説明

力センサアッセンブリおよび力センサアッセンブリの組立方法

【課題】容易で、信頼性および費用効果の高い方法で製造されることが可能である力センサアッセンブリおよびそのような力センサアッセンブリの製造方法を提供する。
【解決手段】力センサアッセンブリは、力センサアッセンブリの軸方向に沿った測定の軸を有し、かつ、少なくとも2つの検知素子3が設けられた力リング2と、電子部品5を有するプリント回路基板4と、プリント回路基板4を力リング2上に保持するカバープレート6と、プリント回路基板4およびカバープレート6を覆いかつ力リング2に取り付けられるセンサキャップ7とを含む。製造は、スタッキング(積み重ね)、固定および溶接を用いて容易に達成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2011年7月12日に出願された、“力センサアッセンブリおよび力センサアッセンブリの組立方法”と題されたヨーロッパ特許出願第11173545.2号の優先権の利益を要求し、引用することでその全体がここに包含される。本発明は、力センサアッセンブリの軸方向に沿った測定の軸を有する、力センサアッセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電磁ブレーキ用の測定装置を開示する。測定装置は、C字形状の輪郭を有する閉じたリング部材を含み、このリング部材は、ブレーキシステムの軸方向に加えられる力により変形する。C字形状の輪郭には、C字形状の輪郭の変形量を測定することのできる例えば歪みゲージ(例えば、半径方向に配向される)が設けられる。
【0003】
特許文献2は、リング形状の荷重測定装置を開示し、これは、測定装置に加えられた軸方向の力の測定を可能にする。リングには、特定の形状が設けられ、その結果、力によりリングの領域がフープ引張に置かれ、リングのさらなる領域がフープ圧縮に置かれる。歪みゲージのような検知素子は、2つの領域のそれぞれに位置決めされ、力は、センサ素子信号から計算されることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】ドイツ特許出願DE−A−10350085号
【特許文献2】イギリス特許出願GB−A−2147426号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、容易で、信頼性および費用効果の高い方法で製造されることが可能である、特に軸方向の力測定に適した、力センサアッセンブリを提供することを目的とする。

【0006】
本発明によれば、上記に規定される力センサアッセンブリが設けられ、当該力センサアッセンブリは、少なくとも2つの検知素子が設けられた力リングと、電子部品を有するプリント回路基板と、プリント回路基板を力リング上に保持するカバープレートと、プリント回路基板およびカバープレートを覆い、かつ力リングに取り付けられるセンサキャップとを有する。
【0007】
このような力センサアッセンブリは、従来の力センサよりも組み立てが簡単であり、さらに、製造がよりコスト効果的である。力センサアッセンブリは、典型的に自動車産業において適用され、特に、電磁ブレーキシステムの力センサアッセンブリに適用される。
【0008】
本発明の他の態様によれば、力センサアッセンブリの組立方法が提供され、当該方法は、電子部品を有するプリント回路基板をカバープレートで重ねること(スタッキングする)こと、カバープレートを力リングに取付けることによって、プリント回路基板およびカバープレートを、少なくとも2つの検知素子が設けられた力リング上に固定すること、少なくとも2つの検知素子をプリント回路基板に電気的に接続すること、プリント回路基板およびカバープレートを覆うセンサキャップの外側のリムおよび内側のリムを力リングに溶接することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明は、いくつかの実施例を用い、添付図面を参照して、下記により詳細に説明される。
【図1】図1は、本発明の第1の実施例による力センサアッセンブリの分解図を表しており、主要素が分離して表されている。
【図2】図2は、組み立てられたときの図1の力センサアッセンブリの斜視図を表す。
【図3】図3は、図2の力センサアッセンブリの側面図を表す。
【図4】図4は、図2の力センサアッセンブリの断面図を表す。
【図5】図5は、本発明の第2の実施例による力センサアッセンブリの斜視図を表す。
【図6】図6は、図5の力センサアッセンブリの側面図を表す。
【図7a】図7aは、本発明の他の実施例による力センサアッセンブリで使用可能な力リングの上面図を表す。
【図7b】図7bは、図7aで表された力リングの側面図を表す。
【図8】図8は、本発明による力センサアッセンブリの実施例で使用可能なセンサキャップの斜視図を表す。
【図9】図9は、本発明による力センサアッセンブリの他の実施例において使用される電子部品の電気回路図を表す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、力センサアッセンブリに関し、特に、自動車の用途に使用されることのできる力センサアッセンブリに関する。力センサアッセンブリ1は、軸方向の力を測定するのに適合され、例えば、電磁ブレーキシステム(例えば、キャリパーを使用する)の力を測定するのに適用される。
【0011】
図1は、本発明の第1の実施例による力センサアッセンブリの分解図を表しており、主要素が個別に表されている。力センサアッセンブリ1の主要素の1つは、力リング(force ring)2であり、その上に、歪みゲージ3(例えば、マイクロフューズされたシリコン歪みゲージ(MSG)のようなシリコン歪みゲージ)が力リング2の変形を測定するのに取り付けられる。力リング2は、金属から構成されることができ、概して、縦軸(緯度)14に対して垂直の上面15を有する、円筒形状のボディであることができ、ここで、力は、外側領域上の一る方向に加えられ、かつ内側領域内の反対方向に加えられ、これは、上面15の変形を引き起こす。力リング2は、金属射出成形技術を使用して生産されることができる。
【0012】
力センサアッセンブリ1の他の主要素は、プリント配線基板(PCB)4(もしくは同等のホルダー)であり、その上に電子部品5が位置決めされる(集積回路、および抵抗、コンデンサ等の受動素子)。また、PCB4を力リング2に固定するのに使用され、かつ下記で説明されるさまざまな機能を提供するカバープレート6が提供される。センサキャップ7は、力センサアッセンブリ1のカバーを提供し、かつコネクタ8のような十分な機能的なインターフェースを提供するために設けられる。選択的に、封止部材12が設けられ、封止部材12は、センサキャップ7と協働して、力センサ1の内部部品が環境にさらされないことを保証する。このため、封止部材12は、圧縮可能な部材から構成されることができる。
【0013】
図2では、組み立てられた時の、図1の力センサアッセンブリの斜視図が示され、図3は、同じ実施例の側面図を示す。さらに図4では、力アッセンブリ1の同実施例の断面図が示される。組み立てられた状態では、力センサアッセンブリ1の力リング2は、センサキャップ7、コネクタ8(リーフスプリング(板バネ)コネクタ素子を有する、図4の断面図も参照)、およびいくつかの配向素子21、23(後述される)と同様に、見ることができる。さらに、本実施例では、力リング2には、力リング2の底の外側領域に切り込み(ノッチ)の形状で追加の配向素子22が設けられる。さらに、力リング2の力取付け領域24、25は、例えば電磁ブレーキシステムで力センサアッセンブリ1を使用するために、これらの図で示されており、内側の力取付け領域25は、例えばブレーキピストンに接触し、外側の力取付け領域24は、ブレーキキャリパーに接触する。力取付け領域24、25は、それらの全体の円周面で使用されることができ、もしくは、いくつかの点の力接触面を使用することも可能である。
【0014】
図5は、本発明の第2の実施例による力センサアッセンブリの斜視図を表し、図6は、図5の力センサアッセンブリの側面図を表す。本実施例には、コネクタ8と、コイルスプリング状のコネクタスプリング9とが設けられ、これらは、コネクタへの軸方向の接続を可能にし、これに対し、図1から図4の実施例は、接線方向の接続を可能にするであろう。さらに、本実施例の力リング2の形状は異なっており、力センサアッセンブリ1の信号挙動に異なる力を提供する。最後に、第2の実施例には、測定軸14と平行な力リングの局所的な平坦化の形状で、力リング2の底側に配向素子22が設けられる。
【0015】
概して言えば、本発明の実施例は、力センサアッセンブリ1の軸方向14に沿った測定軸を有する力センサアッセンブリ1に関する。力センサアッセンブリ1は、少なくとも2つの検知素子3が設けられた力リング2と、電子部品5を搭載するプリント配線基板4と、プリント配線基板4を力リング2上に保持するカバープレート6と、プリント配線基板4およびカバープレート6を覆いかつ力リング2に取り付けられるセンサキャップ7とを含む。
【0016】
カバープレート6はさらに、組み立てられたときに、センサキャップ7の対応する開口8aを介して延在する電気コネクタ8を収容する(存在する場合には、封止部材12bの開口8bも介して)。電気コネクタ8は、例えば、いくつかのコネクタスプリング9を保持するために空間を提供するハウジング素子を含み、コネクタスプリング9は、力によりプリント配線基板4へ保持される。図1から図4の実施例では、コネクタスプリング9はリーフスプリング(板バネ)であり(図4の断面図により確認できる)、測定軸14に対して接線方向において係合するコネクタが接続されることを可能にし、これは、あるアプリケーションにおいて力センサアッセンブリの搭載のさらなる容易さを提供する。図5および図6の実施例では、コネクタスプリング9はコイルバネ9であり、コイルバネ9は、
軸方向においてPCB4と力のある接触で電気コネクタ8により保持される。
【0017】
カバープレート6は、力センサアッセンブリ1にいくつかの機能を提供する。ある実施例では、カバープレート6は、内部金属クリップ11を含み、図1の分解図ではふたつの延在するクリップ11が見ることができる。これらの延在するクリップは、PCB4およびカバープレート6を保持する力リング2に(例えば接点溶接によって)取り付けられることができ、さらに力センサアッセンブリ1のためのケースグランドを提供することができる。また、図4の断面図に示されるように、力リング2には、例えば、力リング2のリム(または選択的に、力リング2の円周の穴もしくは溝)に抗してカバープレート6の延在するクリップ11の取付けを可能にするアッセンブリの特徴が設けられる。
【0018】
カバープレート6はさらに、内部金属チップ11を(完全に、もしくは部分的に)覆うプラスチップ部材を含み、これは、PCB4の絶縁被覆を提供するが、力センサアッセンブリ1の組立てに使用される複数の配向素子20、23を提供することもできる。他の実施例では、カバープレート6は、例えば複数の化合物成型技術を使用して、封止部材12を一体化することができる。
【0019】
図1の分解部に見て取れるように、配向素子20は、カバープレート6の上面15に提供され、これは、封止部材12の対応する開口20aと協働する。おおよそ同じ位置に、配向素子20はまた、カバープレート6の底面に提供されることができ、これは、PCB4の対応する開口20bおよび力リング2のノッチ20cと協働する。言うまでもなく、カバープレートの上面および底面上の配向素子20は、互いに異なる位置に位置決めされ得る。
【0020】
さらに、カバープレート6に外部の配向素子23を設けることができ、これは、センサキャップ7の開口23a(および封止部材12の対応する開口23b)を介して突出する。図示される実施例では、外部の配向素子23は、電気コネクタ8のおおよそ正反対のところに提供され、信頼性のある堅牢な外部取付けを可能にする。代替的な実施例では、外部の配向素子23は、コネクタ8に対して異なる場所に位置決めされる。
【0021】
図7aは、本発明の他の実施例による、力センサアッセンブリ1で使用可能な力リング2の上面図を示し、図7bは、図7aで示された力リング2の側面図を示す。力センサアッセンブリ1の測定軸は14で示されており、図7aの図面に対して垂直に延在する。
【0022】
概して、軸方向の荷重のもとで力リング2の歪みを測定することができるよう、少なくとも2つの検知素子3が、力リング2の上面15の円周に均等に分配される。ある実施例では、上面15は、例えばマイクロフューズされたシリコン歪みゲージ(MSG)である検知素子3のための良好な取付け面を提供するようにサンドブラストされる。
【0023】
他の実施例では、少なくとも2つの検知素子3(例えば、図7aおよび図7bの実施例では、4つの素子3が示されている)の各々は、力リング2の上面15に対応する面に感度の方向性(破線16で示される)を有し、感度の方向性16は、力センサアッセンブリ1の中心軸(図7aでは14で示される)に対して角度をもって方向付けられる。これは、力センサアッセンブリ1の組立中に、ワイヤボンディング工程にとって検知素子3へのより良いアクセスを可能にする。
【0024】
さらに他の実施例では、力リング2には、例えば図7aの実施例に示されるように窪みもしくは溝のような形状の輪郭的な特徴17(対称的に位置決めされる)が設けられる。これらの輪郭的な特徴17は、検知素子3の接線方向の歪みを減少させ、力センサアッセンブリ1をより堅牢で信頼性の高いものにする。
【0025】
図1の分解図で最も明瞭に示されるように、プリント回路基板4およびカバープレート6には、開口18、19が設けられる。これらの開口18、19は、力リング2上の少なくとも2つの検知素子3の位置に整合され、力リング2、プリント回路基板4およびカバープレート6の部分的な組立ての後に、プリント回路基板4上の対応するボンディングパッドへの検知素子3のコンタクトのボンディングを可能にする。他の実施例では、検知素子3のPCB4上の電子部品5への電気的な接続の後に、少なくとも2つの検知素子3は、開口18、19により提供された空間内の保護材料(例えば、ゲルのような材料)で覆われる。
【0026】
図8は、本発明による力アッセンブリ1の実施例で使用可能なセンサキャップ7の斜視図を表す。外側のリム30および内側のリム31が提供され、これらは、図2、3、5および6に示されるように、力リング2に溶接(レーザー溶接)されることができる。さらに、センサキャップ7には、少なくとも1つの配向素子21が設けられ、これは、例えば、センサキャップ7の側面から延在する1つもしくは3つの窪み(ディンプル)である。これら配向素子は、力センサアッセンブリ1を取付けるときに、センタリングの目的で有利に使用されることができる。
【0027】
図9には、本発明による力センサアッセンブリ1のさらなる実施例で使用される少なくとも2つの検知素子3と電子部品5(の一部)の電気回路図が示されている。本実施例の少なくとも2つの検知素子3は、4つの歪みゲージ(それぞれ2つのインピーダンス)を含み、図のように、2つの並列のホイートストンブリッジ構成に配列される。そして、力センサアッセンブリ1の電気回路は、外部に接続され得る。信号V+およびV−は、例えばASICのような処理回路に接続され、処理回路3は、差電圧に温度補償ゲインおよびオフセットを差動電圧を
与え、かつアナログ力信号を提供するように構成される。そして、3つのワイヤ(アナログ力信号、供給電圧Vs、信号グラウンド)のみを有するコネクタ8を使用して、外部の世界との接続が成し得る。
代替的な構成では、各ハーフホイートストンブリッジは、電子処理部品(PCB4上の電子部品5として提供される)に接続され、これらの信号のそれぞれが、外部のユニットに接続されることができる(例えば、前述の電磁ブレーキ用のコントローラユニット)。これは、ディジタル信号処理や可能であれば信号ワイヤ出力として提供され得るディジタルインターフェースを提供するような適切な電子部品5を用いて実行される。このようなディジタルインターフェースは、アナログ信号出力よりも、単一のピン上により多くのデータ信号を提供し、かつより信頼性のある接続を提供する(例えば、力センサアッセンブリ1の外側で、エラー検出および訂正回路を可能にする)。適切なインターフェースは、例えば、SPI(シリアル ペリフェラル インターフェース:Serial Peripheral Interface)やLIN(ローカル インターコネクト ネットワーク:Local Interconnect Network)の標準を使用して提供される。
【0028】
本発明のさらなる態様は、力センサアッセンブリを製造する方法に関する。この方法は、電子部品5を有するプリント回路基板4をカバープレート6でその上に重ねること(スタッキング)、プリント回路基板4とカバープレート6を、少なくとも2つの検知素子3が設けられた力リング2上に固定することを含む。これは、カバープレート6を(例えば、内部金属クリップ11の複数の延在するピンを使用して)、力リング2に取り付ける(例えば、溶接する)ことにより達成され得る。その後、少なくとも2つの検知素子3は、プリント回路基板4に電気的に接続される(例えば、カバープレート6およびPCB4に設けられた開口18、19を介してワイヤボンドを用いる)。最後に、プリント回路基板4およびカバープレート6を覆うセンサキャップ7の外縁もしくは外側のリム30と内縁もしくは内側のリム31とが、力リング2に溶接される。溶接工程は、例えば、レーザ溶接として実施され、これは、力センサアッセンブリの組立てにおいて利用することができる空間および配向に適している。この組立ては、簡単なオペレーションのみを含むので(スタッキング、溶接、ボンディング、およびセンサキャップの溶接のみ)、組立ては、コスト効果的かつ信頼性をもって実行され得る。また、含まれる組立て工程は、力リング2に非常に度を越さない歪みのみを引き起こし、これは、組立て完了後に、キャリブレーション工程を使用することにより、容易に調整され得る。
【0029】
本発明の実施例が、図中に表されたいくつかの例示的な実施例を参照して上述された。いくつかの部品および要素の変更および代替的な実施は可能であり、添付の請求項で明らかにされたものとして保護の範囲に含まれる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
力センサアッセンブリ(1)の軸方向(14)に沿った測定の軸を有する力センサアッセンブリであって、
少なくとも2つの検知素子(3)が設けられた力リング(2)と、
電子部品(5)を有するプリント回路基板(4)と、
プリント回路基板(4)を力リング(2)上に保持するカバープレート(6)と、
プリント回路基板(4)とカバープレート(6)とを覆い、かつ力リング(2)に取り付けられるセンサキャップ(7)と、を有する力センサアッセンブリ。
【請求項2】
カバープレート(6)はさらに、センサキャップ(7)を介して延在する電気コネクタ(8)を収容する、請求項1に記載の力センサアッセンブリ。
【請求項3】
カバープレート(6)は、内部金属クリップ(11)を含む、請求項1または2に記載の力センサアッセンブリ。
【請求項4】
カバープレート(6)は、プラスチック材料を含む、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項5】
力センサアッセンブリはさらに、カバープレート(6)とセンサキャップ(7)との間に、圧縮可能な材料の封止部材(12)を含む、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項6】
少なくとも2つの検知素子(3)は、力リング(2)の上面(15)の円上に均等に配される、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項7】
少なくとも2つの検知素子(3)は、4つの歪ゲージを含み、4つの歪ゲージは、二重の並列のホイートストンブリッジ構造に構成される、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項8】
少なくとも2つの検知素子(3)の各々は、力リング(2)の上面(15)に対応する面において感度の方向性(16)を有し、感動の方向性(16)は、力センサアッセンブリ(1)の中心軸(14)に対して角度で方向付けられる、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項9】
力リング(2)には、輪郭の特徴(17)が設けられる、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項10】
プリント回路基板(4)およびカバープレート(6)には開口(18、19)が設けられる、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項11】
少なくとも2つの検知素子(3)は、開口(18、19)内の保護材料で覆われる、請求項1ないし10のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項12】
カバープレート(6)には、配向素子(20)が設けられる、請求項1ないし11のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項13】
力リング(2)には、カバープレート(6)の取付けを可能にする組立て特徴が設けられる、請求項1ないし12のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項14】
センサキャップ(7)には、少なくとも1つの配向素子(21)が設けられる、請求項1ないし13のいずれか1つに記載の力センサアッセンブリ。
【請求項15】
力センサアッセンブリの組立て方法であって、
電子部品(5)を有するプリント回路基板(4)をカバープレート(6)で重ねること、
カバープレート(6)を力リング(2)に取り付けることによって、プリント回路基板(4)およびカバープレート(6)を、少なくとも2つの検知素子(3)が設けられた力リング(2)上に固定すること、
少なくとも2つの検知素子(3)をプリント経路基板(4)に電気的に接続すること、
プリント回路基板(4)およびカバープレート(6)を覆うセンサキャップ(7)の外縁および内縁を力リング(2)に溶接すること、を含む力センサアッセンブリの組み立て方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−19895(P2013−19895A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−148157(P2012−148157)
【出願日】平成24年7月2日(2012.7.2)
【出願人】(506154029)センサータ テクノロジーズ インコーポレーテッド (28)
【Fターム(参考)】