説明

塗装工具

【課題】
本発明はガラス等に光触媒塗料や機能塗料を片手で容易に塗装することが出来る安価な塗装工具(ウレタン・スクイジー)とその工法に関する。
【解決手段】
本発明は光触媒塗料や機能塗料を含浸させることが出来る発泡ウレタンをコ型に加工したアルミニウムバーとスクイジーで固定した塗装工具(ウレタン・スクイジー)と、これをガラスに押し当てて滲み出た塗料をガラス等に片手で容易に塗装する工法を提供しようとするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はガラス等に光触媒塗料や機能塗料を塗る塗装工具(ウレタン・スクイジー)とその工法に関する。
【背景技術】
【0002】
スポンジを装着したスクイジーはガラスクリーニング業界で洗剤の塗布と洗浄および水切りに使用しているが、液垂れするため塗料を塗装する工事には使用されていない。ガラスの屋内側に各種の機能塗料を塗装するスポンジバーがあるが、持つ部分がないため片手で操作することが出来ない。したがって、屋外の高所作業では片方の手で体を固定しなければ塗装することが出来ないため使用されていない。光触媒塗料や機能塗料を片手で容易に塗装できて、均一な塗膜を形成することが出来る安価な塗装工具と工法が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願平10−167001
【特許文献2】特願2004−27293
【特許文献3】特願2004−247568
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は光触媒塗料や機能塗料をガラス等に片手で容易に塗装することが出来る安価な塗装工具(ウレタンス・クイジー)と工法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は光触媒塗料や機能塗料を含浸する発泡ウレタンをコ型に加工したアルミニウムバーとスクイジーで固定した塗装工具(ウレタン・スクイジー)と、これをガラスに押し当て滲み出た塗料を片手で縦横に動かして容易に塗装する工法を提供しようとするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明を使用すると円弧状にカットしたウレタンはガラスとの接触面が大きいため密着性が良く、光触媒塗料や各種の機能塗料を片手で容易に塗装することができ、均一な塗膜を形成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】組み立て完成図
【図2】発泡ウレタンの断面図
【図3】アルミニウムバーの断面図
【図4】スクイジーの構成部材
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は長さ30センチメートルに切断しコ型に加工したアルミニウバー(3)に長さ30センチメートルに切断した発泡ウレタン(2)を装着してスクイジーで挟みウレタン・スクイジー(1)を組み立てた図。
【0009】
図2は発泡ウレタン(2)を19×31×1000mmの角柱状に裁断し、側面の端部を円弧状カットして両側面に切り込みを入れた断面図。
【0010】
発泡ウレタン(2)は密度50〜75kg/立方メートル、引っ張り強度140〜200KPa、伸び率200%の物を使用した。
【0011】
図3は長さ90cmで厚さ1.5mmのアルミニウム板をコ型に曲げ加工をしたバーの先端の両側を5ミリメートル内側に90度折り曲げ発泡ウレタンを固定するガイドとしたアルミニウムバー(3)の断面図。
【0012】
図4はスクイジー(4)、スプリング(5)、ツメ(6)、テーパーワッシャ(7)、ナット(8)、ボルト(9)からなるスクイジーの構成部材の図。
【実施例】
【0013】
前記の発泡ウレタンに光触媒塗料を含浸させた後、ガラスに押し当てて、滲み出た塗料をウレタン・スクイジーで塗装した。
【0014】
本発明を使用して塗装した結果、透明な光触媒塗料の塗膜を形成することが出来た。
【符号の説明】
【0015】
1 ウレタン・スクイジーの組み立て図
2 ウレタンの断面図
3 アルミニウムバーの断面図
4 スクイジー
5 スプリング
6 ツメ
7 テーパーワッシャ
8 ナット
9 ボルト


【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面形状がコ字型のバーに、多孔質高分子材料からなる柱状部材を装着してなる部材を有する塗装工具において、前記柱状部材の塗布面に接する部分の断面形状は、塗装面に対する垂線に関して対称であることを特徴とする塗装工具。
【請求項2】
前記柱状部材の塗布面に接する部分の断面の輪郭は、円弧であることを特徴とする、請求項1に記載の塗装工具。
【請求項3】
前記多孔質高分子材料は、発泡ウレタンであることを特徴とする、請求項1または2に記載の塗装工具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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