説明

地図連携型施肥設計システム

【課題】 地図データと連携させて、肥料パターンや優先条件等の異なる施肥設計条件により、土壌や作物に適合した複数の施肥設計パターンを自動提示し、同一画面上で比較できるように表示するシステムを提供すること。
【解決手段】 地図上での圃場の指定を受け付け、肥料パターン及び優先条件等の施肥設計条件を受け付け、該圃場に対する施肥パターンを設計し、設計した施肥パターンを同一画面上に表示する手段を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌や作物等の条件によって、適正な肥料の種類および施肥量を導く地図連携型施肥設計システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
農業生産者は、土壌等の条件によって、明年の作付作物に適した施肥設計を行なう必要がある。
現在、農業生産者は、土壌分析データや作付予定作物等の情報をもとに、窒素、りん酸、加里、苦土等の肥料各成分の適正施肥成分目安量を算出し、その適正施肥成分目安量に近くなるように、適正な肥料の種類および施肥量を検討している。
本発明に関連する公知技術文献としては、下記特許文献1および特許文献2があげられる。いずれも、条件にあった最適な肥料を自動選択するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4280385号公報
【特許文献2】特開2009−259101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1および特許文献2に記載の技術は、最適な施肥設計パターンを1つ提示するものであり、地図データと連携させて、異なる施肥設計条件により複数の施肥設計パターンを提示するものではない。
【0005】
本発明の目的は、地図データと連携させて、「複合肥料のみ」「複合肥料+単肥」「単肥のみ」の肥料パターンや、適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内における「許容誤差優先」「肥料費優先」「施用量優先」の優先条件等の異なる施肥設計条件により、土壌や作物に適合した複数の施肥設計パターンが自動提示され、同一画面上で比較しながら、適正な肥料の種類および施肥量を決定することができる地図連携型施肥設計システムを提供し、効率的な施肥設計および肥料コストの削減、適正施肥による環境保全に寄与することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の地図連携型施肥設計システムは、コンピュータを利用して圃場に対する施肥パターンを設計するシステムにおいて、
圃場を含む地図を表示する地図データ表示手段と、
表示された地図上で圃場の指定を受け付けた後、施肥に使用する肥料の組合せパターン、目安量などの施肥設計条件を入力画面から受け付ける施肥条件受付け手段と、
圃場の土壌情報を格納したデータベース及び肥料の情報を格納したデータベースを参照し、かつ前記施肥条件受付け手段から受付けた施肥設計条件を参照し、前記圃場に対する施肥パターンを1つ以上設計する施肥設計手段と、
前記施肥設計手段で設計した1つ以上の施肥パターンを圃場と同一画面上に表示する施肥設計結果表示手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、地図データと連携させて、「複合肥料のみ」「複合肥料+単肥」「単肥のみ」の肥料パターンや、適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内における「許容誤差優先」「肥料費優先」「施用量優先」の優先条件等の施肥設計条件から、土壌や作物に適合した施肥設計パターンが自動提示され、同一画面上で比較しながら、適正な肥料の種類および施肥量を決定することができ、効率的な施肥設計および肥料コストの削減、適正施肥による環境保全に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】圃場情報DBのデータ構成図である。
【図3】土壌情報DBのデータ構成図である。
【図4】作物マスタDBのデータ構成図である。
【図5】土壌種類マスタDBのデータ構成図である。
【図6】肥料マスタDBのデータ構成図である。
【図7】土壌分析基準値マスタDBのデータ構成図である。
【図8】施肥設計情報DBのデータ構成図である。
【図9】施肥設計条件情報DBのデータ構成図である。
【図10】施肥設計肥料情報DBのデータ構成図である。
【図11】処理全体のフローチャートである。
【図12】施肥設計処理のフローチャートである。
【図13】地図データ表示の画面イメージである。
【図14】施肥設計画面イメージである。
【図15】施肥設計結果の表示イメージである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態について説明する。
図1は、本発明を実施する一形態のシステム構成図である。
中央処理装置101内にある地図データ表示部102で地図データから施肥設計を実施する圃場を選択し、施肥設計条件の画面入力部103で「複合肥料のみ」「複合肥料+単肥」「単肥のみ」の肥料パターンや適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内における「許容誤差優先」「肥料費優先」「施用量優先」の優先条件等の3パターンの施肥設計条件を施肥設計画面から入力し、施肥設計処理部104で適正な肥料の種類および施肥量の施肥設計が自動算出され、施肥設計結果表示部105で施肥設計条件が異なる3パターンの施肥設計結果が施肥設計画面上に表示され、施肥設計結果登録部106で施肥設計情報DB113、施肥設計条件情報DB114、施肥設計肥料情報DB115に登録される。また、中央処理装置101では、必要に応じて、圃場情報DB107、土壌情報DB108、作物マスタDB109、土壌種類マスタDB110、肥料マスタDB111、土壌分析基準値マスタDB112を参照アクセスする。
【0010】
図2は、圃場情報DBのデータ構成図である。圃場情報DBには、各圃場の作付年度201、生産者を区別する生産者番号202、圃場を区別する圃場番号203、作物種類を区別する作物番号204、作付面積205、地図データにおける圃場の形状情報206などの圃場の基本情報が格納されており、年度201、生産者番号202、圃場番号203をキーとして圃場に関連する他のDBとリンクされている。
また、形状情報206は、地図データ上における圃場の形状構成座標値などの情報がバイナリ形式で格納されている。
【0011】
図3は、土壌情報DB108のデータ構成図である。
土壌情報DB108は、図2に示す圃場情報DBと年度301、生産者番号302、圃場番号303をキーとしてリンクされており、各圃場の土壌種類を区別する土壌コード304、土壌分析データにおける土壌100g当りの窒素成分量305、りん酸成分量306、加里成分量307、苦土成分量308などの圃場の土壌情報が格納されている。
【0012】
図4は、作物マスタDB109のデータ構成図である。作物マスタDB109には、各作物の作物番号401、作物名402の情報が格納されている。
【0013】
図5は、土壌種類マスタDB110のデータ構成図である。土壌種類マスタDB110には、各土壌種類の土壌コード501、土壌名502の情報が格納されている。
【0014】
図6は、肥料マスタDB111のデータ構成図である。肥料マスタDB111には、各肥料の肥料コード601、肥料名602、単肥や配合肥料などの肥料区分603、窒素含有量604、りん酸含有量605、加里含有量606、苦土含有量607、優先順位608、20kg当りの価格609などの情報が格納されている。
【0015】
図7は、土壌分析基準値マスタDB112のデータ構成図である。
土壌分析基準値マスタDB112は、各圃場における施肥設計の適正施肥成分目安量の算出時に使用される。作物番号701、土壌コード702に対応した窒素、りん酸、加里、苦土等の土壌成分703が土壌100g当りの基準値下限704と基準値上限705の基準範囲内にあるかどうかを判定され、基準値以下時の目安量706、適正時の目安量707、基準値以上時の目安量708の内、該当する目安量が作付面積10a当りの適正施肥成分目安量となる。
【0016】
図8は、施肥設計情報DB113のデータ構成図である。
施肥設計情報DB113は、図2に示す圃場情報DBと年度801、生産者番号802、圃場番号803をキーとしてリンクされており、各圃場の施肥設計を区別する施肥番号804、作物種類を区別する作物番号805などの圃場の施肥設計基本情報が格納される。また、年度801、生産者番号802、圃場番号803、施肥番号804をキーとして、圃場の施肥設計に関連する図9に示す施肥設計条件情報DB114および図10に示す施肥設計肥料情報DB115とリンクされている。
【0017】
図9は、施肥設計条件情報DB114のデータ構成図である。
施肥設計条件情報DB114は、図8に示す施肥設計情報DB113と年度901、生産者番号902、圃場番号903、施肥番号904をキーとしてリンクされており、1〜3の設計パターン905に対する「複合肥料」、「複合肥料+単肥」、「単肥」の肥料条件906、「許容誤差優先」、「肥料費優先」、「施用量優先」の優先条件907、適正施肥成分目安量との窒素許容誤差908、りん酸許容誤差909、加里許容誤差910、苦土許容誤差911の各設計パターンの施肥設計条件情報が格納される。
【0018】
図10は、施肥設計肥料情報DB115のデータ構成図である。
施肥設計肥料情報DB115は、図9に示す施肥設計条件情報DB114と年度1001、生産者番号1002、圃場番号1003、施肥番号1004、設計パターン1005をキーとしてリンクされており、各設計パターンの施肥設計条件により自動算出された各肥料の肥料コード1006、施肥量1007の各設計パターンの施肥設計肥料情報が格納される。
【0019】
図11は、処理全体のフローチャートである。
地図データから施肥設計を実施する圃場の選択(ステップ1101)、施肥設計画面表示(ステップ1102)、施肥設計条件の画面入力(ステップ1103)、施肥設計処理(ステップ1104)、施肥設計結果表示(ステップ1105)、施肥設計結果登録(ステップ1106)の各処理を順次実行する。
【0020】
図13は、地図データ表示の画面イメージである。図11に示すステップ1101では、施肥設計を実施する圃場を地図データ表示上から選択できる。また、地図データ表示上から選択された圃場の圃場情報や土壌情報、施肥設計情報等の参照も可能である。
【0021】
図14は、施肥設計画面イメージである。図11に示すステップ1102では、施肥設計画面が表示され、画面上の基本情報表示部1401に施肥設計基本情報が表示される。ステップ1103では、画面上の明年作付作物入力部1402に明年作付作物を入力することにより、適正施肥目安量表示部1403および土壌分析値表示部1406に明年作付作物に対応した適正施肥目安量および土壌分析値が表示され、施肥設計条件入力部1404に「複合肥料のみ」「複合肥料+単肥」「単肥のみ」の肥料パターンや適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内における「許容誤差優先」、「肥料費優先」、「施用量優先」の優先条件等の3パターンの施肥設計条件を入力する。また、施肥設計結果表示部1405は、ステップ1105で施肥設計結果が表示される。
【0022】
図12は、施肥設計処理のフローチャートである。
この処理では、まず、図1に示す土壌情報DB108および土壌分析基準値マスタDB112を参照して、対象圃場に予定作物を作付けする場合の適正施肥成分目安量を算出する(ステップ1201)。
例えば、対象圃場における窒素の適正施肥成分目安量を算出する場合、対象圃場に作付けする作物番号204、土壌情報DBを参照して対象圃場の土壌コード304、土壌100g当りの窒素成分量305を求め、土壌分析基準値マスタDB112から作物番号204、土壌コード304に対応する窒素の土壌成分703のレコードを抽出し、窒素成分量305が土壌100g当りの基準値下限704と基準値上限705の基準範囲内にあるかどうかを判定され、基準値以下時の目安量706、適正時の目安量707、基準値以上時の目安量708の内、該当する目安量が作付面積10a当りの適正施肥成分目安量となる。
次に、「複合肥料」、「複合肥料+単肥」、「単肥」の肥料条件により処理が分岐する(ステップ1202)。
【0023】
肥料条件が「複合肥料」の場合、図1に示す肥料マスタDB111を参照して、複合肥料のみで適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内となる肥料種類と施肥量を抽出する(ステップ1203)。具体的には、まず、窒素、りん酸、加里、苦土の適正施肥成分目安量の許容誤差範囲を算出する。例えば、適正施肥成分目安量が10kgで事前に設定された許容範囲が±20%の場合、8〜12kgの許容誤差範囲となる。次に、肥料マスタDB111の各複合肥料に対して、施肥量を5kg毎に上げて、窒素、りん酸、加里、苦土の全ての施肥成分量が適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内となる肥料種類と施肥量を抽出する。肥料マスタDB111の肥料に対して、複合肥料かどうかの判別は肥料区分603を参照する。また、施肥成分量の算出方法は、窒素の場合、「窒素含有量604÷100×施肥量」となる。
【0024】
ステップ1203で抽出された複合肥料の中から、「許容誤差優先」「肥料費優先」「施用量優先」の優先条件により最適な施肥設計パターンを決定する(ステップ1204)。
「許容誤差優先」の場合、窒素、りん酸、加里、苦土の各許容誤差率を算出し、その合計値が最小となる複合肥料が抽出される。この時、最小となる複合肥料が複数ある場合、肥料マスタDB111の優先順位608で決定される。また、各施肥成分の許容誤差率の算出方法は、「(施肥成分量−適正施肥成分目安量)÷適正施肥成分目安量」となる。
【0025】
「肥料費優先」の場合、肥料費が最小となる複合肥料が抽出される。この時、最小となる複合肥料が複数ある場合、肥料マスタDB111の優先順位608で決定される。また、肥料費の算出方法は、「施肥量÷20×肥料単位価格609」となる。
「施用量優先」の場合、施肥量が最小となる複合肥料が抽出される。この時、最小となる複合肥料が複数ある場合、肥料マスタDB111の優先順位608で決定される。
肥料条件が「複合肥料+単肥」の場合、1銘柄では許容誤差範囲外となる複合肥料を抽出する(ステップ1205)。
【0026】
具体的には、まず、窒素、りん酸、加里、苦土の適正施肥成分目安量の許容誤差範囲を算出する。次に、肥料マスタDB111の各複合肥料に対して、施肥量を5kg毎に上げて、窒素、りん酸、加里、苦土の全ての施肥成分量が適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内に適合しない肥料種類を抽出する。
ステップ1205で抽出された複合肥料に対して、複合肥料+単肥で許容誤差範囲内となる肥料種類と施肥量の組合せを抽出する(ステップ1206)。具体的には、まず、ステップ1205で抽出された複合肥料に対して、施肥量を5kg毎に上げて、窒素、りん酸、加里、苦土の施肥成分量が適正施肥成分目安量の許容誤差範囲上限を超えない施肥量を算出する。
【0027】
次に、許容誤差範囲下限に満たない施肥成分を補うため、肥料マスタDB111の各単肥に対して、施肥量を1kg毎に上げて、複合肥料+単肥における窒素、りん酸、加里、苦土の全ての施肥成分量が適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内となる肥料種類と施肥量の組合せを抽出する。
ステップ1206で抽出された複合肥料+単肥の組合せの中から、「許容誤差優先」「肥料費優先」「施用量優先」の優先条件により最適な施肥設計パターンを決定する(ステップ1204)。
肥料条件が「単肥」の場合、NP単肥→N単肥→P単肥→KMg単肥→K単肥→Mg単肥の優先順位で許容誤差範囲内となる肥料種類と施肥量の組合せを抽出する(ステップ1207)。具体的には、まず、窒素、りん酸、加里、苦土の適正施肥成分目安量の許容誤差範囲を算出する。
【0028】
次に、肥料マスタDBの各NP単肥に対して、施肥量を1kg毎に上げて、窒素、りん酸、加里、苦土の施肥成分量が適正施肥成分目安量の許容誤差範囲上限を超えない肥料種類と施肥量を抽出する。さらに、許容誤差範囲下限に満たない施肥成分を補うため、N単肥→P単肥→KMg単肥→K単肥→Mg単肥の優先順位で肥料マスタDBの各単肥に対して、施肥量を1kg毎に上げて、窒素、りん酸、加里、苦土の全ての施肥成分量が適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内となる肥料種類と施肥量の組合せを抽出する。
ステップ1207で抽出された単肥の組合せの中から、「許容誤差優先」「肥料費優先」「施用量優先」の優先条件により最適な施肥設計パターンを決定する(ステップ1204)。
最後に規定数の施肥設計パターンの設計処理が終わったかを判断し、終わっていない場合はステップ1202に戻り次の施肥設計パターンの設計を行い、終わっている場合は施肥設計処理を終了する(ステップ1208)。
【0029】
ここで規定数とはシステムで任意に設定できる内部数であってもよいし、指定された肥料条件と優先条件の組み合わせの数でもよい。
【0030】
図15は、施肥設計結果の表示イメージである。本発明の地図連携型施肥設計システムを使用することにより、地図データと連携させて、「複合肥料のみ」、「複合肥料+単肥」、「単肥のみ」の肥料パターンや、適正施肥成分目安量の許容誤差範囲内における「許容誤差優先」、「肥料費優先」、「施用量優先」の優先条件等の施肥設計条件から、土壌や作物に適合した3種類の施肥設計パターンが自動提示され、同一画面上で比較しながら、適正な肥料の種類および施肥量を決定することが可能となる。
【符号の説明】
【0031】
101 中央処理装置
102 地図データ表示部
103 施肥設計条件の画面入力部
104 施肥設計処理部
105 施肥設計結果表示部
106 施肥設計結果登録部
107 圃場情報DB
108 土壌情報DB
109 作物マスタDB
110 土壌種類マスタDB
111 肥料マスタDB
112 土壌分析基準値マスタDB
113 施肥設計情報DB
114 施肥設計条件情報DB
115 施肥設計肥料情報DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを利用して圃場に対する施肥パターンを設計するシステムにおいて、
圃場を含む地図を表示する地図データ表示手段と、
表示された地図上で圃場の指定を受け付けた後、施肥に使用する肥料の組合せパターン、目安量などの施肥設計条件を入力画面から受け付ける施肥条件受付け手段と、
圃場の土壌情報を格納したデータベース及び肥料の情報を格納したデータベースを参照し、かつ前記施肥条件受付け手段から受付けた施肥設計条件を参照し、前記圃場に対する施肥パターンを1つ以上設計する施肥設計手段と、
前記施肥設計手段で設計した1つ以上の施肥パターンを圃場と同一画面上に表示する施肥設計結果表示手段とを備えたことを特徴とする地図連携型施肥設計システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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