説明

取付治具

【課題】ターボチャージャ1の高速バランスの検査精度を十分に確保した上で、バランス検査装置15を大型化を抑えつつ、検査コストの低減を図ること。
【解決手段】第1クランプアーム31の中間部の内側に検査フレーム19のフランジ部19fとハウジング3のフランジ部3fを一方側から保持する第1保持溝35が形成され、第1クランプアーム31の中間部の外側に第1スリット37が第1保持溝35に連通するように形成され、第2クランプアーム39の中間部の内側に検査フレーム19のフランジ部19fとハウジング3のフランジ部3fを他方側から保持する第2保持溝47が形成され、第2クランプアーム39の中間部の外側に第2スリット49が第2保持溝47に連通するように形成され、第1クランプアーム31の先端部と第2クランプアーム39の先端部を締結する締結部材51を備えたこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ターボチャージャ等の回転機械の高速バランスを検査するバランス検査装置の検査フレームに、回転機械のハウジングを取付ける際に用いられる取付治具に関する。
【背景技術】
【0002】
ターボチャージャ(回転機械の一例)の生産現場において、通常、ターボチャージャを出荷する前に、バランス検査装置を用い、ターボチャージャのロータを高速回転させることによってターボチャージャの高速バランスを検査することが行われている。そして、バランス検査装置の構成等を簡単に説明すると、次のようになる。
【0003】
バランス検査装置は、中空状の検査フレームを備えており、この検査フレームは、内側に、ターボチャージャのタービンインペラ(一部のロータ)を収容する収容室を有している。また、検査フレームの下面には、空気供給源からの空気を収容室側へ供給する空気供給口が形成されており、検査フレームの側面には、収容室側から空気を排出する空気排出口が形成されている。そして、検査フレームの外周面には、ターボチャージャのベアリングハウジングのフランジ部を検査フレームのフランジ部側へ押圧するクランプ爪が周方向に間隔を置いて設けられており、検査フレームの適宜位置には、複数のクランプ爪をクランプ・アンクランプ方向へ移動させる流体圧シリンダが設けられている。
【0004】
従って、検査フレームのフランジ部にベアリングハウジングのフランジ部を突き合わせる。そして、流体圧シリンダの作動により複数のクランプ爪をクランプ方向へ移動させて、複数のクランプ爪によってベアリングハウジングのフランジ部を検査フレームのフランジ部側へ押圧する。これにより、タービンインペラを収容室に収容した状態で、検査フレームにベアリングハウジングを取付けることができる。
【0005】
検査フレームにベアリングハウジングを取付けた後に、空気供給源からの空気を収容室側(換言すれば、タービンインペラ側)へ供給することにより、タービンインペラを含むロータを高速回転させる。そして、ベアリングハウジング等の適宜位置にセットした加速度ピックアップ(振動ピックアップの一例)によってターボチャージャの加速度の振動を計測する。これにより、ターボチャージャの高速バランスを検査することができる。
【0006】
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1に示すものがある。
【特許文献1】特開2002−39904号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前述のように、検査フレームにベアリングハウジングを取付けるには、バランス検査装置は流体圧シリンダ及びこの流体圧シリンダを作動させる配管構造を装備する必要があり、バランス検査装置が大型化すると共に、ターボチャージャの高速バランスの検査に要するコスト(検査コスト)が増大するという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、回転機械の高速バランスの検査精度を十分に確保した上で、前述の問題を解決することができる、新規な構成の取付治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の特徴は、回転機械の高速バランスを検査するためのバランス検査装置の検査フレームに、前記回転機械のハウジングを取付ける際に用いられる取付治具において、少なくとも中間部が円弧状を呈してあって、中間部の内側に突き合わせた状態の前記検査フレームのフランジ部と前記ハウジングのフランジ部を一方側から保持する第1保持溝が形成され、中間部の外側に第1スリットが形成された第1クランプアームと、基端部が前記第1クランプアームの基端部に揺動可能に連結され、少なくとも中間部が円弧状を呈してあって、中間部の内側に前記検査フレームのフランジ部と前記ハウジングのフランジ部を当接させた状態で他方側から保持する第2保持溝が形成され、中間部の外側に第2スリットが形成された第2クランプアームと、前記第1クランプアームの先端部と前記第2クランプアームの先端部を締結する締結部材と、を具備したことを要旨とする。
【0010】
本発明の特徴によると、前記検査フレームのフランジ部に前記ハウジングのフランジ部を突き合わせる。そして、前記第1クランプアームの前記第1保持溝及び前記第2クランプアームの前記第2保持溝によって突き合わせた状態の前記検査フレームのフランジ部と前記ハウジングのフランジ部を両側(一方側と他方側)から保持する。更に、前記締結部材によって前記第1クランプアームの先端部と前記第2クランプアームの先端部を締結する。これにより、流体圧シリンダを用いることなく、前記検査フレームに前記ハウジングを取付けることができる。
【0011】
前記検査フレームに前記ハウジングを取付けた後に、前記回転機械のロータを高速回転させる。そして、前記ハウジング等の適宜位置にセットした振動ピックアップによって前記回転機械の振動を計測する。これにより、前記回転機械の高速バランスを検査することができる。ここで、前記第1クランプアームの中間部の外側に前記第1スリットが形成され、前記第2クランプアームの中間部の外側に前記第2スリットが形成されているため、前記回転機械の前記ロータの回転中において、前記第1クランプアームの前記第1保持溝及び前記第2クランプアームの前記第2保持溝を突き合わせた状態の前記検査フレームのフランジ部と前記ハウジングのフランジ部に馴染ませることができ、前記振動ピックアップの計測値のばらつきを抑えることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、流体圧シリンダを用いることなく、前記検査フレームに前記ハウジングを取付けることができると共に、前記回転機械の前記ロータの回転中において、前記振動ピックアップの計測値のばらつきを抑えることができるため、前記回転機械の高速バランスの検査精度を十分に確保した上で、前記バランス検査装置を大型化を抑えつつ、前記回転機械の高速バランスの検査に要するコスト(検査コスト)の低減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施形態について図1(a)(b)及び図2を参照して説明する。
【0014】
ここで、図1(a)は、本発明の実施形態に係る取付治具を示す図、図1(b)は、図1(a)における矢視部IBを示す図、図2は、バランス検査装置の検査フレームにターボチャージャのベアリングハウジングを取付けた状態を示す断面図である。なお、図2中、「F」は、前方向を指し、「R」は、後方向を指してある。
【0015】
まず、本発明の実施形態に係る取付治具を説明する前に、本発明の実施形態に係るターボチャージャ及びバランス検査装置について説明する。
【0016】
図2に示すように、本発明の実施形態に係わるターボチャージャ1は、エンジン(図示省略)からの排気ガスのエネルギーを利用して、エンジンに供給される空気を過給するものである。また、ターボチャージャ1は、ベアリングハウジング3と、このベアリングハウジング3の前側に設けられたタービンハウジング(図示省略)と、ベアリングハウジング3の後側に設けられたコンプレッサハウジング(図示省略)とを備えている。なお、ターボチャージャ1の高速バランス試験をする際には、タービンハウジング及びコンプレッサハウジングをベアリングハウジング3から取外しておく。
【0017】
ベアリングハウジング3内には、複数のベアリング5が設けられており、複数のベアリング5には、前後方向へ延びたタービン軸7が回転可能に設けられている。また、タービン軸7の前端部には、タービンインペラ9が一体的に設けられており、このタービンインペラ9は、運転状態においてはタービンハウジングに覆われている。更に、タービン軸7の後端部には、コンプレッサインペラ11が取付ナット13を介して一体的に設けられており、このコンプレッサインペラ11は、運転状態においてコンプレッサハウジングに覆われている。
【0018】
タービンハウジングの適宜位置には、排気ガスをタービンインペラ9側へ供給するガス供給流路(図示省略)が形成されており、タービンハウジングの前側には、排気ガスをタービンインペラ9側から排出するガス排出流路(図示省略)が形成されている。また、コンプレッサハウジングの適宜位置には、コンプレッサインペラ11側へ空気を供給する空気供給流路(図示省略)が形成されており、コンプレッサハウジングの適宜位置には、圧縮された空気をコンプレッサインペラ11側から排出する空気排出流路(図示省略)が形成されている。なお、ガス供給流路及び空気排出流路は、エンジンのシリンダにそれぞれ接続可能である。
【0019】
本発明の実施形態に係るバランス検査装置15は、ターボチャージャ1の高速バランスを検査する装置であって、支持フレーム17と、この支持フレーム17の上部に設けられた中空状の検査フレーム19とを備えている。また、検査フレーム19は、内側に、タービンインペラ9(ターボチャージャ1の一部のロータ)を収容する収容室21を有している。更に、検査フレームの下面には、空気供給源23からの空気を収容室21側へ供給する空気供給口25が形成されており、検査フレーム19の前側には、空気を収容室21側から排出する空気排出口27が形成されている。
【0020】
続いて、本発明の実施形態に係る取付治具について説明する。
【0021】
図1(a)(b)及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る取付治具29は、バランス検査装置15の検査フレーム19にターボチャージャ1のベアリングハウジング3を取付ける際に用いられるものであって、本発明の実施形態に係る取付治具29の具体的な構成は、次のようになる。
【0022】
即ち、本発明の実施形態に係る取付治具29は、第1クランプアーム31を備えており、この第1クランプアーム31の中間部は、円弧状を呈してあって、第1クランプアーム31の先端部には、第1挿通穴33が貫通して形成されている。そして、第1クランプアーム31の中間部の内側には、突き合わせた状態の検査フレーム19のフランジ部19fとベアリングハウジング3のフランジ部3fを一方側から保持する第1保持溝35が形成されており、この第1保持溝35は、円弧方向へ延びている。更に、第1クランプアーム31の中間部の外側には、第1スリット37が第1保持溝35に連通するように形成されており、この第1スリット37は、第1保持溝35に沿って円弧方向へ延びている。
【0023】
第1クランプアーム31の基端部には、第2クランプアーム39の基端部が連結ピン41及び長穴43を介して連結されており、この第2クランプアーム39の中間部は、円弧状を呈してあって、第2クランプアーム39の先端部には、第2挿通穴45が貫通して形成されている。そして、第2クランプアーム39の中間部の内側には、突き合わせた状態の検査フレーム19のフランジ部19fとベアリングハウジング3のフランジ部3fを他方側から保持する第2保持溝47が形成されており、この第2保持溝47は、円弧方向へ延びている。更に、第2クランプアーム39の中間部の外側には、第2スリット49が第2保持溝47に連通するように形成されており、この第2スリット49は、第2保持溝47に沿って円弧方向へ延びている。
【0024】
取付治具29は、第1クランプアーム31及び第2クランプアーム39の他に、第1クランプアーム31の先端部と第2クランプアーム39の先端部を締結する締結部材51を構成要素として備ており、この締結部材51は、第1クランプアーム31の第1挿通穴33及び第2クランプアーム39の第2挿通穴45に挿通可能な締結ボルト53と、この締結ボルト53に螺合可能な締結ナット55とからなるものである。
【0025】
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
【0026】
検査フレーム19のフランジ部19fにベアリングハウジング3のフランジ部3fを突き合わせる。そして、第1クランプアーム31の第1保持溝35及び第2クランプアーム39の第2保持溝47によって突き合わせた状態の検査フレーム19のフランジ部19fとベアリングハウジング3のフランジ部3fを両側(一方側と他方側)から保持する。更に、締結ボルト53を第1クランプアーム31の第1挿通穴33及び第2クランプアーム39の第2挿通穴45に挿通させて、締結ナット55を締付けることにより、第1クランプアーム31の先端部と第2クランプアーム39の先端部を締結する。これにより、流体圧シリンダを用いることなく、検査フレーム19にベアリングハウジング3を取付けることができる。
【0027】
検査フレーム19にベアリングハウジング3を取付けた後に、空気供給源23からの空気を収容室21側(換言すれば、タービンインペラ9側)へ供給することにより、タービンインペラ9、タービン軸7、及びタービンインペラ9を高速回転させる。そして、ベアリングハウジング3の適宜位置にセットした加速度ピックアップ57によってターボチャージャ1の加速度の振動を計測する。これにより、ターボチャージャ1の高速バランスを検査することができる。ここで、第1クランプアーム31の中間部の外側に第1スリット37が第1保持溝35に連通するように形成され、第2クランプアーム39の中間部の外側に第2スリット49が第2保持溝47に連通するように形成されているため、タービンインペラ9等のロータの回転中において、第1クランプアーム31の第1保持溝35及び第2クランプアーム39の第2保持溝47を突き合わせた状態の検査フレーム19のフランジ部19fとベアリングハウジング3のフランジ部3fに馴染ませることができ、加速度ピックアップ57の計測値のばらつきを抑えることができる(後述の実施例参照)。
【0028】
以上ごとき、本発明の実施形態によれば、流体圧シリンダを用いることなく、検査フレーム19にベアリングハウジング3を取付けることができると共に、タービンインペラ9等のロータの回転中において、加速度ピックアップ57の計測値のばらつきを抑えることができるため、ターボチャージャ1の高速バランスの検査精度を十分に確保した上で、バランス検査装置15を大型化を抑えつつ、ターボチャージャ1の高速バランスの検査に要するコスト(検査コスト)の低減を図ることができる。
【0029】
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、本発明の実施形態に係る取付治具29をターボチャージャ1以外の回転機械のハウジングを取付ける際に用いる等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
【実施例】
【0030】
実施例について図3(a)(b)、図4、及び図5を参照して説明する。
【0031】
ここで、図3(a)は、比較例に係る取付治具を示す図、図3(b)は、図3(a)における矢視部IIIbを示す図、図4は、本発明の実施形態に係る取付治具を用いて取付けられたベアリングハウジングの打撃試験の結果を示す図、図5は、比較例に係る取付治具を用いて取付けられたベアリングハウジングの打撃試験の結果を示す図である。
【0032】
本発明の実施形態に係る取付治具29を用いて検査フレーム19に取付けられたベアリングハウジング3をハンマー(図示省略)で打撃して、加速度ピックアップ57によってベアリングハウジング3の加速度の伝達関数を計測することにより、ベアリングハウジング3の打撃試験(実施例の打撃試験)を行い、その結果をまとめると、図4に示すようになる。同様に、比較例に係る取付治具59(図3(a)(b)参照)を用いて検査フレーム19に取付けられたベアリングハウジング3をハンマーで打撃して、加速度ピックアップ57によってベアリングハウジング3の加速度の伝達関数を計測することにより、ベアリングハウジング3の打撃試験(比較例の打撃試験)を行い、その結果をまとめると、図5に示すようになる。なお、図3(a)(b)に示すように、比較例に係る取付治具59は、第1スリット及び第2スリットが省略された点を除き、本発明の実施形態に係る取付治具29と略同じ構成を有している。
【0033】
即ち、前述の打撃試験の結果によると、本発明の実施形態に係る取付治具29を用いてベアリングハウジング3を取付けることにより、比較例に係る取付治具59を用いてベアリングハウジング3を取付けた場合に比較して、主要な計測範囲(1700〜3800Hz)において加速度ピックアップ57の計測値のばらつきが低減されたことが確認された。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1(a)は、本発明の実施形態に係る取付治具を示す図、図1(b)は、図1(a)における矢視部IBを示す図である。
【図2】バランス検査装置の検査フレームにターボチャージャのベアリングハウジングを取付けた状態を示す断面図である。
【図3】図3(a)は、比較例に係る取付治具を示す図、図3(b)は、図3(a)における矢視部IIIbを示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る取付治具を用いて取付けられたベアリングハウジングの打撃試験の結果を示す図である。
【図5】比較例に係る取付治具を用いて取付けられたベアリングハウジングの打撃試験の結果を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
1 ターボチャージャ
3 ベアリングハウジング
3f フランジ部
9 タービンインペラ
11 コンプレッサインペラ
13 取付ナット
15 バランス検査装置
19 検査フレーム
19f フランジ部
21 収容室
29 取付治具
31 第1クランプアーム
33 第1挿通穴
35 第1保持溝
37 第1スリット
39 第2クランプアーム
41 連結ピン
43 長穴
45 第2挿通穴
47 第2保持溝
49 第2スリット
51 締結部材
53 締結ボルト
55 締結ナット
57 加速度ピックアップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転機械の高速バランスを検査するためのバランス検査装置の検査フレームに、前記回転機械のハウジングを取付ける際に用いられる取付治具において、
少なくとも中間部が円弧状を呈してあって、中間部の内側に突き合わせた状態の前記検査フレームのフランジ部と前記ハウジングのフランジ部を一方側から保持する第1保持溝が形成され、中間部の外側に第1スリットが形成された第1クランプアームと、
基端部が前記第1クランプアームの基端部に揺動可能に連結され、少なくとも中間部が円弧状を呈してあって、中間部の内側に前記検査フレームのフランジ部と前記ハウジングのフランジ部を当接させた状態で他方側から保持する第2保持溝が形成され、中間部の外側に第2スリットが形成された第2クランプアームと、
前記第1クランプアームの先端部と前記第2クランプアームの先端部を締結する締結部材と、
を具備したことを特徴とする取付治具。
【請求項2】
前記第1スリットが前記第1保持溝に連通するように形成され、前記第2スリットが前記第2保持溝に連通するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の取付治具。
【請求項3】
前記第1クランプアームの先端部に第1挿通穴が貫通して形成され、前記第2クランプアームの先端部に第2挿通穴が貫通して形成されてあって、
前記締結部材は、前記第1クランプアームの前記第1挿通穴及び前記第2クランプアームの前記第2挿通穴に挿通可能な締結ボルトと、該締結ボルトに螺合可能な締結ナットとからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の取付治具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−243957(P2009−243957A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−88278(P2008−88278)
【出願日】平成20年3月28日(2008.3.28)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】