四柱推命色情報表示手段
【課題】四柱推命占いにおいて、当該者が運気として持つ色を分かり易く表示する。
【解決手段】四柱推命占いで、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合である六十干支色分け情報73と、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として該六十干支色分け情報73の中から持つ色の集合である個別所有色情報とを比較して所定の色情報を表示する手段であって、占い対象者の生年月日を入力する入力部6と、入力部からの入力情報によって演算を行っって個別所有色情報を得る色情報取得部7と、色情報取得部7で得た個別所有色情報を表示する表示部6とからなる。
【解決手段】四柱推命占いで、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合である六十干支色分け情報73と、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として該六十干支色分け情報73の中から持つ色の集合である個別所有色情報とを比較して所定の色情報を表示する手段であって、占い対象者の生年月日を入力する入力部6と、入力部からの入力情報によって演算を行っって個別所有色情報を得る色情報取得部7と、色情報取得部7で得た個別所有色情報を表示する表示部6とからなる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、四柱推命占いで、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として持つ色の情報及び/又は運気として不足する色の情報を表示する、色情報表示手段に関するものである。
【背景技術】
【0002】
四柱推命では、「世の中の森羅万象すべてのものは、『陰』と『陽』に分けられ、「木」「火」「土」「金」「水」の五つから成り立っているという考え方を陰陽五行説と言う(非特許文献1の16頁)。
「木」は、『陽』が[甲]、『陰』が[乙]に分けられ、「火」は、『陽』が[丙]、『陰』は「丁」に、「土」は『陽』が「戊」、『陰』は「己」に、「金」は、『陽』が[庚]、『陰』が[辛]に、「水」は、『陽』が[壬]、『陰』は[癸]に分けられる。
五行が『陰』と『陽』に分かれて十干となる。
暦の十二支を『陰』と『陽』に分けると、『陽』は[子][寅][辰][午][申][戌]、『陰』は、[丑][卯][巳][未][酉][亥]となる(非特許文献1の18頁)。
【0003】
十干と十二支の組合せを六十干支と云い、例えば、十干の[甲]と十二支の[子]が合わさって[甲子]となる。
干支の組合せは、『陽』は『陽』どうし、『陰』は『陰』どうしの決まりがあり、本来百二十通り有るはずの組合せが、『陰』と『陽』の組合せが除外されているから六十通りの組合せとなり、六十干支と呼ぶのである(非特許文献1の28頁)。
萬年暦(非特許文献2の第3頁)には、図13に示す如く、六十干支に「1」〜「60」の番号を付し、番号「1」に[甲子]、番号「2」に[乙丑]、番号「3」に[丙寅]…………番号「60」に[癸亥]を示した六十干支表が示されている。
以下の説明で、六十干支に付した各番号を、年柱に該当する場合は「年柱番号」、月柱に該当する場合は「月柱番号」、日柱に該当する場合は「日柱番号」と呼ぶ。
【0004】
萬年暦について簡単に説明する。
萬年暦は冊子となっており、図14は、萬年暦から昭和15年度分を、図15は、昭和16年度分を、図16は、昭和17度分を抜粋した表を示している。各年度毎1頁に表されている。
図15を参照すると、表外の上段に年号、(ここでは西暦(1941年)と元号(昭和16年)の両方)及び該年号に対応する六十干支である[辛巳]を印している。
表の上から2段目の横列に、右から左へ各「月」を表している。四柱推命では一年の始まりは、2月の「節入り」の日(立春)からであって(特許文献1の50頁)、立春より前は前年度となる(図14の1940年の「月」の行の最後に1月が表されている)。
尚、四柱推命では、月の始まりの日も一日からではなく、夫々の月の「節入り」の日から始まる。例えば、3月の始まりの日は「節入り」の日(5日頃(閏年があるので、ずれが生じる))の(啓蟄)であり、「節入り」の日の前は、前月となる。
【0005】
萬年暦の上から3段目の横行に、上段の各「月」に対する六十干支を示している。
最右縦列の1乃至31の数字は、「日」を表している。
各「月」の縦列と、各「日」の横列の交わる位置に、当該日に対する六十干支を示している。
【0006】
ここで、年柱、月柱、日柱の夫々の六十干支は、図13に示す六十干支が番号順に繰り返されている事実がある。番号60の次は番号1に戻る。
例えば、1941年の年柱に対応する六十干支の[辛巳]は、図13から番号18と分かり、前年の1940年の年柱に対応する六十干支は、番号17の[庚辰]、翌年の1942年では、番号19の[壬午]であり、年度順に六十干支も順に並んでいることが分かる。
又、図15の1941年の「月」の行で、年の開始の2月の[庚寅](番号27)から左へ[辛卯](番号28)、[壬辰](番号29)…年の終わりの1月の[辛丑](番号38)が番号順に並び、図8に示す翌年の開始月の2月は [壬寅](番号39)から始まっており、月の順に六十干支も順に並んでいることが分かる。
又、図15の1941年の2月1日の六十干支[庚辰](番号17)から一月末日[甲申](番号21)までが番号順に並んでいる。翌日である1942年2月1日は、番号22の[乙酉]であり(図8参照)、日の順に六十干支も順に並んでいることが分かる。
【0007】
前記十干には夫々に色が振り分けられており、図11は、「十干色分け表」を示している。[甲]は濃い青、[乙]は薄い青、[丙]は濃い赤、「丁」は薄い赤、「戊」は濃い黄、[己]は茶、[庚]は白、[辛]はアイボリー、[壬]は黒、[癸]は濃い緑であり、それぞれの色別に性情がある(非特許文献1の93頁)。
図11の色の行で、Aは濃い青、Bは薄い青、Cは濃い赤、Dは薄い赤、Eは濃い黄、Fは茶、Gは白、Hはアイボリー、Iは黒、Jは濃い緑を示しており(以下、同様とする)、以下、この10色を纏めて十干基本総色と呼ぶ。
【0008】
図12は、十二支を前記五行の「木」「火」「土」「金」「水」に分けて、夫々『陰』と『陽』に区別し、夫々に色を表した「十二支色分け表」である。
十干と十二支において、五行と『陰』、『陽』の一致するものに同じ色を当てており、十二支では同じ色となるのが、[丑]と[未]、[卯]と[戌]の二組ある。
【0009】
図3は、図17に示す六十干支表の1〜60の干支枠に対して、出願人が各枠にその枠の干支の十干に属する色(上段)と、十二支に属する色(下段)を表した「六十干支色分け表」である。
図3の内容である、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合を、以下、「六十干支色分け情報」と呼ぶ。
【0010】
四柱推命は、生年月日又は生年月日と生誕時間(以下、「生時」とする)から占うものであり、四柱推命の「四柱」』とは、年柱、月柱、日柱、時柱の4つを云い、それぞれ前出の六十干支の何れかに当てはまる。
前出の萬年暦によって、 占い対象者(以下、「当該者」と呼ぶ)の年柱、月柱、日柱、時柱の夫々について、六十干支の色を知ると、当該者が運気として持つ色が分かり、これを基にして占うことを本発明では「色占い」と呼ぶ。
但し、生時が不明の場合は、生年月日から分かる色のみで占う。
占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として六十干支色分け情報の中から持つ色の集合の情報を、以下、「個別所有色情報」と呼び、運気として不足する色の集合の情報を、以下、「個別不足色情報」と呼ぶ。
【0011】
【非特許文献1】基礎から学ぶ実践四柱推命学の16頁、18頁、93頁 (発行所:知道出版 著者:山田凰聖 発行日:2004年4月25日)
【非特許文献2】萬年暦の第3頁 (発行者:三木照山推命学研究会 著者:三木照山 発行日:平成 14年5月)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
前出の萬年暦等によって、当該者の生年、生月、生日、生時の夫々について、図10に示す、六十干支のどれに属するのかが分かる。
図3の表を用いると、当該者の生年、生月、生日、生時の夫々について、六十干支のどれに属するのか、及び属する干支の十干の色と、十二支の色の組合せが分かり、当該者が運気として持つ色を知って、色占いができる。
【0013】
しかし、四柱(年柱、月柱、日柱、時柱)の夫々について、2色の組合せがあり(同色どうしの組み合わせの可能性もあるので、本発明では「2つの色の組合せ」と呼ぶ)、計8つの色を記憶するのは難しい。従って、8つの色を紙に彩色して表し、或いは文字で印しておかねばならず、手間が掛かった。
【0014】
本発明は、四柱推命占いで、六十干支色分け情報を基に、当該者の個別所有色情報及び/或いは個別不足色情報を、当該者の生年月日を入力するだけで、表示部に分かり易く表示できる色情報表示手段を明らかにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の色情報表示手段は、当該者の生年月日を入力する入力部(6)と、該入力部からの入力情報によって演算を行い、或いは記憶してる萬年暦中の年柱、月柱、日柱の夫々に対する六十干支の色情報から、当該者の個別所有色情報及び/又は個別不足色情報を得る色情報取得部(7)と、該色情報取得部で得た個別所有色情報及び/又は個別不足色情報を表示する表示部(8)とからなる。
【発明の効果】
【0016】
当該者の生年月日を、入力部(6)によって入力することにより、色情報取得部(7)が演算を行ない、或いは記憶してる萬年暦中の年柱、月柱、日柱の夫々に対する六十干支の色情報から、当該者の個別所有色情報及び/又は個別不足色情報を表示部(8)に表示できる。
個別所有色情報を紙に彩色して表したり、文字に書き移す必要がなく、便利である。
表示部(8)に色情報が表示されている限り、占い中に、占い者が当該者の個別所有色情報を忘れてしまい、占いを中断してしまうことを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
第1実施例
図4は、第1実施例の色情報表示手段(1)のブロック図を示しており、該色情報表示手段は、当該者の生年月日を入力する入力部(6)と、該入力部からの入力情報によって演算を行って当該者の個別所有色情報を得る色情報取得部(7)と、該色情報取得部で得た個別所有色情報を基に、該個別所有色情報及び/又は個別不足色情報を表示する表示部(8)とからなる。
【0018】
色情報取得部(7)は、記憶部(71)と演算部(72)を有する。
記憶部(71)は、前記十干の基本総色を記憶した十干基本総色情報(70)と、六十干支色分け情報(73)と、各年号に対する各月の「節入り」の日を知る節入り情報(74)と、年柱番号、月柱番号、日柱番号を求めるために、年柱、月柱、日柱の夫々についての基本数を記憶している。
【0019】
六十干支色分け情報(73)は、前述の如く、図3に示す六十干支の個々の干支の番号と色を関連づけて記憶した情報である。
【0020】
節入り情報(74)は、各年号に対する各月の「節入り」の日を知る情報である。図2を参照すれば、最左縦列に年号、各年号に対応する横列に1月〜12月までの「節入り」の日が印されている。図2では1940年から1984年までの45年間分の節入り情報を表している。
占いは、通常存命者を対象とするから、100年遡って節入り情報を記録しておけば十分と思われる。
【0021】
次に前記演算の基礎となる基本数情報について、図1の基本数表に基づいて説明する。
当該者の生年月日から、演算によって、対応する「年柱番号」、「月柱番号」、「日柱番号」を得られるのは、1〜60の番号を順に付した六十干支は、年柱、月柱、日柱、時柱の夫々について、必ず番号順に繰り返されるからである。
即ち、ある年の六十干支が分かり、その年のある月の六十干支が分かり、その年その月のある日の六十干支が分かっていれば、それを基準日として、100年前でも、100年後でも、年柱、月柱、日柱、時柱の夫々について、萬年暦がなくても、計算で対応する六十干支を知ることができるのである。
【0022】
図1の基本数表(1)は、最上段の横列が項目欄(30)となっており、その下に、左側から右側へ順に(X軸方向に)、年号縦列(31)、年柱基本数縦列(32)、月柱基本数縦列(33)、日柱基本数縦列群(34)が設けられている。
日柱基本数縦列群(34)は、左から右へ順に1月から12月までに割り振った12列の日柱基本数縦列が並んでいる。
年号縦列(31)には、上から下へ(Y軸方向へ)年号の若い順に1年横1行として、節入り表(2)と同じく1940年から1984年までを表している。
年柱基本数縦列(32)、月柱基本数縦列(33)及び日柱基本数縦列群(34)の各日柱基本数縦列と、年号縦列(31)の各年の交わる部分に数字が印されている。
【0023】
年柱基本数縦列(32)に印されている各数字は、対応する各年の年柱番号である(後記の如く、例外もある)。例えば、1940年の六十干支は、図14の萬年暦から[庚辰]、そして図3の六十干支表から[庚辰]の番号は17であるから、年柱基本数縦列(32)の1940年に対応する位置には「17」の数字が印されている。
前述の如く、六十干支は、1から60の番号順に繰り返すから、1941年の六十干支は、18番[辛巳]となり、以下、機械的に年柱番号を付すことができる。
【0024】
月柱基本数縦列(33)の各年度毎に印された数字は、該数字に生月の数字を加算した数字或いは該加算して得られた数字が60を越えた場合は、該加算して得られた数字から60を減じた数字が、当該月(四柱推命では、生日が生月の「節入り」の日より前であれば前月とする)の六十干支の番号と一致する。
月柱基本数縦列(33)の数字列を見ると、1年毎に数が12(12か月分)増えて、60を越えると、加算数から60を減じていることが分かる。
【0025】
日柱基本数縦列群(34)の各月毎に縦方向に列挙された数字は、該数字に生日の数字を加算した数字或いは該加算して得られた数字が60を越えた場合は、該加算して得られた数字から60を減じた数字が、当該日の日柱番号と一致する様に決められている。
前記基本数情報は、図1に示す基本数表(1)の内容のことである。
【0026】
第1実施例の演算の手法
図5のフローチャートに基づいて演算の手法を説明する。
先ず、入力部(6)によって、当該者の生年(Y)、生月(M)、生日(D)を色情報取得部(7)に入力する(S1)。
年柱番号を求める。
色情報取得部(7)は記憶部(71)に記憶している基本数情報(75)から、生年に対応する年柱番号(Yp)を選択し(S2)、生月が当該年の立春より後か(立春の日を含む)、前かを判断し(S3)、後であれば、該年柱番号をそのまま占い上の年柱番号(Yp)とする(S4)。後であれば生年の年柱番号から1を減じた数(Yp−1)を占い上の年柱番号とする(四柱推命では
、「当該者の生日が立春より前であれば、前年とする」とするから)(S5)。
【0027】
月柱番号を求める。
基本数情報(75)から当該者の月柱番号(Mp)を選択する(S6)。
当該年に対応する月柱基本数に、当該者の生月の数を加える(Mp+M)(S7)。例えば、1月生れなら1を、10月生まれなら10を加える。計算結果が0となれば、60とし、計算結果が60より大きくなれば、その数から60を減じた数を月柱番号とする。
ここで当該者の生日が、節入り情報(74)より得られる当該者の生月の「節入り」の日よりも前か後(「節入り」の日を含む)を判断し(S8)、後であれば「月柱番号」をそのまま占い上の「月柱番号」(Mq)とする(S9)。前であれば生月の月柱番号から1を減じた数(Mq−1)を占い上の月柱番号とする(S10)(四柱推命では、「当該者の生日が、当該月の「節入り」の日よりも前であれば、前月とする」から)。
【0028】
日柱番号を求める。
基本数情報(75)から当該者の当該年の当該月の日柱基本数(Dp)を選択する(S11)。
該日柱基本数に当該者の生日を加える(Dp+D)(S12)。例えば、生日が3日ならば3を、12日ならば12を加える。これが占い上の日柱番号(Dq)である(S13)。但し、計算結果が0となれば、日柱番号は60となる。計算結果が60より大きくなれば、60以下になるまで60を引き続け、初めて60以下になった数字が占い上の日柱番号である。
【0029】
出力する色情報を決める。
演算部(72)は、前記六十干支色分け情報(73)から、上記導き出した占い上の、年柱番号、月柱番号、日柱番号に対応するものを選択して、当該者の個別所有色情報を得る。
又、十干総色部(70)に記憶し図11に示す、濃い青、薄い青、濃い赤、薄い赤、濃い黄、茶、白、アイボリー、黒、濃い緑の十干基本総色と比較して、前記手法で得た当該者の個別所有色情報の不足している色を判別し、個別不足色情報を得る。
【0030】
上記した個別所有色情報と、個別不足色情報をコンピュータディスプレイ等の表示部(8)に出力して、分かり易く表示する。
上記実施例で、当該者の個別所有色情報は、年柱で2色、月柱で2色、日柱で2色の計6色であり、十干の10色からは最低でも4色不足する。年柱、月柱、日柱において重複する色があれば、不足する色の数は増える
当該者は、不足している色が分かれば、不足している色の衣服や装飾品を身に付けることで、不足している色を補って、運気がよい方に向かう様に心掛けることができる。
又、個別所有色情報に重複しいる色があれば、その色の衣服や装飾品を身に付けないことで、過剰な運気を和らげる様に心掛けることができる。
これ以上の占いに対する説明は、特許の分野ではないので省略する。
【0031】
演算及び表示の具体例
今、当該者が昭和16年11月28日生まれとする。
イ.年柱番号を求める
昭和16年は、西暦1941年である。図1の基本数表(1)の1941年の横列を見ると、年柱番号は18である。生月生日の11月3日は立春より後であるから、1を減じる必要はなく、18がそのまま占い上の年柱番号となる。
ロ.月柱番号を求める
1941年の月柱基本数字は25である。生月は11月であるから、これに11を加えると、25+11=36となる。
図2から、当該者の生月である11月の「節入り」の日は8日であるから、生日は当該月の「節入り」の日より後となる。従って、そのまま36が占い上の月柱番号となる。
ハ.日柱番号を求める
1941年と11月の交差する日柱基本数字は49である。これに生日の28日を加えて、49+28=77となる。
77>60であるから、77−60=17
17が占い上の日柱番号となる。
【0032】
以上より、当該者の年柱番号は18、月柱番号は36、日柱番号は17である。表3の六十干支色分け表(3)より、対応する六十干支は、夫々[辛巳]、[己亥][庚辰]、運気として持つ色は、夫々、アイボリーと薄い赤、茶と濃い緑、白と濃い黄であることが分かる。
十干の基本総色から不足する色は、濃い青、薄い青、濃い赤、黒である。
【0033】
上記当該者が運気として持つ色及び不足する色を、グールプ分けする等、分かり易い状態で彩色及び/又は文字でコンピュータディスプレイ画面に表示する。このとき各色表示の近傍に、対応する六十干支の該当する1つの干支を文字表示する。例えば、アイボリーの近傍に[辛巳]と表示する。
【0034】
第2実施例
図8は、第2実施例の色情報表示手段(1)のブロック図を示しており、該色情報手段は、
前記第1実施例と同様にして、当該者の生年月日を入力する入力部(6)と、該入力部からの入力情報によって演算を行い当該者の個別所有色情報を得るる色情報取得部(7)と、該色情報取得部で得た色情報を表示する表示部(8)とからなる。
色情報取得部(7)は、記憶部(71)と演算部(72)を有する。
記憶部(71)は、十干基本総色情報(70)と、六十干支色分け情報(73)と、節入り情報(74)と、生年が閏年が否かを区別して加算する数字を選択できる加算情報(76)と、年柱番号、月柱番号、日柱番号を求めるための、年柱、月柱、日柱の夫々についての基本数字を記憶した基本数字情報(77)を有している。
【0035】
十干基本総色情報(70)、六十干支色分け情報(73)及び節入り情報(74)は、前記第1実施例で説明済みである。
基本数字情報(77)は、第1実施例の基本数情報(75)に準じるものである。
【0036】
色情報取得部(7)の演算の基礎となる基本数情報(75)について、図6の基本数表に基づいて説明する。
基本数字表(4)は、最上段の横列が項目欄(40)となっており、その下に、左側から右側へ順に、年号縦列(41)、年柱縦列(42)、月柱基本数縦列(43)、日柱基本数縦列(44)が設けられている。
年号縦列(41)は第1実施例の基本数表(1)の年号縦列(31)と同じであり、年柱基本数縦列(42)は第1実施例の年柱基本数縦列(32)と同じであるから説明は省略する。
【0037】
日柱基本数縦列(44)には、各年号に対応して数字が印されているが、この数字は、該数字に後記する加算表(5)から得られた数字を加えた数が、当該年柱番号となる様に決められている。
実施例では、日柱基本数縦列(44)は、第1実施例の図1に示す基本数表(1)の1月の日柱基本数縦列の数字をそのまま列挙した。
例えば、図6において、1940年に対応する日柱基本数は39、1941年に対応する日柱基本数は45であり、図1において、1940年1月の番号、1941年1月の番号も同じく39、45である。
【0038】
基本数字表(4)では、閏年に当たる年度の横列にはドット群等、目印が施されているが、基本数情報(75)には、各年号が閏年に当たるか否か識別出来ることが必須である。
【0039】
図7の加算表(5)は、図6の各年号の日柱基本数縦列(44)の数字に、当該年号が閏年が否を区別して加算する数字を印しており、加算した計算結果の数字が、当該年度の当該日の日柱番号になる様にしたものである。
加算表(5)は、横軸に1月から12月を順に割り振り、各月の下方にて、上段に非閏年の場合に加える数字、下段に閏年の場合に加える数字を印している。
非閏年と3月の交差する位置に59(−1)とあるが、これは59を加えてもいいし、1を引いてもよいと言う意味である。
【0040】
尚、基本数字表(4)の日柱基本数縦列(44)に列挙する数字、及び加算表(5)に列挙する数字は、実施例の数字に限るものではなく、日柱基本数縦列(44)の当該年の数字と、当該年の当該月が閏年か否かの別による加算表(5)の数字と当該者の生日とを加えた数字が当該年柱番号となる様にすれば、任意の番号を付すことができる。
日柱基本数縦列(44)に列挙する数字を任意に決めると、加算表(5)に列挙する数字は自動的に決まり、逆に、加算表(5)に列挙する数字を任意に決めると日柱基本数縦列(44)に列挙する数字は自動的に決まる。
【0041】
第2実施例の演算の手法
図10のフローチャートに基づいて説明する。
当該者の生年月日を入力してから、当該者の年柱番号及び月柱番号を求める手法(S1)から(S9)までは、第1実施例と同じ手法であるから、説明は省略する。
次に、当該者の日柱番号を求める。
入力された当該者の生年月日(S1)に基づき、基本数字情報(77)から当該年の日柱基本数(Dr)を知り、又、当該年が閏年か否を判別して、加算情報(76)から当該月に該当する数字(Ds又はDd´)を選択し(S11)、
これらの数を加算し、更に当該者の生日の数字(D)を加えた数字が「日柱番号」となる。
但し、計算結果が0となれば、日柱番号は60となる。計算結果が60より大きくなれば、60以下になるまで60を引き続け、初めて60以下になった数字が占い上の日柱番号である。
【0042】
第2実施例の演算の具体例
今、当該者が昭和52年1月3日生まれとする。
年柱番号を求める
昭和52年は、西暦1977年である。基本数字情報(77)(図6参照)から年柱番号は54である。生月の1月は立春より前であるから、年柱番号から1を減じる必要があり、53が占い上の年柱番号となる。
月柱番号を求める
当該年(1977年)の月柱基本数字は37であり、これに生月の1を加えると38となる。節入り情報(74)(図2参照)から、当該月(1月)の「節入り」は5日と分かり、当該者の生日は生月の「節入り」の日の前であり、上記38から1を減じると37となり、これが占い上の月柱番号となる。
日柱番号を求める
図4の基本数字情報(77)から日柱基本数は54と分かり(図6の当該年と日柱基本数縦列(44)とが交差する位置を参照)、これに生日の3を加えて、57となる。
60>57であるから、57が占い上の日柱番号となる。
以上より、当該者の年柱番号は53、月柱番号は37、日柱番号は57となるので、六十干支色分け情報(73)(表3の六十干支色分け表を参照) より、対応する六十干支は、年柱は[丙辰]、月柱は[庚子]日柱は[庚申]であり、夫々当該者が運気としして持つ色は、濃い赤と濃い黄色、白と黒、白と白となる。
(萬年暦では、1977年の前年の1月の月柱は[辛丑]と表されているが、生日が当該1月の「節入り」の日より前であるから等該月の前月の六十干支である[庚子]となる)、
【0043】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【0044】
上記実施例では、四柱推命の四柱の内、時柱について触れていないが、非特許文献1の7頁には、生日に対する生時に対する六十干支が表されている。
図9は、それを数字で表した時柱番号表である。
最右縦列は生時を示し、最上段横列は日柱番号の下一桁である。これらの交わる位置に印されている数字が、時柱番号であり、この番号を、図3の六十干支色分け表(3)に当てはめることによって、時柱に対応する六十干支を知ることができる。
上記時柱の情報を第1実施例、第2実施例の色情報取得部(7)の記憶部(71)に記憶しておき、入力部(6)に生年月日に加えて、生時を入力すると、時柱の六十干支の色も加味した、色情報を表示することができる。
生時を入力するか否か(生時を知っているか否か)で、当該者の運気として持つ色の種類が変わるが、これも又、その人の運気である。
【0045】
尚、第1実施例、第2実施例は、コンピュータを用いて当該者の、六十干支を検索するための演算の一例であって、前記した如く、六十干支は、年柱、月柱、日柱の何れについても、夫々順番が決まっているから、閏年、非閏年の別、大の月、小の月の別を考慮した演算式は、幾通りも実施可能である。
【0046】
尚、本発明の実施に際して、色情報取得部(7)の記憶部(71)に、生年月日毎に夫々に対応する六十干支及び色情報を、所定期間分、例えば100年間分を記憶させておき、入力部(6)に生年月日を入力すると、記憶部(71)から該当する色情報を引き出し、該色情報を基に演算部(72)で演算を行って、当該者の個別所有色情報及び/或いは個別不足色情報を表示部(8)に表示することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】第1実施例に関する基本数表である。
【図2】節入り表である。
【図3】六十干支色分け表である。
【図4】第1実施例の色表示手段のブロック図である。
【図5】第1実施例のフローチャートである。
【図6】第2実施例の基本数字表である。
【図7】加算表である。
【図8】第2実施例の色情報表示手段のフローチャートである。
【図9】時柱番号表である。
【図10】第2実施例のフローチャートである。
【図11】十干色分け表である。
【図12】十二支色分け表
【図13】六十干支表である。
【図14】萬年暦の1940年の頁である。
【図15】萬年暦の1941年の頁である。
【図16】萬年暦の1942年の頁である。
【符号の説明】
【0048】
1 色表示手段具
6 入力部
7 色情報取得部
71 記憶部
72 演算部
70 十干基本総色情報
73 六十干支色分け情報
74 節入り情報
75 基本数情報
76 加算情報
77 基本数字情報
【技術分野】
【0001】
本発明は、四柱推命占いで、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として持つ色の情報及び/又は運気として不足する色の情報を表示する、色情報表示手段に関するものである。
【背景技術】
【0002】
四柱推命では、「世の中の森羅万象すべてのものは、『陰』と『陽』に分けられ、「木」「火」「土」「金」「水」の五つから成り立っているという考え方を陰陽五行説と言う(非特許文献1の16頁)。
「木」は、『陽』が[甲]、『陰』が[乙]に分けられ、「火」は、『陽』が[丙]、『陰』は「丁」に、「土」は『陽』が「戊」、『陰』は「己」に、「金」は、『陽』が[庚]、『陰』が[辛]に、「水」は、『陽』が[壬]、『陰』は[癸]に分けられる。
五行が『陰』と『陽』に分かれて十干となる。
暦の十二支を『陰』と『陽』に分けると、『陽』は[子][寅][辰][午][申][戌]、『陰』は、[丑][卯][巳][未][酉][亥]となる(非特許文献1の18頁)。
【0003】
十干と十二支の組合せを六十干支と云い、例えば、十干の[甲]と十二支の[子]が合わさって[甲子]となる。
干支の組合せは、『陽』は『陽』どうし、『陰』は『陰』どうしの決まりがあり、本来百二十通り有るはずの組合せが、『陰』と『陽』の組合せが除外されているから六十通りの組合せとなり、六十干支と呼ぶのである(非特許文献1の28頁)。
萬年暦(非特許文献2の第3頁)には、図13に示す如く、六十干支に「1」〜「60」の番号を付し、番号「1」に[甲子]、番号「2」に[乙丑]、番号「3」に[丙寅]…………番号「60」に[癸亥]を示した六十干支表が示されている。
以下の説明で、六十干支に付した各番号を、年柱に該当する場合は「年柱番号」、月柱に該当する場合は「月柱番号」、日柱に該当する場合は「日柱番号」と呼ぶ。
【0004】
萬年暦について簡単に説明する。
萬年暦は冊子となっており、図14は、萬年暦から昭和15年度分を、図15は、昭和16年度分を、図16は、昭和17度分を抜粋した表を示している。各年度毎1頁に表されている。
図15を参照すると、表外の上段に年号、(ここでは西暦(1941年)と元号(昭和16年)の両方)及び該年号に対応する六十干支である[辛巳]を印している。
表の上から2段目の横列に、右から左へ各「月」を表している。四柱推命では一年の始まりは、2月の「節入り」の日(立春)からであって(特許文献1の50頁)、立春より前は前年度となる(図14の1940年の「月」の行の最後に1月が表されている)。
尚、四柱推命では、月の始まりの日も一日からではなく、夫々の月の「節入り」の日から始まる。例えば、3月の始まりの日は「節入り」の日(5日頃(閏年があるので、ずれが生じる))の(啓蟄)であり、「節入り」の日の前は、前月となる。
【0005】
萬年暦の上から3段目の横行に、上段の各「月」に対する六十干支を示している。
最右縦列の1乃至31の数字は、「日」を表している。
各「月」の縦列と、各「日」の横列の交わる位置に、当該日に対する六十干支を示している。
【0006】
ここで、年柱、月柱、日柱の夫々の六十干支は、図13に示す六十干支が番号順に繰り返されている事実がある。番号60の次は番号1に戻る。
例えば、1941年の年柱に対応する六十干支の[辛巳]は、図13から番号18と分かり、前年の1940年の年柱に対応する六十干支は、番号17の[庚辰]、翌年の1942年では、番号19の[壬午]であり、年度順に六十干支も順に並んでいることが分かる。
又、図15の1941年の「月」の行で、年の開始の2月の[庚寅](番号27)から左へ[辛卯](番号28)、[壬辰](番号29)…年の終わりの1月の[辛丑](番号38)が番号順に並び、図8に示す翌年の開始月の2月は [壬寅](番号39)から始まっており、月の順に六十干支も順に並んでいることが分かる。
又、図15の1941年の2月1日の六十干支[庚辰](番号17)から一月末日[甲申](番号21)までが番号順に並んでいる。翌日である1942年2月1日は、番号22の[乙酉]であり(図8参照)、日の順に六十干支も順に並んでいることが分かる。
【0007】
前記十干には夫々に色が振り分けられており、図11は、「十干色分け表」を示している。[甲]は濃い青、[乙]は薄い青、[丙]は濃い赤、「丁」は薄い赤、「戊」は濃い黄、[己]は茶、[庚]は白、[辛]はアイボリー、[壬]は黒、[癸]は濃い緑であり、それぞれの色別に性情がある(非特許文献1の93頁)。
図11の色の行で、Aは濃い青、Bは薄い青、Cは濃い赤、Dは薄い赤、Eは濃い黄、Fは茶、Gは白、Hはアイボリー、Iは黒、Jは濃い緑を示しており(以下、同様とする)、以下、この10色を纏めて十干基本総色と呼ぶ。
【0008】
図12は、十二支を前記五行の「木」「火」「土」「金」「水」に分けて、夫々『陰』と『陽』に区別し、夫々に色を表した「十二支色分け表」である。
十干と十二支において、五行と『陰』、『陽』の一致するものに同じ色を当てており、十二支では同じ色となるのが、[丑]と[未]、[卯]と[戌]の二組ある。
【0009】
図3は、図17に示す六十干支表の1〜60の干支枠に対して、出願人が各枠にその枠の干支の十干に属する色(上段)と、十二支に属する色(下段)を表した「六十干支色分け表」である。
図3の内容である、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合を、以下、「六十干支色分け情報」と呼ぶ。
【0010】
四柱推命は、生年月日又は生年月日と生誕時間(以下、「生時」とする)から占うものであり、四柱推命の「四柱」』とは、年柱、月柱、日柱、時柱の4つを云い、それぞれ前出の六十干支の何れかに当てはまる。
前出の萬年暦によって、 占い対象者(以下、「当該者」と呼ぶ)の年柱、月柱、日柱、時柱の夫々について、六十干支の色を知ると、当該者が運気として持つ色が分かり、これを基にして占うことを本発明では「色占い」と呼ぶ。
但し、生時が不明の場合は、生年月日から分かる色のみで占う。
占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として六十干支色分け情報の中から持つ色の集合の情報を、以下、「個別所有色情報」と呼び、運気として不足する色の集合の情報を、以下、「個別不足色情報」と呼ぶ。
【0011】
【非特許文献1】基礎から学ぶ実践四柱推命学の16頁、18頁、93頁 (発行所:知道出版 著者:山田凰聖 発行日:2004年4月25日)
【非特許文献2】萬年暦の第3頁 (発行者:三木照山推命学研究会 著者:三木照山 発行日:平成 14年5月)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
前出の萬年暦等によって、当該者の生年、生月、生日、生時の夫々について、図10に示す、六十干支のどれに属するのかが分かる。
図3の表を用いると、当該者の生年、生月、生日、生時の夫々について、六十干支のどれに属するのか、及び属する干支の十干の色と、十二支の色の組合せが分かり、当該者が運気として持つ色を知って、色占いができる。
【0013】
しかし、四柱(年柱、月柱、日柱、時柱)の夫々について、2色の組合せがあり(同色どうしの組み合わせの可能性もあるので、本発明では「2つの色の組合せ」と呼ぶ)、計8つの色を記憶するのは難しい。従って、8つの色を紙に彩色して表し、或いは文字で印しておかねばならず、手間が掛かった。
【0014】
本発明は、四柱推命占いで、六十干支色分け情報を基に、当該者の個別所有色情報及び/或いは個別不足色情報を、当該者の生年月日を入力するだけで、表示部に分かり易く表示できる色情報表示手段を明らかにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の色情報表示手段は、当該者の生年月日を入力する入力部(6)と、該入力部からの入力情報によって演算を行い、或いは記憶してる萬年暦中の年柱、月柱、日柱の夫々に対する六十干支の色情報から、当該者の個別所有色情報及び/又は個別不足色情報を得る色情報取得部(7)と、該色情報取得部で得た個別所有色情報及び/又は個別不足色情報を表示する表示部(8)とからなる。
【発明の効果】
【0016】
当該者の生年月日を、入力部(6)によって入力することにより、色情報取得部(7)が演算を行ない、或いは記憶してる萬年暦中の年柱、月柱、日柱の夫々に対する六十干支の色情報から、当該者の個別所有色情報及び/又は個別不足色情報を表示部(8)に表示できる。
個別所有色情報を紙に彩色して表したり、文字に書き移す必要がなく、便利である。
表示部(8)に色情報が表示されている限り、占い中に、占い者が当該者の個別所有色情報を忘れてしまい、占いを中断してしまうことを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
第1実施例
図4は、第1実施例の色情報表示手段(1)のブロック図を示しており、該色情報表示手段は、当該者の生年月日を入力する入力部(6)と、該入力部からの入力情報によって演算を行って当該者の個別所有色情報を得る色情報取得部(7)と、該色情報取得部で得た個別所有色情報を基に、該個別所有色情報及び/又は個別不足色情報を表示する表示部(8)とからなる。
【0018】
色情報取得部(7)は、記憶部(71)と演算部(72)を有する。
記憶部(71)は、前記十干の基本総色を記憶した十干基本総色情報(70)と、六十干支色分け情報(73)と、各年号に対する各月の「節入り」の日を知る節入り情報(74)と、年柱番号、月柱番号、日柱番号を求めるために、年柱、月柱、日柱の夫々についての基本数を記憶している。
【0019】
六十干支色分け情報(73)は、前述の如く、図3に示す六十干支の個々の干支の番号と色を関連づけて記憶した情報である。
【0020】
節入り情報(74)は、各年号に対する各月の「節入り」の日を知る情報である。図2を参照すれば、最左縦列に年号、各年号に対応する横列に1月〜12月までの「節入り」の日が印されている。図2では1940年から1984年までの45年間分の節入り情報を表している。
占いは、通常存命者を対象とするから、100年遡って節入り情報を記録しておけば十分と思われる。
【0021】
次に前記演算の基礎となる基本数情報について、図1の基本数表に基づいて説明する。
当該者の生年月日から、演算によって、対応する「年柱番号」、「月柱番号」、「日柱番号」を得られるのは、1〜60の番号を順に付した六十干支は、年柱、月柱、日柱、時柱の夫々について、必ず番号順に繰り返されるからである。
即ち、ある年の六十干支が分かり、その年のある月の六十干支が分かり、その年その月のある日の六十干支が分かっていれば、それを基準日として、100年前でも、100年後でも、年柱、月柱、日柱、時柱の夫々について、萬年暦がなくても、計算で対応する六十干支を知ることができるのである。
【0022】
図1の基本数表(1)は、最上段の横列が項目欄(30)となっており、その下に、左側から右側へ順に(X軸方向に)、年号縦列(31)、年柱基本数縦列(32)、月柱基本数縦列(33)、日柱基本数縦列群(34)が設けられている。
日柱基本数縦列群(34)は、左から右へ順に1月から12月までに割り振った12列の日柱基本数縦列が並んでいる。
年号縦列(31)には、上から下へ(Y軸方向へ)年号の若い順に1年横1行として、節入り表(2)と同じく1940年から1984年までを表している。
年柱基本数縦列(32)、月柱基本数縦列(33)及び日柱基本数縦列群(34)の各日柱基本数縦列と、年号縦列(31)の各年の交わる部分に数字が印されている。
【0023】
年柱基本数縦列(32)に印されている各数字は、対応する各年の年柱番号である(後記の如く、例外もある)。例えば、1940年の六十干支は、図14の萬年暦から[庚辰]、そして図3の六十干支表から[庚辰]の番号は17であるから、年柱基本数縦列(32)の1940年に対応する位置には「17」の数字が印されている。
前述の如く、六十干支は、1から60の番号順に繰り返すから、1941年の六十干支は、18番[辛巳]となり、以下、機械的に年柱番号を付すことができる。
【0024】
月柱基本数縦列(33)の各年度毎に印された数字は、該数字に生月の数字を加算した数字或いは該加算して得られた数字が60を越えた場合は、該加算して得られた数字から60を減じた数字が、当該月(四柱推命では、生日が生月の「節入り」の日より前であれば前月とする)の六十干支の番号と一致する。
月柱基本数縦列(33)の数字列を見ると、1年毎に数が12(12か月分)増えて、60を越えると、加算数から60を減じていることが分かる。
【0025】
日柱基本数縦列群(34)の各月毎に縦方向に列挙された数字は、該数字に生日の数字を加算した数字或いは該加算して得られた数字が60を越えた場合は、該加算して得られた数字から60を減じた数字が、当該日の日柱番号と一致する様に決められている。
前記基本数情報は、図1に示す基本数表(1)の内容のことである。
【0026】
第1実施例の演算の手法
図5のフローチャートに基づいて演算の手法を説明する。
先ず、入力部(6)によって、当該者の生年(Y)、生月(M)、生日(D)を色情報取得部(7)に入力する(S1)。
年柱番号を求める。
色情報取得部(7)は記憶部(71)に記憶している基本数情報(75)から、生年に対応する年柱番号(Yp)を選択し(S2)、生月が当該年の立春より後か(立春の日を含む)、前かを判断し(S3)、後であれば、該年柱番号をそのまま占い上の年柱番号(Yp)とする(S4)。後であれば生年の年柱番号から1を減じた数(Yp−1)を占い上の年柱番号とする(四柱推命では
、「当該者の生日が立春より前であれば、前年とする」とするから)(S5)。
【0027】
月柱番号を求める。
基本数情報(75)から当該者の月柱番号(Mp)を選択する(S6)。
当該年に対応する月柱基本数に、当該者の生月の数を加える(Mp+M)(S7)。例えば、1月生れなら1を、10月生まれなら10を加える。計算結果が0となれば、60とし、計算結果が60より大きくなれば、その数から60を減じた数を月柱番号とする。
ここで当該者の生日が、節入り情報(74)より得られる当該者の生月の「節入り」の日よりも前か後(「節入り」の日を含む)を判断し(S8)、後であれば「月柱番号」をそのまま占い上の「月柱番号」(Mq)とする(S9)。前であれば生月の月柱番号から1を減じた数(Mq−1)を占い上の月柱番号とする(S10)(四柱推命では、「当該者の生日が、当該月の「節入り」の日よりも前であれば、前月とする」から)。
【0028】
日柱番号を求める。
基本数情報(75)から当該者の当該年の当該月の日柱基本数(Dp)を選択する(S11)。
該日柱基本数に当該者の生日を加える(Dp+D)(S12)。例えば、生日が3日ならば3を、12日ならば12を加える。これが占い上の日柱番号(Dq)である(S13)。但し、計算結果が0となれば、日柱番号は60となる。計算結果が60より大きくなれば、60以下になるまで60を引き続け、初めて60以下になった数字が占い上の日柱番号である。
【0029】
出力する色情報を決める。
演算部(72)は、前記六十干支色分け情報(73)から、上記導き出した占い上の、年柱番号、月柱番号、日柱番号に対応するものを選択して、当該者の個別所有色情報を得る。
又、十干総色部(70)に記憶し図11に示す、濃い青、薄い青、濃い赤、薄い赤、濃い黄、茶、白、アイボリー、黒、濃い緑の十干基本総色と比較して、前記手法で得た当該者の個別所有色情報の不足している色を判別し、個別不足色情報を得る。
【0030】
上記した個別所有色情報と、個別不足色情報をコンピュータディスプレイ等の表示部(8)に出力して、分かり易く表示する。
上記実施例で、当該者の個別所有色情報は、年柱で2色、月柱で2色、日柱で2色の計6色であり、十干の10色からは最低でも4色不足する。年柱、月柱、日柱において重複する色があれば、不足する色の数は増える
当該者は、不足している色が分かれば、不足している色の衣服や装飾品を身に付けることで、不足している色を補って、運気がよい方に向かう様に心掛けることができる。
又、個別所有色情報に重複しいる色があれば、その色の衣服や装飾品を身に付けないことで、過剰な運気を和らげる様に心掛けることができる。
これ以上の占いに対する説明は、特許の分野ではないので省略する。
【0031】
演算及び表示の具体例
今、当該者が昭和16年11月28日生まれとする。
イ.年柱番号を求める
昭和16年は、西暦1941年である。図1の基本数表(1)の1941年の横列を見ると、年柱番号は18である。生月生日の11月3日は立春より後であるから、1を減じる必要はなく、18がそのまま占い上の年柱番号となる。
ロ.月柱番号を求める
1941年の月柱基本数字は25である。生月は11月であるから、これに11を加えると、25+11=36となる。
図2から、当該者の生月である11月の「節入り」の日は8日であるから、生日は当該月の「節入り」の日より後となる。従って、そのまま36が占い上の月柱番号となる。
ハ.日柱番号を求める
1941年と11月の交差する日柱基本数字は49である。これに生日の28日を加えて、49+28=77となる。
77>60であるから、77−60=17
17が占い上の日柱番号となる。
【0032】
以上より、当該者の年柱番号は18、月柱番号は36、日柱番号は17である。表3の六十干支色分け表(3)より、対応する六十干支は、夫々[辛巳]、[己亥][庚辰]、運気として持つ色は、夫々、アイボリーと薄い赤、茶と濃い緑、白と濃い黄であることが分かる。
十干の基本総色から不足する色は、濃い青、薄い青、濃い赤、黒である。
【0033】
上記当該者が運気として持つ色及び不足する色を、グールプ分けする等、分かり易い状態で彩色及び/又は文字でコンピュータディスプレイ画面に表示する。このとき各色表示の近傍に、対応する六十干支の該当する1つの干支を文字表示する。例えば、アイボリーの近傍に[辛巳]と表示する。
【0034】
第2実施例
図8は、第2実施例の色情報表示手段(1)のブロック図を示しており、該色情報手段は、
前記第1実施例と同様にして、当該者の生年月日を入力する入力部(6)と、該入力部からの入力情報によって演算を行い当該者の個別所有色情報を得るる色情報取得部(7)と、該色情報取得部で得た色情報を表示する表示部(8)とからなる。
色情報取得部(7)は、記憶部(71)と演算部(72)を有する。
記憶部(71)は、十干基本総色情報(70)と、六十干支色分け情報(73)と、節入り情報(74)と、生年が閏年が否かを区別して加算する数字を選択できる加算情報(76)と、年柱番号、月柱番号、日柱番号を求めるための、年柱、月柱、日柱の夫々についての基本数字を記憶した基本数字情報(77)を有している。
【0035】
十干基本総色情報(70)、六十干支色分け情報(73)及び節入り情報(74)は、前記第1実施例で説明済みである。
基本数字情報(77)は、第1実施例の基本数情報(75)に準じるものである。
【0036】
色情報取得部(7)の演算の基礎となる基本数情報(75)について、図6の基本数表に基づいて説明する。
基本数字表(4)は、最上段の横列が項目欄(40)となっており、その下に、左側から右側へ順に、年号縦列(41)、年柱縦列(42)、月柱基本数縦列(43)、日柱基本数縦列(44)が設けられている。
年号縦列(41)は第1実施例の基本数表(1)の年号縦列(31)と同じであり、年柱基本数縦列(42)は第1実施例の年柱基本数縦列(32)と同じであるから説明は省略する。
【0037】
日柱基本数縦列(44)には、各年号に対応して数字が印されているが、この数字は、該数字に後記する加算表(5)から得られた数字を加えた数が、当該年柱番号となる様に決められている。
実施例では、日柱基本数縦列(44)は、第1実施例の図1に示す基本数表(1)の1月の日柱基本数縦列の数字をそのまま列挙した。
例えば、図6において、1940年に対応する日柱基本数は39、1941年に対応する日柱基本数は45であり、図1において、1940年1月の番号、1941年1月の番号も同じく39、45である。
【0038】
基本数字表(4)では、閏年に当たる年度の横列にはドット群等、目印が施されているが、基本数情報(75)には、各年号が閏年に当たるか否か識別出来ることが必須である。
【0039】
図7の加算表(5)は、図6の各年号の日柱基本数縦列(44)の数字に、当該年号が閏年が否を区別して加算する数字を印しており、加算した計算結果の数字が、当該年度の当該日の日柱番号になる様にしたものである。
加算表(5)は、横軸に1月から12月を順に割り振り、各月の下方にて、上段に非閏年の場合に加える数字、下段に閏年の場合に加える数字を印している。
非閏年と3月の交差する位置に59(−1)とあるが、これは59を加えてもいいし、1を引いてもよいと言う意味である。
【0040】
尚、基本数字表(4)の日柱基本数縦列(44)に列挙する数字、及び加算表(5)に列挙する数字は、実施例の数字に限るものではなく、日柱基本数縦列(44)の当該年の数字と、当該年の当該月が閏年か否かの別による加算表(5)の数字と当該者の生日とを加えた数字が当該年柱番号となる様にすれば、任意の番号を付すことができる。
日柱基本数縦列(44)に列挙する数字を任意に決めると、加算表(5)に列挙する数字は自動的に決まり、逆に、加算表(5)に列挙する数字を任意に決めると日柱基本数縦列(44)に列挙する数字は自動的に決まる。
【0041】
第2実施例の演算の手法
図10のフローチャートに基づいて説明する。
当該者の生年月日を入力してから、当該者の年柱番号及び月柱番号を求める手法(S1)から(S9)までは、第1実施例と同じ手法であるから、説明は省略する。
次に、当該者の日柱番号を求める。
入力された当該者の生年月日(S1)に基づき、基本数字情報(77)から当該年の日柱基本数(Dr)を知り、又、当該年が閏年か否を判別して、加算情報(76)から当該月に該当する数字(Ds又はDd´)を選択し(S11)、
これらの数を加算し、更に当該者の生日の数字(D)を加えた数字が「日柱番号」となる。
但し、計算結果が0となれば、日柱番号は60となる。計算結果が60より大きくなれば、60以下になるまで60を引き続け、初めて60以下になった数字が占い上の日柱番号である。
【0042】
第2実施例の演算の具体例
今、当該者が昭和52年1月3日生まれとする。
年柱番号を求める
昭和52年は、西暦1977年である。基本数字情報(77)(図6参照)から年柱番号は54である。生月の1月は立春より前であるから、年柱番号から1を減じる必要があり、53が占い上の年柱番号となる。
月柱番号を求める
当該年(1977年)の月柱基本数字は37であり、これに生月の1を加えると38となる。節入り情報(74)(図2参照)から、当該月(1月)の「節入り」は5日と分かり、当該者の生日は生月の「節入り」の日の前であり、上記38から1を減じると37となり、これが占い上の月柱番号となる。
日柱番号を求める
図4の基本数字情報(77)から日柱基本数は54と分かり(図6の当該年と日柱基本数縦列(44)とが交差する位置を参照)、これに生日の3を加えて、57となる。
60>57であるから、57が占い上の日柱番号となる。
以上より、当該者の年柱番号は53、月柱番号は37、日柱番号は57となるので、六十干支色分け情報(73)(表3の六十干支色分け表を参照) より、対応する六十干支は、年柱は[丙辰]、月柱は[庚子]日柱は[庚申]であり、夫々当該者が運気としして持つ色は、濃い赤と濃い黄色、白と黒、白と白となる。
(萬年暦では、1977年の前年の1月の月柱は[辛丑]と表されているが、生日が当該1月の「節入り」の日より前であるから等該月の前月の六十干支である[庚子]となる)、
【0043】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【0044】
上記実施例では、四柱推命の四柱の内、時柱について触れていないが、非特許文献1の7頁には、生日に対する生時に対する六十干支が表されている。
図9は、それを数字で表した時柱番号表である。
最右縦列は生時を示し、最上段横列は日柱番号の下一桁である。これらの交わる位置に印されている数字が、時柱番号であり、この番号を、図3の六十干支色分け表(3)に当てはめることによって、時柱に対応する六十干支を知ることができる。
上記時柱の情報を第1実施例、第2実施例の色情報取得部(7)の記憶部(71)に記憶しておき、入力部(6)に生年月日に加えて、生時を入力すると、時柱の六十干支の色も加味した、色情報を表示することができる。
生時を入力するか否か(生時を知っているか否か)で、当該者の運気として持つ色の種類が変わるが、これも又、その人の運気である。
【0045】
尚、第1実施例、第2実施例は、コンピュータを用いて当該者の、六十干支を検索するための演算の一例であって、前記した如く、六十干支は、年柱、月柱、日柱の何れについても、夫々順番が決まっているから、閏年、非閏年の別、大の月、小の月の別を考慮した演算式は、幾通りも実施可能である。
【0046】
尚、本発明の実施に際して、色情報取得部(7)の記憶部(71)に、生年月日毎に夫々に対応する六十干支及び色情報を、所定期間分、例えば100年間分を記憶させておき、入力部(6)に生年月日を入力すると、記憶部(71)から該当する色情報を引き出し、該色情報を基に演算部(72)で演算を行って、当該者の個別所有色情報及び/或いは個別不足色情報を表示部(8)に表示することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】第1実施例に関する基本数表である。
【図2】節入り表である。
【図3】六十干支色分け表である。
【図4】第1実施例の色表示手段のブロック図である。
【図5】第1実施例のフローチャートである。
【図6】第2実施例の基本数字表である。
【図7】加算表である。
【図8】第2実施例の色情報表示手段のフローチャートである。
【図9】時柱番号表である。
【図10】第2実施例のフローチャートである。
【図11】十干色分け表である。
【図12】十二支色分け表
【図13】六十干支表である。
【図14】萬年暦の1940年の頁である。
【図15】萬年暦の1941年の頁である。
【図16】萬年暦の1942年の頁である。
【符号の説明】
【0048】
1 色表示手段具
6 入力部
7 色情報取得部
71 記憶部
72 演算部
70 十干基本総色情報
73 六十干支色分け情報
74 節入り情報
75 基本数情報
76 加算情報
77 基本数字情報
【特許請求の範囲】
【請求項1】
四柱推命占いで、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合である六十干支色分け情報と、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として六十干支色分け情報の中から持つ色の集合である個別所有色情報とを比較して所定の色情報を表示する手段であって、
占い対象者の生年月日を入力する入力部と、入力部からの入力情報によって演算を行っって個別所有色情報を得る色情報取得部と、色情報取得部で得た個別所有色情報を表示する表示部とからなる四柱推命色情報表示手段。
【請求項2】
四柱推命占いで、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合である六十干支色分け情報と、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として六十干支色分け情報の中から持つ色の集合である個別所有色情報とを比較して所定の色情報を表示する手段であって、
占い対象者の生年月日を入力する入力部と、入力部からの入力情報によって演算を行っって個別所有色情報を得ること及び、予め記憶した基本総色と前記個別所有色情報とを比較し該基本総色に対して足りない色の情報(個別不足色情報)を取得する色情報取得部と、色情報取得部から得た個別所有色情報及び個別不足色情報を表示する表示部とからなる四柱推命色情報表示手段。
【請求項3】
四柱推命占いで、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合である六十干支色分け情報と、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として六十干支色分け情報の中から持つ色の集合である個別所有色情報とを比較して所定の色情報を表示する手段であって、
占い対象者の生年月日を入力する入力部と、入力部からの入力情報によって演算を行っって個別所有色情報を得て、予め記憶した基本総色と前記個別所有色情報とを比較し、該基本総色に対して足りない色の情報(個別不足色情報)を取得する色情報取得部と、個別不足色情報を表示する表示部とからなる四柱推命色情報表示手段。
【請求項4】
色情報取得部は、萬年暦中の年柱、月柱、日柱の夫々に対する六十干支の色情報を記憶した記憶部を有し、入力部から占い対象者の生年月日の入力信号を受けて占い対象者の年柱、月柱、日柱の夫々に対する六十干支の色情報を得ることができる請求項1乃至3の何れかに記載の四柱推命色情報表示手段。
【請求項5】
色情報取得部は、記憶部と演算部を有し、
記憶部は、六十干支を十干の最初の[甲]と、十二支の最初の[子]の組合せである[甲子]を番号1として、最後の組合せである[癸亥]を番号60とし、各番号の十干と十二支に対して夫々1つの色を割り当てた六十干支色分け情報と、
各年号に対する各月の「節入り」の日を知る節入り情報と、
各年号の年柱、月柱、日柱の各六十干支の番号(以下、夫々「年柱番号」、「月柱番号」、「日柱番号」と呼ぶ)を求めるために、年柱、月柱、日柱の夫々についての基本数(以下、夫々「年柱基本数」、「月柱基本数」、「日柱基本数」と呼ぶ)を記憶した基本数情報を有し、
年柱基本数は当該年の「年柱番号」と同じに、
月柱基本数は当該年の月柱基本数に占い対象者の生月の数字を加えた数、又は加えた数が60を越えた場合は、その数から60を減じた数(以下、「月柱加算数」と呼ぶ)が、当該月の「月柱番号」と同じに、
日柱基本数は各年の月別に1個づづ割り当てられ、当該年の当該月の日柱基本数に生日の数字を加えた数、又は加えた数が60を越えた場合は、60を減じた数(以下、「日柱加算数」呼ぶ)が、当該者の「日柱番号」と同じとなる様に決められ、
演算部は、入力部からの占い対象者の生年月日の入力信号を受けて、年柱については、節入り情報から生月が立春より前が否かを判断して、立春より前の日の場合は、年柱基本数から1を減じた数字を「年柱番号」とし、立春以後の場合は、年柱基本数を「年柱番号」として、
月柱については、月柱基本数に生月の数字を加え、加えて得た数が60を越えると、60を減じた「月柱加算数」を「月柱番号」とし、但し生日が生月の「節入り」の日より前であれば月柱加算数から1を減じた数字を「月柱番号」として、
日柱については、日柱基本数に生日の数字を加え、加えて得た数が60を越えると、60を減じた「日柱加算数」を「日柱番号」として、占い対象者の個別所有色情報を求める請求項1乃至3の何れかに記載の四柱推命色情報表示手段。
【請求項6】
色情報取得部は、記憶部と演算部を有し、
記憶部は、六十干支を十干の最初の[甲]と、十二支の最初の[子]の組合せである[甲子]を番号1として、最後の組合せである[癸亥]を番号60とし、各番号の十干と十二支に対して夫々1つの色を割り当てた六十干支色分け情報と、
各年号に対する各月の「節入り」の日を知る節入り情報と、
各年号が閏年が否かによって、各月に加算すべき数字を把握している加算情報と、
各年号の年柱、月柱、日柱の各六十干支の番号(以下、夫々「年柱番号」、「月柱番号」、「日柱番号」と呼ぶ)を求めるために、年柱、月柱、日柱の夫々についての基本数を記憶した基本数字情報を有し、
年柱基本数は当該年の「年柱番号」と同じに、
月柱基本数は当該年の月柱基本数に当該者の生月の数字を加えた数、又は加えた数が60を越えた場合は、その数から60を減じて得た数(以下、「月柱加算数」と呼ぶ)が、当該月の「月柱番号」と同じに、
日柱基本数は各年毎に1個づつ割り当てられ、当該年の当該月の日柱基本数に生日の数字及び当該年が閏年が否かに応じて加算情報から得られる当該月の加算数を加えた数、又は加えた数が60を越えた場合は、60を減じた数(以下、「日柱加算数」と呼ぶ)が、当該者の「日柱番号」と同じとなる様に決められ、
演算部は、入力部からの占い対象者の生年月日の入力信号を受けて、年柱については、節入り情報から生日が立春より前が否かを判断して、立春より前の日の場合は、年柱基本数から1を減じた数字を「年柱番号」とし、立春より後の場合は、年柱基本数を「年柱番号」として、
月柱については、月柱基本数に生月の数字を加え、加えて得た数が60を越えると、60を減じた「月柱加算数」を「月柱番号」として、但し生日が生月の「節入り」の日より前であれば月柱加算数から1を減じた数字を「月柱番号」として、
日柱については、日柱基本数に生日の数字及び当該年が閏年か否に応じて加算情報から得られる当該月の加算数を加えた数が60を越えると、60を減じた「日柱加算数」を「日柱番号」として、占い対象者が運気として持つ色情報を求める請求項1乃至3の何れかに記載の四柱推命色情報表示手段。
【請求項1】
四柱推命占いで、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合である六十干支色分け情報と、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として六十干支色分け情報の中から持つ色の集合である個別所有色情報とを比較して所定の色情報を表示する手段であって、
占い対象者の生年月日を入力する入力部と、入力部からの入力情報によって演算を行っって個別所有色情報を得る色情報取得部と、色情報取得部で得た個別所有色情報を表示する表示部とからなる四柱推命色情報表示手段。
【請求項2】
四柱推命占いで、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合である六十干支色分け情報と、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として六十干支色分け情報の中から持つ色の集合である個別所有色情報とを比較して所定の色情報を表示する手段であって、
占い対象者の生年月日を入力する入力部と、入力部からの入力情報によって演算を行っって個別所有色情報を得ること及び、予め記憶した基本総色と前記個別所有色情報とを比較し該基本総色に対して足りない色の情報(個別不足色情報)を取得する色情報取得部と、色情報取得部から得た個別所有色情報及び個別不足色情報を表示する表示部とからなる四柱推命色情報表示手段。
【請求項3】
四柱推命占いで、六十干支の個々の干支に対して予め定めた色の情報の集合である六十干支色分け情報と、占い対象者が生年、生月、生日に対して運気として六十干支色分け情報の中から持つ色の集合である個別所有色情報とを比較して所定の色情報を表示する手段であって、
占い対象者の生年月日を入力する入力部と、入力部からの入力情報によって演算を行っって個別所有色情報を得て、予め記憶した基本総色と前記個別所有色情報とを比較し、該基本総色に対して足りない色の情報(個別不足色情報)を取得する色情報取得部と、個別不足色情報を表示する表示部とからなる四柱推命色情報表示手段。
【請求項4】
色情報取得部は、萬年暦中の年柱、月柱、日柱の夫々に対する六十干支の色情報を記憶した記憶部を有し、入力部から占い対象者の生年月日の入力信号を受けて占い対象者の年柱、月柱、日柱の夫々に対する六十干支の色情報を得ることができる請求項1乃至3の何れかに記載の四柱推命色情報表示手段。
【請求項5】
色情報取得部は、記憶部と演算部を有し、
記憶部は、六十干支を十干の最初の[甲]と、十二支の最初の[子]の組合せである[甲子]を番号1として、最後の組合せである[癸亥]を番号60とし、各番号の十干と十二支に対して夫々1つの色を割り当てた六十干支色分け情報と、
各年号に対する各月の「節入り」の日を知る節入り情報と、
各年号の年柱、月柱、日柱の各六十干支の番号(以下、夫々「年柱番号」、「月柱番号」、「日柱番号」と呼ぶ)を求めるために、年柱、月柱、日柱の夫々についての基本数(以下、夫々「年柱基本数」、「月柱基本数」、「日柱基本数」と呼ぶ)を記憶した基本数情報を有し、
年柱基本数は当該年の「年柱番号」と同じに、
月柱基本数は当該年の月柱基本数に占い対象者の生月の数字を加えた数、又は加えた数が60を越えた場合は、その数から60を減じた数(以下、「月柱加算数」と呼ぶ)が、当該月の「月柱番号」と同じに、
日柱基本数は各年の月別に1個づづ割り当てられ、当該年の当該月の日柱基本数に生日の数字を加えた数、又は加えた数が60を越えた場合は、60を減じた数(以下、「日柱加算数」呼ぶ)が、当該者の「日柱番号」と同じとなる様に決められ、
演算部は、入力部からの占い対象者の生年月日の入力信号を受けて、年柱については、節入り情報から生月が立春より前が否かを判断して、立春より前の日の場合は、年柱基本数から1を減じた数字を「年柱番号」とし、立春以後の場合は、年柱基本数を「年柱番号」として、
月柱については、月柱基本数に生月の数字を加え、加えて得た数が60を越えると、60を減じた「月柱加算数」を「月柱番号」とし、但し生日が生月の「節入り」の日より前であれば月柱加算数から1を減じた数字を「月柱番号」として、
日柱については、日柱基本数に生日の数字を加え、加えて得た数が60を越えると、60を減じた「日柱加算数」を「日柱番号」として、占い対象者の個別所有色情報を求める請求項1乃至3の何れかに記載の四柱推命色情報表示手段。
【請求項6】
色情報取得部は、記憶部と演算部を有し、
記憶部は、六十干支を十干の最初の[甲]と、十二支の最初の[子]の組合せである[甲子]を番号1として、最後の組合せである[癸亥]を番号60とし、各番号の十干と十二支に対して夫々1つの色を割り当てた六十干支色分け情報と、
各年号に対する各月の「節入り」の日を知る節入り情報と、
各年号が閏年が否かによって、各月に加算すべき数字を把握している加算情報と、
各年号の年柱、月柱、日柱の各六十干支の番号(以下、夫々「年柱番号」、「月柱番号」、「日柱番号」と呼ぶ)を求めるために、年柱、月柱、日柱の夫々についての基本数を記憶した基本数字情報を有し、
年柱基本数は当該年の「年柱番号」と同じに、
月柱基本数は当該年の月柱基本数に当該者の生月の数字を加えた数、又は加えた数が60を越えた場合は、その数から60を減じて得た数(以下、「月柱加算数」と呼ぶ)が、当該月の「月柱番号」と同じに、
日柱基本数は各年毎に1個づつ割り当てられ、当該年の当該月の日柱基本数に生日の数字及び当該年が閏年が否かに応じて加算情報から得られる当該月の加算数を加えた数、又は加えた数が60を越えた場合は、60を減じた数(以下、「日柱加算数」と呼ぶ)が、当該者の「日柱番号」と同じとなる様に決められ、
演算部は、入力部からの占い対象者の生年月日の入力信号を受けて、年柱については、節入り情報から生日が立春より前が否かを判断して、立春より前の日の場合は、年柱基本数から1を減じた数字を「年柱番号」とし、立春より後の場合は、年柱基本数を「年柱番号」として、
月柱については、月柱基本数に生月の数字を加え、加えて得た数が60を越えると、60を減じた「月柱加算数」を「月柱番号」として、但し生日が生月の「節入り」の日より前であれば月柱加算数から1を減じた数字を「月柱番号」として、
日柱については、日柱基本数に生日の数字及び当該年が閏年か否に応じて加算情報から得られる当該月の加算数を加えた数が60を越えると、60を減じた「日柱加算数」を「日柱番号」として、占い対象者が運気として持つ色情報を求める請求項1乃至3の何れかに記載の四柱推命色情報表示手段。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2007−244444(P2007−244444A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−68527(P2006−68527)
【出願日】平成18年3月14日(2006.3.14)
【出願人】(596152327)
【出願人】(501193621)栄光通商株式会社 (8)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月14日(2006.3.14)
【出願人】(596152327)
【出願人】(501193621)栄光通商株式会社 (8)
[ Back to top ]