説明

商品販売データ処理装置

【課題】レシート用紙の使用量を削減するとともに決済を迅速に処理することが可能となる。
【解決手段】預/現計キーにより決済が宣言されると客面表示器43にレシート出力選択情報60を表示させる。前記レシート出力選択情報60が未選択の場合には、に特定レシートデータを生成するとともに、この特定レシートデータをプリンタ45によってレシート用紙に印字し、特定レシートを発行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、POS(Point Of Sales:販売時点情報管理)端末等の商品販売データ処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、店舗に設置されたPOS端末等の商品販売データ処理装置は、商品販売データの入力手段を介して商品コード、販売点数等のデータが入力され、その入力されたデータに基づいて販売点数、販売金額および小計金額等の商品販売データが表示器に表示される。そして、締め手段により1商品取引における販売商品の商品名、単価、販売点数、小計金額、合計金額、取引日時、担当者コード、取引番号等を店名とともに印字したレシートを発行するレシート印字発行する機能を有する。
【0003】
このレシート印字発行機能により発行されたレシートは、通常、買物客に渡される。買物客は、受け取ったレシートをみて内容に間違いがないか、また、決済情報などを確認したりすることができる。
【0004】
ところが、レシートを保管する必要性がないと感じた場合、買物客は、その場でレシートを破棄してしまうことが多い。
【0005】
そこで、レシート印字にかかる諸経費を削減するとともに、紙資源の環境負荷を低減するためにもレシート発行の削減が望まれている。
【0006】
たとえば、従来技術としては、レシート発行キーを買物客に対向して設け、買物客がレシート発行キーを操作した場合にのみレシートが印字発行する技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平8−221660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来技術は、買物客がレシート発行方法を確認して操作する必要があるために買物客1人当たりの決済時間が延びてしまうこともある。この決済時間が延びることによってレジに並んでいる他の買物客の待ち時間も延びて決済処理の効率を悪くすることになる。
【0009】
本発明の実施形態は、レシートの消費量を少なくすることが可能であるとともに、レシート発行を迅速に行うことが可能となる商品販売データ処理装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施形態は、商品の販売取引の商品データを入力する入力手段と、この入力手段により入力された前記商品データの1商品販売取引の決済を宣言する締め手段と、この締め手段により決済の締めが宣言された1商品販売取引の商品販売データ処理をする商品販売データ処理装置において、前記締め手段により決済が宣言されると前記客面表示器にレシート出力選択情報を表示させるレシート出力選択情報表示手段と、このレシート出力選択情報表示手段により表示された前記レシート出力選択情報を選択するレシート出力情報選択手段と、このレシート出力情報選択手段により前記レシート出力選択情報を選択したか否かを判定する判定手段と、この判定手段による前記レシート出力選択情報が未選択と判定されると特定レシートデータを生成する特定レシートデータ生成手段と、この特定レシートデータ生成手段により生成された特定レシートデータをプリンタによりレシート用紙に印字し特定レシートを発行するレシート印字発行手段と、を備えたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】POSシステムの構成を示す模式図。
【図2】POS端末の主要部構成を示すブロック図。
【図3】POS端末のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。
【図4】POS端末の客面表示器に表示されるレシート出力選択情報の一例を示す平面図。
【図5】POS端末で印字発行されるレシートの一例を示す平面図。
【図6】POS端末で印字発行される2次元コードを含むレシートの一例を示す平面図。
【図7】POS端末で印字発行される特定レシートの一例を示す平面図。
【図8】POS端末のCPUが実行する商品販売データ処理のステップを説明するフローチャート。
【図9】第2の実施形態にかかるPOS端末のCPUが実行する商品販売データ処理のステップを説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態におけるPOSシステム11の主要部構成を示す模式図である。
【0014】
図1に示すように、POSシステム11は、店舗のレジカウンタに設置された複数台のPOS端末12と、店舗のバックヤードに設置されたストアコンピュータ13とが通信回線であるLAN(Local Area Network)14を介して接続されている。
【0015】
ストアコンピュータ13には、商品マスタファイル15とレシートデータファイル16とが設けられている。
【0016】
前記商品マスタファイル15には、商品コード、商品名、単価等の項目情報からなる商品情報が店で販売されている商品数分、蓄積保存されている。
【0017】
前記レシートデータファイル16には、レシートデータM2(図3参照)が蓄積保存されている。
【0018】
図2は、本実施形態におけるPOS端末12のハードウェアの主要部構成を示すブロック図である。
【0019】
POS端末12は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)31を備えている。
【0020】
また、このCPU31が制御する主記憶部としてプログラムデータ等の固定的データを予め格納したROM(Read Only Memory)32、商品の販売データを記憶するための各種メモリエリアの記憶部を形成したRAM(Random Access Memory)33とを備えている。
【0021】
前記RAM33は、特に、図3に示すように、取引明細データM1、レシートデータM2、販売点数N1および販売点数の設定値N2等のメモリエリアが形成されている。
【0022】
取引明細データM1は、1商品販売取引として商品販売データ処理の取引情報データの(レシートコード、店コード、端末(TM)番号、担当者コード、取引番号、取引日時等)と、商品明細データの(商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額等)と、決済明細データの(小計金額、税額、合計金額、預かり金額、釣銭額等)を一時的に記憶するエリアである。
【0023】
なお、レシートコードは、店舗を識別する店コードと、POS端末12を識別する端末番号および取引番号等の組み合わせたコードを記憶する。なお、取引番号は、1商品販売取引ごとにCPU31によってインクリメントされる。
【0024】
レシートデータM2は、1商品販売取引としての取引情報データ、商品明細データおよび決済明細データに基づいて生成したレシートデータを一時的に記憶するエリアである。このエリアは、レシートデータ記憶手段として構成する
販売点数N1は、1商品販売取引としての商品販売データ処理による商品の入力された販売点数をカウントするエリアである。このエリアは販売点数記憶手段として構成する。
【0025】
また、販売点数N1は、販売点数計数手段として機能する。
【0026】
設定値N2は、レシート20に2次元コード21を印字するか否かを判定するための販売点数の設定値を格納するエリアである。
【0027】
また、POS端末12は、現在の日時を計時する時計部34、前記LAN14を介して外部機器とのデータ通信を制御する通信インターフェース(I/F)35、「登録」、「点検」、「精算」、「設定」等の各種業務モードを選択するためのモードスイッチ36から選択信号を入力するとともに現金等を収容するためのドロワを自動開放させるドロワ装置37へ駆動信号を出力するI/Oポート38、商品販売取引に関する商品データを入力する入力手段として置数キー、PLUキー、小計キー、締め手段としての預/現計キー等が配設されたキーボード39から信号を取り込むキーボードコントローラ40、タッチパネル付ディスプレイの前面表示器41に入力手段により入力された商品の商品名、単価や、締め手段により販売商品の決済の締めが宣言された1商品販売取引の合計金額、釣銭額などの各種情報を表示させる第1表示コントローラ42、タッチパネル付ディスプレイの客面表示器43にレシート出力選択情報60(図4参照)、客向けの各種情報を表示させ第2表示コントローラ44、プリンタ45によるレシート用紙へ印字とそれを制御するプリンタコントロール46、バーコードを光学的に読み込み、商品販売データを入力する入力手段として機能するスキャナ47を接続して情報を取り込むスキャナインターフェース(I/F)48、カードリーダ49で読み取られたカードデータを読み取りデータの入力を行うカードリーダコントローラ50を備えている。
【0028】
前記客面表示器43には、図4に示すように、レシート出力選択情報60を表示するようになっている。
【0029】
このレシート出力選択情報60には、レシート不要A、レシート発行Bおよび2次元コードレシート発行Cの各タッチボタンが表示されている。
【0030】
たとえば、買物客がレシートを必要ない場合には、レシート不要Aがタッチ操作されると、レシートの発行は行われないで決済処理が終了されるようになっている。
【0031】
そして、前記CPU31と、ROM32、RAM33、時計部34、通信インターフェース(I/F)35、I/Oポート38、キーボードコントローラ40、第1表示コントローラ42、第2表示コントローラ44、プリンタコントローラ46、スキャナインターフェース(I/F)48、カードリーダコントローラ50の各部とは、アドレスバス、データバスなどのバスライン51により電気的に接続している。
【0032】
図5は、本実施形態のPOS端末12のプリンタ45が印字発行するレシート24である。このレシート24は、前記レシート出力選択情報60のレシート発行Bがタッチ操作されると、図5に示すように、通常のテキストデータをプリンタ45で印字発行する。
【0033】
図6は、本実施形態のPOS端末12のプリンタ45が印字発行するレシート20である。このレシート20は、商品明細データを2次元コード21にコード変換してプリンタ45で印字する。
【0034】
なお、1商品販売取引における販売商品の販売点数N1が予め設定した設定値N2を超えた場合に、決済詳細データをテキストデータで印字するとともに、商品明細データを2次元コード21にコード変換してプリンタ45で印字するようにしてもよい。
【0035】
図7は、本実施形態のPOS端末12のプリンタ45が印字発行する特定レシート23である。この特定レシート23は、店舗が独自に作成した種々のレアウトに基づいて提供するレシートである。
【0036】
図8は、各POS端末16のCPU31が実行する1商品販売取引の商品販売データ処理を行うステップを示すフローチャートである。この商品販売データ処理は、モードスイッチ36が登録モードにおいて実行される。
【0037】
商品販売データ処理としてまず、販売商品について入力手段であるスキャナ47による商品コードのスキャニング入力やキーボード39の置数キーによる商品コードの入力および、キーボード39の置数キーによる販売点数N1の入力による商品販売データ処理(ステップST11)が行われる。
【0038】
すなわち、CPU31は、たとえば、スキャナ47によって入力された商品コードに対応して商品名、単価等の商品情報をストアコンピュータ13の商品マスタファイル15から読み出す。そして、前記商品情報に基づいて商品明細データ(商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額等)および取引情報データ(レシートコード、店コード、端末番号、担当者コード、取引番号等)を生成して取引明細データM1に格納する。さらに、商品名、単価、販売点数および販売金額の各データを前面表示器41および客面表示器43に表示させる。
【0039】
次に、1商品販売取引として商品販売データの決済の締め操作が宣言されるのを待機する(ステップST12)。
【0040】
そして、商品販売データの締め操作が宣言されない場合には(ステップST12のNO)、ステップST11に戻る。
【0041】
そして、CPU31は、締め操作されるまでの間、販売商品の商品データが入力されるごとに商品販売データ処理を繰り返し、商品販売データ処理を行った商品の商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額等からなる商品明細データを取引明細データM1に入力順に格納するとともに商品名、単価、販売点数、販売金額等を前面表示器41と客面表示器43へ表示させる。さらに、商品明細データをレシートデータM2に格納する。
【0042】
CPU31は、預/現計キー等の締め手段により締めが宣言されると(ステップST12のYES)、CPU31は、締め処理を実行する(ステップST13)。
【0043】
この締め処理は、預かり金額から合計金額を減算して釣銭額を算出する。そして、この釣銭額を前面表示器41および客面表示器43に表示させる。その後、1商品販売取引としての小計金額、税額、合計金額、預かり金額、釣銭額等からなる決済明細データを取引明細データM1に格納するとともに、レシートデータを生成し、レシートデータM2に格納する。
【0044】
また、CPU31は、客面表示器43に第2表示コントローラ44を介して客面表示器43にレシート出力選択情報60(図4参照)としてレシート不要A、レシート発行B、2次元コードレシート発行Cの各ボタンを表示出力させる。同時に、CPU31内蔵のタイマに設定されているタイムアウト値の計時動作をタイマスタートさせる(ステップST14)。
【0045】
図4に示す、レシート出力選択情報60のレシート不要Aのボタンがタッチ操作された場合には(ステップST15)、レシートを発行せずに商品販売データ処理を終了する。
【0046】
一方、レシート不要Aのボタンがタッチ操作されない場合には(ステップST15のNO)、レシート発行Bのボタンがタッチ操作されたかを判定する(ステップST16)。
【0047】
レシート発行Bのボタンがタッチ操作された場合には(ステップST16のYES)、テキスト印字による通常のレシート24(図5参照)のレシートデータを生成する処理を行う(ステップST17)。そして、生成されたレシートデータをプリンタ45によってレシート用紙に、テキスト印字した通常のレシート24を発行する(ステップST18)。
【0048】
また、レシート発行Bのボタンがタッチ操作されなかった場合には(ステップST16のNO)、2次元コードレシート発行ボタンCがタッチ操作されたかを判定する(ステップST19)。
【0049】
2次元コードレシート発行Cのボタンがタッチ操作された場合には(ステップST19のYES)、商品明細データをコード変換することにより2次元コードを含むレシートデータを生成する(ステップST20)。そして、生成したレシートデータをプリンタ45によってレシート用紙に印字し、2次元コードレシート20(図6参照)を発行する(ステップST21)。
【0050】
また、2次元コードレシート発行Cのボタンがタッチ操作されなかった場合(ステップST19のNO)、すなわち、レシート出力選択情報に表示されたレシート不要A、レシート発行B、2次元コードレシート発行Cの各ボタンを未選択の状態において(ステップST22のYES)、CPU31内蔵のタイマの設定したタイムアウト値がタイムアウトになった場合には(ステップST23のYES)、特定のレシートデータを生成する(ステップST24)。そして、生成された特定のレシートデータをプリンタ45によってレシート用紙に印字し、店舗において採用している特定レシート23(図7参照)を発行する(ステップST25)。
【0051】
このように、第1の実施形態のPOS端末12によれば、レシート出力選択情報60に表示されたレシート不要A、レシート発行B、2次元コードレシート発行Cの各ボタンを未選択の状態においても、店舗において採用している特定レシート23(図7参照)を発行することが可能となる。
【0052】
したがって、買物客がレシート出力選択情報60のレシート発行の選択を躊躇した場合においても、特定レシート23を発行することによって決済処理が迅速に行うことが可能となる。なお、特定レシート23に代えて通常レシート24を発行してもよい。
【0053】
このような実施形態にすることにより、レシート出力選択情報60のレシート不要Aや2次元コードレシートCを選択することによりレシート用紙の使用量を削減することが可能となる。
【0054】
また、第1の実施形態のPOS端末によれば、レシート出力選択情報60からレシート不要A、レシート発行Bおよび2次元コードレシート発行Cのいずれか1つを選択することが可能なので、買物客の要望に応じたレシート出力を簡単に選択することができる。
【0055】
(第2の実施形態)
図9は、各POS端末16のCPU31が実行する1商品販売取引の商品販売データ処理を行うステップを示すフローチャートである。図8において、すでに説明したステップについては同じ符号を付けてここでの説明を省略する。
【0056】
CPU31内蔵のタイマの設定したタイムアウト値がタイムアウトになった場合には(ステップST23のYES)、前記RAM33に、記憶されている当該販売点数N1と設定値N2とを比較して販売点数N1が設定値N2を超えているかを判定する(ステップST31)。
【0057】
そして、判定の結果、商品の販売点数N1が設定値N2を超えていた場合には(ステップST31のYES)、CPU31は、図6に示すように、商品明細データがコード変換され2次元コード21を含むレシートデータを生成する(ステップST20)。
【0058】
CPU31は、生成したレシートデータをプリンタ45によりレシート用紙に印字し2次元コードレシート20を発行させる(ステップST21)。
【0059】
一方、CPU31は、ステップST31の商品の販売点数N1と設定値N2とを比較して販売点数N1が設定値N2を超えない場合には(ステップST31のNO)、CPU31は、レシートデータM2に格納されているレシートデータをプリンタ45に出力して図7の特定レシート23を印字し発行させる(ステップST25)。
【0060】
なお、CPU31は、1商品販売取引の商品販売データ処理を実行する毎に、レシートデータM2に格納されているレシートコード、店コード、端末番号、担当者コード、取引番号、商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額、小計金額、税額、合計金額、預かり金額、釣銭額等のレシートデータがLAN14を介して接続されたストアコンピュータ13のレシートデータファイル16に格納保存させる。
【0061】
本実施形態によれば、2次元コード21が印字されたレシート20の商品明細データは、買物客によって携帯電話に搭載されたCCDカメラ等によって読み取って、当該決商品明細データを確認することにより決済明細データとして利用することが可能となる。
【0062】
本発明の実施の形態では、POS端末12により2次元コードのレシート20を発行することにより、レシート用紙の使用量を削減することが可能になる。
【0063】
また、本実施の形態では、POS端末12で実現するように説明をしたがこれに限定することなく、セルフチェックアウト装置に利用することも可能となる。
【0064】
また、本実施の形態では、コードシンボルを2次元コードに設定したが2次元コードに限ることなく他のコードシンボルであってもよい。
【0065】
なお、この実施形態に限定されるものではなく、実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
【0066】
2次元コード21は、携帯電話のコード読取機能を使用してテキストデータにより確認することも可能となる。また、POS端末12にコード読取機能を取り付け、コード読取機能で2次元コードを確認してもよい。
【0067】
以上説明したように、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の段階ではその趣旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能であるのは勿論である。
【符号の説明】
【0068】
11…POSシステム、12…POS端末、13…ストアコンピュータ、15…商品マスタファイル、16…レシートデータファイル、20…2次元コードレシート、23…特定レシート、24…通常レシート、31…CPU、40…キーボード、45…プリンタ、47…スキャナ、60…レシート出力選択情報画面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の販売取引の商品データを入力する入力手段と、この入力手段により入力された前記商品データの1商品販売取引の決済を宣言する締め手段と、この締め手段により決済の締めが宣言された1商品販売取引の商品販売データの処理をする商品販売データ処理装置において、
前記締め手段により決済が宣言されると客面表示器にレシート出力選択情報を表示させるレシート出力選択情報表示手段と、
このレシート出力選択情報表示手段により表示された前記レシート出力選択情報を選択するレシート出力情報選択手段と、
このレシート出力情報選択手段により前記レシート出力選択情報を選択したか否かを判定する判定手段と、
この判定手段による前記レシート出力選択情報が未選択と判定されると特定レシートデータを生成する特定レシートデータ生成手段と、
この特定レシートデータ生成手段により生成された前記特定レシートデータをプリンタによりレシート用紙に印字し特定レシートを発行するレシート印字発行手段と、
を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。
【請求項2】
前記レシート出力情報選択手段は、レシート不要、レシート発行および2次元コードレシート発行機能を有することを特徴とする請求項1記載の商品販売データ処理装置。
【請求項3】
商品の販売取引の商品データを入力する入力手段と、この入力手段により入力された前記商品データの1商品販売取引の決済を宣言する締め手段と、この締め手段により決済の締めが宣言された1商品販売取引の商品販売データのレシートデータを生成するレシートデータ生成手段と、このレシートデータ生成手段により生成されたレシートデータをプリンタによりレシート用紙に印字するレシート印字発行手段と、を備えた商品販売データ処理装置において、
前記締め手段により決済が宣言されると前記客面表示器にレシート不要、レシート発行および2次元コードレシート発行のレシート出力選択情報を表示するレシート出力選択情報表示手段と、
このレシート出力選択情報表示手段により表示された前記レシート出力選択情報のいずれか1つを選択するレシート出力情報選択手段と、
このレシート出力情報選択手段により前記レシート出力選択情報が選択されたか否かを判定する判定手段と、
この判定手段の判定によりレシート発行が選択された場合には、テキストレシートデータを生成するテキストレシートデータ生成手段と、
前記判定手段の判定により2次元コードレシート発行が選択された場合には、2次元コードレシートデータを生成する2次元コードレシートデータ生成手段と、
前記レシート出力情報選択手段により前記レシート出力選択情報が未選択の場合には、特定レシートデータを生成する特定レシートデータ生成手段と、
を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。
【請求項4】
商品の販売取引の商品データを入力する入力手段と、この入力手段により入力された前記商品データの1商品販売取引の決済を宣言する締め手段と、この締め手段により決済の締めが宣言された1商品販売取引のレシートデータを生成するレシートデータ生成手段と、このレシートデータ生成手段により生成されたレシートデータをプリンタによりレシート用紙に印字するレシート印字発行手段と、を備えた商品販売データ処理装置において、
前記入力手段により入力された1商品販売取引の商品データの販売点数を記憶する販売点数記憶手段と、
前記締め手段により決済が宣言されると前記客面表示器にレシート出力選択情報を表示するレシート出力選択情報表示手段と、
このレシート出力選択情報表示手段により表示された前記レシート出力選択情報を選択するレシート出力情報選択手段と、
このレシート出力情報選択手段により前記レシート出力選択情報が選択されたか否かを判定する判定手段と、
この判定手段による前記レシート出力選択情報が未選択と判定されると前記販売点数記憶手段に記憶されている販売点数が予め設定された設定値を超えたかを判定する販売点数判定手段と、
この販売点数判定手段により当該販売商品の販売点数が前記設定値を超えたと判定すると、2次元コードレシートデータを生成する2次元コードレシートデータ生成手段と、
前記点数判定手段により当該販売商品の点数が前記設定値を超えていないと判定すると、特定レシートデータを生成する特定レシートデータ生成手段と、
を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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