説明

反射機能表面を有するダミー蛍光灯

【課題】ダミー蛍光灯管は発光機能を有さないため、蛍光灯用反射板を使用した省エネ・環境性能向上提案などにおいては、蛍光灯本数を削減した際に室内照度が保持されないことがあった。その不都合を解決すること。
【解決手段】ダミー管の表面をビーズあるいはプラズマ状の反射表面機能を有するものとし、照明蛍光灯からの照射を反射させ、かつ、蛍光灯用反射板との併用により、配置位置・段差等を工夫することによって、蛍光灯器具としてのトータル照度をアップさせ、この課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダミー蛍光灯管に関するものであり、表面に反射機能を付加することにより、2本セット照明器具における点灯蛍光灯の照度を反射させることにより照明器具としてのトータルでの照度アップを確保しようとするものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、環境・省エネ商材としてダミー蛍光灯管が利用されている。また、ダミー管表面に蓄光材フィルム等を貼り付け、非常用電源として利用するようなものもある。この例として、特許公開2008−288178(公開番号)などがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のようなダミー蛍光灯管では、発光機能がないため、輝度がゼロであり、設置室内における照度アップは期待できない。また、表面に蓄光材フィルムを取り付けた場合は、非常時の光源としては期待できるものの、常時における照度確保を期待することは困難である。
そこで、それ自体は発光機能を有せず、輝度がゼロではあるものの、輝度を有する蛍光管の発光を反射することにより、二次的輝度を保持し、常時における室内照度アップを可能にすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための請求項1の発明は、ガラス管表面にビーズあるいはプリズマ状の反射皮膜構造をつけることにより発光蛍光灯の照する光を適切な角度に反射させることにより、あたかも太陽の光を受けて月が光を発するがごとく、ダミー蛍光灯が二次的発光を行い、発光蛍光灯との相乗効果により室内のトータル照度をアップさせる。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、省エネ・環境効果のために提案されている蛍光灯削減プランにおいて、ダミー管を補助照明として活用することができ、市販されている蛍光灯用反射板との併用により、室内照度を現状以上に高めることができる。よって、使用蛍光灯本数を削減することが可能となり、従来以上の省エネ・環境効果が期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は蛍光灯器具において、発光する蛍光灯と反射ダミー蛍光灯管の設置位置に段差を設け、発光蛍光灯の光がダミー蛍光灯管の表面、特に下部表面に照射され、反射による二次的輝度を高めたものである。
また、蛍光灯用反射板を使った場合、その反射板の形状、蛍光管の距離や位置を適切に設定することにより、当ダミー蛍光灯管の反射機能を最大に保持し、もって、トータルの照度を高めるコンビネーションを計画することが最良である。
【0007】
図2は本案件ダミー蛍光灯管の表面詳細図である。このようにダミー蛍光管の表面をビーズあるいはプラズマ状にすることにより、反射機能を付加し二次的輝度機能を有するようにする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】蛍光灯用反射板(A)に発光用蛍光灯(B)と本案件の反射機能付ダミー蛍光管(C)をセットしたものである。ダミー管に光が最適に照射され、反射効率が高まるように設置段差を設けている。図内の矢印は反射光を示す。
【図2】本案件ダミー蛍光灯管の表面詳細図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に反射機能を有することを特徴とするダミー蛍光灯

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−222465(P2011−222465A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−104436(P2010−104436)
【出願日】平成22年4月12日(2010.4.12)
【出願人】(509073109)
【Fターム(参考)】