説明

割引券端末を介して割引券を取得する割引券取得制御方法及びその制御装置。

【課題】無線自動識別技術及びインターネット技術を組み合わせて、割引券端末を介してユーザに割引券を提供する割引券取得制御方法及びその制御装置を提供する。
【解決手段】割引券を取得する要請を受信するステップ210と、前記要請に含まれた情報に基づいて、割引券を提供するか否かを判断するステップ211と、前記ステップ211の判断結果が肯定的であるとき、前記要請に含まれた情報に応じた割引券を提供するステップ212と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、割引券を提供する情報リリースシステムに関し、具体的には、割引券端末を介してユーザへ割引券情報をリリースする制御方法及びその制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、生活水準が高まるにつれ、割引券のレベルもアップグレードし続けている。各マーチャント(企業、小売り、卸売り等も含む)は次から次へと多くの種類の割引券を出すことで、より大勢の顧客を集めるようなり、ワンストップ電子割引券を提供するプラットフォーム(例えば:www.dianping.com)も生み出してきた。そのようなプラットフォームを介して、顧客はインターネットを通じてマーチャントの最新の割引、販促情報を取得し、且つインターネットから自ら必要な割引券をダウンロードすることができる。これにより、各マーチャントは広告を宣伝することができ、顧客も実際の利益を得ることができる。
【0003】
また、ウォルマート、ボーイングを含む大手企業は、積極的に製造、物流、小売、交通などの分野に無線自動識別技術(RFID)を推進して応用している。中国でも、無線自動識別技術は各分野で応用が始まっている。例えば、私達が出かける時に使用する交通カードはRFID技術を利用している。また、高速道路の料金所では通過する車を自動的に識別するにも無線自動識別技術を利用している。さらに、通路に出入りする人の身分の識別及び安全検査等の分野にも、この技術が応用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無線自動識別技術と組み合わせて、割引券端末を介して割引券を取得することはユーザに最大の利便をもたらし、同時に企業にもビジネスチャンスを提供する。
【0005】
しかし、現在では、割引券を提供する技術はいまだ確立していない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、従来技術の問題を解決するために案出されたものであり、無線自動識別技術及びインターネット技術を組み合わせて、割引券端末を介してユーザに割引券を提供する割引券取得制御方法及びその制御装置を提供する。
【0007】
本発明の一実施形態に係る割引券端末を介して割引券を提供する割引券取得制御方法は、割引券端末を介して、割引券の取得要請の情報を受信するステップ、及び、前記要請の情報に基づいて割引券を提供するステップを含むことを特徴とする。
【0008】
本発明の別の実施形態に係る割引券端末を介して割引券を提供する割引券取得制御装置は、割引券の取得要請の情報を受信する第一受信装置、及び、前記要請の情報に基づいて、割引券を提供する第一送信装置を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記した本願発明によれば、現行のインターネット技術及び無線自動識別技術を通じて、ユーザが割引券端末を介して、必要な割引券を取得し、かつ割引券をダウンロードしてプリントすることができ、これにより、ユーザに割引券を取得する時の便利性をもたらすとともにマーチャントにビジネスチャンスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る、割引券を取得する割引券取得制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る、割引券を取得する割引券取得制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る、割引券を取得する割引券取得制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の一具体的な実施例に係る、割引券を取得するネットトポロジーを示す図である。
【図5】本発明の一具体的な実施例に係る、割引券端末のバックグランド処理システムにおける、情報を保存するためのデータ表を説明するための概略図である。
【図6】本発明の一具体的な実施例に係る、割引券を取得する割引券取得制御装置の構成るを示すブロック図である。
【図7】本発明の一具体的な実施例に係る、割引券端末を介して割引券を取得する割引券取得制御装置における第一生成装置(又は第二生成装置)の詳細な構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る、割引券端末を介して割引券を取得する割引券取得制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0012】
まず、ステップS210において、割引券を取得する要請を受信する。好ましくは、この要請は、ある要請者であるユーザ(又は購読者、消費者)により送信され、また、それに応じて、割引券端末はその要請を受信する。例えば、上記ユーザは上記割引券端末によって提供されたメニューにより、必要の割引券のマーチャントに対応するボタンを選択する。ユーザがそのボタンを押したとき、割引券を取得する要請は割引券端末に対応するバックグランド処理システムへ送信され、バックグランド処理システムは受信した上記の要請に基づいて、データベース中の対応する割引券情報を検索する。また、例えば、割引券端末に適合できる受信端末に対応する方式で要請を送信する。例えば、ユーザがインターネット上で割引券のウェブサイトに登録してからログインし、同時に割引券端末に適合できる受信端末、例えば、あるRFID機能付きの移動端末或いはRFIDタグ付きの端末を活性化する。そして、ユーザはそのウェブサイトより各マーチャントが提供した割引券を検索し、必要な割引券を選択して、指定したお気に入りに追加することができる。
【0013】
当業者ならば理解できるように、ユーザがウェブサイトで登録したアカウントは、受信端末を活性化させて使用するアカウントと一致しなければならない。これにより、ユーザがお気に入りの中に追加した割引券の情報は、同時にユーザの受信端末内にも記録される。そして、ユーザが該受信端末を使用して、割引券端末で識別を行い、かつ収集した割引券の情報を示すことを選択した後、要請は直ちにバックグランド処理システムへ送信される。
【0014】
次に、ステップS211において、要請、具体的には、要請に含まれた情報に基づいて、割引券を提供するか否かを判断する。ここでは、次の何れか一つの条件を根拠として判断することができる。即ち、要請に基づいて、要請に対応する要請者がある特定のデータリスト表の中に存在するか否かを判断し、又は、要請に基づいて、要請に対応する要請者がある特定のグループに属するか否かを判断し、又は、要請に基づいて、要請に対応する要請者がある特定の年齢層に属するか否かを判断し、又は、要請に基づいて、要請に対応する要請者がある特定の性別であるか否かを判断する。
【0015】
例えば、ケンタッキーが一連の割引券を出しているが、一部の割引券はQQサービスを申し込んだQQ会員のユーザのみが利用できる。この場合、本ステップS211では、要請を送信したユーザがQQ会員であるか否かを判断する。当業者が理解するように、割引券ウェブサイトで、ユーザは割引券ウェブサイトのアカウントと自分のQQ番号とをバインディング(binding)した後(注: 具体的なバインディングのプロセスはウェブサイトの操作フロー及び催促により実現するので、ここではその説明を省略する)、直ちに割引券ウェブサイトでQQ会員のみ利用できる割引券を享受できる。なお、ウェブサイトのバックグランド処理システムは、該ユーザをQQ会員のリスト表、すなわち、上記の特定のデータリスト表に追加し、或いは該ユーザに特別な識別子を設定し、例えば、特定のユーザ(例えば上記QQ会員)の識別子を1に設定する。さらに、バックグランド処理システムは上記識別子の情報を上記RFIDタグ内に記録することができる。これにより、割引券を取得するためにユーザが割引券端末へ要請を送信するとき、該要請の中には、RFIDタグに記録された上記識別子の情報を含めることができる。
【0016】
このような判断をするプロセスは、以下のようなステップによって実現できる。即ち、上記の身分情報を特定のサーバに送信し、その特定のサーバにユーザがQQ会員に属するか否かを判断することを要請し、そしてその特定のサーバからのフィードバックに基づいて該ユーザがQQ会員に属するか否かを決定する。当業者が理解するように、上記特定のサーバはテンセントのQQサーバであってもよい。また、別の例では、割引券端末におけるバックグランド処理システムのデータベースの中に、或いは割引券端末自体の記録装置の中に、ユーザの身分情報が記録されている。該ユーザがバックグランド処理システムへ要請を送信したとき、バックグランド処理システムは、上記データベース又は記録装置からユーザの身分情報を取得して、該ユーザがQQ会員に属するか否かを判断する。
【0017】
また、例えば、割引券ウェブサイトが全ての登録ユーザの分類を行い、例えば、ユーザのアカウントポイントに基づいて、10000点より少ないポイントのユーザを普通ユーザとして設定し、逆に、10000点より多いポイントのユーザをVIPユーザとして設定し、これにより、データベース中の識別子を利用してこれらの異なるグループを区別することができる。さらに、割引券ウェブサイトは普通ユーザとVIPユーザとに異なる割引券を提供し、割引券端末機はユーザのRFIDタグカード内の情報を読み取るとき、上記識別子に基づいて上記ユーザがどのグループに存在するかを識別する。ユーザが特定のグループの中に存在するときに(例えばVIPユーザ)、直ちにそのユーザにVIPユーザ特有の割引券を提供し、もし、ユーザが特定のグループに存在しない場合、そのユーザに特定の割引券を提供しない。
【0018】
このほか、要請者の年齢、性別等条件によりそのユーザに割引券を提供するか否かを判断することもできる。当業者は現行の技術及び上記実施形態を組み合わせることにより次のような別の例を実現することができる。例えば、請求者が使用した移動端末は、既にその請求者の年齢と関係づけられている。このプロセスはその請求者が移動端末を申込む時に、書き込んで提出した個人情報があるバックグランドサービスシステムのデータベースに記録されることにより実現される。これにより、請求者はこの移動端末を使用してステップS210の要請を発信するときに、本発明が提供する制御装置は、上記データベースあるいは同様の記録装置から上記請求者の年齢を取得することができる。さらに、請求者の年齢に基づいて、リリースする割引券情報を決定することができる。同様に、性別に基づいて割引券を提供するプロセスも上記の例を参考にして実現できる。この例の詳細は本発明の本質に影響しないので、ここでは省略する。
【0019】
つぎに、ステップS212において、上記の要請に基づいて割引券を提供する。具体的には、ステップS211の判断に基づいて、割引券端末のディスプレイスクリーン上に、請求者に提供する割引券情報を表示する。そのため、ユーザは端末機で該割引券をプリントすることができる。さらに、ユーザがしばらく割引券をプリントしたくないとき、ユーザは上記割引券をユーザのRFIDタグカードに又はRFID機能付きの移動端末に送信することを選択することができる。具体的には、当業者が理解するように、ユーザが使用するRFIDタグカードの識別情報は登録時のアカウントと対応し、しかも1対1の方式で対応する。それでユーザがRFIDタグカードをインダクション(induction)領域内で識別するとき、上記端末機のバックグラウンド処理システムは、RFIDタグカードの識別情報を読み取ることができる。また、ユーザが「取消す」キーを選択するまでの全ての操作は、上記識別情報が指し示すデータベースに記録される。そこで、ユーザが割引券端末機上で「割引券をRFIDタグカードへ送信」キーを押せば、上記バックグラウンド処理システムは、割引券を対応する識別情報を有するRFIDタグカード又は移動端末に送信する。
【0020】
当業者が理解するように、本ステップは、割引券端末によって直接完了させることが好ましい。即ち、割引券端末は割引券を直接決定し、又は生成して、上記方式でユーザに提供する。また、別の例では、割引券端末は、まず割引券を取得する要請をあるバックグラウンドサーバに送信し、そしてバックグラウンドサーバから提供されたフィードバック情報を受信することにより割引券を決定し又は生成し、次に上記方式でユーザに提供する。ここでは、フィードバック情報は割引券の具体的な情報又は催促情報を含む。上記のプロセスは、本ステップのプロセスを参照することにより実現できるので、ここではその詳述を省略する。
【0021】
つぎに、ステップS213において、上記要請に対応するアカウントから、提供した割引券に対応するポイントを控除する。好ましくは、割引券ウェブサイトは所定のポイントの控除を必要とする割引券セットを推奨する。この場合、ユーザが割引券をプリントするオプション或いは割引券を自分のRFIDタグカードに送信するオプションを選択するとき、割引券端末のバックグラウンド処理システムは、予め設定した情報に基づいて上記割引券に必要なポイントを取得して、ユーザのRFIDタグカードのアカウントから対応するポイントを控除することができる。当業者が理解できるように、データベースのプログラムの修正によりデータベースから対応する割引券のポイントを控除し、控除された後のポイントをユーザのポイントアカウントに記録することができる。さらに、ユーザが保有するポイントが割引券に必要なポイントの控除に足りない場合、割引券をしばらく取得できないことを端末機に示し、ユーザの注意を促すことができる。
【0022】
次に、ステップS214において、提供した割引券を対応するデータベースに適切に記録する。具体的には、当業者が理解できるように、割引券はそれぞれ対応する唯一の通し番号を有し、かつその通し番号に基づいてバックグラウンド処理システムのデータベースに記録される。例えば、一枚の割引券の通し番号がNo.0908280143である場合、データベースにおいては、その通し番号をID番号(識別番号)として上記割引券情報を識別することができる。さらに、情報を都合よく記録するため、割引券通し番号の前から六桁の数字は割引券の提供時間情報(例えば090828xxxxは2009年8月28日に提供する割引券を表す)とし、後ろの通し番号は当日の第N枚目の割引券(例えばxxxxxx0143は第0143枚目の割引券であることを表す)とするのがよい。これにより、データベースにおいて、異なる時間、日付に基づいて、それぞれのデータベース表を区別して生成することができる。例えば、データベース表「090828」を作成して2009年8月28日に提供した割引券を記録する。そして、そのデータベース表に割引券通し番号の最後の四桁(0143)だけをID番号として記録する。そうすることにより、割引券(の情報)を記録するときに、データベース操作言語(例えばSQL)を利用して割引券通し番号のうちの前から六桁のデータ情報を取得し、対応するデータベース表を選択してその表に割引券情報を記録し、かつ後ろの四桁の通し番号により、ソートを行うことができる。
【0023】
次に、ステップS215において、データベースに記録された、提供済みの割引券に関して分析をする。具体的には、ステップS214で説明したデータベースには、割引券記録情報ごとに、少なくとも一つの集計フィールドを含むことができる。すなわち、割引券が一回提供されると、集計フィールドのデータは1だけ大きくなる。さらに、回数を集計した後に各割引券を、集計回数の高低順に配列させることができる。これにより、どの割引券がユーザに比較的愛用されるかを分析して、その情報をマーチャントに提供することができる。
【0024】
当業者が理解するように、上述のステップは様々な場合に応用できる。好ましくは、本実施形態は割引券端末に応用される。例えば、公共場所に本発明が提供する制御方法を実施する割引券端末を設置すれば、ユーザは、地下鉄、マーケット、コンビニエンスストア内の割引券端末でその端末に対応するアクセスカード(例えば対応するRFIDカード)を用いて情報を取得することができる。当業者が理解できるように、無線信号を通じてユーザのアクセスカード上のデータ情報を読み取ることができる。具体的には、アクセスカードは無線自動識別(RFID)モジュールを含み、該モジュールはRFIDアンテナ及びRFIDカードを含む。RFIDアンテナを介して、RFIDカード上の情報を読み取るプロセスを完了させることができる。さらに、割引券端末機はアクセスカード上の情報を読み取った後に、インダクション領域に隣接するディスプレイスクリーン上に読み取った情報を表示する。例えば、ユーザが端末上で「私の割引券」という選択項目(注:端末機がこのような選択項目を提供する場合、特に、端末機が提供するオプションによって変化する)を選択し、ユーザのアクセスカードに一部のマーチャントの割引券情報が保存されている場合、ディスプレイスクリーン上には上記マーチャントの割引券情報が表示される。また、例えば、ユーザは直接割引券端末上で異なるマーチャントを選択することができる。具体的には、ユーザがその中の何れか1つのマーチャントを選択した後、ディスプレイスクリーン上にユーザが選択したマーチャントの保有するすべての割引券情報が表示され、次に、ユーザは、端末機下側の選択ボタンを介して、一枚ずつ割引券情報を見ることができる。当業者が理解するように、各割引券端末機は一つのバックグラウンド処理(サービス)システム(図4に示すネットトポロジー図を参照)を備え、バックグラウンド処理システムは、端末機にある各マーチャントの割引券情報を保存するデータベースを備える。具体的には、データベースにおいて、異なるマーチャントに異なるID番号を付与することができる。ユーザがその中の一マーチャントを選択した後、そのマーチャントのID番号情報はバックグラウンド処理システムに転送される。そして、そのID番号に基づいて、対応するマーチャントの情報を検索し、さらにデータベースをクエリ(問い合わせ)することにより関係する情報を読み取ることができる。
【0025】
本実施形態の別の例では、上記ステップS213を省略することができる。例えば、割引券ウェブサイトが提供する割引券は、多くの場合、ポイントの差し引きを必要としない。したがって、ユーザが提供された割引券を取得したとしても、対応するユーザのアカウントからポイントを差し引かない。
【0026】
本実施形態の別の例では、上記ステップS214を省略することも可能である。すなわち、バックグラウンド処理システムは、提供した割引券を対応するデータベースに記録しない。例えば、ユーザが、直接割引券端末機上で一つ或いは複数のマーチャントの割引券情報を選択してプリントするとき、バックグラウンド処理システムは提供したこれらの割引券情報を記録しなくてもよい。
【0027】
本実施形態では、上記ステップS215は他のステップと同時には行わない。例えば、割引券端末のバックグラウンド処理システムは毎日00:00-2:00という時間帯を設定して、その時間帯に過去24時間内の割引券情報を集計する。集計処理はある特定の時刻に実施されるので、リアルタイム的ではない。さらに、集計を行っている時間帯に、バックグラウンド処理システムは過去24時間内に提供した割引券情報を指定のデータベースに導入して分析を行う。これにより、ユーザが続けて上記時間帯に割引券端末へ割引券取得の要請を送信し、かつ割引券をダウンロードしてプリントできることが確保される。尚、別の例でも、ステップS215を省略することができる。これは本発明の本質に影響しないので、ここではその詳述を省略する。
【0028】
本実施形態のさらに別の例では、上記ステップS213、S214、S215を同時に省略すること、又は、その中の一部のステップを省略することができる。具体的には、ステップS213、S214、S215を同時に省略するときには、図1に示すフローが最も簡単な一つの実施例である。例えば、ユーザがRFID機能付きの移動端末或いはタグカードを用いて割引券端末上で直接一つ又は複数のマーチャントの割引券を選択し、取得してプリントする場合又はダウンロードする場合に応用することができる。それを実施するプロセスは前述の具体的な実施例を参照することができる。また、一部のステップを省略するときには、上述した幾つかの対応する例を参照できるので、ここでは説明を省略する。
【0029】
上記ステップS210の別の例では、ユーザは割引券ウェブサイト上で割引券を取得する要請を送信することができる。例えば、ユーザが割引券ウェブサイト上でマーチャントの割引券情報を検索し、必要な割引券情報を「私の割引券アカウント」の中に追加する。当業者が理解するように、上記割引券ウェブサイトでは、各マーチャントの割引券情報のそばに「私の割引券に追加する」という操作オプションが設けられる。ユーザがその操作を選択した後、バックグラウンド処理システムは直ちに該ユーザの割引券を取得する要請を受信し、そしてユーザが選択した割引券を「私の割引券」アカウントに追加する。ユーザのアカウントには30枚以下割引券を保存できることが好ましい。具体的には、ウェブサイトの開発者は上記操作オプションに対応するプログラミングをすることにより上記具体的なプロセスを実現できる。それは、ここで詳述するまでもない。
【0030】
さらに、ユーザがRFIDタグカードを割引券端末で識別させ、その端末で「私の割引券」のボタンを選択した後、バックグラウンド処理システムはユーザの「私の割引券」アカウント上の割引券情報を読み取り、読み取った結果を端末機のディスプレイスクリーン上に表示し、ユーザは必要に応じて割引券をプリントすることができる。
【0031】
さらに、上記ユーザが「私の割引券」に保存された各割引券をプリントすることは一回に限定される。具体的には、バックグラウンド処理システムは、ユーザが端末機で「私の割引券」のボタンを選択したか否かに基づいて、割引券のプリント回数を判断し、ユーザのプリント回数が設定したプリント回数を超えた場合、バックグラウンド処理システムは端末機へメッセージを送信し、ユーザにその割引券を続けてプリントすることはできないことを指摘する。
【0032】
さらに、当業者が理解するように、上記ステップS213における「ポイント」は種々のタイプのポイントであってもよい。例えば、電子財布中の電子貨幣である。すなわち、一枚の割引券をプリントする毎に、その割引券に対応する電子貨幣を差し引く。それは現金でその割引券を購入することに等しい。当業者が理解するように、異なる実施例では異なる条件を設定することができる。例えば、一部の割引券は貨幣で購入することを必要とし、また一部の割引券は貨幣でないポイントで購入でき、さらに、一部の割引券はポイントの差し引きを必要としない。これらは本発明の本質には影響しないので、ここでは説明を省略する。
【0033】
さらに、当業者が理解するように、請求者、即ち、ユーザに対応するアカウントに予約された割引券情報は以下の方法の何れかによりその請求者に対応するアカウントに置いてもよい。例えば、請求者は自ら該割引券情報を請求する。具体的には、ユーザ(請求者)は、割引券端末によって提供されたメニューで、取得しようとする割引券を提供するマーチャントに対応するボタンを選択し、ユーザがそのボタンを押したとき、割引券の請求は直ちに割引券端末のバックグラウンド処理システムへ送信される。そして、バックグラウンド処理システムは、その請求に基づいて、データベース内の割引券の情報を検索し、割引券を上記請求者に対応するアカウントに送信する。また、例えば、バックグラウンド処理システムは、請求者に対応するアカウントに割引券を推奨して送信する。例えば、上記マーチャントは祝日の期間中に一連のイベントを打ち出し、該割引券ウェブサイトの登録者に幾つかの割引券を贈与したいとき、該マーチャントは直接にバックグラウンド処理システムを通じて、推奨する割引券をそれらの登録者(ユーザ)のアカウントに送信する。また、例えば、請求者が登録情報を提出するときに、自動的に割引券を取得する。例えば割引券ネットウェブサイトは新しく登録したユーザに普通の割引券を提供することができる。具体的には、新ユーザが登録した後、バックグラウンド処理システムは自動で新ユーザに対応するアカウントに割引券を送信する。当業者ならばバックグラウンド処理システムに関連する制御プログラムを編集することにより、上記機能を実現することができる。ここでは、その詳しい説明を省略する。
【0034】
図2は、本発明の第2の実施形態に係る、割引券端末を介して割引券を取得する割引券取得制御方法を説明するフローチャートである。まず、ステップS220において、一つの移動端末から送信された、割引券を取得する要請を受信する。当業者が理解するように、上記移動端末は一つのRFIDモジュールを含み、かつ該RFIDモジュールはユニークな識別情報を有する。例えば、RFID機能付きのモバイル電話を一例とする。SIMカードのIDとRFIDデバイスとをバインディング(関係付け)する。具体的には、モバイルプロバイダーはユーザに関連するサービスを提供することができる。例えば、技術者がモバイルサービスの営業所でユーザのために関連するバインディング手続きを行う。または、ユーザが自らメールを編集して、指定したサービスコードに送信し、一連の関係する操作を行うことによりバインディングを実現することができる。ここでは、その詳しい説明を省略する。そして、上記ユーザがモバイル番号を使用して、割引券をプリントするサービスを提供するウェブサイト上で、または、割引券端末で登録した後、直ちに割引券端末でモバイル中のRFIDモジュールを通じて識別を行うことができる。割引券端末が情報を読み取った後、ユーザがその端末機で何れかの一つ又は複数のマーチャントを選択し、すなわち、バックグラウンド処理システムへ割引券を取得する要請を送信し、バックグラウンド処理システムはデータベースからそのマーチャントの割引券の情報を読み取ってディスプレイスクリーン上に表示する。一つの好ましい例では、上記移動端末は少なくとも一つの移動通信モジュールを備え、移動通信モジュールは、好ましくは、GPRS通信モジュール、Wi-Fi通信モジュール、WCDMA通信モジュール、TD-SCDMA通信モジュール、WiMax通信モジュール、又はLTE通信モーケルを含む。
【0035】
次に、ステップS221において、上記要請に基づいて、該要請に対応する要請者が第一グループに属するか否かを判断する。具体的には、ここの第一グループは割引券ウェブサイトにより自ら定義することができる。例えば、ウェブサイトに登録したユーザの全員について分類を行う。好ましくは、ユーザのアカウントポイントにより分類を行う。例えば、アカウントポイントの点数が10000以上のユーザは第一グループに属し、アカウントポイントの点数が5000以上で、10000未満のユーザは第二グループに属し、アカウントポイントの点数が5000未満のユーザは第三グループに属するような分類を行う。また、好ましくは、数字1、2、3、・・・、Nでそれぞれ第一グループ、第二グループ、第三グループ、・・・、第Nグループを表す。さらに、ユーザのアカウントポイントが変化を生じるとき、データ更新言語(例えば、update言語)によってデータベース中の該ユーザのポイント情報を更新する。そして、ユーザがRFIDタグカードを割引券端末で識別を行うとき、割引券端末のバックグラウンド処理システムはRFIDタグカード中のユーザに関連する情報を読み取ることにより、該ユーザが属するグループ情報を取得する。
【0036】
ユーザが第一グループに属するとき、ステップS222に進み、上記請求に含まれた割引券通し番号を読み取る。好ましくは、このステップはユーザが割引券端末で「私の割引券」を選択する場合に応用される。ユーザが割引券端末で「私の割引券/My Coupon」のボタンを選択したとき、上記端末のバックグラウンド処理システムは、ユーザのアクセスカード上に記録された割引券情報を読み取る。具体的には、バックグラウンド処理システムは割引券の通し番号情報を読み取り、かつ該通し番号に基づいてデータベースから対応する割引券を検索し、さらに、検索した全ての割引券の中から第一グループのユーザへ提供可能な割引券を選別する。当業者が理解するように、上記のプロセスはデータベースに関するプログラミングにより実現できる。例えば、select・・・whereのようなSQLコマンドを使うことができる。次に、好ましくは、上記ステップは、ユーザが割引券端末で何れかの一つ又は複数のマーチャントを直接選択する場合に応用される。具体的には、ユーザがあるマーチャントに対応するボタンを選択したとき、バックグラウンド処理システムは該ユーザが選択したマーチャントの情報を受信し、データベースにおけるそのマーチャントに対応するデータ表を検索し、検索したデータ表から第一グループのユーザに提供可能な割引券を選別することができる。
【0037】
次に、ステップS223において、割引券通し番号に基づいて一枚又は複数枚の第一割引券を決定する。具体的には、上記ステップS222の検索結果に基づいて、提供可能な第一割引券を決定する。また、バックグラウンド処理システムは、割引券の通し番号に基づいてユーザへ提供する枚数を決定することができる。割引券ウェブサイトは、一部の特定の割引券に関してユーザがダウンロードしプリントできる回数を制限することが可能である。例えば、ポイントの控除による引き換えが必要な割引券、ユーザが「私の割引券」に保存された割引券、又は、上記ウェブサイトのVIPユーザに限定して提供する割引券などについて、バックグラウンド処理システムは、それらの割引券の通し番号に対して特別な識別を行うことができる。例えば、普通の割引券通し番号は数字(例:09090201234)のみにより構成されるが、上記の特定の割引券については、その数字通し番号にさらに英語文字(例:0909021234P)や、特殊な符号(例:0909021234XII)などを追加することができる。さらに、バックグラウンド処理システムは割引券を検索した後、その割引券通し番号の識別を行い、通し番号に非数字文字が存在するか否かを判断する。当業者が理解するように、上記のプロセスは、データベースにおけるサブストリング機能(文字の切り出し機能)により実現可能である。その詳細はここでは省略する。次に、判断結果に基づき、割引券の提供枚数を決定して、ディスプレイー上に割引券のダウンロード可能回数をユーザに提示する。
【0038】
さらに、割引券端末は、割引券ダウンロードについてもっとユーザに使いやすい設定にすることが可能である。例えば、地下鉄出入口にある端末機では特別な時間帯を設定する。例えば、通勤するピーク時間帯及び昼、夜の食事時間帯には、通常より多くのユーザが端末機で割引券をダウンロードしてプリントする。並んで待つユーザにとって待ち時間が長すぎないように、端末は、上記時間帯にユーザの割引券をダウンロードしてプリントする回数を制限することができる。例えば、割引券ごとに多くても3枚しかプリントすることができないこと、或いは、一回に割引券をプリントできる種類は5種類以下であることなどである。具体的には、当業者が理解するように、バックグラウンド処理システムは、関連する設定を行うことにより上記機能を実現することができる。
【0039】
一方、ユーザが第一グループに属さない場合、つまり、ステップS221の判断結果が否定的である場合、ステップS224に進む。ステップS224において、上記要請に含まれた割引券の通し番号を読み取る。具体的には、ステップS224は上記ステップS222に類似し、割引券端末のバックグラウンド処理システムは、ユーザが「私の割引券」に保存した割引券情報、或いは、端末上で直接選択した一つ又は複数のマーチャントの情報に基づいて、含まれた割引券通し番号の情報を読み取る。異なるのは、バックグラウンドデータベースから第一グループに属さない割引券情報を選別する必要があることである。さらに、第二グループ、第三グループなどの区別をすることも可能であり、それを実現するプロセスは、上記ステップS222において第一グループの選別をする方法を参照することができる。ここでは、その詳しい説明を省略する。
【0040】
次に、ステップS225において、割引券通し番号に基づいて一枚又は複数枚の第二割引券を決定する。具体的には、ステップS224の検索結果に基づいてユーザへ第二割引券を提供する。さらに、バックグラウンド処理システムは、同様に上記ステップS223の方法を参照して、提供する第二割引券のダウンロードプリント回数を決定する。ここでは、その詳細を省略する。当業者が理解するように、上記第二割引券と上記第一割引券は通常区別されている。例えば、第一割引券は特定のデータリスト表中のユーザに限定して提供し、例えば、QQ会員、割引券ウェブサイトのVIPユーザなどに提供し、第二割引券は普通ユーザを含む全てのユーザに提供する。例えば、割引券ウェブサイトに登録したユーザ全員が第二割引券を取得することができる。さらに、同じマーチャントが出した割引券について、例えば、「一つを買ったら1つをただで贈る」シリーズの割引券「バベラ」を推奨する。ここでは、上記マーチャントは上記シリーズ中で最も値下げした割引券を第一割引券に設定することができる。例えば、「30元の高級ピザを一つ買えば、19元のピザを一つただでもらえる」との内容を有する割引券を第一割引券とし、「30元の高級ピザを一つ買えば、5元のサラダをただでもらえる」との内容を有する割引券を第二割引券とする。具体的には、マーチャントは実際の状況に応じて、異なる割引券をそれぞれ上記第一割引券及び上記第二割引券として設定することができる。
【0041】
当業者が理解するように、ステップS220の別の例では、ある第三者システムから送信された、割引券を取得する要請を受信することができる。具体的には、例えば、第三者システムは、割引券端末上で広告を行うスポンサーに対応する一つ又は複数の情報処理システムである。具体的には、割引券端末のバックグラウンド処理システムは、上記スポンサーの情報処理システムに対して一定のデータアクセス権限を開放し、こうしてスポンサーはその使用する情報処理システムを通じて、上記バックグラウンド処理システムへ自分のマーチャントの割引券を取得する要請を送信することができる。当業者が理解するように、バックグラウンド処理システムのデータベースには、データベースの開発者が異なるマーチャントに応じて異なるデータ表を作成することができる。しかし、各マーチャントのスポンサーは自分のマーチャントのデータ表のみにアクセスでき、かつ、その割引券を取得する要請を送信する。さらに、スポンサーは、上記情報処理システムを通じて新たな割引券情報を、上記バックグラウンド処理システムにおける対応するデータベースへ送信することができる。上記プロセスはデータベース言語(SQL)を通じて完了できることは、ここで詳述するまでもない。当業者が理解するように、上記スポンサーは広告を宣伝する主体であり、例えば、百勝グループは「ケンタッキー」と「ピザハット」の広告情報を分けて発表することができる。その上、スポンサーは自分でこれらの広告情報を維持することを希望することができる。この場合、スポンサーが維持している情報処理システムと上記バックグラウンド処理システムとの接続が行われる。さらに、当業者が理解するように、上記ステップS220の別の例では、バックグラウンド処理システムは、割引券端末を維持(メンテナンス)するバックグラウンドサービスシステムであり、例えば、そのバックグラウンドサービスシステムは割引券端末へ直接各種(バックグラウンド)操作指令を送信し、一方、バックグラウンドサービスシステム及び割引券端末は同じプロバイダー、例えば、専門的にその割引券端末を提供するプロバイダーに属する。また、ステップS220の別の例では、上記請求は、割引券端末プロバイダーが提供するバックグランウドサービスシステム、又は非スポンサーが提供するその他の独立の第三者システムから送信されることも可能である。例えば、上記第三者システムは、広告サーバ、例えば、ある広告代理店の内部システムであり、割引券端末のプロバイダーから独立した、割引券情報のサービス又は会員管理サービスを提供する情報管理システムである。
【0042】
当業者が理解するように、上記ステップS220では、移動端末によって上記要請を送信するプロセスは他の方法によっても実現することができる。例えば、割引券ウェブサイトは、ユーザのために一つのショットメッセージ(SMS)プラットフォームを提供することができ、これにより、ユーザがショットメッセージを編集することにより割引券を取得する要請を送信することができる。当業者が理解するように、まず、割引券ウェブサイトはショットメッセージプラットフォームを開通し、サービスコード(例、10098)を提供する。ユーザはショットメッセージを編集して、取得しようとする割引券の通し番号を上記のSMSサービスコード(10098)へ送信することにより割引券通し番号を取得する。また、バックグラウンド処理システム側は、ユーザが送信したSMS(送信された割引券の取得要請)を受信可能なプラットフォームを備える必要があり、上記SMSを受信した後、該SMSの内容に基づいて、ユーザが必要とする割引券を検索する。さらに、ユーザが複数の割引券情報を必要とするとき、「09091208**」のような情報を編集して上記のサービスコードへ送信する。バックグラウンド処理システムは、このような情報を受信すると、関連のデータベースに対して曖昧検索(Fuzzy Query)を実施することにより、通し番号が「09091208」から始まるすべての割引券を検索することができる。当業者ならば、現行の技術を用いて上記ステップのプロセスを種々の別の態様でも実施可能であることは理解できるであろう。例えば、移動端末を通じて固定アドレスにEmailを送信すること、ブラックベリー携帯を使用して、割引券を提供するプロバイダーのEmailアドレスに送信すること、或いは、移動端末を通じてQQにログインし、且つ特定のコード、例えば「5621380」へ特定の情報、例えば「XX割引券」(例えば「ケンタッキー割引券」)を送信することにより、ステップS220のプロセスを完了する。ここでは、その詳しい説明を省略する。
【0043】
さらに、当業者が理解するように、上記ステップS220及び別の例は、上記図1のステップS210における割引券を取得する要請の受信にも応用可能である。即ち、上記のステップS210は、ステップS220を参照して対応する変更を行うことができる。これは本発明の本質に影響しないのは、ここでの説明を省略する。
【0044】
また、本実施形態に関するさらに別の例では、ステップS222はステップS224と同様に、上記請求に含まれた割引券通し番号を読み取る。したがって、上述のプロセスにおいて、これらの二つのステップを一つのステップに併合させ、かつ併合後のステップをステップS221の前に置き、このように順番を交換した後、まず、ユーザから送信された割引券の取得要請から、割引券通し番号を読み取り、更に該要請に対応する請求者が第一グループに属するか否かを判断する。
【0045】
図3は、本発明の第3の実施形態に係る、割引券端末を通じて割引券を取得する割引券取得制御方法を説明するためのフローチャートである。本実施形態は、上記要請に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成する具体的なプロセスに関する。具体的には、まず、ステップS230において、上記要請に基づいて、割引券端末からユーザが選択可能な割引券情報を抽出する。例えば、ユーザがRFIDタグカードを上記割引券端末のインダクション領域内で識別を行った後、バックグラウンド処理システムは、RFIDタグカードから上記ユーザの情報、例えばユーザのアカウント、アカウント内のポイント残高、属するグループ等の情報を読み取る。さらに、ユーザが端末上で「私の割引券」のボタンを選択する、或いは直接端末上で一つ又は複数のマーチャントに対応するボタンを選択するとき、バックグラウンド処理システムは、既に取得したユーザの情報を、ユーザが送信した割引券の要請と合わせて判断し、判断結果に基づいてデータベースを検索し、ユーザが選択可能な割引券情報を抽出する。例えば、取得したユーザ情報から、ユーザが第一グループに属する情報を取得し、しかも該ユーザが「私の割引券」に保存されている割引券を取得することを選択したとき、バックグラウンド処理システムは、まずユーザが「私の割引券」に保存した割引券情報を取得し、かつその中から第一グループのユーザへ提供できる第一割引券を抽出する。具体的には、当業者が理解するように、上記プロセスは、割引券端末及びそれに対応するバックグラウンド処理システムによって実現可能である。即ち、バックグラウンド処理システムは割引券端末から転送された要請を受信し、照会言語(SQL)を用いてデータベースに対して条件に合う割引券情報を検索し、且つ該割引券を端末のディスプレイスクリーン上に表示する。具体的なプロセスは、図1及び図2に示されている実施形態を参照することができる。ここではその詳しい説明を省略する。
【0046】
上記ステップS230の別の例では、好ましくは、割引券端末は音声アナウンス装置を通じてユーザに選択できる割引券情報を放送する。当業者が理解するように、割引券端末上に音声アナウンス装置を装備させることが可能であり、その装置はバックグラウンド処理システムと互いに関連づけられ、バックグラウンド処理システムの処理結果を、音声情報を通じてユーザにフィードバックすることができる。さらに、割引券端末も、上記音声アナウンス装置を利用して、割引券を取得するプロセスの操作が完了できるようにユーザを促すことができる。
【0047】
次に、ステップS231において、ユーザが選択可能な割引券情報をユーザに提供する。例えば、ユーザが選択可能な割引券情報は、割引券に対応する消費場所の位置、及び割引券端末の位置などを含み、割引券に対応する消費場所の位置と割引券端末の位置との距離が第一閾値より小さいことを含む。ここでは、第一閾値は割引券端末のバックグラウンド処理システムによって設定される。例えば、上記第一閾値は1kmと設定され、つまり割引券に対応する消費場所及び割引券端末間の距離は1kmの範囲内である。当業者が理解するように、上記割引券ウェブサイトは、その属する各割引券端末の具体的な地理位置を確定することができ、また、各マーチャントの情報処理システムから、それぞれのマーチャントが属する消費場所の具体的な地理位置を取得することができる。さらに、技術者が現行の地図検索ツール、例えば、Google地図、丁丁(DD)地図等を通じて、全ての割引券端末及び各消費場所の地理位置を上記地図上にマークし、さらに上記地図が提供するツールを通じて、上記各地理位置間の距離を算出し、算出した距離数値をバックグラウンド処理システムのデータベースの中に記録する。次に、データベースの機能を用いて、割引券端末からの上記距離が1km以内の消費場所を選別して表示する。また、第二閾値、第三閾値も設定可能である。例えば、第二界閾値は2kmとし、第三閾値は3kmなどとすることにより、同様に上記方法を適用して対応する消費場所の割引券を選別することができる。また、例えば、GPS等地理位置情報システムにより確定されたマーチャント及び割引券端末の所在地の経緯度を、割引券端末内或いはその対応するバックグラウンド処理システムの中に記録し、これにより両者間の距離を決定する。さらに、当業者が理解するように、ユーザが移動端末等をアクセス端末として使用する場合、移動端末に対応する基地局を通じて、ユーザの居場所を特定することが可能である。これにより、その居場所に対応する割引券情報を決定することができる。
【0048】
上述のステップS231の別の例では、上記の第一閾値は、ユーザによって決定されてもよい。具体的には、ユーザが割引券を取得する請求を送信する際に対応する距離の数字を追加して送信する。例えば、割引券端末がユーザの数値入力のために対応する入力インターフェースを提供する。ユーザが上記数値(例えば:500メートル)を確定した後、該数値の情報は、割引券を取得する要請と一緒にバックグラウンド処理システムに送信され、バックグラウンド処理システムは受信した距離数値に基づいて割引券を選別する。上記プロセスは、データクエリに関連する機能またはプログラムにより実現できる。
【0049】
次に、ステップS232において、ユーザが選択した情報を受信する。具体的には、バックグラウンド処理システムが選別した割引券情報をユーザに提供した後、ユーザは割引券端末上で一枚ずつ割引券の具体的な情報を調べてみることができる。さらに、ユーザが必要とする割引券を選択し、ユーザが「印刷する」のボタンを押した後、割引券端末はユーザのコマンドをバックグラウンド処理システムに送信する。さらに、ユーザがしばらく割引券を印刷したくないとき、上記割引券をRFIDタグカードの「私の割引券」に送信することを選択することができる。具体的なプロセスは、図1に示す実施形態を参照することができる。その後、バックグラウンド処理システムは、端末から送信されたユーザの選択情報を受信する。
【0050】
次に、ステップS233において、ユーザの選択に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成する。具体的には、バックグラウンド処理システムは、ユーザの選択する情報を受信した後、選択された情報を判断条件とし、データベースクエリ(SQL)により割引券をさらに選別し、選別した結果を上記ユーザにフィードバックする。例えば、ユーザが割引券印刷を選択した場合、バックグラウンド処理システムは、自動的に印刷機能を起動し、割引券を前記端末上にプリントさせる。また、例えば、ユーザが割引券をRFIDタグカードの「私の割引券」アカウントに送信することを選択した場合、バックグラウンド処理システムは、データベースの操作により、割引券情報をユーザのアカウント中に記録し、かつ割引券端末上に操作完了の注意情報を表示する。
【0051】
上記図3を参照に、当業者は現行の技術と組み合わせて、多様な方式によって、上記ステップS231における「割引券に対応する消費場所の位置と割引券端末との距離が第一閾値より小さい割引券をユーザに提供する」ステップを実現することができる。好ましくは、上記割引券端末内に一つのデータ表を設け、そのデータ表には該割引券端末の地理位置からの距離が第一閾値より小さいすべての消費場所の情報を記録する。そして、距離位置に対して条件を付けている一部の請求者には、第一閾値の条件を満たす消費場所に対応する割引券を提供する。このような実施例では、各割引券端末はそれぞれ地理位置情報を有する1つのデータ表を維持する。
【0052】
上記図1〜図3を参照に、当業者が理解するように、上記の実施形態において割引券端末上に表示された割引券情報、移動端末へ送信された割引券情報、又はバックグラウンド処理システムから割引券端末へ送信された、割引券情報を含むフィードバック情報は、種々の方式で決定することができる。例えば、上記の実施形態の別の例では、好ましくは、割引券端末に対応するバックグラウンド処理システムは、その取得したすべての割引券情報から、割引券抽出情報に対応する一つ又は複数の割引券情報を選択し、言い換えれば、割引券端末はユーザの選択に基づいて、又は他の条件(例えばユーザ選択以外の他の要因、例えば割引券端末の所在地、ユーザが要請を送信した時間等)に基づいて、割引券を抽出する情報を確定して、バックグラウンド処理システムへ送信する。それに応じて、当業者が理解するように、バックグラウンド処理システムは、上記割引券抽出情報を取得した後、データベースクエリによって全ての割引券情報を(第三方面システムからも取得可能であり、これは本発明の実質内容に影響しない)検索する。さらに、バックグラウンド処理システムは、上記割引券抽出情報に基づいて、全ての割引券情報に関して選別を行い、その中から割引券抽出情報と一致する割引券情報を選択して、上記割引券端末に送信する。例えば、上記フィードバック情報として割引券端末に送信することができる。また、直接これらの割引券情報を割引券端末上に表示することもできる。さらに、当業者が理解するように、上記全ての割引券情報から一枚又は複数枚の割引券を選択するプロセスは、多様な方式により実現することが可能である。例えばまず割引券抽出情報の中に含まれたキーワード、例えば「ケンタッキー」、「銀座」を選択し、そして銀座付近のケンタッキー割引券を選択することが好ましく、これにより、割引券情報はユーザの実際のニーズと一致する。また、例えば、内部選択ポリシーにより、「ケンタッキー」と同じグループに属する「ピザハット」の割引券を上記割引券端末に送信して公開させる。当業者ならば現行の技術及び上記実施例・変化例を組み合わせて、例えば、少なくとも「インターネット広告の複数の予備バージョンに関する選択及び公開を行う方法及びその装置」(中国特許出願No:200610148327.9)が提供する技術を参考にして、割引券情報を選択するプロセスを実現することができる。
【0053】
上記の例と組み合わせて、当業者が理解するように、複数或いはすべての割引券情報の中から適切な割引券情報を選択して要請者(ユーザ)へ提供するプロセスにおいて、要請者の所在地域という要素を重点的に考慮することができる。即ち、上記図2に示した実施例のように、要請者が、割引券をプリントする要請を送信した後、割引券端末或いは割引券端末に対応するバックグラウンド処理システムは、要請者の所在地域に基づいて、上記要請者に公開する割引券情報を選択する。
【0054】
さらに、当業者が理解するように、割引券は、電子割引券情報であってもよい。例えば、ユーザが一枚又は複数枚の割引券を選択し、例えば上記図1から図3までに示した実施形態又はその別の例に従って、選択された割引券を決定した後、割引券端末は、ショットメッセージSMS(つまり割引券端末はその対応するバックグラウンド処理システムを通じて対応する割引券情報をある移動通信プラットフォーム、例えば中国モバイルが提供するSMS情報処理システムへ送信し、又は割引券端末が直接割引券情報を上記移動通信プラットフォームへ送信する)、或いは、ブルートゥース等の方式で上記割引券情報をユーザの移動端末に送信する。さらに、ユーザは移動端末を通じて上記割引券情報をチェックすることができる。或いは、割引券端末はRFID協議を基に上記割引券情報を移動端末に記入し、例えば移動端末に含まれる対応のRFIDカードの中に記入する。
【0055】
さらに、上記図1及び図3に示した実施形態を参照して、当業者が理解するように、割引券を提供する制御プロセスは、異なる実施のニーズによって変更することができる。例えば、上記図1に示した実施形態の例では、ステップS211とステップS212との間に、ステップS211の判断結果が肯定的なとき、割引券端末を操作しているユーザの身分認証を行う処理プロセスをさらに実行する必要がある。同様に、例えば、上記図3に示した実施形態の例では、ステップS232とステップS234との間でも、好ましくは、割引券端末を操作しているユーザの身分認証を行う処理プロセスを実行する。具体的には、上記認証プロセスは以下のとおりである。例えば、割引券端末のディスプレイスクリーンを通じて、ユーザに催促情報を送信し、ユーザに身分認証情報の提供を促し、ユーザが正確な身分認証情報を提供したか否かに基づいて、後続のプロセスを実行する。例えば、好ましくは、身分認証情報は、割引券端末に対応するユーザ機器の識別情報であり、又は割引券端末に対応するバックグラウンドサービスシステム内に記録されたユーザの身分情報である。
【0056】
具体的には、例えば、ユーザに、ユーザのRFIDタグカードを割引券端末のインダクションデバイスに近づかせることを促す。インダクションデバイスはRFIDネットワークを介してRFIDカード上の情報を読み取り、ユーザに対して身分認証を行う。ここでは、RFIDカードのID番号が上記身分認証情報になる。その情報を読み取る具体的なプロセスは図1又は図3に示した実施形態を参照することができる。
【0057】
また、例えば、ユーザに、RFIDタグカードのシリアルナンバーを割引券端末上の入力装置を介して入力することを促し、或いは、携帯電話番号、身分証明書番号、社会保障カード番号、又はパスポート番号を割引券端末上の入力装置を介して入力することを促す。当業者が理解するように、ユーザがRFIDカードをアクティブにすることにより、事実上携帯電話番号と上記RFIDカードのシリアルナンバーとをバインディング(関係づけ)し、これにより、割引券端末のインダクションデバイスは上記シリアルナンバー又は携帯電話番号に基づいて認証のプロセスを完了することができる。例えば、割引券端末に認証情報の記録が存在するとき、割引券端末は直接上記認証プロセスを完了することができる。また、例えば、割引券端末は、身分情報の認証の要請を該割引券端末に対応するバックグラウンドサービスシステムへ送信し、かつ該バックグラウンドサービスシステムは、身分認証のプロセスを実行する。具体的には、当業者が理解するように、身分認証をパスするには、ユーザ(消費者)の提供する身分認証情報とデータベース及び他の記録装置に記録された認証情報とが一致する必要がある。例えば、提供された身分認証情報が認証データベースの中に存在する場合、上記身分の認証をパスしたと見なすことができる。当業者であれば現行の技術と組み合わせてこの認証プロセスを実現できる。
【0058】
さらに、割引券端末は上記身分認証を通ったことを確認できた場合、直ちに図1に示したステップS212を実施し、或いは、図3に示したステップS234を実施する。例えば、割引券端末は直接認証を行い、或いは、割引券端末に対応するバックグラウンドサービスシステムは認証を行った後に認証結果を割引券端末に送信する。具体的には、図1又は図3に示す実施形態における対応するステップを参照することができる。
【0059】
さらに、当業者が理解するように、このような変化例では、図1に示したステップS210は割引券を取得する要請の初回要請を提出したことに過ぎず、つまりボタンを押して割引券情報の選択を開始させる。このようなボタンを押すこと又はタッチパネルを操作することは、上記のステップS210、又は、図3に示した同様のステップS230として理解できる。このことは、ここで詳細に説明するまでもない。
【0060】
さらに、当業者が理解するように、図1及び図3に示した実施形態及びその別の例によって、事実上割引券端末を介して割引券を提供する二種類の異なる操作を実現することができる。例えば、ユーザが先に身分認証を行い、或いは、自分の身分(情報)を先に割引券端末に提供し、そして割引券を取得するまで割引券の選択を行う。また、例えば、ユーザが先に割引券を選択し、かつ取得しようとする割引券を確定した後に、身分認証を行い、又は自分の身分情報を該割引券端末に提供し、これにより、取得しようとする割引券を放棄する時に身分認証を行う余計な操作を避けることができる。さらに、当業者が理解するように、上記の何れかの状況においても、別の例では、身分情報を提供するプロセスを省略することができる。当業者が理解するように、身分情報の提供は、バックグラウンドサービスシステムにおける割引券ダウンロード情報の整理に役立ち、また、統計、分析、及び後続のその他の応用にも利便さをもたらす。
【0061】
図4は、本発明の具体的な一実施例における、割引券端末を通じて割引券を取得するネットワークのネットトポロジーを示す図である。具体的には、上記ネットトポロジーにおいて、割引券端末61、割引券端末62及び割引券端末63、並びに一つの移動端末64が含まれ、実際に応用する場合では、複数の割引券端末(図の中には3つしか示していない)が存在するはずであり、また、移動端末も複数存在するはずである。ここでは、移動端末は、一つのRFIDモジュールを含み、且つ該RFIDモジュールの識別情報は一つだけである。当業者が理解できるように、携帯電話の例では、ユーザがSIMカード番号とRFIDモジュールとをバインディング(Binding)する。そうすることにより、ユーザが携帯番号を使用して割引券ウェブサイト上に登録した後、直ちに該携帯電話を利用して割引券端末から割引券を取得することができる。さらに、割引券端末は対応するバックグラウンド処理システム68と接続している。実際の応用では、各割引券端末は各々のバックグラウンド処理システムに対応し、且つ各バックグラウンド処理システムは互いに関連し、最終的に一つの総合バックグラウンド処理システムと接続することができる。また、一定の地域範囲内における複数の割引券端末は、一つのバックグラウンド処理システムを共用することも可能である。当業者は、具体的な状況及びデータベース処理の効率を基に、ベストな接続方式を選択することができる。
【0062】
例えば、ユーザがRFIDタグカード又はRFID機能付きの移動端末64(例えば携帯電話)を割引券端末(61又は62又は63)のインダクション領域に近づかせる。ワイヤレスインターネットを通じて、割引券端末はユーザのアクセスカード(例えばRFIDカード)又は移動端末上のデータ情報を読み取る。割引券端末が該データ情報の読取りを完了した後、ユーザは、割引券端末上で「私の割引券」のボタンを選択する。そして、バックグラウンド処理システム68は、ユーザによって「私の割引券」に記録された割引券の情報を読み取り、かつ読み取りの結果を割引券端末のディスプレイスクリーン上に表示する。ユーザがその中のいずれか一枚又は複数枚の割引券を選択して印刷を行い、或いは選択してRFIDタグカードへ送信することができる。バックグラウンド処理システムはユーザの割引券を取得する要請を受信した後に、ユーザの情報及び/又は割引券を取得する要請に含まれた情報に基づいて判断を行い、ユーザへ提供可能な一枚又は複数枚の割引券を生成する。また、例えば、ユーザは直接割引券端末上で一つ或は複数のマーチャントに対応するボタンを選択し、バックグラウンド処理システムは、ユーザの選択した情報により、データベース中に該マーチャントに対応するデータ表を検索し、かつ該データ表中の割引券情報を読み取り、ユーザに提供可能な割引券を端末のディスプレイスクリーン上に表示する。ユーザは必要に応じてその中からプリントする必要のある割引券、又はRFIDタグカードにダンロウードする必要のある割引券を選択する。バックグラウンド処理システムはこの要請を受信した後、関連する操作を行い、一枚又は複数枚の割引券を生成する。上記の具体的なプロセスは、図1、図2、図3に関して説明した具体的な実施例を参照することが可能であり、ここでの詳述を省略する。
【0063】
これ以外、上記ネットトポロジーにおいて、一つの基地局66、割引券ウェブサイトのバックグラウンド処理システム69、及び一つの第三者システム67がさらに含まれている。具体的には、移動端末64はその中の移動通信モジュールのインターネットを利用する機能を通じて割引券ウェブサイトにログインし、ユーザは直接割引券ウェブサイト上でマーチャントの割引券情報を検索することができ、かつ必要な割引券情報を「私の割引券」の中に保存する。当業者が理解できるように、上記プロセスは割引券ウェブサイトのバックグラウンド処理システム69を通じて実現することができる。ユーザが割引券の隣の「私の割引券に追加する」項目をクリックした後、バックグラウンド処理システム69は直ちにユーザの割引券取得の要請を受信し、ユーザが選択した割引券を「私の割引券」のアカウントに追加する。好ましくは、ユーザのアカウントに多くても30枚の割引券しか保存できない。具体的には、ウェブサイトの開発者が上述の操作項目に対応するプログラムを編集することにより、上記のプロセスを実現することができる。その詳細はここでは省略する。
【0064】
さらに、第三者システム67は割引券ウェブサイトのバックグラウンド処理システム69との通信を行うことができる。ここで、第三者システムは、割引券端末上に広告をリリースする一つ又は複数の広告スポンサーに対応する一つ又は複数の情報処理システムを含む。具体的には、割引券ネットウェブのバックグラウンド処理システム69が広告スポンサーの情報処理システム67に一定のデータアクセス権限を開放し(与え)、これにより、広告スポンサーは、バックグラウンド処理システムの対応するデータ表に対して割引券情報の照会或いは更新を行うことができる。これらの処理は、例えばデータベース言語によって達成できることは、ここで詳述するまでもない。
【0065】
当業者が理解するように、本実施例におけるバックグラウンド処理システム69とバックグラウンド処理システム68とは同じシステム、例えば、同じサーバとすることができる。
【0066】
当業者が理解するように、上記「私の割引券」の機能の1つは、好ましくは、割引券プロバイダーがユーザのために設定した一つの項目である。これにより、ユーザは自分に必要な割引券情報、割引券の要請、及び割引券通し番号等の内容をその項目に記録し、例えば、好ましくは、バックグラウンド処理システム68或いはバックグラウンド処理システム69は、それぞれの維持するデータベースに1つのデータリストとして各ユーザの「私の割引券」を保存する。即ち、ユーザが毎回自分の割引券プライベーイトアカウントに一つの割引券情報を追加すると、対応するデータリストに1つのデータ記録が増える。好ましくは、ユーザのIDにより、割引券情報がどのユーザの「私の割引券」項目に属するかを決定する。
【0067】
さらに、当業者が理解するように、本実施例では、ユーザが移動端末64、例えば一つのRFIDカードを通じて何れか1つの端末機、例えば端末機62に向けて、割引券を取得する要請を送信した後、端末機62は直接にその要請の情報に基づいて、一つ又は複数の割引券情報を決定してユーザへ提供することができる。例えばRFID協議を通じてRFIDカードへ送信することができる。また、バックグラウンド処理システム68を通じて送信された割引券を獲得する要請に基づいて、ユーザへ提供すべき割引券情報を決定することもできる。さらに、バックグラウンド処理システム68は第三者システムとの協調を通じて、或いは、独自に割引券情報を決定することもできる。さらに、当業者が理解するように、バックグラウンド処理システム68又はバックグラウンド処理システム69又は第三者システムの通信は、移動通信ネットワーク(例えば中国モバイル会社の提供するGPRSネットワーク)によって実現され、又はインターネットを通じて実現することができる。
【0068】
図5は、本発明の一具体的な実施例における割引券端末のバックグランド処理システムに使用される、情報を記録するデータ表を説明するための図である。当業者が理解するように、割引券端末のバックグラウンド処理システムはデータベースを通じてあらゆるデータ情報を保存する。図5に示されたのはバックグラウンドデータベース中の1つのデータリスト表である。具体的には、図示のように、該データ表はマーチャントAのすべての割引券情報を記録し、即ち、割引券通し番号、割引券名称、割引券内容、提供できるユーザのグループ、ポイントの控除の要否、及びプリントする回数の情報をそれぞれ記録する。例えば、ユーザが割引券端末上でマーチャントAに対応するボタンを選択するとき、バックグラウンド処理システムは、データベース中からマーチャントAのデータ表を検索し、ユーザの要請に基づいて提供できる割引券を判断する。例えば、ユーザが第一グループに属する場合、バックグラウンド処理システムは該条件に基づき、データ表中の割引券から条件の合う割引券を選別する。それは、具体的には、データベースクエリ言語を通じて実現できる。例えば、selectフィールド名1、フィールド名2、……、フィールド名N from 「マーチャントA」 where 提供できるユーザグループ = 「第一グループ」 というようにプログラムすると、図示のデータ表より、割引券通し番号が「0901041234P」、「0903042345P」の割引券が選別されることができる。さらに、バックグラウンド処理システムは上記割引券の通し番号により、割引券のプリント回数を判断する。例えば、通し番号が「0901041234P」、「0903042345P」の割引券のようにその番号に非数字符号Pが含まれている場合、その割引券は1回しかプリントすることができない。バックグラウンド処理システムはプリント回数の情報をディスプレイスクリーン上に表示し、ユーザのプリントが該プリント回数を超えた場合、バックグラウンド処理システムは注意情報を送出する。
【0069】
また、例えば、ユーザが割引券端末上で「私の割引券」のボタンを選択したとき、バックグラウント処理システムは、ユーザのアクセスカード上に保存された割引券の記録情報を読み取り、好ましくは、割引券通し番号に基づいて、データベース中から対応する割引券を検索する。例えば、ユーザが「私の割引券」中にマーチャントAの割引券通し番号が「0905089034」の一枚の割引券を保存している場合、該通し番号に基づいて、selectfromデータベース名 where 割引券通し番号 = 「0905089034」というようなデータベース検索言語SQLを通じて、マーチャントAのデータベース表の中から該割引券を見つけることができる。当業者が理解するように、「私の割引券」の中に割引券通し番号を保存することにより割引券を保存するプロセスは様々な方法によって実現可能である。例えば、ユーザが割引券ウェブサイト上で必要な割引券を選択し、且つ対応する割引券通し番号をアクセスカードに保存する。そして、ユーザが上記アクセスカードを割引券端末とインダクションさせさえすれば、この割引券を直接プリントすることができる。
【0070】
また、上記データ表の中にその他の情報をさらに含むことができる(図示せず)。例えば、割引券ごとの使用期限、QQ会員限定の享受に属するか否か、消費場所の地理位置等である。具体的には、データベースのオペレーターが、データ表の中に関連するフィールドを追加して上記情報を補充することができる。このことは本発明の実質に影響しないため、ここではその詳述を省略する。
【0071】
図6は、本発明の一具体的な実施例における、割引券端末を通じて割引券を取得する制御装置の構造を示すブロック図である。具体的には、上記制御装置4は第一受信装置41、第二判断装置46、第一送信装置42、第一処理装置43及び第一記録装置44を備える。ここでは、受信装置41は割引券を取得する要請を受信し、第二判断装置46は上記要請に基づいて割引券を提供するか否かを判断し、第一送信装置42は第二判断装置の判断結果が肯定的な場合、上記要請に基づいて、割引券を提供する。具体的には、第一受信装置41の受信方式は具体的な状況によって決定し、例えば、移動端末から送信された上記割引券取得の要請を受信することができる。また、例えば、ある第三受信装置を通じて、ある第三者システムから送信された割引券取得の要請を受信することも可能である。
【0072】
その中で、第二判断装置46の判断結果が肯定的な場合、第二判断装置46は第一送信装置42をコールして使用し、上記判断結果が否定的な場合、第二判断装置46は第一送信装置42をコールしない。その詳細はここで省略する。好ましくは、第二判断装置46は、第三判断装置461を備え、第三判断装置461は、割引券取得の要請に基づいて、その要請に対応する要請者が一つの特定データベースリスト表の中に存在するか否かを判断する。1つの例では、第三判断装置461は第四判断装置に変更することが可能であり、ここで第四判断装置は、割引券取得の要請に基づいて、その要請に対応する要請者が一つの特定グループに属するか否かを判断する。また、別の例では、第三判断装置461は第五判断装置に変更することが可能であり、ここで第五判断装置は、上記要請に基づいて、その要請に対応する要請者が一つの時間間隔内に要請を複数回送信したか否かを判断する。また、別の例では、第三判断装置461は第六判断装置に変更することが可能であり、ここで第六判断装置は、上記の要請に基づいて、その要請に対応する要請者が一つの特定年齢層に属するか否かを判断する。さらに、別の例では第三判断装置461は第七判断装置に変更することが可能であり、ここで第七判断装置は、上記の要請に基づいて、その要請に対応する要請者が特定の性別であるか否かを判断する。
【0073】
また、第一送信装置42は、第一判断装置421と、第一生成装置422又は第二形成装置(図示せず)とをさらに備える。ここで、第一判断装置421は、上記割引券取得の要請に基づいて、該要請に対応する請求者が第一グループに属する否かを判断するのに使用される。第一生成装置422は、上記の判断が肯定的な場合、上記の要請に基づいて一枚又は複数枚の第一割引券を形成するために使用される。或いは第二生成装置によって上記の要請に基づいて、一枚又は複数枚の第二割引券を生成する。第一判断装置421の判断結果が肯定的な場合、第一生成装置422をコール(call)して提供できる第一割引券を決定する。一方、第一判断装置421の判断結果が否定的な場合、第二生成装置をコールして提供できる第二割引券を決定する。具体的には、マーチャントは実際の状況に応じて、異なる割引券を前述の第一割引券と第二割引券としてそれぞれ設定することができる。これは、詳述するまでもない。
【0074】
好ましくは、第一送信装置42は、割引券を取得する要請に基づいて一枚又は複数枚の割引券を生成し、かつ該割引券をプリントする第一プリント装置、及び、上記の要請に基づいて一枚又は複数枚の電子割引券を生成し、かつ該電子割引券を上記要請に対応する一つ又は複数の端末に送信する第二送信装置をさらに備える。
【0075】
さらに、第一処理装置43は上記の要請に対応するアカウントから提供済みの割引券に対応するポイントを控除するために使用される。第一記録装置44は、提供済みの割引券をデータベースの中に適切に記録するのに使用される。具体的には、第一処理装置43は一部の特別な割引券に対応し、第一記録装置44は提供済みの割引券をデータベースの中に適切に記録する。
【0076】
図7は、本発明の一具体的な実施例における、割引券端末を通じて割引券を取得する制御装置中における、第一生成装置(又は第二生成装置)の概略構成を示すブロック図である。具体的には、図6に示した第一生成装置422は、割引券を取得する要請に基づいて、ユーザが選択可能な全ての割引券情報を決定する第一決定装置4221、ユーザの選択情報を受信する第四受信装置4222、及び、ユーザの選択情報に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成する第三生成装置4223をさらに含む。
【0077】
さらに、第一決定装置4221は、第三送信装置42211と第二決定装置42212とを含む。ここで、第一決定装置42211は、割引券を取得する請求に基づいて、割引券端末に対応するバックグラウンド処理システムへ割引券を抽出する割引券抽出情報を送信し、第二決定装置42212は、バックグラウンド処理システムからのフィードバック情報に基づいて、ユーザが選択可能な割引券を決定する。具体的には、まず第三送信装置42211は、上記の要請に基づいて、上記割引券端末に対応するバックグラウンド処理システムへ割引券を抽出する情報を送信し、バックグラウンド処理シテムは、既に取得した上記ユーザの情報及び該ユーザが送信した割引券取得の要請に基づいて判断を行い、第二確定装置42212は、判断の結果に基づいて、ユーザが選択可能な割引券情報を検索して抽出する。そして、第四受信装置4222はユーザの選択情報を受信する。最後に、第三生成装置4223は上記ユーザの選択情報に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成する。ここで、第三生成装置4223は、上記の要請に含まれた割引券通し番号を読み取る第一読取装置42231、及び、この割引券通し番号に基づいて一枚又は複数枚の割引券を決定する第三決定装置42232を含む。具体的には、第一読取装置42231は上記の要請に含まれた割引券通し番号を読み取り、そして第三確定装置42232は該割引券通し番号に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を決定する。
【0078】
当業者が理解するように、本発明によって提供される制御方法及び制御装置は広く応用することが出来る。例えば、割引券プロバイダーが地下鉄の出入口、ショッピングセンターの映画館及びコンビニエンス内に割引券(プリント)端末を提供し、それに応じて、割引券(プリント)端末の使用を希望するユーザが、一つ又は複数の割引券端末に対応できるアクセス端末(例えば一枚のRFIDカード)を通じて、割引券をプリントする要請を送信する。例えば、このようなアクセス端末を上記割引券端末上のインダクション領域内に揺らすだけで、アクセス端末内のRFIDタグを通じて(RFID)無線自動識別技術により身分識別を完了することができる。したがって、ユーザの需要に基づいて関連する情報サービスを提供することができ、例えば、ユーザが直接割引券端末で割引券をプリントすることができ、これにより、ユーザがいつでもどこでもマーチャントの割引券を取得することができ、利便性が向上する。
【0079】
以上、本発明に係る具体的な実施形態及び実施例を説明した。しかし、本発明は上記の特定の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項を基にさまざまな変更及び修正が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属することは、当業者であれば容易に理解できるであろう。
【符号の説明】
【0080】
61、62、63 割引券端末
64 移動端末
66 基地局
67 第三者システム
68 バックグランド処理システム
69 割引券ウェブサイトのバックグランド処理システム
4 割引券取得制御装置
41 第一受信装置
42 第一送信装置
43 第一処理装置
44 第一記録装置
46 第二判断装置
421 第一判断装置
422 第一生成装置
461 第三判断装置
4221 第一決定装置
4222 第四受信装置
4223 第三生成装置
42211 第三送信装置
42212 第二決定装置
42231 第一読取装置
42232 第三決定装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
割引券端末を介して割引券を取得する割引券取得制御方法であって、
割引券を取得する要請を受信するステップaと、
前記要請に含まれた情報に基づいて、割引券を提供するか否かを判断するステップbと、
前記ステップbの判断結果が肯定的であるとき、前記要請に含まれた情報に応じた割引券を提供するステップcとを含むことを特徴とする割引券取得制御方法。
【請求項2】
前記ステップbが、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定のデータリスト表の中に存在するか否かを判断し、前記要請者が前記特定のデータリスト表に存在する場合、前記ステップbの判断結果が肯定的であるとするステップ、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定のグループに属するか否かを判断し、前記要請者が前記特定のグループに属する場合、前記ステップbの判断結果が肯定的であるとするステップ、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者がある時間間隔内に複数回要請情報を発信したか否かを判断し、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定の年齢層に属するか否かを判断し、前記要請者が前記特定の年齢層に属する場合、前記ステップbの判断結果が肯定的であるとするステップ、及び、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定の性別であるか否かを判断し、前記要請者が前記特定の性別である場合、前記ステップbの判断結果が肯定的であるとするステップ
からなるグループの中から選択された何れか1つのステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の割引券取得制御方法。
【請求項3】
前記要請に含まれた情報に応じた割引券を提供する前記ステップcが、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が第1グループに属するか否かを判断するステップと、
前記要請者が前記第1グループに属する場合、前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の第1割引券を生成するステップと、
前記要請者が前記第1グループに属さない場合、前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の第2割引券を生成し、又は割引券を提供しないステップとを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の割引券取得制御方法。
【請求項4】
前記要請に含まれた情報に応じた割引券を提供する前記ステップcが、
前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成し、且つ前記割引券をプリントするステップ、又は、
前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の電子割引券を生成し、且つ前記電子割引券を前記要請に含まれた情報に対応する1つ又は複数の端末へ送信するステップ、を含む、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の割引券取得制御方法。
【請求項5】
前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成する前記ステップが、
前記要請に含まれた情報に基づいて、要請者が選択可能な全ての割引券情報を提供するステップiと、
前記要請者が選択した情報を受信するステップiiと、
前記要請者が選択した情報に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成するステップiiiとを含むことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の割引券取得制御方法。
【請求項6】
前記ステップiiと前記ステップiiiとの間に、
前記要請者に身分認証情報を提供することを促すステップと、
前記身分認証情報を受信したか否かを判断し、前記身分認証情報を受信した場合、前記ステップiiiを実施するステップとを、さらに含み、
前記身分認証情報が、
前記割引券端末に対応する要請者機器の識別情報、及び、
前記割引券端末に対応するバックグランドサービスシステム内に記録された要請者の身分情報
からなるグループより選択される少なくとも何れか1つ以上の情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の割引券取得制御方法。
【請求項7】
要請者に提供されて前記要請者が選択可能な全ての前記割引券情報が、
前記割引券端末に対応するバックグランドサービスシステムにおける前記要請に含まれた情報に対応する要請者に対応するアカウントに予約された割引券情報、
前記割引券端末に対応するバックグランドサービスシステムの全ての割引券情報の中から選択された、前記要請に含まれた情報に対応する割引券情報、及び
前記割引券端末に記録された全ての割引券情報の中から選択された、前記要請に含まれた情報に対応する割引券情報
からなるグループより選択される少なくとも何れか1つの情報を含むことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の割引券取得制御方法。
【請求項8】
前記要請者に対応するアカウント内に予約された前記割引券情報が、
前記要請者が前記割引券を自ら要請するステップ、
前記割引券端末に対応するバックグランドサービスシステムが前記要請者に対応するアカウントに、前記割引券を推薦して送信するステップ、及び、
前記要請者が登録情報を提出する時に、自動的に前記割引券を取得するステップ
のうち何れか一つのステップにより前記要請者に対応する前記アカウントに加えられることを特徴とする請求項7に記載の割引券取得制御方法。
【請求項9】
前記要請に含まれた情報が、少なくとも前記割引券端末の位置情報を含み、
前記要請者に提供されて前記要請者が選択可能な割引券情報が、少なくとも前記位置情報に対応することを特徴とする請求項5〜8の何れか一項に記載の割引券取得制御方法。
【請求項10】
前記要請者に提供されて前記要請者が選択可能な割引券情報が、
前記割引券に対応する消費場所の位置と前記割引券端末の位置との間の距離が、第一閾値より短いという条件を満たすことを特徴とする請求項5〜9の何れか一項に記載の割引券取得制御方法。
【請求項11】
前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成する前記ステップが、
前記要請に含まれた情報に含まれた割引券通し番号を読み取るステップi’と、
前記割引券通し番号に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を決定するステップii’と、
を含むことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の割引券取得制御方法。
【請求項12】
前記要請が、移動端末を介して発信され、
前記割引券通し番号が、予め前記移動端末にダウンロードされていることを特徴とする請求項11に記載の割引券取得制御方法。
【請求項13】
前記要請に含まれた情報に対応するアカウントから、提供された前記割引券に対応するポイント点数を控除するステップdを、さらに含むことを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の割引券取得制御方法。
【請求項14】
提供された前記割引券をデータベースに適切に記録するステップeを、さらに含むことを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の割引券取得制御方法。
【請求項15】
前記移動端末が、少なくとも一つのRFIDモジュールを含むことを特徴とする請求項12〜14の何れか一項に記載の割引券取得制御方法。
【請求項16】
前記移動端末が、少なくとも一つの移動通信モジュールを、さらに含むことを特徴とする請求項12〜14の何れか一項に記載の割引券取得制御方法。
【請求項17】
割引券端末を介して割引券を取得する割引券取得制御装置であって、
割引券の取得要請を受信する第一受信装置と、
前記要請に含まれた情報に基づいて、割引券を提供するか否かを判断する第二判断装置と、
前記第二判断装置の判断結果が肯定的な場合、前記要請に含まれた情報に基づいて、割引券を提供する第一送信装置とを備えることを特徴とする割引券取得制御装置。
【請求項18】
前記第一送信装置が、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が第一グループに属するか否かを判断する第一判断装置と、
前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の第一割引券を生成する第一生成装置と、
前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の第二割引券を生成し、又は、割引券を提供しない第二生成装置とを備え、
前記第一判断装置の判断結果が肯定的な場合には、前記第一生成装置がコールされて使用され、そうではない場合には、前記第二生成装置をコールされて使用されることを特徴とする請求項17に記載の制御装置。
【請求項19】
前記第一送信装置が、
前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成し、かつ前記割引券をプリントする第一プリント装置、又は、
前記要請に含まれた情報に基づいて、一枚又は複数枚の電子割引券を生成し、かつ前記電子割引券を、前記要請に含まれた情報に対応する一つ又は複数の端末に送信する第二送信装置を備えることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の制御装置。
【請求項20】
前記第一生成装置又は第二生成装置が、
前記要請に含まれた情報に基づいて、要請者が提供されて選択可能な全ての割引券情報を決定する第一決定装置と、
要請者が選択した情報を受信する第四受信装置と、
前記要請者が選択した情報に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を生成する第三生成装置とを、さらに備えることを特徴とする請求項17〜19の何れか一項に記載の制御装置。
【請求項21】
前記第三生成装置が、
前記要請に含まれた情報に含まれた割引券通し番号を読み取る第一読み取り装置と、
前記割引券通し番号に基づいて、一枚又は複数枚の割引券を決定する第三決定装置とを、さらに備えることを特徴とする請求項20に記載の制御装置。
【請求項22】
前記第二判断装置が、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定のデータリスト表に属するか否かを判断する第三判断装置、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定のグループに属するか否かを判断する第四判断装置、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定の時間間隔内に何度も要請を送信したか否かを判断する第五判断装置、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定の年齢層の人に属するか否かを判断する第六判断装置、及び、
前記要請に含まれた情報に基づいて、前記要請に含まれた情報に対応する要請者が特定の性別であるか否かを判断する第七判断装置
からなるグループのうち何れか1つの装置を、さらに備えることを特徴とする請求項17〜21の何れか一項に記載の制御装置。
【請求項23】
前記要請に含まれた情報に対応するアカウントから、提供された割引券に対応するポイント点数を控除する第一処理装置、及び、
提供された前記割引券をデータベースに適切に記録する第一記録装置を、さらに備えることを特徴とする請求項17〜22の何れか一項に記載の制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−150683(P2011−150683A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−210147(P2010−210147)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(510096913)維鵬信息技術(上海)有限公司 (1)
【氏名又は名称原語表記】VELO Information Technology (Shanghai),Inc.
【住所又は居所原語表記】2/F,Building 19,No 879,ZhongJiang Road, Putuo District,Shanghai,PRC
【Fターム(参考)】