説明

収納容器

【課題】 化粧用具等の引き出し部材の摘み部分等が収納容器の外周面又は天外面に露出しなくて済み外観上の体裁がよい収納容器を提供する。
【解決手段】 容器本体2側又はキャップ体3側に引き出し部材4が外方に出退自在に設けられ、容器本体2又はキャップ体3の全部又は一部を回動することにより、前記引き出し部材4が外方に突出するようにした。また、容器本体2に対してキャップ体3を開く方向に回動操作することによって、引き出し部材4が外方に突出しその後キャップ体3が容器本体2から外れるようにした。また、容器本体2に対してキャップ体3を閉じる方向に回動操作することによって、容器本体2にキャップ体3が螺合して閉まり、その後外方に突出した状態の引き出し部材4が容器本体2側又はキャップ体3側に後退するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧用収納容器等の収納容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば化粧用収納容器には容器本体にキャップ体を回動操作することによって着脱自在に螺合して開閉するようにしたものがあり、この種の従来の収納容器には容器本体に収納した化粧品を塗布するために使用される化粧用具等を構成する引き出し部材を、キャップ体に外方に出退自在に組み込んだものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−21229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の従来の収納容器では、引き出し部材を引き出すための摘み部分等が必要であり、これが収納容器の外側面又は天外面に露出して体裁が悪くデザイン的に劣るものとなっていた。
本発明は上記問題点に鑑み、化粧用具等の引き出し部材の摘み部分等が収納容器の外側面又は天外面に露出しなくて済み外観上の体裁がよい収納容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、容器本体にキャップ体を開閉自在に螺合するようにした収納容器において、
容器本体側又はキャップ体側に引き出し部材が外方に出退自在に設けられ、容器本体又はキャップ体の全部又は一部を回動することにより、前記引き出し部材が外方に突出するようにした点にある。
【0006】
また、本発明の他の技術的手段は、容器本体に対してキャップ体を開く方向に回動操作することによって、引き出し部材が外方に突出しその後キャップ体が容器本体から外れるようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、容器本体に対してキャップ体を閉じる方向に回動操作することによって、外方に突出した状態の引き出し部材が容器本体側又はキャップ体側に後退すると共に、容器本体にキャップ体が螺合して閉まるようにした点にある。
【0007】
また、本発明の他の技術的手段は、キャップ体の上側に天板が回動自在に設けられ、天板の相対的回動操作によって引き出し部材が外方に突出するようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、容器本体の下側に底板が回動自在に設けられ、底板の相対的回動操作によって前記引き出し部材が外方に突出するようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記キャップ体、天板又は底板等の被回動操作部材と引き出し部材との間に、被回動操作部材の回動操作によって、引き出し部材が外方に突出するカム機構が設けられている点にある。
【0008】
また、本発明の他の技術的手段は、前記キャップ体は外キャップと内キャップとを有し、内キャップが外キャップに相対回動可能に内嵌保持され、容器本体に内キャップが着脱自在に螺合され、外キャップに引き出し部材が外方に出退自在に設けられ、
外キャップが内キャップに対する開く方向の回動で外キャップから引き出し部材が外方に突出するように、内キャップと引き出し部材との間にカム機構が設けられ、
容器本体に対して外キャップを開く方向に回動操作することにより、まず外キャップが容器本体と内キャップとに対して相対回動することにより、外キャップから引き出し部材が外方に突出し、その後外キャップと内キャップとが容器本体に対して相対回動して外キャップと共に内キャップが容器本体から外れようにした点にある。
【0009】
また、本発明の他の技術的手段は、前記キャップ体は外キャップと内キャップとを有し、内キャップが外キャップに相対回動可能に内嵌保持され、容器本体に内キャップが着脱自在に螺合され、外キャップに引き出し部材が外方に出退自在に設けられ、
外キャップが内キャップに対する開く方向の回動で外キャップから引き出し部材が外方に突出し、外キャップが内キャップに対する閉まる方向の回動で外方に突出した状態の引き出し部材が外キャップに後退するように、内キャップと引き出し部材との間にカム機構が設けられ、
容器本体に対して外キャップを開く方向に回動操作することにより、まず外キャップが容器本体と内キャップとに対して相対回動することにより、外キャップから引き出し部材が外方に突出し、その後外キャップと内キャップとが容器本体に対して相対回動して外キャップと共に内キャップが容器本体から外れ、
容器本体に対して外キャップを閉じる方向に回動操作することにより、まず外キャップが容器本体と内キャップとに対して相対的に回動して、外方に突出した状態の引き出し部材が外キャップに後退し、その後外キャップと内キャップとが容器本体に対して回動することにより、外キャップと共に内キャップが容器本体に螺合して閉まるようにした点にある。
【0010】
また、本発明の他の技術的手段は、前記容器本体は、外容器体と外容器体に相対回動自在に内嵌される内容器体とを有し、キャップ体が内容器体に着脱自在に螺合され、外容器体に前記引き出し部材が外方に出退自在に設けられ、
キャップ体が容器本体に対する開く方向の回動で外容器体から引き出し部材が外方に突出するように、内容器体と引き出し部材との間にカム機構が設けられ、
容器本体に対してキャップ体を開く方向に回動操作することにより、まずキャップ体と内容器体とが外容器体に対して相対回動することにより、外容器体から引き出し部材が外方に突出し、その後キャップ体が内容器体に対して相対回動してキャップ体が内容器体から外れようにした点にある。
【0011】
また、本発明の他の技術的手段は、前記容器本体は、外容器体と外容器体に相対回動自在に内嵌される内容器体とを有し、キャップ体が内容器体に着脱自在に螺合され、外容器体に前記引き出し部材が外方に出退自在に設けられ、
キャップ体が容器本体に対する開く方向の回動で外容器体から引き出し部材が外方に突出するように、内容器体と引き出し部材との間にカム機構が設けられ、
容器本体に対してキャップ体を開く方向に回動操作することにより、まずキャップ体と内容器体とが外容器体に対して相対回動することにより、外容器体から引き出し部材が外方に突出し、その後キャップ体が内容器体に対して相対回動してキャップ体が内容器体から外れ、
容器本体に対してキャップ体を閉じる方向に回動操作することにより、まずキャップ体と内容器体とが外容器体に対して相対回動して、外方に突出した状態の引き出し部材が外容器体に後退し、その後キャップ体が内容器体に対して相対回動してキャップ体が内容器体に螺合して閉まるようにした点にある。
【0012】
また、本発明の他の技術的手段は、前記容器本体が化粧品を収納するものであり、前記引き出し部材が、鏡又は櫛等を収納可能な収納ケース、化粧品を塗布するための化粧用具、鏡又は櫛である点にある。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、容器本体側又はキャップ体側に引き出し部材が外方に出退自在に設けられ、容器本体又はキャップ体の全部又は一部を回動することにより、前記引き出し部材が外方に突出するようにしたので、化粧用具の引き出し部材を引き出すための摘み部分等が収納容器の外側面又は天外面に不要になるため、摘み部分等が収納容器の外側面又は天外面に露出しなくて済み、容器の外観上の体裁が非常に良くなる。しかも、キャップ体の全部又は一部の回動操作により、引き出し部材が外方に突出させることができ、引き出し部材を便利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態を示す引き出し部材が後退した状態の図で、(a)はその斜視図、(b)は側断面図である。
【図2】同引き出し部材が突出した状態の図で、(a)はその斜視図、(b)は側断面図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】同引き出し部材の出退動作を示す図であり、(a)は引き出し部材4が後退した状態の平面断面図、(b)は引き出し部材の出退途中の平面断面図、(c)は引き出し部材が突出した状態の平面断面図である。
【図5】他の実施形態を示す引き出し部材が後退した状態の図で、(a)はその斜視図、(b)は側断面図である。
【図6】同引き出し部材が突出した状態の図で、(a)はその斜視図、(b)は側断面図である。
【図7】同分解斜視図である。
【図8】同引き出し部材の出退動作を示す図であり、(a)は引き出し部材が後退した状態の平面断面図、(b)は引き出し部材の突出直前の平面断面図、(c)は引き出し部材が突出した状態の平面断面図である。
【図9】他の実施形態を示す引き出し部材が後退した状態の側面断面図である。
【図10】同分解斜視図である。
【図11】他の実施形態を示す引き出し部材が後退した状態の側面断面図である。
【図12】同分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4において、化粧用収納容器1は容器本体2とキャップ体3と引き出し部材4とを備え、キャップ体3は外キャップ6と内キャップ7とを有している。
容器本体2は大径の円筒状に形成された大径筒部9と、円筒状の口部10と、口部10から下方に膨出した底筒部11とを有し、容器本体2(底筒部11及び口部10)内に化粧用クリーム等の化粧品が収納され、口部10の上端開口から化粧品を取り出せるように構成されている。口部10の外周に雄ねじ13が形成されている。
【0016】
外キャップ6は外天壁15と円筒状の外周壁16とを有し、上部側に収納開口18と収納底壁19と左右一対の収納側壁20とを有する収納部21が形成されている。外周壁16の下端部内面に環状の係合突起22が設けられている。
内キャップ7は内天壁24と円筒状の内周壁25と環状の内底壁26と内底壁26の外周端から起立された起立壁27とを有し、内周壁25の内面に雌ねじ28が形成され、起立壁27の上端部に環状の係止突起29が設けられている。内天壁24の下面側にシール板30が嵌合固着されている。
【0017】
外キャップ6の係合突起22と内キャップ7の係止突起29とが互いに係合されて、内キャップ7が外キャップ6に相対回動可能に内嵌保持されている。内キャップ7(内周壁25)が雄ねじ13と雌ねじ28とを介して容器本体2(口部10)に着脱自在に螺合されている。
引き出し部材4は、引き出し底壁33と引き出し前壁34と引き出し後壁35と左右一対の引き出し側壁36とを有する収納ケースとされ、ここに化粧品を塗布するための化粧用具、鏡又は櫛等を収納可能に構成されている。外キャップ6の収納部21に引き出し部材4が外方に出退自在に設けられている。引き出し部材4の引き出し前壁34側の外面4aは、引き出し部材4が外キャップ6の収納部21に後退したときに外キャップ6の外周壁16の外面と面一になる凹凸のない円弧面状に形成されている。
【0018】
内キャップ7と引き出し部材4との間にカム機構39が設けられている。カム機構39は内キャップ7の内天壁24に突設した係合凸部40と、引き出し部材4の引き出し底壁33の下面に左右方向に形成した直線状の係止凹部41とを有している。収納部21の収納底壁19に円弧状の挿通孔42が形成されており、この挿通孔42を係合凸部40が貫通して係止凹部41に係合することによって、外キャップ6が内キャップ7に対する開く方向の回動(容器本体2に対してキャップ体3(内キャップ7)が開く方向と同一方向の回動)で、係合凸部40が挿通孔42を移動すると共に係止凹部41を移動して、外キャップ6から引き出し部材4が外方に突出し、外キャップ6が内キャップ7に対する閉まる方向の回動(容器本体2に対してキャップ体3(内キャップ7)が閉まる方向と同一方向の回動)で、係合凸部40が挿通孔42を移動すると共に係止凹部41を移動して、外方に突出した状態の引き出し部材4が外キャップ6に後退するように構成されている。また、内キャップ7が外キャップ6に対して相対回動できる範囲は、係合凸部40が挿通孔42を移動する範囲に規制されている。
【0019】
而して、容器本体2に対してキャップ体3(外キャップ6)を開く方向に回動操作することにより、まず外キャップ6が容器本体2と内キャップ7とに対して相対回動することにより、図4(b)(c)に示す如く外キャップ6から引き出し部材4が外方に突出し、その後外キャップ6と内キャップ7とが容器本体2に対して相対回動して外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2から外れるようになっている。
【0020】
また、容器本体2に対してキャップ体3(外キャップ6)を閉じる方向に回動操作することにより、まず外キャップ6が容器本体2と内キャップ7とに対して相対的に回動して、図4(b)(a)に示す如く外方に突出した状態の引き出し部材4が外キャップ6に後退し、その後外キャップ6と内キャップ7とが容器本体2に対して回動することにより、外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2に螺合して閉まるようになっている。
【0021】
上記図1〜図4の実施の形態によれば、容器本体2に対してキャップ体3を開く場合、容器本体2に対してキャップ体3(外キャップ6)を開く方向に回動操作すればよく、これにより、図4(b)(c)に示す如く外キャップ6から引き出し部材4が外方に突出し、その後外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2から外れる。従って、その後は引き出し部材4に収納した化粧用具や鏡等を使用して容器本体2内の化粧品で化粧をすればよく、引き出し部材4の化粧用具等を便利に使用することができる。
【0022】
容器本体2に対してキャップ体3を閉じる場合、引き出し部材4に化粧用具等を収納して、容器本体2に対して外キャップ6を閉じる方向に回動操作すればよく、まず図4(b)(a)に示す如く外方に突出した状態の引き出し部材4が外キャップ6に後退し、その後外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2に螺合して閉まる。
従って、キャップ体3を開閉する操作によって、引き出し部材4が出退するため、引き出し部材4を便利に使用することができる。しかも、キャップ体3を開閉する操作によって、引き出し部材4が出退するため、化粧用具の引き出し部材4を引き出すための摘み部分等が不要になるので、引き出し部材4の引き出し前壁34の外面4aを、引き出し部材4が後退したときに外キャップ6の外周壁16の外面と面一になる凹凸のない円弧面状に形成しておくことができ、摘み部分等が外部に露出しなくて済み、外観上の体裁が非常に良くなる。
【0023】
図5〜図8は他の実施形態を示し、カム機構39は内キャップ7の内天壁24に突設した係合凸部40と、引き出し部材4の引き出し後壁35を前側に没入形成してなる傾斜当接部45を持つ没入凹部46とを有し、収納部21は収納開口18と左右一対の収納側壁20とを有し、収納底壁19が省略されている。外キャップ6にストッパー47が突設されており、係合凸部40がストッパー47と収納部21の収納側壁20との間を揺動し、この間に係合凸部40が傾斜当接部45を押圧することによって、外キャップ6が内キャップ7に対する開く方向の回動(容器本体2に対して内キャップ7が開く方向と同一方向の回動)で外キャップ6から引き出し部材4が外方に少し突出するように構成されている。
【0024】
そして、外キャップ6が内キャップ7に対する閉まる方向の回動(容器本体2に対して内キャップ7が閉まる方向と同一方向の回動)では、引き出し部材4が外方に突出した状態のまま残るように構成されている。
収納部21の左右の収納側壁20にレール溝49が前後方向にそれぞれ設けられ、引き出し部材4の左右の引き出し側壁36の後部に摺動突起50がそれぞれ突設されており、摺動突起50がレール溝49に前後摺動自在に嵌合され、これにより、引き出し部材4が収納部21からスムーズに出退すると共に、引き出し部材4を引き出した際に引き出し部材4が収納部21から抜脱しないように構成されている。
【0025】
而して、容器本体2に対してキャップ体3(外キャップ6)を開く方向に回動操作することにより、まず外キャップ6が容器本体2と内キャップ7とに対して相対回動することにより、図8(a)(b)(c)に示す如く外キャップ6から引き出し部材4が外方に少しだけ突出し、その後外キャップ6と内キャップ7とが容器本体2に対して相対回動して外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2から外れるようになっている。
【0026】
また、容器本体2に対して外キャップ6を閉じる方向に回動操作することにより、まず外キャップ6が内キャップ7と容器本体2とに対して回動することにより係合凸部40がストッパー47に接当した後、外キャップ6と内キャップ7とが容器本体2に対して回動することにより、外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2に螺合して閉まり、引き出し部材4が外方に突出した状態のまま残るようになっている。そして、外方に突出した状態の引き出し部材4を内側方に押圧することにより、外方に突出した状態の引き出し部材4が外キャップ6に後退するように構成されている。その他の点は前記図1〜図5の実施形態の場合と同様の構成である。
【0027】
上記図5〜図8の実施の形態によれば、容器本体2に対してキャップ体3を開く場合、容器本体2に対してキャップ体3(外キャップ6)を開く方向に回動操作すればよく、これにより、図8(c)に示す如く外キャップ6から引き出し部材4が外方に少し突出し、その後外キャップ6と内キャップ7とが容器本体2に対して相対回動して外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2から外れる。従って、その後は引き出し前壁34に指を引っかけて引き出し部材4を引っ張って大きく突出させ、引き出し部材4に収納した化粧用具や鏡等を使用して容器本体2内の化粧品で化粧をすればよく、引き出し部材4の化粧用具等を便利に使用することができる。
【0028】
容器本体2に対してキャップ体3を閉じる場合、引き出し部材4に化粧用具等を収納して、容器本体2に対して外キャップ6を閉じる方向に回動操作すれば、外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2に螺合して閉まる。外方に突出した状態の引き出し部材4は内側方に指で押圧することにより、外方に突出した状態の引き出し部材4が外キャップ6内に後退する。
【0029】
従って、キャップ体3を開く操作によって、引き出し部材4が突出するため、引き出し部材4を便利に使用することができる。しかも、引き出し部材4の前壁の外面を、引き出し部材4が後退したときに外キャップ6の外周壁16の外面と面一になる凹凸のない円弧面状に形成しておくことができ、化粧用具の引き出し部材4を引き出すための摘み部分等が不要になるので、摘み部分等が外部に露出しなくて済み、外観上の体裁が非常に良くなる。
【0030】
図9及び図10は他の実施形態を示し、化粧用収納容器1は容器本体2とキャップ体3と引き出し部材4とを備え、容器本体2は外容器体53と内容器体54とレフィル容器体55とを有し、キャップ体3は外キャップ6と内キャップ7とを有している。
外容器体53は外底壁部57と円筒状の外周壁部58とを有し、外周壁部58の上部内面に環状の係止突起59が設けられ、外容器体53の下部に収納開口18と左右一対の規制片60とを有する収納部21が形成され、ここに引き出し部材4が外方に出退自在に保持されている。左右一対の規制片60は引き出し部材4が左右に移動するのを規制している。
【0031】
引き出し部材4は引き出し底壁33と引き出し前壁34と引き出し後壁35と左右一対の引き出し側壁36とを有する収納ケースとされ、引き出し後壁35に突出片62が設けられている。引き出し部材4の引き出し前壁34の外面4aは、引き出し部材4が後退したときに外容器体53の外周壁16の外面と面一になる凹凸のない円弧面状に形成されている。
【0032】
内容器体54は内底壁部64と円筒状の内周壁部65とを有し、内周壁部65の中途部に環状壁部66が外方突設され、環状壁部66に環状の垂下壁67が設けられ、垂下壁67の下部に係合突起68が環状に突設されている。係合突起68と係止突起59とが互いに係合することにより、外容器体53に内容器体54が上方突出状態で相対回動自在に内嵌保持されている。内容器体54の内周壁部65の上部外面に雄ねじ13が形成されている。レフィル容器体55は内容器体54に着脱可能に内嵌保持されている。
【0033】
外キャップ6は外天壁15と外周壁16とを有し、内キャップ7は内天壁24と内周壁25とを有し、外キャップ6に内嵌固定されている。内周壁25の内面に雌ねじ28が形成されている。内容器体54に内キャップ7が雄ねじ13及び雌ねじ28を介して着脱自在に螺合されている。
内容器体54と引き出し部材4との間にカム機構39が設けられている。カム機構39は内容器体54の内底壁部64に下方突設した係合凸部40と、引き出し部材4の突出片62に左右方向に形成した直線状の挿通孔部69とを有している。外容器体53の外底壁部57の上面に円弧状の係止溝部70が形成されており、係合凸部40が挿通孔部69を貫通して係止溝部70に係合することによって、内容器体54が外容器体53に対する開く方向の回動(容器本体2に対してキャップ体3(内キャップ7)が開く方向と同一方向の回動)で、係合凸部40が挿通孔部69を移動すると共に係止溝部70を移動して、外容器体53から引き出し部材4が外方に突出し、内容器体54が外容器体53に対する閉まる方向の回動(容器本体2に対してキャップ体3(内キャップ7)が閉まる方向と同一方向の回動)で、係合凸部40が挿通孔部69を移動すると共に係止溝部70を移動して、外方に突出した状態の引き出し部材4が外容器体53に後退するように構成されている。また、内容器体54が外容器体53に対して相対回動できる範囲は、係合凸部40が係止溝部70を移動する範囲に規制されている。
【0034】
而して、容器本体2に対してキャップ体3(外キャップ6)を開く方向に回動操作することにより、まず内容器体54がキャップ体3と共に外容器体53に対して相対回動することにより、外容器体53から引き出し部材4が外方に突出し、その後内キャップ7が外キャップ6共に内容器体54に対して回動して外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2(内容器体54)から外れるようになっている。
【0035】
また、容器本体2に対してキャップ体3(外キャップ6)を閉じる方向に回動操作することにより、まずキャップ体3と共に内容器体54が外容器体53に対して相対的に回動して、外方に突出した状態の引き出し部材4が外容器体53に後退し、その後キャップ体3(外キャップ6と内キャップ7と)が容器本体2に対して回動することにより、キャップ体3(外キャップ6と共に内キャップ7)が容器本体2に螺合して閉まるようになっている。
【0036】
上記図9及び図10の実施の形態によれば、容器本体2に対してキャップ体3を開く場合、容器本体2に対してキャップ体3(外キャップ6)を開く方向に回動操作すればよく、これにより、外容器体53から引き出し部材4が外方に突出し、その後外キャップ6と共に内キャップ7が容器本体2から外れる。従って、その後は引き出し部材4に収納した化粧用具や鏡等を使用して容器本体2内の化粧品で化粧をすればよく、引き出し部材4の化粧用具等を便利に使用することができる。
【0037】
容器本体2に対してキャップ体3を閉じる場合、引き出し部材4に化粧用具等を収納して、容器本体2に対して外キャップ6を閉じる方向に回動操作すればよく、まず外方に突出した状態の引き出し部材4が外キャップ6に後退し、その後キャップ体3(外キャップ6と共に内キャップ7)が容器本体2に螺合して閉まる。
従って、キャップ体3を開閉する操作によって、引き出し部材4が出退するため、引き出し部材4を便利に使用することができる。しかも、キャップ体3を開閉する操作によって、引き出し部材4が出退するため、化粧用具の引き出し部材4を引き出すための摘み部分等が収納容器の外側面又は天外面に不要になるため、引き出し部材4の引き出し前壁34の外面4aを、引き出し部材4が後退したときに外容器体53の外周壁部58の外面と面一になる凹凸のない円弧面状に形成しておくことができ、摘み部分等が収納容器の外側面又は天外面に露出しなくて済み、外観上の体裁が非常に良くなる。
【0038】
図11及び図12は他の実施形態を示し、化粧用収納容器1は、容器本体2とキャップ体3とを備え、容器本体2は、大径の円筒状に形成された大径筒状部73と、円筒状の口部10とを有し、容器本体2(大径筒状部73及び口部10)内に化粧用クリーム等の化粧品が収納され、口部10の上端開口から化粧品を取り出せるように構成されている。口部10の外周に雄ねじ13が形成されている。
【0039】
キャップ体3は天壁75と円筒状の周壁76とを有し、周壁76の内面に雌ねじ28が形成され、天壁75の下面側にシール板30が嵌合固着されている。キャップ体3の天壁75上に天板78が設けられている。天壁75の外周部に嵌合凹部79が設けられ、天板78の外周部下端に環状の嵌合凸部81が設けられ、嵌合凹部79に嵌合凸部81が嵌合することにより、キャップ体3の上側に天板78が回動自在に嵌合保持されている。キャップ体3は雄ねじ13及び雌ねじ28を介して容器本体2の口部10に着脱自在に螺合されている。
【0040】
天板78に収納開口18を有する収納部21が形成されている。引き出し部材4は板状に形成されて鏡、櫛又は化粧用具等を構成している。天板78の外周面はキャップ体3の外周面と面一の周面に形成され、引き出し部材4の前端外面4aは、引き出し部材4が天板78の収納部21に後退したときに天板78の外周面と面一になる凹凸のない円弧面状に形成されている。
【0041】
キャップ体3と引き出し部材4との間にカム機構39が設けられている。カム機構39はキャップ体3の天壁75に突設した係合凸部40と、引き出し部材4に左右方向に形成した直線状の係止孔部84とを有している。天板78の収納部21の収納底壁19に円弧状の挿通孔42が形成されており、この挿通孔42を係合凸部40が貫通して係止孔部84に係合することによって、天板78がキャップ体3に対する開く方向の回動(容器本体2に対してキャップ体3が開く方向と同一方向の回動)で、係合凸部40が挿通孔42を移動すると共に係止孔部84を移動して、天板78から引き出し部材4が外方に突出し、天板78がキャップ体3に対する閉まる方向の回動(容器本体2に対してキャップ体3が閉まる方向と同一方向の回動)で、係合凸部40が挿通孔42を移動すると共に係止孔部84を移動して、外方に突出した状態の引き出し部材4が天板78の収納部21内に後退するように構成されている。
【0042】
而して、容器本体2に対して天板78を開く方向に回動操作することにより、まず天板78が容器本体2とキャップ体3とに対して相対回動することにより、天板78から引き出し部材4が外方に突出し、その後天板78とキャップ体3とが容器本体2に対して相対回動して天板78と共にキャップ体3が容器本体2から外れるようになっている。
また、容器本体2に対して天板78を閉じる方向に回動操作することにより、まず天板78がキャップ体3と容器本体2とに対して相対的に回動して、外方に突出した状態の引き出し部材4が天板78の収納部21内に後退し、その後天板78がキャップ体3と容器本体2に対して回動することにより、キャップ体3が容器本体2に螺合して閉まるようになっている。
【0043】
上記図11及び図12の実施の形態によれば、容器本体2に対してキャップ体3を開く場合、容器本体2に対して天板78を開く方向に回動操作すればよく、これにより、天板78から引き出し部材4が外方に突出し、その後天板78とキャップ体3とが容器本体2に対して相対回動してキャップ体3が容器本体2から外れる。従って、その後は引き出し部材4を使用して容器本体2内の化粧品で化粧をすれば良く、引き出し部材4を便利に使用することができる。
【0044】
容器本体2に対してキャップ体3を閉じる場合、容器本体2に対して天板78を閉じる方向に回動操作すればよく、まず天板78が容器本体2とキャップ体3とに対して相対的に回動して、外方に突出した状態の引き出し部材4が外キャップ6に後退し、その後天板78と共にキャップ体3が回動して容器本体2に螺合して閉まる。
従って、キャップ体3を開閉する操作によって、引き出し部材4が出退するため、引き出し部材4を便利に使用することができる。しかも、キャップ体3を開閉する操作によって、引き出し部材4が出退するため、化粧用具の引き出し部材4を引き出すための摘み部分等が不要になり、引き出し部材4の前端外面4aは、引き出し部材4が天板78の収納部21に後退したときに天板78の外周面と面一になる凹凸のない円弧面状に形成できるので、摘み部分等が外部に露出しなくて済み、外観上の体裁が非常に良くなる。
【0045】
なお、前記実施の形態では、容器本体2に対してキャップ体3を開く場合、まず引き出し部材4が外方に突出し、その後キャップ体3が容器本体2から外れるようになっているが、これに代え、引き出し部材4が外方に突出しながら、同時にキャップ体3が容器本体2から外れるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、容器本体2に対してキャップ体3を閉じる場合、まず外方に突出した状態の引き出し部材4が後退し、その後キャップ体3が容器本体2に螺合して閉まるようにしているが、これに代え、容器本体2に対してキャップ体3を閉じる場合、まずキャップ体3が容器本体2に螺合して閉まり、その後に外方に突出した状態の引き出し部材4が後退しするようにしてもよいし、また、外方に突出した状態の引き出し部材4が後退しながら、これと同時にキャップ体3が容器本体2に螺合して閉まるようにしてもよい。
【0046】
また、前記図11及び図12の実施形態では、キャップ体3の上側に天板78が回動自在に設けられ、天板78側に引き出し部材4が設けられ、天板78の回動操作によって引き出し部材4が外方に出退するようにしているが、これに代え、容器本体2の下側に底板を回動自在に設けると共に、底板側に引き出し部材4を設け、底板の回動操作によって前記引き出し部材4が外方に出退するようにししてもよい。また、キャップ体3の上側又は容器本体2の下側に天板78又は底板を設け、天板78又は底板の一方向への回動操作によって引き出し部材4が外方に突出し、図5〜図8の実施形態の場合と同様に、天板78又は底板を他方向に回動操作しても、引き出し部材4が後退しないようにしてもよい。
【0047】
また、前記実施の形態では、本発明を化粧用収納容器1に実施しているが、本発明は化粧用収納容器1に限らず他の収納容器にも適用実施することができる。
【符号の説明】
【0048】
1 化粧用収納容器
2 容器本体
3 キャップ体
4 引き出し部材
6 外キャップ体
7 内キャップ体
39 カム機構
53 外容器体
54 内容器体
78 天板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体(2)にキャップ体(3)を開閉自在に螺合するようにした収納容器において、
容器本体(2)側又はキャップ体(3)側に引き出し部材(4)が外方に出退自在に設けられ、容器本体(2)又はキャップ体(3)の全部又は一部を回動することにより、前記引き出し部材(4)が外方に突出するようにしたことを特徴とする収納容器。
【請求項2】
容器本体(2)に対してキャップ体(3)を開く方向に回動操作することによって、引き出し部材(4)が外方に突出しその後キャップ体(3)が容器本体(2)から外れるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
【請求項3】
容器本体(2)に対してキャップ体(3)を閉じる方向に回動操作することによって、外方に突出した状態の引き出し部材(4)が容器本体(2)側又はキャップ体(3)側に後退すると共に、容器本体(2)にキャップ体(3)が螺合して閉まるようにしたことを特徴とする1又は2に記載の収納容器。
【請求項4】
キャップ体(3)の上側に天板(78)が回動自在に設けられ、天板(78)の相対的回動操作によって引き出し部材(4)が外方に突出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
【請求項5】
容器本体(2)の下側に底板が回動自在に設けられ、底板の相対的回動操作によって前記引き出し部材(4)が外方に突出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
【請求項6】
前記キャップ体(3)、天板(78)又は底板等の被回動操作部材と引き出し部材(4)との間に、被回動操作部材の回動操作によって、引き出し部材(4)が外方に突出するカム機構(39)が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の収納容器。
【請求項7】
前記キャップ体(3)は外キャップ(6)と内キャップ(7)とを有し、内キャップ(7)が外キャップ(6)に相対回動可能に内嵌保持され、容器本体(2)に内キャップ(7)が着脱自在に螺合され、外キャップ(6)に引き出し部材(4)が外方に出退自在に設けられ、
外キャップ(6)が内キャップ(7)に対する開く方向の回動で外キャップ(6)から引き出し部材(4)が外方に突出するように、内キャップ(7)と引き出し部材(4)との間にカム機構(39)が設けられ、
容器本体(2)に対して外キャップ(6)を開く方向に回動操作することにより、まず外キャップ(6)が容器本体(2)と内キャップ(7)とに対して相対回動することにより、外キャップ(6)から引き出し部材(4)が外方に突出し、その後外キャップ(6)と内キャップ(7)とが容器本体(2)に対して相対回動して外キャップ(6)と共に内キャップ(7)が容器本体(2)から外れようにしたことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
【請求項8】
前記キャップ体(3)は外キャップ(6)と内キャップ(7)とを有し、内キャップ(7)が外キャップ(6)に相対回動可能に内嵌保持され、容器本体(2)に内キャップ(7)が着脱自在に螺合され、外キャップ(6)に引き出し部材(4)が外方に出退自在に設けられ、
外キャップ(6)が内キャップ(7)に対する開く方向の回動で外キャップ(6)から引き出し部材(4)が外方に突出し、外キャップ(6)が内キャップ(7)に対する閉まる方向の回動で外方に突出した状態の引き出し部材(4)が外キャップ(6)に後退するように、内キャップ(7)と引き出し部材(4)との間にカム機構(39)が設けられ、
容器本体(2)に対して外キャップ(6)を開く方向に回動操作することにより、まず外キャップ(6)が容器本体(2)と内キャップ(7)とに対して相対回動することにより、外キャップ(6)から引き出し部材(4)が外方に突出し、その後外キャップ(6)と内キャップ(7)とが容器本体(2)に対して相対回動して外キャップ(6)と共に内キャップ(7)が容器本体(2)から外れ、
容器本体(2)に対して外キャップ(6)を閉じる方向に回動操作することにより、まず外キャップ(6)が容器本体(2)と内キャップ(7)とに対して相対的に回動して、外方に突出した状態の引き出し部材(4)が外キャップ(6)に後退し、その後外キャップ(6)と内キャップ(7)とが容器本体(2)に対して回動することにより、外キャップ(6)と共に内キャップ(7)が容器本体(2)に螺合して閉まるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
【請求項9】
前記容器本体(2)は、外容器体(53)と外容器体(53)に相対回動自在に内嵌される内容器体(54)とを有し、キャップ体(3)が内容器体(54)に着脱自在に螺合され、外容器体(53)に前記引き出し部材(4)が外方に出退自在に設けられ、
キャップ体(3)が容器本体(2)に対する開く方向の回動で外容器体(53)から引き出し部材(4)が外方に突出するように、内容器体(54)と引き出し部材(4)との間にカム機構(39)が設けられ、
容器本体(2)に対してキャップ体(3)を開く方向に回動操作することにより、まずキャップ体(3)と内容器体(54)とが外容器体(53)に対して相対回動することにより、外容器体(53)から引き出し部材(4)が外方に突出し、その後キャップ体(3)が内容器体(54)に対して相対回動してキャップ体(3)が内容器体(54)から外れようにしたことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
【請求項10】
前記容器本体(2)は、外容器体(53)と外容器体(53)に相対回動自在に内嵌される内容器体(54)とを有し、キャップ体(3)が内容器体(54)に着脱自在に螺合され、外容器体(53)に前記引き出し部材(4)が外方に出退自在に設けられ、
キャップ体(3)が容器本体(2)に対する開く方向の回動で外容器体(53)から引き出し部材(4)が外方に突出するように、内容器体(54)と引き出し部材(4)との間にカム機構(39)が設けられ、
容器本体(2)に対してキャップ体(3)を開く方向に回動操作することにより、まずキャップ体(3)と内容器体(54)とが外容器体(53)に対して相対回動することにより、外容器体(53)から引き出し部材(4)が外方に突出し、その後キャップ体(3)が内容器体(54)に対して相対回動してキャップ体(3)が内容器体(54)から外れ、
容器本体(2)に対してキャップ体(3)を閉じる方向に回動操作することにより、まずキャップ体(3)と内容器体(54)とが外容器体(53)に対して相対回動して、外方に突出した状態の引き出し部材(4)が外容器体(53)に後退し、その後キャップ体(3)が内容器体(54)に対して相対回動してキャップ体(3)が内容器体(54)に螺合して閉まるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
【請求項11】
前記容器本体(2)が化粧品を収納するものであり、前記引き出し部材(4)が、鏡又は櫛等を収納可能な収納ケース、化粧品を塗布するための化粧用具、鏡又は櫛であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の収納容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図11】
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【図12】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−212368(P2011−212368A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−85109(P2010−85109)
【出願日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【特許番号】特許第4564104号(P4564104)
【特許公報発行日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【出願人】(000241625)エム・エフ・ヴィ株式会社 (22)