説明

哺乳瓶

【課題】中に入れたミルクの熱さを、手や指等による官能的手段で効率よく正確に把握することができる哺乳瓶を提供すること。
【解決手段】本発明に係る哺乳瓶1は、哺乳瓶1を構成し、合成樹脂からなる合成樹脂部21から形成される瓶本体2の一部に金属材料からなる金属部22が、瓶本体の外部に現れるように配設されているので、かかる金属部22に手や指等を接触させることにより、内部のミルクの熱さを内部に充填されるミルクを外に出すことなく正確に把握することができるとともに、金属の放熱性を利用して、かかる金属部22から内部のミルクを効率よく冷却することができる。かかる金属部22は、瓶本体2の外部だけでなく、内部にも現れるように配設することが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、哺乳瓶に関する。更に詳しくは、中に入れたミルクの熱さを効率よく把握することができる哺乳瓶に関する。
【背景技術】
【0002】
乳幼児に対して母乳に代えて粉ミルクを溶解させたミルク(人工乳)を授乳させることは広く行われていることであるが、乳幼児に授乳させるにあたっては、合成樹脂やガラス等からなる哺乳瓶を用いて乳幼児に授乳することが一般的である。また、粉ミルクによる乳幼児への人工授乳の方法は、消毒済みの哺乳瓶に煮沸後の70℃以上のお湯を入れ、湯中に粉ミルクを十分に溶解させるとともに、ミルクの液温を体温程度の適正な温度範囲に冷却して調節した上で乳幼児に授乳させるという方法が採られている。
【0003】
かかる乳幼児への授乳に際しては、乳幼児に適正な温度のミルクを与える必要がある。これは、できあがったミルクの液温が高過ぎるときには乳幼児の口が火傷してしまうことがある一方、ミルクの液温が低過ぎると、下痢等により乳幼児の体調に悪影響を及ぼす場合があるとともに、液温が適正な温度範囲を外れた場合にあっては、乳幼児がミルクを飲まないことが多いからである。ここで、ミルクの液温を適温とするために、作業として重要なのは冷却であるが、哺乳瓶に水道水をかけながら、授乳の適温を使用者(母親)のカンに頼って冷却していた。また、適正な温度範囲を確認するということについては、哺乳瓶を手や指等で触ったり、あるいは手にミルクを垂らして熱いかどうかを確認するといった官能的手段が用いられていた。
【0004】
一方、これとは別に、官能的手段によらずに温度を知り得るようにした哺乳瓶も提供されている。このような哺乳瓶としては、温度を色の変化により視覚的に検知しようとするものが多く、例えば、哺乳瓶の外側にデジタルサーモテープを目盛の縦線に沿って接着した哺乳瓶や(例えば、特許文献1を参照。)、哺乳瓶の外側に可逆性示温インク印刷を施し、内容のミルクの適温を一目で見分けられるようにした哺乳瓶が提供されている(例えば、特許文献2を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−225009号公報
【特許文献2】特開2007−21157号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記したような、温度を色の変化により視覚的に検知しようする哺乳瓶は、テープやラベルの精度に大きく左右され、最終的には、前記したような官能的手段に頼ってしまうことが多かった。一方、哺乳瓶を手や指等で触ってミルクの熱さを確認することは、合成樹脂を介しての確認であるので、正確な熱さが把握できない場合があった。また、手にミルクを垂らして判断することは、作業が面倒であったり、手や指等が汚れたりするといった問題があった。
【0007】
本発明の目的は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、中に入れたミルクの熱さを、手や指等による官能的手段で効率よく正確に把握することができる哺乳瓶を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の課題を解決するために、本発明に係る哺乳瓶は、液状のミルクを充填可能な、有底筒状の瓶本体を備えた哺乳瓶において、合成樹脂からなる前記瓶本体の一部に、金属材料からなる金属部が前記瓶本体の外部に現れるように配設されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る哺乳瓶は、前記した本発明の構成において、前記金属部が前記瓶本体の内部に現れるように配設されていることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る哺乳瓶は、前記した本発明の構成において、前記金属部が前記瓶本体の底部の中央付近に配設されていることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る哺乳瓶は、前記した本発明の構成において、前記金属部がアルマイト処理されたアルミニウムからなることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る哺乳瓶は、前記した本発明の構成において、前記合成樹脂がポリフェニルサルフォン(PPSU)であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る哺乳瓶は、液状のミルクを充填する瓶本体を備えた哺乳瓶において、哺乳瓶を構成する瓶本体の一部に金属材料からなる金属部が、瓶本体の外部に現れるように配設されているので、かかる金属部に手や指等を接触させることにより、内部のミルクの熱さを、内部に充填されるミルクを外に出すことなく効率よく正確に把握できる。また、本発明に係る哺乳瓶は、金属の放熱性を利用して、かかる金属部から内部のミルクを効率よく冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1実施形態に係る哺乳瓶の一態様を示した正面図である。
【図2】図1の哺乳瓶を構成する瓶本体の縦断面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る哺乳瓶の他の態様を示した正面図である。
【図5】図4の哺乳瓶を構成する瓶本体の縦断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る哺乳瓶のもう一つの態様を示した正面図である。
【図7】図6の哺乳瓶を構成する瓶本体の縦断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る哺乳瓶を構成する瓶本体の一態様を示した縦断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る哺乳瓶を構成する瓶本体の他の態様を示した縦断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る哺乳瓶を構成する瓶本体のもう一つの態様を示した縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(A)第1実施形態:
以下、本発明の第1実施形態に係る哺乳瓶の一態様の構成を、図面を用いて説明する。図1は本発明の哺乳瓶の一態様を示した正面図、図2は図1の哺乳瓶を構成する瓶本体の縦断面図、図3は図1の底面図、をそれぞれ示す。ここで、1は哺乳瓶、2は瓶本体、21は合成樹脂からなる合成樹脂部、22は金属材料からなる金属部、23は開口部、24は首部、25は胴部、26は底部、27は保持部、3は乳首、4はキャップ、をそれぞれ示す。
【0016】
本発明の第1実施形態に係る哺乳瓶1は、液状のミルクを充填可能な、有底筒状の瓶本体2を備えた哺乳瓶1について、合成樹脂からなる合成樹脂部21から形成される瓶本体2の底部26の中央に、金属材料からなる金属部22が、瓶本体2の外部(ミルクが充填される部分と反対側の部分。以下同じ。)及び内部(ミルクが充填される部分。以下同じ。)に現れるように、合成樹脂部21と接合一体化されて配設されている態様を示している。
【0017】
図1に示すように、瓶本体2の上部(図1及び図2の矢印方向。以下同じ。)には、キャップ4が乳首3を挿嵌した状態で螺装されており、乳首3の下部はキャップ4と瓶本体2の上部に挟持される構成になっている。なお、キャップ4には乳首カバー(図示せず)を装着することも可能であり、この乳首カバーはキャップ4に嵌合もしくは螺装されるものである。乳首カバーを装着することにより、乳首3を保護するとともに、清潔に保つことができる。
【0018】
有底筒状の瓶本体2は、図2に示すように、上部に開口部23を有する首部24と、この首部24の下端から延設された胴部25と、この胴部25から延設されてこの瓶本体2の底を形成する底部26とを基本構成として有している。首部24の外周には、乳首3を装着するための保持部27が形成されており、この保持部27は、例えば、キャップ4を螺合する螺子溝(ネジ山等)等が挙げられる。また、首部24は、下端を胴部25と接合一体化されており、キャップ4を保持することから、堅牢に形成されていることが好ましい。
【0019】
本実施形態にあっては、図1ないし図3に示すように、底部26の中央に、金属材料からなる円形状の金属部22が形成されている。金属部22は、合成樹脂部21と接合一体化され、ともに底部26を構成している。このように、瓶本体2の一部が金属材料による金属部22で、他の残部が合成樹脂による合成樹脂部21で構成されているため、合成樹脂と比較して熱伝導性に優れる金属材料からなる金属部22に手や指等を接触させることによって、瓶本体2の内部に充填されるミルクの熱さをミルクを外に出すことなく的確に把握できることになる。加えて、金属の放熱性を利用して、内部のミルクを効率よく冷却することができるといった利点もある。
【0020】
金属部22の形状は、本実施形態にあっては、図3に示すように円形状とした態様を示している。また、金属部22は、底部26の中央に形成されているが、かかる態様には限定されず、瓶本体2の任意の位置に形成することができる。図4は、本発明の第1実施形態に係る哺乳瓶1の他の態様を示した正面図であり、図5は、図3の哺乳瓶1を構成する瓶本体2の縦断面図である。図4及び図5では、瓶本体2の底部26全体に金属部22を配設する態様を示している。また、図6は、本発明の第1実施形態に係る哺乳瓶1のもう一つの態様を示した正面図であり、図7は、図6の哺乳瓶1を構成する瓶本体2の縦断面図である。図6及び図7では、瓶本体2の胴部25に金属部22を配設する態様を示している。
【0021】
なお、金属部22の面積(外部に現れ、手や指等と接する部分の面積)は、広ければ手や指等と接触する部分が増大することによる検知部分が増大し、加えて瓶本体2ないし哺乳瓶2の放熱性を向上させることができるというメリットがある一方、瓶本体2の重量が増大し、また、コスト高に繋がることになるというデメリットがあるため、これらのメリット及びデメリットを考慮して適宜決定することができる。なお、図1ないし図3に示すように、底部26の中央付近に形成する場合にあっても、金属部22の形状を円形状のほか、楕円形状、三角形、四角形、五角形等の多角形状、幾何学的形状等の任意の形状とすることができ、また、その面積も、例えば、1〜20cm程度としておけばよい。
【0022】
瓶本体2を構成する合成樹脂としては、哺乳瓶1に通常に用いられる材質、すなわち透明で、熱湯消毒が可能な耐熱性および耐衝撃性を有する熱可塑性樹脂を用いることができ、かかる熱可塑性樹脂としては、例えば、水素化ジシクロペンタジエンポリマー、ポリノルボルネンのようなポリシクロオレフィン、耐熱性ポリプロピレンのようなポリオレフィン、耐衝撃性AS、AASのようなスチレン系コポリマー、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン樹脂、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニルサルフォン(PPSU)等が挙げられ、特にそれらの透明タイプのものが挙げられる。この中でも、透明性、耐薬品性および耐衝撃性に優れ、電子レンジによる滅菌処理が可能な耐熱性を有するとともに、環境ホルモンを発生する問題もないポリフェニルサルフォン(PPSU)を使用することが好ましい。なお、瓶本体2の表面には、目盛等を印刷してもよく、また、所望の表面装飾等を施してもよい。
【0023】
一方、金属部22を構成する金属材料としては、熱伝導性がよく、加工性等に優れる金属材料を使用することが好ましく、例えば、アルミニウム、SUS304等のステンレス、銅等が挙げられ、このうち、アルミニウムを使用することが好ましい。なお、金属部22における瓶本体2の内部に現れる部分にあっては、ミルクと接するため、アルミニウムであればアルマイト処理を施す等、防蝕処理を施しておくことが好ましい。
【0024】
本実施形態に係る哺乳瓶1を構成する瓶本体2を得るには、合成樹脂部21と金属部22をあらかじめ別々に製造し、かかる合成樹脂部21と金属部22を接合一体化するようにしてもよい。合成樹脂部21と金属部22の接合手段としては、あらかじめ所望の形状に製造された金属部22と、インジェクションブロー成形、射出成形等の公知の成形方法により所望の形状に製造された合成樹脂部21を溶着したり、あるいは、接着剤等を介して両者の界面を接着一体化する等の手段が挙げられる。
【0025】
また、合成樹脂部21の界面と金属部22の界面を強固に接合一体化するためには、例えば、ナノ・モールディング・テクノロジー(Nano Molding Technorogy:NMT)を用いて、あらかじめ所望の形状に製造された金属部22と、合成樹脂部21とを接合一体化して製造することができる。
【0026】
NMTは、金属表面を特殊処理してナノスケールの凸凹を付け,これによって合成樹脂とナノ(分子)レベルで接合して一体成形する技術である。本発明において、かかるNMTにより瓶本体2を製造するには、例えば、特開2007−203585号等に開示されるように、所望の形状とした金属部22をアンモニア、ヒドラジン、水溶性アミン化合物等の水溶液に浸漬した後、かかる浸漬処理された金属部22を成形金型にインサートし、かかる成形金型に、ポリフェニルサルフォン(PPSU)等の所望の合成樹脂を射出、あるいは、あらかじめ成形された合成樹脂のパリソンを延伸ブローして、合成樹脂部21を成形するとともに金属部22と合成樹脂部21を一体化し、必要により電解酸化すること等により簡便に製造することができる。勿論、これ以外の製造方法により合成樹脂部21と金属部22を一体化して、瓶本体2を得るようにしてもよい。
【0027】
なお、本実施形態に係る哺乳瓶1において、乳首3及びキャップ4といった、瓶本体2以外の構成部品については、従来公知の構成材料、成形手段等により、所望の形状としたものを適宜使用するようにすればよい。
【0028】
以上説明したように、本実施形態に係る哺乳瓶1は、哺乳瓶1を構成し、合成樹脂からなる合成樹脂部21から形成される瓶本体2の一部に金属材料からなる金属部22が、瓶本体の外部に現れるように配設されているので、かかる金属部22に手や指等を接触させることにより、内部のミルクの熱さを内部に充填されるミルクを外に出すことなく正確に把握することができるとともに、金属の放熱性を利用して、かかる金属部22から内部のミルクを効率よく冷却することができる。
【0029】
(B)第2実施形態:
以下、本発明の第1実施形態に係る哺乳瓶1の一態様の構成を図面を用いて説明する。前記した第1実施形態に係る哺乳瓶1では、瓶本体の構成として、金属材料からなる金属部22が、瓶本体2の外部及び内部に現れるように、瓶本体2を形成する合成樹脂部21と接合一体化されて配設されている態様を示した。一方、かかる金属部22は、瓶本体2の内部に現れないように配設するようにしてもよく、以下、第1実施形態で示した哺乳瓶について、瓶本体2に配設される金属部22が瓶本体2の外部のみに現れ、内部に現れないように配設した態様を第2実施形態として説明する。
【0030】
なお、以下の説明においては、前記した第1実施形態と同様の構造及び同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
【0031】
図8は、本発明の第2実施形態に係る哺乳瓶1を構成する瓶本体2の一態様を示した縦断面図、図9は、本発明の第2実施形態に係る哺乳瓶1を構成する瓶本体2の他の態様を示した縦断面図、図10は、本発明の第2実施形態に係る哺乳瓶1を構成する瓶本体2のもう一つの態様を示した縦断面図、をそれぞれ示す。なお、これら図8ないし図10は、哺乳瓶1の正面図について、順に、図1、図4、図6と共通とする(図8の態様については、底面図も図3と共通する。)もので、金属部22が、瓶本体2の内部に現れないように配設される点で異なる。
【0032】
図8ないし図10に示すように、金属部22と瓶本体2の内部との間には合成樹脂からなる合成樹脂部21が介在しているので、金属部22は、瓶本体2の外部に現れる一方、内部に現れないように配設されることになる。これにより、金属部22が内部のミルクと接しないため、第1実施形態の哺乳瓶1と比較すると、内部のミルクの熱さが若干伝わりにくく、同様に、放熱性も若干低下する場合もあるが、瓶本体2に充填されたミルクが金属部22と接するのを防止することができ、また、合成樹脂部21と接する面積も大きくなるので、金属部22と合成樹脂部21との密着性も向上するというメリットがある。なお、金属部22が形成される部分における合成樹脂部21と金属部22の厚さの比は、例えば、合成樹脂部21/金属部22=1/2〜2/1程度としておくことが好ましい。
【0033】
なお、本実施形態にあっても、合成樹脂部21及び金属部22を一体化する手段としては、特には限定されず、前記した第1実施形態のところで説明した手段等を用いて、所望の形状に製造するようにすればよい。
【0034】
(C)実施形態の変形:
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記し
た実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を備え、目的及び効果を達成できる
範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。ま
た、本発明を実施する際における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的及び効果を達
成できる範囲内において、他の構造や形状等としても問題はない。本発明は前記した各実
施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良は、本
発明に含まれるものである。
【0035】
例えば、前記した実施形態では、哺乳瓶1を構成する瓶本体2において、金属部22を底部26の中央付近、底部26及び胴部25に配設した態様を示したが、金属部22を配設する位置としてはこれらには限定されず、瓶本体2の任意の位置に形成することができる。なお、金属部22を瓶本体2の胴部25に配設する場合にあっては、胴部25に対してリング状に配設するだけでなく、胴部25の一部に配設するようにしても問題はない。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、授乳時のミルクの熱さの確認について、シンプルな構成でありながら、使用する母親の負担を軽減することができる哺乳瓶を提供する手段として有利に使用することができる。
【符号の説明】
【0037】
1 …… 哺乳瓶
2 …… 瓶本体
21…… 合成樹脂部
22…… 金属部
23…… 開口部
24…… 首部
25…… 胴部
26…… 底部
27…… 保持部
3 …… 乳首
4 …… キャップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状のミルクを充填可能な、有底筒状の瓶本体を備えた哺乳瓶において、
合成樹脂からなる前記瓶本体の一部に、金属材料からなる金属部が前記瓶本体の外部に現れるように配設されていることを特徴とする哺乳瓶。
【請求項2】
前記金属部が前記瓶本体の内部に現れるように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の哺乳瓶。
【請求項3】
前記金属部が前記瓶本体の底部の中央付近に配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の哺乳瓶。
【請求項4】
前記金属部がアルマイト処理されたアルミニウムからなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の哺乳瓶。
【請求項5】
前記合成樹脂がポリフェニルサルフォン(PPSU)であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の哺乳瓶。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−167392(P2011−167392A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−34894(P2010−34894)
【出願日】平成22年2月19日(2010.2.19)
【出願人】(000248820)有限会社上川製作所 (8)
【Fターム(参考)】