説明

収納ケースの便器装置への取付け構造

【課題】下ケースの固定部への取付けをすばやくし、下ケースの固定部への取付けで下ケースの固定部への取付け状態を保持し、かつ上ケースと下ケースで制御部を保護した取り付け構造を提供する。
【解決手段】下ケース4と固定部6を着脱自在に係止する係止手段を備える。係止手段による係止及び係止解除は、非係止状態で撓み変形することを経て係止状態となり、且つ、係止状態から撓み変形することを経て非係止状態となるように構成される。収納ケース3の上ケース5に、固定部6に固定手段により着脱自在に固定される止め部と、係止手段の撓み変形を阻害するための撓み変形阻害部が備えられる。止め部が固定部6に固定された状態で、係止手段の撓み変形が撓み変形阻害部で阻害され、且つ、止め部が固定部6から外された状態で、係止手段の撓み変形の阻害が解除される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収納ケースの便器装置への取付け構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、便器装置で用いる温水洗浄装置の制御部を収納するケースを固定部に取付ける技術が特許文献1により知られている。
【0003】
この特許文献1においては、ケースは上面側が開口したもので、ケースは固定部にねじで取付けられる。
【0004】
このケースの上面開口部は開口したままの状態で、上面開口部を閉じるための上ケースは存在しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−326120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記従来例は、トイレルームという水が存在する環境下に設置される便器装置に取付けられるケースは、上面開口部を閉じるための上ケースは存在しないので、何らかのトラブルでケースの上面開口部から水が浸入して制御部に水が触れるおそれがある。
【0007】
また、制御部の保守、点検などを行うには、トイレ空間という狭く、且つ、水がすぐ近くにあるという環境下で、制御部を収納するケースを固定部に取付けたり、取り外したり作業を行う必要がある。
【0008】
しかし、従来は、トイレ空間という狭い空間で、ドライバーを用いたねじによる固定作業、ねじの取外し作業を行うには、作業がし難く且つ作業に時間がかかる。
【0009】
また、制御部を収納するケースは上面開口部が開口しているので、狭い空間におけるドライバーを用いたねじによる煩わしい作業中に、誤ってドライバーが制御部に接触してトラブルが発生するおそれがある。
【0010】
更に、ねじによる固定作業、ねじの取外し作業に時間がかかるため、近くにある水がケースの上面開口部から内部に入るおそれがある。
【0011】
本発明の目的は、下ケースの固定部への取付けがすばやくでき、また、下ケースの固定部への取付けで、下ケースの固定部への取付け状態を保持でき、更に、上ケースと下ケースで制御部の保護が可能となる収納ケースの便器装置への取付け構造を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、便器装置で用いる電気機器の制御部を収納する収納ケースの便器装置への取付け構造であって、前記収納ケースが制御部を設置する下ケースと、下ケースに被せる上ケースとで構成され、前記下ケースと前記便器装置側の固定部を着脱自在に係止するための係止手段を備え、前記係止手段による係止及び係止解除は、非係止状態で撓み変形することを経て係止状態となり、且つ、係止状態から撓み変形することを経て非係止状態となるように構成され、前記収納ケースの上ケースに、前記固定部に固定手段により着脱自在に固定される止め部と、前記係止手段の撓み変形を阻害するための撓み変形阻害部が備えられ、前記止め部が前記固定部に固定された状態で、前記係止手段の撓み変形が前記撓み変形阻害部で阻害され、且つ、前記止め部が前記固定部から外された状態で、前記係止手段の撓み変形の阻害が解除されることを特徴とする.
また、下ケースに設けられた係止孔と、前記係止孔が上方から嵌め込まれることで、係止孔を通過して先端が係止孔の縁部の一部に引っ掛けられる前記固定部から突出する撓み変形する係止爪で前記係止手段が構成され、前記下ケースに前記上ケースを上方から被せることで、前記撓み変形阻害部が係止爪の係止部分と反対側の面と対向する位置に配置されることが好ましい。
【0013】
また、前記固定手段が、前記抜け止め部と前記固定部を固定するねじであることが好ましい。
【0014】
また、前記固定部と前記止め部との間に前記下ケースを介在させて固定することが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、係止手段により下ケースと固定部を着脱自在に係止するので、下ケースの固定部への取付けがすばやくできる。また、上ケースの固定部への固定により、同時に係止手段による係止状態を保持できる。また、上ケースと下ケースよりなる収納ケース内に制御部が収納されるので、制御部を外部に対して上ケースと下ケースで保護できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態の全体斜視図である。
【図2】同上の収納ケースを機器取付け基台に取付けた状態の断面図である。
【図3】同上の要部拡大断面図である。
【図4】同上の要部斜視図である。
【図5】同上の別の方向から見た斜視図である。
【図6】同上の下ケースを機器取付け基台に取付けた状態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0018】
図1には便器装置1の全体を示す斜視図が示してあり、この便器装置1は、ボウル14を有する便器本体15と、便器装置1で用いる電気機器とを備えている。
【0019】
便器装置1で用いる電気機器としては、ボウル14への洗浄水の供給、供給停止を行うための電磁弁などの電気機器、人体の局部に温水を噴出して洗浄するための温水洗浄装置、人体の局部を乾燥するための温風発生装置、脱臭装置等を挙げることができる。
【0020】
また、ボウル14に接続されるトラップがフレキシブルなターントラップ式のものの場合は、フレキシブルなターントラップを回動させるモータも便器装置1で用いる電気機器に含まれる。
【0021】
これらの電気機器は、便器本体15の外郭内の主として後部に配設される。
【0022】
便器本体15内部にはボウル14を支持し且つ設置床に固定される支持フレーム(図示せず)が備えられ、支持フレームの後上部に機器取付け基台16が取付けられ、機器取付け基台16上に、前記便器装置1で用いる電気機器の全部又はいくつかが取付けられる。
【0023】
機器取付け基台16には、更に、便器装置1で用いられる電気機器を制御するための全部の制御部2又は一部の制御部2を収納する収納ケース3が取付けられる。したがって、本実施形態においては、機器取付け基台16が収納ケース3を固定するための固定部6を構成する。
【0024】
そして、機器取付け基台16は着脱自在な上カバー40で覆われる。この上カバー40は図1に示されるように、便器本体15の後部における外郭の一部を構成する。
【0025】
図2乃至図6に示されるように、機器取付け基台16の底板17から複数の突部(実施形態では支柱18)が突出形成され、この突部(以下支柱18という)上に収納ケース3が載設されて取付けられる。
【0026】
複数の支柱18のうちの幾つかの支柱18(図の実施形態では2個の支柱18)の上面部には、図3に示されるように上方に開口するねじ孔又は下孔38が形成される。また、他の幾つかの支柱18(図の実施形態では2個の支柱18)には、図5に示されるように上端面中央から上方に嵌め込み突起30が突出形成される。
【0027】
図2乃至図6に示されるように、ねじ孔又は下孔38が形成された支柱18の隣りに、上方に向けて係止爪12が突出形成される。
【0028】
係止爪12は、撓み変形可能な板状部19の上端部の外面側に略直角三角形状をした爪部20を突出形成することで構成される。
【0029】
収納ケース3は、図2に示されるように、上面が開口した下ケース4と、この下ケース4に被せて上面開口を覆う上ケース5とで構成され、上ケース5と下ケース4は難燃性ABSのような難燃性部材で構成される。
【0030】
下ケース4内には、制御部2が取付けられる。制御部2は回路基板21に各種電子機器22を実装して構成され、図2、図3に示されるように、回路基板21が下ケース4の底板から上方に突出するボス23にねじ24により固定される。
【0031】
下ケース4の両側部には外側方に向けて取付け横片25が突出形成され、この取付け横片25には係止孔11と、ねじ挿通孔26が設けられる。係止孔11は係止爪12の爪部20が挿通できる大きさに形成される。
【0032】
そして、本実施形態においては、下ケース4に設けられた上下に貫通する係止孔11と、固定部6から突出する撓み変形する係止爪12で係止手段7が構成される。
【0033】
添付図面に示す実施形態では取付け横片25の両側縁と下ケース4の側面とを一体に連結する補強片27が形成される。
【0034】
また、下ケース4には図5に示されるように、側面から外側方に向けて受部28が突出形成され、受部28に嵌め込み突起30を嵌め込むための嵌め込み孔29が形成される。
【0035】
更に、下ケース4には図5に示されるように、側面から外側方に向けて接続部31が突出形成され、この接続部31には上下に貫通する第2係止孔32が形成される。
【0036】
図2に示されるように、上ケース5は下面が開口したもので、図2乃至図5に示されるように、両側部に下方に向けて脚部33が突出形成される。脚部33の下端部には、外側方に向けて板状をした止め部9が突出形成され、止め部9の先端部に撓み変形阻害部10が形成される。止め部9には孔34が形成される(図3参照)。
【0037】
また、上ケース5には図5に示されるように、下方に向けて第2係止爪35が突出形成される。この第2係止爪35は、撓み変形可能な板状部36の下端部の外面側に略直角三角形状をした第2爪部37を突出形成することで構成される。
【0038】
第2係止孔32は第2係止爪35の第2爪部37が挿通できる大きさに形成される。
【0039】
制御部2収納する収納ケース3の固定部6である機器取付け基台16への取付けは以下のようにして行われる。
【0040】
まず、図6のように、下ケース4を係止孔11と係止爪12よりなる係止手段7で機器取付け基台16に取付ける。すなわち、下ケース4を、機器取付け基台16の上方に位置させ、係止孔11を係止爪12の真上に位置させる。この状態で、係止孔11を係止爪12に上方から嵌め込み、係止爪12の先端の爪部20を係止孔11の縁部の一部に引っ掛け、同時に、複数の支柱18に取付け横片25、受部28を載置する。更に、受部28の嵌め込み孔29を嵌め込み突起30に嵌め込む。
【0041】
ここで、係止孔11は、孔縁の一部が爪部20の傾斜面を内側に押して板状部19を内側に撓み変形させつつ係止爪12に嵌め込まれ、係止孔11が爪部20を通過した時点で板状部19が元の状態に弾性復元し、爪部20が係止孔11の縁部の一部に引っ掛かる。
【0042】
本実施形態における係止手段7による係止は、係止爪12が係止孔11に係止していない非係止状態で係止爪12が撓み変形することを経て弾性復元することで係止状態となる。
【0043】
本実施形態は、下ケース4の取付けに当たり、従来のようにねじによる固定を必要とせず、係止手段7による上方からの係止でワンタッチで簡単且つ迅速に下ケース4を機器取付け基台16に取付け(仮取付け)保持できる。
【0044】
このように、トイレルームという狭い空間において上方からの係止作業という簡単な方式で下ケース4を取付けることができるので、下ケース4の取付けがすばやくできる。
【0045】
しかも、下ケース4の取付けの際にドライバを用いた取付け作業をしないので、トイレルームという作業がし難い狭い空間で下ケース4の取付け作業をする場合でも、ドライバが誤って回路基板21や電子機器22に接触するというような事態が生じない。
【0046】
したがって、ドライバ操作中にドライバが誤って制御部2の回路基板21や電子機器22に触れて電気的トラブルが発生するのを抑制できる。
【0047】
また、下ケース4の取付けが係止手段7による係止ですばやくできるので、付近に水が存在するというトイレルーム内の環境下で、下ケース4の上面開口から内部に水が入るリスクを軽減できる。
【0048】
下ケース4内に設置されている制御部2には上ケース5を取付ける前にハーネス等により電気機器と電気的に接続する。
【0049】
その後、図2のように、下ケース4に上ケース5を被せて下ケース4の上面開口を覆う。下ケース4に上ケース5を被せると、図5のように、第2係止爪35の第2爪部37が第2係止孔32を挿通して第2爪部37が第2係止孔32の縁部に係止する。また、図2乃至図5のように、撓み変形阻害部10が係止爪12の係止部分と反対側の面と対向する位置に配置され、変形阻害部10が係止爪12の係止部分(爪部20)と反対側の面と対向する位置に配置する。また、上ケース5の止め部9を、支柱18に載置されている下ケース4の取付け横片25上に載置する。
【0050】
これにより、爪部20や下ケース4に爪部20の係止が外れるような外力が作用しても係止爪12が撓むのが阻害され、爪部20の係止が外れず、また、下ケース4が機器取付け基台16に対して横方向にずれるのが防止される。
【0051】
このように下ケース4が機器取付け基台16に対して横方向にずれるのが防止されるので、止め部9に設けた孔34と、取付け横片25に設けたねじ挿通孔26と、支柱18に設けたねじ孔又は下孔38が上下に正しい位置関係で連通し、位置決め状態が維持される。
【0052】
このように孔34、ねじ挿通孔26、ねじ孔又は下孔38を上下に位置決め連通した状態で、図3のように、孔34から固定手段8を構成するねじ13を挿入し、ねじ挿通孔26を通して支柱18に設けたねじ孔又は下孔38に固定する。
【0053】
これにより、上ケース5の止め部9が固定部6との間に下ケース4の取付け横片25を介在した状態でねじ固定される。
【0054】
本実施形態は、トイレ空間という狭くて作業がし難い環境下であっても、前記のように、孔34、ねじ挿通孔26、ねじ孔又は下孔38を上下に位置決め連通した状態が維持されているので、ねじ13による固定作業を容易に行うこと可能となる。
【0055】
また、ねじ13による固定作業は、上ケース5の取付け時に行うので、下ケース4の上面開口が上ケース5で覆われている状態で行われる。このため、ねじ13を操作するドライバが下ケース4に設置した制御部2の回路基板21や電子機器22に誤って触れて電気的トラブルが発生するおそれがない。
【0056】
また、トイレルームという狭い空間で且つ水が近くに存在する環境下におけるねじ操作作業が、下ケース4の上面開口が上ケース5で覆われている状態で行われるので、ねじ操作に時間がかかっても、下ケース4の上面開口から内部に水が浸入することがない。
【0057】
前記のようにして下ケース4と上ケース5よりなる収納ケース3が固定部6を構成する機器取付け基台16に取付けられる。
【0058】
収納ケース3を機器取付け基台16に取付けた状態で、上カバー40により、電気機器や収納ケース3を取付けた機器取付け基台16を覆う。
【0059】
本実施形態において制御部2を直接機器取付け基台16に取付けず、制御部2を収納する収納ケース3を機器取付け基台16に取付けるので、回路基板21等が発火した場合に備えての対策として収納ケース3を難燃性材料で形成すればよい。したがって、機器取付け基台16、上カバー40全体を難燃性材料で形成する必要がなく、コストの高い難燃性材料の使用量が少なくでき、コスト減を図ることが可能となる。
【0060】
一方、制御部2の保守、点検に当っては、上カバー40を外し、ねじ13を取外し、次に、第2爪部37を押して第2係止爪35を撓ませた状態で上ケース5を上方に取り外す。
【0061】
上ケース5を取り外すと、変形阻害部10が上カバー40と一緒に上方に引き上げられる。これにより爪部20の背方で係止爪12の撓みを阻害していた変形阻害部10が取り払われ、係止爪12が撓み変形可能な状態となる。この状態で、爪部20を内側に押して板状部19を内側に撓み変形させた状態で下ケース4を上方に持ち上げ、係止孔11を係止爪12から抜き取る。係止孔11が抜き取られて非係止状態となった係止爪12は、弾性復元力により垂直姿勢に戻る。
【0062】
このように本実施形態における係止手段7による係止解除は、係止爪12が係止孔11に係止している係止状態で係止爪12が撓み変形することを経て弾性復元することで非係止状態となる。
【0063】
取り外した下ケース4はトイレルームの外に持ち出して、制御部2の保守、点検を行うことが可能となる。
【0064】
保守、点検が終わると、前述の下ケース4の取付けと同様にして下ケース4を係止手段7で係止して機器取付け基台16に取付け、次に、上ケース5を下ケース4に取付け且つ上ケース5をねじ13で機器取付け基台16に取付ける。
【0065】
前記例では、下ケース4を取り外して制御部2の保守、点検を行う例を示したが、軽微な保守、点検の場合、上ケース5のみを取外し、下ケース4は係止手段7で係止した状態のまま、下ケース4の上面開口に露出する制御部2の保守、点検を行うことも可能である。
【0066】
この場合は、前記のように上ケース5を取り外した状態において、図6のように、下ケース4は係止手段7で係止した状態であるので、下ケース4を取付けた状態のまま、保守、点検が可能となる。
【0067】
なお、上ケース5はねじ13で機器取付け基台16に固定するが、万一、ねじ13固定を忘れた場合でも、上ケース5を下ケース4に係止により取付けるので、撓み変形阻害部10で係止爪12の撓み変形が阻害され、係止手段7の係止状態が維持される。したがって、保守、点検の際に、万一、ねじ13による固定を忘れても、制御部2を設置した下ケース4が外れるのが防止される。
【0068】
前記実施形態において、下ケース4に係止孔11を形成し、機器取付け基台16に係止爪12を形成して係止手段7を構成したが、下ケース4に係止爪12を形成し、機器取付け基台16に係止孔11を形成して係止手段7を構成してもよい。
【符号の説明】
【0069】
1 便器装置
2 制御部
3 収納ケース
4 下ケース
5 上ケース
6 固定部
7 係止手段
8 固定手段
9 止め部
10 変形阻害部
11 係止孔
12 係止爪
13 ねじ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器装置で用いる電気機器の制御部を収納する収納ケースの便器装置への取付け構造であって、
前記収納ケースが制御部を設置する下ケースと、下ケースに被せる上ケースとで構成され、前記下ケースと前記便器装置側の固定部を着脱自在に係止するための係止手段を備え、
前記係止手段による係止及び係止解除は、非係止状態で撓み変形することを経て係止状態となり、且つ、係止状態から撓み変形することを非係止状態となるように構成され、
前記収納ケースの上ケースに、前記固定部に固定手段により着脱自在に固定される止め部と、前記係止手段の撓み変形を阻害するための撓み変形阻害部が備えられ、
前記止め部が前記固定部に固定された状態で、前記係止手段の撓み変形が前記撓み変形阻害部で阻害され、且つ、前記止め部が前記固定部から外された状態で、前記係止手段の撓み変形の阻害が解除される
ことを特徴とする収納ケースの便器装置への取付け構造。
【請求項2】
下ケースに設けられた係止孔と、前記係止孔が上方から嵌め込まれることで、係止孔を通過して先端が係止孔の縁部の一部に引っ掛けられる前記固定部から突出する撓み変形する係止爪で前記係止手段が構成され、前記下ケースに前記上ケースを上方から被せることで、前記撓み変形阻害部が係止爪の係止部分と反対側の面と対向する位置に配置されることを特徴とする請求項1記載の収納ケースの便器装置への取付け構造。
【請求項3】
前記固定手段が、前記抜け止め部と前記固定部を固定するねじであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の収納ケースの便器装置への取付け構造。
【請求項4】
前記固定部と前記止め部との間に前記下ケースを介在させて固定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の収納ケースの便器装置への取付け構造。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−67942(P2013−67942A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−204996(P2011−204996)
【出願日】平成23年9月20日(2011.9.20)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】