【課題】双方向メディアガイダンスアプリケーションのためのプロファイルの管理の提供。
【解決手段】双方向メディアガイダンスアプリケーションのユーザは、複数のユーザ機器装置上でメディアコンテンツにアクセスし、メディアガイダンスを検索できる。ユーザプロファイルサーバは、ユーザのプロファイル情報の管理に使用され得る。ユーザプロファイルサーバは、ユーザのメディアネットワークおよびユーザのメディアネットワークに関連したユーザ機器装置に関する情報を含むユーザのプロファイル情報を保存できる。ユーザのプロファイル情報を使用し、ユーザのメディアネットワークの最適なユーザ機器装置上でメディアコンテンツを録画する機能を提供できる。ユーザのプロファイル情報を使用し、複数のユーザ機器装置とのユーザのモニタされた対話に基づいて、メディアコンテンツの推奨を提供することもできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
優先請求権
本出願は、２００６年９月２９日出願の米国特許出願番号１１／５４１，２４５、および２００６年９月２９日出願の米国特許出願番号１１／５４１，３１９、および２００６年９月２９日出願の米国特許出願番号１１／５４１，２４３の利益を請求する。
【背景技術】
【０００２】
本発明は、複数のユーザ機器装置を含む双方向メディアガイダンスシステムのためのユーザプロファイル情報の管理に関する。本発明は、予約された録画の管理にも関する。さらに、本発明は、他の装置とのユーザ対話に基づいて、他の装置から取得されたプロファイル情報およびメディアコンテンツ推奨をユーザ機器装置に提供することに関する。
【０００３】
メディアガイダンス装置およびアプリケーションのユーザは、ますます多くの種々のユーザ機器装置およびガイダンスアプリケーションを使用して、メディアコンテンツにアクセスする。単一ユーザは、例えば、複数のテレビ装置等の複数のユーザ機器装置からメディアコンテンツにアクセスすることができる。さらにユーザは、例えば、テレビ装置、ポータブルメディアプレーヤー、および携帯電話を含む異なるタイプのユーザ機器装置からメディアコンテンツにアクセスすることができる。異なるタイプの装置、同一タイプの異なる装置、および同一の装置を含む、ユーザによって使用される各装置は、異なるメディアガイダンスアプリケーションインターフェイスを有し得る。したがって、ユーザは、新しい装置に関するメディアガイダンスを検索するたびに、新しいアプリケーションインターフェイスをよく理解する必要があり得る。ユーザが新しいアプリケーションインターフェイスをよく理解するプロセスは、メディアを効率的に位置付けてアクセスし、新しい装置の使い方を学ぶユーザの能力を妨げる場合がある。ユーザは、ユーザらのユーザ機器装置すべてに共通するメディアガイダンスアプリケーションインターフェイスを有することから利益を得ることができる。共通のメディアガイダンス環境およびインターフェイスによって、ユーザは、より効率的かつ知的にメディアを識別してアクセスすることを可能にし、より迅速に新しい装置および機能の使い方を学ぶことを可能にする。
【０００４】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、それらのメディアガイダンスインターフェイスの外観をカスタマイズする機会をユーザに提供することができる。しかしながら、カスタマイズオプションは限定される場合がある。ユーザは、例えば、表示カラーおよびサイズ等のガイダンスアプリケーションのディスプレイ画面の基本機能をカスタマイズすることができる。ユーザは、メディアガイダンスインターフェイスの外観および機能性の両方をカスタマイズするためのより多くのカスタマイズオプションから利益を得ることができる。追加のカスタマイズオプションは、ガイダンスメニューをカスタマイズする能力、例えば、メニューオプションを含める、または隠す能力を含むことができる。カスタマイズオプションは、ユーザが、メディアコンテンツ一覧をカスタマイズして、ユーザの関心対象または関心を引きやすいメディアコンテンツを特集することができるようにする。カスタマイズオプションは、ユーザが、ガイダンスアプリケーションの機能性をカスタマイズして、例えば、メディアコンテンツに自動的にアクセスまたは録画するか、メディア番組のリマインダメッセージをユーザに提供できるようにもする。メディアガイダンスアプリケーションに対する特定のユーザのカスタマイズ選好に関する情報は、メディアガイダンスアプリケーションを実行するユーザ機器装置上に保存されるユーザプロファイルに保存され得る。
【０００５】
ユーザのメディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザが選択する必要のあるカスタマイズオプションが多数あるため、相当の時間と努力を要する場合がある。ユーザは、メディアガイダンスインターフェイスとのユーザ対話をモニタすることによって自動的に収集されたカスタマイズ情報を有することから利益を受けることができる。ユーザ対話のモニタによって、メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザが視聴したメディアコンテンツに基づいて、ユーザの関心対象のメディアコンテンツを自動的に特定することを可能にし得る。
【０００６】
ユーザ機器装置は、通常、ローカルメモリ上にユーザプロファイル情報を保存するため、およびユーザ機器装置は、ユーザプロファイル情報を共有するように構成されないため、ユーザは、ユーザらが使用する各ユーザ機器装置を個別に構成するように強いられ得る。ユーザは、ユーザらが新しい装置を取得し、古い装置を新しい装置と取り替えるたびに、ユーザプロファイル情報を装置に繰り返し入力する必要があり得る。したがって、メディアガイダンスアプリケーションのユーザは、ユーザプロファイル情報を共有できるユーザ機器装置から利益を受けることができ、それによって、ユーザは、各装置にカスタマイズ情報を提供する必要なく、複数の装置上にカスタマイズされたユーザインターフェイスを有することができる。さらに、ユーザは、第２の装置とのユーザ対話に基づいて、第１の装置で番組コンテンツの推奨を受信できることから利益を得ることができる。
【０００７】
ユーザ機器装置は、一般にスタンドアロン型装置として作動するため、機器装置でメディアガイダンスを検索しているユーザは、そのユーザ機器装置の機能性に限定され得る。ユーザは、例えば、ユーザがメディアコンテンツを録画することができないユーザ機器装置でメディアガイダンスを受信すると、メディアコンテンツを録画することができないことがある。したがって、ユーザは、機能性を共有するユーザ機器装置から利益を得ることができ、それによって、ユーザは、１つの装置から別の装置での録画を予約することができる。さらに、第１の機器装置のユーザが、第１機器装置よりも録画の実行により適切な第２の機器装置でメディアコンテンツを録画できるようにすることが有利であり得る。
【０００８】
したがって、ユーザは、異なるタイプの機器装置を含む異なるユーザ機器装置上で共通のメディアガイダンスアプリケーションおよびインターフェイスを提供するためのシステムおよび方法から利益を得ることができる。さらにユーザは、複数のユーザ機器装置でのユーザプロファイル情報を中央管理するためのシステムおよび方法から利益を得ることができる。共通のメディアガイダンスアプリケーションおよびユーザプロファイル情報の中央管理は、以下に説明されるように、追加の機能性の利益をユーザに提供することができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の原則に従って、ユーザプロファイル情報の管理のための方法およびシステムが提供される。
【００１０】
ユーザのメディアネットワークの最適なユーザ機器でメディアコンテンツを録画するための方法およびシステムも提供され得る。ユーザのメディアネットワークは、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、メディアコンテンツにアクセスするためにユーザが使用することができる１つ以上のユーザ機器装置に関連させることができる。ユーザプロファイルサーバは、ユーザのメディアネットワークに関連した複数のユーザ機器装置のリソースに関する情報を含む、ユーザプロファイル情報を保管することができる。ユーザのメディアネットワークに関連してメディアコンテンツを録画する要求に対応して、録画を実行するためのメディアネットワークの最適な装置が識別され得る。装置の適切性は、例えば、録画の時間における装置の利用可能性、それらが利用可能な記憶スペースの量、および他の適切な条件に関して評価され得る。適切性は、解像能力（高解像度、標準解像度）、または装置が提供できる録画の質に関しても評価され得る。装置の適切性は、連続録画を実行する装置の能力、および連続録画を実行するための装置の将来の利用可能性（または予想される将来の利用可能性）に関しても評価され得る。装置の適切性は、装置が一般に利用可能であるかどうか、または１日あるいは１週間のうちの特定期間中に、装置が一般に利用可能であるかどうかに関しても評価され得る。最適な装置が識別されると、ユーザプロファイルサーバは、メディアコンテンツを録画するメッセージを装置に伝送する。
【００１１】
複数のユーザ機器とのユーザのモニタされた対話に基づいて、推奨をユーザに提供するための方法およびシステムも提供される。複数のユーザ機器装置とのユーザの対話に関する情報は、ユーザプロファイルサーバ上のユーザプロファイル情報に保管され得る。ユーザの対話に関する情報を含むユーザプロファイル情報を処理して、ユーザに推奨されるメディアコンテンツを識別することができる。プロファイルサーバは、識別されたメディアコンテンツの推奨をネットワークのユーザ機器装置に伝送することができる。
【００１２】
ネットワークのサーバを使用して、ユーザプロファイル情報をメディアネットワークのユーザ機器装置に提供するための方法およびシステムも提供される。複数のユーザ機器装置を含むユーザメディアネットワークに対するユーザプロファイル情報は、ユーザプロファイルサーバ上に保管され得る。ユーザプロファイル情報を有しない装置が識別される場合があり、ユーザプロファイル情報が装置に伝送され得る。装置のタイプが判断される場合があり、サーバ上に保管され、装置のタイプに対応するユーザプロファイル情報が識別されて、装置に伝送され得る。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
（項目１）
ユーザのメディアネットワークにおける複数のユーザ機器装置の中で最適なユーザ機器装置でメディアコンテンツを録画するための方法であって、
前記複数のユーザ機器装置のそれぞれのリソースを説明するサーバ情報を保存するステップと、
前記メディアコンテンツを録画する複数のユーザ機器装置のユーザ機器装置に対する指示を受信するステップと、
リソースを説明する前記保管された情報に基づいて、前記ユーザのメディアネットワークにおけるユーザ機器装置から、前記メディアコンテンツを録画するために最適な前記リソースを有する前記ユーザ機器装置を特定するステップと、
サーバから前記特定されたユーザ機器装置にメッセージを伝送して、前記メディアコンテンツを録画するステップと、を備える、方法。
（項目２）
前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するステップは、
前記メディアコンテンツを録画する複数のユーザ機器装置の少なくとも１つのユーザ機器装置の利用可能性を判定するステップと、
前記複数のユーザ機器装置の少なくとも１つのユーザ機器装置の利用可能性に少なくとも部分的に基づいて、前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するステップと、を備える、項目１に記載の方法。
（項目３）
ユーザ機器装置の利用可能性を判定するステップは、録画される前記メディアコンテンツが録画される時に、前記ユーザ機器装置が使用される予定であるかどうかを判定するステップを備える、項目２に記載の方法。
（項目４）
前記複数のユーザ機器装置のそれぞれのリソースを説明する情報を保存するステップは、各装置で利用可能な記憶容量、前記メディアコンテンツが録画される時に各装置で利用可能になる記憶容量、各装置の現状、前記メディアコンテンツが録画される時に予想される各装置の状態、および各装置の録画解像能のうちの少なくとも１つに関連する情報を保存する、ステップを備える、項目１に記載の方法。
（項目５）
メディアコンテンツを録画する指示を受信するステップは、ユーザ機器装置によって生成されたメディアコンテンツを録画する指示を受信するステップを備える、項目１に記載の方法。
（項目６）
メディアコンテンツを録画する指示を受信するステップは、一連のテレビ番組を録画する指示を受信するステップを備える、項目１に記載の方法。
（項目７）
前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するステップは、前記一連のテレビ番組全体を録画するために最適なリソースを有するユーザ機器を特定するステップを備える、項目６に記載の方法。
（項目８）
前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するステップは、前記一連のテレビ番組の少なくとも１つのエピソードを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器を特定するステップを備える、項目６に記載の方法。
（項目９）
前記要求を実行するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するステップは、前記ユーザのメディアネットワークにおけるユーザ機器装置の中から、連続録画を実行できるユーザ機器装置を特定するステップを備える、項目６に記載の方法。
（項目１０）
メディアコンテンツを録画する指示を受信するステップは、前記複数のユーザ機器装置のうちのユーザ機器装置から指示を受信するステップを備える、項目１に記載の方法。
（項目１１）
メディアコンテンツを録画する指示を受信するステップは、前記ユーザのメディアネットワークの一部でない装置から指示を受信するステップを備える、項目１に記載の方法。
（項目１２）
指示を受信するステップは、特定のユーザ機器装置で前記メディアコンテンツを録画する指示を受信するステップを備える、項目１に記載の方法。
（項目１３）
前記特定のユーザ機器装置が、前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置でない場合に、前記ユーザに通知するステップをさらに備える、項目１２に記載の方法。
（項目１４）
前記メディアコンテンツを録画する前記特定のユーザ機器装置以外のユーザ機器装置の指示を受信するステップをさらに備える、項目１３に記載の方法。
（項目１５）
前記ユーザに対して、前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するステップをさらに備える、項目１に記載の方法。
（項目１６）
前記特定されたユーザ機器装置は、双方向番組ガイドを実現する、項目１に記載の方法。
（項目１７）
ユーザのメディアネットワークにおける複数のユーザ機器装置の中で最適なユーザ機器装置でメディアコンテンツを録画するためのメディアガイダンスシステムであって、
少なくとも部分的に回路で実現される双方向メディアガイダンスアプリケーションを含み、前記回路は、
前記複数のユーザ機器装置のそれぞれのリソースを説明するサーバ情報を保存し、
前記複数のユーザ機器装置のうちのユーザ機器装置に対するメディアコンテンツを録画する指示を受信し、
リソースを説明する前記保存された情報に基づいて、前記ユーザのメディアネットワークにおける前記ユーザ機器装置の中から、前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定し、
前記サーバから前記特定されたユーザ機器装置にメッセージを伝送して前記メディアコンテンツを録画するように構成される、システム。
（項目１８）
前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するように構成される前記回路は、
前記メディアコンテンツを録画する複数のユーザ機器装置のうちの少なくとも１つの利用可能性を判定して、
前記複数のユーザ機器装置のうちの少なくとも１つの利用可能性に少なくとも部分的に基づいて、前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するように構成される、項目１７に記載のシステム。
（項目１９）
ユーザ機器装置の利用可能性を判定するように構成される前記回路は、録画される前記メディアコンテンツが利用可能になる時に、前記ユーザ機器装置が使用される予定であるかどうかを判定するように構成される、項目１８に記載のシステム。
（項目２０）
前記複数のユーザ機器装置のそれぞれのリソースを説明する情報を保存するように構成される前記回路は、各装置で利用可能な記憶容量、前記メディアコンテンツが録画される時に各装置で利用可能になる記憶容量、各装置の現状、前記メディアコンテンツが録画される時に予想される各装置の状態、および各装置の録画解像能のうちの少なくとも１つに関連する情報を保存するように構成される、項目１７に記載のシステム。
（項目２１）
メディアコンテンツを録画する指示を受信するように構成される前記回路は、ユーザ機器装置によって生成されるメディアコンテンツを録画する指示を受信するように構成される、項目１７に記載のシステム。
（項目２２）
メディアコンテンツを録画する指示を受信するように構成される前記回路は、一連のテレビ番組を録画する指示を受信するように構成される、項目１７に記載のシステム。
（項目２３）
前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するように構成される前記回路は、前記一連のテレビ番組全体を録画するために最適なリソースを有するユーザ機器を特定するように構成される、項目２２に記載のシステム。
（項目２４）
メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するように構成される前記回路は、前記一連のテレビ番組の少なくとも１つのエピソードを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器を特定するように構成される、項目２２に記載のシステム。
（項目２５）
前記要求を実行するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を識別するように構成される前記回路は、ユーザのメディアネットワークにおけるユーザ機器装置の中から、連続録画を実行できるユーザ機器装置を特定するように構成される、項目２２に記載のシステム。
（項目２６）
メディアコンテンツを録画する指示を受信するように構成される前記回路は、前記複数のユーザ機器装置のうちのユーザ機器装置から指示を受信するように構成される、項目１７に記載のシステム。
（項目２７）
メディアコンテンツを録画する指示を受信するように構成される前記回路は、前記ユーザのメディアネットワークの一部でない装置から指示を受信するように構成される、項目１７に記載のシステム。
（項目２８）
指示を受信するように構成される前記回路は、特定のユーザ機器装置で前記メディアコンテンツを録画する指示を受信するように構成される、項目１７に記載のシステム。
（項目２９）
前記回路は、
前記特定のユーザ機器装置が、前記メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置でない場合に、前記ユーザに通知するようにさらに構成される、項目２８に記載のシステム。
（項目３０）
前記回路は、
前記メディアコンテンツを録画する前記特定のユーザ機器装置以外のユーザ機器装置の指示を受信するようにさらに構成される、項目２９に記載のシステム。
（項目３１）
前記回路は、
前記ユーザに対して、メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置を特定するようにさらに構成される、項目１７に記載のシステム。
（項目３２）
前記特定されたユーザ機器装置は、双方向番組ガイドを実現する、項目１７に記載のシステム。
（項目３３）
メディアネットワークの複数のユーザ機器装置とのユーザのモニタされた対話に基づいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、前記ユーザに推奨を提供するための方法であって、
前記複数のユーザ機器装置との前記ユーザのモニタされた対話に関する情報を含むサーバユーザプロファイル情報を保存するステップと、
前記保存されたユーザプロファイル情報に基づいてメディアコンテンツを特定するステップと、
前記サーバから前記ネットワークのユーザ機器装置に前記特定されたメディアコンテンツの推奨を伝送するステップと、を備える、方法。
（項目３４）
メディアコンテンツを特定するステップは、推奨が伝送されるユーザ機器装置に少なくとも部分的に基づいて、メディアコンテンツを特定するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目３５）
メディアコンテンツを識別するステップは、前記推奨が伝送されるユーザ機器装置のリソースに少なくとも部分的に基づいて、メディアコンテンツを特定するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目３６）
メディアコンテンツを特定するステップは、前記推奨が伝送されるユーザ機器装置の状態に部分的に基づいて、メディアコンテンツを特定するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目３７）
前記推奨は、前記複数のユーザ機器装置のうちの、前記特定されたメディアコンテンツにアクセスするために最適なリソースを有するユーザ機器装置に伝送される、項目３３に記載の方法。
（項目３８）
ユーザプロファイル情報を保存するステップは、第１のタイプのユーザ機器装置との前記ユーザのモニタされた対話に関する情報を保存するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目３９）
前記推奨が伝送されるユーザ機器装置は、前記第１のタイプのユーザ機器装置である、項目３８に記載の方法。
（項目４０）
前記保存されたユーザプロファイル情報は、第１のタイプの装置との前記ユーザのモニタされた対話に関する情報を含み、
メディアコンテンツを特定するステップは、前記第１のタイプの装置との前記ユーザのモニタされた対話に関する前記情報に基づいて、メディアコンテンツを特定するステップを含み、
ユーザ機器装置に推奨を伝送するステップは、第２のタイプのユーザ機器装置に推奨を伝送するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目４１）
推奨を伝送するステップは、前記識別されたメディアコンテンツを特定する前記ネットワークのユーザ機器装置にメッセージを伝送するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目４２）
推奨を伝送するステップは、前記特定されたメディアコンテンツを録画する前記ネットワークのユーザ機器装置にコマンドを伝送するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目４３）
推奨を伝送するステップは、前記ネットワークのユーザ機器装置にコマンドを伝送して、前記特定されたメディアコンテンツのための連続録画を設定するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目４４）
メディアコンテンツを特定するステップは、前記ユーザプロファイル情報に従って、前記ユーザが視聴したことのないメディアコンテンツを特定するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目４５）
メディアコンテンツを特定するステップは、アクセス料を必要とするメディアコンテンツを特定するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目４６）
メディアコンテンツを特定するステップは、前記ユーザの関心を引きやすいメディアコンテンツを特定するステップを備える、項目３３に記載の方法。
（項目４７）
前記推奨が伝送される前記ユーザ機器装置は、双方向番組ガイドを実現する、項目３３に記載の方法。
（項目４８）
メディアネットワークの複数のユーザ機器装置とのユーザのモニタされた対話に基づいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、推奨を前記ユーザに提供するためのメディアガイダンスシステムであって、
少なくとも部分的に回路で実現される双方向メディアガイダンスアプリケーションを含み、前記回路は、
前記複数のユーザ機器装置との前記ユーザのモニタされた対話に関する情報を含むサーバユーザプロファイル情報を保存し、
前記保管されたユーザプロファイル情報に基づいてメディアコンテンツを特定し、
前記サーバから前記ネットワークのユーザ機器装置に前記識別されたメディアコンテンツの推奨を伝送するように構成される、システム。
（項目４９）
メディアコンテンツを特定するように構成される前記回路は、前記推奨が伝送される前記ユーザ機器装置に少なくとも部分的に基づいて、メディアコンテンツを特定するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目５０）
メディアコンテンツを特定するように構成される前記回路は、前記推奨が伝送される前記ユーザ機器装置のリソースに少なくとも部分的に基づいて、メディアコンテンツを特定するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目５１）
メディアコンテンツを識別するように構成される前記回路は、前記推奨が伝送されるユーザ機器装置の状態に少なくとも部分的に基づいて、メディアコンテンツを特定するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目５２）
前記推奨を伝送するように構成される前記回路は、前記複数のユーザ機器装置のうちの、前記特定されたメディアコンテンツにアクセスするために最適なリソースを有するユーザ機器装置に前記推奨を伝送するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目５３）
ユーザプロファイル情報を保存するように構成される前記回路は、第１のタイプのユーザ機器装置との前記モニタされたユーザ対話に関する情報を保存するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目５４）
前記推奨を伝送するように構成される前記回路は、前記第１のタイプのユーザ機器装置に前記推奨を伝送するように構成される、項目５３に記載のシステム。
（項目５５）
前記保存されたユーザプロファイル情報は、第１のタイプの装置との前記ユーザのモニタされた対話に関する情報を備え、
メディアコンテンツを特定するように構成される前記回路は、前記第１のタイプの装置との前記ユーザのモニタされた対話に関する前記情報に基づいて、メディアコンテンツを特定するように構成され、
ユーザ機器装置に推奨を伝送するように構成される前記回路は、第２のタイプのユーザ機器装置に推奨を伝送するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目５６）
推奨を伝送するように構成される前記回路は、前記特定されたメディアコンテンツを特定する前記ネットワークのユーザ機器装置にメッセージを伝送するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目５７）
推奨を伝送するように構成される前記回路は、前記ネットワークのユーザ機器装置にコマンドを伝送して、前記特定されたメディアコンテンツを録画する、項目４８に記載のシステム。
（項目５８）
推奨を伝送するように構成される前記回路は、前記ネットワークのユーザ機器装置にコマンドを伝送して、前記特定されたメディアコンテンツのための連続録画を設定するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目５９）
メディアコンテンツを特定するように構成される前記回路は、前記ユーザプロファイル情報に従って、前記ユーザが視聴したことのないメディアコンテンツを特定するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目６０）
メディアコンテンツを特定するように構成される前記回路は、アクセス料を必要とするメディアコンテンツを特定するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目６１）
メディアコンテンツを特定するように構成される前記回路は、前記ユーザの関心を引く可能性のあるメディアコンテンツを特定するように構成される、項目４８に記載のシステム。
（項目６２）
前記推奨が伝送される前記ユーザ機器装置は、双方向番組ガイドを実現する、項目４８に記載のシステム。
（項目６３）
ネットワークのサーバを使用して、ユーザプロファイル情報を前記メディアネットワークの新しいユーザ機器装置に提供するための方法であって、
ユーザプロファイル情報を前記サーバ上に保存するステップであって、前記保存されたユーザプロファイル情報は、前記ネットワークの第１のユーザ機器装置から受信される情報を含む、ステップと、
前記ネットワークの前記新しいユーザ機器装置が、前記保存されたユーザプロファイル情報を有しないことを検出するステップと、
前記保存されているユーザプロファイル情報の少なくとも一部を前記検出された新しいユーザ機器装置に伝送するステップと、を備える、方法。
（項目６４）
前記新しいユーザ機器装置は、前記第１のユーザ機器装置とは異なるタイプである、項目６３に記載の方法。
（項目６５）
前記検出された新しいユーザ機器装置に伝送される前記ユーザプロファイル情報は、前記新しいユーザ機器装置のタイプに関連する前記情報を備える、項目６４に記載の方法。
（項目６６）
第１のタイプの装置に関連する前記保存されたユーザプロファイル情報の少なくとも一部を、第２のタイプの装置に関連するユーザプロファイル情報に変換するステップをさらに備える、項目６５に記載の方法。
（項目６７）
前記サーバ上に保存された前記ユーザプロファイル情報を前記ネットワークの前記第１のユーザ機器装置からのユーザプロファイル情報に同期させるステップをさらに備える、項目６３に記載の方法。
（項目６８）
前記新しいユーザ機器装置が前記保存されたユーザプロファイル情報を有しないことを検出するステップは、前記新しいユーザ機器装置からの前記保存されたユーザプロファイル情報の要求を受信するステップを備える、項目６３に記載の方法。
（項目６９）
前記新しいユーザ機器装置が前記保存されたユーザプロファイル情報を有しないことを検出するステップは、前記新しい装置が前記ネットワークに追加されたことを検出するステップを備える、項目６３に記載の方法。
（項目７０）
前記新しいユーザ機器装置が前記保存されたユーザプロファイル情報を有しないことを検出するステップは、前記ユーザプロファイル情報に関連するユーザが前記新しいユーザ機器装置にログオンしたことを検出するステップを備える、項目６３に記載の方法。
（項目７１）
前記ユーザプロファイル情報に関連する前記検出された新しいユーザ機器装置メディアコンテンツに伝送するステップをさらに備える、項目６３に記載の方法。
（項目７２）
前記サーバに保存される前記ユーザプロファイル情報は、ユーザ個人化データを備える、項目６３に記載の方法。
（項目７３）
前記サーバに保存される前記ユーザプロファイル情報は、ユーザ構成情報を備える、項目６３に記載の方法。
（項目７４）
前記検出された新しいユーザ機器装置に、デフォルトのユーザプロファイル情報を伝送するステップをさらに備える、項目６３に記載の方法。
（項目７５）
前記新しいユーザ機器装置は、双方向番組ガイドを実現する、項目６３に記載の方法。
（項目７６）
ネットワークのサーバを使用して、前記メディアネットワークの新しいユーザ機器装置にユーザプロファイル情報を提供するためのメディアガイダンスシステムであって、
少なくとも部分的に回路で実現される双方向メディアガイダンスアプリケーションを備え、前記回路は、
ユーザプロファイル情報を前記サーバ上に保存し、前記保存されたユーザプロファイル情報は、前記ネットワークの第１のユーザ機器装置から受信される情報を含み、
前記ネットワークの前記新しいユーザ機器装置が、前記保存されたユーザプロファイル情報を有しないことを検出し、
前記保存されたユーザプロファイル情報の少なくとも一部を、前記検出された新しいユーザ機器装置に伝送するように構成される、システム。
（項目７７）
前記新しいユーザ機器装置は、前記第１のユーザ機器装置とは異なるタイプである、項目７６に記載のシステム。
（項目７８）
前記検出された新しいユーザ機器装置に伝送される前記ユーザプロファイル情報は、前記新しいユーザ機器装置のタイプに関連する前記情報を含む、項目７７に記載のシステム。
（項目７９）
第１のタイプの装置に関連する前記保存されたユーザプロファイル情報の少なくとも一部を第２のタイプの装置に関連するユーザプロファイル情報に変換するように構成される回路をさらに備える、項目７８に記載のシステム。
（項目８０）
前記サーバ上に保存される前記ユーザプロファイルを前記ネットワークの前記第１のユーザ機器装置からのユーザプロファイルに同期させるように構成される回路をさらに備える、項目７６に記載のシステム。
（項目８１）
前記新しいユーザ機器装置が、前記保存されたユーザプロファイル情報を有しないことを検出するように構成される前記回路は、前記保存されたユーザプロファイル情報の要求を、前記新しいユーザ機器装置から受信するように構成される、項目７６に記載のシステム。
（項目８２）
前記新しいユーザ機器装置が、前記保存されたユーザプロファイル情報を有しないことを検出するように構成される前記回路は、前記新しい装置が前記ネットワークに追加されたことを検出するように構成される、項目７６に記載のシステム。
（項目８３）
前記新しいユーザ機器装置が、前記保存されたユーザプロファイル情報を有しないことを検出するように構成される前記回路は、前記ユーザプロファイル情報に関連するユーザが、前記新しいユーザ機器装置にログオンしたことを検出するように構成される、項目７６に記載のシステム。
（項目８４）
前記検出された新しいユーザ機器装置に、前記ユーザプロファイル情報に関連するメディアコンテンツを伝送するように構成される回路をさらに備える、項目７６に記載のシステム。
（項目８５）
前記サーバ上に保存される前記ユーザプロファイル情報は、ユーザ個人化データを含む、項目７６に記載のシステム。
（項目８６）
前記サーバ上に保存される前記ユーザプロファイル情報は、ユーザ構成情報を含む、項目７６に記載のシステム。
（項目８７）
前記検出された新しいユーザ機器装置に、デフォルトのユーザプロファイル情報を伝送するように構成される回路をさらに備える、項目７６に記載のシステム。
（項目８８）
前記新しいユーザ機器装置は、双方向番組ガイドを実現する、項目７６に記載のシステム。
（項目８９）
前記ユーザ機器装置のタイプに基づいて、ユーザプロファイル情報をメディアネットワークの前記ユーザ機器装置に提供するための方法であって、
ユーザプロファイル情報をサーバ上に保存するステップであって、前記保存されるユーザプロファイル情報は、複数のタイプのユーザ機器装置に関連したユーザ個人化データを含む、ステップと、
複数のタイプのユーザ機器装置の中から、第１のユーザ機器装置のタイプを判定するステップと、
前記第１のユーザ機器装置のタイプに関連した前記ユーザ個人化データを特定するステップと、
前記第１のユーザ機器装置に、前記特定されたユーザ個人化データを伝送するステップと、を備える、方法。
（項目９０）
第１のタイプの装置に関連する前記保存されたユーザ個人化データの少なくとも一部を、第２のタイプの装置に関連するユーザ個人化データに変換するステップをさらに備える、項目８９に記載の方法。
（項目９１）
前記サーバ上に保存された前記ユーザプロファイル情報を、前記ネットワークの複数のユーザ機器装置からのユーザプロファイル情報に同期させるステップをさらに備える、項目８９に記載の方法。
（項目９２）
前記第１のユーザ機器装置は、前記保存されたユーザプロファイル情報のいずれも有しない新しいユーザ機器装置である、項目８９に記載の方法。
（項目９３）
前記サーバ上に保存される前記ユーザプロファイル情報は、ユーザ構成情報を備える、項目８９に記載の方法。
（項目９４）
前記検出された新しいユーザ機器装置に、デフォルトのユーザ個人化データを伝送するステップをさらに備える、項目８９に記載の方法。
（項目９５）
前記第１のユーザ機器装置から、前記特定されたユーザ個人化データの要求を受信するステップをさらに備える、項目８９に記載の方法。
（項目９６）
前記ユーザプロファイル情報に関連するユーザが、前記第１のユーザ機器装置にログオンしたことを検出するステップをさらに備える、項目８９に記載の方法。
（項目９７）
前記第１のユーザ機器装置のタイプに関連する前記ユーザ個人化データを特定するステップは、前記第１のユーザ機器装置と同タイプのユーザ機器装置から受信されたデータを特定するステップを備える、項目８９に記載の方法。
（項目９８）
前記第１のユーザ機器装置は、双方向番組ガイドを実現する、項目８９に記載の方法。
（項目９９）
前記ユーザ機器装置のタイプに基づいて、ユーザプロファイル情報をメディアネットワークのユーザ機器装置に提供するためのメディアガイダンスシステムであって、
少なくとも部分的に回路で実現される双方向メディアガイダンスアプリケーションを備え、前記回路は、
ユーザプロファイル情報をサーバ上に保存し、前記保存されたユーザプロファイル情報は、複数のタイプのユーザ機器装置に関連したユーザ個人化データを含み、
複数のタイプのユーザ機器装置の中から、第１のユーザ機器装置の前記タイプを判定し、
前記第１のユーザ機器装置のタイプに関連した前記ユーザ個人化データを特定し、
前記第１のユーザ機器装置に、前記特定されたユーザ個人化データを伝送するように構成される、システム。
（項目１００）
第１のタイプの装置に関連する前記保存されたユーザ個人化データの少なくとも一部を、第２のタイプの装置に関連するユーザ個人化データに変換するように構成される回路をさらに含む、項目９９に記載のシステム。
（項目１０１）
前記サーバ上に保存された前記ユーザプロファイル情報を、前記ネットワークの前記複数のユーザ機器装置からのユーザプロファイル情報に同期させるように構成される回路をさらに備える、項目９９に記載のシステム。
（項目１０２）
前記第１のユーザ機器装置は、前記保存されたユーザプロファイル情報のいずれも有しない新しいユーザ機器装置である、項目９９に記載のシステム。
（項目１０３）
前記サーバ上に保存された前記ユーザプロファイル情報は、ユーザ構成情報を含む、項目９９に記載のシステム。
（項目１０４）
前記検出された新しいユーザ機器装置に、デフォルトのユーザ個人化データを伝送するように構成される回路をさらに備える、項目９９に記載のシステム。
（項目１０５）
前記第１のユーザ機器装置から、前記特定されたユーザ個人化データの要求を受信するように構成される回路をさらに備える、項目９９に記載のシステム。
（項目１０６）
前記ユーザプロファイル情報に関連するユーザは、前記第１のユーザ機器装置にログオンしたことを検出するように構成される回路をさらに備える、項目９９に記載のシステム。
（項目１０７）
前記第１のユーザ機器装置のタイプに関連する前記ユーザ個人化データを特定するように構成される前記回路は、前記第１のユーザ機器装置と同タイプのユーザ機器装置から受信されたデータを特定するように構成される、項目９９に記載のシステム。
（項目１０８）
前記第１のユーザ機器装置は、双方向番組ガイドを実現する、項目９９に記載のシステム。
【図面の簡単な説明】
【００１３】
本発明のさらなる特徴、その性質および種々の利益は、添付の図面および以下の詳細な説明から、より明らかになる。
【図１】本発明の一実施形態に従う例示的なグリッド番組一覧ディスプレイ画面を示す。
【図２】本発明の一実施形態に従う例示的なビデオモザイク番組一覧ディスプレイ画面を示す。
【図３】本発明の一実施形態に従う例示的なログインピクチャインピクチャディスプレイ画面を示す。
【図４】本発明の一実施形態に従う例示的なピクチャインピクチャユーザメディアネットワークビューディスプレイ画面を示す。
【図５】本発明の一実施形態に従う例示的な番組一覧ディスプレイ画面を示す。
【図６】本発明の一実施形態に従う例示的な録画設定ピクチャインピクチャディスプレイ画面を示す。
【図７】本発明の一実施形態に従う例示的なユーザ機器装置の一般化された実施形態を示す。
【図８】本発明の一実施形態に従う例示的な双方向メディアガイダンスシステムの一般化された実施形態を示す。
【図９】本発明の一実施形態に従う例示的なプロファイルデータ構造の模式図である。
【図１０】本発明の一実施形態に従う例示的なユーザメディアネットワークデータ構造の模式図である。
【図１１】本発明の一実施形態に従う例示的なプロファイル情報データ構造の模式図である。
【図１２】本発明の一実施形態に従う例示的な個人化情報データ構造の模式図である。
【図１３】本発明の一実施形態に従う例示的なメディアコンテンツ情報データ構造の模式図である。
【図１４】本発明に従うユーザのメディアネットワークにログインするための例示的な工程図を示す。
【図１５】本発明に従うユーザのメディアネットワークに関するユーザプロファイル情報を同期させるための例示的な工程図を示す。
【図１６】本発明に従うユーザ機器装置に対してユーザプロファイル情報を伝送するための例示的な工程図を示す。
【図１７】本発明に従うユーザ機器装置にユーザプロファイル情報を伝送するための例示的な工程図を示す。
【図１８】本発明に従ってユーザのメディアネットワーク上で録画を設定するための例示的な工程図を示す。
【図１９】本発明に従ってユーザのメディアネットワーク上で録画を設定するための例示的な工程図を示す。
【図２０】本発明に従いユーザに推奨を提供するための例示的な工程図を示す。
【発明を実施するための形態】
【００１４】
いかなるメディア伝達システムにおいても、ユーザが利用可能なメディアの量は、膨大になる可能性がある。結果として、多数のユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートして、希望のメディアを容易に識別できるインターフェイスを介する形式のメディアガイダンスを望んでいる。このようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと呼ぶが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと呼ばれることがある。
【００１５】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに応じて、多様な形式を取り得る。１つの典型的なタイプのメディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド（電子番組ガイドと呼ばれることもある）は、周知のガイダンスアプリケーションで、ユーザが、特に、従来のテレビ番組（従来の放送、ケーブル、衛星、インターネットまたはその他の手段を経由して提供される）、有料番組、オンデマンド番組（ビデオオンデマンド（ＶＯＤ）システムのように）、インターネットコンテンツ（例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャストなど）、およびその他のタイプのメディアまたはビデオコンテンツを含む多種のメディアコンテンツ間のナビゲーションや検索するのを可能にする。ガイダンスアプリケーションは、ユーザが、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含むビデオコンテンツに関係したコンテンツ間のナビゲーションおよび検索することも可能にする。
【００１６】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速ワイヤレスネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、およびハンドヘルドコンピュータ、携帯端末（Ｐｅｒｓｏｎａｌ ｄｉｇｉｔａｌ ａｓｓｉｓｔａｎｔ：ＰＤＡ）、モバイル電話、車載テレビ電話、またはその他のモバイル装置のような、従来はメディアにアクセスしなかった他の装置上でアクセスしている。これらの装置上で、ユーザは、テレビを介して利用可能であるのと同じメディア間をナビゲートおよび検索することができる。結果として、メディアガイダンスは、これらの装置上でも必要である。ガイダンスは、テレビだけを介して視聴可能なメディアコンテンツ、これらの装置のうちの１つ、またはそれ以上のみを介して視聴可能なメディアコンテンツ、または、テレビおよびこれらの装置のうちの１つ以上で視聴可能なメディアコンテンツに対して、提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、ハンドヘルドコンピュータ、ＰＤＡ、モバイル電話、または他のモバイル装置上で、オンラインアプリケーション（つまり、ウェブサイト上で提供）、または、スタンドアロン型アプリケーションまたはクライアントとして提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションを実現することができる多様な装置およびプラットフォームについて、以下に詳細を説明する。
【００１７】
双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、メディアを識別およびアクセスするユーザの能力を強化するために、ガイダンスアプリケーションをカスタマイズすることができる。ユーザ個人化オプション、ユーザ選好オプション、およびユーザが選択したメディアコンテンツに関する情報を使用して、ガイダンスアプリケーションおよびアプリケーションがガイダンスを提供するメディアコンテンツの外観および機能を変更することができる。個人化オプションは、構成情報を含むことによって、ユーザがガイダンスアプリケーションの外観および機能をカスタマイズするのを可能にする。構成情報によって、例えば、ユーザは、ガイダンスアプリケーションによって表示されるメニュー、およびメニューの作動の仕方を決定するのを可能にする。選好オプションは、ユーザの選好メディアコンテンツ（例えば、「シンプソンズ（Ｔｈｅ Ｓｉｍｐｓｏｎｓ）」）、メディアの選好カテゴリ（例えば、ドラマ、アクション）、またはメディアの選好タイプ（例えば、マンガ、映画）を含む、ユーザのメディア選好に関する情報を含むことができる。選好情報を使用して、例えば、ユーザの関心対象となる可能性のあるメディアコンテンツの推奨をユーザに提供することができる。ユーザが選択したメディアコンテンツに関する情報は、ユーザが視聴した、ユーザが録画した、またはユーザが関心対象として特定したメディアコンテンツの一覧を含むことができる。このメディアコンテンツ情報は、一覧されたメディアコンテンツ、または一覧されたメディアコンテンツに関連するメディアコンテンツの録画を含むこともできる。各ユーザの個人化情報、選好情報、およびメディアコンテンツ情報は、ユーザに関連したユーザプロファイルに保管することができる。
【００１８】
ユーザが、より多くの装置からメディアコンテンツにアクセスするにつれて、異なる装置で実行しているメディアガイダンスアプリケーションの外観と雰囲気を標準化し、装置がユーザプロファイル情報を共有できるようにする必要性が生じてきた。本発明は、複数の装置のためのユーザプロファイル情報を管理するための方法およびシステムを提供する。
【００１９】
本明細書で言及されるユーザは、個人のユーザまたはユーザのグループ、例えば家族のメンバーまたは友達のグループ等であり得る。ユーザは、テレビ、携帯電話、およびポータブルメディアプレーヤー等の複数のユーザ機器装置を使用して、メディアコンテンツにアクセスし得る。ユーザによって使用されるユーザ機器装置は、ユーザのメディアネットワークを形成する。ユーザのメディアネットワークは、例えば、ユーザのＷＩＦＩホームネットワークを通じて接続されたユーザのテレビおよびパーソナルコンピュータを含むホームネットワークであり得る。代替として、ユーザのメディアネットワークは、インターネット、または、例えば、テレビサービスプロバイダネットワークおよび携帯電話ネットワーク等の第三者ネットワークを通じて接続されたユーザ機器装置を含むことができる。ユーザのメディアネットワークは、ユーザの携帯電話等のユーザによってのみ使用される機器装置を含むことができる。ユーザのメディアネットワークは、家庭の複数メンバーによって使用されるテレビ等の共有機器を含むこともできる。
【００２０】
ユーザのメディアネットワークのユーザ機器装置のためのプロファイル情報は、装置間で共有され、各装置上のユーザに提供されるメディアガイダンスを協働させることができる。協働調整は、ユーザ構成情報を共有して、ユーザの装置のすべてにおいて共通または類似するメディアガイダンスインターフェイスを提供するステップを含むことができる。協働調整は、選好情報を共有して、調整されたメディアコンテンツ推奨を装置上で提供するステップを含むこともできる。協働調整は、メディアコンテンツ情報を共有して、ユーザが複数の装置から録画されたコンテンツにアクセスできるようにするステップを含むことができる。協働調整は、追加機能性を提供することができ、例えば、ユーザが、ネットワーク上の別の装置を使用して、ユーザのメディアネットワーク上の装置と遠隔的に通信するか、または制御するのを可能にする。
【００２１】
メディアガイダンスアプリケーションの機能の１つは、メディア一覧やメディア情報をユーザに提供することである。図１〜６は、メディアガイダンス、特にメディア一覧で提供するために使用できる例示的な表示画面を示す。図１〜６に示された表示画面は、任意の適切な装置またはプラットフォーム上に実現することができる。図１〜６の表示は、全画面の表示として例示されているが、表示されているメディアコンテンツを完全または部分的にオーバーレイすることもできる。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプションを選択することによって（例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等）、または、リモコン装置または他のユーザ入力インターフェイスまたは装置上の専用ボタン（例えば、「ガイド」ボタン）を押すことによって、メディア情報にアクセスする意思があることを示すことができる。ユーザの指示に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、枠内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、メディアのタイプ別、カテゴリ別（例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ）、または、他の定義済みの、ユーザ定義の、または他の体系化の条件等、いくつかの方式のうちの１つで体系化されたメディア情報を備える表示画面を提供することができる。_｝
図１は、時間およびチャンネル別に配置された例示的な枠の番組一覧表示１００を示しているが、単一の表示で多種のメディアコンテンツにアクセスすることも可能である。ディスプレイ１００は、（１）チャンネル／メディアタイプ識別子の列１０４（各チャンネル／メディアタイプ識別子（列のセル）は利用可能な異なるチャンネルまたはメディアのタイプを特定する）、および（２）時間識別子の行１０６（各時間識別子（行のセル）は番組の時間帯を特定する）を備える枠１０２を含むことができる。また、枠１０２は、番組一覧１０８のような番組一覧の欄を含み、各一覧は、一覧に関連したチャンネルや時刻上に提供される番組のタイトルを提供する。ユーザ入力装置によって、ユーザは、ハイライト領域１１０を移動することによって、番組一覧を選択することが可能である。ハイライト領域１１０によって選択された番組一覧に関連する情報は、番組情報領域１１２に提供される。領域１１２は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時刻（該当する場合）、番組が放送されるチャンネル（該当する場合）、番組の評価および他の望ましい情報を含むことができる。
【００２２】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、スケジュールに従い提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドメディアコンテンツ（例えばＶＯＤ）、インターネットコンテンツ（例えばストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等）、ローカルに保存されているメディアコンテンツ（例えば、デジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）、デジタルビデオディスク（ＤＶＤ）、ビデオカセット、コンパクトディスク（ＣＤ）に保管されたビデオコンテンツ等）、または時間に関係しない他のメディアコンテンツを含む、多種のメディアソースからのコンテンツを含む。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツ両方を含むことができる（例えば、「Ｔｈｅ Ｓｏｐｒａｎｏｓ」や「Ｃｕｒｂ
Ｙｏｕｒ Ｅｎｔｈｕｓｉａｓｍ」を提供しているＨＢＯ Ｏｎ Ｄｅｍａｎｄ）。ＨＢＯ ＯＮ ＤＥＭＡＮＤ、ＴＨＥ ＳＯＰＲＡＮＯＳおよびＣＵＲＢ ＹＯＵＲ ＥＮＴＨＵＳＩＡＳＭは、Ｈｏｍｅ Ｂｏｘ Ｏｆｆｉｃｅ， Ｉｎｃの登録商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャストのようなウェブイベント、または、インターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス（例えばＦＴＰ）を介して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで視聴可能なコンテンツを含むことができる。
【００２３】
枠１０２は、オンデマンド一覧１１４、録画メディア一覧１１６、およびインターネットコンテンツ一覧１１８を含む非線形番組のための一覧を提供することができる。異なるタイプのメディアソースからのコンテンツのための表示組み合わせ一覧は、「混合型メディア」表示と呼ばれることがある。ディスプレイ１００とは異なる、表示可能な一覧のタイプの多様な並びは、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づくことができる（例えば、録画および放送一覧だけの表示、オンデマンドおよび放送の一覧だけの表示、等）。例示されているように、一覧１１４、１１６および１１８は、これらの一覧の選択がそれぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供できることを示すように、枠１０２内に表示される時間帯全体に示される。他の実施形態では、これらメディアタイプの一覧は、枠１０２内に直接含めることができる。追加の一覧は、ナビゲーションアイコン１２０のうちの１つを選択するユーザに応答して表示することができる。（ユーザ入力装置上の矢印キーを押すと、ナビゲーションアイコン１２０を選択するのと同様な方式で表示を変化することができる。）
ディスプレイ１００は、ビデオ領域１２２、広告１２４、オプション領域１２６、およびユーザメディアネットワーク識別領域１２８を含むこともできる。ユーザメディアネットワーク識別領域１２８は、番組ガイドが現在関連しているユーザメディアネットワークを特定することができる。ビデオ領域１２２によって、ユーザは、ユーザが現在利用可能、利用可能になる予定、または、利用可能であった番組を表示および／プレビューすることができるようになる場合がある。ビデオ領域１２２のコンテンツは、枠１０２に表示される一覧のうちの１つに対応、または、それから独立することができる。ビデオ領域を含む枠表示はピクチャインガイド（ＰＩＧ）表示と呼ばれる場合がある。ＰＩＧ表示とその機能については、２００３年５月１３日出願のＳａｔｔｅｒｆｉｅｌｄらの米国特許番号６，５６４，３７８および２００１年５月２９日出願のＹｕｅｎらの米国特許番号６，２３９，７９４に詳細が説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。ＰＩＧ表示は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含むことができる。
【００２４】
広告１２４は、視聴者のアクセス権（例えば、番組サービスに加入）に応じて、現在視聴が可能、今後視聴が可能、または視聴が可能になることはない、メディアコンテンツに対して広告を提供することができ、さらに、枠１０２内の１つ以上のメディア一覧に対応または無関係にすることができる。広告１２４は、また、枠１０２に表示されるメディアコンテンツに関係または無関係な製品またはサービスに対する広告にすることもできる。広告１２４は、選択可能にすることができ、メディアコンテンツに関する詳細情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、メディアコンテンツ、製品またはサービスの購入を可能にする、広告に関係するメディアコンテンツを提供することなどができる。広告１２４は、ユーザのプロファイル／選好、モニタされたユーザアクティビティ、提供される表示のタイプ、または、その他適切なターゲット対象の広告ベースに基づいた対象とすることができる。
【００２５】
広告１２４は、四角またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーションの表示内で任意の適切な大きさ、形状、および場所に提供することができる。例えば、広告１２４は、枠１０２に対して水平方向に隣接する四角形として提供することができる。これは、パネル広告と呼ばれることがある。さらに、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーション表示上にオーバーレイ、または表示内に埋め込むことができる。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップまたは他のタイプのメディアコンテンツも含むことができる。広告は、ガイダンスアプリケーションを備えるユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、離れた場所（ストリーミングメディアサーバを含む）、または他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に保存することができる。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供することは、例えば、２００３年１月１７日出願のＫｎｕｄｓｏｎ らの米国特許出願番号１０／３４７，６７３、２００４年６月２９日出願のＷａｒｄ， ＩＩＩらの米国特許番号６，７５６，９９７、および２００２年５月１４日出願のＳｃｈｅｉｎらの米国特許番号６，３８８，７１４に詳細が検討されており、全体を参照することによりここに組み込む。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含むことができることが理解されるであろう。
【００２６】
オプション領域１２６によって、ユーザは、多種のメディアコンテンツ、メディアガイダンスアプリケーション表示、および／またはメディアガイダンスアプリケーション機能にアクセスすることが可能になる場合がある。オプション領域１２６は、ディプレイ１００（および本発明の他の表示画面）の一部にすることができるか、あるいは画面上のオプションを選択することによって、またはユーザ入力装置上の専用または割り当て可能ボタンを押すことにより、ユーザによって起動することができる。オプション領域１２６内の選択可能なオプションは、枠１０２内の番組一覧に関連する機能に関することができるか、あるいはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含むことができる。番組一覧に関係する機能は、番組の他の放送時間または受信方式の検索、番組の録画、番組のシリーズ録画を可能にすること、番組および／またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、または他の機能を含むことができる。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、ＶＯＤオプション、ペアレンタル管理オプション、多様なタイプの一覧表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含むことができる。
【００２７】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化することができる。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、メディアガイダンスアプリケーションによって個人化された「体験」を作成するように、表示や機能をカスタマイズすることができる。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および／または多様なユーザ選好を判定するようにメディアガイダンスアプリケーションがユーザのアクティビティをモニタすることによって、作成することができる。ユーザは、ログインすることによって、またはそのほかの手段でガイダンスアプリケーションに対して自身を特定することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルにに基づいて作成することができる。カスタマイズは、プレゼンテーションスキームの変更（例えば、表示のカラースキーム、テキストのフォントサイズ等）、表示されるメディアコンテンツ一覧の態様（例えば、ＨＤＴＶ番組だけ、お気に入りチャンネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネル表示の並び替え、推奨メディアコンテンツ等）、希望の録画機能（例えば、特定のユーザに対する録画またはシリーズ録画、録画の質等）、ペアレンタル管理設定、および他の望ましいカスタマイズを含むことができる。
【００２８】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがユーザプロファイル情報を提供することを可能にするか、あるいはユーザプロファイル情報を自動的に編成することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディアをモニタ、および／またはユーザが行なう可能性のあるガイダンスアプリケーションとの他の対話をモニタすることができる。さらに、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルのすべてまたは部分を取得（例えば、ｗｗｗ．ｔｖｇｕｉｄｅ．ｃｏｍのようなユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザのハンドヘルド装置から、等）、および／またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスできる他のソースから、ユーザに関する情報を取得できる。この結果、ユーザの様々な装置で一貫して、統一されたガイダンスアプリケーション体験をユーザに提供することが可能になる。この種のユーザ体験は、図８を参照して以下に詳細を説明する。追加の個人化されたメディアガイダンスアプリケーション機能は、２００５年７月１１日出願のＥｌｌｉｓらの米国特許申請番号１１／１７９，４１０、１９９９年１１月９日出願のＢｏｙｅｒらの米国特許申請番号０９／４３７，３０４、および２００２年２月２１日出願のＥｌｌｉｓらの米国特許申請番号１０／１０５，１２８に詳細が説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。
【００２９】
メディアガイダンスを提供するための別の表示配置を図２に示す。ビデオモザイクディスプレイ２００は、メディアのタイプ、ジャンル（例えば、ニュース、スポーツ、子供、ローカル）、および／または他の体系化条件に基づいて体系化されたメディアコンテンツ情報に対する選択可能オプション２０２を含む。ディスプレイ２００では、テレビ一覧オプション２０４が選択されたので、放送番組一覧として、一覧２０６、２０８、２１０および２１２を提供する。図１の一覧とは異なり、ディスプレイ２００の一覧は、簡単なテキスト（例えば、番組のタイトル）やメディアを説明するアイコンだけに限定されない。代わりに、ディスプレイ２００では、一覧は、表紙のイラスト、メディアコンテンツからの静止画、ビデオクリップのプレビュー、メディアコンテンツからの生ビデオ、または、一覧によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他のタイプのメディアを含む、グラフィック画像を提供することができる。グラフィック一覧の各々は、また、一覧に関連したメディアコンテンツに関する詳細情報を提供するように、テキストを付け加えることもできる。例えば、一覧２０８は、メディア部分２１４とテキスト部分２１６を含む２つ以上の部分を含むことができる。メディア部分２１４および／またはテキスト部分２１６は、ビデオを全画面で見るように、または、メディア部分２１４に表示されるビデオに関係する番組一覧を見るように、選択可能にすることができる（例えば、ビデオが表示されるチャンネルの一覧を見る）。
【００３０】
ディスプレイ２００の一覧のサイズは異なる（つまり、一覧２０６は一覧２０８、２１０および２１２より大きい）が、必要な場合は、すべての一覧を同じサイズにすることができる。一覧は、メディアプロバイダの要求どおりに、またはユーザ選好に基づいて、ユーザに関心の度合いを示す、または特定のコンテンツを強調するように、サイズが異なる場合やグラフィックが強調されている場合がある。メディア一覧のグラフィックを強調するための多様なシステムおよび方法は、例えば、全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、２００５年１２月２９日出願のＹａｔｅｓの米国特許申請番号１１／３２４，２０２で検討されている。
【００３１】
選択可能なオプション２０２は、個人のメディアネットワークを見る、ユーザ選好および／またはメディアネットワークからログオフオプションを含む、ユーザメディアネットワークオプションを含むこともできる。個人のメディアネットワークを見るオプションを使用して、現在のユーザメディアネットワークに関連したユーザ機器装置の一覧を見ることができる。個人のメディアネットワークを見るオプションを使用して、ユーザのメディアネットワークから装置を追加または削除することもできる。ユーザ選好オプションを使用して、ユーザ選好メニューにアクセスすることによって、ユーザは、ユーザのメディアネットワークおよび／またはメディアガイダンスアプリケーションが関連する装置に関連したユーザ選好およびユーザ個人化オプションを変更することができる。メディアネットワークからログオフオプションを使用して、メディアガイダンスアプリケーションが現在関連しているユーザメディアネットワークからログオフする、および／または異なるユーザメディアネットワークにログオンすることができる。ユーザメディアネットワークに対するさらなるアクセス機能が、図３に関連して説明される。
【００３２】
図３は、ユーザがユーザメディアネットワークにログインできる、例示的なログインピクチャインピクチャディスプレイ３０２を示す。ログインディスプレイ３０２は、例えば、図２のメディアネットワークからログオフメニューオプション２０２のユーザ選択に応答して提示され得る。ログインディスプレイ３０２は、ユーザ選択フィールド３０４およびパスワードフィールド３０６を含むことができる。ユーザは、フィールド３０４の左右にある矢印ボタンを使用して、ユーザ選択フィールド３０４においてユーザ名または他の識別子を入力し、最近ユーザ機器装置を使用したユーザ名を切り替えることができる。代替として、ユーザは、ユーザ名または識別子をフィールド３０４にタイプするか、または他の適切な手段を使用して、ユーザ機器装置に対して自身を特定することができる。任意のパスワードフィールド３０６を使用して、ログオンしているユーザの身元を確認することができる。
【００３３】
ログイン機能は、ユーザ機器装置をユーザのメディアネットワークに関連させるために必要とされ得る。ユーザは、ユーザ機器装置を初めて使用する場合、自分のメディアネットワークにログインする必要があり得る。ユーザのメディアネットワークにログインする動作は、装置の識別子をユーザのメディアネットワークプロファイルに保存することによって、装置をユーザのメディアネットワークに永久に関連させることができる。ログイン動作は、また、ユーザのメディアネットワークに関連したプロファイル情報の少なくとも一部をユーザ機器装置上にダウンロードし、ユーザが、自分の個人化および選好オプション、ならびに装置からメディアコンテンツ情報にアクセスすることを可能にする。装置は、ユーザがメディアネットワークから装置を削除するまで、メディアネットワークに関連したままであり得る。
【００３４】
代替として、ユーザは、ユーザ機器装置を使用するたびに、自分のメディアネットワークにログインして、装置および／または自分のメディアネットワークに対して自身を特定する必要があり得る。複数のユーザによって使用され得る共有装置の場合において、例えば、ユーザのメディアネットワークにログインすることにより、適切なユーザのプロファイル情報が機器装置上にロードされることを保証することができる。装置上にログインする他の手段を使用することができる。例えば、装置は、装置と、その装置のユーザとの対話に基づいて、ユーザの身元を自動的に検出することができ、自動検出に応答して、ユーザに身元を特定するように促すか、またはユーザのメディアネットワークに自動的にログオンさせることができる。
【００３５】
図４は、ユーザがユーザのメディアネットワークに関連したユーザ機器装置を見ることができる、ユーザのメディアネットワークの例示的なピクチャインピクチャディスプレイ４０２を示す。ユーザのメディアネットワークに関連した装置は、装置のタイプ（例えば、テレビ、ＰＣ、録画装置、携帯電話）および装置が現在利用可能かどうかに従って表示され得る。
【００３６】
装置は、例えば、電源がオフの場合、現在ネットワークに接続されていない場合、他のユーザによって使用されている場合、または予約された録画等のバックグラウンド機能を実行している場合は、利用不可能であり得る。装置は、装置または装置の機能が、メディアネットワークにアクセスしている装置からアクセスできない場合にも利用不可能として表示され得る。装置は、装置の制限またはサービスプロバイダによって課される制限のため、アクセスできない場合がある。例えば、携帯電話装置は、セットトップボックスが、電話に保存されている録画にアクセスする、または電話で録画を予約することができないため、ユーザのホームテレビシステム上で利用不可能として表示され得る。別の実施形態において、携帯電話装置は、電話サービスおよび／またはテレビサービスプロバイダによって課される制限のため、利用不可能として表示され得る。例えば、携帯電話機サービスプロバイダによって課される制限は、ユーザがユーザの携帯電話を使用して、ホームテレビでの録画を予約することを禁じる場合がある。サービスプロバイダは、クロスデバイス機能を制限すること、例えば、同一のプロバイダによる電話サービスおよびテレビサービスの両方を有するユーザがそのような機能性を利用できるようにすることができる。代替として、完全なクロスデバイス機能は、追加料金で使用可能にすることができる。別の実施形態において、クロスデバイス機能は、ユーザが結び得る契約によって制限され得る。例えば、ユーザは、単一装置または特定のタイプの装置上で再生するための録画を購入した可能性があるが、ユーザが未認証の装置から録画にアクセスしようとすると、録画および／または録画を有する装置が利用不可能として表示され得る。
【００３７】
予定された時間に利用不可能になる利用可能な装置は、それらが利用不可能になる時間を示すことができる。同様に、予定された時間に利用可能になる利用不可能な装置は、将来の利用可能性を示すことができる。例えば、現在番組を録画している録画装置は、利用不可能としてリストされ、（図示されるように）予定された時間に装置が利用可能になることを示すことができる。反対に、現在利用可能な録画装置は、利用不可能になる時間（例えば、次の予約された録画の開始時間）を示すことができる。
【００３８】
ディスプレイ４０２は、新しい装置をネットワークに追加するためのメニューオプション４０４を含むこともできる。メニューオプション４０４を使用して、ユーザによって現在使用されているユーザ機器装置をユーザのメディアネットワークに関連させることができる。メニューオプション４０４を使用して、例えば、ユーザが、ＩＰアドレスまたは装置の他の個別の識別子を提供することにより、ネットワークに関連した装置を特定することを要求することによって、別の装置をユーザのメディアネットワークに関連させることもできる。メニューオプション４０６によって、ユーザは、ユーザのメディアネットワークから装置を削除することができる。メニューオプション４０６を使用して、ユーザによって使用されている装置をユーザのメディアネットワークとの関連から外すことができる。メニューオプション４０６を使用して、他の装置をユーザのメディアネットワークとの関連から外すこともできる。
【００３９】
ディスプレイ４０２から一覧される装置の選択によって、ユーザは、装置に関連するオプションにアクセスすることができる。例えば、ユーザは、装置が利用可能または利用不可能になることが予定される時間を示す装置の予定にアクセスすることができる。ユーザは、装置上のディスプレイにメッセージを送信する、装置を遠隔的に制御する（例えば、録画装置での録画を設定する）、または装置に関連する他の情報にアクセスする（例えば、録画装置上に録画されるメディアコンテンツの一覧にアクセスする）ためのオプションにアクセスすることもできる。
【００４０】
図５は、携帯電話等のポータブル装置に対する例示的な番組一覧ディスプレイ５００を示す。ディスプレイ５００は、メディアタイプ識別子の第１の行５０２、および行５０２の選択されたメディアタイプ識別子に関連したメディアコンテンツ一覧の第２の行５０４を含むことができる。ナビゲーション矢印５２０によって、ユーザは、メディアタイプおよびディスプレイ５００に表示されないメディアコンテンツ一覧をナビゲートすることができる。第１の行５０２からメディアタイプの識別子のユーザ選択に応答して、第２の行５０４において、選択されたタイプのメディアコンテンツ提供がユーザに提示され得る。ユーザは、ハイライト領域５０８をナビゲートして、メディアコンテンツを選択し、ディスプレイ領域５２２において、メディアコンテンツまたはメディアコンテンツに関する情報が提示され得る。
【００４１】
ディスプレイ５００に示される情報は、図１のディスプレイ１００に表示される情報に関連したユーザメディアネットワークに関連するユーザプロファイル情報を用いて生成されたもので得る。ディスプレイ５００は、図１の列１０４に表示されるように、行５０２において、類似するチャネル／メディアタイプ識別子を含むことができる。しかしながら、ディスプレイ５００が表示されているユーザ機器装置は、テレビ放送にアクセスしていない場合があるため、行５０２は、列１０４に表示されるチャネル識別子を含むことができない。ディスプレイ５００は、ディスプレイ１００よりも小さいため、より少ない情報が表示され得る。例えば、番組情報領域１１２、広告１２４、オプション領域１２６、およびユーザメディアネットワーク識別子領域１２８は、したがってディスプレイ５００に表示され得ない。
【００４２】
ディスプレイ５００に示される例示的な実施形態において、第２の行５０４に表示されるメディアコンテンツ一覧は、現在のユーザのメディアネットワークに関連して録画されたメディアプログラムを含む。メディアコンテンツ一覧は、２つの異なるバージョンのメディア番組「シンプソンズ（Ｔｈｅ Ｓｉｍｐｓｏｎｓ）」、「Ｋａｍｐ Ｋｒｕｓｔｙ」を含む。フルバージョンのメディア番組によって、ユーザは、メディア番組全体にアクセスすることができる。ハイライトバージョンのメディア番組によって、ユーザは、編集バージョンのメディア番組にアクセスすることができる。ハイライトバージョンのメディア番組は、ポータブル装置のディスプレイ等の小型ディスプレイで見られるように編集され得る。編集は、例えば、フルバージョンのビデオ画像の不要な部分を切り取るステップを含み得る。ハイライトバージョンのメディア番組は、メディア番組の限定された部分のみを含むように編集することもできる。ハイライトバージョンは、例えば、フルバージョンの番組の特に面白い部分のみを含むことができる。
【００４３】
ユーザメディアネットワークを有するユーザは、メディアネットワークに関連した任意の録画装置での録画を遠隔的に予約することができる。ユーザは、メディアネットワークの任意の装置から、その装置が録画能力を有するかどうかに関わらず、録画を予約することができる。ユーザは、ウェブインターフェイスあるいは他のユーザインターフェイスから、録画を予約すること、またはメディアネットワークの他の機能にアクセスすることができ、それによって、ユーザは、メディアネットワークと通信して、それに関する情報にアクセスすることができる。ウェブインターフェイスまたは他のユーザインターフェイスは、メディアネットワークの装置またはメディアネットワークの一部でない装置上で実行することができる。図６は、録画設定ピクチャインピクチャディスプレイ６０２の例示的なディスプレイ６００を示す。ディスプレイ６０２は、録画オプションのユーザ選択に応答して提示されるが、図１のハイライト領域１１０は、番組一覧１０８上に位置付けられる。ディスプレイ６０２によって、ユーザは、選択矢印６１０、および録画装置選択オプション６０８を使用することによって、メディアネットワークに関連した任意の録画装置上でのメディアコンテンツの録画を選択することができる。代替として、ユーザは、現在の装置オプション６０４を選択することによって、ユーザが現在使用している装置上、または最適な利用可能な装置オプション６０６を選択することによって、最適な装置上で番組を録画するように選択することができる。ユーザは、メディアコンテンツが録画されるべき１つ以上の形式を選択することもできる。ディスプレイ６０２に示されるように、ユーザは、携帯電話で見るため、および番組のハイライトのみを含むために適切な編集された好適なバージョンに対応して、メディアコンテンツをＨＤＴＶ形式および携帯電話ハイライト形式で録画することを選択していた可能性がある。ユーザは、さらに追加オプション６１６を使用する際に、追加形式を選択して、メディアコンテンツを録画することができる。ユーザは、ベストオプション６１８を選択することによって、最適な利用可能な形式でメディアコンテンツを録画するように選択することができる。ベストオプション６１８によって、ユーザは、コンテンツが利用可能な最高の質の形式、または録画装置あるいはユーザのメディアネットワークに関連した任意のユーザ機器装置上で見ることができる利用可能な最高の質の形式で、メディアコンテンツを録画することができる。ユーザは、すべてオプション６１８を選択することによって、すべての利用可能な形式で、メディアコンテンツを録画することを選択することができる。代替として、すべてオプション６１８によって、ユーザは、ユーザのメディアネットワークに関連したユーザ機器装置上で見るために適切な利用可能な形式で、メディアコンテンツを録画することができる。
【００４４】
ユーザは、１つ以上のユーザ機器装置から、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション（ならびに、上および下に詳細を説明する表示画面）にアクセスすることができる。図７は、例示的なユーザ機器装置７００の一般化された実施形態を示す。ユーザ機器装置のより具体的な実現形態は、図８を参照して以下に説明する。ユーザ機器装置７００は、入力／出力（以下「Ｉ／Ｏ」）経路７０２を経由してメディアコンテンツおよびデータを受信する。Ｉ／Ｏ経路７０２は、メディアコンテンツ（例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ）およびデータを制御回路７０４に提供することができる。制御回路７０４は、処理回路７０６および記憶装置７０８を含む。制御回路７０４は、Ｉ／Ｏ経路７０２を使用して、コマンド、リクエスト、および他の適切なデータを送信および受信するために使用することができる。Ｉ／Ｏ経路７０２は、制御回路７０４（および特に処理回路７０６）を１つ以上の通信経路に接続することができる（以下に説明）。Ｉ／Ｏ機能は、これらの１つ以上の通信経路によって提供することができるが、図面が複雑になり過ぎないように、図７では単一経路として示される。
【００４５】
制御回路７０４は、１つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能なロジック装置等に基づく制御回路のような任意の適切な処理回路７０６を基にすることができる。一部の実施形態においては、制御回路７０４は、メモリ（つまり記憶装置７０８）に記憶されたメディアガイダンスアプリケーションのための命令を実行する。クライアントサーバベースの実施形態においては、制御回路７０４は、ガイダンスアプリケーションサーバまたは他のネットワークまたはサーバとの通信に適切な通信回路を含むことができる。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網（ＩＳＤＮ）モデム、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）モデム、電話モデム、または他の機器との通信用ワイヤレスモデムを含むことができる。このような通信は、インターネットまたは他の任意の適切な通信ネットワークまたは経路に関与することができる（図８を参照して詳細を説明）。さらに、通信回路は、ユーザ機器装置のピアツーピア通信、または互いに離れた場所にあるユーザ機器装置の通信を可能にする回路を含むことができる（以下に詳細を説明）。
【００４６】
メモリ（例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、または他の任意の適切なメモリ）、ハードドライブ、光学ドライブ、または他の任意の適切な固定または取り外し可能な記憶装置（例えば、ＤＶＤレコーダ、ＣＤレコーダ、ビデオカセットレコーダ、またはその他適切な記録装置）は、制御回路７０４の一部である記憶装置７０８として提供することができる。記憶装置７０８は、上記のタイプの記憶装置を１つ以上含むことができる。例えば、ユーザ機器装置７００は、ＤＶＲ（パーソナルビデオレコーダまたはＰＶＲと呼ばれる場合がある）用のハードドライブおよび２次の記憶装置としてＤＶＤレコーダを含むことができる。記憶装置７０８は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、またはガイダンスアプリケーションを操作する場合に使用される他のデータを含めて、ここで説明された多様なタイプのメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを保存するために使用することができる。非揮発性メモリも使用することができる（例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために）。
【００４７】
制御回路７０４は、１つ以上のアナログチューナ、１つ以上のＭＰＥＧ−２デコーダまたは他のデジタルデコード回路、高解像度チューナ、もしくは他のいかなる適切なチューニング、もしくはビデオ回路、もしくはこのような回路の組み合わせ等の、ビデオ生成回路およびチューニング回路を含むことができる。符号化回路（例えば、保存のために、無線、アナログ、またはデジタル信号をＭＰＥＧ信号に変換するため）も提供することができる。制御回路７０４は、メディアをユーザ機器７００の好ましい出力形式にアップコンバートまたはダウンコンバートするためのスケーラ回路も含むこともできる。また、回路７０４は、デジタルとアナログ信号間の変換を行うためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路も含むことができる。チューニングおよび符合化回路は、メディアコンテンツを受信して表示、再生、または記録するために、ユーザ機器によって使用される場合がある。チューニングおよび符号化回路は、ガイダンスデータを受信するために使用することができる。本明細書に説明される回路は、例えば、チューニング、ビデオ生成、符号化、デコード、スケーラ、およびアナログ／デジタル回路を含めて、１つ以上の汎用または専門プロセッサ上で稼動するソフトウェアを使用して実現することができる。複数のチューナは、同時チューニング機能に対応するように提供することができる（例えば、視聴および記録機能、ピクチャインピクチャ（ＰＩＰ）機能、複数のチューナ−記録機能等）。記憶装置７０８が、ユーザ機器７００とは別の装置として提供される場合、チューニングおよび符合化回路（複数のチューナを含む）は、記憶装置７０８に関連させることができる。
【００４８】
ユーザは、ユーザ入力インターフェイス７１０を使用して、制御回路７０４を制御することができる。ユーザ入力インターフェイス７１０は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェイスまたは他のユーザ入力インターフェイスのような、任意の適切なユーザインターフェイスにすることができる。ディスプレイ７１２は、スタンドアロン型装置またはユーザ機器装置７００の他の要素と統合して提供することができる。ディスプレイ７１２は、１つ以上のモニタ、テレビ、モバイル装置用液晶画面（ＬＣＤ）、または視覚的画像を表示するための他の任意の適切な機器にすることができる。一部の実施形態においては、ディスプレイ７１２はＨＤＴＶ対応型にすることができる。スピーカー７１４は、ユーザ機器装置７００の他の要素と統合して提供することができるか、あるいはスタンドアロン型ユニットにすることができる。ディスプレイ７１２上に表示されるビデオや他のメディアコンテンツのオーディオコンポーネントは、スピーカー７１４を介して再生することができる。一部の実施形態においては、オーディオは、受信機（図示せず）に配信することができ、受信機は、オーディオを処理し、スピーカー７１４を介して出力する。
【００４９】
図７のユーザ機器装置７００は、ユーザのテレビ機器８０２、ユーザのコンピュータ機器８０４、ワイヤレスユーザ通信装置８０６、または非携帯型ゲーム機のような、メディアにアクセスするために適した他の任意のタイプのユーザ機器として、図８のシステム８００において実現することが可能である。簡素化を目的として、これらの装置は、ここでは総称して、ユーザ機器またはユーザ機器装置と呼ぶことができる。メディアガイダンスアプリケーションが実現されるユーザ機器装置は、スタンドアロン型装置として機能することができるか、あるいは装置のネットワークの一部にすることができる。装置の多様なネットワーク構成を実施することができ、以下に詳細を述べる。
【００５０】
ユーザのテレビ機器８０２は、セットトップボックス、衛星放送用受信機（ＩＲＤ）、テレビセット、デジタル記憶装置、ＤＶＤレコーダ、ビデオカセットレコーダ（ＶＣＲ）、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含むことができる。これらの１つ以上の装置は、必要であれば単一の装置に統合することができる。ユーザコンピュータ機器８０４は、ＰＣ、ノートパソコン、タブレット、ＷｅｂＴＶボックス、パーソナルコンピュータテレビ（ＰＣ／ＴＶ）、ＰＣメディアサーバ、ＰＣメディアセンター、または他のユーザコンピュータ機器を含むことができる。ＷＥＢＴＶはＭｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐの登録商標である。ワイヤレスユーザ通信装置８０６は、ＰＤＡ、モバイル電話、携帯用ビデオプレーヤー、携帯用音楽プレーヤー、携帯用ゲーム機、または他のワイヤレス装置を含むことができる。
【００５１】
ＰＣ用のチューナーカード、ＷｅｂＴＶ、および他のユーザ機器装置へのビデオの統合の出現に伴い、装置を上記装置の１つとして分類しようとすると、明確に区分できなくなってきていることに留意されたい。実際、ユーザテレビ機器８０２、ユーザコンピュータ機器８０４、およびワイヤレスユーザ通信装置８０６のうちの各々は、図７を参照して上で説明したシステム機能のうちの少なくとも一部を利用することができるので、結果として、装置上で視聴可能なメディアコンテンツのタイプに関する柔軟性がある。例えば、ユーザテレビ機器８０２は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット有効型にすることができる一方、ユーザコンピュータ機器８０４は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含むことができる。メディアガイダンスアプリケーションは、また、多様なタイプのユーザ機器上に同じレイアウトを有することができるか、あるいはユーザ機器の表示機能に合わせることができる。例えば、ユーザのコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスするウェブサイトとして提供することができる。別の実施例では、ガイダンスアプリケーションは、ワイヤレスユーザ通信装置用に縮小することができる。
【００５２】
システム８００では、典型的に、各々のタイプのユーザ機器装置が２つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎないように、各々１つだけが図８に示される。さらに、各ユーザは、２つ以上のタイプのユーザ機器装置（例えば、ユーザはテレビセットとコンピュータとを持つことができる）、および各々のタイプのユーザ機器装置を２つ以上（例えば、ユーザはＰＤＡとモバイル電話および／または複数のテレビセットを持つことができる）を利用することができる。
【００５３】
また、ユーザは、家庭内の装置および遠隔装置でメディアガイダンスアプリケーション設定を一定に維持するように、ユーザプロファイル設定等の多様な設定を設定することもできる。設定は、ここで説明された設定、さらに、お気に入りのチャンネルや番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組の選好、表示選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、職場のパソコン上でのウェブサイトのチャンネルをお気に入りとして設定すると、同じチャンネルが、ユーザの家庭の装置上（例えば、ユーザのテレビ機器およびユーザのコンピュータ機器）、さらに、必要であれば、ユーザのモバイル上でお気に入りとして表示される。したがって、同じタイプまたは異なるタイプのユーザ機器装置であるかどうかに関わらず、１台のユーザ機器装置上で行われた変更によって、別のユーザ機器装置上のガイダンス体験が変更することができる。さらに、行われた変更は、ユーザによる設定入力、およびガイダンスアプリケーションによってモニタされたユーザのアクティビティに基づき得る。
【００５４】
ユーザ設定、ユーザ個人化、ユーザ選好、およびユーザメディアコンテンツ情報を含むユーザプロファイル情報は、ユーザ機器装置および／またはユーザプロファイルサーバ８２４上に保存され得る。ユーザプロファイルサーバ８２４は、通信パス８２６および通信ネットワーク８１４を通じて、ユーザ機器装置８０２、８０４および８０６と連通し得る。ユーザプロファイルサーバ８２４は、ユーザメディアネットワークに関連したユーザプロファイル情報を保存するための記憶装置を含むことができる。ユーザプロファイルサーバ８２４は、メディアコンテンツの録画および／または選択されたメディアコンテンツの一覧を含む、ユーザメディアネットワークに関連したメディアコンテンツ情報を保存するための記憶装置を含むこともできる。ユーザプロファイルサーバ８２４は、ユーザプロファイル情報を管理し、ユーザ機器装置を遠隔的に制御および通信し、およびユーザプロファイル情報をユーザ機器装置と交換するためのプロセッサおよび通信回路を含むことができる。
【００５５】
ユーザ機器装置は、通信ネットワーク８１４に結合することができる。すなわち、ユーザテレビ機器８０２、ユーザコンピュータ機器８０４、およびワイヤレスユーザ通信装置８０６は、それぞれ、通信経路８０８、８１４、および８１０を経由して、通信ネットワーク８１２に結合する。通信ネットワーク８１４は、インターネット、モバイル電話ネットワーク、モバイル装置（例えばＢｌａｃｋｂｅｒｒｙ）ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換回線ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワークまたは通信ネットワークの組み合わせを含めて、１つ以上のネットワークにすることができる。ＢＬＡＣＫＢＥＲＲＹはＲｅｓｅａｒｃｈ Ｉｎ Ｍｏｔｉｏｎ Ｌｉｍｉｔｅｄ Ｃｏｒｐの登録商標である。経路８０８、８１０および８１２は、別々または一緒に、衛星放送経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信をサポートする経路（例えばＩＰＴＶ）、フリースペース接続（例えば、放送または他のワイヤレス信号用）、または他の任意の適切な有線またはワイヤレス通信経路またはこれらの経路の組み合わせのような１つ以上の通信経路を含むことができる。経路８１２は、図８に示された例示的な実施形態において、ワイヤレス経路であることを示すように、破線で描かれ、経路８０８および８１０は、有線経路であることを示すように、実線で描かれている（しかし、これらの経路は必要であればワイヤレス経路にすることができる）。ユーザ機器装置との通信は、これらの通信経路のうちの１つ以上によって提供することができるが、図８では、図面が複雑になり過ぎないように、単一経路として示される。
【００５６】
通信経路は、ユーザ機器装置の間には描かれていないが、これらの装置は、経路８０８、８１０および８１２に関して上で説明したように、およびＵＳＢケーブル、ＩＥＥＥ１３９４ケーブル、ワイヤレス経路（例えばＢｌｕｅｔｏｏｔｈ、赤外線、ＩＥＥＥ８０２−ｌｌｘ等）のような短距離ポイントツーポイント通信経路、または有線または無線経路を経由する他の短距離通信を経由して相互に直接通信することができる。ＢＬＵＥＴＯＯＴＨはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ ＳＩＧ， ＩＮＣの登録商標である。ユーザ機器装置は、通信ネットワーク８１４を経由する間接的経路を介して、直接相互に通信することもできる。
【００５７】
システム８００は、それぞれ通信経路８２０、８２２、および８２６を介して通信ネットワークに結合される、メディアコンテンツソース８１６、メディアガイダンスデータソース８１８、およびユーザプロファイルサーバ８２４を含む。経路８２０、８２２および８２６は、経路８０８、８１０および８１２に関して上で説明した通信経路のいずれかを含むことができる。メディアコンテンツソース８１６、データベース８１８およびメディアガイダンスデータソース４１８との通信は、１つ以上の通信経路でやり取りすることができるが、図８では、図面が複雑になりすぎないように、単一経路として示されている。さらに、メディアコンテンツソース８１６、データベース８１８およびメディアガイダンスデータソース４１８の各々のうち２つ以上が存在することができるが、図８では、図面が複雑になり過ぎないように、各々１つだけが示されている。（これらの各ソースの異なった種類は以下に述べる。）必要であれば、メディアコンテンツソース８１６およびメディアガイダンスデータソース８１８は、１つのソース装置として統合することができる。ソース８１６および８１８、およびサーバ８２４と、ユーザ機器装置８０２、８０４および８０６との間の通信は、通信ネットワーク８１４を介するものとして示されているが、一部の実施形態においては、ソース８１６および８１８、およびデータベース８２４は、経路８０４、８０６および８０８に関して上で説明されるような通信経路（図示せず）を経由して、ユーザ機器装置８０２、４０４および８１０と直接通信することができる。
【００５８】
メディアコンテンツソース８１６は、テレビ配信施設、ケーブルシステム前処理、衛星放送配信施設、番組ソース（例えば、ＮＢＣ、ＡＢＣ、ＨＢＯ等のテレビ放送会社）、中間配信施設および／またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバおよび他のメディアコンテンツプロバイダを含む、１つ以上のタイプのメディア配信機器を含むことができる。ＮＢＣはＮａｔｉｏｎａｌ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ， Ｉｎｃ．の登録商標、ＡＢＣはＡＢＣ， ＩＮＣ．の登録商標、およびＨＢＯはＨｏｍｅ Ｂｏｘ Ｏｆｆｉｃｅ， Ｉｎｃ．の登録商標である。メディアコンテンツソース８１６は、メディアコンテンツの発信者（例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等）であってもよく、あるいはメディアコンテンツの発信者でなくてもよい（例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のビデオコンテンツのインターネットプロバイダ等）。メディアコンテンツソース８１６は、ケーブルソース、衛星放送プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、または他のメディアコンテンツプロバイダを含むことができる。メディアコンテンツソース８１６は、任意のユーザ機器装置から離れた場所にある、異種のメディアコンテンツを保存するために使用されるリモートメディアサーバ（ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む）を含むこともできる。メディアコンテンツの遠隔保存のため、および遠隔で保存されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は１９９９年６月１１日出願のＥｌｌｉｓらの米国特許申請番号０９／３３２，２４４に詳細に述べられており、その全体を参照することにより本明細書に組み込む。
【００５９】
メディアガイダンスデータソース８１８は、メディア一覧、メディア関連情報（例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアのタイトル、メディア詳細、評価情報（例えば、ペアレンタル管理評価、批評家の評価等）、ジャンルやカテゴリ情報、俳優の情報、放送会社のロゴまたはプロバイダのロゴ等）、メディア形式（例えば、標準解像度、高解像度等）、広告情報（例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等）、オンデマンド情報、および、ユーザが希望のメディア選択をナビゲートおよび検索できるようにする、他の任意のタイプのガイダンスデータ、など、メディアガイダンスデータを提供することができる。
【００６０】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の適切な手法を使用して、ユーザ機器装置に提供することができる。一部の実施形態においては、ガイダンスアプリケーションは、スタンドアロン型の対話テレビ番組ガイドで、データフィードを経由して番組ガイドを受信する（例えば、継続フィード、トリクルフィード、または、チャンネルの縦方向のブランク間隔のデータ）。番組予定のデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルの側帯上で帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または、他の任意の適切なデータ送信技法によって、テレビチャンネルの縦方向のブランク間隔で、ユーザ機器に提供することができる。番組予定データおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタル式テレビチャンネル上でユーザ機器に提供することができる。番組予定データおよび他のガイダンスデータは、任意の適切な頻度でユーザ機器に提供することができる（例えば、連続、毎日、ユーザ定義の時間、システム定義の時間、ユーザ機器からのリクエストに応答して、等）。一部の手法では、メディアガイダンスデータソース８１８からのガイダンスデータは、クライアントサーバ手法を使用して、ユーザの機器に提供することができる。例えば、ユーザの機器上にあるガイダンスアプリケーションクライアントは、必要なときにガイダンスデータを取得するように、ソース８１８とのセッションを開始することができる。メディアガイダンスデータソース８１８は、ユーザ機器装置８０２、８０４および８０６にメディアガイダンスアプリケーション自体、または、メディアガイダンスアプリケーションにソフトウェアの更新を提供することができる。
【００６１】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器装置上に実現されたスタンドアロン型のアプリケーションにすることができる。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントのみがユーザ機器装置上に存在する、クライアントサーバアプリケーションにすることができる。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器装置７００の制御回路７０４上のクライアントアプリケーションとして、および、部分的にリモートサーバ上にサーバアプリケーションとして（例えば、メディアガイダンスデータソース８１８）実現することができる。ガイダンスアプリケーション表示は、メディアガイダンスデータソース８１８によって生成されて、ユーザ機器装置に送信することができる。メディアガイダンスデータソース８１８は、ユーザ機器上に、保存のためにデータを送信することもでき、次に、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーション表示を生成する。
【００６２】
メディアガイダンスシステム８００は、多くの手法、またはネットワーク構成を例示することを目的としており、これによって、ユーザ機器装置ならびにメディアコンテンツおよびガイダンスデータのソースは、メディアにアクセスして、メディアガイダンスを提供することを目的として相互に通信することができる。本発明は、これらの手法の１つまたはサブセットで、あるいは、メディアを配送およびメディアガイダンスを提供するための他の手法を採用するシステムにおいて、適用することができる。以下の３つの手法は、図８の一般化された例の特定の例示を提供する。
【００６３】
一手法において、ユーザ機器装置は、ホームネットワーク内で相互に通信することができる。ユーザ機器装置は、上に説明した短距離のポイントツーポイント通信技法を経由して、ホームネットワーク上に提供されたハブまたは他の類似の装置を介する間接的な経路を経由して、または、通信ネットワーク８１４を経由して、互いに直接的に通信することができる。単一の家庭の複数の個人のそれぞれは、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器装置を操作することができる。この結果、多様なメディアガイダンス情報または設定は、異なるユーザ機器装置間を通信することが望ましい場合がある。例えば、ユーザにとっては、２００５年７月１１日申請のＥｌｌｉｓらの米国特許出願第１１／１７９，４１０号にさらに詳しく説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器上で、一定のメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましい場合がある。ホームネットワークの異なるタイプのユーザ機器装置も、メディアコンテンツを送信するように相互に通信できる。例えば、ユーザは、メディアコンテンツを、ユーザコンピュータ機器から、携帯用ビデオプレーヤーまたは携帯用音楽プレーヤーに送信することができる。
【００６４】
第２の手法では、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を有することができ、これによって、メディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイル装置によってアクセスする、ホームネットワークを持つことができる。ユーザは、遠隔装置上に実現されたメディアガイダンスアプリケーションを経由して、家庭内装置を制御することができる。例えば、ユーザは、職場のパーソナルコンピュータ、または、ＰＤＡまたはウェブ対応モバイル電話などのモバイル装置を経由して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上の多様な設定を設定して（例えば、録画、リマインダ、他の設定）ユーザの家庭内機器を制御することができる。オンラインガイドは、ユーザの機器を直接、または、ユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションと通信することにより、制御することができる。ユーザ機器装置が互いに離れた場所にある、ユーザ機器装置の通信のための多様なシステムおよび方法は、例えば、２００４年８月２６日付のＥｌｌｉｓらの米国特許申請第１０／９２７，８１４に説明されており、その全体を参照することによって本明細書に組み込む。
【００６５】
第３の手法では、家庭の内外のユーザ機器装置のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションを使用して、メディアコンテンツソース８１６と直接通信して、メディアコンテンツにアクセスすることが可能である。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器８０４およびユーザコンピュータ機器８０６のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび検索することができる。また、ユーザは、ワイヤレスユーザ通信装置８０６を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび検索することもできる。
【００６６】
メディアコンテンツの説明は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原則は、音楽や画像等、他のタイプのメディアコンテンツに適用することが可能であることが理解される。
【００６７】
図９〜１３は、本発明の原則に従って、ユーザプロファイル情報をユーザ機器装置およびユーザプロファイルサーバのメモリに記憶するために使用され得るデータ構造の例示的な実施形態を示す。図９〜１３のデータ構造は、ユーザプロファイルの管理を提供するシステムによって保存および使用され得る例示的なタイプのデータも示す。当該データ構造を使用して、ユーザのメディアネットワークに関連したユーザ機器装置のデータベース、および各メディアネットワークに対するユーザプロファイル情報のデータベースを作成および維持することができる。データ構造に保存されるデータは、ユーザ機器８０２、８０８、または８０６、１つ以上のユーザプロファイルサーバ８２４、または通信ネットワーク８１４を通じてアクセス可能な任意の他のサーバまたは装置上に位置付けられるメモリに記憶され得る。代替として、データは、例えば、情報が対応する装置上に位置付けられる装置特有のプロファイル情報、およびユーザプロファイルサーバ上に保存される、より一般的なプロファイル情報というように、異なるサーバおよび装置にわたって、分散され得る。一実施形態においては、ユーザプロファイルサーバ８２４は、サーバ上に保存されるユーザプロファイル情報を、１つ以上のユーザ機器装置上に保存されるユーザプロファイル情報に同期させるように作動し得る。したがって、プロファイルサーバは、機器装置と通信し、受信されたプロファイル情報を処理して、最新のプロファイル情報を維持するように作動し得る。
【００６８】
図９‐１３のデータ構造に保存される情報は、ユーザによって入力された設定に基づく情報、ガイダンスアプリケーションまたはユーザ機器装置あるいは両方によってモニタされたユーザアクティビティに基づく情報を含むことができる。
【００６９】
図９は、プロファイルデータ構造９００の例示的な実施形態を示す。データ構造９００は、ユーザプロファイル情報がデータ構造に保存されるユーザメディアネットワーク（ＵＭＮ）の一覧を含むフィールド９０４を含むことができる。フィールド９０４は、ＵＭＮ識別子のリンクリスト、ＵＭＮ識別子の配列、ＵＭＮ識別子の表、またはＵＭＮ識別子の任意の他の組織スキームの形式で組織化され得る。当然のことながら、図９‐１３のデータ構造におけるすべてのフィールドは、任意の組織化スキームを使用して組織化され得る。簡潔にするために、図９‐１３のデータ構造におけるフィールドを説明するために使用される組織化スキームはリストとなる。
【００７０】
フィールド９０４にリストされる各ＵＭＮは、名前および／またはＵＭＮを固有に識別および位置付けるために使用され得る他の固有の識別子によって識別され得る。識別子は、例えば、通信ネットワーク８１４上でＵＭＮを位置付けまたは識別するために使用され得るユーザ名または機器アドレスを含むことができる。ＵＭＮフィールド９０４に含まれ得る追加情報は、図１０‐１３に関連してより詳細に説明される。
【００７１】
図１０は、ユーザメディアネットワークデータ構造１０００の例示的な実施形態を示す。複数のＵＭＮに対する情報が、ユーザ機器装置およびプロファイルサーバ上に保存され得るので、異なるＵＭＮに対応するＵＭＮ情報データ構造１０００の複数のインスタンスが必要とされ得る。データ構造１０００は、特定のＵＭＮに対応する固有の名前、アドレスおよび／または識別子を含み得るフィールド１００２を含むことができる。データ構造１０００は、ＵＭＮに関連したすべてのユーザ機器装置の一覧を保存するフィールド１００４をさらに含むことができる。データ構造１０００は、一般的なユーザプロファイル情報、装置タイプ特有のプロファイル情報、および装置特有のプロファイル情報をそれぞれ保存するフィールド１００６、１００８、および１０１０を含むこともできる。フィールド１００６、１００８、および１０１０のそれぞれは、図９のデータ構造９００等の個別のプロファイル情報データ構造を指し示すことができる。データ構造１０００は、個別の、一般、装置タイプ特有、および装置特有のプロファイル情報データフィールドを有し得るが、データ構造１０００は、図１０に示されるものとは異なるプロファイル情報データフィールドの異なる組み合わせを有し得ることに留意されたい。
【００７２】
例えば、ＵＭＮデータ構造１０００がユーザ機器装置上に保存される実施形態において、データ構造１０００は、特定の装置に対するプロファイル情報を含む、装置特有のプロファイル情報フィールド１０１０のみを含むことができる。そのような実施形態において、装置上に保存される装置特有のプロファイル情報データ構造は、一般、および装置タイプ特有のデータフィールド１００６および１００８に保存され、ユーザ機器装置によって使用可能なプロファイル情報のすべてを含むことができる。そのような実施形態において、ＵＭＮデータ構造１０００は、機器装置が他の機器装置と通信できる場合には、ユーザメディアネットワークに関連したユーザ機器装置の一覧を含むデータフィールド１００４を含むことができる。しかしながら、データフィールド１００４は、他の機器装置と通信できないユーザ機器装置上に保存されるデータ構造において省略され得る。
【００７３】
データフィールド１００４にリストされる各ユーザ機器装置（ＵＥＤ）は、ユーザ機器装置に関する情報を保存する関連ＵＥＤデータ構造を有することができる。ＵＥＤデータ構造は、装置の名前、装置のアドレスまたは装置の位置の他の識別子、装置のタイプ、および装置の能力等の情報を含むことができる。ＵＥＤデータ構造は、装置の利用可能性に関する情報を追加で含むことができる。装置の利用可能性に関する情報は、装置の電源が入っているか、コマンドを受信するために利用可能であるか、または他の機能の実行に使用中かどうかの表示等の装置の現在の利用可能性に関する情報を含むことができる。装置の利用可能性に関する情報は、装置の予約情報も含む。装置の予約情報は、装置上の予約機能に使用される情報およびコマンド、および装置が利用可能または利用不可能になることが予定される時間の予定を含むことができる。ＵＥＤデータ構造は、特定タイプの装置に対する追加情報を含むことができる。例えば、データ構造は、ユーザ録画装置上の総記憶容量および残りの記憶容量、録画することができるデータのタイプ（例えば、デジタルまたはアナログビデオあるいはオーディオデータ）、および録画の質に関する情報を含むことができる。
【００７４】
図１１は、プロファイル情報データ構造１１００の例示的な実施形態を示す。プロファイル情報データ構造１１００は、プロファイル情報データ構造に対応する固有の名前、アドレスおよび／または識別子を含み得るフィールド１１０２を含むことができる。データ構造１１００は、ディスプレイ画面、番組推奨、およびユーザに対する他の個人化メニューおよび機能を生成する際に使用されるユーザ個人化データを含む、個人化情報フィールド１１０４を含むことができる。コンテンツ情報フィールド１１０６は、ユーザによって保存される、または他の方法でユーザに視聴可能なメディアコンテンツに関する情報を含むことができる。データ構造１１００は、フィールド１１０８において、ユーザメディアネットワークに関連したユーザ機器装置の一覧を含むこともできる。フィールド１１０８におけるデータを使用して、例えば、機器装置間の通信を可能にすることができる。フィールド１１０８におけるデータは、図１０のフィールド１００４に保管された情報に対して同一であるか、または略同一であり得る。したがって、フィールド１１０８にリストされる各ユーザ機器装置は、フィールド１００４に関連して説明されるＵＥＤデータ構造に同一であるか、または略同一である関連ＵＥＤデータ構造を有することができる。
【００７５】
図１２は、ＵＭＮに関連した個人化情報を保存するために使用される個人化情報データ構造１２００の例示的な実施形態を示す。データ構造１２００は、ディスプレイ、コンテンツ、および機能選好を保存するためのフィールドを含むことができる。個人化情報データ構造１２００は、個人化情報データ構造に対応する固有の名前、アドレス、および／または識別子を含み得るフィールド１２０２を含むことができる。ディスプレイ選好フィールド１２０４は、ユーザの双方向ガイダンスアプリケーションインターフェイスの外観と雰囲気を個人化するための選好情報を保存することができる。フィールド１２０４に保存される情報は、双方向ガイダンスアプリケーションディスプレイおよびメニューを作成する際に使用され得る。フィールド１２０４は、例えば、ディスプレイモード（例えば、フルスクリーンまたはピクチャ‐アンド‐ピクチャ）、モジュール（例えば、お気に入り、録画されたメディア番組、推奨されたメディア番組）、メニュー提示（例えば、スクロールメニュー、選択矢印）、およびメニューオプションに関するユーザ選好情報を保存することができる。フィールド１２０４は、スキン、写真、ロゴ、色、フォントタイプとサイズ、および他のディスプレイ属性を用いて、ユーザのガイダンスアプリケーションを個人化するための情報を含むこともできる。
【００７６】
データ構造１２００は、ユーザの関心対象のメディアコンテンツに関する情報を含み得るコンテンツ選好フィールド１２０６を含むこともできる。フィールド１２０６は、例えば、ユーザの関心対象のメディア番組、メディアタイプ（例えば、映画、シリーズ、テレビ特番）、および番組タイプ（例えば、ドラマ、アクション）の一覧を含むことができる。機能選好フィールド１２０８は、ユーザに対する機能を自動的に実施する際に、双方向番組ガイドによって使用される情報を含むことができる。機能選好は、ユーザデフォルト選好（例えば、デフォルト録画装置の識別）を含むことができる。機能選好は、シリーズパス、支払いまたはアカウント情報、あるいはメディアコンテンツにアクセスする際に使用される他の情報を含むこともできる。
【００７７】
図１３は、メディアコンテンツ情報データ構造１３００の例示的な実施形態を示す。データ構造１３００に保存されるメディアコンテンツ情報は、保存されているメディアコンテンツおよびメディアコンテンツに対して保存されているパスに関する情報を含むことができる。メディアコンテンツ情報データ構造１３００は、メディアコンテンツ情報データ構造に対応する固有の名前、アドレスおよび／または識別子を含み得るフィールド１３０２を含むことができる。フィールド１３０４は、ユーザによって録画されたメディアコンテンツの一覧を含むことができる。フィールド１３０４に一覧されるメディアコンテンツの各アイテムは、録画されたメディアコンテンツおよび録画に関する情報を含む関連データ構造を有することができる。録画に関する情報は、録画タイトル、メディアタイプ、コンテンツタイプ、および録画の質を含むことができる。情報は、録画場所を含み、録画が存在するストレージ装置およびメモリにおける位置を識別することもできる。当該情報は、録画が表示され得る装置のタイプを示すこともできる。
【００７８】
フィールド１３０６は、ユーザがアクセスを有し得るパスに関する情報を保存することができる。パスは、ユーザが、他のユーザのメディアネットワーク、またはビデオオンデマンドソースのようなコンテンツプロバイダサーバ８１６上に保存されるメディアコンテンツ等の、他の位置に保存されたメディアコンテンツにアクセスするのを可能にする。
【００７９】
データ構造１３００は、装置タイプまたは装置別に整理されたメディアコンテンツの一覧を保存する追加フィールドを含むことができる。装置タイプ別メディアコンテンツフィールド１３０８は、種々の装置からアクセスされ得るメディアコンテンツの一覧を保存することができる。フィールド１３０８は、例えば、ＵＭＮがアクセスを有し、テレビで見ることができるすべてのメディアコンテンツの第１の一覧を含む。フィールド１３０８は、携帯電話で見ることができるすべてのメディアコンテンツの第２の一覧を含むこともできる。装置別メディアコンテンツフィールド１３１０は、ＵＭＮに関連した各装置上に保存されるすべてのメディアコンテンツの一覧を含むことができる。フィールド１３１０は、例えば、デジタルビデオレコーダ上に保存されるすべてのメディアコンテンツの第１の一覧および個人のメディアプレーヤー上に保存されるすべてのメディアコンテンツの第２の一覧を保管することができる。
【００８０】
図１４‐２０は、ユーザプロファイル情報の管理に関与する種々の機能を示す典型的工程図を示す。図１４の模式図は、ユーザが、ユーザ機器装置においてユーザのメディアネットワークにログインできるようにする典型的プロセス１４００を示す。プロセス１４００は、ユーザ識別情報を受信するステップと、ユーザ機器装置メモリからプロファイル情報を読み込むステップと、プロファイルサーバからプロファイル情報を受信するステップと、読み込みおよび受信されたプロファイル情報に基づいて、更新されたユーザプロファイルを作成するステップと、を含むことができる。ユーザは、少なくとも初めてメディアネットワークが特定のユーザ機器装置からアクセスされる時に、自分のメディアネットワークにログインする必要があり得る。ログインプロセスを使用して、ユーザのメディアネットワークに関連したユーザプロファイル情報を読み込み、ユーザ機器装置上に保存されるユーザプロファイル情報を作成または更新することができる。ログインプロセスを使用して、ユーザ機器装置上に保存されているユーザプロファイル情報を含む、更新されたユーザプロファイル情報をユーザプロファイルサーバに伝送することができる。ログインプロセスを使用して、ユーザ機器装置上で新しいユーザプロファイル情報を作成すること、ユーザプロファイルサーバの関連ユーザメディアネットワークを用いて新しいユーザプロファイルを作成すること、または両方を行うこともできる。
【００８１】
プロセス１４００は、ステップ１４０２において開始し、ここでユーザ識別情報が、装置８０２、８０４、または８０６等のユーザ機器装置上で受信される。ユーザ識別情報は、図３の例示的なログインディスプレイ画面３００に示されるようなログインプロセスの一部として受信され得る。ユーザ識別情報は、ユーザまたはユーザのメディアネットワークを固有に識別するために使用されるユーザ名または他の識別子を含むことができる。ユーザ識別は、パスワードまたはユーザの身元を確認するために使用される他の情報を任意で含むことができる。ユーザ識別情報は、ユーザのメディアネットワークにログインする、ユーザ機器装置にログインする、または両方の目的で、ユーザから受信され得る。
【００８２】
ステップ１４０４において、ステップ１４０２において受信されたユーザ識別情報に関連したユーザプロファイル情報は、記憶要素７０８等のユーザ機器装置のメモリから読み込むことができる。ユーザプロファイル情報が見出されない場合、新しいユーザプロファイルは、ユーザ機器装置のメモリにおいて作成され得る。
【００８３】
ユーザ機器装置は、ステップ１４０６において、ユーザ識別情報に関連したユーザプロファイル情報を要求することができる。ユーザプロファイル情報の要求は、ユーザ識別情報をユーザプロファイルサーバ８２４に送信するステップを含み得る。要求は、通信リンク８０８、８１０、８１２、および８２６を通じて、および通信ネットワーク８１４を通じて送信され得る。一部の実施形態においては、ユーザ機器装置は、ユーザ識別情報に関連したユーザメディアネットワークをユーザプロファイルサーバに対して特定することができる。そのような実施形態においては、ユーザプロファイル情報の要求は、特定されたメディアネットワークの識別子をユーザプロファイルサーバに送信するステップを含むことができる。すべての実施形態においては、ユーザプロファイル情報の要求は、機器装置のタイプおよび能力に関する情報を送信するステップを任意で含むことができる。要求は、機器装置の名前、アドレス、または他の識別情報をプロファイルサーバに送信するステップを含むこともできる。一部の実施形態においては、機器装置の名前、アドレス、または他の識別情報を使用して、ユーザ機器装置をユーザのメディアネットワークに関連したユーザ機器装置の一覧に追加することができる。他の実施形態においては、装置を追加する要求にのみ応答して、ユーザのメディアネットワークに関連した装置の一覧に装置が追加され得る。
【００８４】
ステップ１４０８において、ユーザ識別情報に関連したユーザプロファイル情報は、ユーザプロファイルサーバから受信される。受信される情報は、ユーザプロファイルサーバ上に保存され、識別情報およびユーザのメディアネットワークに関連したユーザプロファイルのすべてを含むことができる。代替として、装置に関連し、データ構造１０００のフィールド１０１０に保存される情報等の使用されるユーザ機器装置に関連した情報のみが受信され得る。代替として、装置のタイプに関連し、データ構造１０００のフィールド１００８に保存される情報等の使用されるユーザ機器装置の装置のタイプに関連した情報のみが受信され得る。ステップ１４０２において受信されるユーザ識別情報に関連したユーザメディアネットワークがない場合、この事実の表示は、ユーザプロファイルサーバから受信され得る。ユーザ識別情報に関連したユーザメディアネットワークがない場合、ユーザは、新しい識別情報を入力するか、または新しいユーザメディアネットワークを作成するように促される。代替として、ユーザ識別情報に関連したユーザメディアネットワークがない場合、デフォルトユーザプロファイル情報が受信され得る。
【００８５】
ステップ１４１０において、ユーザ機器装置メモリから読み込まれるユーザプロファイル情報およびユーザプロファイルサーバから受信されるユーザプロファイル情報を処理およびマージして、更新されたユーザプロファイルを作成する。更新したユーザプロファイルは、受信されたユーザプロファイル情報および読み込まれたユーザプロファイル情報の組み合わせを含むことができる。ユーザプロファイルのマージは、受信および読み込まれた情報において矛盾するユーザプロファイル情報を特定するステップと、矛盾する情報のどの部分が最近のものであるか、または最も信頼できるかを判定するステップを含むことができる。情報の信頼性は、例えば、情報がユーザによって入力されたか、またはユーザアクティビティおよび動作をモニタすることによって決定されたかどうかの関数として測定され得る。情報は、ユーザによって入力された場合、より信頼できると考えられ得る。更新されたユーザプロファイルは、最新バージョンの矛盾する情報、最も信頼できるバージョンの情報、または最新かつ最も信頼できる情報の組み合わせを含むことができる。
【００８６】
ステップ１４１２において、更新されたユーザプロファイルは、ユーザプロファイルサーバに任意で伝送され得る。更新されたユーザプロファイル情報は、ステップ１４１０が完了するとすぐに、ユーザプロファイルサーバに伝送され得る。代替として、更新されたユーザプロファイル情報は、後でユーザプロファイルサーバに伝送され得る。例えば、更新されたユーザプロファイル情報は、ユーザプロファイルサーバから受信されたユーザプロファイル情報の要求に応答して、プロファイルサーバに伝送され得る。
【００８７】
更新されたユーザプロファイルを作成するためのユーザプロファイル情報の処理は、プロセス１４００におけるユーザ機器装置８０２、８０４または８０６上で生じると説明されるが、情報の処理およびマージは、ユーザプロファイルサーバ８２４上、ユーザプロファイル管理サーバ上、別の位置にある処理回路上、または機器装置およびサーバの組み合わせ上で生じ得ることに留意されたい。処理がプロファイルサーバ８２４等のサーバ上で生じる実施形態においては、ステップ１４０４‐１４１２を変更して、ユーザ機器装置上に保存されているユーザプロファイル情報がユーザプロファイルサーバに伝送され、情報がサーバ上で処理され、サーバ上に保存される情報とマージされて、更新されたユーザプロファイル情報がユーザ機器装置によって最終的に受信および保存されるようにすることができる。そのような実施形態においては、ステップ１４０４‐１４１２は、以下に説明される同期プロセス１５００のステップ１５０４‐１５１２に類似し得る。
【００８８】
プロセス１４００は、ステップ１４１４で終了し、そこでは、ユーザ機器装置上で実行するメディアガイダンスアプリケーションが更新されたユーザプロファイル情報を提供される。メディアガイダンスアプリケーションは、メディアガイダンスをユーザに提供する際に更新されたユーザプロファイル情報を使用することができる。
【００８９】
プロセス１４００に図示されるログインプロセスを使用し、以前はユーザのメディアネットワークに関連していなかった新しいユーザ機器装置を使用して、ユーザプロファイル情報にアクセスすることができる。プロセスを使用して、別のユーザの装置からユーザプロファイル情報にアクセスすることもできる。例えば、ユーザは、友達のユーザ機器装置を使用しながら、自分のユーザプロファイル情報にアクセスすることを希望する場合がある。この状況において、プロセス１４００によって、ユーザは、ユーザプロファイル情報または録画されたメディアコンテンツにアクセスする、推奨された番組を見る、または自分のプロファイル情報を使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって提供される任意の他の機能性を使用することができる。
【００９０】
実際には、プロセス１４００に示される１つ以上のステップは、他のステップと組み合わされ、任意の適切な順序で実行、変更、並行実施（例えば、同時または略同時）、または削除され得る。例えば、ステップ１４０２は、ユーザ機器装置がデフォルトで特定のユーザ識別情報および／または特定のユーザのメディアネットワークに関連する、ある実施形態においては省略され得る。そのような実施形態においては、ユーザのプロファイル情報は、メモリから読み込まれ、デフォルトユーザ識別情報に基づいて、プロファイルから要求され得る。例えば、家庭用セットトップボックスは、デフォルトで家庭用の識別情報および／またはメディアネットワークに関連され得る。セットトップボックスは、例えば、セットトップボックスのＩＰアドレスに基づいて、デフォルト識別情報またはメディアネットワークに関連され得る。プロファイル情報は、デフォルトの家庭のアイデンティティに基づいて、セットトップボックスによって読み込む、および要求することができる。
【００９１】
図１５は、ユーザプロファイルサーバ８２４とユーザメディアネットワークの１つ以上のユーザ機器装置８０２、８０４または８０６とのユーザプロファイル情報の同期中に生じ得る一連のステップの例示的なプロセス１５００を示す。具体的には、プロセス１５００における一連のステップは、複数のサーバおよび装置上に保存されたユーザプロファイル情報を読み込むステップと、情報を同期させて、最新のプロファイル情報を含む同期化されたプロファイルを生成するステップと、同期化されたプロファイル情報をサーバおよび装置に伝送するステップと、を含むことができる。
【００９２】
ステップ１５０２において、同期機能は、ユーザメディアネットワークに関連した同期要求によって開始される。同期要求は、ユーザによって開始されるか、またはユーザ機器装置、ユーザプロファイルサーバ、またはユーザメディアネットワークに関連した他の機器によって開始され得る。ユーザは、双方向番組ガイドディスプレイ画面において同期メニューオプションを選択することによって、リモコン装置あるいはユーザ機器装置上の同期ボタンを起動することによって、または他の適切な手段を通じて同期要求を開始することができる。同期は、例えば、ユーザメディアネットワークに接続されている新しい装置、またはユーザのメディアネットワークに関連しないユーザ機器装置からユーザプロファイル情報にアクセスしているユーザに応答して、ユーザ機器装置またはユーザプロファイルサーバによって自動的に開始される場合もある。同期は、一定間隔（例えば、月に１回）またはメディアネットワークの１つ以上の装置またはプロファイルサーバ上のユーザプロファイル情報に対して変更が行われた後に、自動的に起動される場合もある。
【００９３】
同期の開始に応答して、ユーザメディアネットワークに関連したユーザプロファイル情報は、ユーザプロファイルサーバから（ステップ１５０４）およびユーザメディアネットワークに関連した１つ以上のユーザ機器装置から（ステップ１５０６）から読み込まれる。ユーザプロファイル情報は、ユーザメディアネットワークに関連したすべてのユーザ機器装置または同期の時にアクセス可能なユーザ機器装置から読み込むことができる。ユーザプロファイル情報は、代替として、メディアネットワークに関連した限定数のユーザ機器装置から読み込むことができる。例えば、ユーザプロファイル情報は、同期要求が受信されたユーザ機器装置のみ、要求が受信されたものを除くすべてのユーザ機器装置、ユーザが選択したユーザ機器装置の一覧、または最後に同期操作が行われてから以降変更されたユーザプロファイル情報を有するユーザ機器装置から読み込まれ得る。
【００９４】
ステップ１５０８において、ユーザプロファイルサーバおよびユーザ機器装置から読み込まれたユーザプロファイル情報が同期される。情報の同期は、図１４のステップ１４１０の文脈において説明されたユーザプロファイル情報の処理およびマージに実質的に類似し得る。同期は、ユーザプロファイル情報を整理して矛盾する情報を識別するステップと、重複または矛盾する情報を削除するステップと、プロファイル情報の異なるカテゴリに関連した情報をクロスチェックするステップと、を含むことができる。まず第１に、読み込まれたユーザプロファイル情報は、プロファイルデータ構造に整理され得る。プロファイルデータ構造は、プロファイル情報の異なるソースから読み込まれた情報の重複するコピーまたは矛盾するコピーを含むことができる。プロファイルデータ構造における情報を処理およびマージして、すべての重複する情報を削除し、矛盾する情報を選択的に削除することができる。本発明の一実施形態においては、ユーザプロファイル情報は、情報の各要素が最後に更新および／またはアクセスされた時を表示するタイムスタンプを含むことができる。ユーザプロファイル情報の各要素は、プロファイル情報の信頼性を示す優先情報を含むこともできる。情報の信頼性は、例えば、ユーザによって情報が入力されたかどうか、またはユーザアクティビティおよび動作をモニタすることによって決定されたかどうかの関数として測定され得る。ユーザが入力した選好情報に基づくプロファイル情報は、ユーザアクティビティのモニタに基づくプロファイル情報よりも高い信頼性を有し得る。信頼性の高い情報および最近更新された情報は、ユーザプロファイルに維持されるが、信頼性の低いおよび／または古いタイムスタンプの矛盾する情報は削除され得る。
【００９５】
同期プロセスは、最終的にプロファイル情報のクロスチェックを含むことができる。クロスチェックプロセスを使用して、プロファイル情報の異なる部分に保存されるユーザプロファイル情報が整合していることを保証することができる。クロスチェックを使用して、例えば、１つの装置（例えば、データ構造１０００のフィールド１０１０に保管された装置の装置特有のプロファイル情報における）に関連したユーザプロファイル情報に保存されるユーザの選好録画装置の指示が、他の装置のユーザプロファイル情報（例えば、フィールド１０１０のすべての他の装置の装置特有のプロファイル情報における）、およびユーザのメディアネットワークのプロファイル情報の一般プロファイル情報（フィールド１００６）および装置特有のプロファイル情報（フィールド１００８）において反映される。クロスチェックを使用して、ユーザのプロファイル情報の異なるフィールドに保存されるプロファイルを完成させることができる。クロスチェックを使用して、ユーザのプロファイル情報の種々のフィールドに保存されている矛盾するプロファイル情報を位置付け、マージすることもできる。
【００９６】
ステップ１５１０において、同期されたプロファイル情報は、ユーザプロファイルサーバ上に保存され得る。ステップ１５１２において、同期されたプロファイル情報は、ユーザのメディアネットワークに関連した１つ以上のユーザ機器装置に伝送され得る。同期されたプロファイル情報は、同期を開始した装置、選択された装置、またはメディアネットワークに関連したすべての装置に伝送され得る。伝送された情報は、同期された情報のすべてを含むことができる。代替として、伝送される情報は、例えば、情報が伝送されるユーザ機器装置によって使用可能なプロファイル情報を含む、同期されたプロファイル情報のみを含むことができる。
【００９７】
実際には、プロセス１５００に示される１つ以上のステップは、他のステップと組み合わされ、任意の適切な順序で実行、変更、（例えば、同時または略同時に）並行実施、または削除され得る。プロセス１５００は、ユーザ機器装置８０２、８０４、または８０６上、ユーザプロファイルサーバ８２４上、ユーザプロファイル管理サーバまたは他の専用サーバ上、またはそのような装置およびサーバの組み合わせにある処理回路上で生じ得る。処理は、そのような装置とサーバとの間に分散させることもできる。通信ネットワーク８１４によって、装置およびサーバは、ユーザプロファイル情報と他の情報およびコマンドをプロセス１５００中に交換することができる。
【００９８】
図１６および１７は、ユーザメディアネットワークに関連したユーザ機器装置にユーザプロファイル情報を伝送するための一連のステップの例示的なプロセス１６００および１７００を示す。プロセス１６００は、新しいユーザ機器装置にユーザプロファイル情報を伝送するステップを含む。プロセス１６００における一連のステップは、新しいユーザ機器装置がユーザメディアネットワークに接続し、メディアネットワークに関連したユーザプロファイル情報を有しないことを検出し、プロファイル情報を装置に伝送するステップを含むことができる。
【００９９】
ステップ１６０２および１６０４において、ユーザプロファイル情報は、ユーザメディアネットワークに関連した複数のユーザ機器装置８０２、８０４、または８０６から読み込まれ、メディアネットワークに関連したサーバ８２４上に保存される。ステップ１６０６において、メディアネットワークの新しいユーザ機器装置が検出される。新しいユーザ機器装置は、メディアネットワークに接続されると、自動的に検出され得る。検出は、身元を特定するメッセージを自動的に送信する新しい装置に依存し得る。検出は、例えば、ユーザが装置からユーザプロファイル情報にアクセスしようとすると、新しい装置にプロファイル情報を要求するように指示するユーザのようなユーザが開始したアクションに依存する場合もある。検出は、ネットワークを定期的にスキャンして、新しい装置を検出するプロファフィルサーバによって開始される場合もある。
【０１００】
新しいユーザ機器が検出されると、ステップ１６０８において、新しいユーザ機器装置が、そのメモリに記憶されたメディアネットワークに関連したユーザプロファイル情報を有しないことが判定され得る。判定に対応して、ユーザメディアネットワークに関連してユーザプロファイルの少なくとも一部が、ステップ１６１０において新しいユーザ機器装置に伝送され得る。一部の実施形態においては、メディアネットワークに関連し、プロファイルサーバ上に保存されているすべてのユーザプロファイル情報は、ステップ１６１０においてユーザ機器装置に伝送され得る。他の実施形態においては、装置のタイプに関連したプロファイル情報等のプロファイルサーバ上に保存された、選択されたユーザプロファイル情報が、ユーザ機器装置に伝送され得る。
【０１０１】
プロセス１６００を使用して、例えば、ユーザプロファイルサーバ上に保存されたユーザのプロファイルを新しいユーザ機器装置に提供することができる。当該プロセスを使用して、例えば、ユーザは、古くなった、または壊れた装置を新しい置換装置と置換することができる。当該プロセスは、ユーザが追加の装置を自分のメディアネットワークに追加する場合、またはユーザが友達の装置または公共の装置等の第三者装置から自分のメディアネットワークにアクセスすることもできる。プロセス１６００は、ユーザプロファイルサーバ上に保存されているメディアコンテンツを含むユーザのプロファイル情報を新しい装置にロードするために便利な手段を提供する。そのような実施形態においては、ユーザプロファイル情報は、ステップ１６０２において第１のユーザ機器装置から読み込まれ得る。ユーザプロファイル情報を有しないユーザメディアネットワークの第２のユーザ機器装置は、ステップ１６０６に検出され、第１の装置のユーザプロファイル情報は、ステップ１６１０において第２の装置に伝送され得る。
【０１０２】
図１７のプロセス１７００は、ユーザプロファイル情報を特定タイプのユーザ機器装置に伝送するステップを含む。プロセス１７００における一連のステップは、ユーザ機器装置がユーザメディアネットワークに接続したことを検出するステップと、装置のタイプを検出するステップと、そのタイプに関連したプロファイル情報を装置に伝送するステップと、を含むことができる。
【０１０３】
ステップ１７０２および１７０４において、ユーザプロファイル情報は、ユーザメディアネットワークに関連した複数のユーザ機器装置から受信され、メディアネットワークに関連したサーバ上で保存される。ステップ１７０６において、メディアネットワークに接続したユーザ機器装置が検出される。検出は、プロセス１６００のステップ１６０６に関連して説明した手段のいずれかによって、または任意の他の適切な手段によって生じ得る。ステップ１７０８において、ユーザ機器装置のタイプが判断される。装置のタイプは、装置によって自動的に送信されるメッセージによって、またはそのタイプに関する情報を装置に促すプロファイルサーバによって判定され得る。ステップ１７１０において、ユーザ機器装置のタイプに関連してユーザプロファイル情報は、装置に伝送するために特定される。特定されたプロファイル情報は、装置のタイプに対応する装置特有のプロファイル情報に保存され、データ構造１０００のフィールド１００８に保存されたプロファイル情報を含むことができる。追加プロファイル情報は、装置に伝送するために特定される場合もある。例えば、データ構造１０００のフィールド１００６に保存されるような複数タイプの機器装置によって使用可能な一般ユーザプロファイル情報が特定され得る。他のタイプの装置に関連したユーザプロファイル情報は、ユーザ機器装置によって使用可能なユーザプロファイルに変換することもできる（ステップ１７１２）。特定および／または変換されたユーザプロファイル情報は、ステップ１７１４において装置に伝送される。
【０１０４】
実際には、プロセス１６００および１７００に示される１つ以上のステップは、他のステップと組み合わされ、任意の適切な順序で実行、変更、（例えば、同時または略同時に）並行実施、または削除され得る。例えば、プロセス１６００は、新しいユーザ機器装置のタイプを決定して、装置のタイプに関連するユーザプロファイル情報を装置に提供するために、ステップ１７０８、１７１０、および／または１７１２に実質的に類似する追加ステップを含むことができる。さらなる例として、プロセス１７００は、ユーザ機器装置がまだユーザプロファイル情報を有しないことを判定するためのステップ１６０８に類似するステップを含むことができる。別の例として、ユーザ機器装置が互いに直接通信できる実施形態において、プロセス１６００および１７００は、ユーザプロファイルサーバなしに作動することができる。そのような実施形態において、ユーザプロファイル情報は、ユーザプロファイルサーバ上に保存されず、代わりに、メディアネットワークのユーザ機器装置からプロファイル情報を受信する装置に直接伝送され得る。
【０１０５】
プロセス１６００および１７００は、ユーザプロファイルサーバ８２４上にある処理回路またはユーザプロファイル管理サーバあるいは他の専用サーバ上で生じ得る。プロセスは、少なくとも一部が１つ以上のユーザ機器装置８０２、８０４、８０６上、またはユーザ機器装置およびサーバの組み合わせ上で生じ得る。
【０１０６】
図１８は、ユーザメディアネットワークの最適な装置上の録画を設定するための一連のステップの例示的なプロセス１８００を示す。具体的には、プロセス１８００における一連のステップは、メディアネットワーク上のメディアコンテンツを録画する要求を受信するステップと、録画を実行するために最適なメディアネットワークのユーザ機器装置を特定するステップと、特定された機器装置にメディアコンテンツを録画するメッセージを伝送するステップと、を含み得る。プロセス１８００は、ユーザが、例えば、図６に関連して説明される最適な利用可能な装置オプション６０６を使用してメディアコンテンツを録画することを選択すると起動され得る。
【０１０７】
ステップ１８０２において、メディアコンテンツを録画するユーザメディアネットワークに関連した要求が受信される。要求は、メディアネットワークに関連したユーザ機器装置８０２、８０４または８０６、あるいは任意の他のソースから受信され得る。要求は、図６に関連して説明した最適な利用可能な装置オプション６０６のユーザ選択に応答して、受信され得る。要求は、特に、ユーザのプロファイル情報が、ユーザのデフォルト録画装置が最適な利用可能な装置であることを示す場合、ユーザの録画コマンドに応答して受信される場合もある。要求は、メディアコンテンツが、メディアが録画されるべき１つ以上の形式から利用可能となる、１つ以上の時間およびチャネル、および／またはメディアが録画されるべき１つ以上の形式との指示を含むことができる。
【０１０８】
ユーザメディアネットワークに関連したユーザ機器装置の一覧は、ステップ１８０４において読み込まれ、要求された録画を実行できるユーザ機器装置は、ステップ１８０６において特定される。メディアネットワークに関連したユーザ機器装置の一覧は、ユーザプロファイルサーバ８２４またはユーザメディアネットワークに関連した１つ以上のユーザ機器装置８０２、８０４、または８０６上に保存されたユーザプロファイル情報から読み込むことができる。ステップ１８０６における録画装置の特定は、メディアネットワークに関連したすべての録画装置を特定する第１のステップと、特定の録画を実行できる録画装置を特定する第２のステップと、を含むことができる。特定の録画を実行できる装置は、メディアのタイプおよび録画を要求されたメディアの形式を録画できる装置であり得る。装置は、録画時に利用可能となるよう予約され、録画を保存するために利用可能なメモリを十分有することが予想される装置であり得る。他の条件も、録画を実行できる装置を選択する際に評価することができる。
【０１０９】
ステップ１８０８において、メディアコンテンツを録画するために最適なリソースを有するユーザ機器装置が、特定され得る。装置の適合性は、メディアコンテンツが利用可能となる時間において、装置が録画するために利用可能となるかどうかに関して評価され得る。装置は、例えば、以前に予約された録画が要求された録画と競合するため、ユーザが装置を使用しているため、または装置が録画時間においてオフまたはオフラインになるため、利用不可能となり得る。適合性は、装置が、要求された質または要求された１つ以上の形式でメディアコンテンツを録画できるかどうかに関して評価される場合もある。適合性は、装置が十分な記憶容量を有するかどうかに関して評価される場合もある。さらに、適合性は、装置が、ユーザのプロファイル情報において好適な録画装置として示されるかどうかによって影響され得る。適合性は、録画要求を送信した装置によって影響される場合もある。一部の実施形態においては、装置が予約された時間に利用可能とならない、要求された質あるいは要求された１つ以上の形式でユーザコンテンツを録画できない、またはそれ以外に要求を実行するために利用不可能とならない限り、最適な装置は、要求を送信した装置であり得る。
【０１１０】
ステップ１８１０において、特定されたユーザ機器装置にメッセージが伝送され、メディアコンテンツを録画することができる。メッセージは、装置上で録画を予約する要求、録画開始時間の前に伝送されるメッセージであり得る。メッセージは、代替として、録画開始時間に伝送される録画要求であり得る。
【０１１１】
ステップ１８１２において、特定された装置の利用可能性をモニタして、メディアコンテンツが利用可能である時に装置が利用可能であることを保証する、および特定された装置がメディアコンテンツ録画することを保証することができる。特定された装置が利用可能でないか、または選択されたメディアコンテンツを録画しない場合、プロセス１８００は、録画が実行され得る別の装置を特定するために、ステップ１８０４に戻ることができる。
【０１１２】
プロセス１８００は、ユーザプロファイルサーバ８２４上、専用の録画管理サーバ上、汎用サーバ上、ユーザ機器装置８０２、８０４、または８０６上、他の適切なサーバまたは装置上、あるいはそのような装置およびサーバの組み合わせ上にある処理回路によって実行され得る。処理回路は、通信ネットワーク８１４および通信リンク８０８、８１０、８１２、および８２６を通して、プロセス１８００に関与するユーザ機器装置およびサーバと通信することができる。
【０１１３】
実際には、プロセス１８００に示される１つ以上のステップは、任意の適切な順序で実行、変更、（例えば、同時または略同時に）並行実施、または削除される他のステップと組み合わせることができる。例えば、ステップ１８０８に続く追加ステップは、メディアコンテンツが特定された装置上で録画される必要があることを確認するようユーザに促すステップを含むことができる。ステップ１８０９は、他の装置をメディアコンテンツを録画するために利用可能にすることができるようにするため、ユーザが、他の装置上で以前に予約された録画を変更またはキャンセルしするステップを含むことができる。
【０１１４】
図１９は、メディアコンテンツのユーザのメディアネットワーク上で、１つ以上のメディア形式で録画を設定するための一連のステップの例示的なプロセス１９００を示す。具体的には、プロセス１９００における一連のステップは、メディアコンテンツを録画する要求を受信するステップと、メディアコンテンツを選択されたメディア形式で録画するために好適なメディアネットワークのユーザ機器装置を特定するステップと、メディアコンテンツを録画するメッセージを装置に伝送するステップと、を含むことができる。
【０１１５】
ユーザメディアネットワークに関連したメディアコンテンツを録画する要求は、ステップ１９０２において受信され得る。録画される１つ以上の形式のユーザ選択に応答して、例えば、図６のメニュー画面６０２を使用して録画を設定している間に要求が受信され得る。要求は、図６に関連して説明されるさらに追加オプション６１６、ベストオプション６１８、またはすべてオプション６２０のユーザ選択に対応して受信される場合もある。
【０１１６】
ステップ１９０４において、メディアコンテンツが利用可能である形式の一覧が読み込まれる。形式の一覧は、メディアコンテンツソース８１６上、メディアガイダンスデータソース８１８上、ユーザ機器装置のメモリ７０８に保存されたメディアガイダンス情報、または別の適切な場所において保存されるメディア情報の一部として保存され得る。メディア形式は、例えば、ＨＤＴＶ形式、ワイド画面、ステレオ、およびサラウンドサウンド、ならびに異なるコーデック、ビットレート、およびデジタル著作権管理ルール等の異なる質の形式を含むことができる。メディア形式は、コンテンツが異なるタイプのメディア装置上のディスプレイのために編集された形式を含むことができる。編集は、ビデオ画像を切り取り、異なるサイズのディスプレイに適合するようにするステップを含むことができる。編集は、メディアコンテンツの特定部分を除く（または追加コンテンツを含む）、短縮（または延長）バージョンのメディア番組を作成するステップを含むことができる。例えば、編集は、メディアコンテンツの限定されたセグメントのみを含む、ハイライト形式のメディアコンテンツを作成するステップを含むことができる。代替として、編集は、ディレクタのコメント、俳優のインタビュー、および他の補足情報等の特別機能形式のメディアコンテンツを作成するステップを含むことができる。編集は、ＭＰ３プレーヤー等の個人のメディアプレーヤー上で再生するための純粋なオーディオバーションのビデオを作成するステップを含むこともできる。
【０１１７】
ステップ１９０６において、ユーザのメディアネットワークに関連したユーザ機器装置の一覧が読み込まれる。ステップ１９０８において、メディアコンテンツが利用可能である各形式に対して、その形式でメディアを記録できるユーザ機器装置が特定される。デジタルビデオレコーダ等の一部のユーザ機器装置は、メディアコンテンツをすべての形式で録画できる場合があることに留意されたい。しかしながら、一部の機器装置は、メディアを特定の形式のみで録画できる。
【０１１８】
ステップ１９１０において、メディアコンテンツが利用可能な各形式に対して、その形式でメディアコンテンツを録画するために最適なユーザ機器装置が特定される。装置の適合性は、プロセス１８００のステップ１８０８に関連して説明した方法に類似する方法で評価され得る。装置の適合性は、他の要因によって判断される場合もある。例えば、録画装置の適合性は、録画が視聴される可能性の高い装置によって影響され得る。例えば、メディアコンテンツは、ユーザの携帯電話で視聴される可能性が非常に高いため、携帯電話は、携帯電話上で再生するために作成された形式でメディアコンテンツを録画するために最適な装置であり得る。携帯電話上でコンテンツを録画することによって、ユーザは、コンテンツがユーザの携帯電話に伝送されるのを待つ必要なく、ユーザの選択した時間に携帯電話でコンテンツを視聴することができる。
【０１１９】
ステップ１９１２において、メッセージは、特定されたユーザ機器装置それぞれに伝送され、装置が特定されたメディア形式でメディアを録画することができる。ステップ１９１４において、録画が行われる装置は、それらが利用可能であること、およびメディアが利用可能である場合にメディアを録画することを保証するようにモニタされ得る。
【０１２０】
実際には、プロセス１９００に示される１つ以上のステップは、任意の適切な順序で実行、変更、（例えば、同時または略同時に）並行実施、または削除される他のステップと組み合わせることができる。例えば、ステップ１９１０に続く追加ステップは、メディアコンテンツが特定された装置上で録画されることを確認するようユーザに促す。別の例として、ステップ１９０４は、メディアが、ユーザがステップ１９０２においてコンテンツを録画するよう要求した１つ以上の形式で利用可能であることを検証するステップと置き換えることができる。ステップ１９０８および１９１０は、メディアコンテンツを録画するよう要求された各形式に対して実行されるように変更することができる。さらに別の例において、プロセス１８００および１９００を組み合わせ、１つ以上の形式で、最適な装置上でメディアコンテンツを録画する機能をユーザに提供することができる。
【０１２１】
プロセス１９００は、ユーザプロファイルサーバ８２４上、専用の録画管理サーバ上、汎用サーバ上、ユーザ機器装置８０２、８０４、または８０６上、他の適切なサーバまたは装置、あるいはそのような装置およびサーバの組み合わせ上にある処理回路によって実行することができる。処理回路は、通信ネットワーク８１４および通信リンク８０８、８１０、８１２、および８２６を通じて、プロセス１８００に関与するユーザ機器装置およびサーバと通信することができる。
【０１２２】
図２０は、メディアネットワークの複数のユーザ機器装置とのユーザのモニタされた対話に基づいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションを使用して、ユーザに推奨を提供するための一連のステップの例示的なプロセス２０００を示す。具体的には、プロセス２０００における一連のステップは、ユーザの複数のユーザ機器装置との対話をモニタするステップと、モニタされた対話に基づいてメディアコンテンツを特定するステップと、特定されたメディアコンテンツの推奨を提供するステップと、を含むことができる。
【０１２３】
ステップ２００２において、ユーザのネットワークの複数のユーザ機器装置８０２、８０４、または８０６とのユーザの対話がモニタされる。モニタは、例えば、メディアコンテンツにアクセスまたは録画する、メディアコンテンツに関する追加情報を要求する、メディアコンテンツを関心対象としてフラグする、または任意の他の適切な手段によって、ユーザが関心を示したメディアコンテンツの一覧を保存するステップを含むことができる。モニタは、例えば、限定された時間にそれを視聴した後に、メディアコンテンツから退去することによって、ユーザが関心を示さなかったメディアコンテンツの一覧を保存するステップを含むことができる。モニタは、ユーザが関心を示した、また、示さなかったメディアのタイプおよびカテゴリを特定するステップを含むこともできる。モニタデータは、ユーザのメディアネットワークに関連したユーザプロファイル情報の一部を形成することができる。モニタデータは、ユーザ機器装置のストレージ７０８または任意の他の適切な場所に保存され得る。
【０１２４】
ステップ２００４において、複数のユーザ機器装置とのユーザのモニタされた対話に関する情報を含む、ユーザプロファイル情報は、サーバ８２４等のプロファイルサーバ上に保存される。
【０１２５】
ステップ２００６において、メディアコンテンツは、保存されたモニタデータを含む、保存されたユーザプロファイル情報に基づいて特定され得る。特定されたメディアコンテンツは、ユーザの関心を引きやすいと判定されるコンテンツであり得る。特定されたメディアは、ユーザが関心を示したメディアに類似する、および／またはユーザが関心を示さなかったメディアコンテンツに類似しない場合がある。特定されたメディアは、ユーザの関心対象として識別されたタイプまたはカテゴリである場合もある。
【０１２６】
ステップ２００８において、特定されたメディアコンテンツの推奨は、ネットワークのユーザ機器装置に伝送される。推奨は、ユーザ機器装置によってユーザに提示され得る。
【０１２７】
実際には、プロセス２０００に示される１つ以上のステップは、任意の適切な順序で実行、変更、（例えば、同時または略同時に）並行実施、または削除され得る他のステップと組み合わされる。例えば、ステップ２００６は、ステップ２００８において推奨が伝送されるユーザ機器装置の特徴に基づいて、メディアコンテンツを特定するステップを含むことができる。例えば、メディアコンテンツは、推奨が伝送されるタイプの装置上で再生するために好適であることに基づいて、特定され得る。メディアコンテンツは、推奨のメディアコンテンツが利用可能になる時に、機器装置が利用可能になるかどうかに基づいて特定される場合もある。
【０１２８】
別の実施例として、プロセス２０００を変更して、第１のユーザ機器装置上のユーザの対話をモニタし、第１の装置とのユーザのモニタされた対話に基づいて特定されたメディアコンテンツの推奨を第２のユーザ機器装置に伝送することができる。一実施形態においては、第１および第２の装置は、同一タイプであり得る。別の実施形態において、第１および第２の装置は、異なるタイプであり得る。例えば、ユーザは、モバイル電話（第１のタイプの第１の装置）等の第１のタイプの装置のみに視聴可能なテレビシリーズを定期的に視聴し得る。モバイル電話とのユーザの対話はモニタされ、テレビシリーズに関連する放送テレビ特番が特定され得る。ユーザは、自分の放送テレビ（第２のタイプの第２の装置）上で、ユーザが、モバイル電話上でテレビシリーズを定期的に視聴したことに基づいて、テレビ特番に対する推奨を受信し得る。
【０１２９】
プロセス２０００は、ユーザプロファイルサーバ８２４上、またはユーザプロファイル管理サーバ、あるいは他の専用サーバ上の処理回路上で生じ得る。処理は、ユーザ機器装置８０２、８０４または８０６の処理回路７０６において生じるか、または適切なサーバ上の処理回路とユーザ機器装置との間に分散される場合もある。通信ネットワーク８１４は、装置およびサーバが、プロセス２０００中に、ユーザプロファイル情報と他の情報およびコマンドを交換できるようにすることができる。
【０１３０】
上の記述は、本発明の原則の例示に過ぎず、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、当業者によって種々の修正が行われ得ることが理解されるであろう。本明細書に示される特定の方法および回路の実現は、例示の目的で提示され、限定を目的とせず、必要に応じて、他の構成および実施形態を代わりに使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
本願明細書に記載された発明。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【図１４】

【図１５】

【図１６】

【図１７】

【図１８】

【図１９】

【図２０】

【公開番号】特開２０１３−５５７０８（Ｐ２０１３−５５７０８Ａ）
【公開日】平成２５年３月２１日（２０１３．３．２１）
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願２０１２−２７５４７５（Ｐ２０１２−２７５４７５）
【出願日】平成２４年１２月１８日（２０１２．１２．１８）
【分割の表示】特願２００９−５３０４２２（Ｐ２００９−５３０４２２）の分割
【原出願日】平成１９年９月２８日（２００７．９．２８）
【出願人】（５０００５０３７６）ユナイテッド　ビデオ　プロパティーズ，　インコーポレイテッド (206)
【Ｆターム（参考）】