持続的気道陽力治療のための呼吸マスクが、患者の顔面上に配置されるように適合されたクッション（８０）を含む。クッション（８０）は患者の気道の入口周囲にガスケット構成で構成される。クッション（８０）は、ポリウレタン発泡体から作製されており、厚さが約５ｍｍより大きい。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
患者の顔面上に配置されるように適合されたクッションを備え、
前記クッションは患者の気道の入口周囲にガスケット構成に構成されており、
前記クッションは、ポリウレタン発泡体から作製されており、厚さが約５ｍｍより大きい、持続的気道陽力治療のための呼吸マスク。
【請求項２】
前記発泡体が皮膚に直接接触するように配置される、請求項１に記載のマスク。
【請求項３】
前記発泡体が被膜されていない、請求項１または２に記載のマスク。
【請求項４】
前記発泡体が低密度発泡体である、請求項１から３のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項５】
前記発泡体の密度が３０〜２００ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項１から４のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項６】
前記発泡体の密度が５０〜１５０ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項１から５のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項７】
前記発泡体の密度が７５〜１２０ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項１から６のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項８】
前記発泡体の密度が約５５ｋｇ／ｍ^３である、請求項１から７のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項９】
前記発泡体の密度が６０〜１００ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項１から８のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項１０】
前記発泡体の密度が約６０ｋｇ／ｍ^３より小さい、請求項１から９のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項１１】
前記発泡体が回復の遅い発泡体である、請求項１から１０のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項１２】
前記発泡体が低臭気発泡体である、請求項１から１１のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項１３】
前記発泡体がメチレン−ジ−イソシアネートを使用して形成される、請求項１２に記載のマスク。
【請求項１４】
側面安定化部分をさらに含む、請求項１から１３のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項１５】
前記側面安定化部分が発泡体から作製される、請求項１４に記載のマスク。
【請求項１６】
前記側面安定化部分が前記クッションと単一体に作製される、請求項１４に記載のマスク。
【請求項１７】
前記クッションが支持構造に取り付けられている、請求項１から１６のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項１８】
前記支持構造が支持面である、請求項１７に記載のマスク。
【請求項１９】
前記支持構造が前記クッションに湾曲を与える、請求項１７に記載のマスク。
【請求項２０】
前記支持構造が前記クッションに２方向の湾曲を与える、請求項１９に記載のマスク。
【請求項２１】
前記クッションがフラップタイプのシールを含まない、請求項１から２０のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項２２】
クッションを備え、
前記クッションは患者の気道の入口周囲にガスケット構成で構成されており、
前記クッションは、透過性が約１０Ｌ／秒／ｍ^２より小さい、被膜されていないポリウレタン発泡体から作製されており、
前記クッションは患者の顔面上に配置されるように適合されている、持続的気道陽力治療のための呼吸マスク。
【請求項２３】
前記発泡体の空気透過性が約５Ｌ／秒／ｍ^２より小さい、請求項２２に記載の呼吸マスク。
【請求項２４】
厚さが約５ｍｍより大きく、４０％ＩＬＤ硬度が約１００Ｎより小さく、密度が約６０ｋｇ／ｍ^３より小さい、ポリウレタン発泡体から作製されたクッション構成要素を含む、持続的気道陽力治療のための呼吸マスク。
【請求項２５】
前記発泡体が被膜されていない、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項２６】
前記発泡体が、使用の際に患者の皮膚に対して配置されるように適合された、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項２７】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約２５〜８０Ｎの範囲内である、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項２８】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約５０〜１００Ｎの範囲内である、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項２９】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約８０Ｎより小さい、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項３０】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約２０〜８０Ｎの範囲内である、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項３１】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約４０〜６０Ｎの範囲内である、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項３２】
前記発泡体の弾力性が約１５％より小さい、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項３３】
前記発泡体の弾力性が約４０％より小さい、請求項２４に記載の呼吸マスク。
【請求項３４】
厚さが約５ｍｍより大きく、４０％ＩＬＤ硬度が約２００Ｎより小さく、弾力性が約１５％より小さい、ポリウレタン発泡体から作製されたクッション構成要素を備える、持続的気道陽力治療のための呼吸マスク。
【請求項３５】
前記発泡体が被膜されていない、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項３６】
前記発泡体が、使用の際に患者の皮膚に対して配置されるように適合された、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項３７】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約２５〜８０Ｎの範囲内である、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項３８】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約５０〜１５０Ｎの範囲内である、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項３９】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約８０Ｎより小さい、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項４０】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約２０〜８０Ｎの範囲内である、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項４１】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約４０〜６０Ｎの範囲内である、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項４２】
前記発泡体の密度が約６０ｋｇ／ｍ^３より小さい、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項４３】
前記発泡体の密度が３０〜２００ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項４４】
前記発泡体の密度が６０〜１２０ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項４５】
前記発泡体の密度が約５５ｋｇ／ｍ^３である、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項４６】
前記発泡体の密度が３０〜６０ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項３４に記載の呼吸マスク。
【請求項４７】
クッションを含み、
前記クッションは患者の気道の入口周囲にガスケット構成で構成されており、
前記クッションは、厚さが約５ｍｍより大きく、４０％硬度が約２００Ｎより小さい、被膜されていない発泡体から作製されており、
前記クッションは患者の顔面上に配置されるように適合されている、持続的気道陽力治療のための呼吸マスク。
【請求項４８】
クッションを含み、
前記クッションは患者の気道の入口周囲にガスケット構成で構成されており、
前記クッションは、厚さが約５ｍｍより大きく、皮膚と接触するように配置された、不均一気泡構造の被膜されていない微小気泡発泡体から作製されている、持続的気道陽力治療のための呼吸マスク。
【請求項４９】
前記発泡体の厚さが約１０ｍｍより大きい、請求項４８に記載のマスク。
【請求項５０】
前記発泡体の厚さが約１５ｍｍである、請求項４８に記載のマスク。
【請求項５１】
前記発泡体が低透過性を有する、請求項４８に記載のマスク。
【請求項５２】
前記発泡体の空気透過性が約１０〜５０Ｌ／秒／ｍ^２の範囲である、請求項４８に記載のマスク。
【請求項５３】
前記発泡体の空気透過性が約１０Ｌ／秒／ｍ^２より小さい、請求項４８に記載のマスク。
【請求項５４】
前記発泡体の空気透過性が約５Ｌ／秒／ｍ^２より小さい、請求項４８に記載のマスク。
【請求項５５】
前記発泡体がポリウレタン発泡体である、請求項４８から５４のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項５６】
前記マスクがフラップタイプのクッションを含まない、請求項４８に記載のマスク。
【請求項５７】
厚さが約５ｍｍより大きく、４０％ＩＬＤ硬度が約２００Ｎ未満であり、弾力性が約４０％未満であり、密度が約６０〜１２０ｋｇ／ｍ^３の範囲であり、透過性が約１０Ｌ／秒／ｍ^２より小さく、ヒステリシスが５〜４０％の範囲である、ポリウレタン発泡体から作製されたクッション構成要素を含む、持続的気道陽力治療のための呼吸マスク。
【請求項５８】
前記発泡体の密度が５０〜６０ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項５９】
前記発泡体の密度が約１００ｋｇ／ｍ^３である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６０】
前記発泡体の密度が３０〜６０ｋｇ／ｍ^３の範囲である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６１】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約２５〜８０Ｎの範囲内である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６２】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約５０〜１５０Ｎの範囲内である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６３】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約８０Ｎより小さい、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６４】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約２０〜８０Ｎの範囲内である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６５】
前記発泡体の４０％ＩＬＤ硬度が約４０〜６０Ｎの範囲内である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６６】
前記発泡体のヒステリシスが１０〜３５％の範囲である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６７】
前記発泡体のヒステリシスが１５〜３５％の範囲である、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６８】
前記発泡体の弾力性が約１５％より小さい、請求項５７に記載のマスク。
【請求項６９】
前記発泡体の透過性が約５Ｌ／秒／ｍ^２より小さい、請求項５７に記載のマスク。
【請求項７０】
前記発泡体の厚さが約５ｍｍである、請求項５７に記載のマスク。
【請求項７１】
前記発泡体の厚さが約１０ｍｍである、請求項５７に記載のマスク。
【請求項７２】
前記発泡体の厚さが約２０ｍｍである、請求項５７に記載のマスク。
【請求項７３】
前記発泡体の厚さが約２５ｍｍである、請求項５７に記載のマスク。
【請求項７４】
前記発泡体の厚さが約３０ｍｍである、請求項５７に記載のマスク。
【請求項７５】
患者の顔と接面されるように適合されたインターフェース構造と、
呼吸用気体を前記インターフェース構造に送り込み、患者の頭部上の定位置にマスクアセンブリを支持するように適合され、チューブが全体的にリング形を画成するように配置された一対のチューブと、
前記リング形の長さ調節を可能にする構造である調節機構と、
を備える呼吸マスクアセンブリ。
【請求項７６】
前記調節機構がラックおよびピニオン構成を含む、請求項７５に記載のマスク。
【請求項７７】
前記調節機構が、各チューブに連結するように適合されたチューブコネクタ部分を含む、請求項７５から７６のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項７８】
前記調節機構が回転可能なダイアルを含み、前記ダイアルの回転動作によって長さ調節を行うように適合された、請求項７５から７７のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項７９】
前記調節機構が、使用の際にダイアルの動きに触覚フィードバックをもたらす制止アセンブリを含む、請求項７８に記載のマスク。
【請求項８０】
前記調節機構が、患者の頭頂部上に配置されるように構成された、請求項７５から７９のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項８１】
患者の顔に対して配置されるように適合されたクッションを含み、
前記クッションは患者の気道の入口周囲にガスケット構成に構成されており、
前記クッションは発泡体から作製されており、全体的に山形、デルタ、ブーメランまたは曲折アクセント記号形状を有する、持続的気道陽力治療のための呼吸マスク。
【請求項８２】
側面安定化部分をさらに含む、請求項８１に記載のマスク。
【請求項８３】
前記側面安定化部分が発泡体から作製される、請求項８２に記載のマスク。
【請求項８４】
前記側面安定化部分が前記クッションと単一体で作製される、請求項８２に記載のマスク。
【請求項８５】
前記側面安定化部分が、使用の際に患者の鼻の両側において顔の溝に係合するように作製され配置された、請求項８２から８４のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項８６】
前記側面安定化部分が、使用の際に患者の顔の両側において頬の下側と上唇の間の領域に形成された皺に係合するように作製され配置された、請求項８２から８４のいずれか一項に記載のマスク。
【請求項８７】
前記クッションの全体的な幅が約６ｃｍから９ｃｍであり、前記クッションの高さが約３ｃｍから５ｃｍであり、前記クッションの厚さが約５から２０ｍｍである、請求項８１に記載のマスク。
【請求項８８】
前記クッションの全体的な幅が約８ｃｍであり、前記クッションの高さが約４ｃｍであり、前記クッションの厚さが約１５ｍｍである、請求項８７に記載のマスク。
【請求項８９】
前記クッションが支持構造に取り付けられている、請求項８１に記載のマスク。
【請求項９０】
前記支持構造が前記クッションに湾曲を与える、請求項８９に記載のマスク。
【請求項９１】
前記支持構造が前記クッションに２方向の湾曲を与える、請求項９０に記載のマスク。

【図１−１】

【図１−２】

【図１−３】

【図１−４】

【図１−５】

【図１−６】

【図１−７】

【図１−８】

【図１−９】

【図１−１０】

【図１−１１】

【図１−１２】

【図１−１３】

【図１−１４】

【図１−１５】

【図１−１６】

【図２−１】

【図２−２】

【図２−３】

【図２−４ａ】

【図２−４ｂ】

【図３−１】

【図３−２ａ】

【図３−２ｂ】

【図３−３】

【図３−４】

【図３−４ａ】

【図３−４ｂ】

【図３−４ｃ】

【図３−４ｄ】

【図３−４ｅ】

【図３−４ｆ】

【図３−５ａ】

【図３−５ｂ】

【図３−５ｃ】

【図３−６ａ】

【図３−６ｂ】

【図４−１】

【図４−２】

【図４−３】

【図４−４】

【図４−５】

【図４−６】

【図４−７】

【図４−８】

【図４−９】

【図５−１】

【図５−２】

【図５−３】

【図６−１】

【図６−２】

【図６−３】

【図６−４】

【図６−５】

【図７−１】

【図７−２】

【図８−１】

【図８−２】

【図８−３】

【図８−４】

【図８−５】

【図８−６】

【図８−７】

【図８−８−１】

【図８−８−２】

【図８−８−３ａ】

【図８−８−３ｂ】

【図８−８−３ｃ】

【図８−８−３ｄ】

【図８−８−３ｅ】

【図８−８−４ａ】

【図８−８−４ｂ】

【図８−８−４ｃ】

【図８−８−４ｄ】

【図８−８−４ｅ】

【図８−８−４ｆ】

【図８−８−５ａ】

【図８−８−５ｂ】

【図８−８−５ｃ】

【図８−８−５ｄ】

【図８−８−５ｅ】

【図８−８−６ａ】

【図８−８−６ｂ】

【図８−８−６ｃ】

【図８−８−６ｄ】

【図８−８−６ｅ】

【図８−８−６ｆ】

【図８−８−７ａ】

【図８−８−７ｂ】

【図８−８−７ｃ】

【図８−８−７ｄ】

【図８−８−７ｅ】

【図８−８−７ｆ】

【図８−８−８ａ】

【図８−８−８ｂ】

【図８−８−８ｃ】

【図８−８−８ｄ】

【図８−８−８ｅ】

【図８−８−８ｆ】

【図８−８−９ａ】

【図８−８−９ｂ】

【図８−８−９ｃ】

【図８−８−９ｄ】

【図８−８−９ｅ】

【図８−８−９ｆ】

【図９−１】

【図９−２】

【図９−３】

【図１０−１】

【図１０−２】

【図１０−３】

【図１０−４】

【図１０−５】

【図１０−６】

【図１１−１】

【図１２−１】

【図１２−２】

【図１２−３】

【図１３−１】

【図１３−２】

【図１３−３】

【図１３−４】

【図１３−５】

【図１３−６】

【図１３−７ａ】

【図１３−７ｂ】

【図１３−７ｃ】

【図１３−８】

【図１４−１】

【図１４−２】

【図１４−３】

【図１５−１】

【図１５−２】

【図１５−３−１】

【図１５−３−２】

【図１５−３−３】

【図１５−３−４】

【図１５−３−５−１】

【図１５−３−５−２】

【図１５−３−５−３】

【図１５−３−６】

【図１５−３−７】

【図１５−３−８】

【図１５−３−９−１】

【図１５−３−９−２】

【図１５−３−９−３】

【図１６−１】

【図１６−２】

【図１６−３】

【図１７−１】

【図１７−２】

【図１７−３Ａ】

【図１７−３Ｂ】

【図１７−３Ｃ】

【図１７−４Ａ】

【図１７−４Ｂ】

【図１７−４Ｃ】

【図１８−１】

【図１８−２】

【図１８−３】

【図１９−１】

【図１９−２】

【図１９−３】

【図２０−１】

【図２０−２】

【図２０−３】

【図２０−４】

【図２０−５】

【図２０−６】

【図２０−７】

【図２１−１】

【図２１−２】

【図２１−３】

【図２２−１】

【図２３−１】

【図２３−２】

【図２３−３】

【図２４−１】

【図２５−１】

【図２６−１】

【図２６−２】

【図２６−３】

【図２６−４】

【図２６−５】

【図２６−６】

【図２６−７】

【図２６−８】

【図２６−９】

【図２６−１０】

【図２７−１】

【図２７−２】

【図２７−３】

【図２７−４】

【図２７−５】

【図２７−６】

【図２７−７】

【図２８−１Ａ】

【図２８−１Ｂ】

【図２８−２Ａ】

【図２８−２Ｂ】

【図２９−１】

【図２９−２】

【図２９−３】

【図２９−４】

【図２９−５】

【図２９−６】

【図２９−７】

【図２９−８】

【図２９−９】

【図３０−１】

【図３０−２】

【図３０−３】

【図３０−４】

【図３０−５】

【図３１−１】

【図３１−２】

【図３１−３】

【図３１−４】

【公表番号】特表２０１０−５１２１９３（Ｐ２０１０−５１２１９３Ａ）
【公表日】平成２２年４月２２日（２０１０．４．２２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−５４０５５０（Ｐ２００９−５４０５５０）
【出願日】平成１９年１２月１４日（２００７．１２．１４）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＡＵ２００７／００１９３６
【国際公開番号】ＷＯ２００８／０７０９２９
【国際公開日】平成２０年６月１９日（２００８．６．１９）
【出願人】（５０００４６４５０）レスメド・リミテッド (192)
【氏名又は名称原語表記】ＲＥＳＭＥＤ　ＬＴＤ