説明

制電性ポリウレタン製造用添加剤、制電性ポリウレタン、及び制電性ポリウレタンの製造方法

【課題】 優れた制電性を保持しつつ、熱的に安定で、環境依存性がなく、且つ、ブリード・アウトなどの障害を防止し、容易に着色することができる制電性のポリウレタン、及びこの制電性ポリウレタンの製造用添加剤、及び制電性ポリウレタンの製造方法を提供することにある。
【解決手段】 ポリウレタン中に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又はリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンが添加されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制電性ポリウレタン製造用添加剤、制電性ポリウレタン、及び制電性ポリウレタンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、樹脂に制電性を付与することが重要になってきており、これを達成するために、従来より、界面活性剤等の帯電防止剤を樹脂成形品の表面に塗布したり、帯電防止剤を樹脂中に練り込む方法が知られている。しかしながら、前者の方法では、制電性能に湿度依存性があったり、長期間経過すると制電性が著しく低下するため、持続性を有する制電性樹脂としては実用性には供し難い欠点があった。一方、後者の方法では、帯電防止剤が成形品の表面から脱落したり、耐熱性が低いために黄色から褐色に着色したり、制電性能が低いなどの問題点があった。
【0003】ここで、ポリウレタンはその構造上、他の樹脂に比べ電気絶縁性が低いが、それでも実用上その程度は不十分であるため、樹脂としてポリウレタンを用い、このポリウレタンに帯電防止性能を付与する方法が行われている。従来、その方法としては、カーボンブラック、導電性フィラー等の添加、界面活性剤の塗布、添加や過塩素酸、チオシアン酸又は硝酸等のアルカリ金属塩を添加する方法(特開昭63−43951号公報参照) や特殊な第4級アンモニウム塩を添加する方法(特開平4−298518号公報参照)が知られている。
【0004】しかしながら、通常の界面活性剤を使用した場合には、十分な制電性を付与することが出来ず、長期間経過すると制電性が著しく低下したり、更に、湿度依存性があるため、実用上の制約がある。また、カーボンブラックや導電性フィラーを添加した場合には、ポリウレタン原料に添加する際、飛散したり、原料の増粘を伴い成形性に問題を生じる。更に、過塩素酸のアルカリ金属塩を添加する場合には、ポリオールへの溶解性が不十分であったり、溶解時に発熱があり、工業的製造には問題を生じる。加えて、第4級アンモニウム塩は加熱により着色することがあり所望の色に着色する場合に制限がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来の課題を考慮してなされたものであって、優れた制電性を保持しつつ、熱的に安定で、環境依存性がなく、且つ、ブリード・アウトなどの障害を防止し、容易に着色することができる制電性のポリウレタン、及びこの制電性ポリウレタンの製造用添加剤、及び制電性ポリウレタンの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を解決するために種々の検討を重ねた結果、ポリウレタン原料中にリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又はリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを添加することにより、一般物性をなんら損なうことなく、制電性能にすぐれたポリウレタンが得られることを見出した。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、下記化3で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は下記化4で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを必須成分とすることを特徴とする。
【0008】
【化3】


【0009】
【化4】


【0010】請求項2記載の発明は、ポリウレタン中に、前記化3で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化4で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンが添加されていることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記化3で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化4で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを、ポリウレタン原料に対して0.01〜20重量%添加することを特徴とする。
【0012】このように規制するのは、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド等の添加量が0.01重量%未満の場合は、十分な制電性能が得られない一方、20重量%を越える場合は、コスト高を招来するという問題があるからである。
【0013】請求項4記載の発明は、少なくとも2個の活性水素原子を有するポリオールを、イソシアネートと反応させてポリウレタンを製造するに際し、前記化3で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化4で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを添加することを特徴とする。このような方法により、請求項2記載の制電性ポリウレタンが製造される。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記化3で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化4で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを、前記少なくとも2個の活性水素原子を有するポリオールに溶解して添加することを特徴とする。
【0015】例えば、モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオールの低分子ポリオールやポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールに、上記添加剤を溶解させた溶液を添加する方法が挙げられる。
【0016】また、他のポリオール成分中には、3個以上の活性水素原子を有する化合物を含んでも、なんら問題ない。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の発明において、前記化3で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化4で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを、前記少なくとも2個の活性水素原子を有するポリオールに対して、0.1〜90重量%溶解した溶液を添加することを特徴とする。
【0018】このように規制するのは、溶解濃度が0.1重量%未満の場合、制電性ポリウレタンの性能の均一性に欠けることがある一方、溶解濃度が90重量%を越えると、コスト高を招来するという問題があるからである。
【0019】尚、本発明で使用されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又はリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタン以外の各原料成分に関しては、いずれもポリウレタンを得るのに従来公知の方法と格別異なった技術・手法は必要ではない。
【0020】尚、本発明に用いられる少なくとも2個の活性水素原子を有するポリオールとしては、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ソルビトール等のエチレンオキサイド付加物やプロピレンオキサイド付加物等のポリエーテルポリオール、また、アジピン酸、コハク酸、マレイン酸、フタル酸等とエチレングリコール、ブチレングリコール等から得られるポリエステルポリオール及びポリブタジエンポリオール等が挙げられる。また、低分子ポリオールとしては、1,4-ブタンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコールが挙げられる。特に、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールとポリテトラメチレンエーテルグリコールが好ましい。
【0021】また、本発明に用いられるイソシアネートとしては、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニレンメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート及びそれらのイソシアネートを末端に有するプレポリマー等が挙げられる。
【0022】更に、本発明で使用される制電性ポリウレタン製造用添加剤以外の各副資材料成分に関しては、いずれもポリウレタンを製造するのに従来公知のものであってもよい。例えば、触媒としては、アミン系化合物、有機金属系化合物等を使用することができる。また、発泡剤、整泡剤、鎖延長剤、架橋剤、難燃剤等を使用することができる。
【0023】加えて、着色剤としての顔料を添加することにより、制電性ポリウレタンを容易に着色することもできる。上記顔料としては、タルク、酸化チタン、ベンガラ、クレー、シリカ白、炭酸カルシウム等の顔料や、アゾ系顔料、フタロシアン系顔料、カーボンブラック等の有機顔料等が例示される。
【0024】また、本発明の高制電性ポリウレタンの製造方法は、軟質フォーム、硬質フォームのポリウレタンフォーム、架橋型ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー等のポリウレタンエラストマー、反応射出成形ポリウレタン、85重量%がセグメント化ポリウレタンを有する長鎖状高分子物質で形成される合成繊維、ポリウレタン樹脂塗料等の高制電性を必要とするものに適用することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、多数の実施の形態を示して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。なお、各形態中の部は重量部を意味する。また、リチウムイミドは前記化3で示されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを表し、リチウムメタンは前記化4で示されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを表す。
【0026】〔実施の形態1〕ポリエチレンアジペート(OHV=56)100部に、リチウムイミド5重量%溶解したエチレングリコール8部、水0.5部、トリエチレンジアミン0.4部、シリコーン系界面活性剤1.0部を添加して混合、調製した後、これに、ジフェニルメタンジイソシアネート及びポリエチレンアジペート基体末端イソシアネートプレポリマー混合物を100部混合し、撹拌して、厚さ約4.5mmの板状の試験片を作製した。このようにして作製したものを、以下、本発明例A1と称する。
【0027】〔実施の形態2〕プロピレングリコール系ポリエーテルポリオール(OHV=56)90部と、リチウムイミドを10重量%溶解したプロピレングリコール系ポリエーテルポリオール(OHV=56)10部との混合物に、水4.5部、ぺンタメチレントリアミン0.1部、シリコーン系界面活性剤2.0部を添加して混合、調製した後、これにトリレンジイソシアンエート56部を混合し、撹拌すると、フォームの泡数48個/inの良好な軟質ポリウレタンフォームが得られた。このようにして作製したものを、以下、本発明例A2と称する。
【0028】〔実施の形態3〕リチウムメタンを5重量%溶解したアジピン酸とブタンジオールから合成したポリエステルポリオール(OHV=56、平均分子量2000)100部に、水3.6部、ペンタメチレントリアミン0.1部、シリコーン系界面活性剤2.0部、スタナスオクトエート0.3部、HCFC−141b 13部を添加して混合、調製した後、これにトリレンジイソシアネート56部を混合し、撹拌すると、良好な軟質ポリウレタンフォームが得られた。このようにして作製したものを、以下、本発明例A3と称する。
【0029】〔実施の形態4〕室温硬化型ポリウレタンプレポリマーとプロピレングリコール系ポリエーテルポリオール(リチウムイミド2重量%溶解品)を、NCO基/OH基=1.15になるように調製して混合した。この混合物にオクチル酸鉛を1%添加した。ついで、この混合物をポリエステルフィルム(厚さ50μm)上に塗布した後、放置、硬化し、厚さ0.2mmのフィルム状の透明な樹脂を得た。このようにして作製したものを、以下、本発明例A4と称する。
【0030】〔実施の形態5〕リチウムイミドを2重量%溶解したグリセリンポリオキシプロピレントリオール(OHV=57、平均分子量5000)100部、トリレンジイソシアネート6.03部、シリコーン系界面活性剤4部、ジブチルチンジラウレート0.035部、テトラシアノエチレン0.03部を乾燥空気と共に機械的に撹拌泡立てし、その混合物を内径16.5mm、長さ210mmの円筒形の型に流し込み、120℃で1時間硬化後、脱型した。このようにして作製したものを、以下、本発明例A5と称する。
【0031】〔実施の形態6〕水添1,2−ポリブタジエンポリオール(三菱化学社製、GI−1000)150部、イソフォロンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体(武田薬品工業社製、タケネートD−140N)65部、ヘキサメチレンジイソシアネートのカプロラクタムアダクト体(旭化成社製、E405−80T)26部、ポリテトラフルオロエチレン粉体20部、リチウムイミド10部とトルエン65部を混合し、塗料を調製した。この塗料を厚さ1mmのゴムシート上にスプレー法で塗布し、厚さ30μmの被覆を形成し、120℃で1時間乾燥硬化を行い被覆層とした。このようにして作製したものを、以下、本発明例A6と称する。
【0032】〔実施の形態7〕リチウムイミドを4重量%溶解したソルビトール系ポリオール(OHV=450)25部、ペンタエリスリット系ポリオール(OHV=450)75部、ペンタメチルジエチレントリアミン0.15部、シリコーン系界面活性剤1.5部、HCFC−141b 15部を添加して混合、調製した後、トリレンジイソシアネートプレポリマー(NCO基30%)118部を混合、撹拌すると、良好な硬質ポリウレタンフォームが得られた。このようにして作製したものを、以下、本発明例A7と称する。
【0033】〔実施の形態8〕4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートと、ポリテトラメチレングリコール(平均分子量1000、リチウムイミド50重量%溶解した1,4−ジメチロールベンゼン10部添加品)とをNCO基/OH基=1.05になるように混合、調製した粘ちょうな混合物を、120℃で6時間加熱し、熱可塑性エラストマーを得た。これを直径約5mmのペレット状に細断した後、プレス加工して厚さ約5mmのシート状の試験片を作成した。このようにして作製したものを、以下、本発明例A8と称する。
【0034】〔比較例1〕実施の形態1において、リチウムイミドの代わりにn−ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドを5重量%溶解したエチレングリコール8部添加した以外は、実施の形態1と同様にして板状の試験片を作製した。このようにして作製したものを、以下、比較例X1と称する。
【0035】〔比較例2〕実施の形態4において、リチウムイミドを溶解しないプロピレングリコール系ポリエーテルポリオールを使用した以外は、実施例4と同様にしてフィルム状の透明な樹脂を得た。このフィルムの表面に、メタノールに10重量%に希釈した2−エチルヘキシルアンモニウムナイトレートをスプレーで塗布後、乾燥させた。このようにして作製したものを、以下、比較例X2と称する。
【0036】〔比較例3〕実施の形態1において、リチウムイミドの代わりに過塩素酸リチウムを5重量%溶解したエチレングリコール8部添加した以外は、実施例1と同様にして板状の試験片を作製した。このようにして作製したものを、以下、比較例X3と称する。
【0037】〔比較例4〕実施の形態7において、過塩素酸リチウムを溶解したソルヒドール系ポリオールを調製しようと試みたが、溶解しなかった。このようにして作製したものを、以下、比較例X4と称する。
【0038】〔実験〕上記本発明例A1〜A8及び比較例X1〜X3における表面固有抵抗値(本発明例A5では体積固有抵抗値)を測定したので、その結果を表1に示す。また、本発明例A1、A4及び比較例X2において、水流下に30分間放置後、乾燥して、再度、表面固有抵抗値を測定したので、その結果を表1に併せて示す。更に、本発明例A1及び比較例X3において、温度80℃で湿度95%の高温多湿条件下で5日間保存するという湿熱促進試験を行い、強度保持率を測定したので、その結果を表1に併せて示す。
【0039】
【表1】


【0040】各試験片作製後の表面固有抵抗値は、本発明例A1〜A8及び比較例X2では5×106 〜7×108 Ω/sqと小さくなっていることが認められる一方、比較例X1、X3では3×1010〜5×1010Ω/sqと大きくなっていることが認められる。尚、本発明例A5の体積固有抵抗値は4×107 Ω・cmと小さくなっていることが認められる。
【0041】このように、各試験片作製後の表面固有抵抗値(本発明例A5では体積固有抵抗値)は、本発明例A1〜A8のみならず、比較例X2も優れている。しかしながら、比較例X2は水流試験後の表面固有抵抗値が9×109 Ω/sqと大きくなっているのに対して、本発明例A1、A4では水流試験後の表面固有抵抗値が8×107 〜7.5×108 Ω/sqと余り大きくなっていないことが認められる。
【0042】更に、湿熱促進試験後の強度保持率において、本発明例A1では90%と高いのに対して、比較例X3では60%と低くなっていることが認められる。
【0043】
【発明の効果】本発明の製法によれば、ポリウレタンの外観、物性を損なうことなく、かつ、優れた高制電性を有するポリウレタンが得られる。加えて、本発明のリチウムイミド及び/又はリチウムメタンを添加して製造したポリウレタンは、その制電性が持続的であり、かつ、水洗等によっても殆どその性能は低下することなく、耐久性のある優れた高制電性能を有しているといった優れた効果を奏する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 下記化1で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は下記化2で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを必須成分とすることを特徴とする、制電性ポリウレタン製造用添加剤。
【化1】


【化2】


【請求項2】 ポリウレタン中に、前記化1で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化2で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンが添加されていることを特徴とする、制電性ポリウレタン。
【請求項3】 前記化1で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化2で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを、ポリウレタン原料に対して0.01〜20重量%添加することを特徴とする、請求項2記載の制電性ポリウレタン。
【請求項4】 少なくとも2個の活性水素原子を有するポリオールを、イソシアネートと反応させてポリウレタンを製造するに際し、前記化1で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化2で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを添加することを特徴とする、制電性ポリウレタンの製造方法。
【請求項5】 前記化1で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化2で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを、前記少なくとも2個の活性水素原子を有するポリオールに溶解して添加することを特徴とする、請求項4記載の制電性ポリウレタンの製造方法。
【請求項6】 前記化1で表されるリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド及び/又は前記化2で表されるリチウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタンを、前記少なくとも2個の活性水素原子を有するポリオールに対して、0.1〜90重量%溶解した溶液を添加することを特徴とする、請求項4又は5記載の制電性ポリウレタンの製造方法。

【公開番号】特開2002−146178(P2002−146178A)
【公開日】平成14年5月22日(2002.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−339657(P2000−339657)
【出願日】平成12年11月7日(2000.11.7)
【出願人】(398033921)三光化学工業株式会社 (16)
【Fターム(参考)】