説明

口臭検出用の風船。

【課題】口臭は、口腔・内部疾患(潰瘍・癌)のみならず、精神的要因による対人恐怖症や自閉症に陥る原因ともなるので、口臭を簡便に、しかもゲーム感覚で風船を膨らませるだけで検出することができる。
【解決手段】検出する方法は、検出用途に応じて一種或いは諸種に連接して構成された加工紙が口臭の成分を吸収して反応し変化した風船を外から見えることを特徴とする口臭検出用の風船。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、口臭を採取して臭気の種類や酒気の量を検出するための加工紙を用いて構成された口臭検出用の風船に関する。
【背景の技術】
【0002】
従来のリトマス試験紙のような紙片を用いて、呼気に含まれている成分を採取して検出する軽便な方法が、いくつか公開されている。
呼気を通気性シートによって測定する特開平2−262058号公報名称口臭テスター。同じように通気性部材を介して固定された試薬によって測定する特開2001−349882名称呼気測定袋及び呼気測定具等である。
いずれも、またはこれに類する通気性シート或いは、通気性部材を、もし仮に、本発明の風船に用いたとしたら、呼気が通気してしまい風船は膨らまない。
風船が膨らまなければ口臭に含まれている成分を採取することは出来ない。
本発明の特徴である口臭検出用の風船は、風船が膨らむ程度の加工紙を用いて構成された口臭検出用の風船そのものだからである。
また、口臭に類する飲酒による酒気に関して公の機関では、呼気測定袋を膨らませ呼気を封止し、酒量の濃度を検出する方法は公知の事実である。
【0003】
【特許文献1】特開平2−262058号公報 名称 口臭テスター
【特許文献2】特開2001−349882 名称 呼気測定袋及び呼気測定具
【非特許文献1】 口臭(口臭 大辞林三省堂1988年11月3日発行参照)(821頁1段目)口からはき出させる息の不快なにおい。歯や口腔の疾患に由来するものが多いが、ほかに糖尿病や食道・胃・肝臓などの疾患も原因となる。
【非特許文献2】 加工紙(加工紙 大辞林三省堂1988年11月3日発行参照)(442頁2段目−2)化学的・機械的などの人工的処理を施して、もとの性質・色彩・光沢などを諸種の目的にそって変化させた紙。
【発明の開示】

【発明が解決しょうとする課題】
【0004】
口臭は口からはき出させる息の不快なにおい。歯や口腔の疾患に由来するものが多いが、ほかに糖尿病や食道・胃・肝臓などの疾患(潰瘍・癌など)も原因となる。
飲酒による酒気も要因の一つとなる。また、ウイルスによる感染症も例外ではない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この原因となる疾患や酒気は、口臭がもつそれぞれ特有の臭気の種類や酒気の量によって微妙に異なる。この異種を、折り畳んである風船の吹き口より直接、或いは間接的にはストローのような細管により息を入れて風船を膨らませて、風船内に含まれている臭気の種類や酒気の量を検出するための加工紙で作った口臭検出用の風船である
【0006】
加工紙は、検出用途に応じて一種或いは諸種に連接して多種多用に構成されて口臭検出用の風船となる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の口臭検出用の風船は、折り畳んであるからより薄く、加工紙製であるからより軽く携帯に便利で検査は時と所を選ばない、しかも類似品に比べてはるかに安価である。
従来、口臭の検出は、検査される側も、検査する側も双方が人為的な臭覚によるもので極めて嫌厭感をともなう。また酒気の場合は故意に呼気を留めると口臭検出用の風船は膨らまない、従って是非を問わず膨らます結果となり呼気は確実に採取でき、酒気の検出を避けることは許されない。
【0008】
口臭検出用の風船に印刷或いは署名することで、記録の保存も可能である。
また、使い捨てのため他の感染症も完全に防止でき極めて清潔であり衛生的である。
改めて、遊戯のための風船ではなく口臭検出用の風船である。然し遊戯として用いることも可能である。
【0009】
口臭は、口腔・内部疾患のみならず、精神的要因による対人恐怖症や自閉症に陥る原因ともなるので、簡便に、しかもゲーム感覚で検出することができる。
検出方法は、検出用途に応じて一種或いは諸種に連接した加工紙が口臭成分を吸収して反応し変化した風船を外から見れば一目瞭然、詳しくは専門医に依頼も可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例】
【0010】
請求項2で述べた通り加工紙は、検出用途に応じて一種或いは諸種に連接して多種多用に構成されて口臭検出用の風船となる。
上記、条項で述べた、多種多用に構成された口臭検出用の風船の一つの例とし、実施例の上で風船の形態を球状とします。
【0011】
図1は、折り畳んである風船1
【0012】
図2、の吹き口2より息を入れて風船3を膨らませて、風船内に含まれている口臭4の種類や酒気の量を検出するために、検出用途に応じて一種或いは諸種に連接5した加工紙6を用いて構成された口臭検出用の風船である。
【産業上の利用可能性】
【0013】
先に、発明の効果の項0010で述べたとおり、口臭は、口腔・内部疾患のみならず、精神的要因による対人恐怖症や自閉症に陥る原因ともなるので、簡便に、しかもゲーム感覚で風船を膨らませて検出することができ、検出方法は検出用途に応じて一種或いは諸種に連接した加工紙が口臭成分を吸収し反応して変化した風船を外から見れば一目瞭然である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】 折り畳んである風船の斜視図。
【図2】 吹き口より息を入れて風船を膨らませて斜視図。検出用途に応じて一種或いは諸種に連接した加工紙。
【符号の説明】
【0015】
1 折り畳んである風船。
2 吹き口。
3 風船を膨らませ。
4 口臭。
5 諸種に連接した。
6 加工紙。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳んである風船の吹き口より息を入れ膨らませて、風船内の口臭を検出するための加工紙で作った口臭検出用の風船である。
【請求項2】
請求項1に記載の口臭を検出するための加工紙は、検出用途に応じて一種或いは諸種に連接して多種多用に構成され口臭検出用の風船となる。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−92638(P2009−92638A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−289024(P2007−289024)
【出願日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(591164060)
【出願人】(000196990)
【Fターム(参考)】