説明

包装紙で製品を包装する機械

【課題】シガレットのパケットを上包するセロファンナ等の包装機械に関する。
【解決手段】包装機械は、相互に平行の少なくとも二つの対向面を有する包装紙にパケットを封入する包装ユニット、および包装紙を熱処理するための熱処理ユニットを含む。熱処理ユニットが相互に対面する搬送ブランチを有する二つのベルトコンベアを装備し、包装紙の二つの対向面を把持してパケットを搬送するように設定され、かつ各搬送ブランチに連結された少なくとも一つの加熱ヘッドが、ベルトコンベアのそれぞれのブランチとの直接的接触を可能にする加熱ヘッド上に結合された乾燥潤滑剤のリーフに対面してベルトと加熱ヘッド間の摩擦を最小限にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート材による包装紙内に製品を包装するための機械に関する。
【0002】
本発明は、シガレットパッカーおよびカートナ(cartoners)に使用され、シガレット群、シガレットのパケット群は、それにより、紙材料によるシートまたはブランクに封入される。
【0003】
同様に、本発明は、概ね、セロファンナ(cellopaners)、または上包機械(overwrapping machine)に使用でき、それによりシガレットのパケットまたはパケット群は熱可塑性材料によるシートに封入される。
【背景技術】
【0004】
シガレットパッカーおよびカートナは、典型的には、概ね平行六面体の包装紙内にパケットおよびカートンを封入するために設計された折り畳み装置を装備した包装ユニットを含む。
【0005】
同様に、上包機およびセロファンナは、一つのパケットまたはパケット群を熱可塑性材料によるシート内に、包装紙の四側面および二端面を透明材料による外層で被覆するように封入する包装ユニットを含む。形成された包装は、側面の一つに沿って長手シールを付与しかつ二端面に一致する他の二つのシールを付与するように位置決めされた封止装置により安定化される。
【0006】
上記機械は、アウトフィードステージで、包装紙を加熱するコンディショニングまたはトリートメントステーションを装備する。
【0007】
上記トリートメントの目的は、紙の包装機械の場合にはホットメルト接着剤の再活性化を誘発し、またはと接着剤をより一層迅速に乾燥させるためであり、または上包機械の場合には熱可塑性材料によるカバーの収縮を誘発してパケットまたはパケット群を密着させ、それによりねじれおよび折り目を解消する。
【0008】
加熱処理作業は、一対の環状ベルトコンベアの二つの相互に対峙するブランチ間に形成れるアウトフィードチャンネルに沿ったパケットまたはカートンの通過時に行われる。
【0009】
上記ブランチは単一包装機の二つの対峙面と一側で突出して接触し、他方でそれぞれの金属プレート内に埋設された電気素子により所望温度に加熱された、金属プレートにより提供される熱源と他側で滑走して接触する。
【0010】
熱処理ステーションを装備した機械は、加熱プレートの金属体内の高熱慣性から誘導される深刻な欠点を有し、その負の効果は、一方で接着剤の再活性化または乾燥目的に対して熱出力が不十分であり、または熱収縮を伴い、かつ他方で、包装材料が焼け焦げる危険を含む。
【0011】
付加的欠点が滑走相互作用、およびベルトコンベアと加熱プレート間の結果的摩擦から誘導される。
【0012】
自明であるが、特に代表的近代包装機械の高速運転時に、この摩擦はベルトコンベアの磨耗原因となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特記なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明の課題は、従来技術の上述の欠点による悪影響を受けない、シート材料による包装紙で製品を包装する機械を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題は、添付請求の範囲に記載の特徴を有する、シート材による包装紙で製品を包装する機械により具体化される。
【0016】
即ち、本発明は、相互に対して実質的平行の少なくとも二つの対向面を有する包装紙に製品を封入する包装ユニット、および包装紙を熱処理するための熱処理ユニットを含み、前記熱処理ユニットが搬送チャンネルを含み、前記搬送チャンネルが相互に対面する搬送ブランチを有する二つのベルトコンベア間に形成され、包装紙の二つの対向面と接触係合することにより包装紙を搬送するように運動設定され、かつ各搬送ブランチに連結された少なくとも一つの加熱ヘッドを含み、前記搬送チャンネルに沿って包装紙に封入された製品が前進する、ように構成されたシート材による包装紙で製品を包装する機械を提供する。
【0017】
かかる機械において、本発明による加熱ヘッドは、ベルトコンベアのそれぞれのブランチとの直接的接触を可能にする乾燥潤滑剤のリーフを含むことを特徴とする。
【0018】
好適形態において、前記乾燥潤滑剤のリーフは層状グラファイトで構成されている。
【0019】
好適形態において、前記加熱ヘッドは、バッキング要素、前記バッキング要素上方に位置決めされた導電性加熱フォイル、前記加熱フォイル上方に位置決めされた第一電気絶縁オーバーレイ、および前記乾燥潤滑剤のリーフにより提供され第一オーバーレイ上方に位置決めされた第二オーバーレイを含む。
【0020】
好適形態において、第二オーバーレイは接着剤により第一オーバーレイに結合されている。
【0021】
好適形態において、第二オーバーレイの厚みは2ミリ未満である。
【0022】
好適形態において、第二オーバーレイの厚みは1ミリ未満である。
【0023】
好適形態において、第一オーバーレイはセラミック材料のコーティングにより構成されている。
【0024】
好適形態において、第一オーバーレイの厚みは0.4ミリ未満であり、かつ更に好適には実質的に0.1ミリである。
【0025】
好適形態において、第一オーバーレイは前記加熱フォイルの作用面を全体的に被覆している。
【0026】
好適形態において、前記加熱フォイルは少なくとも一部がメッシュ構造である。
【0027】
好適形態において、前記加熱フォイルは第一オーバーレイによりバッキング要素に固定されている。
【0028】
好適形態において、前記加熱フォイルは、第一オーバーレイをメッシュ構造により提供される開口へ貫通させ、前記加熱フォイルの一面から他面へ通過させることによりバッキング要素に固定されている。
【0029】
好適形態において、前記加熱フォイルの厚みは0.4ミリ未満であり、かつ好適には実質的に0.1ミリである。
【0030】
好適形態において、前記バッキング要素は少なくとも一部がセラミック材料から加工されている。
【0031】
好適形態において、前記バッキング要素は少なくとも一部がシリコーンから加工されている。
【0032】
好適形態において、前記熱処理ユニットは、搬送チャンネルを画定するブランチに沿って連続的に複数の加熱ヘッドを含む。
【0033】
好適形態において、前記加熱フォイルは、加熱ヘッドの選択的活性化を可能にする制御ユニットを含む電気回路に連結され、ベルトコンベアの速度を制御する手段に連動する。
【0034】
好適形態において、二つの連続的搬送チャンネルを含み、二つの連続的搬送チャンネルに沿って包装紙が前進し、二つの連続的搬送チャンネルは第一対および第二対のベルトの相互に対向するブランチ間に形成され、包装紙による第二対の面と接触するように、第二対のベルトの相互に対向するブランチは第一対の相互に対向するブランチに直交している。
【0035】
好適形態において、前記機械がパッカーまたはカートナであり、かつ前記熱処理ユニットが、折り目に付与され前記加熱ヘッドにより再活性化するホットメルト接着剤を示す包装紙の重なる折り目を固定する働きをする。
【0036】
好適形態において、前記機械が上包機またはセロファンナであり、かつ前記熱処理ユニットがパケットの周りの熱収縮材料を緊張させる働きをする。
【0037】
本発明は、更に、少なくとも一つの前記加熱ヘッドを含むことを特徴とする、熱処理ユニットを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明による装置を装備した上包機械の側立面の概略図である。
【図1a】図1の上包パケットを示す拡大説明図である。
【図1b】図1の上包パケットを示す拡大説明図である。
【図2】図1の一側から見た拡大説明図である。
【図3】図2の分解説明図である。
【図4】本発明による装置の他の実施形態を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
添付図面を参照して本発明を更に詳細に説明する。
【0040】
図1を参照すると、参照番号1はシート材による包装紙内に製品を包装するための機械の全体、特に包装ユニット2を具備したセロファンナまたは上包機(overwrapper)を示す。
【0041】
包装ユニット2は従来形態であるのでブロックで概略的に示され、機械フレームの垂直バルクヘッド3に取り付けられている。
【0042】
包装ユニット2は、実質的に平行六面体の矩形セクションを有するシガレットのパケットで構成される製品4を、熱収縮可能の透明熱可塑性材料内へ封入する働きをする。
【0043】
各包装紙5は、長手に二つの大きい側面6および二つの小さい側面またはフランク面7、長手の側面を横切る方向に二つの端面8を有する。
【0044】
包装ユニット2の退去後に、包装紙5は一フランク面に沿って長手シール9により、そして二つの端シール10により閉鎖かつ固定され、次に複数のプーリ13の周りで環状を形成するエンドレスコンベア12のポケット11へ連続的に挿入される。プーリの一つは図1に示されバルクヘッド3から突出したピボット14上で回転自在である。
【0045】
エンドレスコンベア12は水平上脚部15、プーリ13の周りを通る湾曲脚部16、および水平下脚部17を有する通路Pに沿って延在し、かつ固定ガイド部材18と共働して、包装紙5に封入されたパケット4をFで示された供給方向に沿って移送し、長軸を横切り、アウトフィードステーション20へ通じる水平搬送チャンネル19へ向かって進行する。
【0046】
搬送チャンネル19は、上下に位置決めされかつ供給路Pに沿って延在する二つのベルトコンベア21および22により構成され、その各々が一対のプーリ24の周りで環状を形成する金属またはシリコーン材料によるベルト23を含み、その一つは動力駆動し、バルクヘッド3に取り付けられ、かつ供給路Pを横切る水平軸25上で回転する。
【0047】
図1bから理解されるように、搬送チャンネル19は、ベルトコンベア21および22の二つの水平ブランチ26および27により画定され、包装紙に封入された包装パケット4は、それに沿って二つのベルトと二つの大きい側面6との間で直接的に接触することによりアウトフィードステーション20へ向かって前進する。
【0048】
包装ユニット2の下流で、包装機械1は搬送チャンネル19に合体された熱処理ユニット28を含み、かつ加熱手段は2n個数の加熱ヘッド29(nは1またはそれ以上の整数を示す)で構成され、加熱ヘッド29は各ベルトと同数で設置され、搬送チャンネル19から離れる方向を向いたブランチ26および27の対応する面と接触する。
【0049】
図1は、複数の加熱ヘッド29が一つのブランチ26に沿って連続的に配置され、かつ他方のブランチ27に沿って連続的に配置される。
【0050】
図2および3を参照すると、各加熱ヘッド29は、反対端から電力源(図示せず)へ突出する二つのコネクタ31によって連結されたい矩形の外形を有する導電性加熱フォイル30を含む。
【0051】
二つのコネクタ31を除き、フォイル30は穿孔され、0.4ミリ未満かつ好適には0.1ミリオーダーの厚みを有するメッシュ構造を呈し、可能な限り熱慣性を最小限にするように設計れる。
【0052】
各加熱ヘッド29は、搬送チャンネル19から離れる方向を向いたフォイル30の面と接触し、第一オーバーレイ(overlay)33は搬送チャンネル19方向へ向うフォイル30の面と接触する。
【0053】
加熱ヘッド29はバッキング要素32に連結された支持手段(図示せず)によって包装機械のバルクヘッド3に取り付けられる。
【0054】
各バッキング要素32はセラミック材料によるブロックで構成される。
【0055】
選択的に、各バッキング要素32はシリコーンによるブロックで構成されてよい。
【0056】
他の実施形態として、各バッキング要素32は、一部がセラミックかつ一部がシリコーン等の多層構造の材料により構成されてよい。
【0057】
第一オーバーレイ33は、0.4ミリ厚未満、好適には0.1ミリ厚オーダーのセラミック材料によるコーティングにより形成された電気絶縁層である。
【0058】
第一オーバーレイ33は、フォイル30の発熱メッシュ面を全体的に被覆し、かつフォイル30をバッキング要素32へ固定する手段を有する。フォイルをバッキング要素32上に保持する、更に精確には、第一オーバーレイ33の材料は、上述のメッシュ構造により提供される孔を貫通し、フォイル30の一面から他面へ通過する。
【0059】
関連ベルトのブランチ26または27と第一オーバーレイ33との間に最後に介在して両者に接着する加熱ヘッド29の成形部は、有利には、制限的でないが2ミリ未満の厚みの、層状グラファイトで構成される乾燥潤滑剤のリーフ(leaf)34である。
【0060】
特に、リーフ34は、第二オーバーレイを加熱ヘッド29に提供するように、接着剤により第一オーバーレイ33に結合される。
【0061】
本発明による熱処理ユニット28は、極めて低い熱慣性によることを特徴とし、加えて極めて精確な熱制御を提供することを特徴とする。
【0062】
この目的のために、図1に示されたように、熱処理ユニット28は、コンベア21および22の直線速度によって、加熱ヘッド29に加わる電流を調整し、かつ/または選択的に所定数の加熱ヘッド29を一時に活性化するような電子制御ユニット35を含む。
【0063】
結果として、熱処理ユニット28は、正確かつ均一の熱収縮運動を誘発し、かつ上包材を焦がしたり折り曲げたりすることなく、包装紙5をパケット4の周りに確実に完全に緊張させる。
【0064】
層状グラファイト34のリーフを含むことにより、加熱ヘッド28とベルトコンベア21および22間の摩擦接触による結果としての磨耗効果を最小限にする。
【0065】
図4の実施形態において、熱処理は、平行六面体の包装紙5により提供される二対の側壁に付与される。
【0066】
この事例において、熱処理ユニット28は、搬送チャンネル19とアウトフィードステーション20との間に介在し、相互に対面しかつ供給路Pに沿った二つのベルトコンベア37と38間に形成される第二搬送チャンネル36を含む。二つのベルトコンベア37と38は、各々が一対のプーリ40の周りに環状を形成する金属またはシリコーン材料によるベルト39を含み、プーリ40の一つは動力駆動し、垂直軸41を中心に回転する。
【0067】
二つのベルトコンベア37および38のそれぞれのブランチ42および43は、相互に対して対面し、ブランチ26および27に直交し、加熱ヘッド29により加熱され、組み合わせて第二搬送チャンネル36を形成し、それに沿って、包装紙5に封入されたパケット4は、そのベルトと二つの小さい面またはフランク面7との間の直接的接触を誘発することにより、アウトフィードステーション20へ向かって前進する。
【0068】
シガレットパッカーまたはたまカートナの場合、本発明による熱処理ユニットは、折り目に、加熱ヘッド29が発する熱により再活性化されるホットメルト接着剤が付与された包装紙の重なる折り目を固定するために使用され得る。
【0069】
本発明による熱処理ユニットによりシガレットパッカーまたはカートナにおいて達成される他の機能は、接着剤の乾燥時間を加速することである。
【符号の説明】
【0070】
2 包装ユニット
4 製品
5 包装紙
19 搬送チャンネル
21,22 ベルトコンベア
26,27 搬送ブランチ
28 熱処理ユニット
29 加熱ヘッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互に対して実質的平行の少なくとも二つの対向面(6−6,7−7)を有する包装紙(5)に製品(4)を封入する包装ユニット(2)、および包装紙(5)を熱処理するための熱処理ユニット(28)を含み、
熱処理ユニット(28)が搬送チャンネル(19)を含み、
搬送チャンネル(19)が相互に対面する搬送ブランチ(26,27)を有する二つのベルトコンベア(21,22)間に形成され、包装紙(5)の二つの対向面(6−6,7−7)と接触係合することにより包装紙(5)を搬送するように運動設定され、かつ各搬送ブランチ(26,27)に連結された少なくとも一つの加熱ヘッド(29)を含み、搬送チャンネル(19)に沿って包装紙(5)に封入された製品(4)が前進する、シート材による包装紙で製品を包装する機械において、
加熱ヘッド(29)は、ベルトコンベアのそれぞれのブランチ(26,27)との直接的接触を可能にする乾燥潤滑剤のリーフ(34)を含むことを特徴とする、機械。
【請求項2】
前記乾燥潤滑剤のリーフ(34)は層状グラファイトで構成されている、請求項1の機械。
【請求項3】
前記加熱ヘッド(29)は、バッキング要素(32)、バッキング要素(32)上方に位置決めされた導電性加熱フォイル(30)、加熱フォイル(30)上方に位置決めされた第一電気絶縁オーバーレイ(33)、および乾燥潤滑剤のリーフ(34)により提供され第一オーバーレイ(33)上方に位置決めされた第二オーバーレイ(34)を含む、請求項1または2の機械。
【請求項4】
第二オーバーレイ(34)は接着剤により第一オーバーレイに結合されている、請求項3の機械。
【請求項5】
第二オーバーレイ(34)の厚みは2ミリ未満である、請求項4の機械。
【請求項6】
第二オーバーレイ(34)の厚みは1ミリ未満である、請求項4の機械。
【請求項7】
第一オーバーレイ(3)はセラミック材料のコーティングにより構成されている、請求項3から6のいずれか一項の機械。
【請求項8】
第一オーバーレイ(33)の厚みは0.4ミリ未満であり、かつ好適には実質的に0.1ミリである、請求項3から7のいずれか一項の機械。
【請求項9】
第一オーバーレイ(33)は加熱フォイル(30)の作用面を全体的に被覆している、請求項8の機械。
【請求項10】
前記加熱フォイル(30)は少なくとも一部がメッシュ構造である、請求項9の機械。
【請求項11】
前記加熱フォイル(30)は第一オーバーレイ(33)によりバッキング要素(32)に固定されている、請求項10の機械。
【請求項12】
前記加熱フォイル(30)は、第一オーバーレイ(33)をメッシュ構造により提供される開口へ貫通させ、加熱フォイル(30)の一面から他面へ通過させることによりバッキング要素(32)に固定されている、請求項11の機械。
【請求項13】
前記加熱フォイル(30)の厚みは0.4ミリ未満であり、かつ好適には実質的に0.1ミリである、請求項3から12のいずれか一項の機械。
【請求項14】
前記バッキング要素(32)は少なくとも一部がセラミック材料から加工されている、請求項3から13のいずれか一項の機械。
【請求項15】
前記バッキング要素(32)は少なくとも一部がシリコーンから加工されている、請求項3から13のいずれか一項の機械。
【請求項16】
前記熱処理ユニット(28)は、搬送チャンネル(19)を画定するブランチ(26,27)に沿って連続的に複数の加熱ヘッド(29)を含む、請求項1から15のいずれか一項の機械。
【請求項17】
前記加熱フォイル(30)は、加熱ヘッド(29)の選択的活性化を可能にする制御ユニット(35)を含む電気回路に連結され、ベルトコンベア(21,22)の速度を制御する手段に連動する、請求項9の機械。
【請求項18】
二つの連続的搬送チャンネル(19,36)を含み、搬送チャンネル(19,36)に沿って包装紙(5)が前進し、搬送チャンネル(19,36)は第一および第二対のベルトの相互に対向するブランチ(26,27,42,43)間に形成され、包装紙(5)による第二対の面と接触するように、第二対のベルトの相互に対向するブランチ(42,43)は第一対の相互に対向するブランチ(26,27)に直交している、請求項1から17のいずれか一項の機械。
【請求項19】
機械がパッカーまたはカートナであり、かつ熱処理ユニット(28)が、折り目に付与され加熱ヘッド(29)により再活性化するホットメルト接着剤を示す包装紙の重なる折り目を固定する働きをする、請求項1から18のいずれか一項の機械。
【請求項20】
機械が上包機またはセロファンナであり、かつ熱処理ユニット(28)がパケットの周りの熱収縮材料を緊張させる働きをする、請求項1から18のいずれか一項の機械。
【請求項21】
請求項1から17に記載の少なくとも一つの加熱ヘッド(29)を含むことを特徴とする、熱処理ユニット。

【図1】
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【図1a】
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【図1b】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−184733(P2009−184733A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−24224(P2009−24224)
【出願日】平成21年2月4日(2009.2.4)
【出願人】(392003937)ジー.デー ソチエタ ペル アツィオニ (102)
【氏名又は名称原語表記】G.D SOCIETA PER AZIONI
【Fターム(参考)】