説明

化粧品アプリケータ装置及びそのような装置の使用

【課題】化粧品を使用者の体に殆ど瞬間的に塗布する新規な方法で、はるかに迅速に乾燥し、もしあったとしてもアプリケータヘッドと使用者の体の間で、より少ない接触を要求するものを提供するものである。
【解決手段】化粧品を付加するためのアプリケータ装置であって、該装置は、化粧品の貯蔵部、及び、化粧品を使用者の体の一部に付加するように適合されたアプリケータヘッド(9)により終端されるステム(8)を備えるアプリケータ(2)であって、アプリケータのステムは、アプリケータヘッドに形成されたベントを経由して横側に開口する内部ダクトを含み、該アプリケータは、前記ダクトに接続され且つガスをダクトに注入するように適合された、ガス生成器(13)を含む、アプリケータ(2)、を備えた、アプリケータ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、化粧品アプリケータ装置及びそのような装置の使用に関する。
より詳しくは、本発明は、化粧品を塗布するためのアプリケータ装置に関し、該装置は、
・(多かれ少なかれ粘性がある)液体化粧品を含むように適合されている貯蔵部;及び
・該化粧品を使用者の体の一部に塗布するように適合されているアプリケータヘッドにより終端されているステムを備える(特に、顔用化粧品を、例えば、睫毛、眉毛、及び髪のような、ケラチン繊維に塗布するための)アプリケータであって、前記ステムは、前記貯蔵部を貫くように適合されており、前記アプリケータヘッドに化粧品を漬けるようにする、アプリケータ;
を備える。
【背景技術】
【0002】
この種類の知られたアプリケータ装置において、アプリケータヘッドは、使用者の体に専ら直接に接触することによってのみ、化粧品が塗布されることを可能にするブラシである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願発明の特定の目的は、この種類のアプリケータ装置を改善することであり、化粧品を使用者の体に殆ど瞬間的に塗布する新規な方法で、はるかに迅速に乾燥し、もしあったとしても、アプリケータヘッドと使用者の体の間で、より少ない接触を必要とするものを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的のために、本発明においては、問題となっている種類のアプリケータ装置は、アプリケータのステムが、アプリケータヘッドに形成される少なくとも1つのベントを経由して横側に開口する内部ダクトを含み、そして、アプリケータは、(常設の又は取り外し可能な)ガス生成器をさらに備え、該ガス生成器は前記ダクトに接続され且つガスが前記少なくとも1つのベントを経由して排出されるようにするためにガスを前記ダクトに注入するように適合されている。
【0005】
これらの対策により、ガス生成器により注入されたガスは、アプリケータヘッドで少なくとも1つのバブルの化粧品を形成することができる。バブルの化粧品は、使用者の体と接触し始める際に、破裂することができ、それにより、アプリケータヘッドと使用者の体の間の接触なしに、化粧品を殆ど瞬間的に単一ステップで沈着させることを可能にする。そのような状況においては、アプリケータヘッドは、おそらく、すでに使用者の体に塗布された化粧品の分配を完全にすることのみに使用されることができる。化粧品の殆ど瞬間的な塗布は、このように可能になり、そして、それは、従来技術のアプリケータ装置と比較した最初の利点である。加えて、アプリケータヘッドと使用者の体の間の繰り返される直接接触が効果的に制限される。バブルを形成することからなるステップを経由して経た結果、より薄いフィルムを作ることができ、顕著に増加した乾燥速度を有する。実際には、このように、単一のステップで、改善された光沢度を有する連続フィルムを沈着させることが可能であり、また、乾燥期間中の化粧品の粘着性と本質的に関連する化粧品移動現象を制限することが可能である。さらに、皮膚への塗布中に、迅速な乾燥特性は、即時硬直効果を得る事を可能にし、人の表面を滑らかにすることを可能にして、その表面起伏の欠点を減少させるものである。
【0006】
本発明の装置の様々な実施形態において、1以上の次に示す条件が、また使用されてもよい。
・ガス生成器は、使用者により作動可能であり、作動毎に(固定された又は調節可能な)予め定められた容量のガスを生成するようにデザインされており;
・ガス生成器は、ガス生成器からガスをダクトに向かって排出することができるが逆は行わない出口バルブを含み;
・ガス生成器は、可変容量空気室を備える空気ポンプであり、可変容量空気室は、前記出口バルブを経由してダクトと連通し、空気を大気から空気室に取り入れることができるが逆は行わない入り口バルブを経由して大気と連通し;
・ガス生成器は、フレキシブル球(bulb)を備え、フレキシブル球は使用者により絞られるように適合され、前記空気室を規定し;
・ガス生成器は、プッシャ(pusher)を備え、プッシャは使用者により作動可能であり、空気室を圧縮するように適合され、そしてアプリケータの一部を形成するガイドに滑動可能に取り付けられ;
・プッシャは、該空気室を規定するフレキシブル壁と接触して位置するように適合され;
・ガス生成器は、電気空気圧縮機を備え、電気空気圧縮機は、使用者により可動可能な制御部材により制御されており;
・ガス生成器は、圧縮ガス貯蔵部を備え、圧縮ガス貯蔵部は、使用者により作動可能なバルブを経由してダクトに接続されており;
・アプリケータヘッドは、外側に開放され且つ化粧品のための貯蔵部を形成する皿部を含み、前記皿部は、前記皿部に開放される前記少なくとも1つのベントを囲み;
・アプリケータヘッドは、複数のベントと、外側に向かって開放し且つ化粧品のための貯蔵部を形成する複数の皿部とを含み、各皿部は前記ベントの少なくとも1つを囲み;
・アプリケータヘッドは、さらに歯部を含み;
・少なくとも幾つかの前記歯部は、皿部の片側に配置され;
・アプリケータは、さらに、貯蔵部を閉じるように適合されたキャップを含み、ステムは、長手方向に、前記キャップからアプリケータヘッドまで延在し、キャップが前記貯蔵部を閉じるとき、貯蔵部中を通るように適合され、ガス生成器は、キャップ上に取り付けられ(ガス生成器は、常設の又は取り外し可能な方法で固定されることができ、キャップ中に組み込まれることができるか、又はキャップ上で適合される外部部分を形成することができる。);
・貯蔵部は、前記液体化粧品を構成するマスカラを含む。
【0007】
加えて、本発明は、また、化粧品、特にマスカラ、を塗布するため上で規定されたようなアプリケータ装置の使用を提供する。
【0008】
最後に、本発明は、化粧品を塗布する方法を提供し、前記方法は、上記で規定された装置により、化粧品の少なくとも1つのバブル、を生成し、そして、前記少なくとも1つのバブルを破裂させて体の領域と接触し始め、前記化粧品を前記領域に塗布するようにする、少なくとも1つのステップを備える。
【0009】
本発明の他の特徴及び利点は、非制限実施例の方法により与えられ、添付の図面を参照して、以下の4つの実施形態の説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1実施形態の、化粧品アプリケータ装置の、その貯蔵位置中の、長手方向断面図である。
【図2】貯蔵部から取り外された、図1装置のアプリケータの斜視図である。
【図3】使用中の、図2のアプリケータの斜視図である。
【図4】本発明の変形実施形態のアプリケータのアプリケータヘッドの斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態中の、図1の図面と類似の図面である。
【図6】本発明の第3実施形態中の、アプリケータのキャップの長手方向断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態中の、アプリケータのキャップの長手方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
様々な図面において、同じ参照符号は、同一か又は類似の要素を指定する。
【0012】
図1は、多かれ少なかれ粘着性である液体化粧品、特にマスカラを塗布するためのアプリケータ装置1を示す。アプリケータ装置1は、例えば、プラスチック又は他の材料から製造されるアプリケータ2、及び、それ自体プラスチック又は他の材料から製造される貯蔵部3を備える。
【0013】
貯蔵部3は、例示として、明細書全体を通じて液体化粧品であると考えられている、マスカラCを含む。例示の方法により、前記貯蔵部は、底壁5と(非常に図式的に示されている)内部ワイパー6aを通常備えるネック6との間に長手方向に延在する環状の側壁4を含むことができる。
【0014】
図1及び2に明確に図示されているように、アプリケータ2は、例えば、ねじ固定により又は他の手段によりネック6を閉じるために適合されているキャップ7、及び、ステム8であって、キャップ7と、ステム8と一体的に任意選択的に形成されることができるアプリケータヘッドを備える自由端と、の間の長手方向Zに沿って延在するステム8、を含む。
【0015】
アプリケータヘッド9は、ステム8に対して横側に広げられることが可能である。
【0016】
例示の方法により、アプリケータヘッド9は、長手方向Zに垂直な法線方向Xに沿って開放された皿部10を含むことができ、皿部は、YZ平面に延在し、ここで、Yは、上述の方向X及びZに垂直な横断方向である。皿部10は、有利に、方向Zに沿って、伸張された、楕円形状を現すことができる。
【0017】
アプリケータヘッド9は、さらに、軸Xに沿って、皿部10の底部に開口するベント11を含むことができる。考慮中の実施形態において、ベント11は、長手方向軸Zと平行なスロットの形態とすることができる。
【0018】
さらに、適切であるのは、アプリケータヘッド9は、法線方向Xに沿って突出する歯部9aが備えられることができ、それらは皿部10を囲み、若しくは最も少なくとも横断方向Yで皿部10のどちらかの側に配置される。
【0019】
上述のベント11は、ステム8に形成されたダクト12と連通する。示された実施形態において、ダクト12は、長手方向Zに沿ってステム8の内部に延在し、前記ステム8の全長さに沿ってキャップ7まで延在し、そこでは前記ダクトはガス生成器13と連通する。この実施形態において、ガス生成器13は、キャップ7に固定され、且つ、ダクト12に空気を注入するように適合されている。
【0020】
通常、ガス生成器は、任意の既知の種類のもの:(ピストンポンプ、ベローズ、又はバルブの形態を採る)手動ポンプ;電気的に制御されたポンプ;出口バルブと関連付けられた圧縮ガス(空気又は他のガス)の貯蔵部;等であってよく、ガス生成器は、使用者により各作動毎に予め定められた容量のガスをダクト12に注入するようにデザインされることが好ましい。
【0021】
特に、ガス生成器13は、可変容量空気室を備えた空気ポンプとすることができ、
その空気室は、
・空気を空気室からダクト12に向かって排出することができるが、逆は行わない出口バルブ15を経由して、ダクト12と;及び
・空気を大気から空気室に取り入れることができるが、逆は行わない入り口バルブ16を経由して、大気と
連通する。
【0022】
入り口及び出口バルブ15、16は、当業者に既知の任意の種類のもの:ボールバルブ;フローティングダイアフラムバルブ;スロットダイアフラム;等とすることができる。
【0023】
図1及び2の実施形態において、空気ポンプは、使用者により圧縮されるように適合され、且つ上述の空気室を規定する、エラストマー又は類似のものから製造されるフレキシブル球14を備える。その球は、キャップ7に固定されることができ、前記キャップ7から、ステム8から離れて、大気と連通することができる入り口バルブ16を通る開口17が存在することができる引きずり端まで延在することができる。
【0024】
使用者がアプリケータ2を貯蔵部3から取り外すとき、貯蔵部のワイパー6aは、ステム8及びアプリケータヘッド9上の全ての余分なマスカラを、本質的に知られた方法で、除去するが、皿部10に幾分かの量のマスカラを残す。それゆえ、使用者は、図3に示されているように、その球14上を手動で絞ることができ、予め定められた量の空気を空気ダクト12に注入し、その量の空気がベント11を経由して離れ、アプリケータヘッド9で皿部10に本質的に貯蔵されたマスカラからバブルBを形成する。使用者がマスカラのバブルBを体の一部、例えば、睫毛に置いて接触させるとき、バブルは破裂して、アプリケータヘッドが睫毛又はまぶたに接触し始めることなしに、直ぐに睫毛にマスカラのフィルムを塗布できる。アプリケータヘッド9は、次いで、特にアプリケータヘッド9の形状の機能により、及び特に上述の歯部9aの形状の機能により、この方法で塗布されたマスカラの分配を完全にするように使用されることができる。
【0025】
本発明の別の変形において、アプリケータ装置1は、複数の皿部10で形成されたアプリケータヘッド9を含むことができ、各皿部10は、少なくとも1つのベント11を含む。一般的に、そのような配置によれば、各皿部のサイズ(化粧品の量)及び所定の皿部10の各ベント(量及び数)の流量を変えることにより、形成された各バブルの特性は個別化されることが可能になる。バブルは、体の与えられた領域にとって小さなサイズであれば、より大きな積載効果を有する。適切な場合には、アプリケータヘッド9は、また、横断方向Yで各皿部10のどちらか側上に歯部9aを備えることもできる。このように、検討中の体の領域の特性に適合させ、体の所定の領域に所望の結果を適合させるように、全て同一であるか又は全て異なるバブルを形成することを選択することが可能になる。
【0026】
この変形において、図4に示された、アプリケータ装置1は、アプリケータヘッド9がステム8のダクト12と連通する3つのベント11で形成され、ベント11のそれぞれが各皿部10の底で開口することで、アプリケータ2が、3つの皿部10それぞれにおいて、同じ特性を表す3つの並列したバブルを形成するようにする点を除いて、上で記載された装置に類似している。
【0027】
本発明の第2の実施形態において、図5で示されている、アプリケータ装置1は、また、上述の装置に類似しており、上述された装置とは、単に、ガス生成器13の構造のみが異なる。この実施形態において、ガス生成器は、また再び、空気ポンプであるが、この空気ポンプは、球14を備えず、むしろ、プッシャ18が、二重ヘッドの矢印Aの方向の、方向Zに平行な、キャップ7の一部を形成する円柱状ガイド19中を、滑動する。プッシャ18は、例えば、エラストマーから製造されて上述の空気室を規定するベローズ20に、固定される。ベローズ20は、例えば、エラストマーから製造されることができ、適切である場合には、プッシャ18と一体的に製造されることができる。ベローズ20は、上述された出口バルブ15と気密な方法で接続されることができ、上述された入り口バルブ16は、プッシャ18に形成されることができ、プッシャ18に形成される開口17を経由して大気と連通し、出口バルブ15それ自体は、上のように、ステム8のダクト12と連通する。
【0028】
図6及び7に示される、本発明の第3及び第4実施形態は、最初の2つの実施形態と、それらのガス生成器が異なり、ここで:
・図6の実施形態においては、例えばキャップ7の円柱状壁19で相互適合することによりキャップ7と固定される、任意の既知の種類の電気空気圧縮機21(例えば、ソレノイド又は他のアクチュエーターにより駆動される空気ポンプ)であり、該電気空気圧縮機は、使用者により制御ボタン22により作動可能になり;及び
・図7の実施形態においては、例えばメータリングバルブのようなバルブ24によりダクト12と連通する、例えば圧縮された空気を含む、圧縮ガス貯蔵部23を備える。例示の方法により、圧縮ガス貯蔵部23は、キャップ7に固定された円柱状壁19に相互適合することにより取り付けられることができ、例示の方法により、バルブ24は、キャップ7のサイドに取り付けられたサイドボタン22により制御されることができ、サイドボタン22は、バルブ24を作動させるために適合されたロッド25に固定され、前記キャップは、スプリング26又は類似のものにより静止位置に向かって付勢される。
【0029】
これらの第3及び第4実施形態において、1以上のバブルを形成するためダクト12に注入される空気の容量は、より細かく且つより再現可能な方法により調節されることができる。ガス生成器の各作動毎にダクト12に注入された予め定められた容量の空気は、アプリケータがデザインされたときに一度調節されるか、又は使用者によって(示されていない)調節可能な刻み付きホイール又は他の手段によって調節されることができる。
【0030】
本発明の実施形態の全てにおいて、ガス生成器は、常設の方法でアプリケータ上に取り付けられるか、又は取り外し可能にされることができることが、認められるべきである。
【符号の説明】
【0031】
1 アプリケータ装置
2 アプリケータ
3 貯蔵部
5 底壁
6 ネック
6a 内部ワイパー
7 キャップ
8 ステム
9 アプリケータヘッド
9a 歯部
10 皿部
11 ベント
12 ダクト
13 ガス生成器
14 フレキシブル球
15 出口バルブ
16 入口バルブ
17 開口
18 プッシャ
20 ベローズ
21 電気空気圧縮機
22 制御ボタン
23 圧縮ガス貯蔵部
24 バルブ
25 ロッド
26 スプリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体化粧品(C)を塗布するためのアプリケータ装置であって、該装置は、
・液体化粧品(C)を含むように適合された貯蔵部(3);及び
・前記化粧品を使用者の体の一部に塗布するように適合されたアプリケータヘッド(9)により終端されるステム(8)を備えるアプリケータ(2)であって、前記ステム(8)は、前記アプリケータヘッド(9)を前記化粧品に漬けるために、前記貯蔵部(3)を通るように適合され;アプリケータの前記ステム(8)はアプリケータヘッド(9)に形成される少なくとも1つのベント(11)を経由して横側に開口する内部ダクト(12)を含み;及び該アプリケータは、さらに、ガスを前記少なくとも1つのベントを経由して排出されるようにさせるために、前記ダクトに接続され且つガスを前記ダクトに注入するように適合されたガス生成器(13;21;23)を備える、アプリケータ(2);
を備え、
該ガス生成器(13;21;23)は、ガスが該ガス生成器からダクト(12)に向かって排出されることを可能にするが、逆は起きない、出口バルブ(15;24)を含むことを特徴とするアプリケータ装置。
【請求項2】
前記ガス生成器(13;21;23)は、使用者により作動可能であり、各作動毎に予め定められた容量の空気を生成するように構成された請求項1に記載のアプリケータ装置。
【請求項3】
前記ガス生成器(13)は、前記出口バルブ(15)を経由してダクト(12)と連通し、空気を大気から空気室に取り入れることを可能にするが、逆は起きない、入り口バルブ(16)を経由して大気と連通する、可変容量空気室を備える空気ポンプであることを特徴とする請求項2に記載のアプリケータ装置。
【請求項4】
前記ガス生成器は、使用者により絞られるように適合され且つ前記空気室を規定するフレキシブル球(14)を備えることを特徴とする請求項3に記載のアプリケータ装置。
【請求項5】
前記ガス生成器は、プッシャ(18)であって、使用者により作動可能であり、前記空気室を圧縮するように適合され、及び、該アプリケータの一部を形成するガイド(19)に滑動可能に取り付けられる、プッシャ(18)を備えることを特徴とする請求項3に記載のアプリケータ装置。
【請求項6】
前記ガス生成装置は、使用者により作動可能な制御部材(22)により制御される電気空気圧縮機(21)を備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1つに記載のアプリケータ装置。
【請求項7】
前記ガス生成器は、使用者により作動可能なバルブ(24)を経由してダクト(12)に接続される圧縮ガス貯蔵部(23)を備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1つに記載のアプリケータ装置。
【請求項8】
前記アプリケータヘッド(9)は、外側に開放し且つ化粧品(C)のための貯蔵部を形成する皿部(10)を含み、前記皿部は前記皿部に開口する前記少なくとも1つのベント(11)を囲むことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のアプリケータ装置。
【請求項9】
前記アプリケータヘッド(9)は、複数のベント(11)と、外側に開放し且つ化粧品(C)のための貯蔵部を形成する複数の皿部(10)とを含み、各皿部が少なくとも1つの前記ベント(11)を囲むことを特徴とする請求項8に記載のアプリケータ装置。
【請求項10】
前記アプリケータヘッド(9)は、さらに歯部(9a)を含むことを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載のアプリケータ装置。
【請求項11】
少なくとも幾つかの前記歯部が前記皿部(10)の片側に配置されていることを特徴とする請求項10に記載のアプリケータ。
【請求項12】
前記アプリケータ(2)は、さらに、貯蔵部(3)を閉じるために適合されたキャップ(7)を含み、前記ステム(8)は、前記キャップ(7)から長手方向にアプリケータヘッド(9)まで延在し、キャップが前記貯蔵部を閉じるとき貯蔵部中を通るように適合されており、前記ガス生成器(13;21;23)が該キャップ上に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載のアプリケータ装置。
【請求項13】
前記貯蔵部(3)は、液体化粧品としてマスカラを含むことを特徴とする請求項1〜12のうちいずれか1つに記載のアプリケータ装置。
【請求項14】
化粧品(C)を付加するため請求項1〜13のうちいずれか1つに記載のアプリケータ装置の使用。
【請求項15】
化粧品(C)を塗布するための方法であって、請求項1〜13のうちいずれか1つに記載の装置により、少なくとも1つの化粧品(C)のバブルを生成し、次いで、前記化粧品(C)を体の領域に塗布するため、前記体の領域に接触し始めた前記少なくとも1つのバブルを破裂させる、ことを起こさせることからなる少なくとも1つのステップを含むことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−135620(P2012−135620A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−283147(P2011−283147)
【出願日】平成23年12月26日(2011.12.26)
【出願人】(502189579)エルブイエムエイチ レシェルシェ (68)