説明

化粧料容器

【課題】シート体が容器本体内の化粧料に接触するのを防止することができる化粧料容器を提供する。
【解決手段】化粧料容器1は、上面に開口した収容凹部11aを有する容器本体11と、容器本体11の上面開口部を閉塞する蓋体12と、蓋体12の内面に設けられた鏡13と、容器本体11の収容凹部11a内に収容され、上面に開口した充填凹部14aを有する中皿14と、中皿14の充填凹部14a内に充填される粉末化粧料15と、中皿14及び粉末化粧料15を覆うシート体16とを備え、中皿14及び粉末化粧料15は、容器本体11の上面から突出しないような高さに構成され、シート体16は、その周縁に、容器本体11の上面に当接される当接部16aを備えるとともに、当接部16aよりも中心側に、粉末化粧料15を覆う覆い部16bを備え、覆い部16bが上側に突出して覆い部16bの下面が当接部16aの下面よりも高く形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に化粧料を収容した化粧料容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、前記化粧料容器として、例えば、特開2005−245758号公報に開示されたものが知られている。この化粧料容器は、上面に開口した収容凹部を有する容器本体と、容器本体の上面開口部を開閉する蓋体と、蓋体の内面に設けられた鏡と、容器本体の収容凹部内に収容される化粧料と、可撓性を有し、容器本体の収容凹部内に収容された化粧料を覆うシート体などから構成される。
【0003】
前記蓋体は、ヒンジを介して容器本体に開閉可能に取り付けられ、上側に開くようになっている。前記シート体は、容器本体の上面に対して開閉可能に容器本体に設けられており、蓋体が閉じられたときに、鏡と容器本体の収容凹部内の化粧料との間に介在せしめられる。
【0004】
そして、このように構成された化粧料容器では、使用者は、蓋体を開き、シート体を開いた後、容器内の化粧料を用いて化粧をすることができる。また、シート体によって、化粧料が鏡に付着して汚損されるのが防止され、また、化粧料が容器内で飛散するのが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−245758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、近年、化粧料の表面には、文字や記号、図形等の模様を描いて装飾的デザインを施し、購入者の購買意欲を高める工夫がなされている。しかしながら、上記従来の化粧料容器では、シート体が化粧料に接触し易く、このシート体と化粧料とが接触すると、この化粧料の表面に描かれた文字や記号、図形等の模様が乱れるという問題がある。また、シート体と化粧料との接触により、化粧料がシート体に付着してシート体が汚損されるという問題や、シート体に化粧料が付着した状態でシート体を開くと、このシート体に付着した化粧料が外部に飛散するという問題もある。
【0007】
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、シート体が容器本体内の化粧料に接触して、化粧料の表面に描かれた文字や記号、図形等の模様のデザイン的装飾が乱れるのを防止し得る化粧料容器の提供をその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明は、
上面に開口した収容凹部を有する容器本体と、前記容器本体に設けられ、その上面開口部を開閉する蓋体と、前記容器本体の収容凹部内に収容され、上面が前記容器本体の上面よりも低く設けられる化粧料と、前記容器本体の上面に載置され、前記収容凹部内に収容された化粧料を覆うシート体とを備えた化粧料容器であって、
前記シート体は、その周縁に、前記容器本体の上面に当接する当接部を備えるとともに、前記当接部よりも中心側に、前記化粧料を覆う覆い部を備え、前記覆い部の下面が、前記当接部の、前記容器本体との当接面よりも高く形成されてなることを特徴とする化粧料容器に係る。
【0009】
この発明によれば、容器本体の収容凹部内に収容された化粧料の上面が容器本体の上面よりも低く設けられ、また、シート体は、化粧料を覆う覆い部の下面が、容器本体の上面に当接,載置される当接部の容器本体との当接面よりも高い位置に形成されているので、シート体が収容凹部内の化粧料に接触するのを防止することができる。
【0010】
したがって、化粧料の表面に文字や記号、図形等の模様が描かれていたとしても、これらが乱れるのを防止することができる。また、シート体に化粧料が付着してシート体が汚損されるのを防止することができる。また、シート体に化粧料が付着しないので、シート体を容器本体上から外したり、載せるときに化粧料が外部に飛散することもない。
【0011】
尚、前記当接部の当接面から前記覆い部の下面までの高さは、0.1mm以上0.5mm以下の範囲に形成されていることが好ましい。これは、前記高さが0.1mmよりも小さいと、シート体の下面が化粧料の表面に接触し易くなるからであり、前記高さが0.5mmよりも大きいと、容器本体の上面からの浮き上がり量が大きくなって外観を損ねるという問題を生じるからである。したがって、上記範囲内であれば、シート体が化粧料に接触し難く、また、外観が損なわれることもない。
【0012】
また、前記シート体は、少なくとも前記当接部の当接面の表面粗さが、十点平均粗さ(Rz)で、1.0μm以上3.0μm以下の範囲に形成されていることが好ましい。これは、前記表面粗さ(Rz)が1.0μmよりも小さいと、シート体の当接部の当接面と容器本体の上面とが密着して使用時にシート体を容器本体から外し難くなるという問題を生じるからであり、前記表面粗さ(Rz)が3.0μmよりも大きいと、シート体の表面に形成された凹凸が傷のように目立って外観が損なわれるからである。したがって、上記範囲内であれば、シート体が容器本体の上面に密着し難く、また、外観が損なわれることもない。
【0013】
また、前記シート体は、前記覆い部が前記当接部よりも上側に突出して、前記覆い部の下面が前記当接部の当接面よりも高く形成されていたり、前記シート体の当接部は、下面から下方に突出した突起から構成されていても良い。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明に係る化粧料容器によれば、シート体と化粧料とが接触するのを防止することができるので、化粧料の表面に描かれた文字や記号、図形等の模様の乱れ、シート体の汚損、シート体に付着した化粧料の外部飛散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態に係る化粧料容器の概略構成を示した斜視図である。
【図2】図1における矢示A−A方向の断面図である。
【図3】本実施形態に係るシート体の概略構成を示した斜視図である。
【図4】本実施形態に係る容器本体,中皿,粉末化粧料及びシート体を示した断面図である。
【図5】本実施形態のシート体を製造するための金型を示した斜視図である。
【図6】図3における矢示B−B方向の断面図である。
【図7】本実施形態のシート体の製造過程を説明するための断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係るシート体の概略構成を示した断面図である。
【図9】図8に示したシート体の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係る化粧料容器の概略構成を示した斜視図であり、図2は、図1における矢示A−A方向の断面図である。また、図3は、本実施形態に係るシート体の概略構成を示した斜視図であり、図4は、本実施形態に係る容器本体,中皿,粉末化粧料及びシート体を示した断面図である。
【0017】
図1乃至図4に示すように、本例の化粧料容器1は、その全体形状が平面視矩形状に形成されており、上面に開口した収容凹部11aを有する容器本体11と、容器本体11の上面開口部を閉塞する蓋体12と、蓋体12の内面に設けられた鏡13と、容器本体11の収容凹部11a内に収容され、上面に開口した充填凹部14aを有する中皿14と、中皿14の充填凹部14a内に充填される粉末化粧料15と、容器本体11の収容凹部11a内に収容された中皿14及びその充填凹部14a内に充填された粉末化粧料15を覆う透明なシート体16とを備えて構成される。
【0018】
前記容器本体11は、上部側外形が下部側よりも一回り小さくなった段付き形状に構成され、上部側外周面には係合突起11bが設けられる。また、前記収容凹部11aは、その開口部が矩形状に形成されている。
【0019】
前記蓋体12は、下面が開口してその内部に前記容器本体11の上部を収容可能に構成されるとともに、外周部が容器本体11の下部側外周部とほぼ同形状に形成される。また、蓋体12は、容器本体11の、前記係合突起11bが設けられた方とは反対側の外周部に、図示しないヒンジを介し、水平軸回りに回動可能に取り付けられており、前記水平軸回りに回動することで、容器本体11の上面開口部を開閉する。また、蓋体12の内周面には、容器本体11の係合突起11bと係合可能な係合部(図示せず)が形成されており、これら係合突起11b及び係合部(図示せず)が係合することで、蓋体12が開かない状態に固定される。
【0020】
前記中皿14及び粉末化粧料15は、中皿14が前記容器本体11の収容凹部11a内に収容されたときに、これら中皿14及び粉末化粧料15の上面が容器本体11の上面よりも低くなるように構成されている。また、中皿14は、平面視矩形状に形成されている。また、粉末化粧料15の上面には、特に図示はしないが、ブランドを示したり、デザイン効果を高めるべく、文字や記号、図形等の模様が描かれている。
【0021】
前記シート体16は、前記容器本体11の上面に載置されるもので、蓋体12が閉じられたときに、鏡13と、容器本体11の収容凹部11a内の中皿14及び粉末化粧料15との間に介在せしめられる。また、このシート体16は、平面視矩形状に形成されており、その周縁に、容器本体11の上面に当接する当接部16aを備えるとともに、この当接部16aよりも中心側に、粉末化粧料15を覆う覆い部16bを備え、覆い部16bの上面が当接部16aよりも上側に突出して、覆い部16bの下面が当接部16aの下面(当接面)よりも高くなるように形成されている。また、前記覆い部16bは、容器本体11の上面開口部よりも大きくなるように形成される。
【0022】
尚、前記当接部16aの下面から前記覆い部16bの下面までの高さHは、0.1mm以上0.5mm以下の範囲に設定され、また、少なくとも前記当接部16aの下面の表面粗さは、十点平均粗さ(Rz)で1.0μm以上3.0μm以下の範囲に設定されている。
【0023】
ここで、前記高さHを、0.1mm以上0.5mm以下の範囲としているのは、前記高さHが0.1mmよりも小さいと、シート体16の下面が粉末化粧料15の表面に接触し易くなるからであり、前記高さHが0.5mmよりも大きいと、覆い部16bの、容器本体11の上面からの浮き上がり量が大きくなってシート体16の上面の段差が目立ち、外観を損ねるという問題を生じるからである。したがって、上記範囲内であれば、シート体16が粉末化粧料15に接触し難く、また、外観が損なわれることもない。
【0024】
また、少なくとも前記当接部16aの下面の表面粗さを、十点平均粗さ(Rz)で、1.0μm以上3.0μm以下の範囲としているのは、前記表面粗さ(Rz)が1.0μmよりも小さいと、当接部16aの下面と容器本体11の上面とが密着して使用時にシート体16を容器本体11から外し難くなるという問題を生じるからであり、前記表面粗さ(Rz)が3.0μmよりも大きいと、シート体16の表面に形成された凹凸が傷のように目立って外観が損なわれるからである。したがって、上記範囲内であれば、シート体16が容器本体11の上面に密着し難く、また、外観が損なわれることもない。
【0025】
そして、このようなシート体16は、例えば、次のようにして製造することができる。ここで説明する製造方法では、図5及び図6に示すような金型50を用いるため、まず、この金型50について説明する。
【0026】
図5及び図6に示すように、前記金型50は、その上面に形成された複数の凸部51と、これら凸部51の4隅部であり且つ凸部51の付け根に、上下に貫通するように形成された貫通穴52とを備えている。前記凸部51は、前記シート体16の覆い部16bに対応するもので、シート体16の前記高さHが前記0.1mm以上0.5mm以下の範囲となるように成形可能な突出量となっている。また、金型50の上面は、前記シート体16の、少なくとも前記当接部16aの下面に対応する部分に、例えば、テフロン(登録商標)加工が施されたり、紙やすりで研磨されて、この当接部16aの下面の表面粗さ(Rz)が1.0μm以上3.0μm以下の範囲となるように成形可能な表面粗さとなっている。尚、前記貫通穴52の下部側開口部には、図示しない吸引ポンプが接続される。また、金型50は、紙やすりで研磨すると、当接部16aの下面に形成された凹凸が目立ち易くなるので、テフロン(登録商標)加工を施す方が好ましい。
【0027】
次に、この金型50を用いた製造方法について説明する。まず、所定厚さの樹脂シート(例えば、厚さが0.3mmの透明なA−PETシート(アモルファスポリエチレンテレフタレートシート))Sを所定温度に加熱して金型50の上面に載置した後(図6参照)、前記吸引ポンプ(図示せず)を作動させて金型50上の樹脂シートSを金型50側に吸引する(図7参照)。これにより、樹脂シートSが金型50の表面に密着して所定形状に成形される。この後、吸引ポンプ(図示せず)の作動を停止させて、成形後の樹脂シートSを金型50から取り外した後、一定の大きさに裁断すると、前記シート体16を得ることができる。このようにしてシート体16を製造する。
【0028】
このようにしてシート体16を製造するのであるが、金型50上の樹脂シートSを金型50側に吸引したときに、樹脂シートSと凸部51の上面との間に存在する空気が外部に排出されず、この残った空気によって樹脂シートSが凸凹になることがある。これは、樹脂シートSを金型50側に吸引すると、凸部51の上面角部が上面中央部よりも先に密着するため、樹脂シートSと凸部51の上面との間に空気が残存し易いからである。そこで、金型50の凸部51の上面も、前記シート体16の、少なくとも前記当接部16aの下面に対応する部分と同様の表面粗さにすれば、凸部51の上面と樹脂シートSとの間に隙間が形成され易くなって、樹脂シートSと凸部51の上面との間に空気が残存し難くなり、上記問題を解消することができる。また、シート体16の覆い部16bの下面の表面粗さ(Rz)が1.0μm以上3.0μm以下の範囲であれば、覆い部16bの下面に形成された凹凸が傷のように目立って外観が損なわれたり、粉末化粧料15の表面に描かれた文字や記号、図形等の模様が見難くなることもない。また、金型50の上面の一部にだけ、テフロン(登録商標)加工を施したり、紙やすりで研磨することが難しい場合には、凸部51の上面を含む、金型50のすべての上面に、テフロン(登録商標)加工を施したり、紙やすりで研磨するようにしても良い。
【0029】
以上のように構成された本例の化粧料容器1によれば、使用者は、容器本体11の係合突起11bと蓋体12の係合部(図示せず)との係合関係を解除して蓋体12を開き、シート体16を外した後、中皿14内の粉末化粧料15を用いて化粧をすることができる。化粧後は、容器本体11上にシート体16を載置し、蓋体12を閉じて容器本体11の係合突起11bと蓋体12の係合部(図示せず)とを係合させる。
【0030】
尚、前記シート体16は、中皿14内の粉末化粧料15が鏡13に付着して汚損されるのを防止したり、粉末化粧料15が化粧料容器1内で飛散するのを防止する。
【0031】
斯くして、本例の化粧料容器1によれば、中皿14及び粉末化粧料15の上面が容器本体11の上面よりも低く、また、シート体16は、覆い部16bの下面が当接部16aの下面よりも高くなっているので、シート体16が容器本体11の収容凹部11a内の粉末化粧料15に接触するのを防止することができる。
【0032】
したがって、粉末化粧料15の表面に描かれた文字や記号、図形等の模様が乱れるのを防止することができる。また、シート体16に粉末化粧料15が付着してシート体16が汚損されるのを防止することができる。また、シート体16に粉末化粧料15が付着しないので、シート体16を容器本体11上から外したり、載せるときに粉末化粧料15が外部に飛散することもない。
【0033】
また、当接部16aの下面から覆い部16bの下面までの高さHを、0.1mm以上0.5mm以下の範囲としているので、上述のように、シート体16が粉末化粧料15に接触し難く、また、外観が損なわれることもない。
【0034】
また、少なくとも当接部16aの下面の表面粗さ(Rz)を、1.0μm以上3.0μm以下の範囲としているので、上述のように、シート体16が容器本体11の上面に密着し難く、また、外観が損なわれることもない。
【0035】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
【0036】
上例において、前記シート体16は、覆い部16bの上面が上側に突出して、この覆い部16bの下面が当接部16aの下面よりも高くなるように形成されていたが、これに限られるものではなく、図8及び図9に示すように、シート体16は、周縁部上面に凹溝16cが形成されて周縁部下面が下方に突出し、この突起が前記当接部16aとして機能するように構成されていても良い。また、前記シート体16の色や厚さなどは、特に限定されるものではない。また、シート体16の覆い部16bの上面又は下面に、文字や記号、図形等の模様が描かれていても良い。
【符号の説明】
【0037】
1 化粧料容器
11 容器本体
12 蓋体
13 鏡
14 中皿
15 粉末化粧料
16 シート体
16a 当接部
16b 覆い部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面に開口した収容凹部を有する容器本体と、前記容器本体に設けられ、その上面開口部を開閉する蓋体と、前記容器本体の収容凹部内に収容され、上面が前記容器本体の上面よりも低く設けられる化粧料と、前記容器本体の上面に載置され、前記収容凹部内に収容された化粧料を覆うシート体とを備えた化粧料容器であって、
前記シート体は、その周縁に、前記容器本体の上面に当接する当接部を備えるとともに、前記当接部よりも中心側に、前記化粧料を覆う覆い部を備え、前記覆い部の下面が、前記当接部の、前記容器本体との当接面よりも高く形成されてなることを特徴とする化粧料容器。
【請求項2】
前記当接部の当接面から前記覆い部の下面までの高さは、0.1mm以上0.5mm以下の範囲に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
【請求項3】
前記シート体は、前記覆い部が前記当接部よりも上側に突出して、前記覆い部の下面が前記当接部の当接面よりも高く形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧料容器。
【請求項4】
前記シート体は、少なくとも前記当接部の当接面の表面粗さが、十点平均粗さ(Rz)で、1.0μm以上3.0μm以下の範囲に形成されてなることを特徴とする請求項3記載の化粧料容器。
【請求項5】
前記シート体の当接部は、下面から下方に突出した突起から構成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧料容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−167058(P2010−167058A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−11596(P2009−11596)
【出願日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(502332991)富士ケミカル株式会社 (20)