説明

同軸プラグ

【課題】 同軸ケーブルを容易に接続することができると共に、径の異なる複数の同軸ケーブルに対応できる同軸プラグを提供する。
【解決手段】 円筒部材11及び円筒部材18を直交して結合する。円筒部材11の中心にコンタクトピン12を配置し、円筒部材18の中心に芯線接続ピン21を配置し、コンタクトピン12と芯線接続ピン21とを電気的に接続する。芯線接続ピン21の先端に弾性を有する接続片22a、22bを設ける。円筒部材18に同軸ケーブルの径に対応する内径を有するリング部材23を嵌合する。接続片22a、22bの間に同軸ケーブル50の中心導体51を挿入し、接続片22a、22bにより中心導体51を挟持する。同軸ケーブル50の先端部53をリング部材23に係合させ、同軸ケーブル50をケーブル固定金具24に加締めて固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、同軸ケーブルの先端に取り付けられ、リセプタクルと結合される同軸プラグに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の同軸プラグとして、例えば、特許文献1に示されるように、プラグ部が同軸ケーブルの軸方向と直交するようなL型の同軸コネクタが知られている。図9は、特許文献1のL型の同軸コネクタを示すものである。
【0003】
図9に示すように、特許文献1に示されるL型プラグでは、同軸ケーブルを取り付ける際に、同軸ケーブル200の中心導体202と外部導体204とがその順に露出するように予め剥離加工を施しておき、絶縁性円柱部材140の外周壁部144に設けられたケーブル保持孔144aに、同軸ケーブル200の中心導体202と外部導体露出部分206をその順に挿通し、中心導体202がケーブル保持孔144aの反対側から突出して円柱部材140から突出したコンタクトピン110の後端部に到達すると共に、上記外部導体露出部分206の先端部が当該ケーブル保持孔144a内に保持された状態とし、そして、中心導体202をコンタクトピン110の後端部に設けられたU字状の導体受け部110aに挟み、その導体受け部110aをU字部分の幅が狭くなるように加締めたり、その導体受け部110aの箇所に電気溶接や半田付け等を施すことにより、互いに直交した状態のコンタクトピン110の後端部と中心導体202とを電気的に接続するようにしている。
【特許文献1】特開2000−299171号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示される同軸プラグは、上述のように、受け部110aを加締めたり、受け部110aと中心導体202とを電気溶接や半田付け等を施して固定したりするものであり、作業性が良好ではない。
【0005】
また、同軸ケーブルには、その径の異なる複数の種類のものがある。例えば、3C(3C2V、3CFV、3CFB)の同軸ケーブルはその中心導体の芯周り太さが略3mmであり、4C(4C2V、4CFV、4CFB)の同軸ケーブルはそのその中心導体の芯周り太さが略4mmであり、5C(5C2V、5CFV、5CFB)の同軸ケーブルはそのその中心導体の芯周り太さが略5mmである。これらの同軸ケーブルは、いずれもインピーダンスが75オームで等しいので、どの同軸ケーブルでも同様に用いることができる。
【0006】
ところが、特許文献1に示される同軸プラグでは、ケーブル保持孔144aに、外部導体露出部分206を挿通するようにしている。このような従来の同軸プラグでは、ケーブル保持孔144aの大きさをケーブルの外径の大きさに対応させる必要がある。このため、一つの同軸プラグで径の異なる複数種類の同軸ケーブルに対応することが困難である。
【0007】
本発明は、上述の課題を鑑み、同軸ケーブルを容易に接続することができると共に、径の異なる複数の同軸ケーブルに対応できる同軸プラグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するために、第1の発明は、互いに結合された第1及び第2の円筒部材と、第1の円筒部材の中心に配置されたコンタクトピンと、第2の円筒部材の中心に配置され、その一端がコンタクトピンと接続され、その他端に弾性を有する接続片が設けられた芯線接続ピンと、第2の円筒部材に嵌合され、同軸ケーブルの径に対応する内径を有するリング部材と、第2の円筒部材に固定され、同軸ケーブルを加締めて固定するケーブル固定金具とを備え、芯線接続ピンの接続片の間に同軸ケーブルの中心導体を挿入し、接続片により中心導体を挟持し、中心導体と芯線接続ピンとを電気的に接続させ、同軸ケーブルの先端部をリング部材に係合させ、同軸ケーブルをケーブル固定金具を加締めて固定すると共に、同軸ケーブルの外部導体と第2の円筒部材とが電気的に接続されることを特徴とする。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、リング部材の内径が複数種類の同軸ケーブル対応して段階状に変化することを特徴とする。
【0010】
第3の発明は、第1の発明において、複数種類の同軸ケーブルにそれぞれ対応するリング部材を用意することを特徴とする。
【0011】
第4の発明は、第1の発明において、第1の円筒部材の先端が複数の部分に分割され、各部分は弾性を有する分割片とし、分割片には外周を覆うリング部材が設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
第1の発明によれば、弾性を有する接続片が設けられた芯線接続ピンと、同軸ケーブルの径に対応する内径を有するリング部材とを有するように構成されているので、同軸ケーブルを容易に接続することができると共に、径の異なる複数の同軸ケーブルに対応できる。
【0013】
第2の発明によれば、リング部材の内径が複数種類の同軸ケーブルに対応して段階状に変化するようにしているので、径の異なる複数の同軸ケーブルでも確実に固定することができる。
【0014】
第3の発明によれば、複数種類の同軸ケーブルにそれぞれ対応するリング部材を用意するようにしているので、径の異なる複数の同軸ケーブルでも確実に固定することができる。
【0015】
第4の発明によれば、第1の円筒部材の先端が複数の部分に分割され、各部分は弾性を有する分割片とし、分割片には外周を覆うリング部材が設けられるようにしているので、リセプタクルに確実に固定できると共に、分割片が開きすぎることが防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
実施形態1.
以下、本発明の実施の形態1の同軸プラグを添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態1の同軸プラグ1を示すものである。本発明の実施形態1の同軸プラグ1は、同軸ケーブル50の先端に取り付けられる。同軸プラグ1全体はカバー10により覆われており、その先端から、円筒導電部材11が露呈され、円筒導電部材11の中心に、コンタクトピン12が配置されている。
【0017】
同軸ケーブル50が取り付けられた同軸プラグ1は、アンテナコンセント60のリセプタクル61に装着される。装着にあたっては、同軸プラグ1の円筒導電部材11をリセプタクル61の先端に係合させた後、円筒導電部材11をリセプタクル61側に押し込む。この押し込みによって、コンタクトピン12がリセプタクル61の中心孔62に挿入され、円筒導電部材11は、リセプタクル61の外周部63を覆うように装着される。
【0018】
図2(A)は、本発明の実施形態1のL型同軸プラグ1の断面図であり、図2(B)は同軸プラグ1の外周に固定されるケーブル固定金具の側面図であり、図2(C)は同軸プラグ1に取り付けられる同軸ケーブルの側面図である。
【0019】
図2(A)において、円筒導電部材11には、絶縁体13が嵌入される。絶縁体13の中心には、コンタクトピン12が挿通されている。これにより、円筒導電部材11の中心に、コンタクトピン12が配置される。円筒導電部材11の内側には、バネ部材14が設けられる。バネ部材14は、円筒導電部材11をアンテナコンセント60のリセプタクル61に装着したときに、その接続が確実になるようにするために設けられる。円筒導電部材11の後端からは、絶縁体16が嵌入され、円筒導電部材11の後端面には、蓋体15が装着される。
【0020】
円筒導電部材11には、開口部17が形成されている。この開口部17に、円筒導電部材18の前端が嵌合され、円筒導電部材11と円筒導電部材18とが電気的に接続される。円筒導電部材11と円筒導電部材18とは、L字形となるように、直交して配置される。
【0021】
円筒導電部材18には、絶縁体19が嵌入される。絶縁体19には、芯線接続ピン21が挿通された取付部材20が嵌入される。コンタクトピン12には、挿通孔25が形成されており、芯線接続ピン21の先端は、コンタクトピン12の挿通孔25に挿入され、コンタクトピン12と芯線接続ピン21との間の電気的接続がなされる。芯線接続ピン21の先端には、弾性を有する金属片からなる接続片22a及び22bが設けられる。接続片22a及び22bは、互いに接触するように付勢されている。
【0022】
円筒導電部材18の後端の内周には、リング部材23が嵌合される。リング部材23は、その内径が例えば3段階に変化している。リング部材23の上段23aの内径は、例えば3Cの同軸ケーブルの中心導体の芯周りの絶縁体の径に対応し、中段23bの内径は、例えば4Cの同軸ケーブルの中心導体の芯周りの絶縁体の径に対応し、下段23cの内径は、例えば5Cの同軸ケーブルの中心導体の芯周りの絶縁体の径に対応している。
【0023】
円筒導電部材18の外周には、図2(B)に示すようなケーブル固定金具24が取り付けられる。ケーブル固定金具24は、図2(B)に示すように、円環状の保持部31と、圧着片を有する圧着部32と、保持部31と圧着部32とを連結する連結部33とから構成される。保持部31は、円筒導電部材18の外周に係合される。
【0024】
次に、本発明の実施形態1の同軸プラグ1と同軸ケーブル50との接続について説明する。
【0025】
同軸プラグ1に、同軸ケーブル50を取り付ける場合には、図2(C)に示すように、予め同軸ケーブル50の中心導体51と外部導体52とが露出するように剥離加工を施しておく。そして、上述のように剥離加工を施した同軸ケーブル50の先端をリング部材23から挿入する。同軸ケーブル50の先端をリング部材23に挿入すると、その先端の中心導体51が芯線接続ピン21の接続片22a及び22bに接触する。同軸ケーブル50を更に押し込むと、図3〜図5に示すように、中心導体51が接続片22a及び22bの間に挿入され、接続片22a及び22bの間に挟持され、中心導体51と芯線接続ピン21との電気的接続がなされる。また、このとき、同軸ケーブル50の先端部53がリング部材23内に係合される。
【0026】
図3は、同軸ケーブル50として、3Cのケーブルを用いたときの状態を示すものである。図4は、同軸ケーブル50として、4Cのケーブルを用いたときの状態を示すものである。図5は、同軸ケーブル50として、5Cのケーブルを用いたときの状態を示すものである。
【0027】
同軸ケーブル50として、3Cのケーブルを用いたときには、図3に示すように、同軸ケーブル50の先端部53がリング部材23の上段23a内に係合される。同軸ケーブル50として、4Cのケーブルを用いたときには、図4に示すように、同軸ケーブル50の先端部53がリング部材23の中段23b内に係合される。同軸ケーブル50として、5Cのケーブルを用いたときには、図5に示すように、同軸ケーブル50の先端部53がリング部材23の下段23c内に係合される。このように、同軸ケーブルの径が変わってもの、同軸ケーブル50の先端部53は、リング部材23の上段23a、中段23b、下段23cのいずれかと係合する。
【0028】
そして、同軸ケーブル50の外部導体52が露呈されている部分をケーブル固定金具24の圧着部32の間に挿入し、圧着部32を加締める。この加締めにより、同軸ケーブル50が同軸プラグ1に確実に固定されると共に、同軸ケーブル50の外部導体52とケーブル固定金具24とが電気的に接続される。
【0029】
以上のように、本発明の実施形態1の同軸プラグでは、同軸ケーブル50の中心導体51を接続片22a及び22bの間に挿入して、中心導体51とコンタクトピン12とを電気的に接続するようにしている。接続片22a及び22bは弾性を有しており、互いに近接されるように付勢されている。このため、接続片22a及び22b内に中心導体51が挿入されると、接続片22a及び22bが中心導体51を挟持する。このように、同軸ケーブル50の中心導体51を接続片22a及び22bの間に挿入するだけで、同軸ケーブル50の中心導体51とコンタクトピン12とを簡単に電気的に接続させることができ、電気溶接や半田付けによる固定が不要である。また、接触部23a及び23bが互いに近接するように付勢されているため、中心導体51の径の大きさが変わっても、接触部23a及び23bと中心導体51との電気的な接続を保持することができる。
【0030】
また、リング部材23の内径は、同軸ケーブルの径に対応して、階段状に変化している。このため、同軸ケーブル50の径の大きさが変わってもの、同軸ケーブル50の先端部53は、リング部材23の上段23a、中段23b、下段23cのいずれかと確実に係合する。
【0031】
そして、ケーブル固定金具24の圧着部32を加締めることにより、同軸ケーブル50の径にかかわらず、同軸プラグ1に同軸ケーブル50を確実に固定することができる。
【0032】
また、本発明の同軸プラグ1では、同軸ケーブル50を取り付けたときに、図3〜図5に示すように、同軸ケーブル50の中心導体51が円筒導電部材18内に位置する。このため、外部からのノイズが円筒導電部材18によりシールドされ、同軸ケーブル50の中心導体51に飛び込むことが防止される。
【0033】
実施形態2.
図6は、本発明の実施形態2の同軸プラグを示すものである。前述の実施形態1では、上段23a、中段23b、下段23cで内径の異なるリング部材23を用いている。これに対して、この実施形態2では、各同軸ケーブルの径に対応したリング部材73a、73b、73cがそれぞれ用意される。リング部材73a内径は、例えば3Cの同軸ケーブルの径に対応し、リング部材73bの内径は、例えば4Cの同軸ケーブルの径に対応し、リング部材73cの内径は、例えば5Cの同軸ケーブルの径に対応している。同軸プラグ1に3Cの同軸ケーブル50を取り付ける際には、円筒導電部材18の後端にリング部材73aを装着する。同軸プラグ1に4Cの同軸ケーブル50を取り付ける際には、円筒導電部材18の後端にリング部材73bを装着する。同軸プラグ1に5Cの同軸ケーブル50を取り付ける際には、円筒導電部材18の後端にリング部材73cを装着する。このように、同軸プラグ1に取り付けられる同軸ケーブル50の径に応じて、円筒導電部材18にリング部材73a、73b、73cを選択的に取り付けることで、径の大きさの異なる複数の同軸ケーブルに対応できる。
【0034】
なお、円筒導電部材18の内径を同軸ケーブルの最大径である5Cの同軸ケーブルの径にしておき、同軸プラグ1に3C、4Cの同軸ケーブル50を取り付ける際にのみ、円筒導電部材18にリング部材を装着するようにしてもよい。
【0035】
実施形態3.
図7は、本発明の実施形態3を示すものである。上述の実施形態1、2では、円筒導電部材11の内側に、バネ部材14を設けている。これに対して、この実施形態3では、図7に示すように、円筒導電部材11の先端を複数の分割片81で構成するようにしている。すなわち、円筒導電部材11は、図8に示すように、その先端が複数の分割片81で構成され、分割片81は弾性を有している。分割片81の外面には、分割片81をレセプタクル61の外周部63に挿入したときに、分割片81が外側に開きすぎることを防止するリング83が設けられる。同軸プラグ1をアンテナコンセント60のリセプタクル61に装着するにあたっては、分割片81をリセプタクル61の外周部63の先端に係合させた後、分割片81をリセプタクル61側に押し込む。この押し込みによって、コンタクトピン12がリセプタクル61の中心孔62に挿入される。このときに、分割片81は、外周部63の外周によって弾性変形させられ、外周部63の外部を覆うように進入する。これにより、同軸プラグ1がアンテナコンセント60のリセプタクル61に確実に固定される。
【0036】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。また、上述の例では、同軸ケーブルとして3C、4C、5Cの同軸ケーブルの例について説明したが、他の径の場合も同様である。また、本発明は、75オームの同軸ケーブルばかりでなく、3D、4D、5Dのような50オームの同軸ケーブルの場合にも同様に用いることができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、アンテナコンセントのリセプタクルと結合される同軸プラグに利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の同軸プラグをリセプタクルに結合する前の状態を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の同軸プラグの一部断面図及び一部端面図、ケーブル固定金具の側面図、同軸ケーブルの側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の同軸プラグに3Cの同軸ケーブルを取り付けた状態を示す一部断面図及び一部端面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の同軸プラグに4Cの同軸ケーブルを取り付けた状態を示す一部断面図及び一部端面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の同軸プラグに5Cの同軸ケーブルを取り付けた状態を示す一部断面図及び一部端面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の同軸プラグの一部断面図及び一部端面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の同軸プラグの一部断面図及び一部端面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態の同軸プラグの分割片を示す断面斜視図である。
【図9】従来のL型の同軸プラグの説明に用いる断面斜視図である。
【符号の説明】
【0039】
1 同軸プラグ
10 カバー
11 円筒導電部材
12 コンタクトピン
13 絶縁体
14 バネ部材
15 蓋体
16 絶縁体
17 開口部
18 円筒導電部材
19 絶縁体
20 取付部材
21 芯線接続ピン
22a、22b 接続片
23 リング部材
24 ケーブル固定金具
25 挿通孔
31 保持部
32 圧着部
33 連結部
50 同軸ケーブル
51 中心導体
52 外部導体
53 先端部
60 アンテナコンセント
61 リセプタクル
62 中心孔
63 外周部
73a リング部材
73b リング部材
73c リング部材
81 分割片
82 ネジ部
83 リング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに結合された第1及び第2の円筒部材と、
前記第1の円筒部材の中心に配置されたコンタクトピンと、
前記第2の円筒部材の中心に配置され、その一端が前記コンタクトピンと接続され、その他端に弾性を有する接続片が設けられた芯線接続ピンと、
前記第2の円筒部材に嵌合され、同軸ケーブルの径に対応する内径を有するリング部材と、
前記第2の円筒部材に固定され、前記同軸ケーブルを加締めて固定するケーブル固定金具とを備え、
前記芯線接続ピンの接続片の間に同軸ケーブルの中心導体を挿入し、前記接続片により前記中心導体を挟持し、前記中心導体と前記芯線接続ピンとを電気的に接続させ、
前記同軸ケーブルの先端部を前記リング部材に係合させ、
前記同軸ケーブルを前記ケーブル固定金具を加締めて固定すると共に、前記同軸ケーブルの外部導体と前記第2の円筒部材とが電気的に接続される
ことを特徴とする同軸プラグ。
【請求項2】
前記リング部材の内径が複数種類の同軸ケーブルに対応して段階状に変化することを特徴とする請求項1に記載の同軸プラグ。
【請求項3】
複数種類の同軸ケーブルにそれぞれ対応する前記リング部材を用意することを特徴とする請求項1に記載の同軸プラグ。
【請求項4】
前記第1の円筒部材の先端が複数の部分に分割され、各部分は弾性を有する分割片とし、前記分割片には外周を覆うリングが設けられることを特徴とする請求項1に記載の同軸プラグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−12498(P2006−12498A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−185342(P2004−185342)
【出願日】平成16年6月23日(2004.6.23)
【出願人】(501401881)株式会社イーステック販売 (1)