説明

吸着位置を変えられる吸盤

【課題】プラスチック成形品を取り出すロボットのチャックの吸盤は位置の微調整が難しい。
【解決手段】吸盤のパットの固定中芯軸と、吸盤面の中心軸の偏芯寸法の、違う吸盤に、交換する。もしくは、ずれた分に応じて吸盤パットを回してはめ変える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
プラスチック成型機の製品取り出し機のチャックや組み立てロボットの吸盤に、関する
【背景技術】
【0002】
チャックの吸盤は製品の凹凸の無い平面に。厳密に位置を合わせないと空気が入って吸着できない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
チャックの金属板に開けた、吸盤ユニットの固定穴が微妙に合わない時が多い。
その時吸盤の取り付け位置を合わせるにははやすりで穴を広げてユニットをずらすしかない。
【発明の効果】
【0004】
数ミリの位置のずれなら吸盤を交換するか回転してはめ変えるだけでよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
吸盤の取り付け軸と、吸盤面中心をずらせてあればその吸盤は、つける角度によって吸盤面の位置がユニットを固定したままで、吸着面を偏芯量分だけ、移動できる。
【実施例1】
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】金属板の穴と、ユニットに本考案の吸盤を組み付ける前の状態
【図2】吸盤ユニットのピッチより小さい製品を本考案の吸盤が吸着する状態
【産業上の利用可能性】
【0007】
小さいサイズの成型品は吸着面が少ないし、リブや溝を避けて高速で金型より離型される成型製品を、ミス無くキャッチするには離型後の落下を考慮するなど、寸法どおりいかないので、現場合わせのときに吸盤を回転してつけかえるだけで調整が容易。戻すことも容易。
【0008】
吸盤は軟質樹脂で出来ているので吸盤ユニットにはめ込んで固定しているが、吸盤ユニットのピッチより小さい成型品は吸着できないが偏芯しているとぎりぎりのところでも吸着できる。
【符号の説明】
【0009】
1 吸着面
2 吸盤固定穴
3 吸盤固定ユニット
4 金属板ユニット固定穴
5 成型製品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸盤取り付け中心軸と、吸盤面の中心軸を偏芯させた吸盤

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−172844(P2012−172844A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−54744(P2011−54744)
【出願日】平成23年2月23日(2011.2.23)
【出願人】(392001988)
【Fターム(参考)】