説明

塗料飛散防止具

【課題】スプレーガンの先端から噴射された塗料の飛散を防止することができる新規な塗料飛散防止具を提供する。
【解決手段】下部フレーム13と、この下部フレーム13の上方に形成された上部フレーム14と、上記下部フレーム13と上部フレーム14とを連結する支柱15・・・18とを有するフレーム2と、上記フレーム2の外周と上部とを閉塞する複数のシート体3,4と、上記シート体3,4の外側から内側に塗装用スプレーガンGを挿入することができるよう該シート体4の捲り上げることにより形成される開口又は隙間と、上記フレーム2の下部に配置された車輪5・・・8と、を備えてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば工場や家屋等の構造物の屋根を塗装する際に使用される塗料飛散防止具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば工場や家屋等の構造物の屋根を塗装する場合、先端から塗料を噴射するスプレーガンを使用することが多い。このスプレーガンは、コンプレッサー等の駆動源から供給されるエアーを利用して噴霧状とされた塗料を先端から噴射するものであり、この噴霧された塗料を屋根の表面に付着させることにより塗装するものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した従来の方法では、スプレーガンの先端から噴射された塗料が飛散し、近隣の住民に迷惑をかける場合がある。特に、強風の下で塗装作業をする場合には、効果的に屋根に塗料が付着しないばかりか、強風に乗って塗料が飛散し、硬化した塗料が塵埃となって家屋や事業所内に侵入したり、窓ガラスや屋根に堆積したりする場合がある。
【0004】
そこで、本発明は、上述した従来の塗装作業に伴う課題を解決するために提案されたものであって、スプレーガンの先端から噴射された塗料の飛散を防止することができる新規な塗料飛散防止具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した目的を達成するため、第1の発明(請求項1記載の発明)は、下部フレームと、この下部フレームの上方に形成された上部フレームと、上記下部フレームと上部フレームとを連結する支柱とを有するフレームと、上記フレームの外周と上部とを閉塞する複数のシート体と、上記シート体の外側から内側に塗装用スプレーガンを挿入することができるよう該シート体の捲り上げることにより形成される開口又は隙間と、上記フレームの下部に配置された車輪と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0006】
なお、この第1の発明を構成する下部フレーム及び上部フレームの平面形状は、方形状であると円形状であるかが問われるものではなく、少なくとも内側においてスプレーガンが操作することができるスペースを有しているものであれば良い。また、このフレームの素材は、ある程度の剛性を備えているものであれば、特に限定されるものではなく、合成樹脂,金属或いは木からなるものであっても良い。なお、上記下部フレーム,上部フレーム及び支柱がそれぞれ分解可能なものであっても良く、このように分解可能なフレームとした場合には、搬送作業に優れ、また不要な際にはコンパクト化することができ嵩張ることを防止することができる。また、上記シート体は、上記フレームの外周と上部とを閉塞するものであり、少なくともこの第1の発明においては、透明な素材からなるものに限定されず、不透明又は半透明な素材であっても良い。なお、このシート体は、複数からなり、特に、該シート体の外側から内側に、該シート体を捲り上げることにより、スプレーガンを挿入することができる開口又は隙間を備えていることが必要となる。また、上記発明を構成する車輪は、屋根上において、この塗料飛散防止具を棟側から軒側へ、或いは軒又は棟に平行する方向へ移動するために使用されるものであり、該車輪の径は特に限定されるものではないが、屋根の形状に応じて、その凹凸が大きな場合には大径の車輪とすることが望ましい。
【0007】
そして、この第1の発明に係る塗料飛散防止具を使用して塗装作業を行う場合には、該塗料飛散防止具の外側から作業者が上記シート体を捲り上げ、それによって形成された開口又は隙間から、手に把持したスプレーガンを内側に挿入し、該スプレーガンを操作することにより先端から塗料を屋根の表面に向けて噴射する。そして、この塗料飛散防止具を構成する下部フレームの面積に対応した面積への塗装作業が終了した場合には、例えば、棟側から軒側にかけて所定距離上記車輪を転動させることにより移動させ、再度上記スプレーガンを操作する。また、棟側から軒側にかけて塗装が終了した場合には、上記車輪の転動を介して棟又は軒に平行に移動させるととともに、軒側から棟側に移動させ、軒側に向かって塗装する。
【0008】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記シート体は、透明な樹脂を素材としてなることを特徴とするものである。
【0009】
この第2の発明では、シート体は透明であることが必要となるが、有色透明であると無色透明であるかが問われるものではない。
【0010】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明において、前記シート体は、上記フレームに対して着脱可能に配置されてなることを特徴とするものである。
【0011】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、上記第1,第2又は第3の発明において、前記下部フレームには、シート状となされ複数のスリットが形成されてなるとともに下端は屋根の表面に近接するスカート部材が配置されてなることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
上記第1の発明(請求項1記載の発明)によれば、スプレーガンの先端から噴射される塗料が、この塗料飛散防止具の内側から外部に飛散することを防止することができ、近隣の住民に迷惑をかけることを防止できる。特に、強風の下で塗装作業をする場合においては、飛散による塗料のロスを防止することができ、効果的に屋根を塗装することができるばかりか、強風に乗って飛散した塗料が、硬化した塗料が塵埃となって家屋や事業所内に侵入したり、窓ガラスや屋根に堆積したりすることを防止することができる。また、この第1の発明では、シート体の捲り上げることにより形成される開口又は隙間が形成されていることから、噴射された塗料の外部への飛散を極力防止することができる。
【0013】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、シート体は、透明な樹脂を素材としてなることから、この塗料飛散防止具の外部から内部の状態、すなわち屋根の状態や塗装の状態を視認することができ、塗装作業の効率性や塗装品質の維持・向上を図ることができる。
【0014】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)では、シート体は、上記フレームに対して着脱可能に配置されてなることから、塗装作業により塗料が付着したシート体を交換することができ、また、保管する場合においてもフレームとシート体とを別個とすることができる。
【0015】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)では、下部フレームには、シート状となされ複数のスリットが形成されてなるとともに下端は屋根の表面に近接するスカート部材が配置されてなることから、屋根に最も近接した下部フレームの下側から塗料が飛散することを防止することができるばかりではなく、このスカート部材には、複数のスリットが形成されていることから、例えば、屋根の形状が波状とされている場合であっても、該屋根の形状を吸収することができ、この塗料飛散防止具を棟や軒に平行に移動させる場合であっても支障を来たすことが無い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態に係る塗料飛散防止具1を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
この塗料飛散防止具1は、図1に示すように、フレーム2と、このフレーム2を覆う第1のシート体3及び第2のシート体4と、第1ないし第4の車輪5・・・8と、第1ないし第4のスカート部材9・・・12とから構成されている。上記フレーム2は、何れも合成樹脂により成形されてなるものであり、図2に示すように、方形状に成形された下部フレーム13と、この下部フレーム13と同一の形状からなる上部フレーム14と、上記下部フレーム13と上部フレーム14とを連結してなる第1ないし第4の支柱パイプ15・・・18とを備えている。そして、上記下部フレーム13は、下正面パイプ19と、この下正面パイプ19と平行に配された下背面パイプ20と、下左パイプ21、この下左パイプ21と平行に配された下右パイプ22とから構成されている。そして、上記下正面パイプ17の左端と上記下左パイプ21の前端と(上記第1の支柱パイプ15の下端と)は、第1の四方連結部材23により互いに着脱可能に連結されている。また、上記下正面パイプ19の右端と、上記下右パイプ22の前端と(上記第2の支柱パイプ16の下端と)は、第2の四方連結部材24により互いに着脱可能に連結され、また、上記下背面パイプ20の左端と下左パイプ21の後ろ端と(上記第3の支柱パイプ17の下端と)は、第3の四方連結部材25により互いに着脱可能に連結されている。また、上記下背面パイプ20の右端と下右パイプ22と(上記第4の支柱パイプ18の下端と)は、第4の四方連結部材26により互いに着脱可能に連結されている。そして、上記第1の四方連結部材23には、上記第1の車輪5が着脱可能に連結され、上記第2の四方連結部材24には、上記第2の車輪6が着脱可能に連結され、また、上記第3の四方連結部材25には、上記第3の車輪7が着脱可能に連結され、上記第4の四方連結部材26には、上記第4の車輪8が着脱可能に連結されている。
【0018】
また、上記上部フレーム14は、上正面パイプ28と、この上正面パイプ28と平行に配された上背面パイプ29と、上左パイプ30、この上左パイプ30と平行に配された上右パイプ31とから構成されている。そして、上記上正面パイプ28の左端と上記上左パイプ30の前端と(上記第1の支柱パイプ15の上端と)は、第1の三方連結部材32により互いに着脱可能に連結されている。また、上記上正面パイプ28の右端と、上記上右パイプ31の前端と(上記第2の支柱パイプ16の上端と)は、第2の三方連結部材33により互いに着脱可能に連結され、また、上記上背面パイプ29の左端と上左パイプ30の後ろ端と(上記第3の支柱パイプ17の上端と)は、第3の三方連結部材34により互いに着脱可能に連結されている。また、上記上背面パイプ29の右端と上右パイプ31と(上記第4の支柱パイプ18の上端と)は、第4の三方連結部材35により互いに着脱可能に連結されている。また、この実施の形態に係る上部フレーム14では、上記上正面パイプ28と上背面パイプ29との間であって該上正面パイプ28にやや近接した位置に、中間パイプ37が配置され、この中間パイプ37と上記上正面パイプ28との間には、互いに平行となされた左短尺パイプ38と右短尺パイプ39が配置されている。上記中間パイプ37の左端は、上記上左パイプ30に外嵌挿された第5の三方連結部材40を介して該上左パイプ30に着脱可能に連結されており、該中間パイプ37の右端は、上記上右パイプ31に外嵌挿された第6の三方連結部材41を介して該上右パイプ31に着脱可能に連結されている。また、上記左短尺パイプ38の前端は、上記上正面パイプ28に外嵌挿された第7の三方連結部材42により着脱可能に連結され、後ろ端は上記中間パイプ37に外嵌挿された第8の三方連結部材43により着脱可能に連結されている。また、上記右短尺パイプ39の前端は、上記上正面パイプ28に外嵌挿された第9の三方連結部材44により着脱可能に連結され、後ろ端は上記中間パイプ37に外嵌挿された第10の三方連結部材45により着脱可能に連結されている。したがって、この実施の形態に係る塗料飛散防止具1では、上記上部フレーム14には、中間パイプ37と上正面パイプ28との間に、上記左短尺パイプ38と右短尺パイプ39と上左パイプ30及び上右パイプ31とにより3つの開口(符号は省略する。)が形成されている。
【0019】
また、上記下正面パイプ19には、該下正面パイプ19から垂下してなる第1のスカート部材9が着脱可能に取り付けられ、下背面パイプ20には、該左背面パイプ20から垂下してなる第2のスカート部材10が着脱可能に取り付けられ、下左パイプ21には、該下左パイプから垂下してなる第3のスカート部材11が取り付けられ、下右パイプ22には、該下右パイプ22から垂下してなる第4のスカート部材12が着脱可能に取り付けられている。これら第1ないし第4のスカート部材9・・・12は、ウレタン樹脂によりシート状に成形されてなるものであり、上記下正面パイプ19,下背面パイプ20,下左パイプ21及び下右パイプ22の外部に露出した長さに対応した長さを有するものであるとともに、それぞれ下端から上端側に亘って多数のスリット9a・・・12aが平行に形成されている。また、これら第1ないし第4のスカート部材9・・・12は、それぞれ下端が、図示しない屋根の上面に近接した位置となる長さとされている。
【0020】
そして、このように形成されたフレーム2には、冒頭で説明したように第1及び第2のシート体3,4により覆われている。これら第1及び第2のシート体3,4は、何れも透明なポリプロピレン樹脂によりシート状に成形されてなるものであり、図1に示すように、該第1のシート体3は、上記フレーム2の外周を覆っているものであり、上記第2のシート体4は、フレーム2の上面を覆っているものである。なお、上記第1のシート体3の幅は、上記第1ないし第4の支柱パイプ15・・・18の長さよりも数十センチ長いものとされ、下端は上記下正面パイプ19,下背面パイプ20,下左パイプ21及び下右パイプ22の位置に対応してなるとともに、上端は上記上正面パイプ28,上背面パイプ29,上左パイプ30,上右パイプ31から内側に折り込まれている。また、上記第2のシート体4は、上記上部フレーム14の面積よりもやや広い面積を有している。そして、これら第1及び第2のシート体3,4は、それぞれクリップ48により任意の位置で上記フレーム2に着脱可能に取り付けられている。但し、上記第2のシート体4の正面側は、後述するように、塗装作業を行う際に捲り挙げることができるように、上記クリップ48により固定されていない。
【0021】
以下、上述した実施の形態に係る塗料飛散防止具1の使用方法を説明しながら、該塗料飛散防止具1の作用効果に付いて説明する。この塗料飛散防止具1を用いて図示しない屋根を塗装する場合には、先ず、該塗料飛散防止具1を屋根上であって最も棟側に載置する。そして、図3に示すように、上記第2のシート体4の正面側を必要最小限捲り上げ、図4に示すように、手でスプレーガンGを把持し、上記3つの開口の何れからこの塗料飛散防止具1の内部に挿入し、屋根Rの表面から適度な距離を保ちつつ、該スプレーガンGに形成されたトリガーTを操作する。こうしたトリガーTの操作により、このスプレーガンGにホースHを介して接続された図示しない(一又は複数の)塗料タンクから塗料Pが該スプレーガンGの先端から噴霧状に噴射され、屋根Rの表面に付着する。そして、こうした塗装作業が強風下である場合であっても、この塗料飛散防止具1内は無風状態が保たれているため、上記スプレーガンGから噴射された塗料Pが強風により飛散し、効率良く屋根Rに付着させることができない事態を防止することができるとともに、飛散した塗料Pが空気中で硬化し、塵埃となって近隣に浮遊することを有効に防止することができる。
【0022】
特に、この実施の形態に係る塗料飛散防止具1では、塗装作業においては、上述したように、第2のシート体4を捲り上げる構造を備えており、作業中に開放される部位は必要最小限の範囲に止まるとともに、上記下正面パイプ19,下背面パイプ20,下左パイプ21及び下右パイプ22の下方は第1ないし第4のスカート部材9・・・12により閉塞されていることから、外気がこの塗料飛散防止具1の内部を通過する危険性を有効に防止することができる。
【0023】
そして、上述した要領により棟側から軒側にかけて塗装作業が終了すると、塗料が塗布されていない部位(手前側)にこの塗料飛散防止具1を移動させ、再び棟側に移動させる。このとき、この塗料飛散防止具1では、第1ないし第4の車輪5・・・8が配置されていることから屋根R上を簡単に移動することができるが、通常屋根Rには波状の段差が形成されている場合が多い。こうした移動操作をする場合、上記第1ないし第4の車輪5・・・8間に配置された第1ないし第4のスカート部材9・・・12に上記段差が衝突する場合があるが、この塗料飛散防止具1に配置された該第1ないし第4のスカート部材9・・・12には、それぞれスリット9a・・・12aが形成されていることから、こうした段差により移動できない事態を有効に解消することができる。
【0024】
なお、この実施の形態に係る塗料飛散防止具1では、上記フレーム2は全てパイプ等の中空体により構成され、また、上記第1及び第2のシート体3,4もシートであることから、全体を軽量化することができ、地上から屋根上までの移動作業並びに屋根上から地上までの移動作業も極めて楽なものとなり、さらに、上記第1及び第2のシート体3,4は、フレーム2に対して着脱可能であるとともに、フレーム2も各部材に分解可能であることから、不使用時には、コンパクト化することができ嵩張ることなく保存することが可能となる。
【0025】
さらに、上記実施の形態では、上記上部フレーム14には、中間パイプ37と上正面パイプ28との間に、上記左短尺パイプ38と右短尺パイプ39と上左パイプ30及び上右パイプ31とにより3つの開口(符号は省略する。)が形成されていることから、作業者は、塗装作業中において、上記左短尺パイプ38や右短尺パイプ39又は上左パイプ30を利用して、腕を位置決めすることができ、或いは体重の一部を作用させることができるので、作業勝手をさらに向上させることができる。
【0026】
なお、上記実施の形態に係る塗料飛散防止具1では、上記中間パイプ37,左短尺パイプ38,右短尺パイプ39等を構成要素としたが、本発明は、必ずしもこれらを構成要素する必要はなく、また、フレーム2の素材に関しても樹脂以外の素材として、例えば金属,木等を用いても良いし、さらには、パイプ状の部材を使用する必要もない。さらに、上記第1及び第2のシート体3,4に関しても、透明な樹脂を素材としたが、不透明な素材を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】実施の形態に係る塗料飛散防止具の外観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態に係る塗料飛散防止具であって、第1及び第2のシート体とクリップを除いた状態を示す斜視図である。
【図3】第2のシート体を捲りあげた状態を示す斜視図である。
【図4】塗装作業の状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 塗料飛散防止具
2 フレーム
3 第1のシート体
4 第2のシート体
5・・・8 第1ないし第4の車輪
9・・・12 第1ないし第4のスカート部材
13 下部フレーム
14 上部フレーム
P 塗料
R 屋根
G スプレーガン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部フレームと、この下部フレームの上方に形成された上部フレームと、上記下部フレームと上部フレームとを連結する支柱とを有するフレームと、
上記フレームの外周と上部とを閉塞する複数のシート体と、
上記シート体の外側から内側に塗装用スプレーガンを挿入することができるよう該シート体の捲り上げることにより形成される開口又は隙間と、
上記フレームの下部に配置された車輪と、
を備えてなることを特徴とする塗料飛散防止具。
【請求項2】
前記シート体は、透明な樹脂を素材としてなることを特徴とする請求項1記載の塗料飛散防止具。
【請求項3】
前記シート体は、上記フレームに対して着脱可能に配置されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の塗料飛散防止具。
【請求項4】
前記下部フレームには、シート状となされ複数のスリットが形成されてなるとともに下端は屋根の表面に近接するスカート部材が配置されてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の塗料飛散防止具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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