説明

収容袋

【課題】収容物と収容袋との対応を確実としながら、情報の記載から封緘までの取り扱いのみならず、開封作業時の取り扱いも容易に行うことができる収容袋を提供する。
【解決手段】第1のシート(表面シート101,粘着層102,剥離シート103)と第2のシート(裏面シート105)とを1方向が開口するように他方向の端部を綴じて袋状に形成した収容袋であって、第1のシートは、情報の記入及び印刷が可能であって、かつ、剥がして利用可能に形成されたラベル領域101aを有し、第1のシートの開口部100aの近傍には、第2のシートよりも開口方向に突出した突出部100bが設けられており、突出部100bは、折り返すことにより開口部100aを封緘可能となるように形成されており、封緘された収容袋100の切断開封を容易にさせるように開封線114が第1のシート及び第2のシートに形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、病理検査の検体等を収容する収容袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、集団検診等において検便等を実施するときには、受診者各位が検体(例えば、便)を専用容器等に採取し、それを回収している。このとき、検体が誰のものであるのかといった情報は、専用容器や回収用の収容袋等に受診者各位が記載する場合が多かった。専用容器に情報を記載する場合には、容器上に直接記載を行うのでは、記載作業がやり難いという問題があった。また、収容袋に情報を記載する場合には、収容袋に記載された情報と、検体等の収容物とが正確に対応しているか否かを確認しなければならないという問題があった。この場合、収容物に情報の記載が無いときには、誤って収容袋から収容物が出てしまうと、収容物が誰のものであるのかを特定することが困難になるおそれがあった。
【0003】
このような問題を解決する技術として、手書き記入を不要とし、また、袋体と収容物の照合を容易にすることができるラベルシート付き袋体が特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−59108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の技術では、封緘することにより収容物が収容袋内から出てしまうことを防ぐことができる一方、検査を行うときの作業性が悪化するという問題があった。すなわち、収容袋は、簡単に破れたりすることのないように製造されているので、開封作業が困難であった。
【0006】
本発明の課題は、収容物と収容袋との対応を確実としながら、情報の記載から封緘までの取り扱いのみならず、開封作業時の取り扱いも容易に行うことができる収容袋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0008】
請求項1の発明は、第1のシート(101,102,103)と第2のシート(105)とを1方向が開口するように他方向の端部を綴じて袋状に形成した収容袋であって、前記第1のシートは、情報の記入及び/又は印刷が可能であって、かつ、剥がして利用可能に形成されたラベル領域(101a)を有し、前記第1のシートの開口部(100a)の近傍には、前記第2のシートよりも開口方向に突出した突出部(100b)が設けられており、前記突出部は、折り返すことにより前記開口部を封緘可能となるように形成されており、封緘された当該収容袋の切断開封を容易にさせるように切り取り容易化部(114)が前記第1のシート及び第2のシートに形成されていること、を特徴とする収容袋(100)である。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の収容袋において、前記第1のシートは、表面側に情報の記入及び/又は印刷が可能な表面シート(101)と、前記表面シートの裏面側に設けられた粘着層(102)と、前記粘着層に対して仮着された剥離シート(103)と、を有し、前記第2のシート(105)は、前記第1のシートとの間で少なくとも1方向が開口するように他方向の端部を綴じて前記剥離シートに対して接合されており、前記突出部には、前記剥離シートに形成された剥離シート除去容易化部(112)と、前記剥離シート除去容易化部の近傍において前記表面シートに形成された折り曲げ容易化部(113)と、が設けられていること、を特徴とする収容袋(100)である。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2に記載の収容袋において、前記剥離シート除去容易化部(112)は、前記剥離シート(103)に形成されたスリットであり、前記折り曲げ容易化部(113)は、前記表面シート(101)の前記剥離シート除去容易化部と重なる位置に形成されたミシン目であること、を特徴とする収容袋(100)である。
【0011】
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の収容袋において、前記ラベル領域(101a)は、前記表面シート(101)に形成されたスリット(115)によって囲まれて区画されていること、を特徴とする収容袋(100)である。
【0012】
請求項5の発明は、請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の収容袋において、前記剥離シート(103)は、前記表面シート(101)よりも一回り大きく形成されていること、を特徴とする収容袋(100)である。
【0013】
請求項6の発明は、請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の収容袋において、前記剥離シート(130)が切断容易な形態で接続されることにより、複数の当該収容袋が連続して帯状の連続体を形成していること、を特徴とする収容袋(100)である。
【0014】
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の収容袋において、前記第1のシート(101,102,103)には、前記ラベル領域(101a)を除く領域に情報の記入及び/又は印刷が可能な領域(101b)が設けられていること、を特徴とする収容袋(100)である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0016】
(1)収容袋は、第1のシートと第2のシートとを1方向が開口するように他方向の端部を綴じて袋状に形成した収容袋であって、第1のシートは、情報の記入及び/又は印刷が可能であって、かつ、剥がして利用可能に形成されたラベル領域を有し、第1のシートの開口部の近傍には、第2のシートよりも開口方向に突出した突出部が設けられており、突出部は、折り返すことにより開口部を封緘可能となるように形成されており、封緘された当該収容袋の切断開封を容易にさせるように切り取り容易化部が第1のシート及び第2のシートに形成されている。これにより、本発明の収容袋は、収容物と収容袋との対応を確実としながら、情報の記載から封緘までの取り扱いのみならず、開封作業時の取り扱いも容易に行うことができる。
【0017】
(2)第1のシートは、表面側に情報の記入及び/又は印刷が可能な表面シートと、表面シートの裏面側に設けられた粘着層と、粘着層に対して仮着された剥離シートと、を有し、第2のシートは、第1のシートとの間で少なくとも1方向が開口するように他方向の端部を綴じて剥離シートに対して接合されており、突出部には、剥離シートに形成された剥離シート除去容易化部と、剥離シート除去容易化部の近傍において表面シートに形成された折り曲げ容易化部とが設けられている。よって、本発明の収容袋は、剥離シートの一部を容易に剥離することができ、突出部を折り返して封緘する作業を簡単に行える。
【0018】
(3)剥離シート除去容易化部は、剥離シートに形成されたスリットであり、折り曲げ容易化部は、表面シートの剥離シート除去容易化部と重なる位置に形成されたミシン目であることを特徴とする。よって、本発明の収容袋は、簡単な構成により、剥離シートの一部を容易に剥離することができ、突出部を折り返して封緘する作業を簡単に行える。
【0019】
(4)ラベル領域は、表面シートに形成されたスリットによって囲まれて区画されていることを特徴とする。よって、本発明の収容袋は、ラベル領域を簡単に剥がしてラベルとして利用できる。
【0020】
(5)剥離シートは、表面シートよりも一回り大きく形成されていることを特徴とする。よって、ラベルプリンタにより印刷を行うときに、表面シート及び粘着層の両端がラベルプリンタのガイドに接触しても、ガイドに糊が付着することを防止できる。
【0021】
(6)収容袋は、剥離シートが切断容易な形態で接続されることにより、複数の当該収容袋が連続して帯状の連続体を形成していることを特徴とする。よって、本発明の収容袋は、比較的小型の収容袋であっても、ラベル領域等への印刷を容易に行うことができる。
【0022】
(7)第1のシートには、ラベル領域を除く領域に情報の記入及び/又は印刷が可能な領域が設けられていることを特徴とする。よって、この領域に情報を表示することにより本発明の収容袋は、収容袋だけであっても収容物を特定できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明による収容袋100の実施形態を示す図である。
【図2】収容袋100を使用する第1の過程を示す図である。
【図3】収容袋100を使用する第2の過程を示す図である。
【図4】収容袋100を使用する第3の過程を示す図である。
【図5】収容袋100を使用する第4の過程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
【0025】
(実施形態)
図1は、本発明による収容袋100の実施形態を示す図である。図1(a)は、収容袋100の表面を示す図であり、図1(b)は、収容袋100を図1(a)中に示した矢印A−Aで切断した断面を示す図であり、図1(c)は、収容袋100の裏面を示す図である。なお、以下の説明中では、図1(a)に示す面側、すなわち、表面シート101が露呈されている側を表面と呼び、その反対側を裏面と呼ぶこととする。また、表面、裏面という文言は、説明の便宜上用いているものであり、表、裏という文言に特別な意味を付するものではない。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
【0026】
本実施形態の収容袋100は、表面側から順に、表面シート101と、粘着層102と、剥離シート103と、接合層104と、裏面シート105とを積層して形成されている。
【0027】
表面シート101は、各種プリンタにより印刷可能、かつ、筆記具による記入が可能な素材により形成されている。
【0028】
粘着層102は、表面シート101の裏面側全面に形成された粘着性を備える層である。
表面シート101及び粘着層102は、剥離シート103よりも一回り小さく形成されている。これにより、不図示のラベルプリンタにより印刷を行うときに、表面シート101及び粘着層102の両端がラベルプリンタのガイドに接触しても、ガイドに糊が付着することを防止できる。
【0029】
剥離シート103は、粘着層102に仮着されたシートである。本実施形態の剥離シート103は、基材層103aと、剥離層103bとを有した2層構造となっているが、単層又は3層以上で構成してもよい。また、剥離シート103は、後述の分割線111において切断容易な形態で接続されることにより、複数の収容袋100が連続して帯状の連続体を形成している。この連続体は、通常、ロール状に巻かれている。
【0030】
接合層104は、剥離シート103と裏面シート105とを接合する接着剤層である。図1(c)には、接合層104が設けられる範囲を、裏面シート105を透視した形態でハッチングにより示している。
【0031】
裏面シート105は、剥離シート103との間で図1中の左方向の一辺が開口するように他の3方向(3辺)の端部を綴じて剥離シート103に対して接合層104を介して接合されている。
本実施形態では、上述した表面シート101と、粘着層102と、剥離シート103とからなるシートを第1のシートとし、裏面シート105を第2のシートとしている。そして、第1のシート(表面シート101,粘着層102,剥離シート103)と第2のシート(裏面シート105)とを接合層104により1方向が開口するように他方向の端部を綴じて袋状の収容袋100としている。
【0032】
また、本実施形態の収容袋100には、開口部100aと、突出部100bと、ラベル領域101aと、空白領域101bと、分割線111と、封緘用スリット112と、折り曲げ線113と、開封線114と、ラベル区分スリット115と、検出マーク116とが設けられている。
【0033】
開口部100aは、第1のシート(表面シート101,粘着層102,剥離シート103)と第2のシート(裏面シート105)とが接合されていない部分である。この開口部100aから、収容袋100に収容する収容物を挿入することができる。
【0034】
突出部100bは、第1のシート(表面シート101,粘着層102,剥離シート103)の開口部100a近傍に、第2のシート(裏面シート105)よりも開口方向(図1中の左方向)に突出した部分である。
【0035】
ラベル領域101aは、表面シート101の一部であって、ラベル区分スリット115によって囲まれて区画されている領域である。このラベル領域101aは、表面シート101から分離してラベルとして利用することができる。例えば、ラベル領域101aには、収容袋100に収容する収容物に関する情報を印刷して、収容物に貼り付ける等の利用方法がある。
【0036】
空白領域101bは、表面シート101のラベル領域101a以外の領域である。この空白領域101bには、例えば、収容袋100に収容する収容物に関する情報を印刷することができる。
【0037】
分割線111は、収容袋100を個々に切断するための剥離シート103に設けられたミシン目である。
封緘用スリット112は、突出部100bの剥離シート103に設けられた剥離シート除去容易化部である。剥離シート103は、この封緘用スリット112を挟んで2つに切断された状態となっている。図1中で剥離シート103の封緘用スリット112よりも左側の部分を剥離片103cと呼ぶこととする。
【0038】
折り曲げ線113は、収容袋100を封緘するときに、折り曲げを容易に行うことができるように設けられた折り曲げ容易化部である。本実施形態では、折り曲げ線113は、ミシン目である。また、本実施形態では、折り曲げ線113は、封緘用スリット112と重なる位置に設けられている。
【0039】
収容袋100を封緘するときには、封緘用スリット112を用いて剥離片103cを粘着層102から剥離して除去し、残る突出部100bを折り曲げ線113で折り曲げて、露呈している粘着層102を裏面シート105に貼り付ける。
【0040】
開封線114は、封緘された収容袋100の切断開封を容易にさせるように、表面シート101と、粘着層102と、剥離シート103と、接合層104と、裏面シート105とに設けられた切り取り容易化部である。本実施形態では、開封線114は、ミシン目で形成されている。封緘された収容袋100を開封するときには、この開封線114を利用することにより、開封を容易に行える。
【0041】
ラベル区分スリット115は、表面シート101に設けられており、ラベル領域101aを囲んで区画するスリットである。
検出マーク116は、不図示のラベルプリンタ等により印刷を行うときの位置検出に用いられる印である。
【0042】
次に、本実施形態の収容袋100の使用方法について説明する。
図2は、収容袋100を使用する第1の過程を示す図である。
図2及び後述の図3から図5では、各シート等の厚さを図1よりも薄く描いている。また、図2から図5の(a),(b),(c)それぞれは、図1(a),(b),(c)と同様な方向からの図として示している。
【0043】
まず、不図示のラベルプリンタ等を利用して、収容袋100のラベル領域101a及び空白領域101bに各種情報の印刷を行う。図2に示した例では、健康診断を受ける受診者の氏名と、受診者を特定するIDを示すバーコードとを印刷している。
例えば、図2に示すように印刷された収容袋100を受け取った受診者は、検査用に提出する検体(検便であれば、便を採取した容器)等の収容物に、ラベル領域101aから剥がししたラベルを貼り付ける。そして、その収容物(検体)を開口部100aから収容袋100内に挿入する。なお、収容物は、図2から図5では省略している。
【0044】
図3は、収容袋100を使用する第2の過程を示す図である。
検体等の収容物を収容したら、収容袋100の封緘を行う。収容袋100の封緘を行うときには、封緘用スリット112(図1,図2参照)を利用して剥離片103cを剥離して、剥離片103cを除去する。そうすると、裏面側に粘着層102が露呈する。
【0045】
図4は、収容袋100を使用する第3の過程を示す図である。
剥離片103cが除去された収容袋100の突出部100bを、折り曲げ線113(図1,図3参照)で折り返して、粘着層102を裏面シート105に貼り付けて、封緘を完了する。
【0046】
図5は、収容袋100を使用する第4の過程を示す図である。
収容袋100を回収した検査担当者は、収容袋100内に収容された収容物を収容袋100から取り出す。このとき、開封線114を利用して、開封線114部分で切断することにより、はさみ等を用いることなく、収容袋100を容易に開封できる。
【0047】
以上説明したように、本実施形態によれば、ラベル領域101aを設けたので、このラベル領域101aに情報の印刷や記入を行い、収容物に貼り付けて利用できる。これにより、収容物と収容袋との対応を確実にできる。また、空白領域101bにも情報の印刷や記入を行うことにより、収容袋だけで収容物を特定できる。さらに、封緘用スリット112を設けて突出部100bを折り返して封緘できるようにしたので、封緘作業を容易に行える。さらにまた、開封線114を設けたので、開封作業を容易に行える。
【0048】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態において、収容袋100は、検体を収容する場合を例に挙げて説明した。これに限らず、例えば、薬品を収容する場合に利用してもよいし、その他、収容物は、どのようなものであってもよい。
【0049】
(2)本実施形態において、空白領域101bには、ラベル領域101aに印刷する情報と同様な情報を印刷する例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、空白領域を設けなくとてもよい。
【0050】
(3)本実施形態において、収容袋100は、複数が連続して帯状の連続体を形成している例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、収容袋毎が接続されていない枚葉状態であってもよい。
【0051】
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
【符号の説明】
【0052】
100 収容袋
100a 開口部
100b 突出部
101 表面シート
101a ラベル領域
101b 空白領域
102 粘着層
103 剥離シート
103a 基材層
103b 剥離層
103c 剥離片
104 接合層
105 裏面シート
111 分割線
112 封緘用スリット
113 折り曲げ線
114 開封線
115 ラベル区分スリット
116 検出マーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のシートと第2のシートとを1方向が開口するように他方向の端部を綴じて袋状に形成した収容袋であって、
前記第1のシートは、情報の記入及び/又は印刷が可能であって、かつ、剥がして利用可能に形成されたラベル領域を有し、
前記第1のシートの開口部の近傍には、前記第2のシートよりも開口方向に突出した突出部が設けられており、
前記突出部は、折り返すことにより前記開口部を封緘可能となるように形成されており、
封緘された当該収容袋の切断開封を容易にさせるように切り取り容易化部が前記第1のシート及び第2のシートに形成されていること、
を特徴とする収容袋。
【請求項2】
請求項1に記載の収容袋において、
前記第1のシートは、表面側に情報の記入及び/又は印刷が可能な表面シートと、
前記表面シートの裏面側に設けられた粘着層と、
前記粘着層に対して仮着された剥離シートと、
を有し、
前記第2のシートは、前記第1のシートとの間で少なくとも1方向が開口するように他方向の端部を綴じて前記剥離シートに対して接合されており、
前記突出部には、前記剥離シートに形成された剥離シート除去容易化部と、前記剥離シート除去容易化部の近傍において前記表面シートに形成された折り曲げ容易化部と、
が設けられていること、
を特徴とする収容袋。
【請求項3】
請求項2に記載の収容袋において、
前記剥離シート除去容易化部は、前記剥離シートに形成されたスリットであり、
前記折り曲げ容易化部は、前記表面シートの前記剥離シート除去容易化部と重なる位置に形成されたミシン目であること、
を特徴とする収容袋。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の収容袋において、
前記ラベル領域は、前記表面シートに形成されたスリットによって囲まれて区画されていること、
を特徴とする収容袋。
【請求項5】
請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の収容袋において、
前記剥離シートは、前記表面シートよりも一回り大きく形成されていること、
を特徴とする収容袋。
【請求項6】
請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の収容袋において、
前記剥離シートが切断容易な形態で接続されることにより、複数の当該収容袋が連続して帯状の連続体を形成していること、
を特徴とする収容袋。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の収容袋において、
前記第1のシートには、前記ラベル領域を除く領域に情報の記入及び/又は印刷が可能な領域が設けられていること、
を特徴とする収容袋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−184069(P2011−184069A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−50900(P2010−50900)
【出願日】平成22年3月8日(2010.3.8)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】