自動制御オブジェクト101が、範囲決定に適したものとして示される。これらの自動制御オブジェクト101は、遷移オブジェクト107と108、キーヤー制御オブジェクト109、音声オブジェクト110、テレプロンプタオブジェクト111、CGオブジェクト112、カメラオブジェクト113、VTRオブジェクト114、GPOオブジェクト115及びエンコードオブジェクト116を有する。他の実施例では、追加的な自動化及び制御オブジェクトが、図1に示されるオブジェクトに包含され、あるいはそれらの代わりに規定することができ、本発明の範囲に属するものとみなされる。
【0074】
遷移オブジェクト107と108に対して、プロパティページフィールドが、遷移された映像及び/または音声ソースに対して出力チャネルを指定するのに仕上げられる。出力チャネルは、プレビューチャネル、プログラムチャネルまたは補助チャネルとすることも可能である。例えば、遷移オブジェクト107と108により制御される出力または動作を他の自動制御オブジェクト101とリンクさせるのに用いられる情報がまた入力可能である。いくつかの実施例では、リンク情報は、映像チャネルと1以上の音声チャネルとを、映像チャネルとマシーン制御ポートとを、映像チャネルとCG装置からの入力とを、カメラプリセットチャネルと1以上の音声チャネルとを、カメラプリセットチャネルと映像チャネルとを、及びキーフィルチャネルとキーホールの入力とをリンクさせる指示を提供する。
【0075】
一実施例では、リンク情報が図4を参照して説明されるテーブル400などのリンクテーブルまたはプロパティページフィールドを含むダイアログボックスに入力される。他の実施例では、装置タイプとリンク情報が変数プロパティリスト125に入力される。図5は、リンク情報を含む変数プロパティリスト125及び変数名リスト124の他の実施例を示す。変数プロパティリスト125は、変数名VTRの複数のリンクプロパティを含む。追加プロパティボタン130が、追加的変数プロパティを挿入するのに起動可能であり、削除プロパティボタン131が変数プロパティを削除するのに起動可能である。
【0076】
リンクプロパティが、図1のリンクカラム132に図解的に示される。図1及び5を参照するに、リンク121を用いて、DVE1の制御とVTR1のキューコマンドとをリンクさせるVTRオブジェクト114(a)と遷移オブジェクト107(a)とをリンクさせる。リンク121はまた、DVE1の制御とVTR1の再生コマンドとをリンクさせるVTRオブジェクト114(b)と遷移オブジェクト107(a)とをリンクさせる。リンク121はまた、遷移オブジェクト107(a)と音声オブジェクト110(b)と110(c)とをリンクさせ、他のソース、すなわち、MIC1からの音声を可能にするため、VTR1から音声を低下させる。
【0077】
音声コマンドがある変数に割当てられている場合、音声オブジェクト110を選択する必要がある。音声に対しては、プロパティページフィールドは、音声コマンドフィールド、音声制御チャネルフィールド、音声プリセットフィールド、クロスフェードグループフィールド及び音声グループ化フィールドを有する。音声コマンドフィールドは、音声装置を制御するための指示を含む。音声コマンドは、以下に限定するものではないが、フェードアップ、フェードダウン、クロスフェードアップ及びクロスフェードダウンを含む。
【0078】
単一のチャネルが音声オブジェクト110に割当てられる場合、当該チャネルは音声制御チャネルフィールドに配置される。音声がリンクテーブルからグループ化される場合、グループ化されたチャネルの第1チャネルが、音声制御チャネルフィールドに配置される。その他のチャネルはまとめてグループ化される。複数の音声チャネルが映像チャネルとリンクされている場合、第1音声チャネルが音声制御フィールドに配置され、その他の音声チャネルはまとめてグループ化される。
【0079】
音声プリセットが、所望の音声制御レベルを指定するのに入力可能である。制御レベルは、ボリューム、バランス、フェーディングの最大及び最小レベル、及びフェード時間を含む。他の制御レベルは、イコライザ設定、補助ボリューム制御、チャネルグループなどを含む。
【0080】
クロスフェーディングが選択される場合、マスタグループフィールドはチャネルのマスタグループを表示し、従属グループフィールドはチャネルの従属グループを表示する。第1グループの記号(すなわち、グループA)が、当該記号によりグループ化されたすべてのチャネルをクロスフェードアップするためマスタグループフィールドに入力され、第2グループ記号(すなわち、グループB)が、他のすべてのチャネルをクロスフェードダウンするため従属グループフィールドに入力される。
【0081】
従って、クロスフェードダウンコマンドを有する音声オブジェクト110が起動されると、メディア制作処理装置は、音声ミキサにグループAのメンバーである音声チャネルのすべてをフェードダウンさせ、グループBのメンバーであるすべてのチャネルを同時にフェードアップさせる制御コマンドを音声ミキサに送信する。これは、図1を参照して説明可能である。図示されるように、音声オブジェクト110(a)は、MIC1から入力される音声を制御するよう規定される。音声オブジェクト110(b)は、VTR1から入力される音声をクロスフェードするよう規定される。リンク122は、音声オブジェクト110(a)と音声オブジェクト110(b)とをリンクさせる。VTR1への音声チャネルはマスタグループAとして指定され、MIC1への音声チャネルは従属グループBとして指定される。従って、クロスフェーディングオブジェクト110(b)が起動されると、制御コマンドがVTR1との当該チャネルをフェードダウンすると同時に、MIC1とのチャネルをフェードアップし、これによりボイスオーバ(VO)セグメントを提供するため、音声ミキサに送信される。
【0082】
音声グループ化フィールドは、音声オブジェクト110に対する他のプロパティページフィールドである。また、変数プロパティが、2以上の変数を合計するため設定可能である。異なる変数の音声チャネルは、すべて同一のグループ記号によりグループ化される。クロスフェーディングダウンであるグループ記号から特定の音声チャネルを削除するため、グループ解除音声オブジェクトコマンドが割り当てられる。制御チャネルと音声オブジェクト110の制御チャネルにグループ化されたすべてのチャネルが、クロスフェードコマンドからグループ解除される。
【0083】
プロパティページフィールドに加えて、リンク情報がさらに音声オブジェクト110に設けられる。任意の変数に1以上の音声オブジェクト110との1以上のリンクが割当可能である。リンク・ツー・オーディオオブジェクトコマンドは、音声制御チャネル及び任意のグループ化された音声チャネルを選択された音声オブジェクト110に割当てる。図1を参照して上述されたように、音声オブジェクト110(a)は音声オブジェクト110(b)とリンクされる。この結果、音声オブジェクト110(b)は、VTR1からの音声をダウンし、MIC1からのアップするようクロスフェードダウンされる。
【0084】
キーヤー制御オブジェクト109では、プロパティページフィールドは、バックグラウンドのソース、キーホール及びフィルを含む。一実施例では、リンクテーブルがキーホールとフィルとの間のリンク関係を規定するのに利用される。
【0085】
CGオブジェクト112では、プロパティページフィールドは、キャラクタ生成装置のソースまたはスチルストアを含む。リードフォワード、リードバックワード、リードネクストバッファ及びリードプリビアスバッファなどの制御コマンドを指定する他のフィールド値が提供される。CGプリセットはまた、具体的なページの読み込みまたはバッファリングをするため入力可能である。
【0086】
カメラオブジェクト113では、プロパティページフィールドは、カメラプリセットを含む。プリセットが、パンアングル、ティルトアングル、ズーム設定、アイリス設定及び/またはフォーカス設定を含む具体的なカメラ位置に対して設定することができる。ダイナミックオートトラックを実現するための制御コマンドが入力可能である。ダイナミックオートトラックビューは、ズームパースペクティブ、フレームオフセット設定、センシティビティ設定、及びウィンドウ設定を含む。一実施例では、リンクテーブルにより監督はカメラプリセットと音声及び/または映像チャネルとをリンクさせることができる。
【0087】
VTRオブジェクト114では、プロパティページフィールドは、自動化されているマシーン制御装置の識別子を含む。キュー、再生、停止、早送り、巻き戻し、連続再生、シャッフルなどの制御コマンドを指定する他のフィールド値が提供される。一実施例では、リンクテーブルにより、監督はマシーン制御から映像チャネルへの出力をリンクさせることができる。
【0088】
GPOオブジェクト115では、プロパティページフィールドは、GPOまたはGPI装置を識別するGPO番号を含む。一実施例では、リンクテーブルにより、監督はGPOポートから映像チャネルへの出力をリンクさせることが可能である。
【0089】
テレプロンプタオブジェクト111及びエンコードオブジェクト116はまた、必須のソース及び/または出力を含む本発明による制御コマンドを指定するためのプロパティページフィールドを含む。リンク情報がまた、上記オブジェクト及びそれらの変数と他の自動制御オブジェクト101とを関連付けるため指定可能である。例えば、テレプロンプタオブジェクト111のテレプロンプトスクリプトが、カメラから出力される映像を同期させるのに利用されるチャネルとリンクさせることが可能である。このことは、スクリプトがダウンストリームのキャプション処理をサポートするのに利用されることを可能にする。他の例では、遷移オブジェクト107に係るプログラム出力チャネルが、エンコードオブジェクト116により制御される符号化システムへの入力チャネルとリンクさせることが可能である。
【0090】
上記変数プロパティは例示的に提供された。本発明は、メディア制作装置の制御に係る他のプロパティを含むものとされる。
【0091】
本発明は、リンク情報を入力するための複数の技術を提供する。上述のように、リンク情報は、プロパティページフィールドを含むダイアログボックスまたはリンクテーブルに入力することができる。リンク情報はまた、変数プロパティリスト125に入力可能である。他の実施例では、リンク情報は、入力装置を用いて自動制御オブジェクト101(すなわち、From Object)を他の制御オブジェクト(すなわち、To Object)にドラッグ・アンド・ドロップすることによって入力される。ドラッグされるFrom Objectはプロパティページフィールドの少なくとも1つに割当てられた変数を有する必要がある。複数の変数が異なるプロパティページフィールドに割当てられている場合、監督はリンクのため変数の1つを選択するよう促される。
【0092】
From ObjectとTo Objectに割当てられた装置タイプは、リンクプロセスを完了させるのに入力する必要がある情報のタイプを決定する。2つの遷移オブジェクト107と108がリンクされている場合、監督は当該リンクを完了させるため出力フィールドを指定する必要がある。例えば、DVE1がDVE2にリンクされている場合、監督はDVE1からの出力チャネル(例えば、プログラム、プレビュー、補助など)がDVE2からの出力チャネル(例えば、プログラム、プレビュー、補助など)にリンクされることを指定する必要がある。これは、変数名リスト124に示される「DVE(#)アイコン(#)−(出力チャネル)とDVE(#)アイコン(#)−(出力チャネルフィールド)とをリンクせよ」というコマンドまたは変数プロパティを完成させることによって達成することが可能である。
【0093】
遷移オブジェクト107と108がキーヤー制御オブジェクト109とリンクされている場合、監督は遷移オブジェクト107と108の出力フィールドと、キーヤー制御オブジェクト109のソースフィールドとを指定する必要がある。例えば、DVE1の補助チャネル、プレビューまたはプログラムが、キーヤー制御オブジェクト109からのフィルソース、キーホールまたはバックグラウンドとリンクさせることが可能である。これは、変数名リスト124に示される「DVE(#)アイコン(#)−(出力チャネルフィールド)とキー・アイコン(#)−(ソースフィールド)とをリンクせよ」というコマンドまたは変数プロパティを完成させることによって実現可能である。
【0094】
遷移オブジェクト107と108が音声オブジェクト110とリンクされている場合、デフォルトリンクフィールドは、音声制御チャネルである。ビデオ・ツー・オーディオテーブルは、映像チャネルと音声チャネルとを関連付ける。指定する必要があるリンクコマンドあるいは変数プロパティは、音声コマンドまたは音声グループ化値に依存する。例えば、音声コマンドがフェードアップまたはフェードダウンである場合、DVEのプログラム、プレビューまたは補助チャネルが音声チャネルとリンクさせることが可能である。これは、変数名リスト124に示される「DVE(#)アイコン(#)−(出力チャネルフィールド)と音声アイコン(#)とをリンクせよ」というコマンドまたは変数プロパティを完成させることにより実現可能である。
【0095】
音声コマンドがクロスフェードである場合、DVEのプログラム、プレビューまたは補助チャネルは、従属チャネルまたはチャネルグループとリンク可能である。これは、変数名リスト124に示される「DVE(#)アイコン(#)−(出力チャネルフィールド)と音声アイコン(#)クロスフェード(クロスフェード群)とをリンクせよ」というコマンドまたは変数プロパティを完成させることにより実現可能である。「クロスフェード群」というフィールドは、マスタ及び従属チャネルを特定する。
【0096】
遷移オブジェクト107と108がVTRオブジェクト114にリンクされている場合、デフォルトリンクフィールドは制御装置である。ビデオ・ツー・ポートテーブルが映像チャネルとマシーン制御ポートとを関連付ける。例えば、DVE1のプログラム、プレビューあるいは補助チャネルは、VTRオブジェクト114に割当てられた映像チャネルにリンクすることが可能である。これは、変数名リスト124に示される「DVE(#)アイコン(#)−(出力チャネルフィールド)とマシーンアイコン(#)とをリンクせよ」というコマンドまたは変数プロパティを完成させることによって実現可能である。
【0097】
遷移オブジェクト107と108がCGオブジェクト112とリンクされている場合、デフォルトリンクフィールドはCGソースである。ビデオ・ツー・ポートテーブルは、映像チャネルとCG制御ポートとを関連付ける。例えば、DVE1のプログラム、プレビューまたは補助チャネルが、CGオブジェクト112に割当てられたチャネルとリンクさせることが可能である。これは、変数名リスト124に示される「DVE(#)アイコン(#)−(出力チャネルフィールド)とCGアイコン(#)とをリンクせよ」というコマンドまたは変数プロパティを完成させることによって実現可能である。
【0098】
遷移オブジェクト107と108がGPOオブジェクト115にリンクされている場合、デフォルトリンクフィールドは、GPO番号である。ビデオ・ツー・GPOテーブルは、映像チャネルとGPOポートとを関連付ける。例えば、DVE1のプログラム、プレビューまたは補助チャネルは、GPOオブジェクト115に割当てられたGPOポートにリンク可能である。これは、変数名リスト124に示される「DVE(#)アイコン(#)−(出力チャネルフィールド)とGPOアイコン(#)とをリンクせよ」というコマンドまたは変数プロパティを完成させることにより実現可能である。
【0099】
2つの音声オブジェクト110がリンクされている場合、デフォルトリンクフィールドは音声制御チャネルである。オーディオ・ツー・オーディオテーブルは、音声チャネルまたはチャネル群と他の音声チャネルまたはチャネル群とを関連付ける。監督はまた、変数名リスト124に示される「音声アイコン(#)と音声アイコン(#)とをリンクせよ」というコマンドまたは変数プロパティを完成させることができる。
【0100】
本発明は、自動制御オブジェクトの他の組み合わせを有する。例えば、VTRオブジェクト114を音声オブジェクト110上にドラッグ・アンド・ドロップし、映像入力と音声入力をリンクさせることが可能である。カメラオブジェクト113は、音声オブジェクト110上にドラッグ・アンド・ドロップし、映像入力と音声入力をリンクさせることが可能である。VTRオブジェクト114は、CGオブジェクト112上にドラッグ・アンド・ドロップし、映像入力とCG制御ポートをリンクさせることができる。2つのCGオブジェクト、2つのVTRオブジェクト114または2つのGPOオブジェクトをリンク可能である。上述のように、他の組み合わせもまた、本発明の範囲に属するものとする。リンクが生成されると、図1を参照して上述されたように、グラフィカル表示がリンクカラム132に示される。
【0101】
図3を参照するに、すべての変数に対して構築情報が入力された後、制御はステップ312に移行する。ステップ312において、監督は占有された制御ライン118(a)〜118(n)と構築情報をマクロ要素テンプレートファイルに保存する。監督はまた、マクロ要素テンプレートファイルを保存する場所またはディレクトリを選択する。以降において、制御フローはステップ395に示されるように終了する。
【0102】
マクロ要素テンプレートが生成された後、テンプレートは各変数に対し設定された各種範囲を複製する複製制御インタフェースにおいて開かれる。複製制御インタフェースは、マクロ要素テンプレートに指定されたソースの範囲から各種組み合わせのマクロ要素を構築するための実行可能な指示と関連付けされる。
【0103】
図6は、本発明の実施例によるマクロ要素群を構築するための複製制御インタフェース600を示す。制御ライン618(a)〜618(r)は、図1を参照して説明されたVO−VTR1ラベル123に対し生成されたマクロ要素テンプレートファイルから変数及び変数プロパティを読み込むことによって、トップからボトムまで占有される。図2に示されるように、ステップマーク104(a)とGPOマーク103(a)が制御ライン618(a)に配置される。遷移オブジェクト107(a)は、遷移制御ライン618(b)に配置される。音声オブジェクト110(a)〜110(d)は、音声制御ライン618(e)に配置される。VTRオブジェクト114(a)及び114(b)は、VTR制御ライン618(k)に配置される。
【0104】
制御ライン618(a)〜618(r)は、上述の制御ライン118(a)〜118(n)と同様のものである。しかしながら、各制御ライン618(a)〜618(r)は、制御ライン618(a)〜618(r)の左に配置される自動制御オブジェクト101により決定されるような特定の装置タイプに割当てられる。従って、一実施例では、制御ライン618(a)〜618(r)は指定された自動制御オブジェクト101に固定される。他の実施例では、制御ライン618(a)〜618(r)はフレキシブルであり、制御ライン118(a)〜118(n)と同様に、制御ライン618(a)〜618(r)に配置された自動制御オブジェクト101により変更された装置タイプを有することが可能である。
【0105】
制御インタフェースと同様に、複製制御インタフェース600は、ビデオ・ネーミングテーブル126を有する。しかしながら、複製制御インタフェース600は、変数名リスト124と変数プロパティリスト125を複製フィールド602(a)〜602(c)とソースリスト603(a)〜603(c)と置き換える。ページトグル604は、追加的な変数複製フィールド(図示せず)へのアクセスを可能にする。
【0106】
タイムライン117はタイマ表示601を含む。タイマ(図示せず)は、タイムライン117に一体化され、タイマ表示601が具体的な自動制御オブジェクト101にリンクされた位置に到達するためタイムライン117に沿って進行するとき、特定の自動制御オブジェクト101を起動するよう動作可能である。タイムライン117は、秒単位により画定される。しかしながら、他の実施例では、タイムライン117の空間座標は、フレーム単位または他の測定単位により画定される。
【0107】
マクロ要素テンプレートをインポートした後、監督は当該テンプレートを所望するように編集することが可能である。テンプレートが承認されると、監督は入力装置を用いて、複製ボタン(図示せず)を起動し、ドロップダウンメニュー(図示せず)から複製コマンドを選択するなどによって複製プロセスを開始する。以降において、自動制御オブジェクト101に割当てられたソースが、複製を実行するよう範囲決定される。図7において、当該複製プロセスがフローチャートを700を参照して説明される。図7を参照するに、フローチャート700は、本発明の実施例によるマクロ要素のライブラリを構築するため、マクロ要素テンプレートを複製するための制御フローの一例を示す。
【0108】
フローチャート700の制御フローは、ステップ701から開始され、即座にステップ703に移行する。ステップ703において、設定ファイルが設定パラメータにアクセスするため開かれる。図3を参照して説明されたように、設定ファイルは、指定されたスタジオシステムに対し利用可能な自動制御オブジェクト101のリストを含む。図6を参照するに、自動制御オブジェクト101が複製制御インタフェース600上に表示され、指定されたシステムに対し利用可能なメディア制作装置のタイプを示す。
【0109】
設定パラメータは、メディア制作装置にI/Oポートを指定するのに用いられるソースラベルのリストを含む。また、各種ソースを関連付けるための動作ルールを指定するリンクテーブルと、メディア制作装置にユーザ規定またはデフォルトソースラベルを提供するためのネーミングテーブルが設けられる。
【0110】
ステップ706において、マクロ要素テンプレートファイルが選択及び開かれる。各自動制御オブジェクト101のタイムラインポジション及びプロパティが、ファイルが開かれるとロックされる必要がある。
【0111】
ステップ709において、マクロ要素テンプレートファイルから、変数及び変数プロパティが読み出される。当該情報は、上述の変数名リスト124と変数プロパティリスト125からの情報を含む。
【0112】
ステップ712において、変数及び変数プロパティが、複製制御インタフェースの制御ラインを占有するのに用いられる。図6に示されるように、制御ライン618(a)〜618(r)は、図1のマクロ要素テンプレートからの変数プロパティと自動制御オブジェクト101を表示する。制御ライン618(a)〜618(r)は、変数複製フィールド602(a)〜602(c)の表示順に基づきトップからボトムに占有される。下向きの矢印605(a)〜605(c)が変数複製フィールド602(a)〜602(c)に対し起動される場合、変数名の下向きのリストが、制御ライン618(a)〜618(r)上に表示される自動制御オブジェクト101に対して表示される。まず、3つすべての変数複製フィールド602(a)〜602(n)が変数名の同一のリストを表示する。後述されるように、変数複製フィールド602(a)〜602(n)のコンテンツは、当該コンテンツから情報が選択されると変化する。
【0113】
ステップ715において、監督はその他の変数を範囲決定するのに用いられる制御変数を選択する。制御変数は、範囲決定される他の変数のマトリックスが完成するまで、固定される。制御変数は、変数複製フィールド602(a)に列挙されている変数名の1つから選択される。制御変数は、典型的には変数複製フィールド602(a)に示される第1変数である。しかしながら、他の変数を選択することも可能である。例えば、変数が音声オブジェクト110に対応する場合、音声制御変数フィールドは、典型的には制御変数となるよう選択される。制御変数が変数複製フィールド602(a)から選択された場合、制御変数は、変数複製フィールド602(b)及び602(c)に表示されるリストから削除される。
【0114】
ステップ718において、入力ソースまたは入力ソースの範囲が制御変数に対し選択される。各変数(すなわち、変数に対応する自動制御オブジェクト101)には、上述のように装置タイプ(映像、音声、マシーンなど)が割当てられる。制御変数が選択されると(ステップ715において)、割当てられた装置タイプに一致する利用可能なソースのリストがソース範囲603(a)に示される。制御変数に対する自動制御オブジェクト101に対応するソーステーブルが、ソース範囲603(a)において開かれる。たとえば、遷移オブジェクト107がDVE変数に割当てられると、ソース範囲603(a)に映像入力のリストが表示される。また、映像入力または映像入力範囲が、DVE変数に対して選択されるであろう。
【0115】
従って、1以上のソースが選択及び変数に割当て可能である。複数のソースが選択される場合、当該ソースは逐次的または非逐次的なものとすることが可能である。例えば、DVE変数の利用可能な映像入力が、入力1〜6であると仮定する。また、DVE変数は単一のソース(入力1など)、複数の逐次的ソース(入力2、入力3及び入力4など)、あるいは複数の非逐次的ソース(入力5、入力1及び入力6など)に割当て可能である。
【0116】
制御変数が選択され、1以上のソースに割当てられた後、ステップ721において、非制御変数が選択され、1以上のソースに割当てられる。非制御変数に対しソースが選択されない場合、後述されるように、当該変数は複製中に非動作状態を続ける。従って、ステップ724において、制御フローは、追加的な変数がソースとなるよう利用可能であるか判断する。そうでない場合、制御はステップ721に戻り、当該プロセスが繰り返される。
【0117】
従って、変数名が変数複製フィールド602(b)から選択されると、選択された変数名は変数複製フィールド602(c)から削除される。複製制御インタフェース600上には3つの変数複製フィールド602(a)〜602(c)のみが表示されるが、さらなるフィールドが必要に応じて追加可能である。ページトグル604は、追加的な変数複製フィールドへのアクセスを可能にする。
【0118】
ソースが複製中に範囲決定されるすべての変数に割当てられた後、制御はステップ727に移行する。ステップ727において、監督はプリフィックス、サフィックスあるいはその両方を入力する。この情報は、複製中に構築される各マクロ要素のファイル名及び関連付けの名称の一部として含まれる。ステップ730において、再生中に構築されたマクロ要素に対し、格納場所またはディレクトリが指定される。
【0119】
ステップ733において、マクロ要素テンプレートからマクロ要素群を構築するため複製が開始される。マクロ要素群は、すべての変数に対するすべての可能性のあるソースの組み合わせを含む。ステップ718において変数にソースが選択されると、選択されたソースが2以上の変数に重複する可能性がある。このような場合、マクロ要素は同一のソースを有する複数の変数を有する組み合わせに対し構築または保存されることはない。当該組み合わせはスキップされ、複製プロセスはマクロ要素の構築を継続する。
【0120】
複製中、各マクロ要素は指定された格納場所に構築され、関連付けファイルはこの新たなマクロ要素及びパス情報により生成または更新される。また、構築された各マクロ要素のファイル名によりマクロ要素ファイルリストが生成または更新される。一実施例では、マクロ要素ファイルリストは、各マクロ要素ファイルのファイル名と変数プロパティ(リンク情報、装置タイプなど)の印刷可能なリストを含む。従って、マクロ要素ファイルリストは、監督が選択するマクロ要素ライブラリを提供する。ラベルオブジェクト(ラベルオブジェクト123など)が与えられる場合、マクロ要素ファイル名がラベルオブジェクトに挿入される。
【0121】
一実施例では、一般的なネーミングの決まりにより、ファイル名、関連付け名及びパスを生成するための標準的フォーマットが、複製中に構築された各マクロ要素ファイルに提供される。一実施例では、当該パスに対し、シンタックス「//server/share/path/filename」が利用される。ファイル名は、ネーミングテーブルからの変数プロパティとテンプレートファイル名に基づく。変数名のネーミング順序は、当該変数が変数複製フィールド602(a)〜602(c)に配置される順序により決定される。ユーザまたは監督は、上述のようにネーミングテーブルにおいて変数名を選択可能であるため、本発明はマクロ要素ライブラリがユーザにより規定されたファイル名により生成及びラベル付けされることを可能にする。従って、監督はサイトに固有またはローカルな用語を用いて、ユーザフレンドリーでない難解な用語を学習する必要なく、好適なマクロ要素を容易に選択することができる。
【0122】
例えば、「VO」はボイス・オーバー・セグメントに対し生成されたマクロ要素テンプレートのテンプレート名であると仮定する。さらに、当該マクロ要素は、変数複製フィールド602(a)〜602(c)に2つの変数を有すると仮定する。第1の変数はマシーン・ネーミングテーブルとリンクされ、VTR1とVTR2の2つのソースを有する。第2の変数は、オーディオ・ネーミングテーブルとリンクされ、MIC1とMIC2の2つのソースを有する。変数名「VTR」が第1変数複製フィールド602(a)に配置され、変数名「MIC」が第2変数複製フィールド602(b)に配置される場合、マクロ要素ファイル名は、複製中に構築された4つのマクロ要素ファイルに対し「VO−VTR1−MIC1」、「VO−VTR1−MIC2」、「VO−VTR2−MIC1」及び「VO−VTR2−MIC2」となるであろう。関連付けファイル、関連付け名及びマクロ要素ファイルリストは、当該ファイル名及びパス情報により更新される。関連付け名は、参照することによりその内容のすべてがここに含まれる、係属中の米国特許出願「Method,System and Computer Program Product for Full News Integration and Automation in a Real Time Video Production Environment」(米国特許出願第09/822,855号)に説明されるように、監督のランダウンシートと新たな自動システムと自動制御システム(上述のTransition MacroTMマルチメディア制作制御プログラムなど)とを一体化するのに用いられる。
【0123】
マクロ要素ファイルが構築及び保存された後、制御フローはステップ795に示されるように終了する。複製プロセス自体は、図8a及び8bを参照して説明することが可能である。図8a及び8bを参照するに、フローチャート800(800a及び800bに示される)は、本発明の実施例によりマクロ要素群を構築するためマクロ要素テンプレートを複製するための制御フローの一例を説明する。具体的には、フローチャート800は、上記ステップ733に記載される複製プロセスの実施例を説明している。
【0124】
フローチャート800の制御フローは、ステップ801から開始され、即座にステップ803に移行する。ステップ803において、制御及び非制御変数がアクセスされ、順番の先頭にある制御変数からトップからボトムに順序付けされる。
【0125】
ステップ806において、すべての変数のソース範囲が、最下位変数を除いて固定またはロックされる。複数のソースが固定された変数に割当てられた場合(ステップ718において)、第1のソースが選択され、複製中は一定に維持される。1つのソースが割当てられた場合、当該ソースは一定に維持される。
【0126】
最下位変数については、当該変数は複製変数に指定される。順序付けされたリストの複製変数の次の上位にある変数は独立変数として指定される。
【0127】
ステップ809において、複製変数のソースが範囲決定される。1つのソースが割当てられた場合(ステップ718において)、当該ソースが選択される。複数のソースが割当てられた場合、各ソースが1つずつ選択される。
【0128】
ステップ812において、複製ソース及び固定された変数に対して選択されたソースが、マクロ要素ファイルを構築するのに用いられる。ステップ815において、上述のように、マクロ要素ファイルが、あるファイル名により指定された格納位置に保存される。
【0129】
ステップ818において、範囲決定に追加的なソースが利用可能であるか決定するため、複製変数がチェックされる。利用可能である場合、制御はステップ809に移行し、次のソースが選択される。ソースの範囲が複製変数に対し使い尽くされた後、制御はステップ821に移行する。
【0130】
ステップ821において、独立変数が、そのソース範囲が使い尽くされたか判断するためチェックされる。独立変数に1つのソースが割当てられている場合、最初の繰り返しのため、制御がステップ824に移行する。しかしながら、以降における繰り返しのため、割当てられたソースの1つが複製中に利用されていない場合に限り、制御はステップ824に移行する。
【0131】
ステップ824において、独立変数がその範囲の次のソースを選択するため1だけインクリメントされる。その後、制御はステップ809に移行し、独立変数の新しいソースに対し複製変数が範囲決定される。
【0132】
ステップ827において、複製変数の次の上位の変数が選択される。ステップ830において、選択された変数がチェックされる。選択された変数が制御変数である場合、制御はステップ839に移行する。そうでない場合、ステップ833において、選択された変数は受け入れ可能であるかチェックされる。選択された変数が1つのソースを有する場合、当該変数はスキップされる。制御はステップ827に戻り、次の最上位の変数が選択される。その後、当該変数がステップ830においてチェックされる。
【0133】
しかしながら、選択された変数がステップ833において複数のソースを有すると判明した場合、当該変数はステップ836において独立変数として指定される。その後、制御はステップ824に戻る。
【0134】
ステップ839において、制御変数が受け入れ可能であるかチェックされる。制御変数が1つのソースに割当てられている場合、制御はステップ848に移行する。
【0135】
制御変数が複数のソースを有する場合、ステップ842において、制御変数は独立変数として指定される。ステップ845において、当該独立変数が、そのソース範囲が使い尽くされたか判断するためチェックされる。最初の繰り返しのため、制御はステップ824に戻る。しかしながら、以降の繰り返しでは、割当てられたソースの1つが複製中に利用されていなかった場合に限り、制御はステップ824に移行する。すべてのソースが使い尽くされると、制御はステップ848に移行する。
【0136】
従って、複製変数がその範囲を完備するごとに、次の変数のソース範囲が使い尽くされるまで、次に上位の変数がインクリメントされる。このプロセスは、ステップ830において制御変数が選択されるまで続き、制御変数のソース範囲全体がステップ845において使い尽くされたことになる。
【0137】
ステップ848において、変数プロパティが構築された各マクロ要素と関連付けされる。制御変数から開始して、ネーミングテーブル、リンク情報及び他の構築された情報がマクロ要素ファイルにより含まれる。上述のように、ネーミングテーブルは、マクロ要素ファイル名を自動生成するためネーミングの決まりをサポートする。リンク情報は、特定ソースになされる以降の変更が変更されたソースを含むすべてのマクロ要素に自動的に反映されるように、変数がリンクされるのを可能にする。複製プロセスが完了すると、制御フローはステップ895に示されるように終了する。
【0138】
従って、本発明はマクロ要素ファイルのライブラリがマクロ要素テンプレートから構築されるのを可能にする。マクロ要素に係る構築情報は、自動マルチメディア制作システムの知能レベルを向上させる。リンクテーブルは、例えば、各マクロ要素の関連するフィールドが追跡及び監視されるのを可能にする。リンクテーブルは、1つのマクロ要素のプロパティフィールドまたは制作値の変化が他のマクロ要素の関連するプロパティフィールドまたは制作値を自動的に波及させるように、マクロ要素を互いに一体化する。従って、監督は製作中に変更がなされると、制作値が更新されるのを保証するため、各マクロ要素ファイルの個別のプロパティを追跡する必要がなくなる。
【0139】
例えば、VTR1に関してマシーンの不具合が生じると、監督はVTR1をVTR2などの他のRPDに交換するため、構築情報を編集することが可能である。マクロ要素は、VTR1の代わりにVTR2を割当てるため、VTR1に対するすべてのマクロ要素を更新するよう動的に変更されるであろう。制作値にグローバルな変更を行うことに加えて、本発明の実施例は、監督が特定フィールド内の指定された値を有するマクロ要素を特定するためグローバル検索を実行することを可能にする。
【0140】
本発明によりマクロ要素が構築されると、当該マクロ要素は各ソースと適切に動作することを保証するため、テストすることが可能である。一実施例では、複製から構成されたマクロ要素は、上述のTransition MacroTMマルチメディア制作制御プログラムなどの自動制御プログラムによりテストされる。自動制御プログラムは、ソースのテスト及び/またはメディア制作の生成を行うため、各マクロ要素ファイルを実行する。
【0141】
一実施例では、マクロ要素テンプレートからマクロ要素を構成するため、スタンドアローンなアプリケーションが提供される。その後、マクロ要素は独立した自動制御プログラムにインポートされる。
【0142】
他の実施例では、マクロ要素は自動制御プログラム上に構築され、以降において、マクロ要素テンプレートを構成する制御インタフェース100にインポートされる。マクロ要素群がマクロ要素テンプレートから構成され、その後、各マクロ要素がテスト及び自動制御のため自動制御プログラムにインポートされる。
【0143】
他の実施例では、本発明は(例えば、制御インタフェース100及び複製制御インタフェース600など)、各テンプレートに対しマクロ要素群を生成するため複製されるマクロ要素テンプレート群を可能にするため、自動制御プログラムに一体化される。各マクロ要素は、当該マクロ要素を他のアプリケーションプログラムにインポートする必要なく、メディア制作を生成するためテスト及び実行可能である。
【0144】
図1〜8は、本発明の簡単な説明を可能にする概念図である。ここで、本発明の実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいはそれらの組み合わせにより実現可能であるということが理解されるべきである。このような実施例では、各種コンポーネント及びステップは、本発明の機能を実行するハードウェア、ファームウェア及び/またはソフトウェアにより実現されるであろう。すなわち、同じハードウェア要素、ファームウェア、またはソフトウェアモジュールが、図示されたブロック(すなわち、コンポーネントまたはステップ)の1以上を実行することが可能である。
【0145】
本発明は、ここで説明された機能を実行可能な1以上のコンピュータシステムにより実現可能である。図9を参照するに、本発明の実現に有用な一例となるコンピュータシステム900が示される。本発明の様々な実施例が、コンピュータシステム900に関して説明される。本説明を読んだ後、当業者には他のコンピュータシステム及び/またはコンピュータアーキテクチャを用いることにより本発明を実現する方法が明らかとなるであろう。
【0146】
コンピュータシステム900は、プロセッサ904などの1以上のプロセッサを有する。プロセッサ904は、通信インフラストラクチャ906(通信バス、クロスオーババーやネットワークなど)に接続される。様々なソフトウェアによる実施例が、当該コンピュータシステムに関して説明される。この説明を読んだ後、当業者には他のコンピュータシステム及び/またはコンピュータアーキテクチャを用いた本発明の実現方法が明らかとなるであろう。
【0147】
コンピュータシステム900は、表示ユニット930への表示のため、通信インフラストラクチャ906から(または図示されないフレームバッファから)グラフィックス、テキスト及び他のデータを転送する表示インタフェース902を備えることが可能である。
【0148】
コンピュータシステム900はまた、メインメモリ908、好ましくはランダム・アクセス・メモリ(RAM)を備え、さらに二次メモリ910を備えることも可能である。二次メモリ910は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブなどを表す着脱可能な記憶装置914及び/またはハードディスクドライブ912を備えることも可能である。着脱可能な記憶装置914は、周知な手法により着脱可能な記憶ユニット918に対し読み書きを行う。着脱可能な記憶ユニット918は、着脱可能な記憶装置914に対し読み書きされるフロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、光ディスクなどを表す。理解されるように、着脱可能な記憶装置918は、コンピュータソフトウェア(プログラムや他の命令など)及び/またはデータを格納したコンピュータにより利用可能な記憶媒体を備える。
【0149】
他の実施例では、二次メモリ910は、コンピュータシステム900にコンピュータソフトウェア及び/またはデータをロードすることを可能にする他の同様の手段を備えることが可能である。このような手段は、例えば、着脱可能な記憶ユニット922とインタフェース920とを備えることが可能である。このような例として、プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース(テレビゲーム装置のものなど)、着脱可能なメモリチップ(EPROMまたはPROMなど)及び付属のソケット、ソフトウェア及びデータが着脱可能な記憶ユニット922からコンピュータシステム900に転送されるのを可能にする他の着脱可能な記憶ユニット922及びインタフェース920をあげることができる。
【0150】
コンピュータシステム900は、通信インタフェース924を備えることも可能である。通信インタフェース924は、ソフトウェア及びデータがコンピュータシステム900と外部装置との間で転送されることを可能にする。通信インタフェース924の例として、モデム、ネットワークインタフェース(イーサネット(登録商標)カードなど)、通信ポート、PCMCIAスロット及びカードなどがあげられる。通信インタフェース924を介し転送されるソフトウェア及びデータは、通信インタフェース924により受信可能な電子、電磁気、光または他の信号とすることが可能な信号928の形態とされる。これらの信号928は、通信パス926(すなわち、チャネル)を介し通信インタフェース924に与えられる。通信パス926は、信号928を搬送し、配線またはケーブル、光ファイバ、電話線、携帯電話リンク、RFリンク及び他の通信チャネルを用いて実現することが可能である。
【0151】
本明細書では、「コンピュータプログラム媒体」及び「コンピュータ利用可能媒体」という用語は、一般に着脱可能記憶ユニット918、着脱可能記憶ユニット922、ハードディスクドライブ912にインストールされたハードディスク及び信号928などの媒体を表すのに用いられる。これらのコンピュータプログラムプロダクツは、ソフトウェアをコンピュータシステム900に提供する手段である。本発明は、このようなコンピュータプログラムプロダクツに関するものである。
【0152】
コンピュータプログラム(または、コンピュータ制御論理あるいはコンピュータ可読プログラムコードと呼ばれる)が、メインメモリ908及び/または二次メモリ910に格納される。コンピュータプログラムはまた、通信インタフェース924を介し受信可能である。このようなプログラムは、実行時に、コンピュータシステム900にここで開示された本発明を実現するのを可能にする。特に、コンピュータプログラムは、その実行時に、方法200、300、700及び800の各ステップなど、上述の複製制御インタフェース600及び制御インタフェース100の各コンポーネントを用いて実現される方法のように、プロセッサ904が本発明のプロセスを実現することを可能にする。従って、このようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム900のコントローラを表す。
【0153】
本発明がソフトウェアを用いて実現される実施例では、ソフトウェアはコンピュータプログラムプロダクツに格納し、着脱可能な記憶装置914、ハードドライブ912、インタフェース920あるいは通信インタフェース924を用いてコンピュータシステム900にロードすることが可能である。制御論理(ソフトウェア)は、プロセッサ904による実行時に、プロセッサ904にここで開示された本発明の機能を実行させる。
【0154】
他の実施例では、本発明は特定用途向け集積回路(ASIC)などのハードウェアコンポーネントを用いたハードウェアにより主として実現される。ここで開示された機能を実行するため、ハードウェア状態マシーンの実現は当該技術分野の当業者には明らかであろう。
【0155】
さらなる他の実施例では、本発明はハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせを用いて実現される。
【0156】
具体的実施例の上記説明は、本発明の一般的概念から逸脱することなく、過度な実験なしに当該技術分野のスキルに属する知識を適用することによって(参照することによりここに含まれ、引用される文献の内容を含む)、第三者がこのような具体的実施例の各種アプリケーションに対し容易に修正及び/または適応させることが可能な本発明の一般的性質を十分開示するであろう。従って、このような適応及び修正は、ここで与えられた教示及びガイダンスに基づき開示された実施例の均等物の範囲及び意味の範囲内に属するものとされる。ここでの表現または用語は、本明細書の用語または表現が当業者の知識と組み合わされて、ここに与えられた教示及びガイダンスに基づき当業者により解釈されるように、説明のためのものであり、制限するためのものではない。
【0157】
本発明の様々な実施例が説明されたが、それらは限定のためでなく、例示的に与えられたものであると理解されるべきである。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細についての様々な変更が可能であるということは当業者には明らかであろう。従って、本発明は上述の実施例の何れによっても制限されるべきでなく、以下の請求項とその均等物に従ってのみ規定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0158】
【図1】図1は、本発明の実施例によるマクロ要素を構築するための制御インタフェースを示す。
【図2】図2は、本発明の実施例によるマクロ要素を構築するための動作フローを示す。
【図3】図3は、本発明の実施例によるマクロ要素テンプレートを生成する動作フローを示す。
【図4】図4は、本発明の実施例によるビデオ・ツー・オーディオテーブルを示す。
【図5】図5は、本発明の実施例による変数名リストと変数プロパティリストを生成するためのユーザインタフェースを示す。
【図6】図6は、本発明の実施例によるマクロ要素群を構築するための複製制御インタフェースを示す。
【図7】図7は、本発明の実施例によるマクロ要素群の構築及びネーミングを行うためマクロ要素テンプレートを複製する動作フローを示す。
【図8a】図8aは、本発明の実施例によるマクロ要素群を構築するためメクロ要素テンプレートを複製する動作フローを示す。
【図8b】図8bは、本発明の実施例によるマクロ要素群を構築するためメクロ要素テンプレートを複製する動作フローを示す。
【図9】図9は、本発明の一部を実現するのに有用な一例となるコンピュータシステムを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディア制作の1以上の要素を生成する方法であって、
実行時に、第1装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する、制御コマンドを受信する特定の制作装置を特定しない第1命令シーケンスを規定するステップ(1)と、
実行時に、第2装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する、制御コマンドを受信する特定の制作装置を特定しない第2命令シーケンスを規定するステップ(2)と、
前記第1装置タイプを有する前記装置群の制作装置からの出力が、前記第2装置タイプを有する前記装置群の1以上の制作装置からの出力とリンクされるように、前記第1装置タイプと前記第2装置タイプとをリンクさせる第3命令シーケンスを規定するステップ(3)と、
前記第1、第2及び第3命令シーケンスを実行し、これにより、前記メディア制作の第1要素を生成するステップ(4)と、
から構成されることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、さらに、
前記第1、第2及び第3命令シーケンスを前記第1要素を再生成するのに抽出可能な要素ファイルに保存するステップ(5)を有することを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項2記載の方法であって、さらに、
前記要素ファイルを抽出するステップ(6)と、
前記第1要素を再生成するため、前記第1、第2及び第3命令シーケンスを実行するステップ(7)と、
を有することを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法であって、さらに、
実行時に、第3装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する、制御コマンドを受信する特定の制作装置を特定しない第4命令シーケンスを規定するステップ(5)を有することを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項4記載の方法であって、
前記ステップ(4)は、前記第1、第2及び第3命令シーケンスと共に前記第4命令シーケンスを実行し、これにより、前記第1要素を生成するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項4記載の方法であって、さらに、
前記第4命令シーケンスを実行し、これにより、前記メディア制作の第2要素を生成するステップ(6)を有することを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項4記載の方法であって、さらに、
前記第4命令シーケンスを前記メディア制作の第2要素を生成するため抽出可能な第2要素ファイルに保存するステップ(6)を有することを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項4記載の方法であって、さらに、
実行時に、第4装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する、制御コマンドを受信する特定の制作装置を特定しない第5命令シーケンスを規定するステップ(6)を有することを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8記載の方法であって、さらに、
前記第4命令シーケンスと共に前記第5命令シーケンスを実行し、これにより、前記メディア制作の第2要素を生成するステップ(7)を有することを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項8記載の方法であって、さらに、
前記第5命令シーケンスを前記第5命令シーケンスを実行し、これにより、前記メディア制作の第2要素を生成するのに抽出可能な第2要素ファイルに保存するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項1記載の方法であって、さらに、
前記第1装置タイプを有する第1制作装置を指定するステップ(5)を有し、
前記第1制作装置からの出力は、前記第2装置タイプを有する装置群の1以上の制作装置からの出力とリンクされる、
ことを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11記載の方法であって、さらに、
前記第2装置タイプを有する装置群の1以上の制作装置を指定するステップ(6)を有し、
前記第1制作装置からの出力は、前記指定された1以上の制作装置からの出力とリンクされる、
ことを特徴とする方法。
【請求項13】
ショーを制作するため、複数の制作ソースからの入力を受付ける方法であって、
特定のソースにマッピングされた第1チャネルから第1入力を受付けるための第1命令群の生成を可能にするステップ(1)と、
特定のソースにマッピングされていない第2チャネルから第2入力を受付けるための第2命令群の生成を可能にするステップ(2)と、
前記ショーの要素を生成するため、前記第1及び第2命令群を同時実行するステップ(3)と、
から構成されることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法であって、さらに、
前記第1チャネルを前記第1入力として映像を供給する映像ソースにマッピングするステップ(4)を有することを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項14記載の方法であって、さらに、
前記第2入力として音声を供給する1以上の音声ソースを特定するステップ(5)を有することを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項15記載の方法であって、さらに、
特定の音声ソースにマッピングされていない第3チャネルからの音声入力を受付けるための第3命令群の生成を可能にするステップ(6)を有することを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項14記載の方法であって、さらに、
前記第2入力として映像を供給する第2映像ソースを特定するステップ(5)を有することを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項14記載の方法であって、さらに、
前記第2入力としてキー信号を供給するソースを特定するステップ(5)を有することを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項13記載の方法であって、さらに、
ある装置タイプを有する制作装置が前記第1チャネルにマッピングされた特定のソースとして選択されるように、前記装置タイプを指定するステップ(4)を有することを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項13記載の方法であって、さらに、
ある装置タイプを有する制作装置が前記第2チャネルにマッピングされていない特定のソースとして特定されるように、前記装置タイプを指定するステップ(4)を有することを特徴とする方法。
【請求項21】
請求項13記載の方法であって、さらに、
前記第2入力を供給する複数の連続するソースを特定するステップ(4)を有することを特徴とする方法。
【請求項22】
請求項13記載の方法であって、さらに、
前記第2入力を供給する複数の非連続ソースを特定するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項23】
メディア制作の1以上の要素を生成する自動制御システムであって、
実行時に、第1装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する第1命令シーケンスを規定する第1制御オブジェクトと、
実行時に、第2装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する第2命令シーケンスを規定する第2制御オブジェクトと、
前記第1制御オブジェクトと前記第2制御オブジェクトとをリンクさせる関係手段と、
イベントの完了により前記第1制御オブジェクトまたは前記第2制御オブジェクトと起動する起動手段と、
から構成され、
前記第1または第2制御オブジェクトの起動は、それぞれ前記第1または第2命令シーケンスを実行することを特徴とするシステム。
【請求項24】
請求項23記載の自動制御システムであって、
前記関係手段は、前記第1制御オブジェクトと接続されたリンクフィールドを有し、
前記リンクフィールドは、前記第1制御オブジェクトと前記第2制御オブジェクトとのリンク付けを可能にする、
ことを特徴とするシステム。
【請求項25】
請求項23記載の自動制御システムであって、
前記第1装置タイプを有する制作装置からの出力は、前記第2装置タイプを有する制作装置からの出力とリンクされることを特徴とするシステム。
【請求項26】
請求項23記載の自動制御システムであって、
前記関係手段は、前記第1制御オブジェクトに接続されたリンクテーブルを有し、
前記リンクテーブルは、各々が前記第1装置タイプを有する制作装置からの出力と他の装置タイプを有する制作装置からの出力とのリンク付けを可能にする複数の項を有する、
ことを特徴とするシステム。
【請求項27】
請求項23記載の自動制御システムであって、さらに、
前記第1及び第2命令シーケンスをテンプレートファイルに記録するため、前記第1及び第2制御オブジェクトをグループ化するオブジェクトをアーカイブ化するステップを有することを特徴とするシステム。
【請求項28】
請求項27記載の自動制御システムであって、
前記テンプレートファイルは、前記第1制御オブジェクトと前記第2制御オブジェクトとをリンクさせるための情報を備えることを特徴とするシステム。
【請求項29】
請求項27記載の自動制御システムであって、さらに、
カラースキームを指定するカラー手段を有し、
当該自動制御システムは、同一のカラーにより前記第1及び第2制御オブジェクトを表示する、
ことを特徴とするシステム。
【請求項30】
請求項23記載の自動制御システムであって、さらに、
前記第1及び第2制御オブジェクトにより当該自動制御システムを占有させるためテンプレートファイルをインポートする移入手段を有し、
前記関係手段は、前記第1制御オブジェクトと前記第2制御オブジェクトとをリックさせるための情報を生成または変更するよう動作する、
ことを特徴とするシステム。
【請求項31】
請求項23記載の自動制御システムであって、さらに、
当該自動制御システムに前記第1制御オブジェクトと前記第2制御オブジェクトの少なくとも1つのラベルを表示するよう指示するラベル手段を有することを特徴とするシステム。
【請求項32】
請求項23記載の自動制御システムであって、さらに、
前記第1装置タイプを有する第1制作装置を特定するソース手段を有し、
前記第1制御オブジェクトは、起動時に、前記第1制作装置に制御コマンドを送信する、
ことを特徴とするシステム。
【請求項33】
請求項32記載の自動制御システムであって、さらに、
前記第2装置タイプを有する1以上の制作装置を特定する範囲決定手段を有し、
前記第2制御オブジェクトは、起動時に、前記1以上の制作装置に制御コマンドを送信する、
ことを特徴とするシステム。
【請求項34】
請求項33記載の自動制御システムであって、さらに、
当該自動制御システムに前記第1制作装置と前記1以上の第2制作装置の少なくとも1つのラベルを表示するよう指示するラベル手段を有することを特徴とするシステム。
【請求項35】
請求項23記載の自動制御システムであって、さらに、
前記第1制御オブジェクトは、前記第1装置タイプの特定を可能にするソースタイプフィールドを備えることを特徴とするシステム。
【請求項36】
請求項23記載の自動制御システムであって、さらに、
前記第1または第2制御オブジェクトを表示する制御ラインを有し、
前記制御ラインには装置タイプが割当てられ、
前記制御ラインは、前記割当てられた装置タイプに一致した制作装置とのやりとりを可能にするよう構成可能である、
ことを特徴とするシステム。
【請求項37】
請求項23記載の自動制御システムであって、
前記制御ライン上の第1制御オブジェクトの配置は、前記割当てられた装置タイプを決定し、
前記割当てられた装置タイプは、前記第1装置タイプである、
ことを特徴とするシステム。
【請求項38】
請求項23記載の自動制御システムであって、さらに、
当該タイムラインの空間座標に関して前記第1または第2制御オブジェクトを配置するタイムラインを有することを特徴とするシステム。
【請求項39】
メディア制作の1以上の要素を生成する自動制御システムであって、
実行時に、第1装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する第1命令シーケンスを規定する第1制御オブジェクトと、
実行時に、第2装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する第2命令シーケンスを規定する第2制御オブジェクトと、
前記第1または第2制御オブジェクトを表示し、装置タイプが割当てられ、前記割り当てられた装置タイプに一致する制作装置とのやりとりを可能にするよう構成可能な少なくとも1つの制御ラインと、
イベントの完了により前記第1または第2制御オブジェクトを起動する起動手段と、
から構成され、
前記第1または第2制御オブジェクトの起動は、それぞれ前記第1または第2命令シーケンスを実行することを特徴とするシステム。
【請求項40】
ショーを作成するためのユーザインタフェースであって、
各々が共通の装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群を制御する1以上の命令と関連付けされる複数の制御アイコンと、
前記複数の制御アイコンの制御アイコンを当該ユーザインタフェース上に配置する入力手段と、
前記入力手段に応答して、前記複数の制御アイコンの第1制御アイコンを表示する第1制御ラインと、
から構成され、
前記第1制御アイコンに関連付けされる1以上の命令は、制御コマンドを第1制作装置に送信するよう実行可能とされることを特徴とするインタフェース。
【請求項41】
請求項40記載のユーザインタフェースであって、さらに、
前記第1制作装置の特定または選択を行うソース手段を有することを特徴するインタフェース。
【請求項42】
請求項40記載のユーザインタフェースであって、さらに、
ユーザによる前記第1制作装置の指名主体の指定を可能にするネーミング手段を有し、
前記第1制御アイコンに関連付けされる1以上の命令は、前記第1制作装置を選択及び制御するための実行可能な命令を含むことを特徴とするインタフェース。
【請求項43】
請求項40記載のユーザインタフェースであって、さらに、
前記入力手段に応答して、前記複数の制御アイコンの第2制御アイコンを表示する第2制御ラインを有し、
前記第2制御アイコンに関連付けされる1以上の指示は、制御コマンドを第2制作装置に送信するよう実行可能とされる、
ことを特徴とするインタフェース。
【請求項44】
請求項43記載のユーザインタフェースであって、
前記第2制御アイコンに一致する装置タイプは、前記第1制御アイコンに一致する装置タイプと異なることを特徴とするインタフェース。
【請求項45】
請求項43記載のユーザインタフェースであって、さらに、
前記第1制御アイコンと前記第2制御アイコンとをリンクさせる関係手段を有することを特徴とするインタフェース。
【請求項46】
請求項45記載のユーザインタフェースであって、
前記関係手段は、前記第1制作装置からの出力と前記第2制作装置からの出力とをリンクさせる手段を有することを特徴とするインタフェース。
【請求項47】
請求項45記載のユーザインタフェースであって、さらに、
前記第1制御アイコンに関連付けされる1以上の命令を変更するソース手段を有し、
前記1以上の命令は、実行時に、第3制作装置からの出力と前記第2制作装置からの出力とをリンクさせる制御コマンドを前記第3制作装置に送信し、
前記第3制作装置と前記第2制作装置は、共通の装置タイプを有する、
ことを特徴とするインタフェース。
【請求項48】
請求項43記載のユーザインタフェースであって、さらに、
前記第1制作装置に関連付けされる1以上の命令が、前記第2制作装置に関連付けされる1以上の命令とリンクされるように、前記第1制御アイコンと前記第2制御アイコンとをリンクさせる関係手段を有することを特徴とするインタフェース。
【請求項49】
請求項40記載のユーザインタフェースであって、さらに、
タイムラインを有し、
前記入力手段は、前記タイムラインの空間座標に関して制御アイコンを配置し、
前記空間座標は、前記配置された制御アイコンのプロパティ値として記録される、
ことを特徴とするインタフェース。
【請求項50】
請求項49記載のユーザインタフェースであって、さらに、
前記タイムラインをトラバースするタイマを有し、
前記タイマは、前記配置された制御アイコンの記録された空間座標に一致したタイマ値に達すると、前記配置された制御アイコンを起動し、
前記配置された制御アイコンは、前記タイマによる起動に応答して、前記配置された制御アイコンに関連付けされる1以上の命令を実行する、
ことを特徴とするインタフェース。
【請求項51】
請求項50記載のユーザインタフェースであって、
前記タイムラインは、フレーム単位で画定されることを特徴とするインタフェース。
【請求項52】
ショーを作成するためのユーザインタフェースであって、
各々が共通の装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群を制御する1以上の命令と関連付けされる複数の制御アイコンと、
前記複数の制御アイコンの制御アイコンを表示する制御ラインと、
から構成され、
前記制御ラインには装置タイプが割当てられ、
前記制御ラインは、前記割当てられた装置タイプに一致する制作装置とのやりとりを可能にするよう構成可能であることを特徴とするインタフェース。
【請求項53】
請求項52記載のユーザインタフェースであって、
前記表示された制御アイコンは、前記割当てられた装置タイプを決定することを特徴とするインタフェース。
【請求項54】
ショーを制作するためのユーザインタフェースであって、
各々が共通の装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群を制御する1以上の命令と関連付けされる複数の制御アイコンと、
前記複数の制御アイコンの制御アイコンを当該ユーザインタフェース上に配置する入力手段と、
前記入力手段に応答して、前記複数の制御アイコンを表示する複数の制御ラインと、
から構成され、
各制御ラインには装置タイプが割当てられ、前記割当てられた装置タイプに一致する制作装置とのやりとりを可能にするよう構成可能であることを特徴とするインタフェース。
【請求項55】
コンピュータにメディア制作の1以上の要素を生成させる埋め込み制御論理を有するコンピュータ利用可能な媒体を有するコンピュータプログラムプロダクツであって、
前記制御論理は、
実行時に、第1装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する第1命令シーケンスを前記コンピュータに規定させる第1手段と、
実行時に、第2装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する第2命令シーケンスを前記コンピュータに規定させる第2手段と、
前記第1命令シーケンスと前記第2命令シーケンスとを前記コンピュータにリンクさせる第3手段と、
前記コンピュータに前記第1または第2命令シーケンスを実行させる第4手段と、
から構成されることを特徴とするコンピュータプログラムプロダクツ。
【請求項56】
請求項55記載のコンピュータプログラムプロダクツであって、前記制御論理はさらに、
前記第1及び第2命令シーケンスをテンプレートファイルに記録するため、前記第1制御オブジェクトと前記第2制御オブジェクトを前記コンピュータにグループ化させる第5手段を有することを特徴とするコンピュータプログラムプロダクツ。
【請求項57】
コンピュータにメディア制作の1以上の要素を生成させる埋め込み制御論理を有するコンピュータ利用可能な媒体を有するコンピュータプログラムプロダクツであって、
前記制御論理は、
実行時に、第1装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する第1命令シーケンスを前記コンピュータに規定させる第1手段と、
実行時に、第2装置タイプを有する1以上の制作装置の装置群に制御コマンドを送信する第2命令シーケンスを前記コンピュータに規定させる第2手段と、
少なくとも1つの制御ライン上に前記第1命令シーケンスに係る第1制御オブジェクトまたは前記第2命令シーケンスに係る第2制御オブジェクトを前記コンピュータに表示させる第3手段と、
前記第1または第2命令シーケンスを前記コンピュータに実行させる第4手段と、
から構成され、
前記少なくとも1つの制御ラインには装置タイプが割当てられ、
前記少なくとも1つの制御ラインは、前記割当てられた装置タイプに一致する制作装置とのやりとりを可能にするよう構成可能である、
ことを特徴とするコンピュータプログラムプロダクツ。
【請求項58】
1以上のメディア制作を制作するためマクロ要素ファイル群を管理する方法であって、
前記ファイル群からマクロ要素ファイルをインポートするステップ(1)と、
前記マクロ要素に関連付けされる1以上の制御オブジェクトをディスプレイ上に配置するステップ(2)と、
前記第1制御オブジェクトのプロパティパラメータにアクセスするため、前記配置された1以上の制御オブジェクトの第1制御オブジェクトを起動するステップ(3)と、
メディア制作の要素を生成するための構築情報を指定するため、前記プロパティパラメータを変更するステップ(4)と、
前記第1制御オブジェクトと前記変更されたプロパティパラメータを有するマクロ要素テンプレートファイルを生成するステップ(5)と、
から構成されることを特徴とする方法。
【請求項59】
1以上のメディア制作を制作するためマクロ要素テンプレートファイル群を管理する方法であって、
1以上の制御オブジェクトをディスプレイ上に配置するステップ(1)と、
前記1以上の制御オブジェクトのプロパティパラメータにアクセスするため、前記1以上の制御オブジェクトを起動するステップ(2)と、
メディア制作の要素を生成するための構築情報を指定するため、前記プロパティパラメータを変更するステップ(3)と、
前記1以上の制御オブジェクトと前記変更されたプロパティパラメータを有するマクロ要素テンプレートファイルを生成するステップ(4)と、
から構成されることを特徴とする方法。
【請求項60】
請求項59記載の方法であって、
前記ステップ(3)はさらに、1以上の制作装置の装置群の装置タイプを指定するため、前記プロパティパラメータを変更するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項61】
請求項60記載の方法であって、さらに、
前記表示された制御オブジェクトの指定された装置タイプに一致する制作装置とのやりとりを可能にするよう構成可能な独立した制御ライン上に前記1以上の制御オブジェクトを表示するステップを有することを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9】
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【公表番号】特表2007−518288(P2007−518288A)
【公表日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−532902(P2006−532902)
【出願日】平成16年5月10日(2004.5.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/014509
【国際公開番号】WO2004/102343
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】46 Quai A. Le Gallo, F−92100 Boulogne−Billancourt, France
【Fターム(参考)】