双方向メディアガイダンスアプリケーションにチャンネルグループを提供するためのシステムおよび方法
【課題】双方向メディアガイダンスアプリケーションにチャンネルグループを提供するためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】チャンネルグループを提供する双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、チャンネルグループは、テレビチャンネル、ラジオ放送局、インターネットウェブサイト等のメディアチャンネルを含んでもよい。チャンネルグループは、ユーザプロファイル情報を利用して、人的編集選択(例えば、サービスプロバイダまたはユーザ)によって、共通する特徴に基づいて編成されてもよい。ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ用のメディアリスト、リマインダ、保留中および完成した記録、購入番組、および以前にアクセスされた番組を含む、チャンネルグループに関する情報を提供する。
【解決手段】チャンネルグループを提供する双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、チャンネルグループは、テレビチャンネル、ラジオ放送局、インターネットウェブサイト等のメディアチャンネルを含んでもよい。チャンネルグループは、ユーザプロファイル情報を利用して、人的編集選択(例えば、サービスプロバイダまたはユーザ)によって、共通する特徴に基づいて編成されてもよい。ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ用のメディアリスト、リマインダ、保留中および完成した記録、購入番組、および以前にアクセスされた番組を含む、チャンネルグループに関する情報を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、双方向メディアシステムに関し、より具体的には、メディアに関する情報を受信し、アクセスを要求するためのユーザインターフェースを提供する、双方向メディアガイダンスアプリケーションに関する。特に、本発明は、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるメディアチャンネルグループの提供に関し、ガイダンスアプリケーションの改良されたユーザガイダンスおよび機能性を可能にする。
【背景技術】
【0002】
ケーブル、衛星、および放送テレビシステム、インターネット、ならびに衛星ラジオシステム等のメディア配信システムは、テレビチャンネル、ラジオ放送局、およびインターネットウェブサイト等の多数のメディアチャンネルをユーザに提供する。これらのメディアチャンネルは、映像番組(例えば、放送テレビ番組、オンデマンド映像番組)、音声番組(例えば、音楽チャンネル、オンデマンド音声番組)、および双方向アプリケーション(例えば、ゲームおよびショッピングアプリケーション)等の多くの異なるメディアとして番組を提供する。ユーザに提供される無数のメディアチャンネルを考慮して、メディアリスト等の情報を編成するユーザフレンドリなインターフェースを提供し、メディア番組へのアクセスを可能にし、ユーザのメディア経験を向上させる他の拡張機能を提供する、双方向メディアガイダンスアプリケーションが必要とされる。
【0003】
一般的な種類の双方向メディアガイダンスアプリケーションは、テレビ番組ガイドアプリケーションであって、典型的には、ユーザのセットトップボックス上に実装される。そのような番組ガイドによって、異なる表示形式にある複数のテレビチャンネルの番組リストを閲覧することが可能となる。例えば、ユーザは、チャンネル順または時間順リストで編成された番組リストのグリッドまたはテーブルを表示するよう番組ガイドに指示してもよい。また、ユーザは、ジャンル別(例えば、映画、スポーツ等)またはタイトル別(すなわち、アルファベット順)に番組リストを検索およびソートしてもよい。ユーザは、所望の番組リスト上にハイライト領域を配置し、情報要求ボタンを押下することによって、番組の追加情報を取得してもよい。ユーザは、あるテレビチャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定し、番組またはチャンネルへのアクセスをロックし、番組ガイドから有料番組または有料チャンネルを購入してもよい。ユーザは、記録のために番組を選択したり、または番組視聴のためのリマインダを設定したりしてもよい。しかしながら、メディア番組にアクセスするための他の種類のプラットフォーム(例えば、携帯情報端末、パーソナル・メディア・プレーヤ、携帯電話、パーソナルコンピュータ、ゲームプラットフォーム)の出現に伴って、メディアガイダンスの必要性は、今やテレビおよびテレビ番組ガイドを超えて拡大する。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、現在、任意のプラットフォーム上に実装され、ユーザは、メディア番組にアクセスすることが可能である。テレビシステムにおいてさえ、提供されるメディア番組の種類は、もはやテレビ番組に限定されず、双方向テレビ番組ガイドは、今や他の種類のメディア番組(例えば、音楽番組、双方向ゲームアプリケーション等)のためのガイダンスも提供する。
【0004】
ユーザにとって利用可能なメディアチャンネルはあまりに多いため、ユーザの関心のあるメディア番組へより容易かつ自然にユーザが案内されるように、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるメディアチャンネル、メディアリスト、および記述情報を編成するための高度なアプローチが必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、ユーザの注目をメディアチャンネルグループに集中させ、メディアチャンネルグループに絞られた情報を提供し、ガイダンスアプリケーションの機能をメディアチャンネルグループに対し実行する、双方向メディアガイダンスアプリケーションを提供することが望ましいだろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
これらおよび本発明の他の目的は、本発明の原理にしたがって、チャンネルグループをもたらす双方向メディアガイダンスアプリケーションを提供することによって達成される。
【0007】
チャンネルグループの定義は、複数のメディアチャンネルを含み得る。また、チャンネルグループの定義(チャンネルグループ名簿とも称される)は、個々のメディアリストを含み得る。チャンネルグループに属するメディアチャンネル(グループチャンネルとも称される)およびチャンネルグループに属する任意の個々のメディアリストは、チャンネルグループが編成される少なくとも1つの共通する特徴を共有し得る。チャンネルグループは、メディアチャンネルまたはメディアリストの任意の識別可能な特徴に基づいて編成され得る。例えば、チャンネルグループは、番組コンテンツ、サービス区分(例えば、ケーブル、有料)、メディアの種類(例えば、映像、音声、双方向)等に基づいて編成されてもよい。チャンネルグループ名簿は、任意の客観的基準とは無関係である人的編集判断を使用して、収集されてもよい。チャンネルグループは、ユーザまたはシステム(例えば、サービスプロバイダまたはガイダンスアプリケーション)によって編成されてもよい。システムは、ユーザプロファイル情報(例えば、ユーザによってアクセスされたメディアチャンネルおよび番組)を利用して、ユーザに提供されるチャンネルグループおよびそのグループ名簿を決定してもよい。ガイダンスアプリケーションは、メディアチャンネルおよびチャンネルグループ名簿用のメディアリストを選択することによって、ユーザにチャンネルグループを生成させてもよく、また、システムによって最初に設定されたチャンネルグループ名簿をユーザに編集させることも可能である。
【0008】
ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループの共通する特徴に関する情報、およびチャンネルグループおよびその番組を宣伝するビデオクリップ等、チャンネルグループに関する情報をユーザに提供してもよい。また、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ名簿、グループチャンネル用のメディアリスト(例えば、放送テレビ番組、オンデマンド番組、ペイ・パー・ビュー番組)、視聴リマインダのリスト、保留中および完了した記録、グループチャンネルから購入した番組、ならびにグループチャンネルを介して以前にユーザによってアクセスされた番組の視聴履歴をユーザに提供してもよい。また、ガイダンスアプリケーションは、グループチャンネルのライブ放送およびグループチャンネルから供給される他のメディア番組(例えば、記録された番組、オンデマンド番組)の縮尺映像をユーザに提供してもよい。
【0009】
また、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、ガイダンスアプリケーションの機能を1つ以上の選択されたチャンネルグループに集中することが可能となり得る。ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、ガイダンスアプリケーション機能(例えば、お気に入りとして設定、ロック、購入)を1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し起動することが可能となり得る。それに応じて、ガイダンスアプリケーションは、選択されたチャンネルグループのメディアチャンネルに対し機能を実行してもよい(例えば、すべてのグループチャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定、すべてのグループチャンネルをロック、およびすべてのグループチャンネルを購入)。ガイダンスアプリケーションは、選択されたチャンネルグループに含まれるメディアリストに対し機能を実行してもよい(例えば、メディアリストをロック、メディアリストを購入)。
【0010】
本発明のさらなる機能、その本質、および種々の利点は、添付の図面および以下の好適な実施形態の詳細な説明からより明白となるであろう。
【0011】
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいてチャンネルグループを提供するための方法であって、
複数のメディアチャンネルを含むチャンネルグループを定義することであって、上記複数のメディアチャンネルは、ユーザ機器によって受信される上記メディアチャンネルのサブセットであることと、
チャンネルグループに関する情報を提供することであって、上記情報は、上記複数のメディアチャンネルのメディアリストを含むことと、
ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループに対しガイダンスアプリケーションの機能を起動することと、
上記ユーザコマンドに応じて、上記チャンネルグループに関する上記機能を実行することと
を含む、方法。
(項目2)
上記機能を実行することは、上記複数のメディアチャンネルのそれぞれに関する上記機能を実行することを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、1つ以上の選択されたチャンネルグループに関する機能を実行することを含み、上記機能を実行することは、上記1つ以上の選択されたチャンネルグループに属する上記複数のメディアチャンネルに関する上記機能を実行することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記複数のメディアチャンネルからではないメディアリストを含むことをさらに含むように上記チャンネルグループを定義する、項目1に記載の方法。
(項目5)
上記ユーザコマンドに応じて、上記複数のメディアチャンネルからではない上記メディアリストに関する上記機能を実行することをさらに含む、項目4に記載の方法。
(項目6)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループをお気に入りのチャンネルグループとして設定することを含み、上記機能を実行することは、上記複数のメディアチャンネルをお気に入りのメディアチャンネルとして設定することを含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループへのアクセスを阻止することを含み、上記機能を実行することは、パスワードを使用して、上記複数のメディアチャンネルへのアクセスを阻止することを含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループを購読することを含み、上記機能を実行することは、上記複数のメディアチャンネルの少なくとも一部をユーザに購読させることを含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループのアラートを設定することを含み、上記機能を実行することは、条件が任意の上記複数のメディアチャンネルに一致する場合に、ユーザにアラートすることを含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
チャンネルグループを定義することは、上記複数のメディアチャンネルのリストを受信することを含む、項目1に記載の方法。
(項目11)
上記リストへのユーザ修正を受信することをさらに含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
上記複数のメディアチャンネルのリストを受信することは、少なくとも1つの共通する特徴を共有するメディアチャンネルのリストを受信することを含む、項目10に記載の方法。
(項目13)
対応するメディアリストのユーザ選択に応じて、メディア番組へのアクセスを提供することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目14)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、上記複数のメディアチャンネルのリストを提供することと、上記チャンネルグループのメディアリストを提供することと、上記チャンネルグループのオンデマンドメディア番組のリストを提供することと、上記チャンネルグループのリマインダのリストを提供することと、上記チャンネルグループの保留中の記録のリストを提供することと、上記チャンネルグループの記録された番組のリストを提供することと、上記チャンネルグループの購入された番組のリストを提供することと、上記チャンネルグループの以前にアクセスされた番組の視聴履歴を提供することと、のうちの少なくとも1つをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目15)
上記チャンネルグループの視聴履歴を提供することは、所与の時間内に、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされたメディア番組のリストをトラッキングすることを含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、上記チャンネルグループからのオンデマンドメディア番組と、上記チャンネルグループから記録されたメディア番組と、上記チャンネルグループから購入されたメディア番組と、上記チャンネルグループから以前にアクセスされたメディア番組と、のうちの少なくとも1つのプレビューを提供することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目17)
プレビューを提供することは、番組の縮尺映像を表示することを含む、項目16に記載の方法。
(項目18)
上記チャンネルグループに関する情報へのアクセスと、上記チャンネルグループに対し実行可能な機能と、を提供するチャンネルグループポータル画面を備えることをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目19)
上記チャンネルグループに関する情報へのアクセスを提供することは、上記チャンネルグループを宣伝するビデオクリップと、上記複数のメディアチャンネルの1つを宣伝するビデオクリップと、上記複数のメディアチャンネルのリストと、チャンネルグループを介してアクセス可能なメディア番組に関する宣伝情報と、上記複数のメディアチャンネルの1つからのライブフィードと、上記チャンネルグループのメディアリストと、上記チャンネルグループに対し実行可能な上記機能のリストと、のうちの少なくとも1つを上記ポータル画面上に表示することを含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
上記チャンネルグループに関する情報へのアクセスを提供することは、上記ポータル画面上に、上記チャンネルグループの視聴履歴と、上記チャンネルグループのリマインダのリストと、上記チャンネルグループの保留中の記録のリストと、上記チャンネルグループの完成した記録のリストと、上記チャンネルグループの購入された番組のリストと、上記チャンネルグループのオンデマンドメディアリストと、のうちの少なくとも1つへのアクセスを提供することを含む、項目18に記載の方法。
(項目21)
双方向テレビ番組ガイドアプリケーションにおいてチャンネルグループを提供するための方法であって、
複数のテレビチャンネルを含むチャンネルグループを定義することであって、上記複数のテレビチャンネルは、ユーザ機器によって受信される上記テレビチャンネルのサブセットであることと、
チャンネルグループに関する情報を提供することであって、上記情報は、上記複数のテレビチャンネルの番組リストを含むことと、
ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループに対し番組ガイドアプリケーションの機能を起動することと、
上記ユーザコマンドに応じて、上記複数のテレビチャンネルに関する上記機能を実行することと
を含む、方法。
(項目22)
お気に入りのテレビチャンネルのリストを提供することをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループをお気に入りのチャンネルグループとして設定することを含み、上記機能を実行することは、上記複数のテレビチャンネルをお気に入りのテレビチャンネルの上記リストに追加することを含む、項目21に記載の方法。
(項目24)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループへのアクセスを阻止することを含み、上記機能を実行することは、パスワードを使用して、上記複数のテレビチャンネルへのアクセスを阻止することを含む、項目21に記載の方法。
(項目25)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループを購読することを含み、上記機能を実行することは、上記複数のテレビチャンネルの少なくとも一部をユーザに購読させることを含む、項目21に記載の方法。
(項目26)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、チャンネルグループを介して利用可能なオンデマンド番組のリストを提供することをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目27)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、表示される番組リストに対応するテレビ番組の縮尺映像プレビューを提供することをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目28)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、上記複数のテレビチャンネルの1つからのライブテレビ放送の縮尺映像を提供することさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目29)
チャンネルグループを提供するための双方向メディアガイダンスシステムであって、
複数のメディアチャンネルを含むチャンネルグループを定義することであって、上記複数のメディアチャンネルは、ユーザ機器によって受信される上記メディアチャンネルのサブセットである、ことと、
チャンネルグループに関する情報を提供することであって、上記情報は、上記複数のメディアチャンネルのメディアリストを含む、ことと、
ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループに対しガイダンスアプリケーションの機能を起動することと、
上記ユーザコマンドに応じて、上記チャンネルグループに対し上記機能を実行することと
を行うように構成される、回路上に少なくとも部分的に実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションを含む、システム。
(項目30)
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルのそれぞれに対し上記機能を実行するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目31)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し機能を起動するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記1つ以上の選択されたチャンネルグループに属する上記複数のメディアチャンネルに対し上記機能を実行するようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目32)
上記回路は、上記複数のメディアチャンネルからではないメディアリストを含むように上記チャンネルグループを定義するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目33)
上記回路は、上記ユーザコマンドに応じて、上記複数のメディアチャンネルからではない上記メディアリストに対し上記機能を実行するようにさらに構成される、項目32に記載のシステム。
(項目34)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループをお気に入りのチャンネルグループとして設定するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルをお気に入りのメディアチャンネルとして設定するようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目35)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループへのアクセスを阻止するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、パスワードを使用して、上記複数のメディアチャンネルへのアクセスを阻止するようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目36)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループを購読するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルの少なくとも一部をユーザに購読させるようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目37)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループのアラートを設定するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、条件が任意の上記複数のメディアチャンネルに一致する場合、ユーザにアラートするようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目38)
チャンネルグループを定義するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルのリストを受信するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目39)
上記回路は、上記リストへのユーザ修正を受信するようにさらに構成される、項目38に記載のシステム。
(項目40)
上記複数のメディアチャンネルのリストを受信するように構成される上記回路は、少なくとも1つの共通する特徴を共有するメディアチャンネルのリストを受信するようにさらに構成される、項目38に記載のシステム。
(項目41)
上記回路は、対応するメディアリストのユーザ選択に応じて、メディア番組へのアクセスを提供するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目42)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルのリストと、上記チャンネルグループのメディアリストと、上記チャンネルグループのオンデマンドメディア番組のリストと、上記チャンネルグループのリマインダのリストと、上記チャンネルグループの保留中の記録のリストと、上記チャンネルグループの記録された番組のリストと、上記チャンネルグループの購入された番組のリストと、上記チャンネルグループの以前にアクセスされた番組の視聴履歴と、のうちの少なくとも1つを提供するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目43)
上記チャンネルグループの視聴履歴を提供するように構成される上記回路は、所与の時間内に、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされたメディア番組のリストをトラッキングするようにさらに構成される、項目42に記載のシステム。
(項目44)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記チャンネルグループからのオンデマンドメディア番組と、上記チャンネルグループから記録されたメディア番組と、上記チャンネルグループから購入されたメディア番組と、上記チャンネルグループから以前にアクセスされたメディア番組と、のうちの少なくとも1つのプレビューを提供するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目45)
プレビューを提供するように構成される上記回路は、番組の縮尺映像を表示するようにさらに構成される、項目44に記載のシステム。
(項目46)
上記回路は、上記チャンネルグループに関する情報へのアクセスと、上記チャンネルグループに対し実行可能な機能と、を提供するチャンネルグループポータル画面を備えるようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目47)
上記チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記ポータル画面上に、上記チャンネルグループを宣伝するビデオクリップと、上記複数のメディアチャンネルの1つを宣伝するビデオクリップと、上記複数のメディアチャンネルのリストと、チャンネルグループを介してアクセス可能なメディア番組に関する宣伝情報と、上記複数のメディアチャンネルの1つからのライブフィードと、上記チャンネルグループのメディアリストと、上記チャンネルグループに対し実行可能な上記機能のリストと、のうちの少なくとも1つを表示するようにさらに構成される、項目46に記載のシステム。
(項目48)
上記チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記ポータル画面上に、上記チャンネルグループの視聴履歴と、上記チャンネルグループのリマインダのリストと、上記チャンネルグループの保留中の記録のリストと、上記チャンネルグループの完成した記録のリストと、上記チャンネルグループの購入された番組のリストと、上記チャンネルグループのオンデマンドメディアリストと、のうちの少なくとも1つへのアクセスを提供するようにさらに構成される、項目46に記載のシステム。
(項目49)
チャンネルグループを提供するための双方向メディアガイダンスシステムであって、
複数のテレビチャンネルを含むチャンネルグループを定義することであって、上記複数のテレビチャンネルは、ユーザ機器によって受信される上記テレビチャンネルのサブセットである、ことと、
チャンネルグループに関する情報を提供することであって、上記情報は、上記複数のテレビチャンネルの番組リストを含む、ことと、
ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループに対し番組ガイドアプリケーションの機能を起動することと、
上記ユーザコマンドに応じて、上記複数のテレビチャンネルに対し上記機能を実行することと
を行うように構成される、回路上に少なくとも部分的に実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションを含む、システム。
(項目50)
上記回路は、お気に入りのテレビチャンネルのリストを提供するようにさらに構成される、項目49に記載のシステム。
(項目51)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループをお気に入りのチャンネルグループとして設定するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のテレビチャンネルをお気に入りのテレビチャンネルの上記リストに追加するようにさらに構成される、
項目49に記載のシステム。
(項目52)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループへのアクセスを阻止するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、パスワードを使用して、上記複数のテレビチャンネルへのアクセスを阻止するようにさらに構成される、
項目49に記載のシステム。
(項目53)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループを購読するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のテレビチャンネルの少なくとも一部をユーザに購読させるようにさらに構成される、
項目49に記載のシステム。
(項目54)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、チャンネルグループを介して利用可能なオンデマンド番組のリストを提供するようにさらに構成される、項目49に記載のシステム。
(項目55)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、表示される番組リストに対応するテレビ番組の縮尺映像プレビューを提供するようにさらに構成される、項目49に記載のシステム。
(項目56)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記複数のテレビチャンネルの1つからライブテレビ放送の縮尺映像を提供するようにさらに構成される、項目49に記載のシステム。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明による、例示的双方向テレビシステムの略図である。
【図2】図2は、本発明による、例示的ユーザテレビ機器の略図である。
【図3】図3は、本発明による、さらなる例示的ユーザテレビ機器の略図である。
【図4】図4は、本発明による、例示的遠隔制御装置の略図である。
【図5】図5は、本発明による、例示的ユーザコンピュータ機器の略図である。
【図6】図6は、本発明による、例示的ユーザ機器の汎用図である。
【図7】図7は、本発明による、例示的チャンネルグループの選択画面を示す。
【図8】図8は、本発明による、例示的チャンネルグループの編集画面を示す。
【図9】図9は、本発明による、例示的チャンネルグループの選択画面の略図である。
【図10】図10は、本発明による、例示的チャンネルグループのポータル画面を示す。
【図11】図11は、本発明による、例示的チャンネルグループのポータル画面を示す。
【図12】図12は、本発明による、例示的チャンネルグループのオンデマンドメディアリスト画面を示す。
【図12A】図12Aは、本発明による、例示的チャンネルグループの映像モザイク画面を示す。
【図13】図13は、本発明による、例示的チャンネルグループの多目的画面を示す。
【図14】図14は、本発明による、例示的チャンネルグループの記録画面を示す。
【図14A】図14Aは、本発明による、例示的チャンネルグループの再生リスト画面を示す。
【図15】図15は、本発明による、例示的チャンネルグループの視聴履歴画面を示す。
【図16】図16は、本発明による、例示的チャンネルグループ名簿の編集画面を示す。
【図17】図17は、本発明による、例示的チャンネルグループの選択画面を示す。
【図18】図18は、本発明による、例示的チャンネルグループのポータル画面を示す。
【図19】図19は、本発明による、例示的チャンネルグループのポータル画面を示す。
【図20】図20は、本発明による、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるチャンネルグループを提供するための例示的工程図を示す。
【図21】図21は、本発明による、チャンネルグループを定義するための例示的工程図を示す。
【図22】図22は、本発明による、チャンネルグループに関する情報を提供するための例示的工程図を示す。
【図23】図23は、本発明による、双方向メディアガイダンスアプリケーションの機能をチャンネルグループに対し実行するための例示的工程図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
好適な実施形態の詳細な説明
任意の所与のメディア配信システム内でユーザが利用可能なメディアの量は、膨大となり得る。その結果、多くのユーザは、一種のメディアガイダンス、つまり、ユーザにメディア選択を効率的にナビゲートし、ユーザがアクセスを望み得るメディアを容易に識別することが可能なインターフェースを所望する。そのようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書において双方向メディアガイダンスアプリケーション、あるいは時として、ガイダンスアプリケーションと称される。
【0014】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、提供するガイダンスのメディアに応じて、種々の形態をとってもよい。一般的な種類のメディアガイダンスアプリケーションの1つは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイドは、とりわけ周知のガイダンスアプリケーションであり、ユーザは、テレビ番組選択肢、および一部のシステムでは、デジタル音楽の選択肢をナビゲートし検索することが可能である。双方向テレビ番組ガイドによって編成されるメディア番組(例えば、テレビおよび音楽番組)は、従来の放送、ケーブル、衛星、または任意の好適な通信チャンネルを介して提供されてもよい。メディア番組は、ペイ・パー・ビュー番組等、購読ベースで提供されてもよく、ユーザ要求(例えば、ビデオ・オン・デマンド(VOD)システム)に基づいて、オンデマンドとして提供されてもよい。購読ベースで提供されるメディア番組は、プロバイダによって、サービス区分に編成されてもよい。例えば、基本的なケーブルテレビチャンネルのグループは、月額料と引き換えに、ユーザアクセス権が与えられてもよい。HBO、Showtime、およびCinemax等のさらなる有料チャンネルは、追加月額料と引き換えに、個々に、またはパッケージの一部として、権限が与えられてもよい。また、購読番組は、通常、無料で電波放送されるメディアチャンネルを含んでもよい。オンデマンドメディア番組は、購読サービスの一部としてユーザに提供されてもよく、またはユーザ要求(例えば、ペイ・パー・ビューオンデマンド番組)に基づいて購入されてもよい。
【0015】
現在のシステムでは、メディア番組は、無数のメディアチャンネルを介して提供され得る。いくつかのメディアチャンネルは、ニュース、スポーツ、映画、音楽等、中心的コンテンツテーマに基づいて編成される。いくつかのメディアチャンネルは、音声番組に主に重点を置くデジタル音楽チャンネル等の特定の媒体を専門とする。いくつかのメディアチャンネルは、共通のメディア番組制作者を共有する。例えば、メディア番組制作者であるHBOは、HBO、HBO Signature、HBO Family等、多くのメディアチャンネルに番組を提供している場合がある。いくつかのメディアチャンネルは、メディアチャンネルの全国的ネットワークのローカル局(例えば、NBC、ABC、CBS、FOX)であり、全国的ネットワーク番組およびローカル番組を組み合わせて提供する。いくつかのメディアチャンネルは、全国的ケーブルチャンネル(例えば、DISCOVERY、TNT、FX)であり、全国一様に同一メディア番組を提供する。いくつかのメディアチャンネルは、特定の地理的場所において、ローカルでのみ利用可能である(例えば、ローカル公共アクセスチャンネル)。
【0016】
無数のメディアチャンネルを介して利用可能な番組上にガイダンスを提供することに加え、双方向テレビ番組ガイドはまた、ユーザがメディア番組を楽しむ助けとなる他の機能性も提供する。例えば、双方向番組ガイドによって、ユーザは、パスコードを使用して、子供に不適切な番組へのアクセスを阻止することが可能となり得る。ガイドによって、ユーザは、お気に入りのチャンネルを設定し、お気に入りのチャンネルに関する対象情報を受信することが可能となり得る。ガイドによって、ユーザは、支払いが要求されるメディアチャンネルまたは番組へのアクセス権の付与あるいは購入が可能となり得る(例えば、有料チャンネルの購読またはペイ・パー・ビュー番組の注文)。
【0017】
前述は、概してテレビ番組ガイドを参照しているが、インターネット、モバイル・コンピューティング、および高速無線ネットワークの出現に伴って(ユーザは、携帯電話等、非テレビ装置上でメディアにアクセス可能)、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、テレビ番組ガイドに制限されていないことを理解されたい。非テレビ中心型プラットフォーム(すなわち、ユーザのテレビ配信ネットワークの一部ではない機器によって、メディアを配信するプラットフォーム)によって、ユーザは、ビデオクリップ、フルモーションビデオ(テレビ番組を含む場合がある)、画像、音声、双方向アプリケーション(例えば、ゲームおよびショッピングアプリケーション)、インターネットウェブサイト、および他の好適なメディアを含み得る、メディアの組み合わせを検索し、アクセス可能となる。その結果、メディアガイダンスは、現代の非テレビ中心型プラットフォーム(例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、Blackberry等)上でも必要である。
【0018】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、パーソナルコンピュータ上でオンラインアプリケーションとして(すなわち、ウェブサイト上で提供される)、もしくは携帯用コンピュータ、PDA、または携帯電話上の独立型アプリケーションあるいはクライアントとして提供されてもよい。いくつかのシステムでは、ユーザは、双方向メディアガイダンスアプリケーションを介して、機器を遠隔で制御してもよい。例えば、ユーザは、オンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、記録の設定または自宅内のメディア機器の他の設定を行ってもよい。これは、ユーザの自宅の機器を制御するオンラインガイドによって直接、またはユーザの自宅の機器上で実行する別のメディアガイダンスアプリケーションを介して、達成されてもよい。
【0019】
本発明は、メディアチャンネル(例えば、放送テレビチャンネル、音声チャンネル、オンデマンドメディアチャンネル、双方向ゲームチャンネル、インターネットウェブサイト)のためのチャンネルグループを提供する、双方向メディアガイダンスアプリケーションに関する。チャンネルグループ(すなわち、グループチャンネル)に属するメディアチャンネルは、チャンネルグループが編成される少なくとも1つの共通する特徴を共有してもよい。例えば、一般的種類のコンテンツを専門とするメディアチャンネルは、一緒にグループ化されてもよい。チャンネルグループは、サービス区分(例えば、無料放送チャンネル、基本的ケーブルチャンネル、または有料チャンネル等のメディアチャンネルのステータス)、サービスの種類(例えば、メディアチャンネルは、購読チャンネル、オンデマンドチャンネル、またはペイ・パー・ビューチャンネルであるか)、番組制作者の識別(例えば、メディアチャンネルは、HBOまたはDISCOVERY等、共通の番組制作者によって提供されているか)、チャンネル権限(例えば、ユーザは、メディアチャンネルを受信する権限が与えられているか)、ペアレンタルコントロール設定(例えば、ユーザは、ペアレンタルコントロールにチャンネルを選択しているか)、チャンネル源(例えば、メディアチャンネルは、ケーブルネットワーク、放送ネットワークから発信されるか、無所属か、またはローカルのみか)、お気に入りチャンネルのステータス(例えば、ユーザは、チャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定しているか)、メディアの種類(例えば、チャンネルは、テレビチャンネル、音声チャンネル、または双方向アプリケーションチャンネル)等、他のチャンネル特徴に基づいて編成されてもよい。
【0020】
一般的チャンネル特徴の上述の実施例は、例示にすぎず、排他的ではないことを理解されたい。システム(例えば、サービスプロバイダ)は、メディアチャンネルの任意の特徴を使用し、チャンネルグループを編成してもよい。また、個々のメディアリストもチャンネルグループ名簿に含まれ得ることを理解されたい。例えば、サービスプロバイダは、メディアチャンネルと個々のメディアリストの両方によって共有される共通する特徴(例えば、スポーツコンテンツ)に基づいて、チャンネルグループを編成してもよい。また、システムは、任意の客観的基準(例えば、共有特徴)に厳密にしたがってチャンネルグループ名簿を収集する必要はなく、チャンネルグループ名簿に対し編集権を行使してもよいことを理解されたい。システム(例えば、サービスプロバイダ)は、ユーザプロファイル情報を利用して、チャンネルグループを編成し、その名簿を収集してもよい。例えば、サービスプロバイダは、ユーザによって最もアクセスされたメディアチャンネルに関するプロファイル情報を使用して、そのチャンネルのみのチャンネルグループを生成してもよい。ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、チャンネルグループ名簿用のメディアチャンネル(および、個々のメディアリスト)を選択することによって、チャンネルグループを生成し、また、システムによって最初に設定されたチャンネルグループ名簿を編集することが可能となり得る。
【0021】
本発明のガイダンスアプリケーションは、無数のメディアチャンネルおよび現在のシステムにおいて利用可能なリストを介して、ユーザをより良く案内するためのチャンネルグループに関する情報を提供する。一側面では、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ自体に関する情報をユーザに提供してもよい。例えば、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループの共通する特徴に関する情報、ユーザの注目を引くような方法で、チャンネルグループを説明する宣伝情報(例えば、チャンネルグループを宣伝するビデオクリップ)、およびグループチャンネルを介して提供される番組に関する宣伝情報を提供してもよい。また、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ名簿、グループチャンネル用のメディアリスト(例えば、放送テレビ番組、オンデマンド番組、ペイ・パー・ビュー番組)、視聴リマインダのリスト、保留中および完成した記録、購入番組、およびチャンネルグループから以前にアクセスされた番組をユーザに提供してもよい。また、ガイダンスアプリケーションは、グループチャンネルのライブ放送およびグループチャンネルから供給される他のメディア番組(例えば、記録された番組、オンデマンド番組)の縮尺映像をユーザに提供してもよい。
【0022】
チャンネルグループに関する情報の提供に加え、本発明のガイダンスアプリケーションによって、ガイダンスアプリケーションの機能を1つ以上の選択されたチャンネルグループおよびチャンネルグループのメディアチャンネルに集中することが可能となる。例えば、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、ガイダンスアプリケーション機能(例えば、お気に入りとして設定、ロック、購入)を1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し起動することが可能である。ユーザの指示に応じて、ガイダンスアプリケーションは、1つ以上の選択されたチャンネルグループのチャンネルグループ名簿(すなわち、すべてのメディアチャンネルおよびチャンネルグループに属するリスト)に対しガイド機能を実行してもよい。一実施形態では、チャンネルグループに関する情報へのアクセスおよびチャンネルグループに対し実行可能なガイド機能は、1つのガイダンスアプリケーションディスプレイ画面内に集約され、ユーザのためのポータル型のガイド経験を生成する。
【0023】
本発明による例示的双方向メディアガイダンスシステム100は、図1に示される。システム100は、種々の種類のメディアおよびそのようなメディアのためのガイダンスがエンドユーザに提供(および、アクセス)され得る、いくつかのアプローチを例示することを目的とする。しかしながら、本発明は、任意の1つまたはこれらのアプローチの一部を採用するシステム、あるいはメディアを配信し、メディアガイダンスを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて適用されてもよい。
【0024】
第1のアプローチは、ユーザがテレビ(および、一部のシステムでは音楽)番組にアクセスし得る、典型的なテレビ中心型システムを示す。これは、番組ソース102および配信設備104を含む。テレビ番組およびデジタル音声等のメディアは、番組ソース102から配信設備104等のメディア配信設備へ、通信経路106を使用して提供される。通信経路106は、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、または任意の他の好適な有線あるいは無線通信経路、もしくはそのような経路の組み合わせであってもよい。
【0025】
番組ソース102は、テレビ放送局(例えば、NBC、ABC、およびHBO)、あるいは他のテレビまたは音楽制作スタジオ等、テレビおよび音楽番組の任意の好適なソースであってもよい。番組ソース102は、例えば、1080p、1080i、720p、480p、480i、および任意の他の好適な形式等、高精細画像および標準画像の種々の形式でテレビ番組を提供してもよい。
【0026】
配信設備104は、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星メディア配信設備、テレビ放送局、あるいは映像メディア(例えば、テレビ番組、ビデオ・オン・デマンド番組、ペイ・パー・ビュー番組)および音声メディア(例えば、アナログまたはデジタル音楽チャンネル)をユーザ機器に配信するための任意の他の好適な設備であってもよい。また、いくつかのアプローチでは、配信設備104は、所与のケーブルまたは衛星システムの加入者に提供され得る、映像および音声クリップ、ウェブページ、および双方向アプリケーション(例えば、ゲーム、ショッピングアプリケーション)等の他のメディアをユーザに配信してもよい。典型的には、システム100には多数のメディア配信設備104が存在するが、1つのみ図1に示し、図面が必要以上に複雑になることを回避する。
【0027】
配信設備104は、種々のユーザ機器装置108、110、および112に接続してもよい。そのようなユーザ機器装置は、例えば、ユーザの自宅内に設置してもよい。ユーザ機器装置は、ユーザテレビ機器110、ユーザコンピュータ機器112、またはメディア(例えばテレビおよび音楽番組、ウェブページ等)または双方向メディアガイダンスアプリケーション機能のアクセスに好適な任意の他の種類のユーザ機器を含んでもよい。ユーザ機器108は、任意の種類のユーザ機器(例えば、ユーザテレビ機器、ユーザコンピュータ機器等)であってもよく、簡潔にするため、ユーザ機器装置は、概してユーザ機器108と称される場合がある。
【0028】
ユーザ機器装置108、110、および112は、メディア番組(テレビチャンネルからのテレビ番組)、および他のデータを、通信経路114、116、および118等の通信経路を介して、配信設備104から受信してもよい。また、ユーザ機器装置108、110、112は、経路114、116、および118を介して、配信設備104へ信号を送信してもよい。経路114、116、および118は、ケーブルまたは他の有線接続、自由空間接続(例えば、放送または他の無線信号用)、衛星リンク、あるいは任意の他の好適なリンク、もしくはリンクの組み合わせであってもよい。
【0029】
メディアおよびメディアガイダンスがエンドユーザに提供される、図1に示される第2のアプローチは、非テレビ中心型アプローチである。本アプローチでは、映像(テレビチャンネルからのテレビ番組を含み得る)、音声、画像、ウェブページ等のメディアは、通信ネットワーク126を介して、サーバ130によって、ユーザ機器108に提供される。メディアは、ユーザの従来のテレビ配信システムの一部ではない機器を介して、少なくとも部分的に、時として排他的に、提供および配信されるため、このアプローチは、非テレビ中心型である。非テレビ中心型機器では、テレビ番組は、ユーザに提供されるメディアに含まれない場合があり、含まれる場合でも、複数のメディアの中の1つの媒体を代表するのみとなり得る。
【0030】
本アプローチに対するいくつかの実施形態では、通信ネットワーク126は、インターネットである。サーバ130は、例えば、ユーザ機器がアクセス可能なウェブサイトを提供し、ユーザのためのオンラインガイダンスアプリケーションを提供してもよい。そのようなアプローチでは、ユーザ機器は、例えば、ウェブブラウザを組み込んだPDAまたはウェブ対応携帯電話等のパーソナルコンピュータまたは携帯型装置であってもよい。他の実施形態では、サーバ130は、伝送媒体としてインターネットを使用するが、ウェブブラウザまたはウェブサイトを使用しない。そのようなアプローチでは、ユーザ機器は、クライアントアプリケーションを実行し、ユーザがメディアにアクセス可能なようにしてもよい。さらに他のアプローチでは、通信ネットワーク126は、インターネットを含まない携帯電話ネットワーク等の専用通信網である。さらに他のアプローチでは、通信ネットワーク126は、専用通信網およびインターネットを含む。例えば、携帯電話または他の携帯装置のサービスプロバイダは、専用通信網を介してその加入者にインターネットアクセスを提供してもよく、あるいはインターネットおよび独自ネットワークを介してその加入者にビデオクリップまたはテレビ番組等のメディアを提供してもよい。
【0031】
メディアを提供するための上述のアプローチは、いくつかの実施形態では、組み合わせてもよい。例えば、配信設備104は、テレビ中心型メディア配信システムを提供する一方、また、サーバ130によって提供される他の非テレビ中心型配信システムへのアクセスをユーザ機器(例えば、108、110、および112)に提供してもよい。例えば、ユーザ機器は、ウェブ対応セットトップボックスまたはテレビ対応パーソナルコンピュータを含んでもよい。配信設備104は、テレビおよび音楽番組に加え、インターネットアクセスをユーザに提供し、それによって、ユーザは、通信ネットワーク126を介してサーバ130にアクセスしてもよい。配信設備104は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはそのような経路の組み合わせ等の任意の好適な経路134を介して通信ネットワーク126と通信してもよい。
【0032】
メディアガイダンスアプリケーションは、ガイダンスアプリケーションが使用されるメディアの種類および配信システムに好適な任意のアプローチを使用して、提供されてもよい。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器上に実装される独立型アプリケーションであってもよい。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器上にクライアントのみ存在するクライアント・サーバアプリケーションであってもよい。さらに他の実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器上に実装されたブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供されてもよい。選択された実装にかかわらず、ガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに関する情報を要求する。例えば、メディアに関する情報(例えば、タイトル、チャンネル、および時間)、メディアチャンネル(例えば、チャンネル特徴)、およびチャンネルグループ(例えば、グループ名簿)が、ユーザを所望のメディア番組に案内するために必要である場合がある。
【0033】
いくつかのテレビ中心型実施形態では、例えば、ガイダンスアプリケーションは、独立型双方向テレビ番組ガイドであって、データフィード(例えば、継続フィード、トリクルフィード、またはチャンネルの垂直帰線区間内のデータ)を介して、番組ガイドデータを受信してもよい。システム100内のデータソース120は、予定放送時間、タイトル、チャンネル、評価情報(例えば、保護者評価および批評家評価)、詳細なタイトル説明、ジャンル、またはカテゴリ情報(例えば、スポーツ、ニュース、映画等)、番組形式(例えば、標準画像、高精細画像)、関連ビデオクリップ等をユーザに提供するために使用される番組リストデータベースを含んでもよい。また、データソース120は、テレビチャンネル(例えば、チャンネル名および種類)およびチャンネルグループ(例えば、チャンネルグループ名簿、チャンネルグループを宣伝するビデオクリップ、特集されるチャンネルグループからの番組に関する情報)に関する情報を含んでもよい。また、データソース120は、広告(例えば、番組ガイド広告および他の双方向テレビアプリケーション用の広告)、スポーツの試合結果、株価情報、ニュースデータ、および天気データ等のリアルタイムデータ、1つ以上のメディアガイダンスアプリケーションまたは他の双方向アプリケーション用のアプリケーションデータ、ならびにシステム100によって使用される任意の他の好適なデータを提供するために使用されてもよい。別の実施例として、データソース120は、双方向メディアガイダンスオーバーレイに含まれ得る情報の種類を示すデータを提供してもよい(例えば、ユーザの要求に応じて、ユーザ修正がない限り等)。
【0034】
番組ガイドデータは、ホームネットワーク113上に設置されたユーザ機器を含む、ユーザ機器に、任意の好適なアプローチを使用して提供されてもよい。例えば、番組スケジュールデータおよび他のデータは、テレビチャンネル側波帯上、テレビチャンネルの垂直帰線区間内、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジュールデータおよび他のデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジュールデータおよび他のデータは、任意の好適な頻度(例えば、継続して、毎日、ユーザ機器からの要求に応じて等)でユーザ機器に提供されてもよい。
【0035】
いくつかのテレビ中心型実施形態では、データソース120からのガイダンスデータは、クライアント・サーバアプローチを使用して、ユーザ機器に提供されてもよい。例えば、ユーザ機器上に存在するガイダンスアプリケーションクライアントは、サーバ140とセッションを行い、必要に応じてガイダンスデータを取得してもよい。
【0036】
システム100内には複数のデータソース(データソース120等)が存在し得るが、1つのデータソースのみ図1に示され、図面が必要以上に複雑になることを回避する。例えば、別個のデータソースは、複数のメディアチャンネルまたはチャンネルグループのそれぞれと関連し、それらのメディアチャンネルまたはチャンネルグループに特有のデータ(例えば、メディアチャンネルまたはチャンネルグループのメディア番組リスト、メディアチャンネルまたはチャンネルグループ番組のための広告、番組ガイドディスプレイ画面にメディアチャンネルまたはチャンネルグループのロゴを表示するためのロゴデータ等)を提供してもよい。図1のデータソース120および任意の他のシステム構成要素は、1つ以上の場所における機器を使用して提供されてもよい。システム構成要素は、図1において単一のボックスとして描写され、図面が必要以上に複雑になることを回避する。
【0037】
データソース120は、データを、付随ユーザ機器へ配信するための通信経路122を介して配信設備104に、ならびに経路114、116、118、および119を介してホームネットワーク113(後述)に提供してもよい(例えば、データソース120が主要設備に設置された場合)。通信経路122は、衛星通信経路または他の無線経路、光ファイバまたは他の有線通信経路、インターネット通信サポート経路、あるいは他の好適な経路、もしくはそのような経路の組み合わせ等の任意の好適な通信経路であってもよい。
【0038】
いくつかのテレビ中心型および非テレビ中心型アプローチでは、データソース120は、経路124、通信ネットワーク126、および経路128を介して、ガイダンスデータを直接ユーザ機器108に提供してもよい(例えば、データソース120が番組ソース102のうちの1つ等の設備に設置された場合)。本発明のいくつかの実施形態では、データソース120は、経路124、通信ネットワーク126、および経路139を介して、ガイダンスデータをホームネットワーク113(後述)上に設置されたユーザ機器に直接提供してもよい(例えば、データソース120が番組ソース102の1つ等の設備に設置された場合)。経路124、128、および139は、電話回線、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、無線経路、任意の他の好適な経路、あるいはそのような経路の組み合わせ等の有線経路であってもよい。通信ネットワーク126は、インターネット、公衆交換電話網、またはパケットベースのネットワーク等の任意の好適な通信ネットワークであってもよい。
【0039】
ユーザテレビ機器およびパーソナルコンピュータ等、ホームネットワーク113(後述)上に設置されたユーザ機器装置を含むユーザ機器装置は、メディア番組スケジュールデータおよび他の双方向メディアガイダンスアプリケーションデータを使用し、番組リストおよび他の情報(例えば、デジタル音楽に関する情報)をユーザのために表示してもよい。双方向テレビ番組ガイドアプリケーションまたは他の好適な双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ユーザのディスプレイ上に情報を表示してもよい(例えば、所与のテレビチャンネルの映像上に表示される1つ以上のオーバーレイ)。双方向ディスプレイは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザのために生成され、表示されてもよい。好適なアプローチの1つでは、配信設備104、サーバ130、または別の設備は、ガイダンスアプリケーションディスプレイ画面を生成し、ディスプレイ画面をユーザ機器に表示するために伝送してもよい。別の好適なアプローチでは、ユーザ機器は、1つ以上の双方向ディスプレイ内で使用するためのデータ(例えば、メディア番組スケジュールデータ、広告、ロゴ等)を格納し、少なくとも部分的にユーザ機器上に実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションは、配信設備104、サーバ130、または別の設備から受信した命令に基づいて、双方向ディスプレイを生成してもよい。本発明のいくつかの実施形態では、ユーザ機器は、双方向テレビディスプレイを生成するために使用されるデータのみ格納してもよい(例えば、ロゴが1つ以上の双方向テレビディスプレイ内に含まれる場合のみ、特定のテレビ放送局のロゴデータを格納する)。本発明のいくつかの実施形態では、ユーザ機器は、必ずしも双方向テレビディスプレイを生成するために使用されないデータを格納してもよい(例えば、表示または表示されない場合もある、特定のメディアチャンネルに関連する広告を格納する)。任意の他の好適なアプローチまたはアプローチの組み合わせを使用して、ユーザのための双方向オーバーレイを生成および表示してもよい。
【0040】
さらに他の実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーション(テレビ中心型および非テレビ中心型)は、例えば、ウェブサイトとしてオンラインで提供されてもよい。例えば、サーバ130は、オンライン双方向テレビ番組ガイドを提供してもよい。別の実施例として、ユーザ機器108は、携帯電話または携帯情報端末(PDA)等の携帯機器であってもよい。携帯機器は、ウェブ対応であって、ユーザがオンラインガイダンスアプリケーションにアクセス可能にしてもよい(小さな画面用に適切となるように原版から修正されてもよい)。別様に、携帯機器は、サーバ130と通信し、インターネットを介してガイダンスデータを取得するアプレットを有してもよい。
【0041】
サーバ130は、通信経路124、通信ネットワーク126、および通信経路132、または別の好適な経路、あるいは経路の組み合わせを介して、番組スケジュールデータおよび他のデータをデータソース120から受信してもよい。経路132は、衛星経路、光ファイバ経路、有線経路、または任意の他の経路、あるいは経路の組み合わせであってもよい。ユーザ機器108は、通信経路128を介して、オンライン双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130からの他のソースにアクセスしてもよい。また、ユーザ機器108は、通信経路114、配信設備104、および通信経路134を介して、アプリケーションおよびサーバ130上の他のサービスにアクセスしてもよい。例えば、ケーブルモデムまたは他の好適な機器は、ユーザ機器108によって使用され、配信設備104と通信してもよい。
【0042】
ユーザテレビ機器110、ユーザコンピュータ機器112、およびホームネットワーク113上に設置されたユーザ機器等のユーザ機器は、同様の配列を使用して、オンライン双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスしてもよい。ユーザテレビ機器110は、通信経路136を使用して、または経路116、配信設備104、および経路134を使用して、オンライン双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスしてもよい。ユーザコンピュータ機器112は、通信経路138を使用して、経路118、配信設備104、および経路134を使用して、オンライン双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスしてもよい。ホームネットワーク113上に設置されたユーザ機器は、通信経路139を使用して、経路119、配信設備104、および経路134を使用して、オンラインメディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスしてもよい。経路136、138、および139は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、無線経路、衛星経路、またはそのような経路の組み合わせ等の任意の好適な経路であってもよい。
【0043】
いくつかの実施形態では、システム100は、双方向メディアガイダンスアプリケーションに加え、他の双方向アプリケーションをサポートしてもよい。そのようなアプリケーションは、任意の好適なアプローチを使用して実装されてもよい。例えば、双方向アプリケーションは、ユーザ機器上にローカルに、または分散型に実装されてもよい(例えば、ユーザ機器が、少なくとも部分的におよび少なくとも一定の時間、クライアントとして機能するクライアント・サーバアーキテクチャ、および配信設備104のサーバ140、サーバ130、またはサーバとして作用する他の好適な機器等のサーバを使用して)。また、所望に応じて、他の分散型アーキテクチャを使用してもよい。さらに、システム100の双方向アプリケーションの一部または全部の機能(メディアガイダンスアプリケーションを含む)は、オペレーティングシステムソフトウェアまたはミドルウェアソフトウェアを使用して提供されてもよい。そのようなオペレーティングシステムソフトウェアおよびミドルウェアは、アプリケーションレベルソフトウェアの代わりに、または組み合わせて使用してもよい。さらに他のアプローチでは、双方向アプリケーションもまた、サーバ、またはサービスプロバイダ142等の1つ以上のサービスプロバイダにおける他の好適な機器によってサポートされてもよい。使用される特定の配列にかかわらず、これらの機能をサポートするソフトウェアは、アプリケーションまたは複数のアプリケーションと称される場合がある。
【0044】
例えば、ホームショッピングサービス等の双方向アプリケーションは、販売代理店、受注処理設備、口座維持管理設備、および双方向ホームショッピング機能をサポートするための他の機器を有するサービスプロバイダ142等、サービスプロバイダによってサポートされてもよい。ユーザ機器を使用して実装されるホームショッピングアプリケーションを使用して、サービスプロバイダにアクセスし、そのような機能をユーザに提供してもよい。ユーザ機器は、配信設備104および通信経路144を介して、または通信ネットワーク126および通信経路146を介して、サービスプロバイダ142にアクセスしてもよい。経路144および146等の通信経路は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはそのような経路の組み合わせ等の任意の好適な経路であってもよい。
【0045】
所望に応じて、ネットワークベースのビデオレコーダまたはビデオ・オン・デマンドアプリケーション等の双方向メディアガイダンスアプリケーションは、サーバ140、サーバ130、またはサービスプロバイダ142における機器を使用してサポートされてもよい。ネットワークベースのビデオレコーダ配列を使用して記録されたビデオ・オン・デマンドコンテンツおよび映像は、サーバ140またはサーバ130、あるいはサービスプロバイダ142上に格納されてもよく、ユーザによって要求される場合、ユーザ機器に提供されてもよい。双方向テレビ番組ガイドは、例えば、ユーザ機器108を使用して実装されるパーソナル・ビデオ・レコーダ(デジタル・ビデオ・レコーダと呼ばれる場合もある)の機能をサポートするために使用されてもよい。パーソナル・ビデオ・レコーダの機能をサポートするために使用され得る例示的機器は、専用パーソナル・ビデオ・レコーダ装置、デジタル放送用受信機(IRD)、統合または外部ハードドライブを備えるセットトップボックス、あるいは映像記録機能を備えるパーソナルコンピュータを含む。
【0046】
メディアガイダンスアプリケーション(例えば、双方向テレビ番組ガイドアプリケーションおよびビデオ・オン・デマンドアプリケーション)、ホームショッピングアプリケーション、ホームバンキングアプリケーション、ゲームアプリケーション、および他のアプリケーション(例えば、電子メールおよびチャット、または他の通信機能等に関連するアプリケーション)等の双方向アプリケーションは、ナビゲーションシェルアプリケーション(すなわち、アプリケーションに対応するメニューオプションを備えたメニューアプリケーション)を介してアクセスされる別個のアプリケーションとして提供されてもよい。そのようなアプリケーションの機能は、組み合わせてもよい。例えば、ゲーム、ビデオ・オン・デマンドサービス、ホームショッピングサービス、ネットワークベースのビデオレコーダ機能、パーソナル・ビデオ・レコーダ機能、ナビゲーション機能、番組ガイド機能、通信機能、および他の好適な機能は、1つのアプリケーションまたは任意の他の好適な数のアプリケーションを使用して提供されてもよい。1つ以上のアプリケーションは、種々のオーバーレイをユーザ機器に表示してもよく、例えば、所与のテレビチャンネルの映像上の双方向テレビ情報を含む。
【0047】
双方向テレビ番組ガイドアプリケーション、ホームバンキングアプリケーション、ホームショッピングアプリケーション、ネットワークベースのビデオレコーダ、およびパーソナル・ビデオ・レコーダアプリケーション、ビデオ・オン・デマンドアプリケーション、ゲームアプリケーション、通信アプリケーション、およびナビゲーションアプリケーションは、双方向メディアガイダンスおよび他のアプリケーションの種類のほんの一部の例示的実施例であり、システム100によってサポートされてもよい。サポートされ得る他の好適な双方向アプリケーションは、ニュースサービス、ウェブブラウジングおよび他のインターネットサービス、ならびに双方向賭博サービス(例えば、競馬、スポーツイベント等の賭博)。また、これらのアプリケーションによって表示される双方向テレビオーバーレイは、本発明にしたがって、カスタマイズしてもよい。
【0048】
ユーザは、メディアにアクセスし、メディアガイダンスを取得する複数の種類のユーザ機器を有してもよい。例えば、一部のユーザは、自宅および携帯機器によってアクセスされるホームネットワークを有してもよい。図1に示すように、ホームネットワーク113は、経路119および139(ならびに、サーバ130の場合、通信ネットワーク126)を介して、配信設備104およびサーバ130と通信する。そのようなホームネットワーク113は、例えば、ユーザの自宅に設置、または例えば、ユーザの自宅間に分散させてもよい。ホームネットワーク113は、例えば、ユーザ機器装置108、110、および112等の複数の相互接続したユーザ機器装置をそれぞれ含んでもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、遠隔装置上に実装されたメディアガイダンスアプリケーションを介して、自宅装置を制御してもよい。例えば、ユーザは、オフィスのパーソナルコンピュータ、あるいはPDAまたはウェブ対応携帯電話等の携帯機器を介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスしてもよい。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上の設定(例えば、記録、リマインダ、または他の設定)を設定し、ユーザの自宅機器を制御してもよい。オンラインガイドは、直接、またはユーザの自宅機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することによって、ユーザ機器を制御してもよい。
【0049】
図2−6は、ユーザ機器に対する例示的配列を示す。ユーザテレビ機器110に対する例示的セットトップボックスベースの配列は、図2に示される。ユーザテレビ機器110は、独立型またはホームネットワーク113(図1)の一部であってもよい。入力/出力部202は、経路116および136(図1)等の通信経路に接続されてもよい。入力/出力機能は、1つ以上の配線または通信経路によって提供されてもよいが、図2においては単一経路として示され、図面が必要以上に複雑となることを回避する。テレビ番組、番組ガイドデータ、および任意の他の好適な双方向メディアガイダンスアプリケーションデータまたは他のデータは、入力/出力部202を使用して受信されてもよい。また、コマンドおよび要求、ならびに双方向メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ対話の結果生成される他のデータは、入力/出力部202を介して伝送されてもよい。
【0050】
セットトップボックス204は、任意の好適なアナログまたはデジタルセットトップボックス(例えば、ケーブルセットトップボックス)であってもよい。セットトップボックス204は、所望のアナログテレビチャンネル(例えば、テレビ番組、双方向テレビデータ、または両方を含むチャンネル)にチューニングするためのアナログチューナを含んでもよい。また、セットトップボックス204は、デジタルテレビチャンネル(例えば、テレビまたは音楽番組、双方向テレビデータ等を含むチャンネル)を受信するためのデジタル復号回路を含んでもよい。また、セットトップボックス204は、高精細画像テレビチャンネルを受信および処理するための高精細画像テレビチューナを含んでもよい。アナログ、デジタル、および高精細画像チャンネルは、所望に応じて、一緒に処理されてもよい。複数のチューナが提供されてもよい(例えば、同時視聴および記録機能、またはピクチャ・イン・ピクチャ(PIP)機能に対応するため)。ボックス204は、衛星テレビに対応したデジタル放送用受信機(IRD)であってもよい。所望に応じて、ボックス204は、ケーブル、テレビ放送、および衛星コンテンツに対応した回路を有してもよい。
【0051】
セットトップボックス204は、テレビ番組等のメディアを好適な形式で出力するよう構成されてもよい。テレビ番組は種々の形式で受信され得るため、セットトップボックス204は、セットトップボックス204によって使用される好適な出力形式にテレビ番組をアップコンバートまたはダウンコンバートするためのスケーラ回路を含んでもよい。例えば、セットトップボックス204は、720pにテレビ番組を出力するように構成されてもよい。本実施例では、スケーラ回路は、720p形式に対し垂直解像度480本を有する標準画像テレビ番組をアップコンバートし、720p形式に対し垂直解像度1080本を有する特定の高精細画像テレビ番組をダウンコンバートしてもよい。
【0052】
ボックス204は、記録機能を提供するための記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ等のデジタル記憶装置)を含んでもよい。また、ボックス204は、ビデオ・カセット・レコーダ、パーソナル・ビデオ・レコーダ、光ディスクレコーダ、または他の装置、あるいはストレージ機能を備えた装置等の記録装置206に接続されてもよい。ボックス204は、標準画像テレビ番組、高精細画像テレビ番組、デジタル音楽番組、および他のメディアデータ(例えば、写真)を記録するように構成されてもよい。
【0053】
セットトップボックス204は、ソフトウェアアプリケーションを実行するために使用されるプロセッサ(例えば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサ等)を含む。セットトップボックス204は、アプリケーションの実行の際の使用のためのランダム・アクセス・メモリ等のメモリを含んでもよい。また、不揮発性メモリを使用してもよい(例えば、起動ルーチンおよび他の命令を立ち上げるため)。ボックス204または記録装置206内のハードディスクストレージを使用して、データをバックアップしてもよく、その他に、ランダム・アクセス・メモリアプローチを使用してサポートされ得る場合よりも大容量のデータベースおよびストレージ要件をサポートしてもよい。また、ボックス204および記録装置206内のハードディスクストレージを使用して、番組ガイド設定または保存されたユーザ選択を格納およびバックアップしてもよい。
【0054】
セットトップボックス204は、赤外線(IR)、あるいは遠隔制御装置または無線キーボードと通信するための他の通信回路を有してもよい。また、セットトップボックス204は、専用ボタンおよび前面パネルディスプレイを有してもよい。前面パネルディスプレイを使用して、例えば、セットトップボックスがチューニングされている現在のチャンネルを表示してもよい。
【0055】
また、セットトップボックス204は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器と通信するための無線モデム等の通信回路を有してもよい。そのような通信は、インターネット、あるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ってもよい。所望に応じて、セットトップボックス204の構成要素は、他のユーザ機器(例えば、テレビまたはビデオ・カセット・レコーダ)に統合されてもよい。
【0056】
記録装置206を使用して、セットトップボックス204によって提供されるメディアデータを記録してもよい。例えば、セットトップボックス204が所与のテレビチャンネルにチューニングされる場合、そのテレビチャンネルに対する映像信号は、ビデオカセット、コンパクトディスク、デジタル映像ディスク、または内部ハードドライブ、あるいは他の記憶装置に記録するための記録装置206に送られてもよい。記録装置206は、標準画像テレビ番組、高精細画像テレビ番組、デジタル音楽番組、または他の好適なメディアデータを記録するように構成されてもよい。記録装置206は、ケーブルモデム、ISDNモデム、DSLモデム、または他の機器と通信するための電話モデム等の通信回路を有してもよい。そのような通信は、インターネット、あるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ってもよい。記録装置206の構成要素は、他のユーザ機器(例えば、テレビ、ステレオ機器等)に統合されてもよい。
【0057】
記録装置206は、遠隔制御装置または他の好適なユーザインターフェースを使用して制御されてもよい。所望に応じて、開始、停止、記録、および装置206のための他の機能等のビデオレコーダ機能は、セットトップボックス204によって制御されてもよい。例えば、セットトップボックス204は、記録装置206の遠隔制御装置入力部に向けられた赤外線コマンドを使用して、記録装置206を制御してもよく、あるいはセットトップボックス204は、ボックス204と装置206との間の他の有線または無線通信経路を使用して、記録装置206を制御してもよい。
【0058】
記録装置206の出力部は、ユーザに対するディスプレイ用にテレビ208に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、テレビ208は、高精細画像番組を表示することが可能であってもよい(すなわち、HDTV対応)。所望に応じて、複数の記録装置206を使用してもよく、または記録装置206を使用しなくてもよい。記録装置206が存在しない、または活発に使用されない場合、セットトップボックス204からの映像信号は、テレビ208に直接提供されてもよい。任意の好適なテレビまたはモニタを使用して、映像を表示してもよい。図2の機器およびシステム100の他の機器(図1)では、種々の映像アイテムに付随する音声は、典型的には、それらの映像アイテムとともに配信され、概して、映像が再生されるとユーザに再生される。いくつかの実施形態では、音声は、外部スピーカ(図示せず)を介して、音声を処理および出力する受信機(図示せず)に配信されてもよい。
【0059】
ユーザテレビ機器110(図1)の別の例示的配列は、図3に示される。ユーザテレビ機器110は、独立型またはホームネットワーク113(図1)の一部であってもよい。図3の実施例では、ユーザテレビ機器110は、デジタル・ビデオ・レコーダ(例えば、パーソナル・ビデオ・レコーダ(PVR))等の記録装置302を含み、ハードディスクまたは他の映像記録用ストレージを使用する。別様に、記録装置302は、デジタルビデオ・ディスク・レコーダ、コンパクト・ディスク・レコーダ、ビデオ・カセット・レコーダ、または他の好適な記録装置であってもよい。また、図3の機器110は、テレビ304を含んでもよい。いくつかの実施形態では、テレビ304は、HDTV対応であってもよい。入力/出力部306は、経路116および136(図1)等の通信経路に接続されてもよい。テレビ番組、番組スケジュールデータ、および他のデータ(例えば、広告データ、オーバーレイのディスプレイがカスタマイズされる1つ以上のテレビチャンネルを示すデータ等)は、入力/出力部306を使用して受信してもよい。コマンドおよび要求、ならびにユーザから受信した他のデータは、入力/出力部306を介して伝送されてもよい。
【0060】
記録装置302は、所望のアナログテレビチャンネルにチューニングするための少なくとも1つのアナログチューナを含んでもよい(例えば、所与のテレビチャンネルの映像をユーザに表示するため、メディアガイダンスアプリケーションデータおよび他のデータを受信するため)。また、記録装置302は、デジタルテレビ番組、音楽番組、メディアガイダンスアプリケーションデータ(例えば、番組スケジュールデータ)、および1つ以上のデジタルチャンネル上の他のデータを受信するためのデジタル復号回路を含んでもよい。また、記録装置302は、高精細画像テレビチャンネルを受信するための回路を含んでもよい。所望に応じて、記録装置302は、アナログ、デジタル、および高精細画像チャンネルを処理するための回路を含んでもよい。また、記録装置302は、プロセッサ(例えば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサ等)を含み、ソフトウェアアプリケーションを実行するために使用する。記録装置302は、アプリケーションを実行する際の使用のためのランダム・アクセス・メモリ等のメモリを含んでもよい。また、不揮発性メモリを使用して、起動ルーチンまたは他の命令を格納してもよい。ハードディスクおよび記録装置302内の他のストレージを使用して、データベース(例えば、番組ガイドデータベース、または他の双方向テレビアプリケーションデータベース)をサポートしてもよい。また、ハードディスクまたは記録装置302内の他の記録を使用して、テレビ番組またはビデオ・オン・デマンドコンテンツ、あるいは入力/出力部306を介して記録装置302に提供される他のコンテンツ等の映像を記録してもよい。
【0061】
記録装置302は、IR通信回路、または遠隔制御装置と通信するための他の好適な通信回路を有してもよい。また、記録装置302は、専用ボタンおよび前面パネルディスプレイを有してもよい。前面パネルディスプレイを使用して、例えば、記録装置がチューニングされている現在のチャンネルを表示してもよい。
【0062】
また、記録装置302は、ケーブルモデム、ISDNモデム、DSLモデム、電話モデム、または他の機器と通信するための無線モデム等の通信回路を有してもよい。そのような通信は、インターネット、あるいは他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ってもよい。
【0063】
所望に応じて、記録装置302は、衛星受信機、または衛星信号を受信するための無線通信回路を有する他の機器を含んでもよい。
【0064】
図3の記録装置302、図2の記録装置206、または図2の記録可能セットトップボックス204は、以前に記録された映像をテレビ304または208上で再生している間に、新しい映像を記録してもよい。これによって、ユーザは、通常のテレビ視聴の間、「Pause(一時停止)」ボタンを押下することが可能となる。「一時停止」ボタンが押下されると、現在のテレビ番組は、デジタル・ビデオ・レコーダ302(または206/204)のハードディスク上に格納される。ユーザが「Play(再生)」を押下すると、記録された映像は、再生されてもよい。この配列によって、ユーザは、シームレスにテレビ視聴を一時停止および再開することが可能となる。また、記録装置を使用して、ユーザは、新しい番組を同時に記録している間に、以前に記録された番組を視聴することが可能になり得る。
【0065】
図2のセットトップボックス配列(記録機能をセットトップボックスに統合してもよい)および図3の内蔵セットトップボックス配列を備えたパーソナル・ビデオ・レコーダは、単に例示にすぎない。所望に応じて、他の配列を使用してもよい。例えば、ユーザテレビ機器は、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、または任意の他の好適なテレビ機器配列に基づいてもよい。所望に応じて、セットトップボックス204、記録装置302、WebTVボックス、またはPC/TV等の構成要素の機能は、テレビまたはパーソナルコンピュータ、あるいは他の好適な装置に統合されてもよい。
【0066】
ユーザテレビ機器110または好適なユーザコンピュータ機器112(図1)を操作するための例示的遠隔制御装置400は、図4に示される。遠隔制御装置400は、例示にすぎず、任意の他の好適なユーザ入力インターフェースを使用して、ユーザ機器(例えば、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、音声認識システム等)を操作してもよい。遠隔制御装置400は、ファンクションキー402、ならびにキーパッドキー、「Power On/Off(電源オン/オフ)」キー、「Pause(一時停止)」、「Stop(停止)」、「Fast−Forward(早送り)」、および「Reverse(巻き戻し)」キー等の他のキー404を有してもよい。「Volume Up/Down(音量アップ/ダウン)」キー406を使用して、映像の音声部分の音量を調節してもよい。「Channel Up/Down(チャンネルアップ/ダウン)」キー408を使用して、メディア(テレビ)のチャンネルを変更し、仮想チャンネル上のコンテンツにアクセスしてもよい。「Cursol(カーソル)」キー410を使用して、画面上のメニューをナビゲートしてもよい。例えば、「Cursol」キー410を使用して、画面上のカーソル、インジゲータ、またはハイライト(すべて総称して、本明細書ではハイライトまたはハイライト領域と称される場合がある)の位置を合わせ、特定のオプションまたは双方向テレビアプリケーションによって表示されるディスプレイ画面上の他のアイテムに対する関心を示してもよい。
【0067】
「OK」キー412(「Select(セレクト)」キーと呼ばれる場合がある)を使用して、ユーザがハイライトした画面上のオプションを選択してもよい。
【0068】
キー402は、記録を開始するための「RECORD(記録)」キー414を含んでもよい。「MENU(メニュー)」ボタン416を使用して、ユーザのディスプレイ画面上(例えば、テレビ208または304、あるいは好適なモニタまたはコンピュータディスプレイ上)にメニューを表示するよう双方向メディアガイダンスアプリケーションに指示してもよい。「INFO(情報)」ボタン418を使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションから情報を要求してもよい。例えば、所与のテレビチャンネルの番組にアクセスしている間に、ガイダンスアプリケーションは、現在アクセスされている番組に関する情報を含む、「FLIP(フリップ)/BROWSE(ブラウズ)」オーバーレイを表示してもよい。別の実施例として、ガイダンスアプリケーションによって表示される特定のメディアリストがカーソルでハイライトされると、ユーザの「INFO」ボタン418の押下によって、ガイダンスアプリケーションにそのメディアリストに付随する追加番組情報(例えば、番組説明、スケジュール情報等)を提供させてもよい。
【0069】
「LOCK(ロック)」ボタン420を使用して、アクセス権を変更してもよい。例えば、保護者は、「LOCK」ボタン420または画面上のオプションを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションのためのペアレンタルコントロール設定を確立してもよい。ペアレンタルコントロール設定は、時間ベースの設定であってもよい(例えば、毎日午後3:00から5:00等の特定の時間の間、子供にテレビ視聴させない)。また、ペアレンタルコントロール設定を使用して、評価、番組、チャンネル、チャンネルグループ、またはそれらの任意の好適な組み合わせに基づいて、番組を阻止してもよい。ロックまたは阻止された番組(または、他のメディア)は、典型的には、双方向メディアガイダンスアプリケーションに適切な暗証番号(PIN)が提供されるまで視聴できない。このPINが入力されると、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器のロックを解除し、ロックされていたコンテンツへのアクセスが可能となる。強調される一実施形態では、1つ以上の選択されたチャンネルグループは、ユーザによる「LOCK」ボタンの作動によってロックされる。チャンネルグループのロックは、すべてのメディアチャンネルおよびチャンネルグループに属するメディアリストへのアクセスを拒否してもよい(PINの入力保留)。
【0070】
「EXIT(終了)」ボタン422を使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションを終了、または双方向メディアガイダンスアプリケーションの一部を終了してもよい(例えば、ガイダンスアプリケーションに、ディスプレイ画面から「FLIP」、「BROWSE」、または他の双方向オーバーレイを削除させる)。「GUIDE(ガイド)」ボタン424を使用して、メディアガイダンスアプリケーション(例えば、チャンネルグループメニュー画面、メディアリストディスプレイ画面、または他のガイダンスアプリケーション画面)を起動してもよい。「FAVORITE(お気に入り)」ボタン426を使用して、メディアチャンネルまたはチャンネルグループをお気に入りとして設定してもよい(例えば、1つ以上のチャンネルグループを選択後、「FAVORITE」ボタンを押下し、すべてのグループチャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定する)。「PURCHASE(購入)」ボタン428を使用して、支払いが必要となる番組またはチャンネルを購入してもよい。例えば、「PURCHASE」ボタン428を使用して、1つ以上の選択されたチャンネルグループ内のすべてのメディアチャンネルを購読してもよい。
【0071】
図4に示されるキーは、単に例示にすぎない。所望に応じて、他のキーまたはボタンが提供されてもよい。例えば、「Music(音楽)」ボタンを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって音楽にアクセスしてもよい。「Edit(編集)」ボタンを使用して、格納されたコンテンツを編集してもよい(例えば、コマーシャルを削除する、映像の一部を削除する等)。「英数字」ボタンを使用して、英数字文字を入力してもよい。「Last(最後)」または「Back(バック)」ボタンを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーション内を逆行してブラウズしてもよい(例えば、前のチャンネル、ウェブページ、または他のディスプレイ画面に戻る)。「再生」ボタン、「一時停止」ボタン、「停止」ボタン、「巻き戻し」ボタン、「早送り」ボタン、および「記録」ボタン等の映像記録機能ボタンを使用して、システム100(図1)内のビデオレコーダ機能(ローカルまたはネットワークベース)を制御してもよい。「Help(ヘルプ)」キーを使用して、コンテクストに応じた画面上のヘルプ機能等のヘルプ機能を起動してもよい。
【0072】
例示的ユーザコンピュータ機器112(図1)は、図5に示される。ユーザコンピュータ機器112は、独立型またはホームネットワーク113(図1)の一部であってもよい。図5の配列では、パーソナルコンピュータ装置502は、キーボード504、および/またはトラックボール、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、音声認識システム、あるいは図4の遠隔制御装置400等の遠隔制御装置等、他の好適なユーザ入力装置を使用して、ユーザによって制御されてもよい。テレビ番組、または映像要素を有するウェブページ等の映像コンテンツ、および双方向メディアガイダンスアプリケーションディスプレイ画面は、モニタ506に表示されてもよい。テレビおよび音楽番組、メディアガイダンスアプリケーションデータ(例えば、テレビ番組ガイドデータ)、ビデオ・オン・デマンドコンテンツ、ネットワークベースのビデオレコーダから再生される映像記録、および他のデータは、入力/出力部508を使用して、経路118および138(図1)から受信してもよい。また、ユーザコマンド、および双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびシステム100(図1)とのユーザ対話の結果生成される他の情報は、入力/出力部508を介して、伝送されてもよい。
【0073】
パーソナルコンピュータ装置502は、アナログ、デジタル、および高精細画像テレビチャンネルを復号し、ストリーミング映像コンテンツを処理するためのテレビチューナカード等のテレビまたはビデオカードを含んでもよい。所望に応じて、複数のビデオカード(例えば、チューナカード)が提供されてもよい。使用され得る例示的テレビチューナカードは、所与のアナログチャンネルにチューニングするためのアナログテレビチューナ、パケット化されたデジタルデータストリームからの所望のデジタルテレビまたは音楽チャンネルにフィルタをかけるためのデジタル復号回路、および高精細画像チャンネルにチューニングするための高精細画像テレビチューナを含んでもよい。所望に応じて、任意の好適なカードまたはコンピュータ装置502内の構成要素を使用して、入力/出力回線508を介して、配信される映像および他のコンテンツを処理してもよい。
【0074】
パーソナルコンピュータ装置502は、双方向メディアガイダンスアプリケーションまたは双方向メディアガイダンスアプリケーションの一部を起動するために使用される1つ以上のプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ)を含んでもよい。
【0075】
パーソナルコンピュータ装置502は、ハードドライブ、記録可能DVDドライブ、記録可能CDドライブ、または他の好適な記憶装置、あるいは映像、番組ガイドデータ、および他のコンテンツを格納する装置を含んでもよい。双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびパーソナルコンピュータ装置502は、記憶装置、または、例えば、パーソナル・ビデオ・レコーダの機能を提供する装置を使用してもよい。
【0076】
ユーザ機器108、ユーザテレビ機器110、ユーザコンピュータ機器112、およびホームネットワーク113上に配置されるユーザ機器等のユーザ機器は、サーバ130、サーバ140、ホームネットワークサーバ、およびネットワークベースの映像記録機能を提供するサービスプロバイダ142(図1)等のサービスプロバイダにおける機器等、ネットワーク機器とともに使用されてもよい。映像記録機能は、テレビ番組、および遠隔サーバ(例えば、サーバ130またはサーバ140)、またはサービスプロバイダ142等のサービスプロバイダにおける機器のような他のネットワークベースの機器上の他の映像コンテンツのコピーを格納することによって、提供されてもよい。
【0077】
映像記録は、ユーザ機器108、またはホームネットワーク113(図1)上に配置されるユーザ機器において入力されるユーザコマンドに応じて、なされてもよい。パーソナル・ビデオ・レコーダ配列では、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ユーザコマンドに応じて、ユーザ機器上にローカルに映像を記録してもよい。ネットワークベースのビデオレコーダ配列では、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ユーザコマンドに応じて、サーバ130、サーバ140、ホームネットワークサーバ、またはサービスプロバイダ142における機器等のネットワーク機器上に映像を記録または仮想記録(後述)してもよい。ユーザコマンドは、図1に示される通信経路を介して、ネットワーク機器に提供されてもよい。パーソナル・ビデオ・レコーダ配列およびネットワークベースのビデオレコーダ配列は、「早送り」、「巻き戻し」、「一時停止」、「再生」、および「記録」機能をサポートすることができる。
【0078】
ネットワークベースのビデオレコーダ環境において不必要な重複を回避するために、システム100は、仮想コピーまたは記録を使用して、ネットワークベースの映像記録機能を提供してもよい。このアプローチによって、各ユーザは、ユーザの記録リストを含むネットワーク上にパーソナル領域が提供されてもよい。映像コンテンツは、多数のユーザが、ネットワークベースのビデオレコーダパーソナル領域に記録の1つとしてリストアップされたその映像コンテンツを有する場合があるが、ネットワーク機器上に1回(または、比較的少ない回数)だけ格納される必要がある。パーソナル設定または任意の他の好適なデータは、ネットワーク上のユーザのパーソナル領域に格納されてもよい。
【0079】
上述のユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器配列は、単に例示にすぎない。例示的ユーザ機器108、110、および112(図1)のより一般的実施形態、ならびにホームネットワーク113(図1)上に設置されたユーザ機器は、図6に示される。制御回路602は、入力/出力部604に接続される。入力/出力部604は、図1の経路114、116、118、128、136、および138等の1つ以上の通信経路に接続されてもよい。メディア(例えば、テレビ番組、音楽番組、他の映像および音声、ならびにウェブページ)は、入力/出力部604を介して、受信してもよい(例えば、番組ソース102、サーバ130等のサーバまたは他の機器、サービスプロバイダ142等のサービスプロバイダ、配信設備104等から)。双方向テレビ番組ガイドのための番組スケジュール情報等の双方向メディアガイダンスアプリケーションデータは、入力/出力部604を介して、データソース120から受信してもよい。また、入力/出力部604を使用して、他の双方向テレビアプリケーションのためのデータソース120からデータを受信してもよい。ユーザは、入力/出力部604を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために制御回路602を使用してもよい。
【0080】
制御回路602は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、番組可能論理装置等に基づいた処理回路等、任意の好適な処理回路606に基づいてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路602は、双方向メディアガイダンスアプリケーションまたは他の双方向アプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のためのメモリからの命令を実行する。メモリ(例えば、ランダム・アクセス・メモリおよび読み取り専用メモリ)、ハードドライブ、光学式ドライブ、あるいは任意の他の好適なメモリまたは記憶装置は、制御回路602の一部であるストレージ608として提供されてもよい。また、1つ以上のアナログチューナ等のチューニング回路、1つ以上のMPEG−2復号器または他のデジタル映像回路、高精細画像チューナ、あるいは任意の他の好適なチューニングまたは映像回路、もしくはそのような回路の組み合わせは、回路602の一部として含めてもよい。また、符号化回路(例えば、ストレージ用に、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するため)が提供されてもよい。ユーザ機器によってチューニングおよび符号化回路を使用して、特定のテレビまたは音楽チャンネル、あるいは他の所望の音声および映像コンテンツ(例えば、ビデオ・オン・デマンドコンテンツ、あるいは要求されたネットワークベースまたはローカルビデオレコーダの再生)を受信および表示、再生、もしくは記録してもよい。テレビ番組、ならびに他の映像および画面上のオプションと情報は、ディスプレイ610上に表示されてもよい。ディスプレイ610は、モニタ、テレビ、または視覚映像を表示するための任意の他の好適な機器であってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ610は、HDTV対応であってもよい。スピーカ612は、テレビの一部として提供されてもよく、独立型装置であってもよい。デジタル音楽、およびディスプレイ610上に表示される映像の音声構成要素は、スピーカ612を介して、再生されてもよい。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ612を介して、音声を処理および出力する受信機(図示せず)に配信されてもよい。
【0081】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース614を使用して制御回路602を制御してもよい。ユーザ入力インターフェース614は、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、音声認識インターフェース、または遠隔制御装置等の任意の好適なユーザインターフェースであってもよい。
【0082】
また、周辺機器618は、通信経路613を介して処理回路606に接続されてもよい。周辺機器は、携帯電話、携帯情報端末、携帯用メディアプレーヤ、および任意の他の好適な周辺機器を含んでもよい。通信経路616は、例えば、USBケーブル、IEEE 1394ケーブル、または無線経路(例えば、Bluetooth、赤外線)を含んでもよい。処理回路606は、周辺機器618にコンテンツおよびデータを提供してもよい。
【0083】
図7は、双方向メディアガイダンスアプリケーションの例示的ディスプレイ画面を示す。画面700は、ユーザの選択に利用可能なチャンネルグループを示す対話型要素710を示す。このチャンネルグループ選択画面内に含まれるチャンネルグループのリストは、すべての利用可能なチャンネルグループまたはそれらのサブセットであってもよい。すべてに満たない数の利用可能なチャンネルグループが画面700に表示される場合、表示されるチャンネルグループのサブセットは、サービスプロバイダ(例えば、図1のプロバイダ142)、ユーザ、または両方の入力の組み合わせによって決定してもよい。一実施形態では、画面700に含まれるチャンネルグループは、ユーザに関するプロファイル情報を使用して、サービスプロバイダによって提供されてもよい。ユーザプロファイル情報は、メディアチャンネルおよびユーザによってアクセスされたユーザ番組に関する情報を含んでもよい。ユーザが、スポーツチャンネルグループに属するメディアチャンネルに頻繁にアクセスする場合、またはスポーツ番組に頻繁にアクセスする場合、ガイダンスアプリケーションは、スポーツチャンネルグループをチャンネルグループ選択画面700に表示するために選択してもよい。また、あるアプローチでは、ユーザプロファイル情報を使用して、チャンネルグループが画面700に表示される順位を決定してもよい。例えば、ユーザによって最も頻繁にアクセスされた(あるいは、ユーザによって最も頻繁にアクセスされたチャンネルまたは番組を含む)チャンネルグループは、画面700上のチャンネルグループの第1列目に目立つように表示されてもよい。また、そのような「お気に入り」チャンネルグループは、ユーザに示されてもよい(例えば、所与の要素710を他の要素よりも大きく表示することによって、またはインジケータ711を要素に追加することによって)。
【0084】
別様に、画面700上のチャンネルグループの名簿は、ユーザによるボタン705の選択によって、画面700からアクセスされ得る編集画面を介して、ユーザによって手動で設定されてもよい。図8に示されるように、編集画面800によって、ユーザは、所望のチャンネルグループに対応するチェックボックス805上にカーソル801を配置し、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって、チャンネルグループを選択することが可能となり得る。選択されたチャンネルグループは、対応するボックス805内にチェックマークを表示することによって、画面800上に示されてもよい。チャンネルグループ名を示す対話型要素810は、同様に、ユーザによって選択され、選択されたチャンネルグループに関する情報(例えば、チャンネルグループの説明)を表示してもよい。例えば、カーソル801によってハイライトされたスポーツチャンネルグループに関する情報は、ユーザが、ユーザ入力装置上の選択キー412を押下すると、オーバーレイ850内に表示されてもよい。図示されるように、オーバーレイ850は、選択されたチャンネルグループを説明し、チャンネルグループに含まれるメディアチャンネルのリストを提供してもよい。ユーザ選択終了後、ユーザは、ボタン820を選択し、設定を保存し、画面700に戻ってもよい。
【0085】
図7に戻ると、画面700は、縮尺映像表示ウィンドウ720(例えば、ピクチャ・イン・ピクチャまたはピクチャ・イン・ガイドウィンドウ)および情報表示領域730を含んでもよい。カーソル701は、画面700に表示されてもよく、ユーザによって、ユーザ入力装置400と連動して使用され、ディスプレイ画面の対話型要素をハイライトしてもよい。例えば、カーソル701は、ユーザによって使用され、双方向チャンネルグループ要素710の1つをハイライトしてもよい。一実施形態では、カーソル701が特定のチャンネルグループ要素710上に配置されると、ウィンドウ720は、ハイライトされたチャンネルグループに関連する映像を表示してもよい。例えば、ウィンドウ720は、ハイライトされたチャンネルグループそのもの、チャンネルグループ内の個々のメディアチャンネル、またはグループチャンネルを介して利用可能なメディア番組(例えば、特集番組)を宣伝する1つ以上のビデオクリップを表示してもよい。あるアプローチでは、ウィンドウ720が映像を表示する前に、ユーザは、ハイライトされたチャンネルグループに関連する映像の視聴をユーザが所望する指示が要求されてもよい。例えば、カーソル701がチャンネルグループ要素710上に配置されると、ユーザは、ユーザ入力装置上の「INFO」キー418を押下し、1つ以上のビデオクリップの視聴を開始することが要求されてもよい。
【0086】
また、別の実施形態では、ユーザは、ウィンドウ720を介して、グループチャンネルからライブメディア番組を視聴することが可能となり得る。例えば、ユーザがカーソル701をチャンネルグループ要素上に配置すると(および随意に、「INFO」キーを押下すると)、ウィンドウ720は、ハイライトされたチャンネルグループに属する第1のメディアチャンネルのライブ映像を提供してもよい。ウィンドウ720に表示されるメディアチャンネルの音声は、いくつかの例では、メディアチャンネルがテレビチャンネルまたは音楽チャンネル等の音声中心チャンネルであるかに応じて、提供されても、提供されなくてもよい。ウィンドウ720は、映像表示内に第1のメディアチャンネルの識別表示を提供してもよい。例えば、ウィンドウ720に表示されるライブ映像がメディアチャンネル「ESPN」のものである場合、ウィンドウ720内でオーバーレイ721を使用して、メディアチャンネルを識別してもよい。あるアプローチでは、ユーザがユーザ入力装置上の「INFO」キーを押下すると、カーソル701は、同一チャンネルグループ要素上に維持されたままであるが、ウィンドウ720は、ハイライトされたチャンネルグループに属する第2のメディアチャンネルからのライブ番組の表示に変更してもよい。このようにして、ユーザは、カーソル701は、チャンネルグループ要素上にあるままで、繰り返し「INFO」キーを押下することによって、ハイライトされたチャンネルグループのすべてのチャンネルを一巡してもよい。別様に、ガイダンスアプリケーションは、自動的に、ウィンドウ720内の番組フィードにチャンネルグループのメディアチャンネルを一巡させてもよい。チャンネルグループ内のメディアチャンネルの1つが継続的番組フィード(例えば、音声または映像フィード)を提供する放送チャンネルではない場合、ユーザまたはガイダンスアプリケーションがチャンネルを一巡する際に、ウィンドウ720は、そのメディアチャンネルに関連する宣伝ビデオクリップを表示してもよい。例えば、オンデマンドメディアチャンネルは、オンデマンドチャンネルを介して利用可能な番組を宣伝するビデオクリップ、または番組のうちの1つの映像プレビューを、ウィンドウ720に表示してもよい。別様に、ガイダンスアプリケーションは、ウィンドウ720内でグループチャンネルを一巡する際に、従来の放送種のフィード以外のメディアチャンネルを単にスキップしてもよい。
【0087】
チャンネルグループに関連する宣伝映像とグループチャンネルのライブ映像の両方を組み込む一実施形態では、ウィンドウ720は、カーソル701がチャンネルグループ要素に配置されると、自動的に、ハイライトされたチャンネルグループに関連する宣伝ビデオクリップの表示を開始してもよく、ユーザが、ユーザ入力装置上の「INFO」キーを押下すると、ウィンドウ720は、宣伝ビデオクリップと第1のグループチャンネルからの番組フィードとを切り替えてもよい。前述したように、さらに「INFO」キーを作動させることによって、グループチャンネルからの番組フィードを一巡させてもよい。
【0088】
別様に、ウィンドウ720を使用して、チャンネルグループ要素が、カーソル701によってハイライトされているかにかかわらず、画面700に表示されるチャンネルグループに関する一般宣伝情報を表示してもよい。
【0089】
ウィンドウ720は、前述の任意のアプローチまたはそのようなアプローチの任意の組み合わせにおいて利用されてもよいことを理解されたい。また、1つ以上の追加映像表示ウィンドウが、画面700上に提供されてもよく、チャンネルグループ、メディアチャンネル、メディア番組、または無関係の製品およびサービス関するさらなる宣伝機会を提供してもよい。
【0090】
情報表示領域730は、ウィンドウ720に表示されている映像と同期させてもよい。例えば、ウィンドウ720が、特定のチャンネルグループを宣伝するビデオクリップを表示している場合、ウィンドウ720は、同一チャンネルグループに関する情報を表示してもよい。領域730によって提供される情報は、テキスト、図、映像(および任意の付随音声)であってもよく、チャンネルグループの説明(例えば、チャンネルグループの共通する特徴または編成概念)、チャンネルグループ名簿、チャンネルグループを介して利用可能な現在の番組(例えば、特集番組)等を提供してもよい。同様に、ウィンドウ720が、特定のチャンネルを宣伝するビデオクリップまたは特定のチャンネルからのライブ映像フィードを表示している場合、表示領域730は、チャンネルの説明(例えば、チャンネルが焦点を当てている番組の種類)およびチャンネルおよびその番組の宣伝情報等、所与のチャンネルに関する情報を提供してもよい。同様に、ウィンドウ720が、特定の番組または特定の番組に関する宣伝映像を表示している場合、表示領域730は、所与の番組を説明および宣伝する情報をさらに提供してもよい。
【0091】
別様に、情報表示領域730は、ウィンドウ720の映像と同期してもよい。一実施形態では、領域730を使用して、概して、チャンネルグループ、メディアチャンネル、およびサービスプロバイダを介して利用可能なメディア番組に関する宣伝情報を提供してもよい。そのような宣伝情報は、複数のチャンネルグループ、メディアチャンネル、およびメディア番組が、所与の時間内に宣伝され得るように、定期的かつ自動的に変更されてもよい。表示領域730は、対話型であってもよく、ユーザは、領域730内で宣伝されるチャンネルグループ、チャンネル、または番組に関する1つ以上のガイダンスアプリケーション機能を起動することが可能となり得る。例えば、領域730が、特定のチャンネルまたは現在の放送番組に関する情報を表示している場合、領域730のユーザ選択によって(例えば、カーソル701でハイライトし、キー412で選択することによって)、ユーザは、特定のチャンネルまたは現在の放送番組が放送されているチャンネルへアクセスすることが可能となり得る。領域730が、未来の番組に関する情報を表示している場合、領域730のユーザ選択によって、ユーザは、未来の番組のためのリマインダまたは記録を設定することが可能となり得る。そのような機能性は、領域730のユーザ選択後、さらに選択メニューの表示が要求され得ることを理解されたい。そのようなさらなる選択メニューは、概して領域730内または画面700上の独立オーバーレイとして、ガイダンスアプリケーションによって表示されてもよい。
【0092】
別の実施形態では、情報表示領域730は、カーソル701によってハイライトされたチャンネルグループ要素と同期してもよい。例えば、図7に示されるように、カーソル701が、スポーツチャンネルグループをハイライトしている場合、領域730は、チャンネルグループ(例えば、チャンネルグループの共通する特徴または編成概念、チャンネルグループ名簿、チャンネルグループを介して利用可能な特集番組)に関する情報を提供してもよい。
【0093】
表示領域730は、上述の任意のアプローチまたはそのようなアプローチの任意の組み合わせにおいて利用され得ることを理解されたい。また、1つ以上の追加宣伝領域(例えば、領域740)が画面700上に提供されてもよく、チャンネルグループ、メディアチャンネル、メディア番組、または無関係の製品およびサービスに関連するさらなる宣伝機会を提供してもよい。
【0094】
本発明の別の側面では、ガイドアプリケーション機能は、チャンネルグループに対し実行されてもよい。ガイダンスアプリケーションに備えられた一般機能として、例えば、チャンネルのお気に入り設定、ペアレンタルコントロール用パスワードを使用した番組またはチャンネルのロック、および支払いが要求される番組またはチャンネルの購入を含む。本発明の本側面では、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、単一チャンネルまたは番組の代わりに、1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し、ガイダンスアプリケーション機能を起動可能になる。機能を起動するユーザコマンドに応じて、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ名簿(すなわち、すべてのグループチャンネルおよびチャンネルグループを介して利用可能な他のすべてのメディアリスト)に対し機能を実行してもよい。
【0095】
図7に関連させて前述したように、情報表示領域730を使用して、ガイド機能へのアクセスを提供してもよい(例えば、領域内で宣伝されている番組用)。同様に、領域730を使用して、チャンネルグループに適用される機能へのアクセスを提供してもよい。一実施形態では、領域730内に表示される他の情報にかかわらず、ユーザによるカーソル701のチャンネルグループ要素710上への配置に基づいて、情報領域730は、ハイライトされたチャンネルグループのための利用可能なガイド機能735のリストを表示してもよい。図7に示されるように、例示的機能735は、「お気に入りとして設定」、「ロック」、および「購読」機能を含む。カーソルがチャンネルグループ要素710上に配置されている間に、ユーザが、ユーザ入力装置上の対応する「FAVORITE」キー426を押下すると、ガイダンスアプリケーションは、ハイライトされたチャンネルグループに対し「お気に入りとして設定」機能を実行する。「お気に入りとして設定」機能の実行によって、ガイダンスアプリケーションに、すべてのグループチャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定させてもよい。さらに、ユーザによって「お気に入り」チャンネルグループとして設定されたチャンネルグループは、マーカ711を使用して示されてもよい。
【0096】
同様に、カーソルがチャンネルグループ要素上に配置されている間に、ユーザが、「PURCHASE」キー428を押下すると、ガイダンスアプリケーションは、ハイライトされたチャンネルグループに対し「購読」機能を実行し、ガイダンスアプリケーションは、ユーザにグループチャンネルの購読料を請求し、そのようなチャンネルへのユーザアクセス権が与えられてもよい。機能は、グループチャンネルのサブセットに対し実行されてもよいことに留意されたい。例えば、ユーザが、グループチャンネルの一部をすでに購読しているが、その他はまだの場合、チャンネルグループに対し「購読」機能を実行することによって、ガイダンスアプリケーションは、以前に購読されていないチャンネルのみに対し購読の処理を行ってもよい。本概念は、他のガイダンスアプリケーション機能にも同様に適用されることを理解されたい。
【0097】
カーソルがチャンネルグループ要素上に配置されている間に、ユーザが、対応する「LOCK」キー420を押下すると、ガイダンスアプリケーションは、ハイライトされたチャンネルグループに対し「ロック」機能を実行してもよい。「ロック」機能の実行によって、ガイダンスアプリケーションに、ペアレンタルコントロール用パスコードが入力されるまで、グループチャンネルへのアクセスを阻止させてもよい。さらに、「ロック」機能は、グループチャンネルから供給されるものではないチャンネルグループを介して(したがって、さらにチャンネルグループ名簿上の)利用可能な個々のメディアリストもロックすることになり得る。例えば、あるチャンネルグループが、グループチャンネルではないゲームチャンネルから供給される双方向ゲームアプリケーションへのアクセスを提供する場合、双方向ゲームアプリケーションへのアクセスもまた、チャンネルグループ上の「ロック」機能の実行に基づいて、ロックされてもよい。いくつかのメディアリストは、グループチャンネルから提供または供給されるものではない場合でも、チャンネルグループを介して提供されるすべてのメディアリストが、実行される機能によって影響を受けうるように、本概念は、他のガイダンスアプリケーション機能にも同様に適用されることを理解されたい。
【0098】
別の実施形態では、複数のチャンネルグループが、ガイダンスアプリケーション機能の実行のために、ユーザによって選択されてもよい。例えば、図7を参照すると、ユーザは、カーソル701を使用して、第1のチャンネルグループ要素710をハイライトし、ユーザ入力装置400上の「INFO」キーを押下してもよい。「INFO」キーの作動によって、チャンネルグループ要素を選択し、リスト735に利用可能な機能を表示させる。ユーザが、カーソル701を第2のチャンネルグループ要素へ移動し、「INFO」キーを押下すると、第2のチャンネルグループ要素も選択される。次いで、リスト735は、第1と第2の選択されたチャンネルグループの両方に共通して利用可能な機能のリストを表示してもよい。次いで、ユーザ入力装置400上の対応するキー(例えば、FAVORITE、LOCK、PURCHASE)のユーザによる作動によって、選択されたチャンネルグループ名簿(すなわち、グループチャンネルおよびチャンネルグループを介して利用可能な他のメディアリスト)の両方に対し、対応する機能を実行してもよい。2つ以上の選択されたチャンネルグループ間に共通して利用可能な機能が存在しない場合があることに留意されたい(例えば、第1の選択されたチャンネルグループが、次の選択されたチャンネルグループと異なる性質の場合)。この場合、リスト735は、ブランクのままであるか、または共通して利用可能な機能がないことを示すメッセージを表示してもよい。
【0099】
チャンネルグループに適用可能な機能は、任意の適切な機能またはガイダンスアプリケーションの機能であってもよく、前述のものに限定されないことを理解されたい。
【0100】
図9は、図7のチャンネルグループ選択画面の代替実施形態を示す、ガイダンスアプリケーションのディスプレイ画面である。画面900は、メディアチャンネルと一緒に、番組リスト領域内にチャンネルグループが表示されるディスプレイを示す。例えば、双方向チャンネルグループ要素910は、番組リストグリッド950の上部に表示されてもよい。また、チャンネルグループ要素910は、グリッド950の別の領域(例えば、下部)に一緒に表示されてもよく、グリッド内のメディアチャンネルリスト915間に散在してもよい(例えば、スポーツチャンネルグループは、スポーツメディアチャンネルの隣に表示されてもよい)。縮尺映像表示ウィンドウ920および情報表示領域930は、ガイダンスアプリケーションの番組リスト画面内で通常行われるように動作してもよく(例えば、ウィンドウ920は、最後にチューニングされたチャンネルの映像を提供し、領域930は、ハイライトされたリストに対応する情報を提供してもよい)、またはウィンドウ720および領域730に対し以前に規定された機能性に従ってもよい。
【0101】
本発明の一実施形態では、ユーザが、チャンネルグループを選択すると(例えば、カーソルをチャンネルグループ要素710/910上に配置し、ユーザ入力装置上の選択キー412を押下することによって)、ガイダンスアプリケーションは、選択されたチャンネルグループのチャンネルグループポータル画面をユーザに表示してもよい。図10に示されるように、画面1000は、チャンネルグループを成すチャンネルのグループのためのポータルまたはホーム画面として機能する。
【0102】
画面1000は、ユーザにチャンネルグループに絞られた情報を提供するように機能してもよい。例えば、情報表示領域1030は、チャンネルグループを識別し、チャンネルグループに関する情報そのものを表示してもよい(例えば、グループチャンネルのリスト、チャンネルグループの共通する特徴または編成概念に関する情報)。図10に示されるように、例示的画面1000は、スポーツチャンネルグループのためのポータル画面である。その結果、領域1030は、チャンネルグループがスポーツ番組専用であることを、視聴者に通知してもよい(例えば、視聴者の注目を引く宣伝メッセージの一部として)。また、情報領域1030は、チャンネルグループを介して利用可能なグループチャンネルおよび番組をハイライトする宣伝情報を提供してもよい。一実施形態では、領域1030は、チャンネルグループに関する情報(1031)ならびにグループチャンネルおよび番組に関するスクロール情報(1032)を表示してもよい。所望に応じて、領域1032は、任意のグループチャンネル上の新しく利用可能な番組およびグループの一部である他の新しく利用可能なメディアに関する情報を提示してもよい。また、宣伝情報は、画面1000の1つ以上の追加宣伝領域(図示せず)に表示されてもよい。縮尺映像表示ウィンドウ1020は、表示領域1030と協働し、チャンネルグループに関連する映像情報を提供してもよい。一実施例では、ウィンドウ1020は、チャンネルグループ、その構成チャンネル、またはチャンネルグループを介して利用可能な特集番組を宣伝する1つ以上のビデオクリップを表示してもよい。ウィンドウ1020は、領域1030内または追加宣伝領域(図示せず)の1つに表示される宣伝情報1032と同期してもよい。一実施例では、宣伝情報1032が未来の放送番組のためのものである場合、映像ウィンドウ1020は、未来の番組を宣伝するビデオクリップを表示してもよい。宣伝情報1032が現在の放送番組またはメディアチャンネルのためのものである場合、ウィンドウ1020は、番組のライブ映像フィードを提供してもよい。宣伝情報1032がオンデマンド番組のためのものである場合、ウィンドウ1020は、オンデマンド番組のプレビュークリップを提供してもよい。領域1030または追加宣伝領域内に表示される宣伝情報は、複数の番組およびチャンネルを宣伝するために自動的に変更されてもよい。
【0103】
また、情報表示領域1030は、ガイダンスアプリケーションの機能へのアクセスを提供してもよい。例えば、領域730に関して前述したように、ユーザは、領域1030を選択し(例えば、カーソル1001を領域上に配置し、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって)、1つ以上のガイダンスアプリケーションの機能を宣伝されるメディアチャンネルまたは番組に対し起動してもよい(例えば、チャンネルまたは番組へのアクセス、番組用のリマインダ設定、番組用の記録設定)。さらに、情報表示領域1030は、チャンネルグループに対し実行される機能へのアクセスを提供してもよい。領域730に関し前述したように、領域1030は、現在のチャンネルグループに対し利用可能なガイダンスアプリケーション機能のリスト1035を提供してもよい。一実施形態では、対話型アイテム1036がリスト1035内に提供され、ユーザが、現在のチャンネルグループに対し実行するための機能をハイライトし、選択可能にしてもよい。
【0104】
図10に示されるように、チャンネルグループを介して利用可能な番組のメディアリストは、グリッド1050内に表示される。画面1000は、時間およびチャンネルのグリッドタ式リストディスプレイを示すが、リストのディスプレイは、任意の好適な形式であってもよいことを理解されたい。また、ソートおよび検索機能等の、追加ガイド機能性が、画面1000を介してユーザに提供されてもよく、チャンネルグループのメディアリストに絞られてもよい。お気に入りのチャンネルのリストを可能にするガイダンスアプリケーションでは、チャンネルグループの一部であるお気に入りのチャンネルは、グリッド1050の上部に表示されてもよく、チャンネル識別表示領域内にマーカ1011で示されてもよい。別様に、お気に入りのチャンネルは、グリッド内に散在し、マーカ1011で示されてもよい。グリッド1050内の対話型要素1010は、グループチャンネルを介して利用可能なメディア番組を表す。放送チャンネルに対しては、要素1010は、番組の時間に対応する長さを占める。オンデマンドチャンネル等の非放送チャンネルに対しては、単一要素1010は、グリッド1010の全長に及んでもよい。要素1010は、タイトル、評価、説明、次に行われるアクションのインジケータ(予約記録等)、新しく利用可能なコンテンツを示すフラッグ、ならびに他の関連するテキストおよびインジケータ等、付随番組に関連する任意の好適な情報を含んでもよい。要素1010のユーザ選択によって(例えば、カーソル1001を要素上に配置し、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって)、選択された番組、選択された番組の利用可能なガイド機能(例えば、リマインダ設定、記録設定、詳細情報の閲覧)、または両方へのアクセスを起動してもよい。
【0105】
いくつかのシステムでは、特定のメディアチャンネルまたは特定の番組制作者から発信されるオンデマンド番組は、オンデマンドチャンネルに一緒にグループ化される。例えば、メディア番組制作者「ESPN」から発信されるオンデマンド番組は、「ESPN ON−DEMAND」チャンネルからユーザによってアクセスされてもよい。このオンデマンドチャンネルのユーザ選択によって、個々のオンデマンド番組に関する情報を受信し、アクセスするために、双方向メディアガイダンスアプリケーション(例えば、一連の双方向ディスプレイ)へのアクセスをユーザに提供してもよい。図10に示されるあるアプローチでは、オンデマンドメディアチャンネルは、チャンネルとしてリストグリッド内に提供される。オンデマンドチャンネルに対応する要素1010のユーザ選択によって、オンデマンドチャンネルによって提供されるガイダンスアプリケーションへのユーザアクセスが起動する。同様に、他の非放送メディアチャンネル(例えば、ゲームチャンネル、ウェブページチャンネル等)も、このような方法でグリッド内にリストアップされてもよい。
【0106】
別のアプローチでは、オンデマンドグループチャンネルからのオンデマンド番組のリストは、リストグリッド内に個々に表示されてもよい。図11に示されるように、個々のオンデマンド番組に対応する要素1110は、個々のメディアチャンネルの位置を占めるように表示されてもよく、グリッドの全長に及んでもよい。オンデマンドメディアリストは、リストグリッド1150の上部または下部に一緒にグループ化されてもよく、あるいはオンデマンド番組が、共通の番組制作者から発信される、またはオンデマンド番組が、共通の番組制作者を共有する、メディアチャンネルの直下に配置されてもよい。例えば、図11に示されるように、「ESPN ON−DEMAND」チャンネルからのオンデマンド番組は、グリッド内の「ESPN」メディアチャンネルの直下に表示されてもよい。オンデマンドリスト1110のにユーザ選択によって、ユーザは、番組に関する情報を受信し、番組へのアクセスを要求することが可能となり得る。類似のアプローチは、双方向ゲームアプリケーションおよびインターネットウェブページ等の非従来型メディアに対しなされてもよい。例えば、個々のゲームアプリケーションまたは個々のウェブページ(例えば、ニュースウェブサイトからの1話を含む)は、ゲームチャンネルまたはウェブサイトチャンネルを介さずに、この方法でリストアップされてもよい。グリッド1150内に提供されるオンデマンドメディアリストは、チャンネルグループに属するオンデマンドチャンネルから供給される必要はないことに留意されたい。個々のオンデマンドメディアリストは、ユーザまたはサービスプロバイダによってチャンネルグループ名簿に追加されてもよく、メディアチャンネルとしてではなく、個々のメディアリストとして、チャンネルグループの共通する特徴に一致してもよい。
【0107】
別のアプローチでは、チャンネルグループを介して利用可能なすべてのオンデマンドメディアリストは、チャンネルグループの単一オンデマンドチャンネル下で編成されてもよい。例えば、スポーツチャンネルグループを介して利用可能なすべてのオンデマンドメディアリストは、チャンネルグループポータル画面内で使用するためだけに編成され得る、スポーツグループオンデマンドチャンネルのユーザ選択を介してアクセスされてもよい。
【0108】
いくつかの実施形態では、リストグリッド1050は、チャンネルグループの一部として利用可能な非放送コンテンツのサブセットのみを含んでもよい。例えば、グリッドは、人気のオンデマンドコンテンツ、新しく公開されたオンデマンドコンテンツ、またはサービスプロバイダによって現在宣伝されているオンデマンドコンテンツを特集してもよい。これらの実施形態では、利用可能な非放送コンテンツの全リストは、別個の画面を介して利用可能であってもよい。
【0109】
いくつかの実施形態では、チャンネルグループを介して利用可能なオンデマンド番組は、ガイダンスアプリケーションの別個のメニューを介してアクセスされてもよい。図10に示されるように、ガイダンスアプリケーションは、ユーザ選択に基づいて、専用オンデマンドメディアリストメニューへのアクセスを提供する対話型アイテム1005を提供してもよい。図12に示されるように、アイテム1005のユーザ選択に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、リスト領域1050内に以前に表示されたリストと、チャンネルグループを介して利用可能なすべてのオンデマンドメディアリスト1210とを差し替えてもよい。オンデマンドリストは、任意の好適な順番でソートされてもよい。例えば、アルファベット順、ハイライトされた新しく利用可能なコンテンツ順、宣伝基準に基づく順番、人気順、または任意の他の好適な基準順であってもよい。表示されるオンデマンドリストは、種々の代替アプローチによって達成されてもよく、さらに、ユーザにオンデマンドメディアリストを検索およびソートさせてもよいことを理解されたい。類似の効果は、単一オンデマンドチャンネルが、チャンネルグループを介して利用可能なすべてのオンデマンド番組に対し提供される場合の実施形態において、画面1000を介して達成されてもよい。
【0110】
図7に関連して上述したように、本発明の縮尺映像表示ウィンドウを使用して、グループチャンネルのライブ映像フィードおよびチャンネルグループに関連する他の映像を表示してもよい。図10、11、および12のチャンネルグループポータル画面に戻ると、類似の機能性が、ウィンドウ1020に割り当てられてもよい。一実施形態では、ユーザがカーソル1001を移動させ、リストグリッド内の番組リストをハイライトすると、ウィンドウ1020は、ハイライトされたリストに対応するメディアチャンネルのライブ映像フィード、または所与のチャンネルの宣伝ビデオクリップを表示してもよい。ハイライトされたリストがオンデマンド番組(図11および12参照)のためのものである場合、映像ウィンドウは、オンデマンド番組、オンデマンド番組の宣伝ビデオクリップ、または番組に付随するオンデマンドチャンネルの宣伝ビデオクリップを表示してもよい。別の実施形態では、ユーザは、カーソルを映像表示ウィンドウ1020上に配置し(随意に、「INFO」キー418の押下に基づいて)、第1のメディアチャンネルのライブ映像を受信してもよい。ウィンドウ720に関連させて前述したように、映像ウィンドウ1020は、ユーザによる「INFO」キーのさらなる作動に基づいて、グループチャンネルのそれぞれに対するライブ映像フィードを一巡させてもよい。別様に、ガイダンスアプリケーションは、自動的に、ユーザ入力を行わずにライブ映像フィードを一巡させてもよく、またはライブ映像フィードを受信するための所与のグループチャンネルへの手段をユーザに提供してもよい。
【0111】
一実施形態では、グループチャンネルからのライブ映像フィードは、モザイク形式の映像でユーザに提示されてもよい。例えば、図12Aに示されるように、縮尺映像ウィンドウ1255を使用して、グループチャンネルのそれぞれからのライブ映像フィードを同時に表示してもよい。ディスプレイ画面1250は、例えば、チャンネルグループポータル画面1000からアクセスされてもよい。ある好適なアプローチでは、ユーザは、カーソル1001を映像表示ウィンドウ1020上に移動させ、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって、モザイク画面1250を視聴する希望を示してもよい。図12Aに示されるように、カーソル1251は、画面1250上に提供され、カーソルは、ウィンドウ1255の間で移動可能であって、所与のウィンドウをハイライトしてもよい。すべてのグループチャンネル映像フィードが、単一ディスプレイ画面上に適合しない場合、ガイダンスアプリケーションは、追加映像ウィンドウを収容する追加画面を提供してもよく、またはユーザに、カーソル1251を使用して、追加映像ウィンドウをスクロールさせることが可能となり得る。一実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、画面1250からチューニング操作が可能であってもよい。例えば、ユーザは、カーソル1251をウィンドウ1255上に移動させ、ユーザ入力装置上の選択キーを押下してもよい。そのようなユーザ入力に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、選択されたウィンドウ1255によって表されるグループチャンネルへユーザをアクセスさせてもよい。また、一実施形態では、オンデマンドリスト等の個々のメディアリストは、映像ウィンドウ1255によって表されてもよい。例えば、オンデマンドメディアリストの場合、ガイダンスアプリケーションは、メディア番組のプレビューまたはメディア番組の宣伝映像を提供してもよい。一実施形態では、ウィンドウ1255に表されるメディアチャンネルまたはメディアリストを介して提供される任意の音声番組は、カーソル1251が所与のウィンドウに配置されると、ユーザに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、テキストが各映像ウィンドウに関連させて表示され、チャンネルまたはそのコンテンツを説明または宣伝する。いくつかの実施形態では、ユーザは、映像ウィンドウがハイライトされている間に、遠隔制御装置上の「情報」キーを押下し、メディアに関する追加情報へのアクセスまたはメディアに関連する他のアクションを行ってもよい。
【0112】
図13は、すべての番組リマインダ、保留中の記録、完成した記録、およびチャンネルグループからの購入番組をユーザが閲覧可能な、ガイダンスアプリケーションの多目的画面を示す。また、随意に、以前にアクセスされたオンデマンドメディア番組は、ユーザがアクセス可能なままである場合、含めてもよい。画面1300は、画面1000からアイテム1006のユーザ選択によってアクセスされてもよい。画面1300によって示されるあるアプローチでは、この多目的画面は、日付別に編成されてもよい。例えば、図13に示されるように、特定の日付のすべてのリマインダ、記録、および購入が、当該日まで、ディスプレイ下部に一緒に配置される。したがって、画面1300を参照すると、ユーザは、11月11日に、メディアチャンネル「ESPN」上に「Monday Night Football」の番組リマインダが、開始時間午後9時に設定されていることを通知される。ユーザは、同日に、「England vs. Denmark」のサッカーの試合が「FOXSPORTS」で午後10時に記録設定されていることを通知される。また、ユーザは、11月11日に、午前7時開始のジョギング番組が、「FOXSPORTS」チャンネルから記録され、午前9時から開始のバレーの試合が、「RCN」チャンネルから記録されたことを通知される。さらに、ユーザは、11月11日に、ペイ・パー・ビューオンデマンド番組「Life of Dale Jared」が、「ESPN ON−DEMAND」から購入されたことを通知される。多目的画面1300は、未来の番組アイテム(例えば、未来の番組リマインダおよび保留中の記録)と過去のアイテム(例えば、記録または購入番組、期限切れ番組リマインダ)の両方を含んでもよいため、画面1300は、過去と未来の両方の設定期間に対し利用可能であってもよい(例えば、現在から10日前および10日後の期間)。所望に応じて、過去の番組は、継続して利用可能である場合、毎日表示されてもよい。例えば、記録された番組は、記録開始から記録が削除されるまで毎日表示されてもよい。別の実施例として、購入されたオンデマンド番組は、購入から番組の視聴権利が消失するまで毎日表示されてもよい。
【0113】
画面1300内でリマインダ、記録、購入(および随意に、以前にアクセスされ、依然として権利を有するオンデマンド番組)を表す要素1310は、対話型であってもよい。カーソル1301を提供し、ユーザに要素1310をハイライト可能にしてもよい。例えば、ユーザは、番組リマインダを表す要素1310をハイライトしてもよい。その要素のユーザ選択に基づいて(例えば、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって)、ユーザは、番組リマインダを編集または削除し、予約されたリマインダの番組に関する詳細情報を閲覧し、および番組に関連する他の機能を実行することが可能となり得る。同様に、ユーザは、保留中の記録要素と対話して、予約された記録を編集または削除し、番組情報を視聴し、および他の番組関連機能を実行することが可能となり得る。記録された番組または購入された番組を表す要素1310のユーザ選択によって、ユーザは、記録または購入された番組へアクセスすることが可能となり得る(番組が、依然としてアクセス可能な場合)。
【0114】
縮尺映像表示ウィンドウ1320を使用して、カーソル1301によってハイライトされた番組要素1310に対応する映像を表示してもよい。例えば、カーソル1301を使用して未来の番組がハイライトされる場合(例えば、番組リマインダまたは保留中の記録)、ウィンドウ1320は、近日公開される番組に関する宣伝ビデオクリップまたは近日公開される番組のプレビューを表示してもよい。別の実施例では、カーソル1301が、現在アクセス可能な番組を表す要素1310(例えば、記録または購入された番組、利用アクセス可能なままのオンデマンド番組)をハイライトすると、ウィンドウ1320は、番組の再生を開始、または番組のクリップを提供してもよい。他の実施形態に関して前述したように、ウィンドウ1320は、あるユーザ指示に基づいてのみ(例えば、カーソル1301が番組要素をハイライトしている間に、ユーザ入力装置上の「INFO」要求キーの押下によって)、ハイライトされた番組に関連する映像の表示を開始してもよい。記述領域1330は、ウィンドウ1320と協働し、ハイライトされた番組に関する追加情報を提供してもよい。
【0115】
あるアプローチでは、ユーザは、選択可能アイテム1305を使用して、多目的画面1300のコンテンツを編集可能であってもよい。アイテム1305の選択によって、ユーザは、番組リマインダを画面上に含めるか、保留中の記録を画面上に含めるか、および再生リストアイテム(すなわち、記録された番組、アクセス可能なままである購入または以前にアクセスされた番組等、アクセス可能な番組)を画面上に含めるかを制御してもよい。チャンネルグループの再生リストは、チャンネルグループから記録された番組のリストと、ユーザがアクセス可能なままであるチャンネルグループから以前に購入またはアクセスされた番組のリストとをマージすることによって、ガイダンスアプリケーションに生成されてもよい。ユーザがアクセス可能なアイテム1310(例えば、記録された番組およびいくつかの購入番組)は、要素のユーザ選択によってアクセスされてもよい(例えば、カーソル1301を要素上に配置し、選択キーの押下によって)。さらに、アクセス可能なアイテム1310は、番組が再生用に利用可能であることをユーザに示す、追加マーカ1311を含んでもよい。
【0116】
代替アプローチでは、番組リマインダ、記録、およびチャンネルグループから購入または以前にアクセスされた番組のリストは、好適な組み合わせで、ガイダンスアプリケーションによって提供されてもよい。例えば、図14に示されるように、記録画面1400は、チャンネルグループのすべての保留中の記録および完成された記録のリストをユーザに提供してもよい。図14Aは、ユーザがアクセス可能なすべての記録、購入、および以前にアクセスされたメディアリストを提供する再生リスト画面を示す。別様に、チャンネルグループの情報の各リストは、別個の画面上で提供されてもよい。
【0117】
図15は、チャンネルグループの視聴履歴が提供される、本発明の別の側面を示す。視聴履歴画面1500は、過去に、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされたすべてのメディア番組のリストをユーザに提供してもよい。画面1500によって示されるあるアプローチでは、視聴履歴画面は、番組がアクセスされた日付別に編成されてもよい。別のアプローチでは、視聴履歴は、設定期間(例えば、5日)の間の単一累積リストであってもよい。視聴履歴画面に表示される番組の数を妥当な水準に維持するために、番組がアクセスされたとみなされる前に、番組に対し一定水準のユーザの注意を要求することが望ましい場合がある。例えば、5分よりも長い時間ユーザにアクセスされた場合のみ、視聴履歴画面上に番組がエントリされてもよい。本アプローチは、ユーザのチャンネルブラウジングによる、視聴履歴画面内の多数のエントリを排除するであろう。
【0118】
画面1500に示されるように、視聴履歴画面は、チャンネルグループを介して以前にユーザによってアクセスされたメディア番組を表す、要素1510を提供してもよい。視聴履歴画面は、チャンネルグループポータル画面を介して、所与のチャンネルグループのために、ユーザによってアクセスされてもよい。例えば、ユーザは、画面1000上のアイテム1007を選択し、スポーツチャンネルグループの視聴履歴画面1500へアクセスしてもよい。メディア番組は、グループチャンネルの1つ上の番組を視聴する、チャンネルグループを介して利用可能なオンデマンドまたはペイ・パー・ビュー番組を要求する、またはチャンネルグループを介して提供される他のメディア(例えば、ゲーム、ウェブサイト)へアクセスすることによって、アクセスされてもよい。要素1510は、番組が放送されるグループチャンネル、番組のタイトル、番組の元々の放送時間(該当する場合)、およびユーザが番組にアクセスした時間を示してもよい。さらに、要素1510は、各番組上にインジケータ1511を提供してもよい。ステータスインジケータは、アクセスされた番組の性質に関する情報を提供する。例えば、ステータスインジケータは、アクセスされた番組が、放送番組、オンデマンド番組、またはペイ・パー・ビュー番組であることを表示してもよい。また、ステータスインジケータは、以前にアクセスされた番組が現在アクセス可能であるか示すように機能してもよい(例えば、マーカ1512を使用して)。現在もユーザがアクセス可能であり得る以前にアクセスされたメディア番組は、記録された番組、オンデマンドコンテンツプロバイダを介して、ユーザ要求が利用可能なままであるオンデマンド番組、およびユーザがアクセス可能なままである以前に購入されたペイ・パー・ビュー番組(例えば、ユーザによって購入された3日間映画パス)を含む。ユーザがアクセス可能なままである番組に対し、対応する要素1510のユーザ選択(例えば、カーソルを要素上に配置し、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって)によって、番組へのアクセスを提供する(例えば、番組の再生)。
【0119】
図15に示されるように、ユーザは、カーソル1501をナビゲートし、視聴履歴画面上の要素1510をハイライトしてもよい。縮尺映像ウィンドウ1520および記述1530は協働し、カーソルによってハイライトされた以前にアクセスされたメディア番組に関する情報を提供してもよい。例えば、情報表示領域1530は、以前にアクセスされた番組に関する記述情報を提供し、ウィンドウ1520は、番組に関連する映像を提供してもよい。例えば、ハイライトされた番組が、現在もユーザにアクセス可能である場合、ウィンドウ1520は、番組の再生を開始してもよい。縮尺映像ウィンドウに関連して前述したように、映像の再生は、ユーザによる起動を要求してもよい(例えば、カーソルで要素1510をハイライトしている間に、ユーザ入力装置上の「INFO」キーを押下する)。ユーザが番組へのアクセスを選択する際に、番組の縮尺映像が、ウィンドウ1520内ですでに開始されているアプローチでは、ガイダンスアプリケーションは、番組の冒頭から再生を開始したいのか、またはウィンドウ1520内ですでに進行している再生を継続したのか、ユーザにクエリを行ってもよい。
【0120】
ユーザによって選択された以前にアクセスされた番組が、現在アクセス不可能な場合、ガイダンスアプリケーションは、選択された番組がアクセス不可能であることをユーザに示してもよく、選択された番組が利用可能になると、ガイダンスアプリケーションは、以前にアクセスされた番組の再放送(すなわち、再上映)に関する情報、または選択された番組が属するシリーズの次の放送回に関する情報をユーザに提供してもよい。
【0121】
いくつかの例では、ウィンドウ1520および領域1530は、後になって、以前にアクセスされた番組に関する情報を提供してもよい。例えば、領域1530は、競技の総集編および競技の統計データを含む、過去のスポーツの競技の記述情報を表示してもよく、一方ウィンドウ1520は、競技のハイライトリールビデオクリップを表示してもよい。別のアプローチでは、ウィンドウ1520および領域1530を使用して、ユーザが、以前にアクセスされたシリーズの放送回をハイライトまたは選択すると、番組シリーズの別の放送回の宣伝をしてもよい。いくつかの実施形態では、要素1510がハイライトされると、ユーザは、「選択」または「情報」キーを押下し、番組に関する追加詳細情報へアクセスまたは番組に関連する他の機能を実行してもよい。
【0122】
視聴履歴画面1500は、単なる例示にすぎず、視聴履歴画面のさらなる側面が提供されてもよく、チャンネルグループから以前にアクセスされた番組のソートおよび検索を含んでもよいことを理解されたい。
【0123】
本発明の別の側面では、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、チャンネルグループ名簿(すなわち、チャンネルのリストおよびチャンネルグループの一部であるメディアリスト)を生成および編集することによって、カスタムチャンネルグループを生成することが可能となり得る。図16によって示される一実施形態では、ユーザは、チャンネル名簿内に含めるチャンネルを選択することによって、カスタムチャンネルグループを生成してもよい。画面1600は、図7のチャンネルグループ選択画面内の要素706のユーザ選択に基づいて、アクセスされてもよい。チャンネルグループの作成画面1600は、既存のチャンネルグループのリスト、およびサービスプロバイダによって提供される、またはユーザ機器によって受信されるすべてのチャンネルのリストを含んでもよい。表示されるチャンネルおよびチャンネルグループは、対話型要素1610およびチェックボックス1605によって表されてもよい。カーソル1601が提供され、チャンネルまたはチャンネルグループ要素1610に対応するハイライトされたチェックボックス1605のユーザ選択によって(例えば、カーソルをチェックボックス上に配置し、選択キーの押下によって)、チャンネルまたはチャンネルグループは、チャンネルグループ名簿ディスプレイ1620に追加されることになってもよい(および、チェックマークは、選択されたチャンネルまたはチャンネルグループ要素の隣に配置される)。また、ユーザは、チャンネルまたはチャンネルグループに関する情報を受信し、名簿選択に役立ててもよい。例えば、ユーザが、カーソルをチャンネルグループ要素上に配置し、「情報」キーを押下すると、ガイダンスアプリケーションは、オーバーレイ1650(図8のオーバーレイ850に類似)を表示する、またはユーザを別個の情報画面へ誘導することによって、チャンネルグループに関する情報(例えば、チャンネルグループを成すチャンネル、チャンネルグループの性質)をユーザに提供してもよい。同様に、ユーザが、ハイライトされたチャンネル要素1610に関する情報を要求すると、ガイダンスアプリケーションは、類似の機構を使用して、チャンネルに関する情報を提供してもよい(例えば、チャンネルによって放送される番組の性質)。いくつかの例では、ユーザは、メディアチャンネル全体ではなく、個々のメディアリストをチャンネルグループ名簿へ追加することを所望する場合がある。図16に示されるように、これは、チャンネル要素1610のユーザ選択に基づいて、オーバーレイ1660(オーバーレイ1650に追加)を表示することによって、適合されてもよい。オーバーレイ1660は、選択されたチャンネルを介して利用可能なメディアリスト1661を含んでもよい。例えば、画面1600は、双方向ゲームチャンネルがユーザによって選択され、オーバーレイ1660が、ゲームチャンネルを介して供給されるすべての双方向ゲームアプリケーション1631のリストを含む状態を示す。要素1610およびチェックボックス1605の操作に類似して、アプリケーション1661は、チェックボックス1662を選択することによって、個々に選択されてもよく、ユーザは、要素1661を選択することによって、個々のアプリケーションに関する情報を受信してもよい。また、ユーザが、所望の個々のチャンネルへのガイドとして、チャンネルグループ要素1610を使用し得るように、オーバーレイ1660に類似のオーバーレイを使用して、選択されたチャンネルグループ要素に含まれるチャンネルのユーザ選択を支援してもよい。ユーザがチャンネルグループ名簿1620の設定を終了すると、ユーザは、アイテム1630をハイライトおよび選択してもよく、それによってチャンネルグループが生成され(例えば、チャンネルグループ選択画面700を介したアクセスのため)、アプリケーションが前画面へ戻る(例えば、画面700)。また、画面1600をユーザに提供し、チャンネルグループ名簿を編集してもよい。例えば、ユーザは、図10のチャンネルグループポータル画面内の要素1008を選択することによって、チャンネルグループを編集するために選択してもよい。名簿が、サービスプロバイダまたはユーザによって元々収集されたかにかかわらず、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、チャンネルグループ名簿を編集することが可能となり得る。
【0124】
本発明に関して参照されるメディア番組は、テレビ番組、音声番組、インターネットウェブページ、双方向アプリケーション(例えば、ゲーム、自宅のショッピングアプリケーション)、写真等、任意の好適なメディア番組であってもよいことを理解されたい。また、本発明に関して参照されるメディアチャンネルは、テレビチャンネル、インターネットウェブサイト、衛星ラジオチャンネル等、任意のプロバイダまたはメディア番組のソースであってもよいことを理解されたい。単一チャンネルグループは、異なるメディアの種類の組み合わせをその名簿内に含めてもよい。本発明の別の実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、PDA等の従来のものではないプラットフォーム上に実装されてもよく、インターネットウェブサイト、衛星ラジオチャンネル、双方向ゲームチャンネル、およびオンデマンド映画チャンネル等、混合メディアチャンネルのためのガイダンスを提供してもよい。図17に示されるように、双方向チャンネルグループ要素1710は、インターネットウェブサイト、衛星ラジオ放送局、双方向ゲームチャンネル、およびオンデマンド映画チャンネルのグループのために提供されてもよい。例えば、対話型要素1710「World(世界)」は、世界の出来事を集約したインターネットウェブサイトおよび他の種類の番組のグループを表してもよい。同様に、対話型要素1710「Sports(スポーツ)」および「Money(金融)」は、規定のトピックを集約したインターネットウェブサイトおよび他の種類の番組のグループを表してもよい。対話型要素1710「Jaza(ジャズ)」は、ジャズ音楽に特化した衛星ラジオ放送局のグループを表してもよい。他の実施形態で前述したように、画面1700内に表示されるメディアチャンネルグループの選択は、サービスプロバイダ、ユーザ、またはそれらの組み合わせによって設定されてもよい。
【0125】
双方向チャンネルグループ要素1710のユーザ選択に基づいて(例えば、カーソル1701を要素上にナビゲートし、PDAによって提供されるユーザ入力を使用して選択を示すことによって)、ガイダンスアプリケーションは、メディアチャンネルグループに関する情報を表示し、グループに適用可能な機能へのアクセスを可能にする、グループポータル画面を提供してもよい。例えば、要素1710「World」のユーザ選択によって、グループ内に含まれるメディアチャンネルのリスト(例えば、CNN.com、BBCNews.com、Reuters.com)を含む、ポータル画面1800をガイダンスアプリケーションに表示させてもよい。さらに、メディアリスト1811は、例えば、トップニュース記事を含むウェブページへのリンクを特集するために、各メディアチャンネルに対し提供されてもよい。対話型要素1810のユーザ選択(例えば、カーソル1801を要素上へナビゲートし、PDAによって提供されるユーザ入力を使用して選択を示すことによって)によって、ユーザ選択ウェブサイトのホームページへのアクセスを提供してもよい。対話型要素1811の類似のユーザ選択は、ユーザによって要求された深い関わりのあるウェブページへの直接アクセスを提供してもよい(例えば、宣伝されるニュース記事を提供するウェブページ)。また、ユーザは、例えば、ウェブサイト要素1810をハイライトしている間に、PDA装置上の情報要求キーを押下することによって、個々のグループウェブサイトに関する情報(例えば、ウェブサイトコンテンツの性質)を受信することが可能となり得る。また、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループに対し実行可能な機能のリストをユーザに表示し、ユーザにグループに対する機能を起動させてもよい。図18に示されるように、要素1820は、グループのメディアチャンネル(例えば、ウェブサイト)のための電子メールアラートを設定する機能を表してもよい。実行する際、この機能は、例えば、本チャンネルグループの任意のウェブサイトに新しいトップ記事が追加される度に、電子メールを介してユーザにアラートしてもよい。
【0126】
別の実施例では、図19は、要素1710「Jazz」のユーザ選択に基づいて表示され得るジャズ音楽のチャンネルグループポータル画面を示す。ジャズ番組を集約する複数の衛星ラジオ放送局は、オンデマンド音楽およびジャズ関連ウェブサイト等、チャンネルグループ名簿の一部であり得る他のメディアと一緒に、要素1910として画面1900上に表示されてもよい。情報表示領域1920を使用して、チャンネルグループに関する情報を提供してもよい。例えば、領域1920は、全体としてのチャンネルグループに関する簡単な宣伝メッセージ、個々のラジオ放送局に関する宣伝メッセージ、およびチャンネルグループを介して提供される特集番組に関する情報を含んでもよい。前述したように、特集番組に関する宣伝情報は、定期的に変更され、複数の番組を宣伝してもよい。また、領域1920を使用して、放送局の音楽ジャンルの説明等、ユーザがハイライトしたラジオ放送局に関する情報を提供してもよい。画面1900は、グループチャンネル用のメディアリストを提供してもよい。例えば、音楽チャンネルに関する現在の番組のリストは、各チャンネル要素1910下に提供されてもよい。また、過去および未来の番組のリストが、提供されてもよい。音楽チャンネル要素1910のユーザ選択(例えば、カーソル1901を要素上にナビゲートし、PDAによって提供されるユーザ入力を使用して選択を示すことによって)によって、選択されたラジオ放送局へのアクセス(すなわち、チューニング)、またはユーザが放送局に加入していない場合は、放送局の番組のプレビュークリップを提供してもよい。また、要素1910のユーザ選択によって、選択されたラジオ放送局のみに関する情報(例えば、メディアリスト)を提供する画面をガイダンスアプリケーションに表示させ、選択されたチャンネルに関連するチャンネル指定機能をユーザに実行させてもよい。
【0127】
画面1900によって、ユーザは、表示されたメディアリストのプレビューを受信することが可能となり得る。例えば、現在放送されているラジオ番組のメディアリストを選択することによって、ユーザは、番組にチューニングされてもよい。選択されたメディアリストが未来の放送である場合、ユーザは、番組のプレビュークリップを受信してもよい。また、他の実施形態で前述したように、ガイダンスアプリケーションは、画面1900を使用して、オンデマンドリスト画面(1906)、多目的画面(および記録画面(1907)等、多目的画面によって提供されるリストの構成要素を含む任意の画面)、アクセス履歴画面、チャンネルグループ名簿編集画面等へのアクセスを提供してもよい。また、画面1900は、チャンネルグループに対し実行可能な機能へのアクセスをユーザに提供してもよい。例えば、対話型要素1905のユーザ選択によって、ジャズグループを介して提供されるすべてのラジオ放送局(および、随意に、個々のメディアリスト(例えば、オンデマンドアルバム))の購読をガイダンスアプリケーションに処理させ、続いてそのアクセス可能にしてもよい。
【0128】
図7−16の画面ならびに図17−19の画面は、機能の組み合わせの単なる実施例であることを理解されたい。代替実施形態として、これらの画面に示される機能を異なる方法で組み合わせたり、機能を追加したり、または別様にこれらの実施例を変更してもよい。
【0129】
図20は、本発明による、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、チャンネルグループを提供するための例示的工程図を示す。
【0130】
ステップ2010では、チャンネルグループが定義される。チャンネルグループ定義は、チャンネルグループ内に含まれるメディアチャンネルのリストを含み得るチャンネルグループ名簿であってもよく、また、グループチャンネルの1つに由来しない個々のメディアリストを含んでもよい。チャンネルグループ名簿(すなわち、グループチャンネルおよび名簿内の任意の個々のメディアリスト)は、少なくとも1つの共通する特徴を共有してもよい。図21の例示的工程図において詳述されるように、ステップ2010は、サービスプロバイダ入力ステップ2011およびユーザ入力ステップ2012を含んでもよい。ステップ2011では、チャンネルグループ定義は、例えば、サービスプロバイダ142(図1)によって提供されてもよい。例えば、サービスプロバイダは、チャンネルグループ名簿への入力として、ユーザに関するプロファイル情報を使用してもよい。サービスプロバイダは、メディアチャンネルの1つ以上の共通する特徴、またはチャンネルグループ名簿を編成するためのメディアリストを使用してもよい。さらに、サービスプロバイダは、チャンネルグループ名簿に対し人的編集制御を実施してもよい。ステップ2012では、チャンネルグループ名簿は、ユーザからの入力を含んでもよい。あるアプローチでは、チャンネルグループ名簿は、例えば、図16の編集画面を利用して、ユーザによって完全に提供されてもよい。別のアプローチでは、ユーザは、サービスプロバイダによって以前に提供されたチャンネルグループ名簿を編集してもよい。ステップ2013では、チャンネルグループ名簿(すなわち、チャンネルグループ定義)が生成され、例えば、メディア配信設備104またはユーザ機器108(図1)に、他のガイダンスアプリケーションデータと一緒に格納されてもよい。例えば、メディア配信設備104のサーバ140は、チャンネルグループ名簿を格納するチャンネルグループデータベースを提供してもよい。データベースは、システム内で(例えば、サービスプロバイダまたはユーザによって)定義されたチャンネルグループのそれぞれを表すデータベースアイテムを含んでもよい。チャンネルグループデータベースアイテムは、チャンネルグループ名簿データベースアイテムを含んでもよく、それによって、各個々のメディアチャンネルおよびチャンネルグループ名簿内のメディアリストを表すデータベースアイテムを含む。
【0131】
ステップ2020では、チャンネルグループに関する情報が、ユーザに提供される。図22の例示的工程図において詳述されるように、チャンネルグループに関する無数の情報が、ステップ2020に含まれるステップ2201−2216において提供されてもよい。ステップ2201では、チャンネルグループのメディアリストが、例えば、チャンネルグループポータル画面1000において、ユーザに提供されてもよい。チャンネルグループのメディアリストは、グループチャンネル用のメディアリストおよびチャンネルグループ名簿内に含まれる任意の個々のメディアリストを含んでもよい。チャンネルグループのメディアリストは、オンデマンドメディアリスト(ペイ・パー・ビューであっても、またはなくてもよい)(図12)を含んでもよい。図1の例示的システムでは、例えば、メディアリストが、サーバ140上のメディアリストデータベース内に格納されてもよい。各メディアリストは、個々に識別されてもよく(例えば、リストコードを使用して)、リストが提供されるメディアチャンネルと相互参照されてもよい。ユーザによるチャンネルグループのメディアリスト閲覧要求に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、サーバ140上に格納されるチャンネルグループ名簿データベースアイテムを使用して、メディアチャンネルに対応するメディアリストおよびチャンネルグループ名簿データベースアイテム内で識別されるメディアリストのメディアリストデータベースに対し、クエリを行ってもよい。次いで、ユーザに表示するために、チャンネルグループの対応するメディアリストをユーザ機器に伝送してもよい。
【0132】
メディアリストのプレビューは、例えば、オンデマンドメディアリストの映像プレビューの形式で、ステップ2202において提供されてもよい。図1の例示的システムでは、例えば、メディア番組は、サーバ140上のメディア番組データベース内に格納されてもよく、対応するメディアリストに対しキーが割り当てられてもよい。ユーザがメディアリストのプレビューを要求すると、ガイダンスアプリケーションは、メディアリストに対応するキーを使用して、メディア番組データベースに対しクエリを行ってもよい。次いで、対応するメディアリストのメディア番組は、ユーザ機器に伝送され、プレビューを提供してもよい。
【0133】
チャンネルグループの視聴履歴が、ステップ2203において提供されてもよい。視聴履歴は、所与の時間内に、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされたメディアをトラッキングする(図15)。例えば、図1の例示的システムでは、各チャンネルグループデータベースアイテムは、視聴履歴データベースアイテムを含んでもよい。視聴履歴データベースアイテムは、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされた各メディアリストを表すアイテムを含む。例えば、ユーザが、ユーザ機器を使用して、所与のメディアリストにアクセスすると、ガイダンスアプリケーションは、所与のメディアリストをサーバ140へ伝送してもよい。サーバ140は、リストのメディアチャンネル情報を使用して、メディアチャンネルが属するチャンネルグループのチャンネルグループデータベースに対しクエリを行ってもよい。次いで、メディアリストは、適切なチャンネルグループの視聴履歴データベースアイテムに追加される。
【0134】
チャンネルグループの番組リマインダのリストが、ステップ2204において提供されてもよい。チャンネルグループの保留中の記録および記録された番組のリストは、ステップ2205および2206において提供されてもよい。チャンネルグループからの購入番組のリストは、ステップ2208において提供されてもよい。例えば、図1の例示的システムでは、リマインダ、保留中の記録、および記録された番組は、サーバ140上の1つ以上のリマインダ/記録データベース内に、すべてメディアリストデータベースアイテムとして表されてもよい。データベース内に格納される各メディアリストアイテムは、メディアリストが提供されるメディアチャンネルのリストコードおよび識別表示(例えば、チャンネルコード)を含んでもよい。したがって、ユーザによるチャンネルグループのリマインダまたは記録の閲覧要求に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ名簿データベースアイテム内に含まれるメディアチャンネルコードおよびメディアリストコードを使用して、適切なリマインダ/記録データベースに対しクエリを行ってもよい。チャンネルグループから記録された番組または購入された番組のプレビューは、それぞれ、ステップ2307および2309において提供されてもよい。そのようなプレビューは、ステップ2202において提供されるプレビューと類似の方法で達成されてもよい。ステップ2204−2209は、例えば、多目的画面1300(図13)を介して提供されてもよい。
【0135】
チャンネルグループそのものに関する宣伝情報は、ステップ2210において提供されてもよい。チャンネルグループに関する宣伝情報は、チャンネルグループを宣伝するビデオクリップを含んでもよい。グループチャンネルを宣伝するビデオクリップ等、グループチャンネルに関する宣伝情報は、ステップ2211において提供されてもよい。特集番組に関する情報または映像等、チャンネルグループからのメディア番組に関する宣伝情報は、ステップ2212において提供されてもよい。例えば、図1の例示的システムでは、サーバ140は、宣伝情報データベースを含んでもよい。宣伝情報(情報は、音声、映像、テキスト、図等にかかわらず)の各部分は、宣伝情報を識別するデータベースアイテムと一緒に、データベース内に格納される。識別子は、必要に応じて、宣伝情報をチャンネルグループ、メディアチャンネル、またはメディアリストと関連付ける1つ以上のコードを含んでもよい。ガイダンスアプリケーションが宣伝情報を要求する場合(例えば、画面1000上での表示のため)、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループデータベースアイテム内に含まれ、表示のためのチャンネルグループに関連する宣伝情報を読み込む、チャンネルグループ、メディアチャンネル、およびメディアリストコードを使用して、宣伝情報データベースに対しクエリを行ってもよい。
【0136】
グループチャンネルのライブメディアフィード(例えば、映像フィード、音声フィード)は、ステップ2213において提供され、ステップ2214において、ユーザによって選択的にチューニングされてもよい。例えば、図1の例示的システムでは、チャンネルグループ名簿データベースアイテム内に含まれる各メディアチャンネルまたはメディアリストデータベースアイテムは、ガイダンスアプリケーションをメディアチャンネルまたはメディアリスト(例えば、デジタルテレビチャンネル、インターネットウェブサイトURL)の番組ソースへ導く番組ソース識別子を含んでもよい。ガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器を番組ソース識別子によって指定される番組ソースへ導き、ライブメディアフィードを受信してもよい。
【0137】
チャンネルグループに対し実行可能なガイダンスアプリケーション機能のリスト(例えば、お気に入りとして設定、ロック、購読)は、ステップ2215において提供されてもよい。例えば、図1の例示的システムでは、各メディアチャンネルおよびチャンネルグループ名簿データベースアイテム内に含まれるメディアリストデータベースアイテムは、メディアチャンネルまたはメディアリストに対し実行可能なガイダンスアプリケーション機能のリストを含んでもよい。チャンネルグループに対し実行可能な機能のリストは、これらの個々のリストから共通する機能を抽出することによって生成されてもよい。
【0138】
チャンネルグループ内のグループチャンネルのリストは、ステップ2216において提供されてもよい。図1の例示的システムでは、本リストは、サーバ140上に位置するチャンネルグループデータベースから提供されてもよい。
【0139】
ステップ2210−2216は、例えば、チャンネルグループポータル画面1000(図10)を介して提供されてもよい。上述のステップは、例示にすぎず、提供され得るチャンネルグループに関する包括的情報ではないことを理解されたい。ステップ2217では、チャンネルグループポータル画面(図10)が提供され、ステップ2201−2216の情報の表示または情報へのアクセスの提供のうちのいずれかを行ってもよい。このようにして、チャンネルグループに関する情報は、ガイダンスアプリケーション内の中心位置において提供されてもよい。
【0140】
ステップ2030では、ガイダンスアプリケーションの機能が、チャンネルグループに対し実行される。上述のように、ガイダンスアプリケーションは、1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し、例えば、「Set as Favorite(お気に入りとして設定)、「Lock(ロック)/Unlock(ロック解除)」、「Subscribe(購読)」、および「News Alert(ニュースアラート)」機能を実行してもよい。図23の例示的工程図に詳述されるように、ステップ2030は、チャンネルグループ選択ステップ2031、ユーザ起動ステップ2032、グループチャンネル実行ステップ2033、およびメディアリスト実行ステップ2034を含んでもよい。ステップ2031では、ユーザは、ガイダンスアプリケーションの機能を起動する1つ以上のチャンネルグループを選択してもよい。例えば、画面700(図7)に関連して記載したように、ユーザは、機能の実行のために、複数のチャンネルグループを選択してもよい。別様に、画面1000(図10)に関連して記載したように、ガイダンスアプリケーションは、コンテクストによって、選択されたチャンネルグループを現在視聴されているチャンネルグループに設定してもよい。ステップ2032では、ユーザは、ユーザコマンドを入力することによって(例えば、ユーザ入力装置400を介して)、チャンネルグループに対しガイダンスアプリケーションの機能を起動する。ステップ2033では、ガイダンスアプリケーションは、1つ以上の選択されたチャンネルグループ内に含まれるグループチャンネルに対し、機能を実行する。例えば、「ロック」機能を実行する際、ガイダンスアプリケーションは、グループチャンネルをロックし、ロックされたチャンネルへのアクセスをパスワードの入力に基づくよう条件設定してもよい。ステップ2404では、ガイダンスアプリケーションは、1つ以上の選択されたチャンネルグループのチャンネルグループ名簿内に含まれるが、グループチャンネルから供給されない任意の個々のメディアリストに対し、随意に機能を実行してもよい。例えば、「ロック」機能を実行する際、ガイダンスアプリケーションは、グループチャンネル上で放送されないチャンネルグループ名簿内に含まれる、個々の番組へのアクセスをロックしてもよい。
【0141】
例えば、図1の例示的システムでは、ガイダンスアプリケーションは、メディアチャンネルのリストおよびメディアリストを構成してもよく、機能は、サーバ140上のチャンネルグループデータベースに対しクエリを行うことによって行われる。ユーザによって選択された1つ以上のチャンネルグループのチャンネルグループコードを使用して、ガイダンスアプリケーションは、前記選択されたチャンネルグループのチャンネルグループ名簿データベースアイテムへアクセスし、機能が実行されるチャンネルのリストおよびメディアリストを構成してもよい。いくつかの例では、ガイダンスアプリケーション機能の実行は、メディアチャンネルまたはメディアリストデータベースアイテム内の情報の1つ以上のアイテムを変更することによって、達成されてもよい。例えば、例示的実施形態の1つでは、ガイダンスアプリケーションは、メディアチャンネルまたはリストデータベースアイテム内のペアレンタルコントロールフィールドの値を「N」から「Y」へ変更することによって、「ロック」機能を実行してもよい。ガイダンスアプリケーションが、メディアチャンネルまたはメディアリストへアクセスするためのコマンドを受信する度に、ガイダンスアプリケーションは、そのようなメディアチャンネルのデータベースおよびメディアリストデータベースアイテムを参照してもよい。例えば、メディアリストへアクセスするためのユーザコマンドの受信に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、メディアリストデータベースアイテムとユーザ選択リストに対応するメディアチャンネルデータベースアイテムの両方のために、このデータベースに対しクエリを行ってもよい。データベースアイテムのいずれかが、「Y」を示すペアレンタルコントロールフィールドを含む場合、ガイダンスアプリケーションは、メディアリストへのアクセスを阻止し、ペアレンタルコントロールPIN(暗証番号)の要求を表示する機能を実行する。したがって、本例示的実施例では、ガイダンスアプリケーションは、以前に構成されたリスト(メディアチャンネルおよび実行される機能のリスト)に対応するデータベースアイテム内の特定のフィールド値を変更することによって、1つ以上のチャンネルグループに対し機能を実行してもよい。
【0142】
工程図に関連する図1におけるシステムの前述の議論は、例示目的のみのためのものであり、工程図内に記載される機能性を達成するための代替システムおよびアプローチを排除するものと解釈されるべきではないことに留意されたい。
【0143】
前述の説明は、本発明の原理の単なる例示であって、種々の修正は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、当業者によってなされ得ることを理解されたい。
【技術分野】
【0001】
本発明は、双方向メディアシステムに関し、より具体的には、メディアに関する情報を受信し、アクセスを要求するためのユーザインターフェースを提供する、双方向メディアガイダンスアプリケーションに関する。特に、本発明は、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるメディアチャンネルグループの提供に関し、ガイダンスアプリケーションの改良されたユーザガイダンスおよび機能性を可能にする。
【背景技術】
【0002】
ケーブル、衛星、および放送テレビシステム、インターネット、ならびに衛星ラジオシステム等のメディア配信システムは、テレビチャンネル、ラジオ放送局、およびインターネットウェブサイト等の多数のメディアチャンネルをユーザに提供する。これらのメディアチャンネルは、映像番組(例えば、放送テレビ番組、オンデマンド映像番組)、音声番組(例えば、音楽チャンネル、オンデマンド音声番組)、および双方向アプリケーション(例えば、ゲームおよびショッピングアプリケーション)等の多くの異なるメディアとして番組を提供する。ユーザに提供される無数のメディアチャンネルを考慮して、メディアリスト等の情報を編成するユーザフレンドリなインターフェースを提供し、メディア番組へのアクセスを可能にし、ユーザのメディア経験を向上させる他の拡張機能を提供する、双方向メディアガイダンスアプリケーションが必要とされる。
【0003】
一般的な種類の双方向メディアガイダンスアプリケーションは、テレビ番組ガイドアプリケーションであって、典型的には、ユーザのセットトップボックス上に実装される。そのような番組ガイドによって、異なる表示形式にある複数のテレビチャンネルの番組リストを閲覧することが可能となる。例えば、ユーザは、チャンネル順または時間順リストで編成された番組リストのグリッドまたはテーブルを表示するよう番組ガイドに指示してもよい。また、ユーザは、ジャンル別(例えば、映画、スポーツ等)またはタイトル別(すなわち、アルファベット順)に番組リストを検索およびソートしてもよい。ユーザは、所望の番組リスト上にハイライト領域を配置し、情報要求ボタンを押下することによって、番組の追加情報を取得してもよい。ユーザは、あるテレビチャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定し、番組またはチャンネルへのアクセスをロックし、番組ガイドから有料番組または有料チャンネルを購入してもよい。ユーザは、記録のために番組を選択したり、または番組視聴のためのリマインダを設定したりしてもよい。しかしながら、メディア番組にアクセスするための他の種類のプラットフォーム(例えば、携帯情報端末、パーソナル・メディア・プレーヤ、携帯電話、パーソナルコンピュータ、ゲームプラットフォーム)の出現に伴って、メディアガイダンスの必要性は、今やテレビおよびテレビ番組ガイドを超えて拡大する。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、現在、任意のプラットフォーム上に実装され、ユーザは、メディア番組にアクセスすることが可能である。テレビシステムにおいてさえ、提供されるメディア番組の種類は、もはやテレビ番組に限定されず、双方向テレビ番組ガイドは、今や他の種類のメディア番組(例えば、音楽番組、双方向ゲームアプリケーション等)のためのガイダンスも提供する。
【0004】
ユーザにとって利用可能なメディアチャンネルはあまりに多いため、ユーザの関心のあるメディア番組へより容易かつ自然にユーザが案内されるように、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるメディアチャンネル、メディアリスト、および記述情報を編成するための高度なアプローチが必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、ユーザの注目をメディアチャンネルグループに集中させ、メディアチャンネルグループに絞られた情報を提供し、ガイダンスアプリケーションの機能をメディアチャンネルグループに対し実行する、双方向メディアガイダンスアプリケーションを提供することが望ましいだろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
これらおよび本発明の他の目的は、本発明の原理にしたがって、チャンネルグループをもたらす双方向メディアガイダンスアプリケーションを提供することによって達成される。
【0007】
チャンネルグループの定義は、複数のメディアチャンネルを含み得る。また、チャンネルグループの定義(チャンネルグループ名簿とも称される)は、個々のメディアリストを含み得る。チャンネルグループに属するメディアチャンネル(グループチャンネルとも称される)およびチャンネルグループに属する任意の個々のメディアリストは、チャンネルグループが編成される少なくとも1つの共通する特徴を共有し得る。チャンネルグループは、メディアチャンネルまたはメディアリストの任意の識別可能な特徴に基づいて編成され得る。例えば、チャンネルグループは、番組コンテンツ、サービス区分(例えば、ケーブル、有料)、メディアの種類(例えば、映像、音声、双方向)等に基づいて編成されてもよい。チャンネルグループ名簿は、任意の客観的基準とは無関係である人的編集判断を使用して、収集されてもよい。チャンネルグループは、ユーザまたはシステム(例えば、サービスプロバイダまたはガイダンスアプリケーション)によって編成されてもよい。システムは、ユーザプロファイル情報(例えば、ユーザによってアクセスされたメディアチャンネルおよび番組)を利用して、ユーザに提供されるチャンネルグループおよびそのグループ名簿を決定してもよい。ガイダンスアプリケーションは、メディアチャンネルおよびチャンネルグループ名簿用のメディアリストを選択することによって、ユーザにチャンネルグループを生成させてもよく、また、システムによって最初に設定されたチャンネルグループ名簿をユーザに編集させることも可能である。
【0008】
ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループの共通する特徴に関する情報、およびチャンネルグループおよびその番組を宣伝するビデオクリップ等、チャンネルグループに関する情報をユーザに提供してもよい。また、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ名簿、グループチャンネル用のメディアリスト(例えば、放送テレビ番組、オンデマンド番組、ペイ・パー・ビュー番組)、視聴リマインダのリスト、保留中および完了した記録、グループチャンネルから購入した番組、ならびにグループチャンネルを介して以前にユーザによってアクセスされた番組の視聴履歴をユーザに提供してもよい。また、ガイダンスアプリケーションは、グループチャンネルのライブ放送およびグループチャンネルから供給される他のメディア番組(例えば、記録された番組、オンデマンド番組)の縮尺映像をユーザに提供してもよい。
【0009】
また、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、ガイダンスアプリケーションの機能を1つ以上の選択されたチャンネルグループに集中することが可能となり得る。ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、ガイダンスアプリケーション機能(例えば、お気に入りとして設定、ロック、購入)を1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し起動することが可能となり得る。それに応じて、ガイダンスアプリケーションは、選択されたチャンネルグループのメディアチャンネルに対し機能を実行してもよい(例えば、すべてのグループチャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定、すべてのグループチャンネルをロック、およびすべてのグループチャンネルを購入)。ガイダンスアプリケーションは、選択されたチャンネルグループに含まれるメディアリストに対し機能を実行してもよい(例えば、メディアリストをロック、メディアリストを購入)。
【0010】
本発明のさらなる機能、その本質、および種々の利点は、添付の図面および以下の好適な実施形態の詳細な説明からより明白となるであろう。
【0011】
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいてチャンネルグループを提供するための方法であって、
複数のメディアチャンネルを含むチャンネルグループを定義することであって、上記複数のメディアチャンネルは、ユーザ機器によって受信される上記メディアチャンネルのサブセットであることと、
チャンネルグループに関する情報を提供することであって、上記情報は、上記複数のメディアチャンネルのメディアリストを含むことと、
ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループに対しガイダンスアプリケーションの機能を起動することと、
上記ユーザコマンドに応じて、上記チャンネルグループに関する上記機能を実行することと
を含む、方法。
(項目2)
上記機能を実行することは、上記複数のメディアチャンネルのそれぞれに関する上記機能を実行することを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、1つ以上の選択されたチャンネルグループに関する機能を実行することを含み、上記機能を実行することは、上記1つ以上の選択されたチャンネルグループに属する上記複数のメディアチャンネルに関する上記機能を実行することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記複数のメディアチャンネルからではないメディアリストを含むことをさらに含むように上記チャンネルグループを定義する、項目1に記載の方法。
(項目5)
上記ユーザコマンドに応じて、上記複数のメディアチャンネルからではない上記メディアリストに関する上記機能を実行することをさらに含む、項目4に記載の方法。
(項目6)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループをお気に入りのチャンネルグループとして設定することを含み、上記機能を実行することは、上記複数のメディアチャンネルをお気に入りのメディアチャンネルとして設定することを含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループへのアクセスを阻止することを含み、上記機能を実行することは、パスワードを使用して、上記複数のメディアチャンネルへのアクセスを阻止することを含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループを購読することを含み、上記機能を実行することは、上記複数のメディアチャンネルの少なくとも一部をユーザに購読させることを含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループのアラートを設定することを含み、上記機能を実行することは、条件が任意の上記複数のメディアチャンネルに一致する場合に、ユーザにアラートすることを含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
チャンネルグループを定義することは、上記複数のメディアチャンネルのリストを受信することを含む、項目1に記載の方法。
(項目11)
上記リストへのユーザ修正を受信することをさらに含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
上記複数のメディアチャンネルのリストを受信することは、少なくとも1つの共通する特徴を共有するメディアチャンネルのリストを受信することを含む、項目10に記載の方法。
(項目13)
対応するメディアリストのユーザ選択に応じて、メディア番組へのアクセスを提供することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目14)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、上記複数のメディアチャンネルのリストを提供することと、上記チャンネルグループのメディアリストを提供することと、上記チャンネルグループのオンデマンドメディア番組のリストを提供することと、上記チャンネルグループのリマインダのリストを提供することと、上記チャンネルグループの保留中の記録のリストを提供することと、上記チャンネルグループの記録された番組のリストを提供することと、上記チャンネルグループの購入された番組のリストを提供することと、上記チャンネルグループの以前にアクセスされた番組の視聴履歴を提供することと、のうちの少なくとも1つをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目15)
上記チャンネルグループの視聴履歴を提供することは、所与の時間内に、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされたメディア番組のリストをトラッキングすることを含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、上記チャンネルグループからのオンデマンドメディア番組と、上記チャンネルグループから記録されたメディア番組と、上記チャンネルグループから購入されたメディア番組と、上記チャンネルグループから以前にアクセスされたメディア番組と、のうちの少なくとも1つのプレビューを提供することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目17)
プレビューを提供することは、番組の縮尺映像を表示することを含む、項目16に記載の方法。
(項目18)
上記チャンネルグループに関する情報へのアクセスと、上記チャンネルグループに対し実行可能な機能と、を提供するチャンネルグループポータル画面を備えることをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目19)
上記チャンネルグループに関する情報へのアクセスを提供することは、上記チャンネルグループを宣伝するビデオクリップと、上記複数のメディアチャンネルの1つを宣伝するビデオクリップと、上記複数のメディアチャンネルのリストと、チャンネルグループを介してアクセス可能なメディア番組に関する宣伝情報と、上記複数のメディアチャンネルの1つからのライブフィードと、上記チャンネルグループのメディアリストと、上記チャンネルグループに対し実行可能な上記機能のリストと、のうちの少なくとも1つを上記ポータル画面上に表示することを含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
上記チャンネルグループに関する情報へのアクセスを提供することは、上記ポータル画面上に、上記チャンネルグループの視聴履歴と、上記チャンネルグループのリマインダのリストと、上記チャンネルグループの保留中の記録のリストと、上記チャンネルグループの完成した記録のリストと、上記チャンネルグループの購入された番組のリストと、上記チャンネルグループのオンデマンドメディアリストと、のうちの少なくとも1つへのアクセスを提供することを含む、項目18に記載の方法。
(項目21)
双方向テレビ番組ガイドアプリケーションにおいてチャンネルグループを提供するための方法であって、
複数のテレビチャンネルを含むチャンネルグループを定義することであって、上記複数のテレビチャンネルは、ユーザ機器によって受信される上記テレビチャンネルのサブセットであることと、
チャンネルグループに関する情報を提供することであって、上記情報は、上記複数のテレビチャンネルの番組リストを含むことと、
ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループに対し番組ガイドアプリケーションの機能を起動することと、
上記ユーザコマンドに応じて、上記複数のテレビチャンネルに関する上記機能を実行することと
を含む、方法。
(項目22)
お気に入りのテレビチャンネルのリストを提供することをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループをお気に入りのチャンネルグループとして設定することを含み、上記機能を実行することは、上記複数のテレビチャンネルをお気に入りのテレビチャンネルの上記リストに追加することを含む、項目21に記載の方法。
(項目24)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループへのアクセスを阻止することを含み、上記機能を実行することは、パスワードを使用して、上記複数のテレビチャンネルへのアクセスを阻止することを含む、項目21に記載の方法。
(項目25)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動することは、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループを購読することを含み、上記機能を実行することは、上記複数のテレビチャンネルの少なくとも一部をユーザに購読させることを含む、項目21に記載の方法。
(項目26)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、チャンネルグループを介して利用可能なオンデマンド番組のリストを提供することをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目27)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、表示される番組リストに対応するテレビ番組の縮尺映像プレビューを提供することをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目28)
チャンネルグループに関する情報を提供することは、上記複数のテレビチャンネルの1つからのライブテレビ放送の縮尺映像を提供することさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目29)
チャンネルグループを提供するための双方向メディアガイダンスシステムであって、
複数のメディアチャンネルを含むチャンネルグループを定義することであって、上記複数のメディアチャンネルは、ユーザ機器によって受信される上記メディアチャンネルのサブセットである、ことと、
チャンネルグループに関する情報を提供することであって、上記情報は、上記複数のメディアチャンネルのメディアリストを含む、ことと、
ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループに対しガイダンスアプリケーションの機能を起動することと、
上記ユーザコマンドに応じて、上記チャンネルグループに対し上記機能を実行することと
を行うように構成される、回路上に少なくとも部分的に実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションを含む、システム。
(項目30)
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルのそれぞれに対し上記機能を実行するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目31)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し機能を起動するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記1つ以上の選択されたチャンネルグループに属する上記複数のメディアチャンネルに対し上記機能を実行するようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目32)
上記回路は、上記複数のメディアチャンネルからではないメディアリストを含むように上記チャンネルグループを定義するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目33)
上記回路は、上記ユーザコマンドに応じて、上記複数のメディアチャンネルからではない上記メディアリストに対し上記機能を実行するようにさらに構成される、項目32に記載のシステム。
(項目34)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループをお気に入りのチャンネルグループとして設定するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルをお気に入りのメディアチャンネルとして設定するようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目35)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループへのアクセスを阻止するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、パスワードを使用して、上記複数のメディアチャンネルへのアクセスを阻止するようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目36)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループを購読するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルの少なくとも一部をユーザに購読させるようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目37)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループのアラートを設定するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、条件が任意の上記複数のメディアチャンネルに一致する場合、ユーザにアラートするようにさらに構成される、
項目29に記載のシステム。
(項目38)
チャンネルグループを定義するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルのリストを受信するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目39)
上記回路は、上記リストへのユーザ修正を受信するようにさらに構成される、項目38に記載のシステム。
(項目40)
上記複数のメディアチャンネルのリストを受信するように構成される上記回路は、少なくとも1つの共通する特徴を共有するメディアチャンネルのリストを受信するようにさらに構成される、項目38に記載のシステム。
(項目41)
上記回路は、対応するメディアリストのユーザ選択に応じて、メディア番組へのアクセスを提供するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目42)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記複数のメディアチャンネルのリストと、上記チャンネルグループのメディアリストと、上記チャンネルグループのオンデマンドメディア番組のリストと、上記チャンネルグループのリマインダのリストと、上記チャンネルグループの保留中の記録のリストと、上記チャンネルグループの記録された番組のリストと、上記チャンネルグループの購入された番組のリストと、上記チャンネルグループの以前にアクセスされた番組の視聴履歴と、のうちの少なくとも1つを提供するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目43)
上記チャンネルグループの視聴履歴を提供するように構成される上記回路は、所与の時間内に、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされたメディア番組のリストをトラッキングするようにさらに構成される、項目42に記載のシステム。
(項目44)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記チャンネルグループからのオンデマンドメディア番組と、上記チャンネルグループから記録されたメディア番組と、上記チャンネルグループから購入されたメディア番組と、上記チャンネルグループから以前にアクセスされたメディア番組と、のうちの少なくとも1つのプレビューを提供するようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目45)
プレビューを提供するように構成される上記回路は、番組の縮尺映像を表示するようにさらに構成される、項目44に記載のシステム。
(項目46)
上記回路は、上記チャンネルグループに関する情報へのアクセスと、上記チャンネルグループに対し実行可能な機能と、を提供するチャンネルグループポータル画面を備えるようにさらに構成される、項目29に記載のシステム。
(項目47)
上記チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記ポータル画面上に、上記チャンネルグループを宣伝するビデオクリップと、上記複数のメディアチャンネルの1つを宣伝するビデオクリップと、上記複数のメディアチャンネルのリストと、チャンネルグループを介してアクセス可能なメディア番組に関する宣伝情報と、上記複数のメディアチャンネルの1つからのライブフィードと、上記チャンネルグループのメディアリストと、上記チャンネルグループに対し実行可能な上記機能のリストと、のうちの少なくとも1つを表示するようにさらに構成される、項目46に記載のシステム。
(項目48)
上記チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記ポータル画面上に、上記チャンネルグループの視聴履歴と、上記チャンネルグループのリマインダのリストと、上記チャンネルグループの保留中の記録のリストと、上記チャンネルグループの完成した記録のリストと、上記チャンネルグループの購入された番組のリストと、上記チャンネルグループのオンデマンドメディアリストと、のうちの少なくとも1つへのアクセスを提供するようにさらに構成される、項目46に記載のシステム。
(項目49)
チャンネルグループを提供するための双方向メディアガイダンスシステムであって、
複数のテレビチャンネルを含むチャンネルグループを定義することであって、上記複数のテレビチャンネルは、ユーザ機器によって受信される上記テレビチャンネルのサブセットである、ことと、
チャンネルグループに関する情報を提供することであって、上記情報は、上記複数のテレビチャンネルの番組リストを含む、ことと、
ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループに対し番組ガイドアプリケーションの機能を起動することと、
上記ユーザコマンドに応じて、上記複数のテレビチャンネルに対し上記機能を実行することと
を行うように構成される、回路上に少なくとも部分的に実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションを含む、システム。
(項目50)
上記回路は、お気に入りのテレビチャンネルのリストを提供するようにさらに構成される、項目49に記載のシステム。
(項目51)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループをお気に入りのチャンネルグループとして設定するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のテレビチャンネルをお気に入りのテレビチャンネルの上記リストに追加するようにさらに構成される、
項目49に記載のシステム。
(項目52)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループへのアクセスを阻止するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、パスワードを使用して、上記複数のテレビチャンネルへのアクセスを阻止するようにさらに構成される、
項目49に記載のシステム。
(項目53)
ユーザコマンドを受信し、機能を起動するように構成される上記回路は、ユーザコマンドを受信し、上記チャンネルグループを購読するようにさらに構成され、
上記機能を実行するように構成される上記回路は、上記複数のテレビチャンネルの少なくとも一部をユーザに購読させるようにさらに構成される、
項目49に記載のシステム。
(項目54)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、チャンネルグループを介して利用可能なオンデマンド番組のリストを提供するようにさらに構成される、項目49に記載のシステム。
(項目55)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、表示される番組リストに対応するテレビ番組の縮尺映像プレビューを提供するようにさらに構成される、項目49に記載のシステム。
(項目56)
チャンネルグループに関する情報を提供するように構成される上記回路は、上記複数のテレビチャンネルの1つからライブテレビ放送の縮尺映像を提供するようにさらに構成される、項目49に記載のシステム。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明による、例示的双方向テレビシステムの略図である。
【図2】図2は、本発明による、例示的ユーザテレビ機器の略図である。
【図3】図3は、本発明による、さらなる例示的ユーザテレビ機器の略図である。
【図4】図4は、本発明による、例示的遠隔制御装置の略図である。
【図5】図5は、本発明による、例示的ユーザコンピュータ機器の略図である。
【図6】図6は、本発明による、例示的ユーザ機器の汎用図である。
【図7】図7は、本発明による、例示的チャンネルグループの選択画面を示す。
【図8】図8は、本発明による、例示的チャンネルグループの編集画面を示す。
【図9】図9は、本発明による、例示的チャンネルグループの選択画面の略図である。
【図10】図10は、本発明による、例示的チャンネルグループのポータル画面を示す。
【図11】図11は、本発明による、例示的チャンネルグループのポータル画面を示す。
【図12】図12は、本発明による、例示的チャンネルグループのオンデマンドメディアリスト画面を示す。
【図12A】図12Aは、本発明による、例示的チャンネルグループの映像モザイク画面を示す。
【図13】図13は、本発明による、例示的チャンネルグループの多目的画面を示す。
【図14】図14は、本発明による、例示的チャンネルグループの記録画面を示す。
【図14A】図14Aは、本発明による、例示的チャンネルグループの再生リスト画面を示す。
【図15】図15は、本発明による、例示的チャンネルグループの視聴履歴画面を示す。
【図16】図16は、本発明による、例示的チャンネルグループ名簿の編集画面を示す。
【図17】図17は、本発明による、例示的チャンネルグループの選択画面を示す。
【図18】図18は、本発明による、例示的チャンネルグループのポータル画面を示す。
【図19】図19は、本発明による、例示的チャンネルグループのポータル画面を示す。
【図20】図20は、本発明による、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおけるチャンネルグループを提供するための例示的工程図を示す。
【図21】図21は、本発明による、チャンネルグループを定義するための例示的工程図を示す。
【図22】図22は、本発明による、チャンネルグループに関する情報を提供するための例示的工程図を示す。
【図23】図23は、本発明による、双方向メディアガイダンスアプリケーションの機能をチャンネルグループに対し実行するための例示的工程図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
好適な実施形態の詳細な説明
任意の所与のメディア配信システム内でユーザが利用可能なメディアの量は、膨大となり得る。その結果、多くのユーザは、一種のメディアガイダンス、つまり、ユーザにメディア選択を効率的にナビゲートし、ユーザがアクセスを望み得るメディアを容易に識別することが可能なインターフェースを所望する。そのようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書において双方向メディアガイダンスアプリケーション、あるいは時として、ガイダンスアプリケーションと称される。
【0014】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、提供するガイダンスのメディアに応じて、種々の形態をとってもよい。一般的な種類のメディアガイダンスアプリケーションの1つは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイドは、とりわけ周知のガイダンスアプリケーションであり、ユーザは、テレビ番組選択肢、および一部のシステムでは、デジタル音楽の選択肢をナビゲートし検索することが可能である。双方向テレビ番組ガイドによって編成されるメディア番組(例えば、テレビおよび音楽番組)は、従来の放送、ケーブル、衛星、または任意の好適な通信チャンネルを介して提供されてもよい。メディア番組は、ペイ・パー・ビュー番組等、購読ベースで提供されてもよく、ユーザ要求(例えば、ビデオ・オン・デマンド(VOD)システム)に基づいて、オンデマンドとして提供されてもよい。購読ベースで提供されるメディア番組は、プロバイダによって、サービス区分に編成されてもよい。例えば、基本的なケーブルテレビチャンネルのグループは、月額料と引き換えに、ユーザアクセス権が与えられてもよい。HBO、Showtime、およびCinemax等のさらなる有料チャンネルは、追加月額料と引き換えに、個々に、またはパッケージの一部として、権限が与えられてもよい。また、購読番組は、通常、無料で電波放送されるメディアチャンネルを含んでもよい。オンデマンドメディア番組は、購読サービスの一部としてユーザに提供されてもよく、またはユーザ要求(例えば、ペイ・パー・ビューオンデマンド番組)に基づいて購入されてもよい。
【0015】
現在のシステムでは、メディア番組は、無数のメディアチャンネルを介して提供され得る。いくつかのメディアチャンネルは、ニュース、スポーツ、映画、音楽等、中心的コンテンツテーマに基づいて編成される。いくつかのメディアチャンネルは、音声番組に主に重点を置くデジタル音楽チャンネル等の特定の媒体を専門とする。いくつかのメディアチャンネルは、共通のメディア番組制作者を共有する。例えば、メディア番組制作者であるHBOは、HBO、HBO Signature、HBO Family等、多くのメディアチャンネルに番組を提供している場合がある。いくつかのメディアチャンネルは、メディアチャンネルの全国的ネットワークのローカル局(例えば、NBC、ABC、CBS、FOX)であり、全国的ネットワーク番組およびローカル番組を組み合わせて提供する。いくつかのメディアチャンネルは、全国的ケーブルチャンネル(例えば、DISCOVERY、TNT、FX)であり、全国一様に同一メディア番組を提供する。いくつかのメディアチャンネルは、特定の地理的場所において、ローカルでのみ利用可能である(例えば、ローカル公共アクセスチャンネル)。
【0016】
無数のメディアチャンネルを介して利用可能な番組上にガイダンスを提供することに加え、双方向テレビ番組ガイドはまた、ユーザがメディア番組を楽しむ助けとなる他の機能性も提供する。例えば、双方向番組ガイドによって、ユーザは、パスコードを使用して、子供に不適切な番組へのアクセスを阻止することが可能となり得る。ガイドによって、ユーザは、お気に入りのチャンネルを設定し、お気に入りのチャンネルに関する対象情報を受信することが可能となり得る。ガイドによって、ユーザは、支払いが要求されるメディアチャンネルまたは番組へのアクセス権の付与あるいは購入が可能となり得る(例えば、有料チャンネルの購読またはペイ・パー・ビュー番組の注文)。
【0017】
前述は、概してテレビ番組ガイドを参照しているが、インターネット、モバイル・コンピューティング、および高速無線ネットワークの出現に伴って(ユーザは、携帯電話等、非テレビ装置上でメディアにアクセス可能)、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、テレビ番組ガイドに制限されていないことを理解されたい。非テレビ中心型プラットフォーム(すなわち、ユーザのテレビ配信ネットワークの一部ではない機器によって、メディアを配信するプラットフォーム)によって、ユーザは、ビデオクリップ、フルモーションビデオ(テレビ番組を含む場合がある)、画像、音声、双方向アプリケーション(例えば、ゲームおよびショッピングアプリケーション)、インターネットウェブサイト、および他の好適なメディアを含み得る、メディアの組み合わせを検索し、アクセス可能となる。その結果、メディアガイダンスは、現代の非テレビ中心型プラットフォーム(例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、Blackberry等)上でも必要である。
【0018】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、パーソナルコンピュータ上でオンラインアプリケーションとして(すなわち、ウェブサイト上で提供される)、もしくは携帯用コンピュータ、PDA、または携帯電話上の独立型アプリケーションあるいはクライアントとして提供されてもよい。いくつかのシステムでは、ユーザは、双方向メディアガイダンスアプリケーションを介して、機器を遠隔で制御してもよい。例えば、ユーザは、オンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスし、記録の設定または自宅内のメディア機器の他の設定を行ってもよい。これは、ユーザの自宅の機器を制御するオンラインガイドによって直接、またはユーザの自宅の機器上で実行する別のメディアガイダンスアプリケーションを介して、達成されてもよい。
【0019】
本発明は、メディアチャンネル(例えば、放送テレビチャンネル、音声チャンネル、オンデマンドメディアチャンネル、双方向ゲームチャンネル、インターネットウェブサイト)のためのチャンネルグループを提供する、双方向メディアガイダンスアプリケーションに関する。チャンネルグループ(すなわち、グループチャンネル)に属するメディアチャンネルは、チャンネルグループが編成される少なくとも1つの共通する特徴を共有してもよい。例えば、一般的種類のコンテンツを専門とするメディアチャンネルは、一緒にグループ化されてもよい。チャンネルグループは、サービス区分(例えば、無料放送チャンネル、基本的ケーブルチャンネル、または有料チャンネル等のメディアチャンネルのステータス)、サービスの種類(例えば、メディアチャンネルは、購読チャンネル、オンデマンドチャンネル、またはペイ・パー・ビューチャンネルであるか)、番組制作者の識別(例えば、メディアチャンネルは、HBOまたはDISCOVERY等、共通の番組制作者によって提供されているか)、チャンネル権限(例えば、ユーザは、メディアチャンネルを受信する権限が与えられているか)、ペアレンタルコントロール設定(例えば、ユーザは、ペアレンタルコントロールにチャンネルを選択しているか)、チャンネル源(例えば、メディアチャンネルは、ケーブルネットワーク、放送ネットワークから発信されるか、無所属か、またはローカルのみか)、お気に入りチャンネルのステータス(例えば、ユーザは、チャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定しているか)、メディアの種類(例えば、チャンネルは、テレビチャンネル、音声チャンネル、または双方向アプリケーションチャンネル)等、他のチャンネル特徴に基づいて編成されてもよい。
【0020】
一般的チャンネル特徴の上述の実施例は、例示にすぎず、排他的ではないことを理解されたい。システム(例えば、サービスプロバイダ)は、メディアチャンネルの任意の特徴を使用し、チャンネルグループを編成してもよい。また、個々のメディアリストもチャンネルグループ名簿に含まれ得ることを理解されたい。例えば、サービスプロバイダは、メディアチャンネルと個々のメディアリストの両方によって共有される共通する特徴(例えば、スポーツコンテンツ)に基づいて、チャンネルグループを編成してもよい。また、システムは、任意の客観的基準(例えば、共有特徴)に厳密にしたがってチャンネルグループ名簿を収集する必要はなく、チャンネルグループ名簿に対し編集権を行使してもよいことを理解されたい。システム(例えば、サービスプロバイダ)は、ユーザプロファイル情報を利用して、チャンネルグループを編成し、その名簿を収集してもよい。例えば、サービスプロバイダは、ユーザによって最もアクセスされたメディアチャンネルに関するプロファイル情報を使用して、そのチャンネルのみのチャンネルグループを生成してもよい。ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、チャンネルグループ名簿用のメディアチャンネル(および、個々のメディアリスト)を選択することによって、チャンネルグループを生成し、また、システムによって最初に設定されたチャンネルグループ名簿を編集することが可能となり得る。
【0021】
本発明のガイダンスアプリケーションは、無数のメディアチャンネルおよび現在のシステムにおいて利用可能なリストを介して、ユーザをより良く案内するためのチャンネルグループに関する情報を提供する。一側面では、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ自体に関する情報をユーザに提供してもよい。例えば、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループの共通する特徴に関する情報、ユーザの注目を引くような方法で、チャンネルグループを説明する宣伝情報(例えば、チャンネルグループを宣伝するビデオクリップ)、およびグループチャンネルを介して提供される番組に関する宣伝情報を提供してもよい。また、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ名簿、グループチャンネル用のメディアリスト(例えば、放送テレビ番組、オンデマンド番組、ペイ・パー・ビュー番組)、視聴リマインダのリスト、保留中および完成した記録、購入番組、およびチャンネルグループから以前にアクセスされた番組をユーザに提供してもよい。また、ガイダンスアプリケーションは、グループチャンネルのライブ放送およびグループチャンネルから供給される他のメディア番組(例えば、記録された番組、オンデマンド番組)の縮尺映像をユーザに提供してもよい。
【0022】
チャンネルグループに関する情報の提供に加え、本発明のガイダンスアプリケーションによって、ガイダンスアプリケーションの機能を1つ以上の選択されたチャンネルグループおよびチャンネルグループのメディアチャンネルに集中することが可能となる。例えば、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、ガイダンスアプリケーション機能(例えば、お気に入りとして設定、ロック、購入)を1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し起動することが可能である。ユーザの指示に応じて、ガイダンスアプリケーションは、1つ以上の選択されたチャンネルグループのチャンネルグループ名簿(すなわち、すべてのメディアチャンネルおよびチャンネルグループに属するリスト)に対しガイド機能を実行してもよい。一実施形態では、チャンネルグループに関する情報へのアクセスおよびチャンネルグループに対し実行可能なガイド機能は、1つのガイダンスアプリケーションディスプレイ画面内に集約され、ユーザのためのポータル型のガイド経験を生成する。
【0023】
本発明による例示的双方向メディアガイダンスシステム100は、図1に示される。システム100は、種々の種類のメディアおよびそのようなメディアのためのガイダンスがエンドユーザに提供(および、アクセス)され得る、いくつかのアプローチを例示することを目的とする。しかしながら、本発明は、任意の1つまたはこれらのアプローチの一部を採用するシステム、あるいはメディアを配信し、メディアガイダンスを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて適用されてもよい。
【0024】
第1のアプローチは、ユーザがテレビ(および、一部のシステムでは音楽)番組にアクセスし得る、典型的なテレビ中心型システムを示す。これは、番組ソース102および配信設備104を含む。テレビ番組およびデジタル音声等のメディアは、番組ソース102から配信設備104等のメディア配信設備へ、通信経路106を使用して提供される。通信経路106は、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、または任意の他の好適な有線あるいは無線通信経路、もしくはそのような経路の組み合わせであってもよい。
【0025】
番組ソース102は、テレビ放送局(例えば、NBC、ABC、およびHBO)、あるいは他のテレビまたは音楽制作スタジオ等、テレビおよび音楽番組の任意の好適なソースであってもよい。番組ソース102は、例えば、1080p、1080i、720p、480p、480i、および任意の他の好適な形式等、高精細画像および標準画像の種々の形式でテレビ番組を提供してもよい。
【0026】
配信設備104は、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星メディア配信設備、テレビ放送局、あるいは映像メディア(例えば、テレビ番組、ビデオ・オン・デマンド番組、ペイ・パー・ビュー番組)および音声メディア(例えば、アナログまたはデジタル音楽チャンネル)をユーザ機器に配信するための任意の他の好適な設備であってもよい。また、いくつかのアプローチでは、配信設備104は、所与のケーブルまたは衛星システムの加入者に提供され得る、映像および音声クリップ、ウェブページ、および双方向アプリケーション(例えば、ゲーム、ショッピングアプリケーション)等の他のメディアをユーザに配信してもよい。典型的には、システム100には多数のメディア配信設備104が存在するが、1つのみ図1に示し、図面が必要以上に複雑になることを回避する。
【0027】
配信設備104は、種々のユーザ機器装置108、110、および112に接続してもよい。そのようなユーザ機器装置は、例えば、ユーザの自宅内に設置してもよい。ユーザ機器装置は、ユーザテレビ機器110、ユーザコンピュータ機器112、またはメディア(例えばテレビおよび音楽番組、ウェブページ等)または双方向メディアガイダンスアプリケーション機能のアクセスに好適な任意の他の種類のユーザ機器を含んでもよい。ユーザ機器108は、任意の種類のユーザ機器(例えば、ユーザテレビ機器、ユーザコンピュータ機器等)であってもよく、簡潔にするため、ユーザ機器装置は、概してユーザ機器108と称される場合がある。
【0028】
ユーザ機器装置108、110、および112は、メディア番組(テレビチャンネルからのテレビ番組)、および他のデータを、通信経路114、116、および118等の通信経路を介して、配信設備104から受信してもよい。また、ユーザ機器装置108、110、112は、経路114、116、および118を介して、配信設備104へ信号を送信してもよい。経路114、116、および118は、ケーブルまたは他の有線接続、自由空間接続(例えば、放送または他の無線信号用)、衛星リンク、あるいは任意の他の好適なリンク、もしくはリンクの組み合わせであってもよい。
【0029】
メディアおよびメディアガイダンスがエンドユーザに提供される、図1に示される第2のアプローチは、非テレビ中心型アプローチである。本アプローチでは、映像(テレビチャンネルからのテレビ番組を含み得る)、音声、画像、ウェブページ等のメディアは、通信ネットワーク126を介して、サーバ130によって、ユーザ機器108に提供される。メディアは、ユーザの従来のテレビ配信システムの一部ではない機器を介して、少なくとも部分的に、時として排他的に、提供および配信されるため、このアプローチは、非テレビ中心型である。非テレビ中心型機器では、テレビ番組は、ユーザに提供されるメディアに含まれない場合があり、含まれる場合でも、複数のメディアの中の1つの媒体を代表するのみとなり得る。
【0030】
本アプローチに対するいくつかの実施形態では、通信ネットワーク126は、インターネットである。サーバ130は、例えば、ユーザ機器がアクセス可能なウェブサイトを提供し、ユーザのためのオンラインガイダンスアプリケーションを提供してもよい。そのようなアプローチでは、ユーザ機器は、例えば、ウェブブラウザを組み込んだPDAまたはウェブ対応携帯電話等のパーソナルコンピュータまたは携帯型装置であってもよい。他の実施形態では、サーバ130は、伝送媒体としてインターネットを使用するが、ウェブブラウザまたはウェブサイトを使用しない。そのようなアプローチでは、ユーザ機器は、クライアントアプリケーションを実行し、ユーザがメディアにアクセス可能なようにしてもよい。さらに他のアプローチでは、通信ネットワーク126は、インターネットを含まない携帯電話ネットワーク等の専用通信網である。さらに他のアプローチでは、通信ネットワーク126は、専用通信網およびインターネットを含む。例えば、携帯電話または他の携帯装置のサービスプロバイダは、専用通信網を介してその加入者にインターネットアクセスを提供してもよく、あるいはインターネットおよび独自ネットワークを介してその加入者にビデオクリップまたはテレビ番組等のメディアを提供してもよい。
【0031】
メディアを提供するための上述のアプローチは、いくつかの実施形態では、組み合わせてもよい。例えば、配信設備104は、テレビ中心型メディア配信システムを提供する一方、また、サーバ130によって提供される他の非テレビ中心型配信システムへのアクセスをユーザ機器(例えば、108、110、および112)に提供してもよい。例えば、ユーザ機器は、ウェブ対応セットトップボックスまたはテレビ対応パーソナルコンピュータを含んでもよい。配信設備104は、テレビおよび音楽番組に加え、インターネットアクセスをユーザに提供し、それによって、ユーザは、通信ネットワーク126を介してサーバ130にアクセスしてもよい。配信設備104は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはそのような経路の組み合わせ等の任意の好適な経路134を介して通信ネットワーク126と通信してもよい。
【0032】
メディアガイダンスアプリケーションは、ガイダンスアプリケーションが使用されるメディアの種類および配信システムに好適な任意のアプローチを使用して、提供されてもよい。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器上に実装される独立型アプリケーションであってもよい。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器上にクライアントのみ存在するクライアント・サーバアプリケーションであってもよい。さらに他の実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器上に実装されたブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供されてもよい。選択された実装にかかわらず、ガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに関する情報を要求する。例えば、メディアに関する情報(例えば、タイトル、チャンネル、および時間)、メディアチャンネル(例えば、チャンネル特徴)、およびチャンネルグループ(例えば、グループ名簿)が、ユーザを所望のメディア番組に案内するために必要である場合がある。
【0033】
いくつかのテレビ中心型実施形態では、例えば、ガイダンスアプリケーションは、独立型双方向テレビ番組ガイドであって、データフィード(例えば、継続フィード、トリクルフィード、またはチャンネルの垂直帰線区間内のデータ)を介して、番組ガイドデータを受信してもよい。システム100内のデータソース120は、予定放送時間、タイトル、チャンネル、評価情報(例えば、保護者評価および批評家評価)、詳細なタイトル説明、ジャンル、またはカテゴリ情報(例えば、スポーツ、ニュース、映画等)、番組形式(例えば、標準画像、高精細画像)、関連ビデオクリップ等をユーザに提供するために使用される番組リストデータベースを含んでもよい。また、データソース120は、テレビチャンネル(例えば、チャンネル名および種類)およびチャンネルグループ(例えば、チャンネルグループ名簿、チャンネルグループを宣伝するビデオクリップ、特集されるチャンネルグループからの番組に関する情報)に関する情報を含んでもよい。また、データソース120は、広告(例えば、番組ガイド広告および他の双方向テレビアプリケーション用の広告)、スポーツの試合結果、株価情報、ニュースデータ、および天気データ等のリアルタイムデータ、1つ以上のメディアガイダンスアプリケーションまたは他の双方向アプリケーション用のアプリケーションデータ、ならびにシステム100によって使用される任意の他の好適なデータを提供するために使用されてもよい。別の実施例として、データソース120は、双方向メディアガイダンスオーバーレイに含まれ得る情報の種類を示すデータを提供してもよい(例えば、ユーザの要求に応じて、ユーザ修正がない限り等)。
【0034】
番組ガイドデータは、ホームネットワーク113上に設置されたユーザ機器を含む、ユーザ機器に、任意の好適なアプローチを使用して提供されてもよい。例えば、番組スケジュールデータおよび他のデータは、テレビチャンネル側波帯上、テレビチャンネルの垂直帰線区間内、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジュールデータおよび他のデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジュールデータおよび他のデータは、任意の好適な頻度(例えば、継続して、毎日、ユーザ機器からの要求に応じて等)でユーザ機器に提供されてもよい。
【0035】
いくつかのテレビ中心型実施形態では、データソース120からのガイダンスデータは、クライアント・サーバアプローチを使用して、ユーザ機器に提供されてもよい。例えば、ユーザ機器上に存在するガイダンスアプリケーションクライアントは、サーバ140とセッションを行い、必要に応じてガイダンスデータを取得してもよい。
【0036】
システム100内には複数のデータソース(データソース120等)が存在し得るが、1つのデータソースのみ図1に示され、図面が必要以上に複雑になることを回避する。例えば、別個のデータソースは、複数のメディアチャンネルまたはチャンネルグループのそれぞれと関連し、それらのメディアチャンネルまたはチャンネルグループに特有のデータ(例えば、メディアチャンネルまたはチャンネルグループのメディア番組リスト、メディアチャンネルまたはチャンネルグループ番組のための広告、番組ガイドディスプレイ画面にメディアチャンネルまたはチャンネルグループのロゴを表示するためのロゴデータ等)を提供してもよい。図1のデータソース120および任意の他のシステム構成要素は、1つ以上の場所における機器を使用して提供されてもよい。システム構成要素は、図1において単一のボックスとして描写され、図面が必要以上に複雑になることを回避する。
【0037】
データソース120は、データを、付随ユーザ機器へ配信するための通信経路122を介して配信設備104に、ならびに経路114、116、118、および119を介してホームネットワーク113(後述)に提供してもよい(例えば、データソース120が主要設備に設置された場合)。通信経路122は、衛星通信経路または他の無線経路、光ファイバまたは他の有線通信経路、インターネット通信サポート経路、あるいは他の好適な経路、もしくはそのような経路の組み合わせ等の任意の好適な通信経路であってもよい。
【0038】
いくつかのテレビ中心型および非テレビ中心型アプローチでは、データソース120は、経路124、通信ネットワーク126、および経路128を介して、ガイダンスデータを直接ユーザ機器108に提供してもよい(例えば、データソース120が番組ソース102のうちの1つ等の設備に設置された場合)。本発明のいくつかの実施形態では、データソース120は、経路124、通信ネットワーク126、および経路139を介して、ガイダンスデータをホームネットワーク113(後述)上に設置されたユーザ機器に直接提供してもよい(例えば、データソース120が番組ソース102の1つ等の設備に設置された場合)。経路124、128、および139は、電話回線、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、無線経路、任意の他の好適な経路、あるいはそのような経路の組み合わせ等の有線経路であってもよい。通信ネットワーク126は、インターネット、公衆交換電話網、またはパケットベースのネットワーク等の任意の好適な通信ネットワークであってもよい。
【0039】
ユーザテレビ機器およびパーソナルコンピュータ等、ホームネットワーク113(後述)上に設置されたユーザ機器装置を含むユーザ機器装置は、メディア番組スケジュールデータおよび他の双方向メディアガイダンスアプリケーションデータを使用し、番組リストおよび他の情報(例えば、デジタル音楽に関する情報)をユーザのために表示してもよい。双方向テレビ番組ガイドアプリケーションまたは他の好適な双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ユーザのディスプレイ上に情報を表示してもよい(例えば、所与のテレビチャンネルの映像上に表示される1つ以上のオーバーレイ)。双方向ディスプレイは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザのために生成され、表示されてもよい。好適なアプローチの1つでは、配信設備104、サーバ130、または別の設備は、ガイダンスアプリケーションディスプレイ画面を生成し、ディスプレイ画面をユーザ機器に表示するために伝送してもよい。別の好適なアプローチでは、ユーザ機器は、1つ以上の双方向ディスプレイ内で使用するためのデータ(例えば、メディア番組スケジュールデータ、広告、ロゴ等)を格納し、少なくとも部分的にユーザ機器上に実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションは、配信設備104、サーバ130、または別の設備から受信した命令に基づいて、双方向ディスプレイを生成してもよい。本発明のいくつかの実施形態では、ユーザ機器は、双方向テレビディスプレイを生成するために使用されるデータのみ格納してもよい(例えば、ロゴが1つ以上の双方向テレビディスプレイ内に含まれる場合のみ、特定のテレビ放送局のロゴデータを格納する)。本発明のいくつかの実施形態では、ユーザ機器は、必ずしも双方向テレビディスプレイを生成するために使用されないデータを格納してもよい(例えば、表示または表示されない場合もある、特定のメディアチャンネルに関連する広告を格納する)。任意の他の好適なアプローチまたはアプローチの組み合わせを使用して、ユーザのための双方向オーバーレイを生成および表示してもよい。
【0040】
さらに他の実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーション(テレビ中心型および非テレビ中心型)は、例えば、ウェブサイトとしてオンラインで提供されてもよい。例えば、サーバ130は、オンライン双方向テレビ番組ガイドを提供してもよい。別の実施例として、ユーザ機器108は、携帯電話または携帯情報端末(PDA)等の携帯機器であってもよい。携帯機器は、ウェブ対応であって、ユーザがオンラインガイダンスアプリケーションにアクセス可能にしてもよい(小さな画面用に適切となるように原版から修正されてもよい)。別様に、携帯機器は、サーバ130と通信し、インターネットを介してガイダンスデータを取得するアプレットを有してもよい。
【0041】
サーバ130は、通信経路124、通信ネットワーク126、および通信経路132、または別の好適な経路、あるいは経路の組み合わせを介して、番組スケジュールデータおよび他のデータをデータソース120から受信してもよい。経路132は、衛星経路、光ファイバ経路、有線経路、または任意の他の経路、あるいは経路の組み合わせであってもよい。ユーザ機器108は、通信経路128を介して、オンライン双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130からの他のソースにアクセスしてもよい。また、ユーザ機器108は、通信経路114、配信設備104、および通信経路134を介して、アプリケーションおよびサーバ130上の他のサービスにアクセスしてもよい。例えば、ケーブルモデムまたは他の好適な機器は、ユーザ機器108によって使用され、配信設備104と通信してもよい。
【0042】
ユーザテレビ機器110、ユーザコンピュータ機器112、およびホームネットワーク113上に設置されたユーザ機器等のユーザ機器は、同様の配列を使用して、オンライン双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスしてもよい。ユーザテレビ機器110は、通信経路136を使用して、または経路116、配信設備104、および経路134を使用して、オンライン双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスしてもよい。ユーザコンピュータ機器112は、通信経路138を使用して、経路118、配信設備104、および経路134を使用して、オンライン双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスしてもよい。ホームネットワーク113上に設置されたユーザ機器は、通信経路139を使用して、経路119、配信設備104、および経路134を使用して、オンラインメディアガイダンスアプリケーションおよびサーバ130にアクセスしてもよい。経路136、138、および139は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、無線経路、衛星経路、またはそのような経路の組み合わせ等の任意の好適な経路であってもよい。
【0043】
いくつかの実施形態では、システム100は、双方向メディアガイダンスアプリケーションに加え、他の双方向アプリケーションをサポートしてもよい。そのようなアプリケーションは、任意の好適なアプローチを使用して実装されてもよい。例えば、双方向アプリケーションは、ユーザ機器上にローカルに、または分散型に実装されてもよい(例えば、ユーザ機器が、少なくとも部分的におよび少なくとも一定の時間、クライアントとして機能するクライアント・サーバアーキテクチャ、および配信設備104のサーバ140、サーバ130、またはサーバとして作用する他の好適な機器等のサーバを使用して)。また、所望に応じて、他の分散型アーキテクチャを使用してもよい。さらに、システム100の双方向アプリケーションの一部または全部の機能(メディアガイダンスアプリケーションを含む)は、オペレーティングシステムソフトウェアまたはミドルウェアソフトウェアを使用して提供されてもよい。そのようなオペレーティングシステムソフトウェアおよびミドルウェアは、アプリケーションレベルソフトウェアの代わりに、または組み合わせて使用してもよい。さらに他のアプローチでは、双方向アプリケーションもまた、サーバ、またはサービスプロバイダ142等の1つ以上のサービスプロバイダにおける他の好適な機器によってサポートされてもよい。使用される特定の配列にかかわらず、これらの機能をサポートするソフトウェアは、アプリケーションまたは複数のアプリケーションと称される場合がある。
【0044】
例えば、ホームショッピングサービス等の双方向アプリケーションは、販売代理店、受注処理設備、口座維持管理設備、および双方向ホームショッピング機能をサポートするための他の機器を有するサービスプロバイダ142等、サービスプロバイダによってサポートされてもよい。ユーザ機器を使用して実装されるホームショッピングアプリケーションを使用して、サービスプロバイダにアクセスし、そのような機能をユーザに提供してもよい。ユーザ機器は、配信設備104および通信経路144を介して、または通信ネットワーク126および通信経路146を介して、サービスプロバイダ142にアクセスしてもよい。経路144および146等の通信経路は、有線経路、ケーブル経路、光ファイバ経路、衛星経路、またはそのような経路の組み合わせ等の任意の好適な経路であってもよい。
【0045】
所望に応じて、ネットワークベースのビデオレコーダまたはビデオ・オン・デマンドアプリケーション等の双方向メディアガイダンスアプリケーションは、サーバ140、サーバ130、またはサービスプロバイダ142における機器を使用してサポートされてもよい。ネットワークベースのビデオレコーダ配列を使用して記録されたビデオ・オン・デマンドコンテンツおよび映像は、サーバ140またはサーバ130、あるいはサービスプロバイダ142上に格納されてもよく、ユーザによって要求される場合、ユーザ機器に提供されてもよい。双方向テレビ番組ガイドは、例えば、ユーザ機器108を使用して実装されるパーソナル・ビデオ・レコーダ(デジタル・ビデオ・レコーダと呼ばれる場合もある)の機能をサポートするために使用されてもよい。パーソナル・ビデオ・レコーダの機能をサポートするために使用され得る例示的機器は、専用パーソナル・ビデオ・レコーダ装置、デジタル放送用受信機(IRD)、統合または外部ハードドライブを備えるセットトップボックス、あるいは映像記録機能を備えるパーソナルコンピュータを含む。
【0046】
メディアガイダンスアプリケーション(例えば、双方向テレビ番組ガイドアプリケーションおよびビデオ・オン・デマンドアプリケーション)、ホームショッピングアプリケーション、ホームバンキングアプリケーション、ゲームアプリケーション、および他のアプリケーション(例えば、電子メールおよびチャット、または他の通信機能等に関連するアプリケーション)等の双方向アプリケーションは、ナビゲーションシェルアプリケーション(すなわち、アプリケーションに対応するメニューオプションを備えたメニューアプリケーション)を介してアクセスされる別個のアプリケーションとして提供されてもよい。そのようなアプリケーションの機能は、組み合わせてもよい。例えば、ゲーム、ビデオ・オン・デマンドサービス、ホームショッピングサービス、ネットワークベースのビデオレコーダ機能、パーソナル・ビデオ・レコーダ機能、ナビゲーション機能、番組ガイド機能、通信機能、および他の好適な機能は、1つのアプリケーションまたは任意の他の好適な数のアプリケーションを使用して提供されてもよい。1つ以上のアプリケーションは、種々のオーバーレイをユーザ機器に表示してもよく、例えば、所与のテレビチャンネルの映像上の双方向テレビ情報を含む。
【0047】
双方向テレビ番組ガイドアプリケーション、ホームバンキングアプリケーション、ホームショッピングアプリケーション、ネットワークベースのビデオレコーダ、およびパーソナル・ビデオ・レコーダアプリケーション、ビデオ・オン・デマンドアプリケーション、ゲームアプリケーション、通信アプリケーション、およびナビゲーションアプリケーションは、双方向メディアガイダンスおよび他のアプリケーションの種類のほんの一部の例示的実施例であり、システム100によってサポートされてもよい。サポートされ得る他の好適な双方向アプリケーションは、ニュースサービス、ウェブブラウジングおよび他のインターネットサービス、ならびに双方向賭博サービス(例えば、競馬、スポーツイベント等の賭博)。また、これらのアプリケーションによって表示される双方向テレビオーバーレイは、本発明にしたがって、カスタマイズしてもよい。
【0048】
ユーザは、メディアにアクセスし、メディアガイダンスを取得する複数の種類のユーザ機器を有してもよい。例えば、一部のユーザは、自宅および携帯機器によってアクセスされるホームネットワークを有してもよい。図1に示すように、ホームネットワーク113は、経路119および139(ならびに、サーバ130の場合、通信ネットワーク126)を介して、配信設備104およびサーバ130と通信する。そのようなホームネットワーク113は、例えば、ユーザの自宅に設置、または例えば、ユーザの自宅間に分散させてもよい。ホームネットワーク113は、例えば、ユーザ機器装置108、110、および112等の複数の相互接続したユーザ機器装置をそれぞれ含んでもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、遠隔装置上に実装されたメディアガイダンスアプリケーションを介して、自宅装置を制御してもよい。例えば、ユーザは、オフィスのパーソナルコンピュータ、あるいはPDAまたはウェブ対応携帯電話等の携帯機器を介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスしてもよい。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上の設定(例えば、記録、リマインダ、または他の設定)を設定し、ユーザの自宅機器を制御してもよい。オンラインガイドは、直接、またはユーザの自宅機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することによって、ユーザ機器を制御してもよい。
【0049】
図2−6は、ユーザ機器に対する例示的配列を示す。ユーザテレビ機器110に対する例示的セットトップボックスベースの配列は、図2に示される。ユーザテレビ機器110は、独立型またはホームネットワーク113(図1)の一部であってもよい。入力/出力部202は、経路116および136(図1)等の通信経路に接続されてもよい。入力/出力機能は、1つ以上の配線または通信経路によって提供されてもよいが、図2においては単一経路として示され、図面が必要以上に複雑となることを回避する。テレビ番組、番組ガイドデータ、および任意の他の好適な双方向メディアガイダンスアプリケーションデータまたは他のデータは、入力/出力部202を使用して受信されてもよい。また、コマンドおよび要求、ならびに双方向メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ対話の結果生成される他のデータは、入力/出力部202を介して伝送されてもよい。
【0050】
セットトップボックス204は、任意の好適なアナログまたはデジタルセットトップボックス(例えば、ケーブルセットトップボックス)であってもよい。セットトップボックス204は、所望のアナログテレビチャンネル(例えば、テレビ番組、双方向テレビデータ、または両方を含むチャンネル)にチューニングするためのアナログチューナを含んでもよい。また、セットトップボックス204は、デジタルテレビチャンネル(例えば、テレビまたは音楽番組、双方向テレビデータ等を含むチャンネル)を受信するためのデジタル復号回路を含んでもよい。また、セットトップボックス204は、高精細画像テレビチャンネルを受信および処理するための高精細画像テレビチューナを含んでもよい。アナログ、デジタル、および高精細画像チャンネルは、所望に応じて、一緒に処理されてもよい。複数のチューナが提供されてもよい(例えば、同時視聴および記録機能、またはピクチャ・イン・ピクチャ(PIP)機能に対応するため)。ボックス204は、衛星テレビに対応したデジタル放送用受信機(IRD)であってもよい。所望に応じて、ボックス204は、ケーブル、テレビ放送、および衛星コンテンツに対応した回路を有してもよい。
【0051】
セットトップボックス204は、テレビ番組等のメディアを好適な形式で出力するよう構成されてもよい。テレビ番組は種々の形式で受信され得るため、セットトップボックス204は、セットトップボックス204によって使用される好適な出力形式にテレビ番組をアップコンバートまたはダウンコンバートするためのスケーラ回路を含んでもよい。例えば、セットトップボックス204は、720pにテレビ番組を出力するように構成されてもよい。本実施例では、スケーラ回路は、720p形式に対し垂直解像度480本を有する標準画像テレビ番組をアップコンバートし、720p形式に対し垂直解像度1080本を有する特定の高精細画像テレビ番組をダウンコンバートしてもよい。
【0052】
ボックス204は、記録機能を提供するための記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ等のデジタル記憶装置)を含んでもよい。また、ボックス204は、ビデオ・カセット・レコーダ、パーソナル・ビデオ・レコーダ、光ディスクレコーダ、または他の装置、あるいはストレージ機能を備えた装置等の記録装置206に接続されてもよい。ボックス204は、標準画像テレビ番組、高精細画像テレビ番組、デジタル音楽番組、および他のメディアデータ(例えば、写真)を記録するように構成されてもよい。
【0053】
セットトップボックス204は、ソフトウェアアプリケーションを実行するために使用されるプロセッサ(例えば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサ等)を含む。セットトップボックス204は、アプリケーションの実行の際の使用のためのランダム・アクセス・メモリ等のメモリを含んでもよい。また、不揮発性メモリを使用してもよい(例えば、起動ルーチンおよび他の命令を立ち上げるため)。ボックス204または記録装置206内のハードディスクストレージを使用して、データをバックアップしてもよく、その他に、ランダム・アクセス・メモリアプローチを使用してサポートされ得る場合よりも大容量のデータベースおよびストレージ要件をサポートしてもよい。また、ボックス204および記録装置206内のハードディスクストレージを使用して、番組ガイド設定または保存されたユーザ選択を格納およびバックアップしてもよい。
【0054】
セットトップボックス204は、赤外線(IR)、あるいは遠隔制御装置または無線キーボードと通信するための他の通信回路を有してもよい。また、セットトップボックス204は、専用ボタンおよび前面パネルディスプレイを有してもよい。前面パネルディスプレイを使用して、例えば、セットトップボックスがチューニングされている現在のチャンネルを表示してもよい。
【0055】
また、セットトップボックス204は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器と通信するための無線モデム等の通信回路を有してもよい。そのような通信は、インターネット、あるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ってもよい。所望に応じて、セットトップボックス204の構成要素は、他のユーザ機器(例えば、テレビまたはビデオ・カセット・レコーダ)に統合されてもよい。
【0056】
記録装置206を使用して、セットトップボックス204によって提供されるメディアデータを記録してもよい。例えば、セットトップボックス204が所与のテレビチャンネルにチューニングされる場合、そのテレビチャンネルに対する映像信号は、ビデオカセット、コンパクトディスク、デジタル映像ディスク、または内部ハードドライブ、あるいは他の記憶装置に記録するための記録装置206に送られてもよい。記録装置206は、標準画像テレビ番組、高精細画像テレビ番組、デジタル音楽番組、または他の好適なメディアデータを記録するように構成されてもよい。記録装置206は、ケーブルモデム、ISDNモデム、DSLモデム、または他の機器と通信するための電話モデム等の通信回路を有してもよい。そのような通信は、インターネット、あるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ってもよい。記録装置206の構成要素は、他のユーザ機器(例えば、テレビ、ステレオ機器等)に統合されてもよい。
【0057】
記録装置206は、遠隔制御装置または他の好適なユーザインターフェースを使用して制御されてもよい。所望に応じて、開始、停止、記録、および装置206のための他の機能等のビデオレコーダ機能は、セットトップボックス204によって制御されてもよい。例えば、セットトップボックス204は、記録装置206の遠隔制御装置入力部に向けられた赤外線コマンドを使用して、記録装置206を制御してもよく、あるいはセットトップボックス204は、ボックス204と装置206との間の他の有線または無線通信経路を使用して、記録装置206を制御してもよい。
【0058】
記録装置206の出力部は、ユーザに対するディスプレイ用にテレビ208に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、テレビ208は、高精細画像番組を表示することが可能であってもよい(すなわち、HDTV対応)。所望に応じて、複数の記録装置206を使用してもよく、または記録装置206を使用しなくてもよい。記録装置206が存在しない、または活発に使用されない場合、セットトップボックス204からの映像信号は、テレビ208に直接提供されてもよい。任意の好適なテレビまたはモニタを使用して、映像を表示してもよい。図2の機器およびシステム100の他の機器(図1)では、種々の映像アイテムに付随する音声は、典型的には、それらの映像アイテムとともに配信され、概して、映像が再生されるとユーザに再生される。いくつかの実施形態では、音声は、外部スピーカ(図示せず)を介して、音声を処理および出力する受信機(図示せず)に配信されてもよい。
【0059】
ユーザテレビ機器110(図1)の別の例示的配列は、図3に示される。ユーザテレビ機器110は、独立型またはホームネットワーク113(図1)の一部であってもよい。図3の実施例では、ユーザテレビ機器110は、デジタル・ビデオ・レコーダ(例えば、パーソナル・ビデオ・レコーダ(PVR))等の記録装置302を含み、ハードディスクまたは他の映像記録用ストレージを使用する。別様に、記録装置302は、デジタルビデオ・ディスク・レコーダ、コンパクト・ディスク・レコーダ、ビデオ・カセット・レコーダ、または他の好適な記録装置であってもよい。また、図3の機器110は、テレビ304を含んでもよい。いくつかの実施形態では、テレビ304は、HDTV対応であってもよい。入力/出力部306は、経路116および136(図1)等の通信経路に接続されてもよい。テレビ番組、番組スケジュールデータ、および他のデータ(例えば、広告データ、オーバーレイのディスプレイがカスタマイズされる1つ以上のテレビチャンネルを示すデータ等)は、入力/出力部306を使用して受信してもよい。コマンドおよび要求、ならびにユーザから受信した他のデータは、入力/出力部306を介して伝送されてもよい。
【0060】
記録装置302は、所望のアナログテレビチャンネルにチューニングするための少なくとも1つのアナログチューナを含んでもよい(例えば、所与のテレビチャンネルの映像をユーザに表示するため、メディアガイダンスアプリケーションデータおよび他のデータを受信するため)。また、記録装置302は、デジタルテレビ番組、音楽番組、メディアガイダンスアプリケーションデータ(例えば、番組スケジュールデータ)、および1つ以上のデジタルチャンネル上の他のデータを受信するためのデジタル復号回路を含んでもよい。また、記録装置302は、高精細画像テレビチャンネルを受信するための回路を含んでもよい。所望に応じて、記録装置302は、アナログ、デジタル、および高精細画像チャンネルを処理するための回路を含んでもよい。また、記録装置302は、プロセッサ(例えば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサ等)を含み、ソフトウェアアプリケーションを実行するために使用する。記録装置302は、アプリケーションを実行する際の使用のためのランダム・アクセス・メモリ等のメモリを含んでもよい。また、不揮発性メモリを使用して、起動ルーチンまたは他の命令を格納してもよい。ハードディスクおよび記録装置302内の他のストレージを使用して、データベース(例えば、番組ガイドデータベース、または他の双方向テレビアプリケーションデータベース)をサポートしてもよい。また、ハードディスクまたは記録装置302内の他の記録を使用して、テレビ番組またはビデオ・オン・デマンドコンテンツ、あるいは入力/出力部306を介して記録装置302に提供される他のコンテンツ等の映像を記録してもよい。
【0061】
記録装置302は、IR通信回路、または遠隔制御装置と通信するための他の好適な通信回路を有してもよい。また、記録装置302は、専用ボタンおよび前面パネルディスプレイを有してもよい。前面パネルディスプレイを使用して、例えば、記録装置がチューニングされている現在のチャンネルを表示してもよい。
【0062】
また、記録装置302は、ケーブルモデム、ISDNモデム、DSLモデム、電話モデム、または他の機器と通信するための無線モデム等の通信回路を有してもよい。そのような通信は、インターネット、あるいは他の好適な通信ネットワークまたは経路を伴ってもよい。
【0063】
所望に応じて、記録装置302は、衛星受信機、または衛星信号を受信するための無線通信回路を有する他の機器を含んでもよい。
【0064】
図3の記録装置302、図2の記録装置206、または図2の記録可能セットトップボックス204は、以前に記録された映像をテレビ304または208上で再生している間に、新しい映像を記録してもよい。これによって、ユーザは、通常のテレビ視聴の間、「Pause(一時停止)」ボタンを押下することが可能となる。「一時停止」ボタンが押下されると、現在のテレビ番組は、デジタル・ビデオ・レコーダ302(または206/204)のハードディスク上に格納される。ユーザが「Play(再生)」を押下すると、記録された映像は、再生されてもよい。この配列によって、ユーザは、シームレスにテレビ視聴を一時停止および再開することが可能となる。また、記録装置を使用して、ユーザは、新しい番組を同時に記録している間に、以前に記録された番組を視聴することが可能になり得る。
【0065】
図2のセットトップボックス配列(記録機能をセットトップボックスに統合してもよい)および図3の内蔵セットトップボックス配列を備えたパーソナル・ビデオ・レコーダは、単に例示にすぎない。所望に応じて、他の配列を使用してもよい。例えば、ユーザテレビ機器は、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、または任意の他の好適なテレビ機器配列に基づいてもよい。所望に応じて、セットトップボックス204、記録装置302、WebTVボックス、またはPC/TV等の構成要素の機能は、テレビまたはパーソナルコンピュータ、あるいは他の好適な装置に統合されてもよい。
【0066】
ユーザテレビ機器110または好適なユーザコンピュータ機器112(図1)を操作するための例示的遠隔制御装置400は、図4に示される。遠隔制御装置400は、例示にすぎず、任意の他の好適なユーザ入力インターフェースを使用して、ユーザ機器(例えば、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、音声認識システム等)を操作してもよい。遠隔制御装置400は、ファンクションキー402、ならびにキーパッドキー、「Power On/Off(電源オン/オフ)」キー、「Pause(一時停止)」、「Stop(停止)」、「Fast−Forward(早送り)」、および「Reverse(巻き戻し)」キー等の他のキー404を有してもよい。「Volume Up/Down(音量アップ/ダウン)」キー406を使用して、映像の音声部分の音量を調節してもよい。「Channel Up/Down(チャンネルアップ/ダウン)」キー408を使用して、メディア(テレビ)のチャンネルを変更し、仮想チャンネル上のコンテンツにアクセスしてもよい。「Cursol(カーソル)」キー410を使用して、画面上のメニューをナビゲートしてもよい。例えば、「Cursol」キー410を使用して、画面上のカーソル、インジゲータ、またはハイライト(すべて総称して、本明細書ではハイライトまたはハイライト領域と称される場合がある)の位置を合わせ、特定のオプションまたは双方向テレビアプリケーションによって表示されるディスプレイ画面上の他のアイテムに対する関心を示してもよい。
【0067】
「OK」キー412(「Select(セレクト)」キーと呼ばれる場合がある)を使用して、ユーザがハイライトした画面上のオプションを選択してもよい。
【0068】
キー402は、記録を開始するための「RECORD(記録)」キー414を含んでもよい。「MENU(メニュー)」ボタン416を使用して、ユーザのディスプレイ画面上(例えば、テレビ208または304、あるいは好適なモニタまたはコンピュータディスプレイ上)にメニューを表示するよう双方向メディアガイダンスアプリケーションに指示してもよい。「INFO(情報)」ボタン418を使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションから情報を要求してもよい。例えば、所与のテレビチャンネルの番組にアクセスしている間に、ガイダンスアプリケーションは、現在アクセスされている番組に関する情報を含む、「FLIP(フリップ)/BROWSE(ブラウズ)」オーバーレイを表示してもよい。別の実施例として、ガイダンスアプリケーションによって表示される特定のメディアリストがカーソルでハイライトされると、ユーザの「INFO」ボタン418の押下によって、ガイダンスアプリケーションにそのメディアリストに付随する追加番組情報(例えば、番組説明、スケジュール情報等)を提供させてもよい。
【0069】
「LOCK(ロック)」ボタン420を使用して、アクセス権を変更してもよい。例えば、保護者は、「LOCK」ボタン420または画面上のオプションを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションのためのペアレンタルコントロール設定を確立してもよい。ペアレンタルコントロール設定は、時間ベースの設定であってもよい(例えば、毎日午後3:00から5:00等の特定の時間の間、子供にテレビ視聴させない)。また、ペアレンタルコントロール設定を使用して、評価、番組、チャンネル、チャンネルグループ、またはそれらの任意の好適な組み合わせに基づいて、番組を阻止してもよい。ロックまたは阻止された番組(または、他のメディア)は、典型的には、双方向メディアガイダンスアプリケーションに適切な暗証番号(PIN)が提供されるまで視聴できない。このPINが入力されると、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器のロックを解除し、ロックされていたコンテンツへのアクセスが可能となる。強調される一実施形態では、1つ以上の選択されたチャンネルグループは、ユーザによる「LOCK」ボタンの作動によってロックされる。チャンネルグループのロックは、すべてのメディアチャンネルおよびチャンネルグループに属するメディアリストへのアクセスを拒否してもよい(PINの入力保留)。
【0070】
「EXIT(終了)」ボタン422を使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションを終了、または双方向メディアガイダンスアプリケーションの一部を終了してもよい(例えば、ガイダンスアプリケーションに、ディスプレイ画面から「FLIP」、「BROWSE」、または他の双方向オーバーレイを削除させる)。「GUIDE(ガイド)」ボタン424を使用して、メディアガイダンスアプリケーション(例えば、チャンネルグループメニュー画面、メディアリストディスプレイ画面、または他のガイダンスアプリケーション画面)を起動してもよい。「FAVORITE(お気に入り)」ボタン426を使用して、メディアチャンネルまたはチャンネルグループをお気に入りとして設定してもよい(例えば、1つ以上のチャンネルグループを選択後、「FAVORITE」ボタンを押下し、すべてのグループチャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定する)。「PURCHASE(購入)」ボタン428を使用して、支払いが必要となる番組またはチャンネルを購入してもよい。例えば、「PURCHASE」ボタン428を使用して、1つ以上の選択されたチャンネルグループ内のすべてのメディアチャンネルを購読してもよい。
【0071】
図4に示されるキーは、単に例示にすぎない。所望に応じて、他のキーまたはボタンが提供されてもよい。例えば、「Music(音楽)」ボタンを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって音楽にアクセスしてもよい。「Edit(編集)」ボタンを使用して、格納されたコンテンツを編集してもよい(例えば、コマーシャルを削除する、映像の一部を削除する等)。「英数字」ボタンを使用して、英数字文字を入力してもよい。「Last(最後)」または「Back(バック)」ボタンを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーション内を逆行してブラウズしてもよい(例えば、前のチャンネル、ウェブページ、または他のディスプレイ画面に戻る)。「再生」ボタン、「一時停止」ボタン、「停止」ボタン、「巻き戻し」ボタン、「早送り」ボタン、および「記録」ボタン等の映像記録機能ボタンを使用して、システム100(図1)内のビデオレコーダ機能(ローカルまたはネットワークベース)を制御してもよい。「Help(ヘルプ)」キーを使用して、コンテクストに応じた画面上のヘルプ機能等のヘルプ機能を起動してもよい。
【0072】
例示的ユーザコンピュータ機器112(図1)は、図5に示される。ユーザコンピュータ機器112は、独立型またはホームネットワーク113(図1)の一部であってもよい。図5の配列では、パーソナルコンピュータ装置502は、キーボード504、および/またはトラックボール、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、音声認識システム、あるいは図4の遠隔制御装置400等の遠隔制御装置等、他の好適なユーザ入力装置を使用して、ユーザによって制御されてもよい。テレビ番組、または映像要素を有するウェブページ等の映像コンテンツ、および双方向メディアガイダンスアプリケーションディスプレイ画面は、モニタ506に表示されてもよい。テレビおよび音楽番組、メディアガイダンスアプリケーションデータ(例えば、テレビ番組ガイドデータ)、ビデオ・オン・デマンドコンテンツ、ネットワークベースのビデオレコーダから再生される映像記録、および他のデータは、入力/出力部508を使用して、経路118および138(図1)から受信してもよい。また、ユーザコマンド、および双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびシステム100(図1)とのユーザ対話の結果生成される他の情報は、入力/出力部508を介して、伝送されてもよい。
【0073】
パーソナルコンピュータ装置502は、アナログ、デジタル、および高精細画像テレビチャンネルを復号し、ストリーミング映像コンテンツを処理するためのテレビチューナカード等のテレビまたはビデオカードを含んでもよい。所望に応じて、複数のビデオカード(例えば、チューナカード)が提供されてもよい。使用され得る例示的テレビチューナカードは、所与のアナログチャンネルにチューニングするためのアナログテレビチューナ、パケット化されたデジタルデータストリームからの所望のデジタルテレビまたは音楽チャンネルにフィルタをかけるためのデジタル復号回路、および高精細画像チャンネルにチューニングするための高精細画像テレビチューナを含んでもよい。所望に応じて、任意の好適なカードまたはコンピュータ装置502内の構成要素を使用して、入力/出力回線508を介して、配信される映像および他のコンテンツを処理してもよい。
【0074】
パーソナルコンピュータ装置502は、双方向メディアガイダンスアプリケーションまたは双方向メディアガイダンスアプリケーションの一部を起動するために使用される1つ以上のプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ)を含んでもよい。
【0075】
パーソナルコンピュータ装置502は、ハードドライブ、記録可能DVDドライブ、記録可能CDドライブ、または他の好適な記憶装置、あるいは映像、番組ガイドデータ、および他のコンテンツを格納する装置を含んでもよい。双方向メディアガイダンスアプリケーションおよびパーソナルコンピュータ装置502は、記憶装置、または、例えば、パーソナル・ビデオ・レコーダの機能を提供する装置を使用してもよい。
【0076】
ユーザ機器108、ユーザテレビ機器110、ユーザコンピュータ機器112、およびホームネットワーク113上に配置されるユーザ機器等のユーザ機器は、サーバ130、サーバ140、ホームネットワークサーバ、およびネットワークベースの映像記録機能を提供するサービスプロバイダ142(図1)等のサービスプロバイダにおける機器等、ネットワーク機器とともに使用されてもよい。映像記録機能は、テレビ番組、および遠隔サーバ(例えば、サーバ130またはサーバ140)、またはサービスプロバイダ142等のサービスプロバイダにおける機器のような他のネットワークベースの機器上の他の映像コンテンツのコピーを格納することによって、提供されてもよい。
【0077】
映像記録は、ユーザ機器108、またはホームネットワーク113(図1)上に配置されるユーザ機器において入力されるユーザコマンドに応じて、なされてもよい。パーソナル・ビデオ・レコーダ配列では、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ユーザコマンドに応じて、ユーザ機器上にローカルに映像を記録してもよい。ネットワークベースのビデオレコーダ配列では、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ユーザコマンドに応じて、サーバ130、サーバ140、ホームネットワークサーバ、またはサービスプロバイダ142における機器等のネットワーク機器上に映像を記録または仮想記録(後述)してもよい。ユーザコマンドは、図1に示される通信経路を介して、ネットワーク機器に提供されてもよい。パーソナル・ビデオ・レコーダ配列およびネットワークベースのビデオレコーダ配列は、「早送り」、「巻き戻し」、「一時停止」、「再生」、および「記録」機能をサポートすることができる。
【0078】
ネットワークベースのビデオレコーダ環境において不必要な重複を回避するために、システム100は、仮想コピーまたは記録を使用して、ネットワークベースの映像記録機能を提供してもよい。このアプローチによって、各ユーザは、ユーザの記録リストを含むネットワーク上にパーソナル領域が提供されてもよい。映像コンテンツは、多数のユーザが、ネットワークベースのビデオレコーダパーソナル領域に記録の1つとしてリストアップされたその映像コンテンツを有する場合があるが、ネットワーク機器上に1回(または、比較的少ない回数)だけ格納される必要がある。パーソナル設定または任意の他の好適なデータは、ネットワーク上のユーザのパーソナル領域に格納されてもよい。
【0079】
上述のユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器配列は、単に例示にすぎない。例示的ユーザ機器108、110、および112(図1)のより一般的実施形態、ならびにホームネットワーク113(図1)上に設置されたユーザ機器は、図6に示される。制御回路602は、入力/出力部604に接続される。入力/出力部604は、図1の経路114、116、118、128、136、および138等の1つ以上の通信経路に接続されてもよい。メディア(例えば、テレビ番組、音楽番組、他の映像および音声、ならびにウェブページ)は、入力/出力部604を介して、受信してもよい(例えば、番組ソース102、サーバ130等のサーバまたは他の機器、サービスプロバイダ142等のサービスプロバイダ、配信設備104等から)。双方向テレビ番組ガイドのための番組スケジュール情報等の双方向メディアガイダンスアプリケーションデータは、入力/出力部604を介して、データソース120から受信してもよい。また、入力/出力部604を使用して、他の双方向テレビアプリケーションのためのデータソース120からデータを受信してもよい。ユーザは、入力/出力部604を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために制御回路602を使用してもよい。
【0080】
制御回路602は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、番組可能論理装置等に基づいた処理回路等、任意の好適な処理回路606に基づいてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路602は、双方向メディアガイダンスアプリケーションまたは他の双方向アプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のためのメモリからの命令を実行する。メモリ(例えば、ランダム・アクセス・メモリおよび読み取り専用メモリ)、ハードドライブ、光学式ドライブ、あるいは任意の他の好適なメモリまたは記憶装置は、制御回路602の一部であるストレージ608として提供されてもよい。また、1つ以上のアナログチューナ等のチューニング回路、1つ以上のMPEG−2復号器または他のデジタル映像回路、高精細画像チューナ、あるいは任意の他の好適なチューニングまたは映像回路、もしくはそのような回路の組み合わせは、回路602の一部として含めてもよい。また、符号化回路(例えば、ストレージ用に、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するため)が提供されてもよい。ユーザ機器によってチューニングおよび符号化回路を使用して、特定のテレビまたは音楽チャンネル、あるいは他の所望の音声および映像コンテンツ(例えば、ビデオ・オン・デマンドコンテンツ、あるいは要求されたネットワークベースまたはローカルビデオレコーダの再生)を受信および表示、再生、もしくは記録してもよい。テレビ番組、ならびに他の映像および画面上のオプションと情報は、ディスプレイ610上に表示されてもよい。ディスプレイ610は、モニタ、テレビ、または視覚映像を表示するための任意の他の好適な機器であってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ610は、HDTV対応であってもよい。スピーカ612は、テレビの一部として提供されてもよく、独立型装置であってもよい。デジタル音楽、およびディスプレイ610上に表示される映像の音声構成要素は、スピーカ612を介して、再生されてもよい。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ612を介して、音声を処理および出力する受信機(図示せず)に配信されてもよい。
【0081】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース614を使用して制御回路602を制御してもよい。ユーザ入力インターフェース614は、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、音声認識インターフェース、または遠隔制御装置等の任意の好適なユーザインターフェースであってもよい。
【0082】
また、周辺機器618は、通信経路613を介して処理回路606に接続されてもよい。周辺機器は、携帯電話、携帯情報端末、携帯用メディアプレーヤ、および任意の他の好適な周辺機器を含んでもよい。通信経路616は、例えば、USBケーブル、IEEE 1394ケーブル、または無線経路(例えば、Bluetooth、赤外線)を含んでもよい。処理回路606は、周辺機器618にコンテンツおよびデータを提供してもよい。
【0083】
図7は、双方向メディアガイダンスアプリケーションの例示的ディスプレイ画面を示す。画面700は、ユーザの選択に利用可能なチャンネルグループを示す対話型要素710を示す。このチャンネルグループ選択画面内に含まれるチャンネルグループのリストは、すべての利用可能なチャンネルグループまたはそれらのサブセットであってもよい。すべてに満たない数の利用可能なチャンネルグループが画面700に表示される場合、表示されるチャンネルグループのサブセットは、サービスプロバイダ(例えば、図1のプロバイダ142)、ユーザ、または両方の入力の組み合わせによって決定してもよい。一実施形態では、画面700に含まれるチャンネルグループは、ユーザに関するプロファイル情報を使用して、サービスプロバイダによって提供されてもよい。ユーザプロファイル情報は、メディアチャンネルおよびユーザによってアクセスされたユーザ番組に関する情報を含んでもよい。ユーザが、スポーツチャンネルグループに属するメディアチャンネルに頻繁にアクセスする場合、またはスポーツ番組に頻繁にアクセスする場合、ガイダンスアプリケーションは、スポーツチャンネルグループをチャンネルグループ選択画面700に表示するために選択してもよい。また、あるアプローチでは、ユーザプロファイル情報を使用して、チャンネルグループが画面700に表示される順位を決定してもよい。例えば、ユーザによって最も頻繁にアクセスされた(あるいは、ユーザによって最も頻繁にアクセスされたチャンネルまたは番組を含む)チャンネルグループは、画面700上のチャンネルグループの第1列目に目立つように表示されてもよい。また、そのような「お気に入り」チャンネルグループは、ユーザに示されてもよい(例えば、所与の要素710を他の要素よりも大きく表示することによって、またはインジケータ711を要素に追加することによって)。
【0084】
別様に、画面700上のチャンネルグループの名簿は、ユーザによるボタン705の選択によって、画面700からアクセスされ得る編集画面を介して、ユーザによって手動で設定されてもよい。図8に示されるように、編集画面800によって、ユーザは、所望のチャンネルグループに対応するチェックボックス805上にカーソル801を配置し、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって、チャンネルグループを選択することが可能となり得る。選択されたチャンネルグループは、対応するボックス805内にチェックマークを表示することによって、画面800上に示されてもよい。チャンネルグループ名を示す対話型要素810は、同様に、ユーザによって選択され、選択されたチャンネルグループに関する情報(例えば、チャンネルグループの説明)を表示してもよい。例えば、カーソル801によってハイライトされたスポーツチャンネルグループに関する情報は、ユーザが、ユーザ入力装置上の選択キー412を押下すると、オーバーレイ850内に表示されてもよい。図示されるように、オーバーレイ850は、選択されたチャンネルグループを説明し、チャンネルグループに含まれるメディアチャンネルのリストを提供してもよい。ユーザ選択終了後、ユーザは、ボタン820を選択し、設定を保存し、画面700に戻ってもよい。
【0085】
図7に戻ると、画面700は、縮尺映像表示ウィンドウ720(例えば、ピクチャ・イン・ピクチャまたはピクチャ・イン・ガイドウィンドウ)および情報表示領域730を含んでもよい。カーソル701は、画面700に表示されてもよく、ユーザによって、ユーザ入力装置400と連動して使用され、ディスプレイ画面の対話型要素をハイライトしてもよい。例えば、カーソル701は、ユーザによって使用され、双方向チャンネルグループ要素710の1つをハイライトしてもよい。一実施形態では、カーソル701が特定のチャンネルグループ要素710上に配置されると、ウィンドウ720は、ハイライトされたチャンネルグループに関連する映像を表示してもよい。例えば、ウィンドウ720は、ハイライトされたチャンネルグループそのもの、チャンネルグループ内の個々のメディアチャンネル、またはグループチャンネルを介して利用可能なメディア番組(例えば、特集番組)を宣伝する1つ以上のビデオクリップを表示してもよい。あるアプローチでは、ウィンドウ720が映像を表示する前に、ユーザは、ハイライトされたチャンネルグループに関連する映像の視聴をユーザが所望する指示が要求されてもよい。例えば、カーソル701がチャンネルグループ要素710上に配置されると、ユーザは、ユーザ入力装置上の「INFO」キー418を押下し、1つ以上のビデオクリップの視聴を開始することが要求されてもよい。
【0086】
また、別の実施形態では、ユーザは、ウィンドウ720を介して、グループチャンネルからライブメディア番組を視聴することが可能となり得る。例えば、ユーザがカーソル701をチャンネルグループ要素上に配置すると(および随意に、「INFO」キーを押下すると)、ウィンドウ720は、ハイライトされたチャンネルグループに属する第1のメディアチャンネルのライブ映像を提供してもよい。ウィンドウ720に表示されるメディアチャンネルの音声は、いくつかの例では、メディアチャンネルがテレビチャンネルまたは音楽チャンネル等の音声中心チャンネルであるかに応じて、提供されても、提供されなくてもよい。ウィンドウ720は、映像表示内に第1のメディアチャンネルの識別表示を提供してもよい。例えば、ウィンドウ720に表示されるライブ映像がメディアチャンネル「ESPN」のものである場合、ウィンドウ720内でオーバーレイ721を使用して、メディアチャンネルを識別してもよい。あるアプローチでは、ユーザがユーザ入力装置上の「INFO」キーを押下すると、カーソル701は、同一チャンネルグループ要素上に維持されたままであるが、ウィンドウ720は、ハイライトされたチャンネルグループに属する第2のメディアチャンネルからのライブ番組の表示に変更してもよい。このようにして、ユーザは、カーソル701は、チャンネルグループ要素上にあるままで、繰り返し「INFO」キーを押下することによって、ハイライトされたチャンネルグループのすべてのチャンネルを一巡してもよい。別様に、ガイダンスアプリケーションは、自動的に、ウィンドウ720内の番組フィードにチャンネルグループのメディアチャンネルを一巡させてもよい。チャンネルグループ内のメディアチャンネルの1つが継続的番組フィード(例えば、音声または映像フィード)を提供する放送チャンネルではない場合、ユーザまたはガイダンスアプリケーションがチャンネルを一巡する際に、ウィンドウ720は、そのメディアチャンネルに関連する宣伝ビデオクリップを表示してもよい。例えば、オンデマンドメディアチャンネルは、オンデマンドチャンネルを介して利用可能な番組を宣伝するビデオクリップ、または番組のうちの1つの映像プレビューを、ウィンドウ720に表示してもよい。別様に、ガイダンスアプリケーションは、ウィンドウ720内でグループチャンネルを一巡する際に、従来の放送種のフィード以外のメディアチャンネルを単にスキップしてもよい。
【0087】
チャンネルグループに関連する宣伝映像とグループチャンネルのライブ映像の両方を組み込む一実施形態では、ウィンドウ720は、カーソル701がチャンネルグループ要素に配置されると、自動的に、ハイライトされたチャンネルグループに関連する宣伝ビデオクリップの表示を開始してもよく、ユーザが、ユーザ入力装置上の「INFO」キーを押下すると、ウィンドウ720は、宣伝ビデオクリップと第1のグループチャンネルからの番組フィードとを切り替えてもよい。前述したように、さらに「INFO」キーを作動させることによって、グループチャンネルからの番組フィードを一巡させてもよい。
【0088】
別様に、ウィンドウ720を使用して、チャンネルグループ要素が、カーソル701によってハイライトされているかにかかわらず、画面700に表示されるチャンネルグループに関する一般宣伝情報を表示してもよい。
【0089】
ウィンドウ720は、前述の任意のアプローチまたはそのようなアプローチの任意の組み合わせにおいて利用されてもよいことを理解されたい。また、1つ以上の追加映像表示ウィンドウが、画面700上に提供されてもよく、チャンネルグループ、メディアチャンネル、メディア番組、または無関係の製品およびサービス関するさらなる宣伝機会を提供してもよい。
【0090】
情報表示領域730は、ウィンドウ720に表示されている映像と同期させてもよい。例えば、ウィンドウ720が、特定のチャンネルグループを宣伝するビデオクリップを表示している場合、ウィンドウ720は、同一チャンネルグループに関する情報を表示してもよい。領域730によって提供される情報は、テキスト、図、映像(および任意の付随音声)であってもよく、チャンネルグループの説明(例えば、チャンネルグループの共通する特徴または編成概念)、チャンネルグループ名簿、チャンネルグループを介して利用可能な現在の番組(例えば、特集番組)等を提供してもよい。同様に、ウィンドウ720が、特定のチャンネルを宣伝するビデオクリップまたは特定のチャンネルからのライブ映像フィードを表示している場合、表示領域730は、チャンネルの説明(例えば、チャンネルが焦点を当てている番組の種類)およびチャンネルおよびその番組の宣伝情報等、所与のチャンネルに関する情報を提供してもよい。同様に、ウィンドウ720が、特定の番組または特定の番組に関する宣伝映像を表示している場合、表示領域730は、所与の番組を説明および宣伝する情報をさらに提供してもよい。
【0091】
別様に、情報表示領域730は、ウィンドウ720の映像と同期してもよい。一実施形態では、領域730を使用して、概して、チャンネルグループ、メディアチャンネル、およびサービスプロバイダを介して利用可能なメディア番組に関する宣伝情報を提供してもよい。そのような宣伝情報は、複数のチャンネルグループ、メディアチャンネル、およびメディア番組が、所与の時間内に宣伝され得るように、定期的かつ自動的に変更されてもよい。表示領域730は、対話型であってもよく、ユーザは、領域730内で宣伝されるチャンネルグループ、チャンネル、または番組に関する1つ以上のガイダンスアプリケーション機能を起動することが可能となり得る。例えば、領域730が、特定のチャンネルまたは現在の放送番組に関する情報を表示している場合、領域730のユーザ選択によって(例えば、カーソル701でハイライトし、キー412で選択することによって)、ユーザは、特定のチャンネルまたは現在の放送番組が放送されているチャンネルへアクセスすることが可能となり得る。領域730が、未来の番組に関する情報を表示している場合、領域730のユーザ選択によって、ユーザは、未来の番組のためのリマインダまたは記録を設定することが可能となり得る。そのような機能性は、領域730のユーザ選択後、さらに選択メニューの表示が要求され得ることを理解されたい。そのようなさらなる選択メニューは、概して領域730内または画面700上の独立オーバーレイとして、ガイダンスアプリケーションによって表示されてもよい。
【0092】
別の実施形態では、情報表示領域730は、カーソル701によってハイライトされたチャンネルグループ要素と同期してもよい。例えば、図7に示されるように、カーソル701が、スポーツチャンネルグループをハイライトしている場合、領域730は、チャンネルグループ(例えば、チャンネルグループの共通する特徴または編成概念、チャンネルグループ名簿、チャンネルグループを介して利用可能な特集番組)に関する情報を提供してもよい。
【0093】
表示領域730は、上述の任意のアプローチまたはそのようなアプローチの任意の組み合わせにおいて利用され得ることを理解されたい。また、1つ以上の追加宣伝領域(例えば、領域740)が画面700上に提供されてもよく、チャンネルグループ、メディアチャンネル、メディア番組、または無関係の製品およびサービスに関連するさらなる宣伝機会を提供してもよい。
【0094】
本発明の別の側面では、ガイドアプリケーション機能は、チャンネルグループに対し実行されてもよい。ガイダンスアプリケーションに備えられた一般機能として、例えば、チャンネルのお気に入り設定、ペアレンタルコントロール用パスワードを使用した番組またはチャンネルのロック、および支払いが要求される番組またはチャンネルの購入を含む。本発明の本側面では、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、単一チャンネルまたは番組の代わりに、1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し、ガイダンスアプリケーション機能を起動可能になる。機能を起動するユーザコマンドに応じて、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ名簿(すなわち、すべてのグループチャンネルおよびチャンネルグループを介して利用可能な他のすべてのメディアリスト)に対し機能を実行してもよい。
【0095】
図7に関連させて前述したように、情報表示領域730を使用して、ガイド機能へのアクセスを提供してもよい(例えば、領域内で宣伝されている番組用)。同様に、領域730を使用して、チャンネルグループに適用される機能へのアクセスを提供してもよい。一実施形態では、領域730内に表示される他の情報にかかわらず、ユーザによるカーソル701のチャンネルグループ要素710上への配置に基づいて、情報領域730は、ハイライトされたチャンネルグループのための利用可能なガイド機能735のリストを表示してもよい。図7に示されるように、例示的機能735は、「お気に入りとして設定」、「ロック」、および「購読」機能を含む。カーソルがチャンネルグループ要素710上に配置されている間に、ユーザが、ユーザ入力装置上の対応する「FAVORITE」キー426を押下すると、ガイダンスアプリケーションは、ハイライトされたチャンネルグループに対し「お気に入りとして設定」機能を実行する。「お気に入りとして設定」機能の実行によって、ガイダンスアプリケーションに、すべてのグループチャンネルをお気に入りのチャンネルとして設定させてもよい。さらに、ユーザによって「お気に入り」チャンネルグループとして設定されたチャンネルグループは、マーカ711を使用して示されてもよい。
【0096】
同様に、カーソルがチャンネルグループ要素上に配置されている間に、ユーザが、「PURCHASE」キー428を押下すると、ガイダンスアプリケーションは、ハイライトされたチャンネルグループに対し「購読」機能を実行し、ガイダンスアプリケーションは、ユーザにグループチャンネルの購読料を請求し、そのようなチャンネルへのユーザアクセス権が与えられてもよい。機能は、グループチャンネルのサブセットに対し実行されてもよいことに留意されたい。例えば、ユーザが、グループチャンネルの一部をすでに購読しているが、その他はまだの場合、チャンネルグループに対し「購読」機能を実行することによって、ガイダンスアプリケーションは、以前に購読されていないチャンネルのみに対し購読の処理を行ってもよい。本概念は、他のガイダンスアプリケーション機能にも同様に適用されることを理解されたい。
【0097】
カーソルがチャンネルグループ要素上に配置されている間に、ユーザが、対応する「LOCK」キー420を押下すると、ガイダンスアプリケーションは、ハイライトされたチャンネルグループに対し「ロック」機能を実行してもよい。「ロック」機能の実行によって、ガイダンスアプリケーションに、ペアレンタルコントロール用パスコードが入力されるまで、グループチャンネルへのアクセスを阻止させてもよい。さらに、「ロック」機能は、グループチャンネルから供給されるものではないチャンネルグループを介して(したがって、さらにチャンネルグループ名簿上の)利用可能な個々のメディアリストもロックすることになり得る。例えば、あるチャンネルグループが、グループチャンネルではないゲームチャンネルから供給される双方向ゲームアプリケーションへのアクセスを提供する場合、双方向ゲームアプリケーションへのアクセスもまた、チャンネルグループ上の「ロック」機能の実行に基づいて、ロックされてもよい。いくつかのメディアリストは、グループチャンネルから提供または供給されるものではない場合でも、チャンネルグループを介して提供されるすべてのメディアリストが、実行される機能によって影響を受けうるように、本概念は、他のガイダンスアプリケーション機能にも同様に適用されることを理解されたい。
【0098】
別の実施形態では、複数のチャンネルグループが、ガイダンスアプリケーション機能の実行のために、ユーザによって選択されてもよい。例えば、図7を参照すると、ユーザは、カーソル701を使用して、第1のチャンネルグループ要素710をハイライトし、ユーザ入力装置400上の「INFO」キーを押下してもよい。「INFO」キーの作動によって、チャンネルグループ要素を選択し、リスト735に利用可能な機能を表示させる。ユーザが、カーソル701を第2のチャンネルグループ要素へ移動し、「INFO」キーを押下すると、第2のチャンネルグループ要素も選択される。次いで、リスト735は、第1と第2の選択されたチャンネルグループの両方に共通して利用可能な機能のリストを表示してもよい。次いで、ユーザ入力装置400上の対応するキー(例えば、FAVORITE、LOCK、PURCHASE)のユーザによる作動によって、選択されたチャンネルグループ名簿(すなわち、グループチャンネルおよびチャンネルグループを介して利用可能な他のメディアリスト)の両方に対し、対応する機能を実行してもよい。2つ以上の選択されたチャンネルグループ間に共通して利用可能な機能が存在しない場合があることに留意されたい(例えば、第1の選択されたチャンネルグループが、次の選択されたチャンネルグループと異なる性質の場合)。この場合、リスト735は、ブランクのままであるか、または共通して利用可能な機能がないことを示すメッセージを表示してもよい。
【0099】
チャンネルグループに適用可能な機能は、任意の適切な機能またはガイダンスアプリケーションの機能であってもよく、前述のものに限定されないことを理解されたい。
【0100】
図9は、図7のチャンネルグループ選択画面の代替実施形態を示す、ガイダンスアプリケーションのディスプレイ画面である。画面900は、メディアチャンネルと一緒に、番組リスト領域内にチャンネルグループが表示されるディスプレイを示す。例えば、双方向チャンネルグループ要素910は、番組リストグリッド950の上部に表示されてもよい。また、チャンネルグループ要素910は、グリッド950の別の領域(例えば、下部)に一緒に表示されてもよく、グリッド内のメディアチャンネルリスト915間に散在してもよい(例えば、スポーツチャンネルグループは、スポーツメディアチャンネルの隣に表示されてもよい)。縮尺映像表示ウィンドウ920および情報表示領域930は、ガイダンスアプリケーションの番組リスト画面内で通常行われるように動作してもよく(例えば、ウィンドウ920は、最後にチューニングされたチャンネルの映像を提供し、領域930は、ハイライトされたリストに対応する情報を提供してもよい)、またはウィンドウ720および領域730に対し以前に規定された機能性に従ってもよい。
【0101】
本発明の一実施形態では、ユーザが、チャンネルグループを選択すると(例えば、カーソルをチャンネルグループ要素710/910上に配置し、ユーザ入力装置上の選択キー412を押下することによって)、ガイダンスアプリケーションは、選択されたチャンネルグループのチャンネルグループポータル画面をユーザに表示してもよい。図10に示されるように、画面1000は、チャンネルグループを成すチャンネルのグループのためのポータルまたはホーム画面として機能する。
【0102】
画面1000は、ユーザにチャンネルグループに絞られた情報を提供するように機能してもよい。例えば、情報表示領域1030は、チャンネルグループを識別し、チャンネルグループに関する情報そのものを表示してもよい(例えば、グループチャンネルのリスト、チャンネルグループの共通する特徴または編成概念に関する情報)。図10に示されるように、例示的画面1000は、スポーツチャンネルグループのためのポータル画面である。その結果、領域1030は、チャンネルグループがスポーツ番組専用であることを、視聴者に通知してもよい(例えば、視聴者の注目を引く宣伝メッセージの一部として)。また、情報領域1030は、チャンネルグループを介して利用可能なグループチャンネルおよび番組をハイライトする宣伝情報を提供してもよい。一実施形態では、領域1030は、チャンネルグループに関する情報(1031)ならびにグループチャンネルおよび番組に関するスクロール情報(1032)を表示してもよい。所望に応じて、領域1032は、任意のグループチャンネル上の新しく利用可能な番組およびグループの一部である他の新しく利用可能なメディアに関する情報を提示してもよい。また、宣伝情報は、画面1000の1つ以上の追加宣伝領域(図示せず)に表示されてもよい。縮尺映像表示ウィンドウ1020は、表示領域1030と協働し、チャンネルグループに関連する映像情報を提供してもよい。一実施例では、ウィンドウ1020は、チャンネルグループ、その構成チャンネル、またはチャンネルグループを介して利用可能な特集番組を宣伝する1つ以上のビデオクリップを表示してもよい。ウィンドウ1020は、領域1030内または追加宣伝領域(図示せず)の1つに表示される宣伝情報1032と同期してもよい。一実施例では、宣伝情報1032が未来の放送番組のためのものである場合、映像ウィンドウ1020は、未来の番組を宣伝するビデオクリップを表示してもよい。宣伝情報1032が現在の放送番組またはメディアチャンネルのためのものである場合、ウィンドウ1020は、番組のライブ映像フィードを提供してもよい。宣伝情報1032がオンデマンド番組のためのものである場合、ウィンドウ1020は、オンデマンド番組のプレビュークリップを提供してもよい。領域1030または追加宣伝領域内に表示される宣伝情報は、複数の番組およびチャンネルを宣伝するために自動的に変更されてもよい。
【0103】
また、情報表示領域1030は、ガイダンスアプリケーションの機能へのアクセスを提供してもよい。例えば、領域730に関して前述したように、ユーザは、領域1030を選択し(例えば、カーソル1001を領域上に配置し、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって)、1つ以上のガイダンスアプリケーションの機能を宣伝されるメディアチャンネルまたは番組に対し起動してもよい(例えば、チャンネルまたは番組へのアクセス、番組用のリマインダ設定、番組用の記録設定)。さらに、情報表示領域1030は、チャンネルグループに対し実行される機能へのアクセスを提供してもよい。領域730に関し前述したように、領域1030は、現在のチャンネルグループに対し利用可能なガイダンスアプリケーション機能のリスト1035を提供してもよい。一実施形態では、対話型アイテム1036がリスト1035内に提供され、ユーザが、現在のチャンネルグループに対し実行するための機能をハイライトし、選択可能にしてもよい。
【0104】
図10に示されるように、チャンネルグループを介して利用可能な番組のメディアリストは、グリッド1050内に表示される。画面1000は、時間およびチャンネルのグリッドタ式リストディスプレイを示すが、リストのディスプレイは、任意の好適な形式であってもよいことを理解されたい。また、ソートおよび検索機能等の、追加ガイド機能性が、画面1000を介してユーザに提供されてもよく、チャンネルグループのメディアリストに絞られてもよい。お気に入りのチャンネルのリストを可能にするガイダンスアプリケーションでは、チャンネルグループの一部であるお気に入りのチャンネルは、グリッド1050の上部に表示されてもよく、チャンネル識別表示領域内にマーカ1011で示されてもよい。別様に、お気に入りのチャンネルは、グリッド内に散在し、マーカ1011で示されてもよい。グリッド1050内の対話型要素1010は、グループチャンネルを介して利用可能なメディア番組を表す。放送チャンネルに対しては、要素1010は、番組の時間に対応する長さを占める。オンデマンドチャンネル等の非放送チャンネルに対しては、単一要素1010は、グリッド1010の全長に及んでもよい。要素1010は、タイトル、評価、説明、次に行われるアクションのインジケータ(予約記録等)、新しく利用可能なコンテンツを示すフラッグ、ならびに他の関連するテキストおよびインジケータ等、付随番組に関連する任意の好適な情報を含んでもよい。要素1010のユーザ選択によって(例えば、カーソル1001を要素上に配置し、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって)、選択された番組、選択された番組の利用可能なガイド機能(例えば、リマインダ設定、記録設定、詳細情報の閲覧)、または両方へのアクセスを起動してもよい。
【0105】
いくつかのシステムでは、特定のメディアチャンネルまたは特定の番組制作者から発信されるオンデマンド番組は、オンデマンドチャンネルに一緒にグループ化される。例えば、メディア番組制作者「ESPN」から発信されるオンデマンド番組は、「ESPN ON−DEMAND」チャンネルからユーザによってアクセスされてもよい。このオンデマンドチャンネルのユーザ選択によって、個々のオンデマンド番組に関する情報を受信し、アクセスするために、双方向メディアガイダンスアプリケーション(例えば、一連の双方向ディスプレイ)へのアクセスをユーザに提供してもよい。図10に示されるあるアプローチでは、オンデマンドメディアチャンネルは、チャンネルとしてリストグリッド内に提供される。オンデマンドチャンネルに対応する要素1010のユーザ選択によって、オンデマンドチャンネルによって提供されるガイダンスアプリケーションへのユーザアクセスが起動する。同様に、他の非放送メディアチャンネル(例えば、ゲームチャンネル、ウェブページチャンネル等)も、このような方法でグリッド内にリストアップされてもよい。
【0106】
別のアプローチでは、オンデマンドグループチャンネルからのオンデマンド番組のリストは、リストグリッド内に個々に表示されてもよい。図11に示されるように、個々のオンデマンド番組に対応する要素1110は、個々のメディアチャンネルの位置を占めるように表示されてもよく、グリッドの全長に及んでもよい。オンデマンドメディアリストは、リストグリッド1150の上部または下部に一緒にグループ化されてもよく、あるいはオンデマンド番組が、共通の番組制作者から発信される、またはオンデマンド番組が、共通の番組制作者を共有する、メディアチャンネルの直下に配置されてもよい。例えば、図11に示されるように、「ESPN ON−DEMAND」チャンネルからのオンデマンド番組は、グリッド内の「ESPN」メディアチャンネルの直下に表示されてもよい。オンデマンドリスト1110のにユーザ選択によって、ユーザは、番組に関する情報を受信し、番組へのアクセスを要求することが可能となり得る。類似のアプローチは、双方向ゲームアプリケーションおよびインターネットウェブページ等の非従来型メディアに対しなされてもよい。例えば、個々のゲームアプリケーションまたは個々のウェブページ(例えば、ニュースウェブサイトからの1話を含む)は、ゲームチャンネルまたはウェブサイトチャンネルを介さずに、この方法でリストアップされてもよい。グリッド1150内に提供されるオンデマンドメディアリストは、チャンネルグループに属するオンデマンドチャンネルから供給される必要はないことに留意されたい。個々のオンデマンドメディアリストは、ユーザまたはサービスプロバイダによってチャンネルグループ名簿に追加されてもよく、メディアチャンネルとしてではなく、個々のメディアリストとして、チャンネルグループの共通する特徴に一致してもよい。
【0107】
別のアプローチでは、チャンネルグループを介して利用可能なすべてのオンデマンドメディアリストは、チャンネルグループの単一オンデマンドチャンネル下で編成されてもよい。例えば、スポーツチャンネルグループを介して利用可能なすべてのオンデマンドメディアリストは、チャンネルグループポータル画面内で使用するためだけに編成され得る、スポーツグループオンデマンドチャンネルのユーザ選択を介してアクセスされてもよい。
【0108】
いくつかの実施形態では、リストグリッド1050は、チャンネルグループの一部として利用可能な非放送コンテンツのサブセットのみを含んでもよい。例えば、グリッドは、人気のオンデマンドコンテンツ、新しく公開されたオンデマンドコンテンツ、またはサービスプロバイダによって現在宣伝されているオンデマンドコンテンツを特集してもよい。これらの実施形態では、利用可能な非放送コンテンツの全リストは、別個の画面を介して利用可能であってもよい。
【0109】
いくつかの実施形態では、チャンネルグループを介して利用可能なオンデマンド番組は、ガイダンスアプリケーションの別個のメニューを介してアクセスされてもよい。図10に示されるように、ガイダンスアプリケーションは、ユーザ選択に基づいて、専用オンデマンドメディアリストメニューへのアクセスを提供する対話型アイテム1005を提供してもよい。図12に示されるように、アイテム1005のユーザ選択に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、リスト領域1050内に以前に表示されたリストと、チャンネルグループを介して利用可能なすべてのオンデマンドメディアリスト1210とを差し替えてもよい。オンデマンドリストは、任意の好適な順番でソートされてもよい。例えば、アルファベット順、ハイライトされた新しく利用可能なコンテンツ順、宣伝基準に基づく順番、人気順、または任意の他の好適な基準順であってもよい。表示されるオンデマンドリストは、種々の代替アプローチによって達成されてもよく、さらに、ユーザにオンデマンドメディアリストを検索およびソートさせてもよいことを理解されたい。類似の効果は、単一オンデマンドチャンネルが、チャンネルグループを介して利用可能なすべてのオンデマンド番組に対し提供される場合の実施形態において、画面1000を介して達成されてもよい。
【0110】
図7に関連して上述したように、本発明の縮尺映像表示ウィンドウを使用して、グループチャンネルのライブ映像フィードおよびチャンネルグループに関連する他の映像を表示してもよい。図10、11、および12のチャンネルグループポータル画面に戻ると、類似の機能性が、ウィンドウ1020に割り当てられてもよい。一実施形態では、ユーザがカーソル1001を移動させ、リストグリッド内の番組リストをハイライトすると、ウィンドウ1020は、ハイライトされたリストに対応するメディアチャンネルのライブ映像フィード、または所与のチャンネルの宣伝ビデオクリップを表示してもよい。ハイライトされたリストがオンデマンド番組(図11および12参照)のためのものである場合、映像ウィンドウは、オンデマンド番組、オンデマンド番組の宣伝ビデオクリップ、または番組に付随するオンデマンドチャンネルの宣伝ビデオクリップを表示してもよい。別の実施形態では、ユーザは、カーソルを映像表示ウィンドウ1020上に配置し(随意に、「INFO」キー418の押下に基づいて)、第1のメディアチャンネルのライブ映像を受信してもよい。ウィンドウ720に関連させて前述したように、映像ウィンドウ1020は、ユーザによる「INFO」キーのさらなる作動に基づいて、グループチャンネルのそれぞれに対するライブ映像フィードを一巡させてもよい。別様に、ガイダンスアプリケーションは、自動的に、ユーザ入力を行わずにライブ映像フィードを一巡させてもよく、またはライブ映像フィードを受信するための所与のグループチャンネルへの手段をユーザに提供してもよい。
【0111】
一実施形態では、グループチャンネルからのライブ映像フィードは、モザイク形式の映像でユーザに提示されてもよい。例えば、図12Aに示されるように、縮尺映像ウィンドウ1255を使用して、グループチャンネルのそれぞれからのライブ映像フィードを同時に表示してもよい。ディスプレイ画面1250は、例えば、チャンネルグループポータル画面1000からアクセスされてもよい。ある好適なアプローチでは、ユーザは、カーソル1001を映像表示ウィンドウ1020上に移動させ、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって、モザイク画面1250を視聴する希望を示してもよい。図12Aに示されるように、カーソル1251は、画面1250上に提供され、カーソルは、ウィンドウ1255の間で移動可能であって、所与のウィンドウをハイライトしてもよい。すべてのグループチャンネル映像フィードが、単一ディスプレイ画面上に適合しない場合、ガイダンスアプリケーションは、追加映像ウィンドウを収容する追加画面を提供してもよく、またはユーザに、カーソル1251を使用して、追加映像ウィンドウをスクロールさせることが可能となり得る。一実施形態では、ガイダンスアプリケーションは、画面1250からチューニング操作が可能であってもよい。例えば、ユーザは、カーソル1251をウィンドウ1255上に移動させ、ユーザ入力装置上の選択キーを押下してもよい。そのようなユーザ入力に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、選択されたウィンドウ1255によって表されるグループチャンネルへユーザをアクセスさせてもよい。また、一実施形態では、オンデマンドリスト等の個々のメディアリストは、映像ウィンドウ1255によって表されてもよい。例えば、オンデマンドメディアリストの場合、ガイダンスアプリケーションは、メディア番組のプレビューまたはメディア番組の宣伝映像を提供してもよい。一実施形態では、ウィンドウ1255に表されるメディアチャンネルまたはメディアリストを介して提供される任意の音声番組は、カーソル1251が所与のウィンドウに配置されると、ユーザに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、テキストが各映像ウィンドウに関連させて表示され、チャンネルまたはそのコンテンツを説明または宣伝する。いくつかの実施形態では、ユーザは、映像ウィンドウがハイライトされている間に、遠隔制御装置上の「情報」キーを押下し、メディアに関する追加情報へのアクセスまたはメディアに関連する他のアクションを行ってもよい。
【0112】
図13は、すべての番組リマインダ、保留中の記録、完成した記録、およびチャンネルグループからの購入番組をユーザが閲覧可能な、ガイダンスアプリケーションの多目的画面を示す。また、随意に、以前にアクセスされたオンデマンドメディア番組は、ユーザがアクセス可能なままである場合、含めてもよい。画面1300は、画面1000からアイテム1006のユーザ選択によってアクセスされてもよい。画面1300によって示されるあるアプローチでは、この多目的画面は、日付別に編成されてもよい。例えば、図13に示されるように、特定の日付のすべてのリマインダ、記録、および購入が、当該日まで、ディスプレイ下部に一緒に配置される。したがって、画面1300を参照すると、ユーザは、11月11日に、メディアチャンネル「ESPN」上に「Monday Night Football」の番組リマインダが、開始時間午後9時に設定されていることを通知される。ユーザは、同日に、「England vs. Denmark」のサッカーの試合が「FOXSPORTS」で午後10時に記録設定されていることを通知される。また、ユーザは、11月11日に、午前7時開始のジョギング番組が、「FOXSPORTS」チャンネルから記録され、午前9時から開始のバレーの試合が、「RCN」チャンネルから記録されたことを通知される。さらに、ユーザは、11月11日に、ペイ・パー・ビューオンデマンド番組「Life of Dale Jared」が、「ESPN ON−DEMAND」から購入されたことを通知される。多目的画面1300は、未来の番組アイテム(例えば、未来の番組リマインダおよび保留中の記録)と過去のアイテム(例えば、記録または購入番組、期限切れ番組リマインダ)の両方を含んでもよいため、画面1300は、過去と未来の両方の設定期間に対し利用可能であってもよい(例えば、現在から10日前および10日後の期間)。所望に応じて、過去の番組は、継続して利用可能である場合、毎日表示されてもよい。例えば、記録された番組は、記録開始から記録が削除されるまで毎日表示されてもよい。別の実施例として、購入されたオンデマンド番組は、購入から番組の視聴権利が消失するまで毎日表示されてもよい。
【0113】
画面1300内でリマインダ、記録、購入(および随意に、以前にアクセスされ、依然として権利を有するオンデマンド番組)を表す要素1310は、対話型であってもよい。カーソル1301を提供し、ユーザに要素1310をハイライト可能にしてもよい。例えば、ユーザは、番組リマインダを表す要素1310をハイライトしてもよい。その要素のユーザ選択に基づいて(例えば、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって)、ユーザは、番組リマインダを編集または削除し、予約されたリマインダの番組に関する詳細情報を閲覧し、および番組に関連する他の機能を実行することが可能となり得る。同様に、ユーザは、保留中の記録要素と対話して、予約された記録を編集または削除し、番組情報を視聴し、および他の番組関連機能を実行することが可能となり得る。記録された番組または購入された番組を表す要素1310のユーザ選択によって、ユーザは、記録または購入された番組へアクセスすることが可能となり得る(番組が、依然としてアクセス可能な場合)。
【0114】
縮尺映像表示ウィンドウ1320を使用して、カーソル1301によってハイライトされた番組要素1310に対応する映像を表示してもよい。例えば、カーソル1301を使用して未来の番組がハイライトされる場合(例えば、番組リマインダまたは保留中の記録)、ウィンドウ1320は、近日公開される番組に関する宣伝ビデオクリップまたは近日公開される番組のプレビューを表示してもよい。別の実施例では、カーソル1301が、現在アクセス可能な番組を表す要素1310(例えば、記録または購入された番組、利用アクセス可能なままのオンデマンド番組)をハイライトすると、ウィンドウ1320は、番組の再生を開始、または番組のクリップを提供してもよい。他の実施形態に関して前述したように、ウィンドウ1320は、あるユーザ指示に基づいてのみ(例えば、カーソル1301が番組要素をハイライトしている間に、ユーザ入力装置上の「INFO」要求キーの押下によって)、ハイライトされた番組に関連する映像の表示を開始してもよい。記述領域1330は、ウィンドウ1320と協働し、ハイライトされた番組に関する追加情報を提供してもよい。
【0115】
あるアプローチでは、ユーザは、選択可能アイテム1305を使用して、多目的画面1300のコンテンツを編集可能であってもよい。アイテム1305の選択によって、ユーザは、番組リマインダを画面上に含めるか、保留中の記録を画面上に含めるか、および再生リストアイテム(すなわち、記録された番組、アクセス可能なままである購入または以前にアクセスされた番組等、アクセス可能な番組)を画面上に含めるかを制御してもよい。チャンネルグループの再生リストは、チャンネルグループから記録された番組のリストと、ユーザがアクセス可能なままであるチャンネルグループから以前に購入またはアクセスされた番組のリストとをマージすることによって、ガイダンスアプリケーションに生成されてもよい。ユーザがアクセス可能なアイテム1310(例えば、記録された番組およびいくつかの購入番組)は、要素のユーザ選択によってアクセスされてもよい(例えば、カーソル1301を要素上に配置し、選択キーの押下によって)。さらに、アクセス可能なアイテム1310は、番組が再生用に利用可能であることをユーザに示す、追加マーカ1311を含んでもよい。
【0116】
代替アプローチでは、番組リマインダ、記録、およびチャンネルグループから購入または以前にアクセスされた番組のリストは、好適な組み合わせで、ガイダンスアプリケーションによって提供されてもよい。例えば、図14に示されるように、記録画面1400は、チャンネルグループのすべての保留中の記録および完成された記録のリストをユーザに提供してもよい。図14Aは、ユーザがアクセス可能なすべての記録、購入、および以前にアクセスされたメディアリストを提供する再生リスト画面を示す。別様に、チャンネルグループの情報の各リストは、別個の画面上で提供されてもよい。
【0117】
図15は、チャンネルグループの視聴履歴が提供される、本発明の別の側面を示す。視聴履歴画面1500は、過去に、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされたすべてのメディア番組のリストをユーザに提供してもよい。画面1500によって示されるあるアプローチでは、視聴履歴画面は、番組がアクセスされた日付別に編成されてもよい。別のアプローチでは、視聴履歴は、設定期間(例えば、5日)の間の単一累積リストであってもよい。視聴履歴画面に表示される番組の数を妥当な水準に維持するために、番組がアクセスされたとみなされる前に、番組に対し一定水準のユーザの注意を要求することが望ましい場合がある。例えば、5分よりも長い時間ユーザにアクセスされた場合のみ、視聴履歴画面上に番組がエントリされてもよい。本アプローチは、ユーザのチャンネルブラウジングによる、視聴履歴画面内の多数のエントリを排除するであろう。
【0118】
画面1500に示されるように、視聴履歴画面は、チャンネルグループを介して以前にユーザによってアクセスされたメディア番組を表す、要素1510を提供してもよい。視聴履歴画面は、チャンネルグループポータル画面を介して、所与のチャンネルグループのために、ユーザによってアクセスされてもよい。例えば、ユーザは、画面1000上のアイテム1007を選択し、スポーツチャンネルグループの視聴履歴画面1500へアクセスしてもよい。メディア番組は、グループチャンネルの1つ上の番組を視聴する、チャンネルグループを介して利用可能なオンデマンドまたはペイ・パー・ビュー番組を要求する、またはチャンネルグループを介して提供される他のメディア(例えば、ゲーム、ウェブサイト)へアクセスすることによって、アクセスされてもよい。要素1510は、番組が放送されるグループチャンネル、番組のタイトル、番組の元々の放送時間(該当する場合)、およびユーザが番組にアクセスした時間を示してもよい。さらに、要素1510は、各番組上にインジケータ1511を提供してもよい。ステータスインジケータは、アクセスされた番組の性質に関する情報を提供する。例えば、ステータスインジケータは、アクセスされた番組が、放送番組、オンデマンド番組、またはペイ・パー・ビュー番組であることを表示してもよい。また、ステータスインジケータは、以前にアクセスされた番組が現在アクセス可能であるか示すように機能してもよい(例えば、マーカ1512を使用して)。現在もユーザがアクセス可能であり得る以前にアクセスされたメディア番組は、記録された番組、オンデマンドコンテンツプロバイダを介して、ユーザ要求が利用可能なままであるオンデマンド番組、およびユーザがアクセス可能なままである以前に購入されたペイ・パー・ビュー番組(例えば、ユーザによって購入された3日間映画パス)を含む。ユーザがアクセス可能なままである番組に対し、対応する要素1510のユーザ選択(例えば、カーソルを要素上に配置し、ユーザ入力装置上の選択キーを押下することによって)によって、番組へのアクセスを提供する(例えば、番組の再生)。
【0119】
図15に示されるように、ユーザは、カーソル1501をナビゲートし、視聴履歴画面上の要素1510をハイライトしてもよい。縮尺映像ウィンドウ1520および記述1530は協働し、カーソルによってハイライトされた以前にアクセスされたメディア番組に関する情報を提供してもよい。例えば、情報表示領域1530は、以前にアクセスされた番組に関する記述情報を提供し、ウィンドウ1520は、番組に関連する映像を提供してもよい。例えば、ハイライトされた番組が、現在もユーザにアクセス可能である場合、ウィンドウ1520は、番組の再生を開始してもよい。縮尺映像ウィンドウに関連して前述したように、映像の再生は、ユーザによる起動を要求してもよい(例えば、カーソルで要素1510をハイライトしている間に、ユーザ入力装置上の「INFO」キーを押下する)。ユーザが番組へのアクセスを選択する際に、番組の縮尺映像が、ウィンドウ1520内ですでに開始されているアプローチでは、ガイダンスアプリケーションは、番組の冒頭から再生を開始したいのか、またはウィンドウ1520内ですでに進行している再生を継続したのか、ユーザにクエリを行ってもよい。
【0120】
ユーザによって選択された以前にアクセスされた番組が、現在アクセス不可能な場合、ガイダンスアプリケーションは、選択された番組がアクセス不可能であることをユーザに示してもよく、選択された番組が利用可能になると、ガイダンスアプリケーションは、以前にアクセスされた番組の再放送(すなわち、再上映)に関する情報、または選択された番組が属するシリーズの次の放送回に関する情報をユーザに提供してもよい。
【0121】
いくつかの例では、ウィンドウ1520および領域1530は、後になって、以前にアクセスされた番組に関する情報を提供してもよい。例えば、領域1530は、競技の総集編および競技の統計データを含む、過去のスポーツの競技の記述情報を表示してもよく、一方ウィンドウ1520は、競技のハイライトリールビデオクリップを表示してもよい。別のアプローチでは、ウィンドウ1520および領域1530を使用して、ユーザが、以前にアクセスされたシリーズの放送回をハイライトまたは選択すると、番組シリーズの別の放送回の宣伝をしてもよい。いくつかの実施形態では、要素1510がハイライトされると、ユーザは、「選択」または「情報」キーを押下し、番組に関する追加詳細情報へアクセスまたは番組に関連する他の機能を実行してもよい。
【0122】
視聴履歴画面1500は、単なる例示にすぎず、視聴履歴画面のさらなる側面が提供されてもよく、チャンネルグループから以前にアクセスされた番組のソートおよび検索を含んでもよいことを理解されたい。
【0123】
本発明の別の側面では、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、チャンネルグループ名簿(すなわち、チャンネルのリストおよびチャンネルグループの一部であるメディアリスト)を生成および編集することによって、カスタムチャンネルグループを生成することが可能となり得る。図16によって示される一実施形態では、ユーザは、チャンネル名簿内に含めるチャンネルを選択することによって、カスタムチャンネルグループを生成してもよい。画面1600は、図7のチャンネルグループ選択画面内の要素706のユーザ選択に基づいて、アクセスされてもよい。チャンネルグループの作成画面1600は、既存のチャンネルグループのリスト、およびサービスプロバイダによって提供される、またはユーザ機器によって受信されるすべてのチャンネルのリストを含んでもよい。表示されるチャンネルおよびチャンネルグループは、対話型要素1610およびチェックボックス1605によって表されてもよい。カーソル1601が提供され、チャンネルまたはチャンネルグループ要素1610に対応するハイライトされたチェックボックス1605のユーザ選択によって(例えば、カーソルをチェックボックス上に配置し、選択キーの押下によって)、チャンネルまたはチャンネルグループは、チャンネルグループ名簿ディスプレイ1620に追加されることになってもよい(および、チェックマークは、選択されたチャンネルまたはチャンネルグループ要素の隣に配置される)。また、ユーザは、チャンネルまたはチャンネルグループに関する情報を受信し、名簿選択に役立ててもよい。例えば、ユーザが、カーソルをチャンネルグループ要素上に配置し、「情報」キーを押下すると、ガイダンスアプリケーションは、オーバーレイ1650(図8のオーバーレイ850に類似)を表示する、またはユーザを別個の情報画面へ誘導することによって、チャンネルグループに関する情報(例えば、チャンネルグループを成すチャンネル、チャンネルグループの性質)をユーザに提供してもよい。同様に、ユーザが、ハイライトされたチャンネル要素1610に関する情報を要求すると、ガイダンスアプリケーションは、類似の機構を使用して、チャンネルに関する情報を提供してもよい(例えば、チャンネルによって放送される番組の性質)。いくつかの例では、ユーザは、メディアチャンネル全体ではなく、個々のメディアリストをチャンネルグループ名簿へ追加することを所望する場合がある。図16に示されるように、これは、チャンネル要素1610のユーザ選択に基づいて、オーバーレイ1660(オーバーレイ1650に追加)を表示することによって、適合されてもよい。オーバーレイ1660は、選択されたチャンネルを介して利用可能なメディアリスト1661を含んでもよい。例えば、画面1600は、双方向ゲームチャンネルがユーザによって選択され、オーバーレイ1660が、ゲームチャンネルを介して供給されるすべての双方向ゲームアプリケーション1631のリストを含む状態を示す。要素1610およびチェックボックス1605の操作に類似して、アプリケーション1661は、チェックボックス1662を選択することによって、個々に選択されてもよく、ユーザは、要素1661を選択することによって、個々のアプリケーションに関する情報を受信してもよい。また、ユーザが、所望の個々のチャンネルへのガイドとして、チャンネルグループ要素1610を使用し得るように、オーバーレイ1660に類似のオーバーレイを使用して、選択されたチャンネルグループ要素に含まれるチャンネルのユーザ選択を支援してもよい。ユーザがチャンネルグループ名簿1620の設定を終了すると、ユーザは、アイテム1630をハイライトおよび選択してもよく、それによってチャンネルグループが生成され(例えば、チャンネルグループ選択画面700を介したアクセスのため)、アプリケーションが前画面へ戻る(例えば、画面700)。また、画面1600をユーザに提供し、チャンネルグループ名簿を編集してもよい。例えば、ユーザは、図10のチャンネルグループポータル画面内の要素1008を選択することによって、チャンネルグループを編集するために選択してもよい。名簿が、サービスプロバイダまたはユーザによって元々収集されたかにかかわらず、ガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、チャンネルグループ名簿を編集することが可能となり得る。
【0124】
本発明に関して参照されるメディア番組は、テレビ番組、音声番組、インターネットウェブページ、双方向アプリケーション(例えば、ゲーム、自宅のショッピングアプリケーション)、写真等、任意の好適なメディア番組であってもよいことを理解されたい。また、本発明に関して参照されるメディアチャンネルは、テレビチャンネル、インターネットウェブサイト、衛星ラジオチャンネル等、任意のプロバイダまたはメディア番組のソースであってもよいことを理解されたい。単一チャンネルグループは、異なるメディアの種類の組み合わせをその名簿内に含めてもよい。本発明の別の実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、PDA等の従来のものではないプラットフォーム上に実装されてもよく、インターネットウェブサイト、衛星ラジオチャンネル、双方向ゲームチャンネル、およびオンデマンド映画チャンネル等、混合メディアチャンネルのためのガイダンスを提供してもよい。図17に示されるように、双方向チャンネルグループ要素1710は、インターネットウェブサイト、衛星ラジオ放送局、双方向ゲームチャンネル、およびオンデマンド映画チャンネルのグループのために提供されてもよい。例えば、対話型要素1710「World(世界)」は、世界の出来事を集約したインターネットウェブサイトおよび他の種類の番組のグループを表してもよい。同様に、対話型要素1710「Sports(スポーツ)」および「Money(金融)」は、規定のトピックを集約したインターネットウェブサイトおよび他の種類の番組のグループを表してもよい。対話型要素1710「Jaza(ジャズ)」は、ジャズ音楽に特化した衛星ラジオ放送局のグループを表してもよい。他の実施形態で前述したように、画面1700内に表示されるメディアチャンネルグループの選択は、サービスプロバイダ、ユーザ、またはそれらの組み合わせによって設定されてもよい。
【0125】
双方向チャンネルグループ要素1710のユーザ選択に基づいて(例えば、カーソル1701を要素上にナビゲートし、PDAによって提供されるユーザ入力を使用して選択を示すことによって)、ガイダンスアプリケーションは、メディアチャンネルグループに関する情報を表示し、グループに適用可能な機能へのアクセスを可能にする、グループポータル画面を提供してもよい。例えば、要素1710「World」のユーザ選択によって、グループ内に含まれるメディアチャンネルのリスト(例えば、CNN.com、BBCNews.com、Reuters.com)を含む、ポータル画面1800をガイダンスアプリケーションに表示させてもよい。さらに、メディアリスト1811は、例えば、トップニュース記事を含むウェブページへのリンクを特集するために、各メディアチャンネルに対し提供されてもよい。対話型要素1810のユーザ選択(例えば、カーソル1801を要素上へナビゲートし、PDAによって提供されるユーザ入力を使用して選択を示すことによって)によって、ユーザ選択ウェブサイトのホームページへのアクセスを提供してもよい。対話型要素1811の類似のユーザ選択は、ユーザによって要求された深い関わりのあるウェブページへの直接アクセスを提供してもよい(例えば、宣伝されるニュース記事を提供するウェブページ)。また、ユーザは、例えば、ウェブサイト要素1810をハイライトしている間に、PDA装置上の情報要求キーを押下することによって、個々のグループウェブサイトに関する情報(例えば、ウェブサイトコンテンツの性質)を受信することが可能となり得る。また、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループに対し実行可能な機能のリストをユーザに表示し、ユーザにグループに対する機能を起動させてもよい。図18に示されるように、要素1820は、グループのメディアチャンネル(例えば、ウェブサイト)のための電子メールアラートを設定する機能を表してもよい。実行する際、この機能は、例えば、本チャンネルグループの任意のウェブサイトに新しいトップ記事が追加される度に、電子メールを介してユーザにアラートしてもよい。
【0126】
別の実施例では、図19は、要素1710「Jazz」のユーザ選択に基づいて表示され得るジャズ音楽のチャンネルグループポータル画面を示す。ジャズ番組を集約する複数の衛星ラジオ放送局は、オンデマンド音楽およびジャズ関連ウェブサイト等、チャンネルグループ名簿の一部であり得る他のメディアと一緒に、要素1910として画面1900上に表示されてもよい。情報表示領域1920を使用して、チャンネルグループに関する情報を提供してもよい。例えば、領域1920は、全体としてのチャンネルグループに関する簡単な宣伝メッセージ、個々のラジオ放送局に関する宣伝メッセージ、およびチャンネルグループを介して提供される特集番組に関する情報を含んでもよい。前述したように、特集番組に関する宣伝情報は、定期的に変更され、複数の番組を宣伝してもよい。また、領域1920を使用して、放送局の音楽ジャンルの説明等、ユーザがハイライトしたラジオ放送局に関する情報を提供してもよい。画面1900は、グループチャンネル用のメディアリストを提供してもよい。例えば、音楽チャンネルに関する現在の番組のリストは、各チャンネル要素1910下に提供されてもよい。また、過去および未来の番組のリストが、提供されてもよい。音楽チャンネル要素1910のユーザ選択(例えば、カーソル1901を要素上にナビゲートし、PDAによって提供されるユーザ入力を使用して選択を示すことによって)によって、選択されたラジオ放送局へのアクセス(すなわち、チューニング)、またはユーザが放送局に加入していない場合は、放送局の番組のプレビュークリップを提供してもよい。また、要素1910のユーザ選択によって、選択されたラジオ放送局のみに関する情報(例えば、メディアリスト)を提供する画面をガイダンスアプリケーションに表示させ、選択されたチャンネルに関連するチャンネル指定機能をユーザに実行させてもよい。
【0127】
画面1900によって、ユーザは、表示されたメディアリストのプレビューを受信することが可能となり得る。例えば、現在放送されているラジオ番組のメディアリストを選択することによって、ユーザは、番組にチューニングされてもよい。選択されたメディアリストが未来の放送である場合、ユーザは、番組のプレビュークリップを受信してもよい。また、他の実施形態で前述したように、ガイダンスアプリケーションは、画面1900を使用して、オンデマンドリスト画面(1906)、多目的画面(および記録画面(1907)等、多目的画面によって提供されるリストの構成要素を含む任意の画面)、アクセス履歴画面、チャンネルグループ名簿編集画面等へのアクセスを提供してもよい。また、画面1900は、チャンネルグループに対し実行可能な機能へのアクセスをユーザに提供してもよい。例えば、対話型要素1905のユーザ選択によって、ジャズグループを介して提供されるすべてのラジオ放送局(および、随意に、個々のメディアリスト(例えば、オンデマンドアルバム))の購読をガイダンスアプリケーションに処理させ、続いてそのアクセス可能にしてもよい。
【0128】
図7−16の画面ならびに図17−19の画面は、機能の組み合わせの単なる実施例であることを理解されたい。代替実施形態として、これらの画面に示される機能を異なる方法で組み合わせたり、機能を追加したり、または別様にこれらの実施例を変更してもよい。
【0129】
図20は、本発明による、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、チャンネルグループを提供するための例示的工程図を示す。
【0130】
ステップ2010では、チャンネルグループが定義される。チャンネルグループ定義は、チャンネルグループ内に含まれるメディアチャンネルのリストを含み得るチャンネルグループ名簿であってもよく、また、グループチャンネルの1つに由来しない個々のメディアリストを含んでもよい。チャンネルグループ名簿(すなわち、グループチャンネルおよび名簿内の任意の個々のメディアリスト)は、少なくとも1つの共通する特徴を共有してもよい。図21の例示的工程図において詳述されるように、ステップ2010は、サービスプロバイダ入力ステップ2011およびユーザ入力ステップ2012を含んでもよい。ステップ2011では、チャンネルグループ定義は、例えば、サービスプロバイダ142(図1)によって提供されてもよい。例えば、サービスプロバイダは、チャンネルグループ名簿への入力として、ユーザに関するプロファイル情報を使用してもよい。サービスプロバイダは、メディアチャンネルの1つ以上の共通する特徴、またはチャンネルグループ名簿を編成するためのメディアリストを使用してもよい。さらに、サービスプロバイダは、チャンネルグループ名簿に対し人的編集制御を実施してもよい。ステップ2012では、チャンネルグループ名簿は、ユーザからの入力を含んでもよい。あるアプローチでは、チャンネルグループ名簿は、例えば、図16の編集画面を利用して、ユーザによって完全に提供されてもよい。別のアプローチでは、ユーザは、サービスプロバイダによって以前に提供されたチャンネルグループ名簿を編集してもよい。ステップ2013では、チャンネルグループ名簿(すなわち、チャンネルグループ定義)が生成され、例えば、メディア配信設備104またはユーザ機器108(図1)に、他のガイダンスアプリケーションデータと一緒に格納されてもよい。例えば、メディア配信設備104のサーバ140は、チャンネルグループ名簿を格納するチャンネルグループデータベースを提供してもよい。データベースは、システム内で(例えば、サービスプロバイダまたはユーザによって)定義されたチャンネルグループのそれぞれを表すデータベースアイテムを含んでもよい。チャンネルグループデータベースアイテムは、チャンネルグループ名簿データベースアイテムを含んでもよく、それによって、各個々のメディアチャンネルおよびチャンネルグループ名簿内のメディアリストを表すデータベースアイテムを含む。
【0131】
ステップ2020では、チャンネルグループに関する情報が、ユーザに提供される。図22の例示的工程図において詳述されるように、チャンネルグループに関する無数の情報が、ステップ2020に含まれるステップ2201−2216において提供されてもよい。ステップ2201では、チャンネルグループのメディアリストが、例えば、チャンネルグループポータル画面1000において、ユーザに提供されてもよい。チャンネルグループのメディアリストは、グループチャンネル用のメディアリストおよびチャンネルグループ名簿内に含まれる任意の個々のメディアリストを含んでもよい。チャンネルグループのメディアリストは、オンデマンドメディアリスト(ペイ・パー・ビューであっても、またはなくてもよい)(図12)を含んでもよい。図1の例示的システムでは、例えば、メディアリストが、サーバ140上のメディアリストデータベース内に格納されてもよい。各メディアリストは、個々に識別されてもよく(例えば、リストコードを使用して)、リストが提供されるメディアチャンネルと相互参照されてもよい。ユーザによるチャンネルグループのメディアリスト閲覧要求に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、サーバ140上に格納されるチャンネルグループ名簿データベースアイテムを使用して、メディアチャンネルに対応するメディアリストおよびチャンネルグループ名簿データベースアイテム内で識別されるメディアリストのメディアリストデータベースに対し、クエリを行ってもよい。次いで、ユーザに表示するために、チャンネルグループの対応するメディアリストをユーザ機器に伝送してもよい。
【0132】
メディアリストのプレビューは、例えば、オンデマンドメディアリストの映像プレビューの形式で、ステップ2202において提供されてもよい。図1の例示的システムでは、例えば、メディア番組は、サーバ140上のメディア番組データベース内に格納されてもよく、対応するメディアリストに対しキーが割り当てられてもよい。ユーザがメディアリストのプレビューを要求すると、ガイダンスアプリケーションは、メディアリストに対応するキーを使用して、メディア番組データベースに対しクエリを行ってもよい。次いで、対応するメディアリストのメディア番組は、ユーザ機器に伝送され、プレビューを提供してもよい。
【0133】
チャンネルグループの視聴履歴が、ステップ2203において提供されてもよい。視聴履歴は、所与の時間内に、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされたメディアをトラッキングする(図15)。例えば、図1の例示的システムでは、各チャンネルグループデータベースアイテムは、視聴履歴データベースアイテムを含んでもよい。視聴履歴データベースアイテムは、チャンネルグループを介してユーザによってアクセスされた各メディアリストを表すアイテムを含む。例えば、ユーザが、ユーザ機器を使用して、所与のメディアリストにアクセスすると、ガイダンスアプリケーションは、所与のメディアリストをサーバ140へ伝送してもよい。サーバ140は、リストのメディアチャンネル情報を使用して、メディアチャンネルが属するチャンネルグループのチャンネルグループデータベースに対しクエリを行ってもよい。次いで、メディアリストは、適切なチャンネルグループの視聴履歴データベースアイテムに追加される。
【0134】
チャンネルグループの番組リマインダのリストが、ステップ2204において提供されてもよい。チャンネルグループの保留中の記録および記録された番組のリストは、ステップ2205および2206において提供されてもよい。チャンネルグループからの購入番組のリストは、ステップ2208において提供されてもよい。例えば、図1の例示的システムでは、リマインダ、保留中の記録、および記録された番組は、サーバ140上の1つ以上のリマインダ/記録データベース内に、すべてメディアリストデータベースアイテムとして表されてもよい。データベース内に格納される各メディアリストアイテムは、メディアリストが提供されるメディアチャンネルのリストコードおよび識別表示(例えば、チャンネルコード)を含んでもよい。したがって、ユーザによるチャンネルグループのリマインダまたは記録の閲覧要求に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループ名簿データベースアイテム内に含まれるメディアチャンネルコードおよびメディアリストコードを使用して、適切なリマインダ/記録データベースに対しクエリを行ってもよい。チャンネルグループから記録された番組または購入された番組のプレビューは、それぞれ、ステップ2307および2309において提供されてもよい。そのようなプレビューは、ステップ2202において提供されるプレビューと類似の方法で達成されてもよい。ステップ2204−2209は、例えば、多目的画面1300(図13)を介して提供されてもよい。
【0135】
チャンネルグループそのものに関する宣伝情報は、ステップ2210において提供されてもよい。チャンネルグループに関する宣伝情報は、チャンネルグループを宣伝するビデオクリップを含んでもよい。グループチャンネルを宣伝するビデオクリップ等、グループチャンネルに関する宣伝情報は、ステップ2211において提供されてもよい。特集番組に関する情報または映像等、チャンネルグループからのメディア番組に関する宣伝情報は、ステップ2212において提供されてもよい。例えば、図1の例示的システムでは、サーバ140は、宣伝情報データベースを含んでもよい。宣伝情報(情報は、音声、映像、テキスト、図等にかかわらず)の各部分は、宣伝情報を識別するデータベースアイテムと一緒に、データベース内に格納される。識別子は、必要に応じて、宣伝情報をチャンネルグループ、メディアチャンネル、またはメディアリストと関連付ける1つ以上のコードを含んでもよい。ガイダンスアプリケーションが宣伝情報を要求する場合(例えば、画面1000上での表示のため)、ガイダンスアプリケーションは、チャンネルグループデータベースアイテム内に含まれ、表示のためのチャンネルグループに関連する宣伝情報を読み込む、チャンネルグループ、メディアチャンネル、およびメディアリストコードを使用して、宣伝情報データベースに対しクエリを行ってもよい。
【0136】
グループチャンネルのライブメディアフィード(例えば、映像フィード、音声フィード)は、ステップ2213において提供され、ステップ2214において、ユーザによって選択的にチューニングされてもよい。例えば、図1の例示的システムでは、チャンネルグループ名簿データベースアイテム内に含まれる各メディアチャンネルまたはメディアリストデータベースアイテムは、ガイダンスアプリケーションをメディアチャンネルまたはメディアリスト(例えば、デジタルテレビチャンネル、インターネットウェブサイトURL)の番組ソースへ導く番組ソース識別子を含んでもよい。ガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器を番組ソース識別子によって指定される番組ソースへ導き、ライブメディアフィードを受信してもよい。
【0137】
チャンネルグループに対し実行可能なガイダンスアプリケーション機能のリスト(例えば、お気に入りとして設定、ロック、購読)は、ステップ2215において提供されてもよい。例えば、図1の例示的システムでは、各メディアチャンネルおよびチャンネルグループ名簿データベースアイテム内に含まれるメディアリストデータベースアイテムは、メディアチャンネルまたはメディアリストに対し実行可能なガイダンスアプリケーション機能のリストを含んでもよい。チャンネルグループに対し実行可能な機能のリストは、これらの個々のリストから共通する機能を抽出することによって生成されてもよい。
【0138】
チャンネルグループ内のグループチャンネルのリストは、ステップ2216において提供されてもよい。図1の例示的システムでは、本リストは、サーバ140上に位置するチャンネルグループデータベースから提供されてもよい。
【0139】
ステップ2210−2216は、例えば、チャンネルグループポータル画面1000(図10)を介して提供されてもよい。上述のステップは、例示にすぎず、提供され得るチャンネルグループに関する包括的情報ではないことを理解されたい。ステップ2217では、チャンネルグループポータル画面(図10)が提供され、ステップ2201−2216の情報の表示または情報へのアクセスの提供のうちのいずれかを行ってもよい。このようにして、チャンネルグループに関する情報は、ガイダンスアプリケーション内の中心位置において提供されてもよい。
【0140】
ステップ2030では、ガイダンスアプリケーションの機能が、チャンネルグループに対し実行される。上述のように、ガイダンスアプリケーションは、1つ以上の選択されたチャンネルグループに対し、例えば、「Set as Favorite(お気に入りとして設定)、「Lock(ロック)/Unlock(ロック解除)」、「Subscribe(購読)」、および「News Alert(ニュースアラート)」機能を実行してもよい。図23の例示的工程図に詳述されるように、ステップ2030は、チャンネルグループ選択ステップ2031、ユーザ起動ステップ2032、グループチャンネル実行ステップ2033、およびメディアリスト実行ステップ2034を含んでもよい。ステップ2031では、ユーザは、ガイダンスアプリケーションの機能を起動する1つ以上のチャンネルグループを選択してもよい。例えば、画面700(図7)に関連して記載したように、ユーザは、機能の実行のために、複数のチャンネルグループを選択してもよい。別様に、画面1000(図10)に関連して記載したように、ガイダンスアプリケーションは、コンテクストによって、選択されたチャンネルグループを現在視聴されているチャンネルグループに設定してもよい。ステップ2032では、ユーザは、ユーザコマンドを入力することによって(例えば、ユーザ入力装置400を介して)、チャンネルグループに対しガイダンスアプリケーションの機能を起動する。ステップ2033では、ガイダンスアプリケーションは、1つ以上の選択されたチャンネルグループ内に含まれるグループチャンネルに対し、機能を実行する。例えば、「ロック」機能を実行する際、ガイダンスアプリケーションは、グループチャンネルをロックし、ロックされたチャンネルへのアクセスをパスワードの入力に基づくよう条件設定してもよい。ステップ2404では、ガイダンスアプリケーションは、1つ以上の選択されたチャンネルグループのチャンネルグループ名簿内に含まれるが、グループチャンネルから供給されない任意の個々のメディアリストに対し、随意に機能を実行してもよい。例えば、「ロック」機能を実行する際、ガイダンスアプリケーションは、グループチャンネル上で放送されないチャンネルグループ名簿内に含まれる、個々の番組へのアクセスをロックしてもよい。
【0141】
例えば、図1の例示的システムでは、ガイダンスアプリケーションは、メディアチャンネルのリストおよびメディアリストを構成してもよく、機能は、サーバ140上のチャンネルグループデータベースに対しクエリを行うことによって行われる。ユーザによって選択された1つ以上のチャンネルグループのチャンネルグループコードを使用して、ガイダンスアプリケーションは、前記選択されたチャンネルグループのチャンネルグループ名簿データベースアイテムへアクセスし、機能が実行されるチャンネルのリストおよびメディアリストを構成してもよい。いくつかの例では、ガイダンスアプリケーション機能の実行は、メディアチャンネルまたはメディアリストデータベースアイテム内の情報の1つ以上のアイテムを変更することによって、達成されてもよい。例えば、例示的実施形態の1つでは、ガイダンスアプリケーションは、メディアチャンネルまたはリストデータベースアイテム内のペアレンタルコントロールフィールドの値を「N」から「Y」へ変更することによって、「ロック」機能を実行してもよい。ガイダンスアプリケーションが、メディアチャンネルまたはメディアリストへアクセスするためのコマンドを受信する度に、ガイダンスアプリケーションは、そのようなメディアチャンネルのデータベースおよびメディアリストデータベースアイテムを参照してもよい。例えば、メディアリストへアクセスするためのユーザコマンドの受信に基づいて、ガイダンスアプリケーションは、メディアリストデータベースアイテムとユーザ選択リストに対応するメディアチャンネルデータベースアイテムの両方のために、このデータベースに対しクエリを行ってもよい。データベースアイテムのいずれかが、「Y」を示すペアレンタルコントロールフィールドを含む場合、ガイダンスアプリケーションは、メディアリストへのアクセスを阻止し、ペアレンタルコントロールPIN(暗証番号)の要求を表示する機能を実行する。したがって、本例示的実施例では、ガイダンスアプリケーションは、以前に構成されたリスト(メディアチャンネルおよび実行される機能のリスト)に対応するデータベースアイテム内の特定のフィールド値を変更することによって、1つ以上のチャンネルグループに対し機能を実行してもよい。
【0142】
工程図に関連する図1におけるシステムの前述の議論は、例示目的のみのためのものであり、工程図内に記載される機能性を達成するための代替システムおよびアプローチを排除するものと解釈されるべきではないことに留意されたい。
【0143】
前述の説明は、本発明の原理の単なる例示であって、種々の修正は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、当業者によってなされ得ることを理解されたい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図12A】
【図13】
【図14】
【図14A】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図12A】
【図13】
【図14】
【図14A】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2013−66218(P2013−66218A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−256461(P2012−256461)
【出願日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【分割の表示】特願2012−154570(P2012−154570)の分割
【原出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【分割の表示】特願2012−154570(P2012−154570)の分割
【原出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
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