説明

哺乳動物の甘味およびアミノ酸のヘテロダイマー性の味覚レセプター

【課題】甘味またはアミノ酸の味覚レセプターの単離された核酸配列およびアミノ酸配列(感覚Gタンパク質共役型レセプターのT1Rファミリーに由来する2つの異種Gタンパク質共役型レセプターポリペプチドを含む)、そのようなレセプターに対する抗体、このような核酸およびレセプターを検出する方法、ならびに甘味およびアミノ酸の味覚レセプターのモジュレーターをスクリーニングする方法を提供する。
【解決手段】特定のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、中程度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされる、T1R3ポリペプチドを含む単離された味覚レセプター。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
T1R3ポリペプチドを含む単離された味覚レセプターであって、ここで該T1R3ポリペプチドは、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、中程度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされる、単離された味覚レセプター。
【請求項2】
前記T1R3ポリペプチドが、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、高度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされる、請求項1に記載の単離されたレセプター。
【請求項3】
前記T1R3ポリペプチドが、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の単離されたレセプター。
【請求項4】
前記T1R3ポリペプチドが、配列番号14、19、22、24または29のヌクレオチド配列によってコードされる、請求項1に記載の単離されたレセプター。
【請求項5】
前記T1R3ポリペプチドが組換え体である、請求項1に記載の単離されたレセプター。
【請求項6】
請求項5に記載の単離されたレセプターを含む、宿主細胞。
【請求項7】
前記レセプターが、T1R3ポリペプチドと異種ポリペプチドとを含む、請求項1に記載の単離されたレセプター。
【請求項8】
前記T1R3ポリペプチドおよび前記異種ポリペプチドが、非共有結合により結合されている、請求項7に記載の単離されたレセプター。
【請求項9】
前記T1R3ポリペプチドおよび前記異種ポリペプチドが、共有結合により結合されている、請求項7に記載の単離されたレセプター。
【請求項10】
前記T1R3ポリペプチドおよび前記異種ポリペプチドが、組換え体である、請求項7に記載の単離されたレセプター。
【請求項11】
請求項10に記載の組換え体のレセプターを発現する、宿主細胞。
【請求項12】
前記異種ポリペプチドが、配列番号1、2、3または27のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、中程度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるT1R1ポリペプチドである、請求項7に記載の単離されたレセプター。
【請求項13】
前記異種ポリペプチドが、配列番号1、2、3または27のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、高度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるT1R1ポリペプチドである、請求項7に記載の単離されたレセプター。
【請求項14】
前記T1R1ポリペプチドが、配列番号1、2、3または27のアミノ酸配列を有する、請求項12に記載の単離されたレセプター。
【請求項15】
前記T1R1ポリペプチドが、配列番号4、5、6または26のヌクレオチド配列によってコードされる、請求項12に記載の単離されたレセプター。
【請求項16】
前記レセプターがアミノ酸味覚リガンドに結合する、請求項12に記載の単離されたレセプター。
【請求項17】
前記味覚リガンドが、システイン、メチオニン、アルギニン、バリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、プロリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アスパラギン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファン、グルタミン、セリン、スレオニン、グリシン、グルタミン酸塩、グルタミン酸一ナトリウムおよびL−AP4からなる群より選択される、請求項16に記載の単離されたレセプター。
【請求項18】
前記T1R3ポリペプチドおよび前記T1R1ポリペプチドが、組換え体である、請求項12に記載の単離されたレセプター。
【請求項19】
請求項18に記載の組換え体のレセプターを発現する、宿主細胞。
【請求項20】
前記異種ポリペプチドが、配列番号7、8または9のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、中程度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるT1R2ポリペプチドである、請求項7に記載の単離されたレセプター。
【請求項21】
前記異種ポリペプチドが、配列番号7、8または9のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、高度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされるT1R2ポリペプチドである、請求項7に記載の単離されたレセプター。
【請求項22】
前記T1R2ポリペプチドが、配列番号7、8または9のアミノ酸配列を有する、請求項20に記載の単離されたレセプター。
【請求項23】
前記T1R2ポリペプチドが、配列番号10、11、12または28のヌクレオチド配列によってコードされる、請求項20に記載の単離されたレセプター。
【請求項24】
前記レセプターが甘味味覚リガンドに結合する、請求項20に記載の単離されたレセプター。
【請求項25】
前記甘味味覚リガンドが、スクロース、フルクトース、サッカリン、アセスルファーム−K、ズルチン、アスパルテーム、シクラミン酸塩、ならびにグアニジノ酢酸1およびグアニジノ酢酸2(GA−1およびGA−2)からなる群より選択される、請求項24に記載の単離されたレセプター。
【請求項26】
前記レセプターがD−アミノ酸味覚リガンドに結合する、請求項20に記載の単離されたレセプター。
【請求項27】
前記T1R3ポリペプチドおよび前記T1R2ポリペプチドが、組換え体である、請求項20に記載の単離されたレセプター。
【請求項28】
請求項27に記載の組換え体のレセプターを発現する、宿主細胞。
【請求項29】
前記レセプターが、Gタンパク質共役型レセプター活性を有する、請求項1に記載の単離されたレセプター。
【請求項30】
前記レセプターが、配列番号15、20、23、25または30に対して惹起された抗体に特異的に結合する、請求項1に記載の単離されたレセプター。
【請求項31】
T1R3ポリペプチドとT1R1ポリペプチドとを含む単離された味覚レセプターであって、ここで該T1R3ポリペプチドは、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、高度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされ;そしてここで、該T1R1ポリペプチドは、配列番号1、2、3または27のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、中程度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされる、単離された味覚レセプター。
【請求項32】
T1R3ポリペプチドとT1R2ポリペプチドとを含む単離された味覚レセプターであって、ここで該T1R3ポリペプチドは、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、高度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされ;そしてここで、該T1R2ポリペプチドは、配列番号7、8または9のアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に対して、中程度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列によってコードされる、単離された味覚レセプター。
【請求項33】
請求項1に記載の味覚レセプターに対して特異的に結合する、抗体。
【請求項34】
前記抗体が、T1R1とT1R3とを含む味覚レセプターに対して特異的に結合する、請求項33に記載の抗体。
【請求項35】
前記T1R1ポリペプチドおよび前記T1R3ポリペプチドが、非共有結合により結合されている、請求項34に記載の抗体。
【請求項36】
前記T1R1ポリペプチドおよび前記T1R3ポリペプチドが、共有結合により結合されている、請求項34に記載の抗体。
【請求項37】
前記抗体が、T1R2とT1R3とを含む味覚レセプターに対して特異的に結合する、請求項33に記載の抗体。
【請求項38】
前記T1R2ポリペプチドおよび前記T1R3ポリペプチドが、非共有結合により結合されている、請求項37に記載の抗体。
【請求項39】
前記T1R2ポリペプチドおよび前記T1R3ポリペプチドが、共有結合により結合されている、請求項37に記載の抗体。
【請求項40】
配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードする核酸に対して、中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする、単離された核酸。
【請求項41】
前記核酸が、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードする核酸に対して、高度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする、請求項40に記載の核酸。
【請求項42】
前記核酸が、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードする、請求項40に記載の核酸。
【請求項43】
前記核酸が、配列番号14、19、22、24または29のヌクレオチド配列を有する、請求項40に記載の核酸。
【請求項44】
請求項40に記載の核酸を含む、発現ベクター。
【請求項45】
請求項44に記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
【請求項46】
配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードする核酸に対して、中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされる、単離されたポリペプチド。
【請求項47】
前記ポリペプチドが、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードする核酸に対して、高度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされる、請求項46に記載のポリペプチド。
【請求項48】
前記ポリペプチドが、配列番号15、20、23、25または30のアミノ酸配列をコードする核酸によってコードされる、請求項46に記載のポリペプチド。
【請求項49】
前記ポリペプチドが、配列番号14、19、22、24または29のヌクレオチド配列を有する核酸によってコードされる、請求項46に記載のポリペプチド。
【請求項50】
請求項46に記載のポリペプチドに対して特異的に結合する、抗体。

【図1】
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【図4】
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【図7】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2009−77718(P2009−77718A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−260180(P2008−260180)
【出願日】平成20年10月6日(2008.10.6)
【分割の表示】特願2003−510918(P2003−510918)の分割
【原出願日】平成14年7月3日(2002.7.3)
【出願人】(592130699)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (364)
【氏名又は名称原語表記】The Regents of The University of California
【出願人】(305056858)ザ ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, アズ リプレゼンテッド バイ ザ セクレタリー, デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービシーズ (15)
【Fターム(参考)】