説明

商品販売管理装置

【課題】直流電源装置が接続される直流バスの電圧を安定にする直流給電システムを提供する。
【解決手段】通常販売商品及び数量限定の限定販売商品の商品情報を記憶し、販売を行なう商品の各々について商品情報を取得し、取得した商品情報に基づいて前記販売された商品が前記商品情報記憶部に記憶された限定販売商品であるか否かを判定し、前記商品を購入した顧客を撮影して、撮影された顧客情報と、限定販売商品と判定された数量とにより、同一顧客に販売された限定販売商品の数量を計数し、限定販売商品の数量が、所定数量未満か否かを判定し、所定数量未満であると判定された場合、販売された限定販売商品を特別価格で精算する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品販売管理装置に関し、特に、数量制限の特価商品(限定販売商品)を管理する商品販売管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
商品販売管理装置として、POS装置が公知であり、POS装置により購入商品の精算及び商品の販売管理を行なうことができる。さらに、POS装置により、購入者の年齢制限がある年齢制限商品、商品の販売数量が制限されている数量制限商品、商品の購入数量により商品の価格が変動する数量割引商品、商品の購入時刻により商品の価格が変動するタイムサービス商品を管理することが公知である(例えば、特許文献1参照)。また、顧客を撮影した顧客画像データに対して、個人認識を困難にする個人識別困難化処理を加え、そのようにして作成された顧客画像データと、POSレジスタから取得した販売時情報とを用いて顧客画像データベースを作成することが公知である(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−272121号公報
【特許文献2】特開2000−322660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
店舗には、通常価格で販売する通常販売商品、商品の販売数量が制限されている数量制限商品、商品の購入数量により商品の価格が変動する数量割引商品などがあり、これら商品は、それぞれ商品、顧客、数量、及び販売時刻に対応した価格で精算することが要求される。しかしながら、数量が限定されている商品は、複数回に分けた商品の清算が行われた場合、販売担当者の記憶に頼ることになるが、販売担当者が途中で交代した場合、あるいは、別のPOSレーンで商品が清算された場合には合算して数量が上回っていたとしてもチェックする方法はなかった。また、最近では、セルフ型POS装置が設置され、顧客は購入商品を自分自身でPOS装置に入力し、精算することが可能であるが、上記のような特別の制限あるいは設定のある商品については、注意して精算することが要求される。
本発明は、上記のような要求に対応して、一人の顧客が購入する数量を制限した特価商品、即ち、数量限定の限定販売商品を管理する商品販売管理装置を提供することを目的とする。また、本発明は、セルフ型POS装置に好適に利用することができる商品販売管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の商品管理装置は、通常販売商品及び数量限定の限定販売商品の商品情報を記憶する商品情報記憶部と、販売を行なう商品の各々について商品情報を取得する商品情報取得部と、前記商品情報取得部によって取得した商品情報に基づいて前記商品情記憶部を検索し、前記商品が前記商品情報記憶部に記憶された限定販売商品であるか否かを判定する限定販売商品判定部と、前記商品を購入した顧客を撮影する顧客撮影部と、前記顧客撮影部によって撮影された顧客情報と、前記限定販売商品判定部により限定販売商品と判定された数量とにより、同一顧客に販売された限定販売商品の数量を計数する限定販売商品計数部と、前記計数された限定販売商品の数量が、所定数量未満か否かを判定する限定販売商品数量判定部と、所定数量未満であると判定された場合、販売された限定販売商品を特別価格で精算する精算部とを備えることを特徴とする。
【0006】
また、本発明の商品販売管理装置は、実施形態において、さらに、前記顧客撮影部によって撮影された顧客の画像と、前記限定販売商品の商品情報とを記憶する顧客データベースを備えるものである。
【0007】
また、本発明の商品販売管理装置は、実施形態において、前記顧客データベースに記憶された顧客の画像と、前記顧客撮影部によって撮影された顧客の画像とが一致するか否かを判定する顧客認識部とを備え、一致する顧客の画像であると判定された場合、前記限定販売商品計数部は、前記顧客が購入した限定販売商品の数量を合計するものである。
【0008】
また、本発明の商品販売管理装置は、実施形態において、前記商品情報記憶部は、さらに限定販売商品の販売期間を記憶する限定販売商品販売期間記憶部を備え、前記限定販売商品判定部は、前記商品情報に基づいて、前記商品情記憶部を検索して、前記購入商品が前記商品情報記憶部に記憶された限定販売商品販売期間内であるか否か判定するものである。
【0009】
また、本発明の商品販売管理装置は、実施形態において、さらに、警告出力部を備え、前記限定販売商品数量判定部が限定数量以上と判定した場合、前記警告出力部より、警告を出力するものである。
また、本発明の商品販売管理装置は、実施形態において、前記警告出力部は、今回の限定販売商品の購入数量を減少させるように進言するものである。
また、本発明の商品販売管理装置は、実施形態において、前記警告出力部は、今回の限定販売商品の購入数量が限定数量未満になる数量を出力するものである。
また、本発明の商品販売管理装置は、実施形態において、限定販売商品数量判定部が限定販売数量以上であると判定した場合、当該商品の販売を禁止するものである。
【0010】
また、本発明は、別の観点では、商品販売管理方法であり、通常販売商品及び数量限定の限定販売商品の商品情報を記憶する商品情報記憶部と、商品を購入した顧客を撮影する顧客撮影部とを備え、販売を行なう商品の各々について商品情報を取得する商品情報取得ステップと、前記商品情報取得ステップによって取得した商品情報に基づいて、前記商品情記憶部を検索し、前記商品が前記商品情報記憶部に記憶された限定販売商品であるか否かを判定する限定販売商品判定ステップと、前記顧客撮影部によって撮影された顧客情報と、前記限定販売商品判定ステップにより限定販売商品と判定された数量とにより、同一顧客に販売された限定販売商品の数量を計数する限定販売商品計数ステップと、計数された限定販売商品の数量が、所定数量未満か否かを判定する限定販売商品数量判定ステップと、所定数量未満と判定された場合、販売された限定販売商品を特別価格で精算する精算ステップとをコンピュータによって実行する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の商品販売管理装置によれば、数量限定の限定販売商品を管理する商品販売管理装置が提供される。また、本発明により、セルフ型POS装置に好適に利用することができる商品販売管理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の商品販売管理装置の実施形態のブロック図である。
【図2】本発明の商品販売管理装置の動作説明図である。
【図3】本発明の商品販売管理装置をセルフPOS装置に使用した場合の動作説明図である。
【図4】本発明の商品販売管理装置のフローチャート図である。
【図5】本発明の商品販売管理装置において、限定販売数量を購入した場合のフローチャート図である。
【図6】本発明の商品販売管理装置において、限定販売数量以上を購入した場合のフローチャート図である。
【図7】本発明の商品販売管理装置において、限定販売商品が制限数量購入されたときの表示例である。
【図8】本発明の商品販売管理装置において、限定販売数量以上を購入しようとしている場合の表示例である。
【図9】本発明の商品販売管理装置において、限定販売数量以上を購入する場合の表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の商品販売管理装置は、通常販売商品及び数量限定の限定販売商品の商品情報を記憶する商品情報記憶部と、商品を購入した顧客を撮影する撮影部とを備える。そして、販売を行う商品の各々について商品情報を取得し、取得した商品情報に基づいて前記商品情報記憶部を検索し、商品が前記商品情報記憶部に記憶された限定販売商品であるか否かを判定し、前記撮影部によって撮影された顧客情報と、限定販売商品と判定された数量とにより、同一顧客に販売された限定販売商品の数量を計数し、限定販売商品の数量が、所定数量未満か否かを判定し、所定数量未満であると判定された場合、販売された限定販売商品を特別価格で精算するものである。
【0014】
上記通常販売商品は、店舗によって任意に設定され、顧客に通常価格で販売する商品を指す。
また、上記限定販売商品は、店舗によって任意に設定され、所定期間内に一人の顧客が購入することができる数量制限された特価商品を意味する。限定販売商品には、2種類あり、1つは数量制限以上の販売を制限するものであり、他の1つは数量制限を超えて販売するが、数量制限を超えた分は特価が適用されないものである。
また、上記商品情報は、通常販売商品の商品情報と、限定販売商品の商品情報があり、通常販売商品の商品情報は、商品名、商品コード、商品番号の少なくとも1つと、通常価格情報を含む。この他に、賞味期限、在庫数量、生産地、次の入荷時期、メーカ及び原料を含んでもよい。
また、限定販売商品の商品情報は、限定販売商品の商品名、商品コード、商品番号の少なくとも1つと、数量制限情報を含む。ここでの数量限定情報の数量限定とは、数量制限以上の販売を制限するものと、数量制限を超えて販売するが、数量制限を超えた分は特価が適用されないものを意味する。この他に、通常価格、販売期間、賞味期限、在庫数量、生産地、次の入荷時期、メーカ及び原料を含んでもよい。ここで、前者の数量限定とは、一人の顧客が特別価格で購入することができる数量を言う。例えば、お1人様がキューリ5本までは購入出来ると設定されている場合、その5本を指す。また、後者の数量限定とは、キューリ5本までは特別価格で購入することが出来、それ以降の本数については通常価格による購入が設定されている場合、その5本を指す。本発明では、限定販売商品の商品情報は、商品情報記憶部に記憶されている限定販売商品を検索・照合するための情報であり、商品情報記憶部に記憶されている情報が、例えば、商品名、商品コード、または商品番号であれば、それに対応する情報である。
【0015】
また、上記商品情報記憶部は、通常販売商品データベースと、限定販売商品データベースを含んでいる。この商品情報記憶部は、通常販売商品データベースと、限定販売商品データベースに分離してもよいし、通常販売商品データベースと、限定販売商品データベースを区別することなく混在して記憶させることも可能である。また、上記商品情報記憶部は、POS装置に備えていてもかまわないが、店舗を管理する店舗管理装置(例えば、店舗サーバ)に備えられ、各POS装置よりネットワークによってアクセスできるようになっていてもかまわない。
【0016】
また、上記販売を行う商品は、これから顧客に販売する商品を指し、通常販売商品および限定販売商品を含む。
また、上記撮影部は、好ましくはデジタルカメラであり、顧客の顔、身体、手、または足など特徴部分を撮影するものであり、例えば、POS装置の表示部の上方などに設置される。
また、上記商品情報取得部は、例えば、商品に付されたバーコードを読み取るバーコードスキャナより商品情報(即ち、バーコード情報)を取得する部分である。バーコードスキャナは、ハンディ型と固定型があり、本発明の商品販売管理装置では、商品情報取得部は、いずれから取得してもよい。また、バーコードスキャナによってバーコードを読み取れない場合は、キーボード及びタッチパネルにより商品名または商品コードが入力されるので、その場合はキーボード及びタッチパネルより商品情報を取得する。
また、上記限定販売商品判定部は、顧客に販売した商品に付されたバーコードより取得した商品情報に基づいて、商品情報記憶部を検索・照合し、限定販売商品であるか否かを判定する部分である。
また、上記限定販売商品計数部は、上記限定販売商品判定部によって限定販売商品と判定された限定販売商品の数、量または重量を計数する部分である。
また、上記所定数量は、限定販売商品を販売する数量であり、予め商品情報記憶部に設定されている。
【0017】
(実施形態)
以下には、本発明の商品販売管理装置を実施形態により説明する。
図1は、本発明の商品販売管理装置を表す実施形態のブロック図である。図1に示すように、本発明の商品販売管理装置100は、複数のPOS装置10と、1つの店舗サーバ30よりなる。POS装置10は、例えば、パソコンのようなコンピュータによって構成され、バス11に、CPU12、ROM13、RAM14が接続され、相互に通信可能である。この他にバス11には、バーコードスキャナ15、LCD(液晶表示装置)16、タッチパネル17、カメラ18、スピーカ19、ICカードリーダ/ライタ20、磁気カードリーダ/ライタ21、キーボード22、プリンタ23、入出金装置24、HDD(ハードディスクドライブ)25、および画像解析部26が接続される。
【0018】
そして、POS装置10は、LAN(ローカルエリアネットワーク)27により、通常販売商品データベース32、限定販売商品データベース33、顧客データベース34を含むデータベース31を有する店舗サーバ30に接続される。店舗サーバ30は、データベース31のみを示すが、店舗サーバ30もパソコンのようなコンピュータによって構成され、データの入出力が行われるので、キーボード、LCD、プリンタおよびその他を備える。
通常、POS装置10は店舗内に設置され、サーバ30は、バックヤードに設置され、複数のPOS装置と1つの店舗サーバがLANによって接続される。しかし、POS装置が1つの場合、または数台である小規模店舗の場合、1つのPOS装置に、店舗サーバを備えてもよい。また、店舗が非常に大きい場合、図1に示す商品販売管理装置がフロア毎またはブロック毎に備えられることが好ましい。
【0019】
上記CPU12は、本発明の商品販売管理装置100の全体を制御する部分であり、ROM13に格納されたプログラムを読み出して、商品販売管理装置の所定の逐次処理を実行するもので、例えば、本発明の商品販売管理装置では、商品情報取得部、限定販売商品判定部、限定販売商品計数部、限定販売商品の販売期間判定部、限定販売商品の数量判定部、演算部、検索部、顧客認識部、精算部、表示制御部、警告音制御部として機能する。
上記ROM13は、商品販売管理装置100を制御するためのプログラムを記憶し、特に本発明の商品販売管理方法を実行するプログラムを記憶する。
上記RAM14は、CPU12が所定の処理を実行する場合に一時的な記憶装置として使用され、各種機能をもつ。
【0020】
上記商品情報取得部は、例えば、商品に付されたバーコードを読み取るバーコードスキャナより、商品情報(即ち、バーコード情報)を取得する部分である。商品情報がキーボードまたはタッチパネルより入力される場合は、それらより商品情報を取得する。
また、上記限定販売商品判定部は、顧客が購入しようとしている商品に付された商品情報(例えば、バーコード情報)に基づいて、商品情報記憶部を検索・照合し、限定販売商品であるか否かを判定する部分である。さらに、その限定販売商品は、数量制限以上の販売を制限するものか、数量制限を超えて販売するが、数量制限を超えた分は特価が適用されないものかを判定する。
また、上記限定販売商品計数部は、限定販売商品判定部によって判定された限定販売商品の数、量または重量を計数する部分である。
また、上記限定販売商品の販売期間判定部は、商品に付された商品情報(例えば、バーコード情報)に基づいて、商品情報記憶部を検索・照合し、当該商品が限定販売商品の販売期間であるか否かを判定する部分である。
また、上記限定販売商品の数量判定部は、限定販売商品計数部によって計数された限定販売商品の数量が限定された数量未満か、または以上かを判定する部分である。
【0021】
また、上記演算部は、限定販売商品が制限数量未満の場合は、限定販売商品に設定された特別価格で演算し、限定販売商品が数量制限以上の場合は、当該商品の通常価格で演算する部分である。この他に、演算部は、通常のPOS装置としての演算も行なう部分である。
また、検索部は、通常販売商品データベース、および限定販売商品データベースを商品情報により検索し、また顧客データベースを画像認識情報に基づいて検索する部分である。
また、上記顧客認識部は、現在カメラによって撮影されている顧客の画像と、現在より以前に顧客データベースに記憶されている顧客の画像とを比較し、顧客データベースに記憶されている顧客の画像と一致するか否かを認識する部分である。
また、上記精算部は、上記演算部の演算結果により精算する部分である。
また、上記表示制御部は、本発明の商品販売管理装置の場合、顧客が限定販売商品を数量制限以上購入した場合に、警告を表示部に表示させるよう制御する部分である。この他に、通常のPOS装置としての表示制御も行なうことができる。
また、上記警告音制御部は、本発明の商品販売管理装置の場合、顧客が限定販売商品を数量制限以上購入した場合に、警告音をスピーカより出力するよう制御する機能を持つ部分である。この他に、通常のPOS装置としての音声出力制御も行なうことができる。
【0022】
上記バーコードスキャナ15は、商品に付されたバーコードを読み取るものであり、ハンディ型と固定型があり、本発明の商品販売管理装置は、いずれでも使用可能である。バーコードスキャナ15によって読み取られたバーコード情報は、商品情報取得部によって取得される。
上記LCD(液晶表示装置)16は、POS装置の情報を表示する部分であり、本発明の商品情報管理装置では、通常販売のとき、および限定販売商品が数量制限以上のとき、数量制限以上であることを表示する。
タッチパネル17は、上記LCD16の表面上に形成され、LCD16の表示を見て、その上をタッチすることにより、情報を入力することができる。
【0023】
上記カメラ18は、望ましくはデジタルカメラであり、例えば、LCD16の画面上方に設置され、顧客の顔を撮影する。LCD16の画面上方以外に、顧客の顔を撮影することができる場所であれば、その場所に設置してもよい。顔の外に、身体、手、足など特徴部分を撮影してもかまわない。
上記スピーカ19は、POS装置より音声出力する部分であり、本発明の商品情報管理装置では、限定販売商品が数量制限以上のとき、数量制限以上であることを警告する音声を出力する。
上記ICカードリーダ/ライタ20は、店舗カード、キャッシュカードあるいは銀行カードのようなICカードより情報を読み取り、または書き込むためのものである。
磁気カードリーダ/ライタ21は、店舗カード、キャッシュカードあるいは銀行カードのような磁気カードより情報を読み取り、または書き込むためのものである。
キーボード22は、POS装置に情報を入力する部分である。
上記プリンタ23は、POS装置の情報を紙に印刷する部分である。
入出金装置24は、POS装置に備えられ、金銭を入金または出金する部分である。
上記HDD(ハードディスクドライブ)25は、POS装置に備えられ、POS装置の情報を記憶する部分である。
画像解析部26は、カメラ18で撮影された画像を画像記憶用RAM28に記憶し、顧客の顔、目、鼻、口、身体または手、足などの特徴部分を解析する。
上記LAN(ローカルエリアネットワーク)27は、店舗内に配置された各POS装置と、店舗サーバ20を接続するものである。
【0024】
上記店舗サーバ30は、店舗内に1つ備えられ、各POS装置に共通の情報を記憶するデータベース31を有する。データベース31としては、通常販売商品データベース32と、限定販売商品データベース33と、顧客データベース34がある。この実施形態では、通常販売商品データベース32と、限定販売商品データベース33を分離しているが、一つにまとめてもよい。
【0025】
上記通常販売商品データベース32は、店舗内の通常販売商品を管理するデータベースであり、例えば、バーコード情報欄、商品名欄、通常価格欄を有する。この他に、商品番号欄、在庫数欄、次の入荷時期欄、賞味期間欄、生産地、メーカ、原料または保存期間欄があってもよい。この商品情報データベース32により、店舗内の商品を管理する。
【0026】
上記限定販売商品データベース33は、店舗内に存在する限定販売商品を管理するデータベースであり、バーコード情報欄と、商品名欄と、数量限定販売商品欄と、限定販売数量欄と、通常価格欄と、特別価格欄と、限定販売商品販売期間がある。これらの欄は制限されるものではなく、その他の欄があってもよい。
【0027】
上記バーコード情報欄は、限定販売商品に付されたバーコード情報に対応するバーコード情報を記憶する。
上記商品名欄は、限定販売商品の商品名を記憶する。
数量限定販売商品欄は、限定販売商品であるか否かを表し、○印が付された行の商品は限定販売商品であることを表す。限定販売商品欄は、数量制限以上の販売を制限するものと、数量制限を超えて販売するが、数量制限を超えた分は特価が適用されないものを区別して記憶する。
上記限定販売数量欄は、一人の顧客が購入可能な限定販売商品の数量を記憶する欄である。商品によっては、数、量または重量を記憶する。例えば、一人の顧客が購入する個数は5個までである、のように記憶する。
上記通常価格欄は、限定販売商品が特別価格でないときの通常価格を記憶する欄である。例えば、1個あたり35円のように記憶する。
【0028】
上記特別価格欄は、限定販売商品が制限数量未満であるときの特別価格を記憶する欄である。例えば、1個あたり20円である、のように記憶する。従って、図1に示す例では、限定販売商品「キューリ」は、制限数量が5個であり、その場合の特別価格は1個あたり20円であり、5個以上は、通常価格が適用され、1個あたり35円である。
上記限定販売商品販売期間欄は、一人の顧客が購入可能な限定販売商品の販売期間を記憶する欄である。例えば、販売当日(10月2日限り)、又は3時〜6時までのように記憶する。
【0029】
上記顧客データベース34は、顧客を管理するデータベースであり、この発明では限定販売商品を購入した顧客を管理する。顧客データベース34は、カメラ18によって撮影された顧客画像情報欄と、限定販売商品購入情報欄と、限定販売商品購入数量欄と、限定販売商品の購入日時欄がある。これら以外に関連情報を記憶する欄を設定してもよいが、本発明の商品販売管理装置は少なくともこれらの欄を有する。
上記顧客画像情報欄は、限定販売商品を購入した顧客の画像を記憶する欄である。この欄に画像情報を記憶してもかまわないが、この欄には顧客の特定記号を記憶し、別ファイルにその記号に対応する顧客画像情報を記憶してもよい。顧客画像情報は、プライバシーを損なわないよう、かつ顧客を画像認識できるように画像情報を加工して認識に必要な特徴点の情報を記憶することが好ましい。
上記限定販売商品購入情報欄は、顧客画像情報に記憶された顧客が購入した限定販売商品の購入情報を記憶する欄であり、限定販売商品のバーコード情報である商品コードを記憶する。
上記限定販売商品購入数量は、限定販売商品を購入した数量である。
上記限定販売商品の購入日時欄は、顧客が限定販売商品を購入した日時を記憶する。
【0030】
(動作説明)
本発明の商品販売管理装置は、以上のように構成され、次のように動作する。
今、図2に示すように、顧客Aが商品Bを購入すべく、POS装置に持ってくると、従業員Cはバーコードスキャナ5によって商品に付されたバーコードを読み取る。このようにして、読み取られたバーコード情報に基づいて、商品販売管理装置により通常販売商品データベース32が検索・照合され、当該商品の商品情報(例えば、商品名、価格)が取得される。同時に数量制限の限定販売商品データベース33も検索・照合され、限定販売商品であるかどうか検索・照合される。
また、限定販売商品である場合は、LCD6の上方に配置したカメラ8によって顧客の画像が撮影され、その画像は購入者データベース34の顧客画像情報欄に記憶される。そして、その顧客が購入した限定販売商品の購入情報として、バーコード情報である商品コードと、限定販売商品の購入数量と、購入日時(時刻)とを記憶する。限定販売商品の購入数量が、特価商品データベース33に記憶された限定販売数量未満であれば、購入した限定販売商品は、特別価格で精算する。
もし、購入商品が限定販売商品でない場合は、通常価格が取得され、精算される。
【0031】
また、セルフPOS装置によって精算する場合は、図3に示すように、顧客Aは購入する商品Bを、POS装置のバーコードスキャナ5によって商品に付されたバーコードを読み取る。このようにして、読み取られたバーコード情報に基づいて、商品販売管理装置により通常販売商品データベース32が検索・照合され、該当商品の商品情報(例えば、商品名、価格)が取得される。同時に限定販売商品データベース33も検索・照合され、限定販売商品であるかどうか検索・照合される。 その後は、上記と同様に処理される。
【0032】
次に、同一の購入者Aが時間を空けて商品Bを購入する場合、商品BをPOS装置に持ってくると、従業員Cによってバーコードスキャナ5で商品に付されたバーコードが読み取られる。または、セルフPOS装置の場合は、顧客が購入した商品Bに付されたバーコードをPOS装置に備えられたバーコードスキャナ5によってバーコードを読み取る。このようにして読み取られたバーコード情報によって、商品販売管理装置は、通常販売商品データベース32と限定販売商品データベース33から該当商品の商品情報(例えば、商品名、価格)を取得し、限定販売商品かどうか判定する。
通常販売商品である場合は、そのまま通常価格で精算される。しかし、限定販売商品である場合は、カメラ8によって顧客の画像が撮影され、その画像を顧客データベース34の顧客画像情報欄に記憶されている画像と照合する。そして、同一の顧客が存在する場合、その顧客が購入した日時が、限定販売商品の制限期間内か否か判定され、制限期間内であれば、前回購入した限定販売商品の購入数量が取得され、今回購入した限定販売商品の購入数量と合計される。そして、その合計が限定販売商品データベース33に記憶された限定販売数量未満であれば、購入した限定販売商品は、特別価格で精算する。しかし、限定販売数量以上であれば、限定販売数量を超えた商品は、通常価格で精算される。従って、限定販売数量未満の限定販売商品に対しては特別価格で計算し、限定販売数量以上の限定販売商品に対しては通常価格で計算して、それを合計して精算する。
【0033】
以上のような、商品の購入は、図4のフローチャートのようにして処理される。
まず、顧客Aが商品Bを購入し、POS装置に持ってくると、従業員CはPOS装置を起動し、ステップS1で、バーコードスキャナを利用して商品情報を入力し、商品販売管理処置によって、購入しようとする商品Bは限定販売商品かどうか判定する。セルフPOS装置を使用する場合は、顧客自身がバーコードスキャナを利用して商品情報を入力し、商品販売管理処置によって、購入しようとする商品Bは限定販売商品かどうか判定する。限定販売商品でなければ、通常販売商品であるので、ステップS2に移行し、通常処理が行なわれる。即ち、通常価格が取得され、精算される。
しかし、限定販売商品であれば、ステップS3で、カメラ8が起動し、ステップS4で、顧客の画像を取得して、顧客データベース34の顧客画像情報欄に記憶する。次に、ステップS5で、顧客データベース34に記憶されている顧客画像情報を照合し、カメラで撮影した顧客が存在するか否か判定する。同一の顧客画像がなければ、不一致として、ステップS7に移行する。
同一の顧客画像が存在する場合は、ステップS6に進み、当該顧客の購入履歴を検索する。ステップS6において、当該顧客が限定販売商品の購入履歴がない場合、ステップS7に移行する。しかし、当該顧客が限定販売商品の購入履歴がある場合、ステップS7に進み、限定販売商品について、購入履歴の数量と今回購入した数量を計算する。ステップS5で不一致及びステップS6でなしと判定されて、ステップS7に移行した場合は、今回購入した数量を計数する。そして、次に、ステップS8で、限定販売商品が制限数量未満かどうか判定する。限定販売商品の合計数量が制限数量未満であれば、ステップS9で、特価価格が取得され、特価価格で精算される。しかし、限定販売商品の合計数量が制限数量以上である場合、ステップS10で、制限数量を超過している旨の警告が出され、次に、ステップS11で、制限数量を超過した限定販売商品は、通常価格が適用され、限定販売商品の特別価格と、通常価格分を合計して精算される。
【0034】
以上のようにして、顧客が通常販売商品を購入した場合は、通常価格で精算される。しかし、顧客が限定販売商品を購入した場合は、顧客撮影部によって撮影された顧客が購入する商品の数量が制限数量未満かどうか判定され、制限数量未満であれば、特価価格で精算される。このように、本発明の商品販売管理装置によって限定販売商品及び顧客が判定されるので、従業員の負担が少なくなる。また、セルフPOS装置の場合は、顧客の負担が少なくなる。
また、同一の顧客が時間を空けて限定販売商品を購入した場合も、本発明の商品販売管理装置によって限定販売商品及び顧客が判定されるので、従業員の負担が少なくなる。また、前回とは異なるPOS装置によって精算する場合も本発明の商品販売管理装置によって限定販売商品が判定されるので、従業員の負担が少なくなる。さらに、セルフPOS装置の場合は、顧客の負担が少なくなる。
また、本発明は、顧客の画像を撮影して限定販売商品を判定するので、不正な精算が行なわれない商品販売管理装置を提供することができる。
【0035】
図4は、本発明の商品販売管理装置のフローチャートを示すが、より詳細には、図5および図6に示すフローチャートのように処理される。
(限定販売商品を制限数量未満で販売する場合)
図5は、限定販売商品を制限数量未満で販売する場合のフローチャートを示し、図4のステップS1〜S9の詳細を示す。
まず、ステップS21では、従業員Cがバーコードスキャナ5によって、商品に付されたバーコードをスキャンする。図3に示したセルフPOS装置の場合は、顧客自身がバーコードスキャナ5によって、商品に付されたバーコードをスキャンする。次に、本発明の商品販売管理装置は、ステップS22で、ステップS21にてバーコードスキャナ5によって読み取られたバーコード情報に基づいて、通常販売商品データベース32及び限定販売商品データベース33を検索して、当該商品の商品情報を取得する。商品情報としては、例えば、商品名、価格情報、限定商品の有無、限定商品であれば限定数量等の情報である。次のステップS23では、当該商品は、通常販売商品データベース32に含まれる通常販売商品か、限定販売商品データベース33に含まれる限定販売商品かどうか判定する。通常販売商品データベース32に含まれる通常販売商品であれば、通常販売商品として処理するため、ステップS41に移行し、通常処理が行なわれる。即ち、通常販売価格で精算される。
【0036】
しかし、限定販売商品データベース33に含まれる限定販売商品であれば、その限定販売商品は数量制限を超えるか、どうか判定される。まずステップS24で、カメラ8により、顧客を撮影し、その画像をRAM28に記憶する。ステップS25では、このようにして撮影された顧客の画像解析を行い、ステップS26で、顧客データベース34に記憶されている顧客画像情報を照合する。ステップS27では、RAM28に記憶した顧客の画像が、顧客データベース34に存在するか否か判定する。同一の顧客画像がなければ、既登録の顧客ではないとして、ステップS29に移行して、顧客の解析データを顧客データベース34の顧客画像情報欄に記憶する。その後、ステップS30に移行する。
【0037】
同一の顧客画像が存在する場合は、ステップS28に進み、顧客データベース34に記憶されている当該顧客の購入履歴を検索する。即ち、顧客データベース34から当該顧客の限定販売商品の商品情報、購入数量、及び購入日時を取得する。ステップS30では、今、購入しようとしている限定販売商品は、限定販売商品の販売期間内かどうか判定する。限定販売商品の販売期間内でない場合は、通常販売商品の適用を受けるので、ステップS41で、通常販売価格で精算され、その後、ステップS38に移行する。
【0038】
限定販売商品の販売期間内である場合は、ステップS31で、顧客データベース34に記憶されている当該顧客の限定販売商品の購入数量を取得し、当該顧客が今回の購入分を含め、限定販売商品の販売期間内に購入した限定販売商品の数量を合計し、その合計が制限数量未満かどうか判定する。限定販売商品の数量の合計が制限数量未満であれば、ステップS36に移行し、限定販売商品の購入履歴として顧客データベース34に記憶される。そして、ステップS37で、特価価格を適応する様に設定される。この場合、図7に示すように、例えば、「ボトルコーヒー2本(数量限定商品) 200円(\200×2)」「お買い上げありがとうございました」のような感謝の言葉がLCD16に表示され、また、スピーカ18より出力される。
【0039】
しかし、限定販売商品が制限数量を超過している場合、ステップS32で、制限数量で購入可能な数量が計算される。即ち、制限数量からこれまでに購入した数量を引くことにより今回購入することの出来る残りの数量が算出される。次に、ステップS33で、限定販売数量を超過している旨の警告音が、HDD15より読み出され、スピーカ19から出力される。また、ステップS34では、限定販売商品の数量が制限数量を超えている旨の警告文が、HDD15より読み出され、LCD6に表示される。例えば、図8に示すように、「ボトルコーヒー1本¥100は、お一人様2本までとなっています。購入を一旦キャンセルし、2本に減らしてご購入ください。」がLCD16に表示され、スピーカ19より出力される。
【0040】
この警告音を聞き、また警告文の表示を見て、ステップS35で、顧客は、限定販売商品を制限数量未満に減らすかどうか決定する。もし、制限数量内に減らさなければ、ステップS31に戻る。しかし、制限数量内に減らせば、ステップS36で、限定販売商品の購入情報を、顧客データベース34に限定販売商品の購入履歴として記憶する。次に、ステップS37で、特価価格が設定され、次の次にステップS38では、ステップS41からの通常商品、ステップS36からの限定商品を購入商品として顧客データベース34に記憶し、ステップS39で、商品購入は終了かどうか判定され、購入終了でない場合は、ステップS21に戻り、商品購入終了の場合は、ステップS40で、精算処理して、このフローを終了する。
【0041】
(限定販売商品を制限数量以上販売する場合)
図6は、限定販売商品を制限数量以上で販売する場合のフローチャートを示し、図4のステップS10、S11の詳細を示す。
図6において、商品に付されたバーコードが読み取られ、通常販売商品か、限定販売商品か判断され、通常販売商品である場合は、通常処理され、また限定販売商品である場合は、既登録の顧客か、制限期間内か、および制限数量未満かそれぞれ判断され、既登録の顧客が制限期間内に、制限数量未満を購入する場合は、特価価格が適応されるが、制限期間外の場合、制限数量以上を購入する場合、制限数量未満に減らすようにする処理は、図5と同じであるので、ここでは説明を省略する。即ち、図5のステップS21〜S41までは同じである。ただし、このフローチャートでは、ステップS23で、限定販売商品が判定され、かつ、その限定販売商品は数量制限を超えて販売するが、数量制限を超えた分は特価が適用されないものである判定されたとする。そして、ステップS33およびS34で、図9に示すように、「お客様は、本日11:00にボトルコーヒーを2本お買い上げになっておられます。お一人様2本までの限定数量を超えています。このままお買い上げの場合は、1本\150になります。若しくは、ご購入をキャンセル下さい。」と表示され、警告される。
【0042】
図6の場合、ステップ35で、制限数量に減らさない場合(No)、ステップS51に移行し、ステップS28にて取得した購入履歴より、既購入商品の数量は制限数量未満かどうか判断される。既購入商品の数量が制限数量以上であれば、ステップS56に移行し、制限数量を超過した数量分は通常価格で精算される。しかし、既購入商品の数量が制限数量未満の場合(Yes)は、ステップS52で、制限数量に達するまでの数量が算出され、ステップS53で、制限数量に達するまでの限定販売商品の購入数量に対しては特価価格が適応される。このようにして購入された限定販売商品は、ステップS54で、顧客データベース34に、限定販売商品の購入履歴として記憶される。そして、ステップS55では、制限数量を超過する数量が算出され、ステップS56で、その制限数量を超過する数量分に対しては通常価格が適用される。
その後、ステップS38に移行し、限定販売商品の販売を顧客データベース34に記憶し、ステップS39で、商品購入は終了かどうか判定され、購入終了でない場合は、ステップS21に戻り、商品購入終了の場合は、ステップS40で、精算処理して、このフローを終了する。
【符号の説明】
【0043】
10 POS装置
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 バーコードスキャナ
16 LCD
18 カメラ
19 スピーカ
26 画像解析部
30 店舗サーバ
31 データベース
32 通常販売商品データベース
33 限定販売商品データベース
34 顧客データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通常販売商品及び数量限定の限定販売商品の商品情報を記憶する商品情報記憶部と、
販売を行なう商品の各々について商品情報を取得する商品情報取得部と、
前記商品情報取得部によって取得した商品情報に基づいて前記商品情記憶部を検索し、前記商品が前記商品情報記憶部に記憶された限定販売商品であるか否かを判定する限定販売商品判定部と、
前記商品を購入した顧客を撮影する顧客撮影部と、
前記顧客撮影部によって撮影された顧客情報と、前記限定販売商品判定部により限定販売商品と判定された数量とにより、同一顧客に販売された限定販売商品の数量を計数する限定販売商品計数部と、
前記計数された限定販売商品の数量が、所定数量未満か否かを判定する限定販売商品数量判定部と、
所定数量未満であると判定された場合、販売された限定販売商品を特別価格で精算する精算部と
を備えることを特徴とする商品販売管理装置。
【請求項2】
さらに、前記顧客撮影部によって撮影された顧客の画像と、前記限定販売商品の商品情報とを記憶する顧客データベースを備える請求項1に記載の商品販売管理装置。
【請求項3】
前記顧客データベースに記憶された顧客の画像と、前記撮影部によって撮影された顧客の画像とが一致するか否かを判定する顧客認識部とを備え、一致する顧客の画像であると判定された場合、前記限定販売商品計数部は、前記顧客に販売した限定販売商品の数量を合計する請求項1または2に記載の商品販売管理装置。
【請求項4】
前記商品情報記憶部は、さらに限定販売商品の販売期間を記憶する限定販売商品販売期間記憶部を備え、前記限定販売商品判定部は、前記商品情報に基づいて、前記商品情記憶部を検索して、前記購入商品が前記商品情報記憶部に記憶された限定販売商品販売期間内であるか否か判定する請求項1から3までのいずれか1項に記載の商品販売管理装置。
【請求項5】
さらに、警告出力部を備え、前記限定販売商品数量判定部が限定販売された数量以上と判定した場合、前記警告出力部より、警告を出力する請求項1から4までのいずれか1項に記載の商品販売管理装置。
【請求項6】
前記警告出力部は、今回の限定販売商品の購入数量を減少させるように進言する請求項1から5までのいずれか1項に記載の商品販売管理装置。
【請求項7】
前記警告出力部は、今回の限定販売商品の購入数量を限定販売数量未満になる数量を出力する請求項1から6までのいずれか1項に記載の商品販売管理装置。
【請求項8】
限定販売商品数量判定部が限定販売数量以上であると判定した場合、当該商品の販売を禁止する請求項1から7までのいずれか1項に記載の商品販売管理装置。
【請求項9】
通常販売商品及び数量限定の限定販売商品の商品情報を記憶する商品情報記憶部と、商品を購入した顧客を撮影する顧客撮影部とを備え、
販売を行なう商品の各々について商品情報を取得する商品情報取得ステップと、
前記商品情報取得ステップによって取得した商品情報に基づいて、前記商品情記憶部を検索し、前記販売された商品が前記商品情報記憶部に記憶された限定販売商品であるか否かを判定する限定販売商品判定ステップと、
前記顧客撮影部によって撮影された顧客情報と、前記限定販売商品判定ステップにより限定販売商品と判定された数量とにより、同一顧客に販売された限定販売商品の数量を計数する限定販売商品計数ステップと、
計数された限定販売商品の数量が、所定数量未満か否かを判定する限定販売商品数量判定ステップと、
所定数量未満と判定された場合、販売された限定販売商品を特別価格で精算する精算ステップと
をコンピュータによって実行する商品販売管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−89024(P2012−89024A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−236720(P2010−236720)
【出願日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】