説明

回転式電気かみそり

【課題】皮膚を十分保護し、ヘッド部を小型にし、ピボット支持部に髭剃りくずが付着しにくく、円滑に揺動させ、髭剃りくずの掃除をし易くする。
【解決手段】各外刃16ごとに別々に設けられ外刃16の外周を囲み保持する外刃リム24と、外刃16の中心を通るピボット軸C上で外刃リム24を揺動自在かつ着脱可能に保持するピボット支持部22とを備え、外刃リム24の上面をピボット支持部22上方に延出させて外刃リム24の上面の幅を拡大させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は円形の外刃の内下面に弾接する内刃を回転駆動する回転式電気かみそりに関するものである。
【背景技術】
【0002】
円形の外刃と、その内側で回転する内刃とを備え、外刃に設けたスリットに入る髭を内刃によってカットするいわゆる回転式(ロータリー式)電気かみそりが公知である。この種の電気かみそりでは円形の外刃は外刃枠に僅かに上下動および傾斜可能に保持し、この外刃枠を本体に固定したものが公知である。
【0003】
しかしこの構造のものでは、外刃枠に対し外刃の可動範囲が僅かであるため、外刃と皮膚との密着性に制約が生じ髭の切れ味や使用感が低下するという問題があった。そこで外刃と本体(外刃枠)との間に、本体に対して可動なリム(外刃リム、皮膚支持リム、皮膚保護リムともいう。)を介在させ、外刃の可動範囲および傾斜範囲を大きくすることが提案されている。
【0004】
【特許文献1】特表平9−503424
【特許文献2】特開2007−151925
【0005】
特許文献1には、外刃と本体(外刃枠、ホルダ2)との間に皮膚支持リム(6)を介在させ、外刃をこのリムに僅かに上下動および傾斜可能に保持する一方、このリムの外周を本体の外刃枠にピボット支持するものが示されている。すなわち外刃枠の円形の開口にリムが入り、リムの外周に突設した一対の突起を、外刃枠に設けた開口の内周面に係合させるものである。換言すればリムの外周と外刃枠の開口との間にピボット支持部が配設されているものであった。
【0006】
特許文献2には、リム(刃枠18)の外周を本体に設けた起立壁(支持部54)の内側(外刃の中心側)に揺動可能に支持するものが示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これら特許文献1,2に示されたものは、いずれもリムとこのリムを囲む本体(外刃枠、起立壁)との間にピボット支持部を配設しているため、リムの半径方向の幅に制約が生じたり、リムを囲む本体側の外刃枠が大型化するという問題があった。特にリムの半径方向の幅が小さくなると外刃を皮膚に押し付けた時に外刃が皮膚に強く当たり、外刃の接触圧が大きくなる。この時外刃もリムに対して僅かに沈み込むが、その可動量が少ないため外刃と皮膚との接触圧が大きくなる。このため皮膚を痛め易いという問題が生じ得る。
【0008】
またピボット支持部はリムの外周と本体側(外刃枠や起立壁)との間に露出するため、髭剃りくずがピボット支持部に付着し易い。このためピボット支持部の動作が円滑でなくなりリムが円滑に揺動せず使用感が悪くなることがあり得る。また髭剃りくずの掃除がしにくいという問題もあった。
【0009】
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、外刃と本体(外刃枠)との間に介在させるリム(以下外刃リムともいう。)および外刃の皮膚に対する接触圧を減少させて皮膚を十分保護すると共に、本体上部のヘッド部の小型にも適し、さらにピボット支持部に髭剃りくずが付着しにくく、外刃リムを長期間円滑に揺動させることができ、髭剃りくずの掃除もし易くすることができる回転式電気かみそりを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明によればこの目的は、複数の外刃を本体上部のヘッド底面に揺動自在に保持し前記外刃の内面に内刃を弾接させつつ回転駆動する回転式電気かみそりにおいて、各外刃ごとに別々に設けられ前記外刃の外周を囲み保持する外刃リムと、外刃の中心を通るピボット軸上で前記外刃リムを揺動自在かつ着脱可能に保持するピボット支持部とを備え、前記外刃リムの上面を前記ピボット支持部上方に延出させて前記外刃リムの上面の幅を拡大させたことを特徴とする回転式電気かみそり、により達成される。
【発明の効果】
【0011】
外刃リムの上面をピボット支持部の上方に延出させて外刃を囲む半径方向の幅を拡大させたから、外刃リムの上面および外刃と皮膚との接触圧を減少させることができる。このため皮膚の保護が可能になる。またピボット支持部は外刃リム外周と外刃枠の開口内周面との間ではなく外刃リムの下方に配設できるので、外刃枠の小型化が図れ、ヘッド部の小型化が図れる。
【0012】
さらにピボット支持部は外刃リムで覆われているので髭剃りくずがピボット支持部に付着しにくい。このため外刃リムの円滑な揺動が長期間可能である。さらにまた各外刃リムは、ピボット支持部で着脱可能であるから、外刃リムを本体から取外すことにより容易に掃除をすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
外刃リム上面の半径方向の拡大幅は外刃リムの上面全周に亘って同一であってもよいが、上面の一部であるピボット支持部方向(ピボット軸方向)だけ大きくし、これに直交し外刃中心を通る方向に小さくすることができる(請求項2)。ピボット支持部では外刃リムは上下動しないので皮膚との接触圧が大きくなるおそれがあるが、この部分でリム上面の接触面積が大きくなっているので接触圧を下げることができる。また外刃中心を通りピボット軸に直交する方向の幅は小さくしても、リム自身が大きく上下動(揺動)するから外刃と皮膚との接触圧を下げることができるので不都合はない。なお通常、外刃は外刃リムに対して上下動自在に保持されているから、この場合は外刃自身の上下動により皮膚との接触圧は一層低減できる。
【0014】
ピボット支持部は、本体の上面(ヘッド部の取付面となるヘッド底板)から起立する一対の支柱と、この支柱に設けた一対の係合凹部と、外刃リムに設けられこれら係合凹部に係脱可能な一対の突起とで形成することができる(請求項3)この場合に外刃リムの上面外周をこれら支柱の外側方を覆うように折曲させておけば、皮膚が支柱やピボット支持部に接触するのを防ぎ、皮膚を確実に保護することができる(請求項4)。
【0015】
外刃リムに設ける一対の突起は、外刃リムの下面に外刃を挟んで設けた一対の起立壁を内径側から貫通し外側への復帰習性が付与された支点軸により形成することができる(請求項5)。このように外刃リムと別体の支点軸を用いることにより突起の可動性を向上し外刃リムの本体への着脱性を向上させることができる。
【0016】
ここに支点軸に外側への復帰習性を付与するためには、外刃リムの内面に外刃を囲むように収容した略半円状の線ばねの両端をこれら支点軸に係止させておくことができる。この場合は、支点軸の外側への復帰力を線ばねの弾性力により設定できるので設計自由度が増える。
【0017】
外刃リムの内下面に、外刃を保持するための略円弧状のガイド壁と、このガイド壁に着脱可能とした刃押え板とを設け、外刃リムに保持した外刃と前記刃押え板との間に内刃を収容することができる(請求項6)。この場合には外刃リムを本体から取外し、さらに刃押え板を外刃リムから取外すことにより内刃と外刃を容易に分離してこれらを容易に掃除できる。
【0018】
複数の外刃リムは、平面視で本体の中心と外刃の中心とを通る放射方向の直線に対して直交しかつ外刃の中心を通るピボット軸上に保持することができる(請求項7)。外刃リムは例えば2個、3個、4個とすることができ、これらの場合、外刃リムは本体の外周側と中心側とが上下動するように揺動するので外刃上面を皮膚に押し当てた時に使用感が良い。
【実施例1】
【0019】
図1は本発明の一実施例の外観図、図2は同じくヘッド部の分解図であって1個の刃組立体を取外した図(A)と全ての刃組立体を取外した図(B)である。図3は1つの刃組立体を分解して斜め上方向から示す分解斜視図、図4は同じく斜め下方向から示す分解斜視図である。図5は刃組立体の底面図であって、(A)は内刃および刃押え板を組付けた状態を、(B)は内刃および刃押え板を除いた状態を示す。図6はヘッド部の側面図であって、(A)は静止時(通常待機時)を(B)は本体の中央付近を押下げた内側傾斜時(使用時)を示す。図7は刃組立体の側断面図であって、(A)はピボット軸を含む断面を、(B)はこれに直交する断面を示す。図8は同じく内刃を除去して示す刃組立体の側断面図であって、(A)はピボット軸を含む断面と、(B)はこれに直交する断面を示す。
【0020】
図において符号10は回転式電気かみそりであって、本体12と、その上面に取付けたヘッド部14とを一体化したものである。本体12には電気モータ、電池、制御回路など(共に図示せず)が収納されている。ヘッド部14は正三角形の頂点位置に3つの外刃16を配置したものであり、本体10の上面となるヘッド底板18に3つの刃組立体20を本体12の中心Aに対して等間隔(120°間隔)にかつ着脱可能に保持している。
【0021】
各刃組立体20は、本体12の中心A(図2,5)を通る放射方向の直線Bに対して直交し、かつ外刃16の中心を通る直線(ピボット軸)Cを中心として揺動可能である。すなわち3個の刃組立体20はそれぞれピボット支持部22(図7(A)参照)によって独立に支持され、それぞれのピボット軸Cを中心に揺動する。
【0022】
刃組立体20は略逆カップ状の外刃16と、この外刃16を保持する外刃リム(刃枠、皮膚保護リム)24と、外刃リム24に下方から着脱可能に固定される刃押え板26と、外刃16と刃押え板26との間に収容される内刃28およびこれと一体化される内刃軸30とを備える。外刃リム24には外刃16が下から通る円形の開口32が形成されると共に、その内側の下面(内下面)には図4,5に示すように、この開口32より僅かに大径のかつ周方向にほぼ4分割された円弧状のガイド壁34(図4,5参照)が突設されている。外刃16の開口縁に設けたフランジ16aは開口32の縁32a(図5)に下方から係合し、上方への脱出が規制される。外刃16は、フランジ16aをガイドするガイド壁34の高さの範囲(図7(A)に示すaの範囲)内で上下動可能である。
【0023】
次に刃組立体20を説明する。外刃リム24の下面には、ピボット軸Cを挟んで対向するガイド壁34の対向部分をピボット軸C方向に広げた位置に一対の起立壁36,36が形成されている。これら起立壁36にはピボット軸C上に位置する小孔38がそれぞれ形成されている(図5,8)。これら小孔38には支点軸40の突起40aが内径側から貫通している。これら突起40aは半球状の先端を持ち、この先端部分だけが起立壁36の小孔38から外径側に突出する。支点軸40の内径側基部40bは小孔38より大径であり、ここが起立壁38に当接して突起40aの外径方向への突出量が規定される。左右一対の支点軸40,40の内径側基部40bには略円弧状の線ばね42の両端が固定され、外径方向への復帰習性が付与されている。
【0024】
外刃リム24には、ピボット軸Cの−側にあるガイド壁34a、34aの外側を囲む半円弧状の下降壁44が形成されている。この下降壁44の両端は起立壁36,36の外側を覆うようにのびている。前記線ばね42は、その中央部を下降壁44の内径面に設けた突起状の第1ストッパ46(図7(B)、図8(B)参照)に係合させて下降壁44の内径面に保持され、この状態で両端を前記突起部材40の基部40bに嵌合固定される。この線ばね42は支点軸40、40の突起40a、40aを外側へ押す復帰力を付与する。
【0025】
刃押え板26は、外刃リム24の下方から外刃16の中に内刃28,内刃軸30を装填した後、外刃リム24に装着される。この刃押え板26は中央に内刃軸30の下部が通る開口26aや、その周囲にあって髭剃りくずを落下させる開口26bなどが形成されている。刃押え板26の外周には、外刃リム24の下降壁44に形成した突起状の第2ストッパ48に係合する爪50と、この爪50の反対側に位置する着脱用のフック52とが形成されている。
【0026】
刃押え板26は、まず爪50を第2ストッパ48に係合し、かつその外周付近の上面を外刃リム24のガイド壁34の端面に下から当接させた状態でフック52の上端をガイド壁34に設けた係合孔54に係合させて固定される。なおフック52には操作端56が一体に形成され、この操作端56を内径側へ押し込むことによりフック52の上端を係合孔54から脱出させ、刃押え板26を外刃リム24から取外すことができる(図7(B)、図8(B)参照)。
【0027】
このように形成された刃組立体20は、前記ピボット支持部22により本体10のヘッド底板18に着脱可能に取付けられる。すなわちヘッド底板18には3本の内刃駆動軸56が突出し、これら内刃駆動軸56を挟んで3個の刃組立体20のピボット軸C上に一対ずつの支柱60が突設されている(図2(B)参照)。各支柱60には、前記刃組立体20の支点軸40が係脱する係合凹部62が形成されている。この係合凹部62は貫通孔でもよく、要するに支点軸40の先端の突起40aが係脱可能な形状であればよい。
【0028】
なお本体10のヘッド底板18の中央にはカバー取付軸64が起立し、ここに三又状のカバー66が着脱可能である(図2)。すなわちこのカバー66の下面中央にはカバー取付軸64にスナップ結合される筒状の支柱68が突出し、これがカバー取付軸64の外周に嵌合し押し込むことによりスナップ動作(クリック動作)を伴って固定される。なおこの支柱68内にはコイルばね(図示せず)が装填され、カバー66をカバー取付軸64に固定した時にカバー66に上向きの復帰習性が付与される。カバー66の外周方向の延出端は、ヘッド底板18の隣接する支柱60,60の間に係止される。
【0029】
刃組立体20はこのカバー66をヘッド底板18に取付けた後で、支柱60にクリック動作を伴って着脱される。すなわち刃組立体20の外刃リム24の下降壁44をヘッド底板18の外周に沿わせつつ内刃軸30の下端を内刃駆動軸56に位置合わせする。内刃駆動軸56の多角形(四角形)の係合頭部には、この内刃駆動軸56に内装したコイルばね(図示せず)により上向きの復帰習性が付与される一方、内刃軸30の下端にはこの係合頭部が係入する係合凹部が形成されている。このため刃組立体20を下向きに押込むと、内刃駆動軸54の復元力により内刃28が外刃16に上向きに弾接される。
【0030】
そして刃組立体20をこの復元力に抗してさらに下へ押込めば、外刃リム24に組付けた支点軸40の先端突起40aがヘッド底板18の支柱60の上縁に当たって線ばね42に抗して押込まれ、スナップ動作(クリック動作)を伴って支柱60の係合凹部62に係合する。この状態では刃組立体20は支点軸40を支点にして、すなわちピボット軸Cを中心にして揺動する。
【0031】
なお内刃28を介して外刃16、外刃リム24には、内刃駆動軸56に内装したコイルばねの復元力が上向きに加わる。このため刃組立体20は図6(A)に示す状態で静止し安定する。この時外刃リム24の下降壁44外周面に設けた段部44a(図6,図7(A)、図8(A)参照)が、ヘッド底面18の外周上縁18aに当接し、刃組立体20の位置決めがされる。
【0032】
3つの刃組立体20を組付けた状態で、ヘッド部14の中央付近を髭剃り部となる皮膚に押し当てれば、刃組立体20は本体10の中心側が下降する。すなわちピボット軸Cを中心に本体10の中心側が沈み込む(図6(B)の状態)。外刃リム24の上面はピボット軸C方向に長く(幅が広く)、これに直交する方向に短い(幅が狭い)。ピボット軸Cに直交する方向には外刃リム24が揺動、上下動するので、外刃リム24上面および外刃16に当たる皮膚の接触圧は外刃リム24の揺動および外刃16の下降により過大になることはない。このため皮膚の保護作用が大きい。
【0033】
一方ピボット軸Cに直交する方向には外刃リム24は揺動しないから、皮膚の接触圧は外刃リム24に対する外刃16の上下動のみにより吸収されることになり、接触圧の吸収が不十分になるおそれが生じる。しかし外刃リム24の上面はピボット支持部22の上方まで拡大しているから、換言すればピボット軸C方向に拡大しているから、この方向Cでの皮膚との接触面積が拡大する。このため皮膚と外刃との接触圧(単位面積当たりの接触圧力)が小さくなり、皮膚の保護作用が大きくなる。
【0034】
外刃リム24を支持するピボット支持部22は外刃リム24と外刃枠となるヘッド底板18との間ではなく、外刃リム24の下方に入り込んでいるから、ヘッド底板18の小型化が図れることになり、ピボット支持部22に髭剃りくずが付着しにくい。また各刃組立体20は本体10に対して着脱可能であるから、ヘッド部14の掃除がし易い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施例の外観図
【図2】ヘッド部の分解図
【図3】1つの刃組立体を分解して斜め上方向から示す分解斜視図
【図4】同じく斜め下方向から示す分解斜視図
【図5】刃組立体の底面図
【図6】ヘッド部の側面図
【図7】刃組立体の側断面図
【図8】同じく内刃を除去して示す刃組立体の側断面図
【符号の説明】
【0036】
10 回転式電気かみそり
12 本体
14 ヘッド部
16 外刃
18 ヘッド底板(外刃枠本体上面)
20 刃組立体
22 ピボット支持部
24 外刃リム
26 刃押え板
28 内刃
34 ガイド壁
36 起立壁
38 小孔
40 支点軸
42 線ばね
44 下降壁
60 支柱
62 係合凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の外刃を本体上部のヘッド底板に揺動自在に保持し前記外刃の内面に内刃を弾接させつつ回転駆動する回転式電気かみそりにおいて、
各外刃ごとに別々に設けられ前記外刃の外周を囲み保持する外刃リムと、
外刃の中心を通るピボット軸上で前記外刃リムを揺動自在かつ着脱可能に保持するピボット支持部とを備え、
前記外刃リムの上面を前記ピボット支持部上方に延出させて前記外刃リムの上面の幅を拡大させたことを特徴とする回転式電気かみそり。
【請求項2】
外刃リムの上面の幅はピボット支持部方向に大きくし、これに直交し外刃中心を通る方向へ小さくした請求項1の回転式電気かみそり。
【請求項3】
ピボット支持部は、本体のヘッド底板から起立する支柱と、この支柱に設けた一対の係合凹部と、外刃リムに設けられこれらの係合凹部に係脱可能な一対の突起とで形成される請求項1の回転式電気かみそり。
【請求項4】
外刃リムはその上面がピボット支持部の上方に延出し、その外周縁がピボット支持部の外側方を囲むように下降している請求項1の回転式電気かみそり。
【請求項5】
外刃リムに設ける一対の突起は、外刃リムの下面に外刃を挟んで設けた一対の起立壁を内径側から貫通し外側への復帰習性が付与された支点軸により形成される請求項3の回転式電気かみそり。
【請求項6】
外刃リムは、その内下面に外刃を保持する略円弧状のガイド壁と、このガイド壁に着脱可能な刃押え板とを備え、外刃リムに保持した外刃と前記刃押え板との間に内刃を装填した請求項1の回転式電気かみそり。
【請求項7】
複数の外刃リムは、平面視で本体の中心と外刃の中心とを通る放射方向の直線に対して直交しかつ外刃の中心を通るピボット軸上に保持されている請求項1の回転式電気かみそり。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−5189(P2010−5189A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−168805(P2008−168805)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(000148243)株式会社泉精器製作所 (77)
【Fターム(参考)】