収納庫
【課題】どのような姿勢で設置しても、収納庫内で凝縮した水等を被設置面に零さないようにすることができる収納庫を提供すること。
【解決手段】収納庫本体としての温冷蔵庫本体2と、扉体3とを有する収納庫としての温冷蔵庫1であって、前記温冷蔵庫本体2の開口部11の一縁である下縁11Aに対応して前記温冷蔵庫本体2の下部に第一の受水手段としての受水体20を設けると共に、前記開口部11の他縁である側縁11Bに対応して前記温冷蔵庫本体2の側部に第二の受水手段としての受水溝22を設けることで、前記温冷蔵庫1の設置姿勢によらず、前記温冷蔵庫本体2内で凝縮した水等を前記受水体20又は受水溝22で受けることができるので、被設置面Fを濡らしてしまうことを確実に防止することができる。
【解決手段】収納庫本体としての温冷蔵庫本体2と、扉体3とを有する収納庫としての温冷蔵庫1であって、前記温冷蔵庫本体2の開口部11の一縁である下縁11Aに対応して前記温冷蔵庫本体2の下部に第一の受水手段としての受水体20を設けると共に、前記開口部11の他縁である側縁11Bに対応して前記温冷蔵庫本体2の側部に第二の受水手段としての受水溝22を設けることで、前記温冷蔵庫1の設置姿勢によらず、前記温冷蔵庫本体2内で凝縮した水等を前記受水体20又は受水溝22で受けることができるので、被設置面Fを濡らしてしまうことを確実に防止することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫等の収納庫に関するものであり、特に、収納庫本体内で結露した水等の処理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の収納庫としては、冷蔵庫本体(本発明の収納庫本体に相当する)内に設けられた吸熱部の下方に、露受容器(本発明の受水手段に相当する)を設けた冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、この冷蔵庫は、前記冷蔵庫本体内を冷却するために低温にされる前記吸熱部の表面に、空気中の水分が凝縮(結露)して流れ落ちるが、この流れ落ちた水を前記露受容器に溜めることで、水が冷蔵庫本体から漏れ出ないようにすることができるというものである。
【特許文献1】特開2004−205121号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、例えばサーモモジュールを用いた電子式の冷蔵庫等では、熱の移動手段として、金属製のヒートシンクを用いることが可能である。そして、このような電子式の冷蔵庫等は、サーモモジュール自体、及びヒートシンク自体が重力の影響を受ける冷媒を有さないので、冷蔵庫を自由な姿勢で被設置面に設置することが可能である。しかしながら、特許文献1のような冷蔵庫は、ある姿勢で設置した場合にのみ、結露した水を露受容器に溜めることができる一方、他の姿勢で設置した場合、露受容器に水を貯めることができないという問題があった。また、特許文献1のような冷蔵庫は、前記吸熱部以外の内容器に凝縮した水を前記露受容器で受けることができないので、水が冷蔵庫本体から漏れ出ることを完全に阻止することができないという問題もあった。
【0004】
本発明は以上の問題点を解決し、どのような姿勢で設置しても、収納庫内で凝縮した水等を被設置面に零さないようにすることができる収納庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の収納庫は、収納庫本体と、扉体と、前記収納庫本体内で凝縮した水等を受けるための受水手段とを有する収納庫において、前記受水手段が、前記収納庫本体の開口部の一縁に対応して前記収納庫本体外に設けられた第一の受水手段と、前記開口部の他縁に対応して前記収納庫本体外に設けられた第二の受水手段とを有して構成されるものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に記載の収納庫は、請求項1において、前記収納庫本体の外面に化粧パネルが取り付けられ、この化粧パネルの前端部を前記開口部よりも前方に突出させると共に、この化粧パネルの前端部に前記第二の受水手段が形成されるものである。
【0007】
また、本発明の請求項3に記載の収納庫は、請求項1乃至2において、前記収納庫本体の開口部の他縁が下縁となる姿勢で設置した状態における前記開口部の上下に、夫々回動軸が設けられると共に、上下何れかの回動軸が、選択的に前記扉体の回動中心となるように構成されるものである。
【0008】
更に、本発明の請求項4に記載の収納庫は、請求項1において、前記受水手段が吸水体を有するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の請求項1に記載の収納庫は、以上のように構成することにより、前記開口部の一縁が下縁となる姿勢で、前記収納庫を設置した場合、前記扉体を開いた際に、前記収納庫本体内で凝縮した水等が前記開口部の一縁から流れ落ちるが、この流れ落ちた水等を、前記収納庫本体外に設けられた第一の受水手段によって受けることができる。一方、前記開口部の他縁が下縁となる姿勢で、前記収納庫を設置した場合、前記扉体を開いた際に、前記収納庫本体内で凝縮した水等が前記開口部の他縁から流れ落ちるが、この流れ落ちた水等を、前記収納庫本体外に設けられた第二の受水手段によって受けることができる。従って、前記収納庫は、その設置姿勢によらず、前記収納庫本体内で凝縮した水等を何れかの受水手段で受けることができるので、被設置面を濡らしてしまうことを確実に防止することができる。
【0010】
また、前記収納庫本体の外面に取り付けられる化粧パネルの前端部を前記開口部よりも前方に突出させると共に、この化粧パネルの前端部に前記第二の受水手段を形成したことで、前記化粧パネルと第二の受水手段とを一体に形成することができるので、前記収納庫の表面に繋ぎ目や凹凸等を生じさせないようにしてデザイン性を高めることができる。
【0011】
また、前記開口部の他縁が下縁となる姿勢で設置した状態における前記開口部の上下に、夫々回動軸を設け、上下何れかの回動軸が選択的に前記扉体の回動中心となるように構成したことで、前記収納庫内の被収納物を取り出す場合、前記開口部の下方に位置する回動軸を回動中心として選択することで、前記扉体を容易に開閉することができる一方、前記第二の受水手段に溜められた水等を除去する場合、前記開口部の上方に位置する回動軸を回動中心として選択することで、前記第二の受水手段の前方を大きく開放することができる。従って、前記収納庫は、前記開口部の他縁が下縁となる姿勢で設置された状態で、何れかの回動軸を回動中心として選択することで、前記収納庫内の被収納物を取り出しやすくすることも、第二の受水手段に溜められた水等を除去しやすくすることもできる。
【0012】
更に、前記受水手段が吸水体を有することで、前記収納庫の設置姿勢を変更する際に、何れかの受水手段に溜められた水等が零れるのを阻止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本考案の第一の実施形態について、図1乃至図11に基づいて説明する。1は収納庫としての温冷蔵庫である。この温冷蔵庫1は、温冷蔵庫本体2と、扉体3と、棚板4とを有して構成されている。
【0014】
前記温冷蔵庫本体2は、外殻体5と、内容器6と、左右一対の化粧パネル7と、把持部8とを有して構成されていると共に、前記外殻体5と内容器6との間には、断熱材9が充填されている。そして、前記外殻体5は、前記扉体3と対向する前外殻体10を有している。この前外殻体10には開口部11が形成されており、この開口部11に前記内容器6が取り付けられている。また、前記前外殻体10の右上部、右下部、左上部、左下部の4ヶ所に、夫々軸腕部12が設けられていると共に、これらの軸腕部12には、夫々回動軸13が設けられている。なお、これらの回動軸13のうち、右側の二本の回動軸13Rは、夫々同軸となるように設けられている。また、左側の二本の回動軸13Lも、夫々同軸となるように設けられている。また、前記前外殻体10の開口部11には、溝部14が形成されていると共に、この溝部14と対応して、前記内容器6にも溝部(図示せず)が形成されている。そして、前記溝部14及び前記内容器6の図示しない溝部に、前記棚板4が取り付けられる。更に、前記前外殻体10の前面で且つ後述するパッキン28によって囲まれる領域の外側には、操作部15が設けられている。この操作部15には、押圧部16及び発光部17が設けられている。なお、前記発光部17には、発光ダイオードが用いられる。そして、前記操作部15は、前記扉体3を閉じた際に、この扉体3によって覆われる。また、前記外殻体5の下方には、前記開口部11の一縁である下縁11Aに対応して、第一の受水手段としての受水体20が設けられていると共に、前記把持部8とほぼ同じ形状の脚部21が設けられている。そして、一対の前記化粧パネル7は、それらの前端部7Aが前記前外殻体10よりも前方に突出した状態で、前記外殻体5の左右に取り付けられていると共に、これらの前端部7Aの内面に、第二の受水手段としての受水溝22が形成されている。そして、このように、受水溝22が前記化粧パネル7と一体に形成されているので、前記温冷蔵庫1の表面に繋ぎ目や凹凸等が生じない。このため、前記温冷蔵庫1は、その外観のデザイン性を高めることができる。なお、前記受水溝22は、夫々前記開口部11の他縁である側縁11Bに対応して設けられている。また、前記各化粧パネル7の外面には、夫々側脚部23が設けられている。更に、前記外殻体5の背面には、複数の後脚部24が設けられていると共に、電源コード25が引き出されている。
【0015】
前記扉体3は、前外殻体26と、後外殻体27と、これらの間に設けられた図示しない断熱材と、弾性体によって形成されたパッキン28と、左右一対の操作レバー29とを有して構成されている。前記後外殻体27には、図示しない凹部を有するリブ30が形成されていると共に、前記操作レバー29の上下両端には、図示しない爪部を有するフック31が設けられており、前記リブ30の凹部と前記フック31の爪部とで、前記回動軸13が回動自在に係合されている。そして、一方の前記操作レバー29を操作して前記リブ30の凹部及び前記フック31の爪部と前記回動軸13との係合を解くことで、前記扉体3は、他方の操作レバー29側の回動軸13を中心に回動するように構成されている。(なお、このような構造は実公平6−11345号公報等で公知である。)そして、前記扉体3の前外殻体26と後外殻体27との間には、透明な材質によって構成された導光体32が設けられている。この導光体32は、前記発光部17と同数設けられていると共に、その後端部が前記発光部17と対向して、前記発光部17が発した光を前記扉体3の正面側に露出した前端部まで導くように構成されている。なお、前記扉体3の後外殻体27の後端面27Aと前記操作部15との間には、前記パッキン28によって間隙が形成されている。
【0016】
次に、本実施形態の作用について説明する。図1乃至図5に示すように、前記温冷蔵庫1を縦置きする場合、使用者は、前記脚部21が被設置面Fに接するように、前記温冷蔵庫1を被設置面F上に設置する。この際、前記受水体20は、前記開口部11の下縁11Aの下方に位置する。そして、使用者は、前記電源コード25の先端に設けられた図示しない差込プラグを、同じく図示しない交流電源の差込口等に差し込む。そして、左又は右の前記操作レバー29を操作して、左又は右の前記リブ30の凹部及び前記フック31の爪部と前記回動軸13L又は13Rとの係合を解くことで、前記回動軸13R又は13Lを中心に前記扉体3が開かれる。このように、前記扉体3を開くことで、この扉体3によって覆われていた前記操作部15が露出される。そして、露出された前記操作部15の押圧部16を操作することで、前記温冷蔵庫1の電源のオン・オフ及び温度設定の切換が行われる。また、前記温冷蔵庫1の電源がオンになることで、前記発光部17が点灯すると共に、温度設定が切り換えられることにより、前記発光部17の発光形態が変化する。そして、使用者が前記扉体3を再び閉じることで、この扉体3によって前記操作部15が再び覆われる。このように、前記操作部15が前記扉体3によって覆われることで、前記温冷蔵庫1の周囲に存在する他の物体、或いは使用者又は他の人物の身体の一部が前記操作部15に不用意に接触することが、前記扉体3によって妨げられるので、前記操作部15の意図しない操作が確実に阻止される。
【0017】
前記温冷蔵庫1内を冷却する場合、前記内容器6及び前記温冷蔵庫1内に収納された被収納物が低温になることで、これらの内容器6や被収納物の表面に空気中の水分が凝縮して水滴となる。そして、これらの水滴は、前記扉体3を開いた際に、前記開口部11の下縁11Aから流出する可能性がある。しかしながら、このように前記開口部11の下縁11Aから流出した水滴は、前記受水体20に溜められるので、水滴が被設置面Fを濡らしてしまう虞を減ずることができる。
【0018】
一方、図6乃至図10に示すように、前記温冷蔵庫1を横置きする場合、使用者は、前記側脚部23が被設置面Fに接するように、前記温冷蔵庫1を被設置面F上に設置する。なお、図6乃至図10では、右側の前記化粧パネル7に取り付けられた前記側脚部23が被設置面Fと接触するように、前記温冷蔵庫1が被設置面F上に設置される。この際、前記開口部11の右側の側縁11Bが下方となると共に、右側の前記化粧パネル7に形成された前記受水溝22が、前記開口部11の側縁11Bの下方に位置する。また、この際、前記回動軸13Bが前記開口部11の上方に位置すると共に、前記回動軸13Aが前記開口部11の下方に位置することになる。
【0019】
前記温冷蔵庫1内を冷却する場合、この温冷蔵庫1内で発生した水滴は、前記扉体3を開いた際に、前記開口部11の側縁11Bから流出する可能性がある。しかしながら、このように前記開口部11の側縁11Bから流出した水滴は、前記受水溝22に溜められるので、水滴が被設置面Fを濡らしてしまう虞を減ずることができる。
【0020】
なお、このように横置きされた温冷蔵庫1内の被収容物を取り出す場合、操作しやすい上側に位置する(本例の場合、縦置き時に左側となる)操作レバー29を操作して、下側に位置する回動軸13Aを回動中心として選択して前記扉体3を開くと、この開かれた扉体3を支えることなく前記開口部11を開放し続けることができるので、被収納物を容易に出し入れすることができる。その一方で、上側に位置する操作レバー29を操作して、下側に位置する回動軸13Aを回動中心として前記扉体3を開くと、図8に示すように、前記受水溝22の前方に前記扉体3が位置するので、前記受水溝22に溜められた水が除去しにくくなってしまう。このため、前記受水溝22に溜まった水を除去する場合、前記開口部11の上方に位置する回動軸13Bを回動中心として選択することで、前記受水溝22の前方に前記扉体3が位置しないようにして、前記受水溝22の前方を大きく開放することができるので、前記受水溝22に溜まった水を除去しやすくすることができる。従って、前記温冷蔵庫1は、横置きされた状態で、前記回動軸13A又は13Bの何れか一方を回動中心として選択することで、前記温冷蔵庫1内に被収納物を出し入れしやすくすることも、前記受水溝22に溜まった水を除去しやすくすることもできる。
【0021】
なお、前記後脚部24が被設置面Fと接するように、前記温冷蔵庫1を被設置面F上に設置することも可能である。この場合、前記開口部11が上向きとなるため、この開口部11から水滴が流出することがないので、受水手段は不要である。
【0022】
次に、本発明の第二の実施形態について、図12に基づいて説明する。なお、上記実施形態と共通する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。温冷蔵庫本体2の開口部11の下部には、受水体20が設けられていると共に、この受水体20には、スポンジやフェルト等からなる吸水体33が設けられている。一方、前記温冷蔵庫本体2の開口部11の側部には、化粧パネル7の前端部7Aと一体に形成された受水溝22が設けられていると共に、この受水溝22にも、スポンジやフェルト等からなる吸水体34が設けられている。なお、これらの吸水体33,34は、前記受水体20又は受水溝22に対して着脱自在である。
【0023】
前記温冷蔵庫1を縦置きした状態で、この温冷蔵庫1内を冷却する場合、この温冷蔵庫1内で発生した水滴は、前記扉体3を開いた際に、前記開口部11の一縁である下縁11Aから流出する可能性がある。しかしながら、このように前記開口部11の下縁11Aから流出した水滴は、前記受水溝22に設けられた吸水体33に吸収されるので、水滴が被設置面Fを濡らしてしまう虞を減ずることができる。一方、前記温冷蔵庫1を横置きした状態で、この温冷蔵庫1内を冷却する場合、この温冷蔵庫1内で発生した水滴は、前記扉体3を開いた際に、前記開口部11の他縁である側縁11Bから流出する可能性がある。しかしながら、このように前記開口部11の側縁11Bから流出した水滴は、前記受水溝22に設けられた吸水体34に吸収されるので、水滴が被設置面Fを濡らしてしまう虞を減ずることができる。更に、前記温冷蔵庫1を作動させたまま、前記温冷蔵庫1の設置姿勢を変える場合もあり得るが、前述したように、前記温冷蔵庫1内で発生した水は前記吸水体33,34によって吸収されるので、これらの吸水体33,34が吸水量の限界を超えていない限り、前記温冷蔵庫1の設置姿勢を変えたとしても、水滴が被設置面Fを濡らさないようにすることができる。
【0024】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、受水体と受水溝とを別体に構成したが、これらを一体的に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す温冷蔵庫の正面図である。
【図2】同、右側面図である。
【図3】同、平面図である。
【図4】同、扉体を開いた状態の正面図である。
【図5】同、扉体を開いた状態の平面図である。
【図6】同、横置きした状態の右側面図である。
【図7】同、下側の回動軸を中心に扉体を開いた場合の右側面図である。
【図8】同、図7の状態における要部Xの拡大断面図である。
【図9】同、上側の回動軸を中心に扉体を開いた場合の右側面図である。
【図10】同、図9の状態における要部Xの拡大断面図である。
【図11】同、化粧パネルを裏面から見た図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す温冷蔵庫の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 温冷蔵庫(収納庫)
2 温冷蔵庫本体(収納庫本体)
3 扉体
7 化粧パネル
7A 前端部
11 開口部
11A 下縁(一縁)
11B 側縁(他縁)
13,13A,13B 回動軸
20 受水体(第一の受水手段)
22 受水溝(第二の受水手段)
33,34 吸水体
F 被設置面
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫等の収納庫に関するものであり、特に、収納庫本体内で結露した水等の処理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の収納庫としては、冷蔵庫本体(本発明の収納庫本体に相当する)内に設けられた吸熱部の下方に、露受容器(本発明の受水手段に相当する)を設けた冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、この冷蔵庫は、前記冷蔵庫本体内を冷却するために低温にされる前記吸熱部の表面に、空気中の水分が凝縮(結露)して流れ落ちるが、この流れ落ちた水を前記露受容器に溜めることで、水が冷蔵庫本体から漏れ出ないようにすることができるというものである。
【特許文献1】特開2004−205121号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、例えばサーモモジュールを用いた電子式の冷蔵庫等では、熱の移動手段として、金属製のヒートシンクを用いることが可能である。そして、このような電子式の冷蔵庫等は、サーモモジュール自体、及びヒートシンク自体が重力の影響を受ける冷媒を有さないので、冷蔵庫を自由な姿勢で被設置面に設置することが可能である。しかしながら、特許文献1のような冷蔵庫は、ある姿勢で設置した場合にのみ、結露した水を露受容器に溜めることができる一方、他の姿勢で設置した場合、露受容器に水を貯めることができないという問題があった。また、特許文献1のような冷蔵庫は、前記吸熱部以外の内容器に凝縮した水を前記露受容器で受けることができないので、水が冷蔵庫本体から漏れ出ることを完全に阻止することができないという問題もあった。
【0004】
本発明は以上の問題点を解決し、どのような姿勢で設置しても、収納庫内で凝縮した水等を被設置面に零さないようにすることができる収納庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の収納庫は、収納庫本体と、扉体と、前記収納庫本体内で凝縮した水等を受けるための受水手段とを有する収納庫において、前記受水手段が、前記収納庫本体の開口部の一縁に対応して前記収納庫本体外に設けられた第一の受水手段と、前記開口部の他縁に対応して前記収納庫本体外に設けられた第二の受水手段とを有して構成されるものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に記載の収納庫は、請求項1において、前記収納庫本体の外面に化粧パネルが取り付けられ、この化粧パネルの前端部を前記開口部よりも前方に突出させると共に、この化粧パネルの前端部に前記第二の受水手段が形成されるものである。
【0007】
また、本発明の請求項3に記載の収納庫は、請求項1乃至2において、前記収納庫本体の開口部の他縁が下縁となる姿勢で設置した状態における前記開口部の上下に、夫々回動軸が設けられると共に、上下何れかの回動軸が、選択的に前記扉体の回動中心となるように構成されるものである。
【0008】
更に、本発明の請求項4に記載の収納庫は、請求項1において、前記受水手段が吸水体を有するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の請求項1に記載の収納庫は、以上のように構成することにより、前記開口部の一縁が下縁となる姿勢で、前記収納庫を設置した場合、前記扉体を開いた際に、前記収納庫本体内で凝縮した水等が前記開口部の一縁から流れ落ちるが、この流れ落ちた水等を、前記収納庫本体外に設けられた第一の受水手段によって受けることができる。一方、前記開口部の他縁が下縁となる姿勢で、前記収納庫を設置した場合、前記扉体を開いた際に、前記収納庫本体内で凝縮した水等が前記開口部の他縁から流れ落ちるが、この流れ落ちた水等を、前記収納庫本体外に設けられた第二の受水手段によって受けることができる。従って、前記収納庫は、その設置姿勢によらず、前記収納庫本体内で凝縮した水等を何れかの受水手段で受けることができるので、被設置面を濡らしてしまうことを確実に防止することができる。
【0010】
また、前記収納庫本体の外面に取り付けられる化粧パネルの前端部を前記開口部よりも前方に突出させると共に、この化粧パネルの前端部に前記第二の受水手段を形成したことで、前記化粧パネルと第二の受水手段とを一体に形成することができるので、前記収納庫の表面に繋ぎ目や凹凸等を生じさせないようにしてデザイン性を高めることができる。
【0011】
また、前記開口部の他縁が下縁となる姿勢で設置した状態における前記開口部の上下に、夫々回動軸を設け、上下何れかの回動軸が選択的に前記扉体の回動中心となるように構成したことで、前記収納庫内の被収納物を取り出す場合、前記開口部の下方に位置する回動軸を回動中心として選択することで、前記扉体を容易に開閉することができる一方、前記第二の受水手段に溜められた水等を除去する場合、前記開口部の上方に位置する回動軸を回動中心として選択することで、前記第二の受水手段の前方を大きく開放することができる。従って、前記収納庫は、前記開口部の他縁が下縁となる姿勢で設置された状態で、何れかの回動軸を回動中心として選択することで、前記収納庫内の被収納物を取り出しやすくすることも、第二の受水手段に溜められた水等を除去しやすくすることもできる。
【0012】
更に、前記受水手段が吸水体を有することで、前記収納庫の設置姿勢を変更する際に、何れかの受水手段に溜められた水等が零れるのを阻止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本考案の第一の実施形態について、図1乃至図11に基づいて説明する。1は収納庫としての温冷蔵庫である。この温冷蔵庫1は、温冷蔵庫本体2と、扉体3と、棚板4とを有して構成されている。
【0014】
前記温冷蔵庫本体2は、外殻体5と、内容器6と、左右一対の化粧パネル7と、把持部8とを有して構成されていると共に、前記外殻体5と内容器6との間には、断熱材9が充填されている。そして、前記外殻体5は、前記扉体3と対向する前外殻体10を有している。この前外殻体10には開口部11が形成されており、この開口部11に前記内容器6が取り付けられている。また、前記前外殻体10の右上部、右下部、左上部、左下部の4ヶ所に、夫々軸腕部12が設けられていると共に、これらの軸腕部12には、夫々回動軸13が設けられている。なお、これらの回動軸13のうち、右側の二本の回動軸13Rは、夫々同軸となるように設けられている。また、左側の二本の回動軸13Lも、夫々同軸となるように設けられている。また、前記前外殻体10の開口部11には、溝部14が形成されていると共に、この溝部14と対応して、前記内容器6にも溝部(図示せず)が形成されている。そして、前記溝部14及び前記内容器6の図示しない溝部に、前記棚板4が取り付けられる。更に、前記前外殻体10の前面で且つ後述するパッキン28によって囲まれる領域の外側には、操作部15が設けられている。この操作部15には、押圧部16及び発光部17が設けられている。なお、前記発光部17には、発光ダイオードが用いられる。そして、前記操作部15は、前記扉体3を閉じた際に、この扉体3によって覆われる。また、前記外殻体5の下方には、前記開口部11の一縁である下縁11Aに対応して、第一の受水手段としての受水体20が設けられていると共に、前記把持部8とほぼ同じ形状の脚部21が設けられている。そして、一対の前記化粧パネル7は、それらの前端部7Aが前記前外殻体10よりも前方に突出した状態で、前記外殻体5の左右に取り付けられていると共に、これらの前端部7Aの内面に、第二の受水手段としての受水溝22が形成されている。そして、このように、受水溝22が前記化粧パネル7と一体に形成されているので、前記温冷蔵庫1の表面に繋ぎ目や凹凸等が生じない。このため、前記温冷蔵庫1は、その外観のデザイン性を高めることができる。なお、前記受水溝22は、夫々前記開口部11の他縁である側縁11Bに対応して設けられている。また、前記各化粧パネル7の外面には、夫々側脚部23が設けられている。更に、前記外殻体5の背面には、複数の後脚部24が設けられていると共に、電源コード25が引き出されている。
【0015】
前記扉体3は、前外殻体26と、後外殻体27と、これらの間に設けられた図示しない断熱材と、弾性体によって形成されたパッキン28と、左右一対の操作レバー29とを有して構成されている。前記後外殻体27には、図示しない凹部を有するリブ30が形成されていると共に、前記操作レバー29の上下両端には、図示しない爪部を有するフック31が設けられており、前記リブ30の凹部と前記フック31の爪部とで、前記回動軸13が回動自在に係合されている。そして、一方の前記操作レバー29を操作して前記リブ30の凹部及び前記フック31の爪部と前記回動軸13との係合を解くことで、前記扉体3は、他方の操作レバー29側の回動軸13を中心に回動するように構成されている。(なお、このような構造は実公平6−11345号公報等で公知である。)そして、前記扉体3の前外殻体26と後外殻体27との間には、透明な材質によって構成された導光体32が設けられている。この導光体32は、前記発光部17と同数設けられていると共に、その後端部が前記発光部17と対向して、前記発光部17が発した光を前記扉体3の正面側に露出した前端部まで導くように構成されている。なお、前記扉体3の後外殻体27の後端面27Aと前記操作部15との間には、前記パッキン28によって間隙が形成されている。
【0016】
次に、本実施形態の作用について説明する。図1乃至図5に示すように、前記温冷蔵庫1を縦置きする場合、使用者は、前記脚部21が被設置面Fに接するように、前記温冷蔵庫1を被設置面F上に設置する。この際、前記受水体20は、前記開口部11の下縁11Aの下方に位置する。そして、使用者は、前記電源コード25の先端に設けられた図示しない差込プラグを、同じく図示しない交流電源の差込口等に差し込む。そして、左又は右の前記操作レバー29を操作して、左又は右の前記リブ30の凹部及び前記フック31の爪部と前記回動軸13L又は13Rとの係合を解くことで、前記回動軸13R又は13Lを中心に前記扉体3が開かれる。このように、前記扉体3を開くことで、この扉体3によって覆われていた前記操作部15が露出される。そして、露出された前記操作部15の押圧部16を操作することで、前記温冷蔵庫1の電源のオン・オフ及び温度設定の切換が行われる。また、前記温冷蔵庫1の電源がオンになることで、前記発光部17が点灯すると共に、温度設定が切り換えられることにより、前記発光部17の発光形態が変化する。そして、使用者が前記扉体3を再び閉じることで、この扉体3によって前記操作部15が再び覆われる。このように、前記操作部15が前記扉体3によって覆われることで、前記温冷蔵庫1の周囲に存在する他の物体、或いは使用者又は他の人物の身体の一部が前記操作部15に不用意に接触することが、前記扉体3によって妨げられるので、前記操作部15の意図しない操作が確実に阻止される。
【0017】
前記温冷蔵庫1内を冷却する場合、前記内容器6及び前記温冷蔵庫1内に収納された被収納物が低温になることで、これらの内容器6や被収納物の表面に空気中の水分が凝縮して水滴となる。そして、これらの水滴は、前記扉体3を開いた際に、前記開口部11の下縁11Aから流出する可能性がある。しかしながら、このように前記開口部11の下縁11Aから流出した水滴は、前記受水体20に溜められるので、水滴が被設置面Fを濡らしてしまう虞を減ずることができる。
【0018】
一方、図6乃至図10に示すように、前記温冷蔵庫1を横置きする場合、使用者は、前記側脚部23が被設置面Fに接するように、前記温冷蔵庫1を被設置面F上に設置する。なお、図6乃至図10では、右側の前記化粧パネル7に取り付けられた前記側脚部23が被設置面Fと接触するように、前記温冷蔵庫1が被設置面F上に設置される。この際、前記開口部11の右側の側縁11Bが下方となると共に、右側の前記化粧パネル7に形成された前記受水溝22が、前記開口部11の側縁11Bの下方に位置する。また、この際、前記回動軸13Bが前記開口部11の上方に位置すると共に、前記回動軸13Aが前記開口部11の下方に位置することになる。
【0019】
前記温冷蔵庫1内を冷却する場合、この温冷蔵庫1内で発生した水滴は、前記扉体3を開いた際に、前記開口部11の側縁11Bから流出する可能性がある。しかしながら、このように前記開口部11の側縁11Bから流出した水滴は、前記受水溝22に溜められるので、水滴が被設置面Fを濡らしてしまう虞を減ずることができる。
【0020】
なお、このように横置きされた温冷蔵庫1内の被収容物を取り出す場合、操作しやすい上側に位置する(本例の場合、縦置き時に左側となる)操作レバー29を操作して、下側に位置する回動軸13Aを回動中心として選択して前記扉体3を開くと、この開かれた扉体3を支えることなく前記開口部11を開放し続けることができるので、被収納物を容易に出し入れすることができる。その一方で、上側に位置する操作レバー29を操作して、下側に位置する回動軸13Aを回動中心として前記扉体3を開くと、図8に示すように、前記受水溝22の前方に前記扉体3が位置するので、前記受水溝22に溜められた水が除去しにくくなってしまう。このため、前記受水溝22に溜まった水を除去する場合、前記開口部11の上方に位置する回動軸13Bを回動中心として選択することで、前記受水溝22の前方に前記扉体3が位置しないようにして、前記受水溝22の前方を大きく開放することができるので、前記受水溝22に溜まった水を除去しやすくすることができる。従って、前記温冷蔵庫1は、横置きされた状態で、前記回動軸13A又は13Bの何れか一方を回動中心として選択することで、前記温冷蔵庫1内に被収納物を出し入れしやすくすることも、前記受水溝22に溜まった水を除去しやすくすることもできる。
【0021】
なお、前記後脚部24が被設置面Fと接するように、前記温冷蔵庫1を被設置面F上に設置することも可能である。この場合、前記開口部11が上向きとなるため、この開口部11から水滴が流出することがないので、受水手段は不要である。
【0022】
次に、本発明の第二の実施形態について、図12に基づいて説明する。なお、上記実施形態と共通する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。温冷蔵庫本体2の開口部11の下部には、受水体20が設けられていると共に、この受水体20には、スポンジやフェルト等からなる吸水体33が設けられている。一方、前記温冷蔵庫本体2の開口部11の側部には、化粧パネル7の前端部7Aと一体に形成された受水溝22が設けられていると共に、この受水溝22にも、スポンジやフェルト等からなる吸水体34が設けられている。なお、これらの吸水体33,34は、前記受水体20又は受水溝22に対して着脱自在である。
【0023】
前記温冷蔵庫1を縦置きした状態で、この温冷蔵庫1内を冷却する場合、この温冷蔵庫1内で発生した水滴は、前記扉体3を開いた際に、前記開口部11の一縁である下縁11Aから流出する可能性がある。しかしながら、このように前記開口部11の下縁11Aから流出した水滴は、前記受水溝22に設けられた吸水体33に吸収されるので、水滴が被設置面Fを濡らしてしまう虞を減ずることができる。一方、前記温冷蔵庫1を横置きした状態で、この温冷蔵庫1内を冷却する場合、この温冷蔵庫1内で発生した水滴は、前記扉体3を開いた際に、前記開口部11の他縁である側縁11Bから流出する可能性がある。しかしながら、このように前記開口部11の側縁11Bから流出した水滴は、前記受水溝22に設けられた吸水体34に吸収されるので、水滴が被設置面Fを濡らしてしまう虞を減ずることができる。更に、前記温冷蔵庫1を作動させたまま、前記温冷蔵庫1の設置姿勢を変える場合もあり得るが、前述したように、前記温冷蔵庫1内で発生した水は前記吸水体33,34によって吸収されるので、これらの吸水体33,34が吸水量の限界を超えていない限り、前記温冷蔵庫1の設置姿勢を変えたとしても、水滴が被設置面Fを濡らさないようにすることができる。
【0024】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、受水体と受水溝とを別体に構成したが、これらを一体的に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す温冷蔵庫の正面図である。
【図2】同、右側面図である。
【図3】同、平面図である。
【図4】同、扉体を開いた状態の正面図である。
【図5】同、扉体を開いた状態の平面図である。
【図6】同、横置きした状態の右側面図である。
【図7】同、下側の回動軸を中心に扉体を開いた場合の右側面図である。
【図8】同、図7の状態における要部Xの拡大断面図である。
【図9】同、上側の回動軸を中心に扉体を開いた場合の右側面図である。
【図10】同、図9の状態における要部Xの拡大断面図である。
【図11】同、化粧パネルを裏面から見た図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す温冷蔵庫の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 温冷蔵庫(収納庫)
2 温冷蔵庫本体(収納庫本体)
3 扉体
7 化粧パネル
7A 前端部
11 開口部
11A 下縁(一縁)
11B 側縁(他縁)
13,13A,13B 回動軸
20 受水体(第一の受水手段)
22 受水溝(第二の受水手段)
33,34 吸水体
F 被設置面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納庫本体と、扉体と、前記収納庫本体内で凝縮した水等を受けるための受水手段とを有する収納庫において、
前記受水手段が、前記収納庫本体の開口部の一縁に対応して前記収納庫本体外に設けられた第一の受水手段と、前記開口部の他縁に対応して前記収納庫本体外に設けられた第二の受水手段とを有して構成されることを特徴とする収納庫。
【請求項2】
前記収納庫本体の外面に化粧パネルが取り付けられ、この化粧パネルの前端部を前記開口部よりも前方に突出させると共に、この化粧パネルの前端部に前記第二の受水手段が形成されることを特徴とする請求項1記載の収納庫。
【請求項3】
前記収納庫本体の開口部の他縁が下縁となる姿勢で設置した状態における前記開口部の上下に、夫々回動軸が設けられると共に、上下何れかの回動軸が、選択的に前記扉体の回動中心となるように構成されることを特徴とする請求項1乃至2記載の収納庫。
【請求項4】
前記受水手段が吸水体を有することを特徴とする請求項1乃至2記載の収納庫。
【請求項1】
収納庫本体と、扉体と、前記収納庫本体内で凝縮した水等を受けるための受水手段とを有する収納庫において、
前記受水手段が、前記収納庫本体の開口部の一縁に対応して前記収納庫本体外に設けられた第一の受水手段と、前記開口部の他縁に対応して前記収納庫本体外に設けられた第二の受水手段とを有して構成されることを特徴とする収納庫。
【請求項2】
前記収納庫本体の外面に化粧パネルが取り付けられ、この化粧パネルの前端部を前記開口部よりも前方に突出させると共に、この化粧パネルの前端部に前記第二の受水手段が形成されることを特徴とする請求項1記載の収納庫。
【請求項3】
前記収納庫本体の開口部の他縁が下縁となる姿勢で設置した状態における前記開口部の上下に、夫々回動軸が設けられると共に、上下何れかの回動軸が、選択的に前記扉体の回動中心となるように構成されることを特徴とする請求項1乃至2記載の収納庫。
【請求項4】
前記受水手段が吸水体を有することを特徴とする請求項1乃至2記載の収納庫。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2009−275939(P2009−275939A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−125306(P2008−125306)
【出願日】平成20年5月12日(2008.5.12)
【出願人】(000109325)ツインバード工業株式会社 (176)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月12日(2008.5.12)
【出願人】(000109325)ツインバード工業株式会社 (176)
【Fターム(参考)】
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