説明

地球時計と連結されたニュース配信システム

ニュース発生の区域の地図、時刻ならびにニュース(情報)を同時に表示可能な地球時計と連結されたニュース配信システムがここに公開される。本ニュース配信システムには、
(A)購読者の身元情報、関心地域に関する情報、関心分野に関する情報等々の記憶、管理用の購読者情報管理部分
(B)購読者関心分野のニュースの抽出、記憶そして管理用のニュース収集部分
(C)世界地図と時刻が表示される地球時計構成用の地球時計部分、ならびに
(D)抽出および記憶されたニュースの地球時計との連結用のニュース連結部分
が含まれる。本ニュース配信システムがニュース発生場所、ニュース作成時刻情報、ならびに分野情報に関する情報を時刻と空間に関する人の感覚に適切な方法で配信することにより、利用者は大量の情報の中から正確かつ迅速な利用者に意味のある情報を受け取ることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はニュース発生区域の地図、時刻ならびにニュース(情報)の一括表示が可能である地球時計と連結されたニュース配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
輸送と通信技術の急速な発達とともに、世界中の様々な区域への旅行機会、外国企業との取引機会、または外国との通信機会が急速に増大している。従って、世界中の様々な区域で発生するニュース(すなわち、新たな情報)を迅速に得ることは現代人特にビジネスマンにとって競争力を勝ち取るために重要な要因である。
【0003】
ニュース情報の迅速かつ手軽な獲得のため多くのビジネスモデルが開発されると同時に利用されてきた。
【0004】
韓国特許申請第10-1996-069636号では、記憶されたニュースのコアコンテンツを示す索引の記憶、利用者により入力されるeメールサービス情報(関心分野に関する情報を含む)の記憶、関心情報と関連する索引とニュースの所在場所の抽出、ならびにニュース所在場所を利用する利用者によるニュース読取りの段階が含まれる処理の実行によって形成されるeメールを利用した最新ニュースの配信方法が公開されている。
【0005】
さらに、韓国特許申請第10-2000-0033667号ではインターネットを利用した区域毎のニュース配信システムとその方法が公開されている。該システムには利用者端末、ニュース配信用情報メディア、ニュース情報記憶用データーベース、ならびにニュースの区域毎分類後の利用者端末へのニュース配信用管理コンピュータが含まれる。
【0006】
韓国特許申請第10-1998-0062740号には天候情報表示用の時刻および更新回数設定、設定時刻毎の基地ステーションへの天候情報要求、ならびに受信天候情報の表示の段階が含まれる天候情報表示方法が公開されている。
【0007】
韓国特許申請第10-2000-0005312号では、ニュースサーバーの各地域情報伝達機関コンピュータとの接続による情報伝達機関コンピュータからの該ニュースサーバーへの関連地域ニュースの転送、ならびにニュースサーバーへ転送される各地域からのニュースの収集およびインターネットニュースサイトを通じたリアルタイムでの該収集ニュースの配信の段階が含まれるインターネットを通じたリアルタイムのニュース配信方法が公開されている。
【0008】
韓国特許申請第10-2000-0048382号ではクライアントにより情報の種類と表示タイプが設定される証券情報およびニュースの配信方法が公開されている。該システムには多数の安全情報提供サイトならびに多数のニュース提供サイト、サイトからクライアントにより要求される情報の収集と転送用のサービスサーバー、クライアントが含まれる。
【0009】
韓国特許申請第10-2002-0026734号では無線通信システムによるカスタマイズされた情報配信システムが公開されている。カスタマイズされた情報配信システムには利用者情報とニュースデータ記憶用のサービス情報データーベース、利用者の資格とニュース選定に応じて対応するニュース配信用のサービス配信サーバー、ならびに利用者動機喚起システムが含まれる。
【0010】
上述の先行技術では、(1)利用者の関心分野に関する情報の参照、(2)ニュース収集(最新情報、ニュース、天候情報、安全情報、等々)ならびに(3)利用者に対する情報の転送と収集段階が含まれる方法/システム、または(1)ニュース収集およびニュースの索引付けまたは区分化、(2)ニュースの表示、および(3)利用者によって選定されたニュースの詳細提供段階が含まれる方法/システムが公開されているにすぎない。
【0011】
ニュース(最新情報)には基本的に、(1)ニュースの発生場所、(2)ニュース作成時刻(ニュース発生時刻はコンテンツ情報に属する)ならびに(3)コンテンツ情報といった少なくとも3つのデータが含まれなくてはならない。先行技術によって配信されるニュースには上述の3つのデータが含まれる。しかしながら、ニュース発生場所に関する情報はコンテンツ情報中に含まれるため利用者がコンテンツ情報を読み取る時にしかニュースの発生場所を知ることができないという問題を抱えている。さらに、先行技術によって配信されるニュースは文字や平面で提供される。しかしながら、このため該情報が利用者に必要な情報であるかどうかの瞬時判断が困難であるという別の問題を抱えている。
【0012】
従って、ニュース発生場所に関する情報、ニュース発生時刻に関する情報、ならびに地方空間に関する人の感覚(すなわち、文字で表現される「地域名」でなく「地図上の「位置」」によって表現される時刻情報の把握感覚)ならびに時刻感覚(地球の自転と回転による時刻の自然感覚)を通じて認知されるニュースの分野情報の利用によって、大量に発生するとともに急速に消え去る情報から利用者が自身にとって意味のある情報の正確かつ迅速に受信することが可能となる新たな方法のシステムが必要とされてきた。
【特許文献1】韓国特許申請第10-1996-069636号
【特許文献2】韓国特許申請第10-2000-0033667号
【特許文献3】韓国特許申請第10-1998-0062740号
【特許文献4】韓国特許申請第10-2000-0005312号
【特許文献5】韓国特許申請第10-2000-0048382号
【特許文献6】韓国特許申請第10-2002-0026734号
【特許文献7】韓国特許出願第10-2005-30249号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
従って、本発明の目的は利用者が世界中のあらゆる地域のニュース発生時の地方時刻と地理上の環境の即時のかつ共感的な把握を可能とする地球時計と連結されたニュース配信システムの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するため、本発明により地球時計と連結されたニュース配信システムが提供され、これには、(A)購読者身元情報、関心地域情報、関心分野情報。等々の記憶および管理用の購読者情報管理部分、(B)購読者関心分野の抽出、記憶および管理用のニュース収集部分、(C)世界地図と時刻を表示する地球時計が構成される地球時計部分、ならびに(D)抽出かつ記憶されるニュースの地球時計との連結用のニュース連結部分とが含まれる。
【0015】
本発明においては、ニュースには「当日の諸問題」を含むあらゆる種類の情報が含まれる。例えば、ニュースにはテレビやラジオあるいは新聞上の印刷情報を通じてニュース時刻に放送される情報とインターネット上サイトに配信されるリアルタイム情報を通じて配信される最新情報とが含まれる。ここで、「当日の諸問題」とは最新情報のみならず現在または最新情報と関連する過去の情報をも意味する。
【0016】
本発明によるニュース配信システムは、該システムにより購読者の関心情報に対応するニュースが配信されるのでインターネットウェブサイトで通常に行われている購読手順および会員IDとパスワードの入力による接続手順が必要とされる場合に利用可能である。しかしながら、仮想購読者が広い意味でのあらゆる分野に関心がある場合には、このシステムは「会員制システム」によって接続されずに利用者の趣くままに接続される地球時計と連結されたニュース配信システムとなる場合もある。
【発明の効果】
【0017】
本発明により利用者は世界中のあらゆる地域の地方時刻および当該時刻の地理上の環境の即時のかつ共感的な把握が可能となり、利用者は、ニュース発生場所に関する情報、ニュース発生時の時刻情報ならびにニュースに関する分野情報が人感覚の空間と時刻を通じて認識される、大量情報の中から自身にとって意味のある正確かつ迅速な情報の受信が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明は、(A)購読者の身元に関する情報、関心地域に関する情報、関心分野に関する情報等々を記憶管理する購読者情報管理部分、(B)購読者の関心分野ニュースの抽出、記憶ならびに管理用のニュース収集部分、(C)世界地図と時刻を表示する地球時計が構成される地球時計部分、ならびに(D)抽出された記憶ニュースを地球時計と連結させるニュース連結部分が含まれる地球時計と連結されたニュース配信システムに関する。
【0019】
その例が添付図面に示される本発明の好ましい実施例に対する参照が以降に詳細になされよう。
【0020】
図1は本発明による地球時計と連結されたニュース配信システムの構成と外側部品(利用者端末と情報メディア)が示される概念図である。図面から理解できるように、本発明による本地球時計と連結されたニュース配信システムには購読者情報管理部分、ニュース収集部分、地球時計部分、ニュース連結部分、ならびにニュース転送部分が含まれる。
【0021】
(A)購読者情報管理部分には購読者情報マネージャー、関心情報マネージャー、購読者情報DBならびに関心情報DBが含まれる。購読者情報マネージャーは、少なくとも
購読者が本発明のサービス供給サイトへの接続権を有するかどうかを確認するための身元情報(IDおよびパスワード)、および購読者がサービス提供ウェブサイト上でニュースを読まずに所望アドレスへのニュース転送を要求する際に購読者の所望アドレスへニュースを転送するのに必要な、IPアドレスまたはeメールアドレスといったニュース受信場所情報を購読者情報DB内に記録、管理すると同時に購読者が会員であるかどうかの確認を行うものである。ニュース受信場所では、IPアドレスには購読者が現在インターネットに接続している端末のIPアドレスが含まれる。関心情報マネージャーは少なくとも購読者が関心を有する地域と分野の情報を記憶、管理する。
【0022】
身元情報にはIDとパスワードだけでなく、一般的にウェブサイトによって要求される、例えば、購読者の名前、住民登録番号、アドレス、電話番号、誕生日、家族関係、等々の情報も含まれる場合もあると同時にこれらだけに制約されるとは限らない。
【0023】
「関心地域」とは国、広域または特定の国の分割構成された行政管区(例えば、アメリカ、アメリカ州、アメリカ州郡、韓国、韓国の市、韓国の市郡等々)あるいは世界の任意の主要都市を意味しうる。購読者に階層状形式タイプで表示される地理上の地域を選定させる方法が広く知られてきているのでその詳細説明は省略される。購読者は1ヶ所以上の関心地域の指定が可能であるか、あるいは必要に応じて世界中全体のすべての地域の指定が可能である。
【0024】
さらに、関心分野の分類方法、表示方法、ならびに情報選定方法も広く知られているので、これらが利用可能である。購読者は様々な関心分野から少なくとも1つ、例えば、政治、経済、文化、科学、社会、環境、法律、演芸、スポーツ、娯楽、等々を選定可能である。一方で、購読者は本発明のウェブサイトによって用意された標準分類に従わずに個人的にキーワードで登録することによって個人専用ニュース情報の受信が可能である。
【0025】
この発明では、購読者情報と関心分野の情報は長期間あるいは一時的に記憶可能である。すなわち、購読者にこのシステムが一時的に提供されるよう申し込まれる場合には、購読者情報DBおよび関心情報DBに一時的に記憶された後、購読者の接続が終了した時に購読者身元情報、ニュース受信場所、関心地域ならびに関心分野はすべて消え去る。しかしながら、本発明のシステムが共通ウェブサイトのような会員制によって管理される場合には、購読者身元情報、ニュース受信場所、関心地域、および関心分野は長期間にわたり購読者情報DBおよび関心情報DBに記憶されるとともに何らかの変更事項がある場合にはいつでも修正されることが好ましい。
【0026】
本発明では、購読者情報マネージャー、関心情報マネージャー、購読者情報DBならびに関心情報DBに概念的に分類されるが1つのマネージャーと1つのDBにまとめられてもよい。
【0027】
(B)本発明では、ニュース収集部分にはニュース検索および抽出エンジンならびに一時記憶ニュースDBが含まれる。ニュース検索と抽出エンジンは、関心情報DBを参照して様々な情報メディアから特定購読者の関心分野に対応するニュースを抽出すると同時に、抽出ニュースのメタ情報(少なくとも、インターネット上のニュースアドレス、ニュース発生地域、ニュース時刻、ニュースの関連分野情報)および/またはコンテンツ情報(ニュースタイトルを含むコンテンツ)を特定購読者のニュース一時記憶DB内に記憶し管理する。メタ情報にはニュース源に関するリンク情報が含まれるので、ユーザーは必要ならばニュース源(ウェブサイト)に直接接続するためにメタ情報をクリック可能である。
【0028】
インターネット上の情報の検索、抽出のための様々な方法が十分に知られてきた。例えば、本発明のニュース検索と抽出エンジンは、リアルタイムの情報検索ロボットとその管理プログラムである場合もある。該情報検索ロボットはインターネットに関する情報メディア(広い意味でのコンテンツプロバイダーおよびインターネット上のすべてのサイトを含む)から特定購読者の関心分野ニュースを検索、抽出および収集すると同時に、これを特定購読者ニュース一時記憶DBに記憶する。ニュース検索と抽出エンジンにはさらに情報メディア一覧DBが含まれる。
【0029】
(C)先行技術ニュース配信システムとは違って、本発明には電子地球時計構成用の実質的な地球時計部分が含まれる。該電子地球時計は、南および北半球の世界地図が表示される内側盤が含まれるプログラム組み込み電子時計であり、該世界地図にはその中心に配置される南極または北極を有すると同時に、日付変更線および昼夜がそこに記述され、内側盤が地球の自転と同一方向に日に1回回転し、外側盤は時刻表示のためその中心で均等角度に分割される目盛りを有すると同時に、時刻表示器が時刻表示のために日に1回回転する。電子時計の世界地図上の各地域は、様々な階層化された形態の段階に応じて(国、州、分割行政管区、市等毎に)区域または地点に(以降、特記なき限り「区域」と呼ばれる)分割され、必要な場合には、各区域は関連「関心地域」の名前と連結されるよう索引付けされる。
【0030】
電子地球時計にはさらに1時間に1回回転する分針ならびに1分に1回回転する秒針が含まれうる。図2は本発明で利用される電子地球時計の1例を示す。
【0031】
一方で、本発明の電子地球時計にはさらに、標準時刻に応じて異なる色で表示される内側盤の中心で均等角度で分割されると同時に、地球の自転と同一方向に日に1回回転する標準時刻表示部分が含まれるとともに、内側盤の世界地図上の区域は、標準時刻表示部分の標準時刻に対応して色分けされることも可能である。購読者端末の時刻表示機能を参照して購読者がいる地方時刻の自動設定が可能である。
【0032】
さらに、本電子地球時計は本発明と同じ発明者により発明された韓国特許出願第10-2005-30249号(「昼夜表示可能な世界時計」と題される)に詳細に公開される。
【0033】
(D)ニュース連結部分は特定購読者のニュース一時記憶DBに記憶されるニュースに関するメタ情報および/またはコンテンツ情報をニュース発生地域に対応する地球時計の世界地図の区域に連結し、地球時計連結ニュースを生成する。画像の特定部分と特定情報の連結方法は様々な方法の先行技術で利用されてきたので、その詳細説明は省略される。
【0034】
ニュース連結部分の処理によって作り出される地球時計連結ニュースは、例えば、図3に示されるデータ接続構造を有する。すなわち、地球時計の各区域(区域X)はニュース関連区域Xと連結されるとともに、収集ニュースに関するメタ情報は収集ニュース源である情報メディアと連結される。
【0035】
(E)本発明によるニュース配信システムにはさらにニュース転送部分が含まれると同時に、ニュース転送部分は、購読者情報DBに記憶されるニュース受信場所に関する情報の参照によって地球時計連結ニュースを特定購読者ニュース受信場所、例えば、指定IPアドレスまたはeメールアドレスに転送するために利用される。
【0036】
特定購読者へ転送される地球時計連結ニュースは、エクスプローラーといったウェブブラウザ上に表示可能であるかまたは別の操作プログラムによって表示可能である。
【0037】
地球時計連結ニュースの表示方法は機会により要求される先行技術が利用される様々な方法で選定可能である。例えば、(1)地球時計とブラウザフレーム上のニュースの常時表示方法、(2)カーソルが地球時計のみが表示される状態の区域Xに近づくかまたはこれを指し示す場合のツールチップ形式の対応ニュース一覧表示方法、ならびに(3)地球時計のみが表示される状態でカーソルにより区域Xがクリックされた場合の新しいウィンドーまたはフレーム上への全関連ニュースまたは関連ニュース一覧の表示方法などである。しかしながら、地球時計連結ニュースの表示方法は上記に限定されるものではない。
【0038】
図4および図5には地球時計連結ニュース表示用の処理例が示される。図4および図5に示される画面は以前に関心地域と分野が入力されかつ記憶された購読者に関して表示される。図4および図5は2つのフレームに分割されるウェブサイト形態を示すがその他のタイプも本発明に適用可能である。
【0039】
図4および図5では、(仮想)購読者関心地域は少なくともアメリカ合衆国(またはワシントン)、中国(または北京)、英国(またはロンドン)、インド(ニューデリー)、ならびにその他地域(例えば、日本(東京)))であるとともに、関心分野は科学、技術、ならびにその他の分野である。後に説明される本発明の地球時計と連結されたニュース配信システムの操作処理により、本システムは電子地球時計の対応する地域に特定の表示(図4と図5の星マーク)を示すことで、関心分野のニュースが購読者の関心地域の中のアメリカ合衆国、中国および英国で発生したことを知らせる。購読者(接続者)が世界地図上のアメリカ合衆国マーク上にカーソルをおくと同時に該マークをクリックする場合には、アメリカ合衆国でのニュース発生がもう1つのフレーム(ニュース表示フレーム)に表示される。その後、購読者がニュースの1つを選定すると同時にクリックするときは(図4)、全体ニュースがニュース表示フレームにさらに詳細に表示される(図5)。購読者は何時でも世界地図上の表示地域をクリックしてその他の地域の関心分野のニュースを得ることができる。
【0040】
読みやすさを向上させるため、関心分野のニュースが購読者関心地域内で検索される場合に関心分野の種類に応じて区域の色を変化させるかあるいは定期的に区域を反転させることも可能である。例えば、政治ニュースが赤色できらめくと同時にスポーツニュースは青色できらめくよう指定される場合には、政治ニュースが関心地域で発生するときに対応区域が赤色で、また、政治ニュースとスポーツニュースが同時に発生するときには該区域が赤および青色で規則的にきらめくといったものである。
【0041】
従って、特定の購読者が地球時計の世界地図の区域Xをクリックする場合には、連結区域Xの関連ニュース(または、ニュースに関するメタ情報)が表示されるとともに、特定購読者がニュースに関するメタ情報(例えば、ニュース源であるウェブサイトのアドレス)をクリックする場合には、ニュースに関するコンテンツ情報または連結ウェブサイトの関連データウィンドーが表示される。
【0042】
図面を参照すると、地球時計と連結されたニュース配信システムの操作処理が詳細に説明される。図6は本発明による地球時計と連結されたニュース配信システムの操作が示されるフローチャートである。
【0043】
まず、本システムは購読者により本発明によるニュース配信システムに接続されるときに作動が開始される(「インターネット上のウェブサイトであってよく、以降「このシステム」と呼ぶ」)。勿論、必要ならば、購読者はインターネットウェブサイトで一般に行われている会員IDとパスワードの入力による購読申込み手順および接続手順を経ても良い。さらに、購読者関心地域、分野等に関する情報は前もって購読者情報DBおよび関心情報DBに記憶される。購読者がこのシステムに接続する場合、購読者情報管理部分が購読者情報マネージャーと購読者情報DBならびに関心情報マネージャーと関心情報DBを通じて購読者(接続者)の関心分野を抽出してこれらをニュース収集部分に転送するとともに、購読者ニュース受信場所に関する情報を抽出してニュース転送部分に転送する。
【0044】
購読者情報管理部分から購読者関心分野に関する情報を受信したニュース収集部分により、様々な既存方法の1つを通じて様々な情報メディアが検索され、購読者の関心分野に対応するニュースが抽出されるとともに、ニュース一時記憶DB内のニュースに関するメタ情報および/またはコンテンツ情報が記憶される。
【0045】
一方、地球時計部分は、世界地図上の地域が様々な階層化形態の段階に応じて区域または地点に分割されるとともに、各区域が関連「関心区域」の名前と連結されるよう索引化された電子地球時計を生成し、これをニュース連結部分に転送する。
【0046】
続けて、ニュース連結部分は記憶されたニュースに関するメタ情報および/またはコンテンツ情報をニュース収集部分から連続的に受信し、該情報の電子地球時計の世界地図への連結によって地球時計連結地方ニュースを生成すれる。
【0047】
作成された地球時計連結地方ニュースはニュース転送部分に転送され、ニュース転送部分は購読者情報管理部分から受信した購読者ニュース受信場所の情報を参照してこれを購読者に転送する。こうして、地球時計連結地方ニュースが接続購読者端末上に表示されるとともに、購読者は購読者の嗜好に応じて購読者端末に表示される地球時計連結地方ニュースをクリックしてウェブ上でサーフィンをしながらニュースの読み取り(聞き取り)ができる。
【0048】
購読者端末とこのシステム間の接続が購読者のミスまたはネットワークエラーにより上記処理後または処理中に中断された場合、本発明による処理は終了するものと理解される。さらに、購読者により接続中に「リロード」機能が利用される場合、新しい情報が収集された(上記と同一の処理により)後、更新された地球時間連結地方ニュースが購読者端末に表示される。
【0049】
上記処理により、購読者は関心地域の関心分野ニュースが容易に検索可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
上述のように、本発明による新しい方法のニュース配信システムにより、地球の自転と回転による購読者の自然な時刻感覚に応じて利用者は利用者(購読者)が関心のある世界のあらゆる地域の地方時刻についての自然な認識が可能となる。さらに、本発明によるニュース配信システムにより、利用者は関心分野のニュースが関心地域に起こっているかどうかについて文字でなく世界地図上の「位置」による即時把握が可能となる。従って、利用者は、時間と空間に関する人の感覚により認識される、ニュース発生源場所に関する情報、ニュース作成時刻に関する情報、ならびにニュースに関する分野情報の利用によって、大量情報の中からの利用者に意味のある情報の正確かつ迅速な受け取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明による地球時計と連結されたニュース配信システムの外側部分の構成が示された概念図。
【図2】本発明で利用される電子地球時計の1例が示された図。
【図3】本発明で利用される地球時計と接続されるニュースの内側部分が示された概念図。
【図4】本発明で利用される地球時計と接続されるニュースが表示される処理の1例が示される図。
【図5】本発明で利用される地球時計と接続されるニュースが表示される処理の1例が示される図。
【図6】本発明による地球時計と連結されたニュース配信システムの処理が示されるフローチャート図。
【符合の説明】
【0052】
10:内側盤、11:半球世界地図、12:日付変更線,20:標準時刻表示部分、30:外側盤、31:時刻目盛、40:時針、41:分針、42:秒針

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)購読者を特定するための購読者情報DB中の少なくとも購読者の身元に関する情報および必要に応じたニュース受信場所に関する情報の記憶管理用購読者情報マネージャーならびに関心情報DB中の少なくとも購入者の関心地域と分野に関する情報の記憶管理用関心情報マネージャーが含まれる購読者情報管理部分、
(B)上記関心情報DBの参照による様々な情報メディアからの特定購読者の関心分野に対応するニュースの抽出用ならびに特定購読者のニュース一時記憶DB中の抽出ニュースに関するメタ情報および/またはコンテンツ情報の記憶管理用のニュース検索と抽出エンジンが含まれるニュース収集部分
(C)南極と北極がその中心に位置すると同時に、その上に日付変更線と昼夜が記される南または北半球が表示される世界地図、地球の自転と同一方向に1日に1回回転する内側盤、ならびに時間表示用にその中心で等角度に分割された目盛りを有する外側盤、ならびに時刻表示用に1日1回転する時刻表示針が含まれる電子地球時計をなす地球時計部分
(D)特定購読者ニュース一時記憶DBに関するメタ情報および/またはコンテンツ情報のニュース発生地域が記されている地球時計の世界地図への連結による地球時計連結ニュース作成用ニュース連結部分、ならびに
(E)購読者情報DBに記憶される購読者ニュース受信場所に関する情報の参照による特定購読者ニュース受信場所への地球時計連結送信用ニュース送信部分、
が含まれる、地球時計と連結されたニュース配信システム。
【請求項2】
購読者の身元、ニュース受信場所、関心地域ならびに関心分野に関する情報が購読者情報DBおよび関心情報DB中で長期にわたり記憶、管理される請求項1によるニュース配信システム。
【請求項3】
購読者の身元、ニュース受信場所、関心地域ならびに関心分野に関する情報が購読者情報DBおよび関心情報DB中で一時的に記憶、管理された後、購読者の接続終了時に消去される請求項1によるニュース配信システム。
【請求項4】
メタ情報にニュース源に関する連結情報が含まれる請求項1によるニュース配信システム。
【請求項5】
ニュース検索および抽出エンジンが情報メディアの一覧DBおよびリアルタイム情報検索ロボットからなる請求項1によるニュース配信システム。

【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図1】
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【図3】
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【図6】
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【公表番号】特表2008−545193(P2008−545193A)
【公表日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−519187(P2008−519187)
【出願日】平成18年7月5日(2006.7.5)
【国際出願番号】PCT/KR2006/002616
【国際公開番号】WO2007/004844
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(507414694)
【出願人】(507414708)
【Fターム(参考)】