説明

可動式クリップ

【課題】クリップ機能を確保しつつ、クリップ外れを効果的に回避でき、デザインの自由度を拡大できるクリップおよび筆記具を提供する。
【解決手段】本発明の可動式クリップは、基部に可動式に取り付けられるクリップ13であって、クリップ本体13aと、クリップ本体13aから突出する一対のクリップ脚部13bと、基部に形成される一対の凹面19dと、各クリップ脚部13bは、各凹面19dと接するとともに、各凹面から突出する支持ピン23と嵌合してクリップ回動の支点を構成する貫通孔13eを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動式クリップに関し、特に、筆記具の可動式クリップに関する。
【背景技術】
【0002】
筆記具のクリップとして、たとえば、特許文献1には、バネ付勢される可動式のクリップを備えた筆記具が開示されている。
【0003】
特許文献1の筆記具においては、軸筒から軸筒に直交する方向に支柱が突出形成され、支柱には、支柱に直交する方向に延出するピン状部が設けられる。
【0004】
クリップは、支柱のピン状部とクリップ両側面の係合孔との連結部を支点にして双方向に回動でき、コイルバネの付勢力によってクリップが閉じる方向に常時付勢される。
【0005】
【特許文献1】特許第4518915号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の筆記具では、軸筒から上方に突出した支柱に設けたピン状部を回動支点としてクリップが回動する構造上、クリップが軸筒から離間した位置で回動するので、クリップ構造が不可避的に大型化し、無骨な印象を与え易い。
【0007】
本発明は、クリップとしての機能を確保しつつ、クリップ外れを効果的に回避でき、デザインの自由度を拡大できる(たとえば、スマートな外観を得ることができる)新規かつ斬新な可動式クリップ(および筆記具)を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の第1態様は、
基部に可動式に取り付けられるクリップであって、
クリップ本体と、
クリップ本体から突出する一対のクリップ脚部と、
基部に形成される一対の凹面と、
各クリップ脚部は、各凹面と接するとともに、
各凹面から突出する支持ピンと嵌合してクリップ回動の支点を構成する貫通孔を有することを特徴とする可動式クリップである。
【0009】
本発明の第2態様は、
第1態様に記載の可動式クリップにおいて、
前記一対のクリップ脚部は、基部を両側から挟み込むような相互対称形状を有することを特徴とする可動式クリップである。
本発明の第3態様は、
第1または第2態様に記載の可動式クリップにおいて、
前記一対のクリップ脚部は、湾曲部を有する上記一対の凹面に接する凸面を有すると共に、クリップ回動を制限するストッパ構造を構成することを特徴とする可動式クリップである。
【0010】
本発明の第4態様は、
第1または第2態様に記載の可動式クリップにおいて、
基部には、凸リブが設けられることを特徴とする可動式クリップである。
本発明の第5態様は、
第4態様に記載の可動式クリップにおいて、
クリップ本体は、凸リブと共に、クリップ回動を制限するストッパ構造を構成することを特徴とする可動式クリップである。
本発明の第6態様は、
第4または第5態様記載の可動式クリップにおいて、
凸リブは、少なくともクリップ外れの低減のため、両クリップ脚部の間に位置することを特徴とする可動式クリップ。
【0011】
本発明の第7態様は、
軸体と、
軸体に可動式に取り付けられるクリップとを含む筆記具において、
クリップ本体と、
クリップ本体から突出する一対のクリップ脚部と、
軸体に形成される湾曲部を有する一対の湾曲凹面と、
各クリップ脚部は、各湾曲凹面と接するとともに、
該切り欠き部両側から突出する支持ピンと嵌合してクリップ回動の支点を構成する貫通孔を有することを特徴とする筆記具である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、従来と同等もしくはそれ以上のクリップ機能を保有しつつ、クリップ外れを有効に回避でき、クリップに関連する商品設計の自由度を拡大できる。
本発明の上記および他の目的、特徴、および利点(効果)については、本発明の実施形態の説明および図面から当業者にとって明らかになろう。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の複数の実施形態を説明するが、本発明自体はそれらに限定されないことは言うまでもない。
【0014】
[第1実施形態]
図1〜図10を参照して、本発明の第1実施形態の筆記具1について説明する。この筆記具1は、ワンノック(1回の押圧動作)で鉛筆芯を筆記具先端から所定量だけ繰り出すことができるメカニカルペンシルである。
【0015】
図1に全体を示す本実施形態の筆記具1は、内部構造を図示しないが、内部中央に配置されて芯繰り出し機構の主要部を構成するメカセットと、メカセット前方部分を同心状に覆う先金3と、先金3に接続されてメカセットの後方部分を同心状に覆う中軸5及び後軸7と、後軸7の後部に取り付けられる尾冠9と、メカセット後端に連結されて尾冠後端から突出する芯繰り出し用のノックバー11と、を基本的に含む。これらの筆記具構成要素自体は、本発明と直接関係しないので、これ以上の説明は省略する。
【0016】
図2〜4に示すように、筆記具1の尾冠9には、対象物を挟み込むクリップ13と、クリップ13によるクリップ力の発生源となるコイルバネ15と、が備え付けられる。
【0017】
図5〜7に示すように、クリップ13は、筆記具長手方向に沿って延びる長板形状のクリップ本体13aから構成される。
【0018】
クリップ本体13a先端側の、後軸7に対向する内面には、クリップ力の作用部を構成する半円弧状のクリップ玉部17が形成される。
【0019】
クリップ本体13aの後部両側には、尾冠9を弾力的に挟み込み得るように尾冠方向に湾曲して延びる一対の相互対称形状のクリップ脚部13bが形成される。
【0020】
各クリップ脚部13b先端の一方の角部(図5で左側すなわち筆記具先端側)は、湾曲凸面13cが形成され、他方の角部(図5で右側すなわち筆記具後端側)は、テーパー面13dが形成される。
【0021】
このテーパー面13dは、後述するように、クリップ回動時に尾冠9の対応する面に当接・係合してクリップ13のそれ以上の開きを阻止するストッパ構造を構成する。
【0022】
各クリップ脚部13b先端中央には、尾冠9との連結用であって、それを中心にクリップ13が回動できるようにするための貫通孔13eが設けられる。
【0023】
クリップ本体13a後部内面には、コイルバネ15の一端外周を拘束する窪み(バネ受け部)が設けられる。
【0024】
図8〜10に示すように、尾冠9は、リング状部分19aと下側の半リング状部分19bとを接続したような形態の大径部19と、大径部19に挿入したような形態の一回り小さい径の小径部21と、を有する。
【0025】
小径部21(尾冠9)の後端側には、矩形状の平坦なバネ受け面21a(バネ受け部)が設けられ、バネ受け面21aには、コイルバネ15の他端内周を拘束する円錐台状の隆起21b(図8では上方に突出)が設けられる。
【0026】
コイルバネ15は、クリップ本体13aの窪み(バネ受け部)と尾冠9の小径部21の隆起21b(バネ受け部)とによって確実に拘束される。すなわち、この合理的なバネ支持構造によってコイルバネ15の脱落(外れ)を効果的に阻止できる。
【0027】
小径部21(尾冠9)のバネ受け面21aに近接して、クリップ取付け時に各クリップ脚部13b先端が対向する位置に支持ピン23が設けられる。
【0028】
支持ピン23は、小径部21の両側から相互に180度対向するように同じ長さだけ突出する。
【0029】
尚、支持ピン23は、小径部21(尾冠9)と一体形成すなわち一部品として成型でき、あるいは、別体で組み立てるように構成できる。
【0030】
小径部21の両側で、各クリップ脚部13bの貫通孔13eにそれに対応する支持ピン23が嵌合すると共に、クリップ本体13aのバネ受け部(窪み)と、尾冠9のバネ受け面21a(隆起21b)との間にコイルバネ15が装着される。
【0031】
これにより、クリップ13は、クリップ脚部13bの貫通孔13eと支持ピン23との枢支構造を介して回動できる。その一方で、クリップ13は、コイルバネ15によってクリップが閉じる方向に常時付勢される。
【0032】
コイルバネ15による付勢力に抗してクリップ13を回動させた場合、各クリップ脚部13bの先端角部のテーパー面13dが大径部19の半リング状部分19bの平面部19cに当接・係合して、クリップ脚部13bのそれ以上の回動が妨げられ、したがって、クリップ13のそれ以上の回動も阻止される。
【0033】
クリップ脚部13bの先端角部の湾曲凸面13cが、尾冠9の大径部19のリング状部分19aと半リング状部分19bとの接続箇所の湾曲凹面19dに摺接するように配置構成される。尚、13cおよび19dが、支障のないよう摺動接触しないように構成することもできる。
【0034】
この構成は、クリップ13を筆記具先端側に押すないし引くような外力が相対的に作用した際に、クリップ13の軸方向への外れの阻止や支持ピン23への負荷の軽減に役立つことができる。
【0035】
以下、尾冠9にクリップ13を取付ける工程について、簡潔に説明する。
【0036】
先ず、両クリップ脚部13bで支持ピン23を挟むように位置させつつ、クリップ13を推し進める(尾冠9に近づけていく)。
【0037】
クリップ脚部13bは、クリップ13の推し進めに応じて、支持ピン23によって弾力的に拡がっていく。
【0038】
そして、最終的には、支持ピン23がクリップ脚部13bの貫通孔13eの中にパチッとスナップ式に嵌まり込み、クリップ脚部13bが狭まった通常状態に復帰する(図2および3)。これにより、クリップ13の取付けが完了する。
【0039】
尚、クリップ13を尾冠9から取り外す場合には、たとえば、一方のクリップ脚部13bを拡げて、そのクリップ脚部13bの貫通孔13eから支持ピン23を外し、次いで、同じように他方のクリップ脚部13bを拡げて、そのクリップ脚部13bの貫通孔13eから支持ピン23を外すことで足りる。
【0040】
以上のように、本第1実施形態においては、クリップ13が、クリップ脚部13bの貫通孔13eと尾冠9(小径部21)の支持ピン部23aとの連結部を支点にして回動を行うところ、この支点が尾冠9に形成された湾曲凹面19d内に存在し、したがって、クリップ13の取付け高さを相当低くできる。
【0041】
尚、クリップ13の取付け高さを低くする観点からは、尾冠9に形成された湾曲凹面19d内に支持ピン23の少なくとも一部が占有しておれば足りる。
【0042】
クリップ13と筆記具本体(尾冠9)との間の隙間をかなり狭くすることができるので、クリップの強度や耐久性を高める設計が可能になると共に、クリップ設計(筆記具設計)の自由度が拡大する。
【0043】
更に、本第1実施形態においては、クリップ脚部13bの先端角部にテーパー面13dを設けることのみで、クリップ13の開き過ぎを簡単かつ確実に防止できる。
更にまた、クリップ13の軸方向の外れを小径部21と大径部19の段差(湾曲凹面19d等)で阻止することができる。
【0044】
[第2実施形態]
次に、図11〜図19を参照して、本発明の第2実施形態の筆記具について簡潔に説明する。尚、上記第1実施形態と同一の要素及び部分については、同一の参照付号を必要限度で付与して、重複する説明を適宜省略し、特徴的な部分を詳説する。後述する第3実施形態および第4実施形態についても同様である。
【0045】
本第2実施形態の筆記具は、(i)クリップ脚部13b先端の一方角部(図5で左側すなわち筆記具先端側)のみならず他方の角部(図14で右側すなわち筆記具後端側)も丸く形成された湾曲凸面13fとなっていること、したがって、クリップ脚部13bの先端全体が半円状の湾曲凸面(13cおよび13f)になっていること(図14)、および、(ii)クリップ脚部13b先端の他方角部に対応する対応面が湾曲凹面19eに形成され(図17)、この湾曲凹面19eの終端部分19f(図17)がクリップ脚部13b先端の後方側の平らな側面13g(図14)に当接・係合してクリップ回動が制限されることが特徴である(図13)。
【0046】
斯かる第2実施形態においては、上記第1実施形態の優れた効果と同様の効果を得ることができる。
【0047】
[第3実施形態]
次に、図20〜図28を参照して、本発明の第3実施形態の筆記具について簡潔に説明する。
【0048】
本第3実施形態の筆記具は、尾冠9にクリップ方向に突出する凸リブ25を設け、この凸リブ25とクリップ13(クリップ内面)との当接・係合によってクリップ回動が制限されることが特徴である。
【0049】
より詳細には、凸リブ25は、支持ピン23に直交するようにクリップ内面に向けて突出する立方状ブロック部から構成される。その先端(上端)の筆記具後方側の角部は、テーパー状に面取りされ、このテーパー面25aが、クリップ内面に当接・係合することによってクリップ開きを制限する。
【0050】
斯かる第3実施形態においては、上記第1および第2実施形態における優れた効果と同様の効果を得ることができることに加えて、クリップ脚部13bではなくてクリップ13自体を凸リブ25で直接支持(当接・係合)する構造であるために、クリップ開閉の耐久性等をより向上させることが可能である。
【0051】
また、クリップ脚部13bや尾冠9の設計の自由度をより高めること(一体感のある設計等)が可能である。さらに、凸リブ25をクリップ脚部13bの根元側で挟み込むようにすることができる構造上、クリップ13の剛性(曲げや捩れ、外れに対する耐性)をより高めることが可能である。
【0052】
[第4実施形態]
最後に、図29〜図35を参照して、本発明の第4実施形態の筆記具について簡潔に説明する。
【0053】
本第4実施形態の筆記具は、支持ピン23の上側に設けられる凸リブ27がL字板状の部分から構成され、それに対向するようにクリップ内面には、突起13hが設けられ、凸リブ27と突起13hとが当接・係合することによってクリップ回動が制限されることが特徴である。
【0054】
斯かる第4実施形態においては、上記第3実施形態における優れた効果と同様の効果を得ることができることに加えて、突起13hが両クリップ脚部13bを直交するように橋渡しするためにクリップ脚部13b同士の相互拡がりを規制する補強部材として機能し、クリップ脚部13b(貫通孔13e)を支持ピン部23aから外れにくくすることができる。
【0055】
本発明は、上記第1〜第4実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内、すなわち、特許請求の範囲に記載された範囲内で、各種の改変・変形等を行うことが可能である。
【0056】
例えば、本実施形態では、筆記具を本発明の適用対象としたが、本発明の原理自体はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、シャープペンシルのみならず、ボールペンや万年筆などの様々な筆記具に適用できることは勿論のこと、例えば、グラフィックタブレットで使用される座標入力用のペン(スタイラス)やペン型の(レーザー)ポインタ等の非筆記具にも幅広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の第1実施形態の筆記具の全体正面図である。
【図2】第1実施形態のクリップ取り付け部の側面図である。
【図3】第1実施形態のクリップ取り付け部の後面図である。
【図4】第1実施形態のクリップ開状態のクリップ取り付け部の側面図である。
【図5】第1実施形態のクリップの側面図である。
【図6】第1実施形態のクリップの平面図である。
【図7】第1実施形態のクリップの後面図である。
【図8】第1実施形態の尾冠の側面図である。
【図9】第1実施形態の尾冠の平面図である。
【図10】第1実施形態の尾冠の後面図である。
【図11】本発明の第2実施形態のクリップ取り付け部の側面図である。
【図12】第2実施形態のクリップ取り付け部の後面図である。
【図13】第2実施形態のクリップ開状態のクリップ取り付け部の側面図である。
【図14】第2実施形態のクリップの側面図である。
【図15】第2実施形態のクリップの平面図である。
【図16】第2実施形態のクリップの後面図である。
【図17】第2実施形態の尾冠の側面図である。
【図18】第2実施形態の尾冠の平面図である。
【図19】第2実施形態の尾冠の後面図である。
【図20】本発明の第3実施形態のクリップ取り付け部の側面図である。
【図21】第3実施形態のクリップ取り付け部の後面図である。
【図22】第3実施形態のクリップ開状態のクリップ取り付け部の側面図である。
【図23】第3実施形態のクリップの側面図である。
【図24】第3実施形態のクリップの平面図である。
【図25】第3実施形態のクリップの後面図である。
【図26】第3実施形態の尾冠の側面図である。
【図27】第3実施形態の尾冠の平面図である。
【図28】第3実施形態の尾冠の後面図である。
【図29】本発明の第4実施形態のクリップ取り付け部の側面図である。
【図30】第4実施形態のクリップ取り付け部の一部断面側面図である。
【図31】第4実施形態のクリップ取り付け部の後面図である。
【図32】第4実施形態のクリップ開状態のクリップ取り付け部の一部断面側面図である。
【図33】第4実施形態の尾冠の側面図である。
【図34】第4実施形態の尾冠の平面図である。
【図35】第4実施形態の尾冠の後面図である。
【符号の説明】
【0058】
1 筆記具
3 先金
5 中軸
7 後軸
9 尾冠
11 ノックバー
13 クリップ
13a クリップ本体
13b クリップ脚部
13c 湾曲凸面
13d テーパー面
13e 貫通孔
13f 湾曲凸面
13g 側面
13h 突起
15 コイルバネ
17 クリップ玉部
19 大径部
19a リング状部分
19b 半リング状部分
19c 細長平面部
19d、19e 湾曲凹面
19f 終端部分
21 小径部
21a バネ受け面
21b 隆起
23 支持ピン
25、27 凸リブ
25a テーパー面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部に可動式に取り付けられるクリップであって、
クリップ本体と、
クリップ本体から突出する一対のクリップ脚部と、
基部に形成される一対の凹面と、
各クリップ脚部は、各凹面と接するとともに、
各凹面から突出する支持ピンと嵌合してクリップ回動の支点を構成する貫通孔を有することを特徴とする可動式クリップ。
【請求項2】
請求項1に記載の可動式クリップにおいて、
前記一対のクリップ脚部は、基部を両側から挟み込むような相互対称形状を有することを特徴とする可動式クリップ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の可動式クリップにおいて、
前記一対のクリップ脚部は、湾曲部を有する上記一対の凹面に接する凸面を有すると共に、クリップ回動を制限するストッパ構造を構成することを特徴とする可動式クリップ。
【請求項4】
請求項1または2に記載の可動式クリップにおいて、
基部には、凸リブが設けられることを特徴とする可動式クリップ。
【請求項5】
請求項4に記載の可動式クリップにおいて、
クリップ本体は、凸リブと共に、クリップ回動を制限するストッパ構造を構成することを特徴とする可動式クリップ。

【請求項6】
請求項4または5に記載の可動式クリップにおいて、
凸リブは、少なくともクリップ外れの低減のため、両クリップ脚部の間に位置することを特徴とする可動式クリップ。
【請求項7】
軸体と、
軸体に可動式に取り付けられるクリップとを含む筆記具において、
クリップ本体と、
クリップ本体から突出する一対のクリップ脚部と、
軸体に形成される湾曲部を有する一対の湾曲凹面と、
各クリップ脚部は、各湾曲凹面と接するとともに、
該切り欠き部両側から突出する支持ピンと嵌合してクリップ回動の支点を構成する貫通孔を有することを特徴とする筆記具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公開番号】特開2012−111059(P2012−111059A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−259755(P2010−259755)
【出願日】平成22年11月22日(2010.11.22)
【出願人】(000156134)株式会社壽 (69)
【Fターム(参考)】