塵取り様電気掃除機用ノズル
【課題】本発明は簡単な構成により、既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロス、ベッド、ジュータン、布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができるようにした、塵取り様電気掃除機用ノズルの提供を目的とする。
【解決手段】一端側から他端側に向けて緩やかなテーパを有すると共に一端側に幅広間口を有し、中央部近傍から他端側においてその上面に吸引口を設け、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状として電気掃除機に取り付けられるようにした塵取り様電気掃除機用ノズルによる。
【解決手段】一端側から他端側に向けて緩やかなテーパを有すると共に一端側に幅広間口を有し、中央部近傍から他端側においてその上面に吸引口を設け、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状として電気掃除機に取り付けられるようにした塵取り様電気掃除機用ノズルによる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロス、ベッド、ジュータン、布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができるようにした、塵取り様電気掃除機用ノズルに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ベッド、敷布団、掛け布団、ジュータンなどの家屋内にある寝具などにはハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞などが多く存在し、これらが人の健康を害することが知られている。これらのものを、これまでの掃除機、電気掃除機で除去する場合、清掃対象物が柔軟であることなどにより、布団などの清掃対象物に電気掃除機のノズルが吸引圧着し、その吸引・除去が極めて困難であった。
また従来、叩き具を有し、清掃対象物に付着するホコリ、ゴミ等の付着物、ダニ等の死骸やその糞などを容易に吸引するようにしたものは、例えば特許文献１などにより知られており、図１に示すように構成されている。即ち、図１において、掃除機の吸引本体２に通気孔９を穿設すると共に、吸引本体２内の吸引負圧室３に、前記通気孔９から外気を吸引して熱風を発生させる熱風発生装置４と、該熱風発生装置４から発生する熱風を下方に向かって吹き出す吹き出し孔１７を前記吸引本体２の吸引負圧室３の両端側の間に設けたダクト５とを具備させるようにしている。吸引効果を高めるために、ダクト５を境にした吸引本体２の進退方向側の相対向する位置に、独立して回転自在となる複数の回転叩き爪１８を支軸１９によって配列した叩き具２０を取り付けている。
【０００３】
また、特許文献２には、独立した打部を有し、叩きながら吸い取ることで布団や畳の内部のダニや塵を効率よく吸い取る、真空掃除機の先端ノズルが図１に開示されている。即ち、図１において真空掃除機に接続するパイプと、該パイプに気密性を保つように接続された、内部圧力の変化により伸縮する可動部材と、前記可動部材の伸縮に応じて入気路を開閉する弁を有する吸引口と、可動部材の伸縮に応じて上下動する板又は通気性部材を有するように構成されている。
【０００４】
また、特許文献３には、床面に落下している花粉、ダニの糞等のアレルゲン性微粒子を舞い上がらせずに効果的に捕集できるようにした電気掃除機が図１に開示されている。即ち、図１においてアップライト型もしくはスティック型掃除機の吸引み口８以外にも吸引できる空中外気取り入れ口１３を設けると共に、排気口１１は後方に向け、水噴霧ノズル１４より、ポリビニルフェノール含有の霧を噴霧させ、アレルゲン粒子を効率的に除去しつつ、そのアレルゲン活性を不活化させるように構成されている。
【０００５】
ところで、近年、アトピー、喘息などの皮膚・呼吸系の病気は子供から大人まで多くの人々が罹患し、その治療・予防・対策に苦慮しているが、抜本的な改善策が見出されていないのが現状である。
上記の従来例においてもそれぞれの作用効果は一長一短であり、必ずしも汎用的に使用し得るものとは云えず、加えてこれらのものは、その構成などが複雑であり、電気掃除機本来の機能が期待されるものの、初期の目的を充分に果たせるか不確実であり、また経済的とは云えなかった。
従来、本発明のように、所謂塵取り様のノズルの上面に吸引口を設けた、塵取り様電気掃除機用ノズルは見られない。
【０００６】
【特許文献１】特開平８ー１６４０９７号公報
【特許文献２】特開平９ー２２４８８５号公報
【特許文献３】特開２００５ー３４２３８０号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明は、上記の観点に着眼してなされたもので、既存・市販のあらゆる電気掃除機に使用し得る、塵取り様の電気掃除機用ノズルを提供せんとするものであり、従来効果的でなかった、布団やジュウタンなどの柔らかい清掃対象物にも効果的な掃除機用具を提供するものである。
これまで、アレルギー疾患への生活指導の中で、アレルゲンの除去が重要な役割を持っており、またハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、花粉などがアレルギーの主役となっていることが知られている。これらは家のジュータン、寝具に潜んでいることで、除去対策を講じても、仲々その除去の効果の実が上がっていなかった。
本発明は、上述のように既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロス、ベッド、ジュータン、布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができるようにした、塵取り様電気掃除機用ノズルを提供することを目的とするものであり、殊にアトピーや喘息などの改善のための生活指導にも利用出来る、塵取り様電気掃除機用ノズルである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
前記目的は、本願発明によれば、一端側から他端側に向けて緩やかなテーパを有すると共に一端側に幅広間口を有し、中央部近傍から他端側においてその上面に吸引口を設け、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状として電気掃除機に取り付けられるようにしたことを特徴とする、塵取り様電気掃除機用ノズルにより達成される。
これにより、ジュータンや、ベッド、布団それぞれに多様化して対応できる塵取り型のノズルにより、既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロスや柔らかいベッド・ジュータン・布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができる
【０００９】
また、上記目的は、好ましくは、前記塵取り様電気掃除機用ノズルはステンレス製である、塵取り様電気掃除機用ノズルにより達成される。
これにより、他の金属製ノズルに比べ、さびなどによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、他の金属製ノズルに比べ、塗料塗布を要しないので、塗料の劣化などによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、ノズルをステンレス製にしたことにより、適度の硬さを保ち、清掃対象物に対してあてる硬さ、重量、滑りが適切なものとなる。静電気を生ずることを好まない場合にも適切である。なおまた、これにより、塵取り様電気掃除機用ノズルの軽量化、堅牢化が図られ、例えばベッドやテーブルなど、高い物の上の清掃などにおいても至便である。
【００１０】
また、上記目的は、好ましくは、前記塵取り様電気掃除機用ノズルにおいて、下端に複数の叩打部を設けてなる、塵取り様電気掃除機用ノズルにより達成される。
これにより、塵取り様ノズルを清掃対象物に当てて叩打部を作動させることにより、清掃対象物に潜んでいるダニ、ダニの死骸、ダニの糞、塵やごみなどを浮き出させことにより、これらの塵やごみなどを塵取り様ノズルに取り込み、電気掃除機に吸い取ることにより、これらの塵やごみなどが除去し得る。
【発明の効果】
【００１１】
前記構成によれば、ジュータンや、ベッド、布団それぞれに多様化して対応できる塵取り型のノズルにより、既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロス、ベッド、ジュータン、布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができる
【００１２】
また、前記構成によれば、塵取り様ノズルとしたので、ちり、ごみなどを直接掬い上げて、吸引・除去することができる。
【００１３】
また、前記構成によれば、吸引口が塵取り様電気掃除機用ノズルの上面に設けられているので、比較的柔らかい清掃対象物に吸引口が吸い着く不具合が生じることがない。
【００１４】
また、前記構成によれば、塵取り様電気掃除機用ノズルをステンレス製としたので、塵取り様電気掃除機用ノズルの軽量化、堅牢化が図られ、例えばベッドやテーブルなど、高い物の上の清掃などにおいても至便であると云う効果がある。
また、これにより、他の金属製ノズルに比べ、さびなどによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、他の金属製ノズルに比べ、塗料塗布を要しないので、塗料の劣化などによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、ノズルをステンレス製にしたことにより、適度の硬さを保ち、清掃対象物に対してあてる硬さ、重量、滑りが適切なものとなる。静電気を生ずることを好まない場合にも適切である。
【００１５】
また、前記構成によれば、前記塵取り様電気掃除機用ノズルにおいて、下端に複数の叩打部を設けてなるので、塵取り様ノズルを清掃対象物に当てて叩打部を作動させることにより、清掃対象物に潜んでいるダニ、ダニの死骸、ダニの糞、塵やごみなどを浮き出させことにより、これらの塵やごみなどを塵取り様ノズルに取り込み、電気掃除機に吸い取ることにより、これらの塵やごみなどが除去し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
以下、この発明の好適な実施形態を図１〜図２を参照にしながら、詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【００１７】
図１（Ａ）は、本発明による塵取り様電気掃除機用ノズルの一実施形態の構成を示す斜視図である。
この実施形態において、本発明に係る塵取り様電気掃除機用ノズルは、既存・市販のあらゆる電気掃除機に使用し得る。
図１（Ａ）において、塵取り様電気掃除機用ノズル１０は、吸引口１、幅広間口２、叩打部３、アタッチメント４から成り、電気掃除機本体５に接続される。
上記塵取り様電気掃除機用ノズル１０は、一端側から他端側に向けて緩やかなテーパを有すると共に幅広間口２を有し、中央部近傍から他端側においてその上面に吸引口１を設け、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状としてアタッチメント４を介して電気掃除機本体５に接続される。上記のアタッチメント４を各種備えることにより、既存・市販のあらゆる電気掃除機に使用することができる。
図１（Ｂ）は図１（Ａ）の正面図であり、上記幅広間口２の一端側は約１ｃｍの斜め壁となっており、ゴミなどを収集し易いようになっている。当該間口広さは１５ｃｍ程度が適切であるが、この寸法に限られない。中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆う部分までの長さは、３ｃｍ〜５ｃｍ程度が適切であるが、これ以上の寸法でも良い。上記のように、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状（筒ノズル）とするが、その寸法は２０ｃｍ前後が適切であるものの、この寸法に限られない。なお、後述の図２においては、図１のものに比し、このパイプ状（筒ノズル）他端の寸法は、比較的短いものとなっている。
【００１８】
図２は、本発明による塵取り様電気掃除機用ノズルの一実施形態の構成を示す底面図である。
ここにおいて、叩打部３は、上記塵取り様電気掃除機用ノズル１０の底面の一端側に複数設けられ、上記電気掃除機本体５の作動時に任意的に作動させ、清掃対象物を叩打するようになっている。上記叩打部３は、肩叩きマッサージのような、繰り返し反覆動するソレノイド式の叩きアクチュエータを備え、電気掃除機本体５の電源の操作により、上記叩打部３を作動させるようになっている。
これにより、布団やジュウタンなどの比較的柔らかい清掃対象物に潜んでいる塵、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞などを叩き出し、上記の塵取り様電気掃除機用ノズル１０の幅広間口２によって掬い上げ、吸引口１より吸引、除去する。
【００１９】
また、上記塵取り様電気掃除機用ノズルを、塵取り様ノズルとしたので、ちり、ごみなどを幅広間口２によって直接掬い上げて、吸引口１より吸引・除去することができる。
【００２０】
また、上記塵取り様電気掃除機用ノズル１０をステンレス製とした場合には、
塵取り様電気掃除機用ノズルの軽量化、堅牢化が図られ、例えばベッドやテーブル、高い物の上の清掃などにおいても至便である。また、他の金属製ノズルに比べ、さびなどによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。なおまた、他の金属製ノズルに比べ、塗料塗布を要しないので、塗料の劣化などによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、ノズルをステンレス製にしたことにより、適度の硬さを保ち、清掃対象物に対してあてる硬さ、重量、滑りが適切なものとなる。静電気を生ずることを好まない場合にも適切である。
【００２１】
また、上記塵取り様電気掃除機用ノズル１０を硬質合成樹脂製とした場合には当該塵取り様ノズル１０を清掃対象物に当ててこすることにより、静電気が生じて、布団やジュウタンなどの比較的柔らかい清掃対象物に潜んでいる塵、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞などを吸着し、上記の塵取り様電気掃除機用ノズル１０の幅広間口２によって掬い上げ、吸引口１より吸引、除去する。
【産業上の利用可能性】
【００２２】
上述した実施形態においては、一般家庭用について詳述したがこれに限らず、業務用として、例えば医療施設、介護施設、レストランなどにおいても幅広く利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】（Ａ）本発明による塵取り様電気掃除機用ノズルの一実施態様を示す斜視図であり、（Ｂ）はその正面図である。
【図２】本発明による塵取り様電気掃除機用ノズルの一実施態様を示す底面図である。
【符号の説明】
【００２４】
１０ 塵取り様電気掃除機用ノズル
１ 吸引口
２ 幅広間口
３ 叩打部
４ アタッチメント
５ 電気掃除機本体
【技術分野】
【０００１】
本発明は、既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロス、ベッド、ジュータン、布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができるようにした、塵取り様電気掃除機用ノズルに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ベッド、敷布団、掛け布団、ジュータンなどの家屋内にある寝具などにはハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞などが多く存在し、これらが人の健康を害することが知られている。これらのものを、これまでの掃除機、電気掃除機で除去する場合、清掃対象物が柔軟であることなどにより、布団などの清掃対象物に電気掃除機のノズルが吸引圧着し、その吸引・除去が極めて困難であった。
また従来、叩き具を有し、清掃対象物に付着するホコリ、ゴミ等の付着物、ダニ等の死骸やその糞などを容易に吸引するようにしたものは、例えば特許文献１などにより知られており、図１に示すように構成されている。即ち、図１において、掃除機の吸引本体２に通気孔９を穿設すると共に、吸引本体２内の吸引負圧室３に、前記通気孔９から外気を吸引して熱風を発生させる熱風発生装置４と、該熱風発生装置４から発生する熱風を下方に向かって吹き出す吹き出し孔１７を前記吸引本体２の吸引負圧室３の両端側の間に設けたダクト５とを具備させるようにしている。吸引効果を高めるために、ダクト５を境にした吸引本体２の進退方向側の相対向する位置に、独立して回転自在となる複数の回転叩き爪１８を支軸１９によって配列した叩き具２０を取り付けている。
【０００３】
また、特許文献２には、独立した打部を有し、叩きながら吸い取ることで布団や畳の内部のダニや塵を効率よく吸い取る、真空掃除機の先端ノズルが図１に開示されている。即ち、図１において真空掃除機に接続するパイプと、該パイプに気密性を保つように接続された、内部圧力の変化により伸縮する可動部材と、前記可動部材の伸縮に応じて入気路を開閉する弁を有する吸引口と、可動部材の伸縮に応じて上下動する板又は通気性部材を有するように構成されている。
【０００４】
また、特許文献３には、床面に落下している花粉、ダニの糞等のアレルゲン性微粒子を舞い上がらせずに効果的に捕集できるようにした電気掃除機が図１に開示されている。即ち、図１においてアップライト型もしくはスティック型掃除機の吸引み口８以外にも吸引できる空中外気取り入れ口１３を設けると共に、排気口１１は後方に向け、水噴霧ノズル１４より、ポリビニルフェノール含有の霧を噴霧させ、アレルゲン粒子を効率的に除去しつつ、そのアレルゲン活性を不活化させるように構成されている。
【０００５】
ところで、近年、アトピー、喘息などの皮膚・呼吸系の病気は子供から大人まで多くの人々が罹患し、その治療・予防・対策に苦慮しているが、抜本的な改善策が見出されていないのが現状である。
上記の従来例においてもそれぞれの作用効果は一長一短であり、必ずしも汎用的に使用し得るものとは云えず、加えてこれらのものは、その構成などが複雑であり、電気掃除機本来の機能が期待されるものの、初期の目的を充分に果たせるか不確実であり、また経済的とは云えなかった。
従来、本発明のように、所謂塵取り様のノズルの上面に吸引口を設けた、塵取り様電気掃除機用ノズルは見られない。
【０００６】
【特許文献１】特開平８ー１６４０９７号公報
【特許文献２】特開平９ー２２４８８５号公報
【特許文献３】特開２００５ー３４２３８０号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明は、上記の観点に着眼してなされたもので、既存・市販のあらゆる電気掃除機に使用し得る、塵取り様の電気掃除機用ノズルを提供せんとするものであり、従来効果的でなかった、布団やジュウタンなどの柔らかい清掃対象物にも効果的な掃除機用具を提供するものである。
これまで、アレルギー疾患への生活指導の中で、アレルゲンの除去が重要な役割を持っており、またハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、花粉などがアレルギーの主役となっていることが知られている。これらは家のジュータン、寝具に潜んでいることで、除去対策を講じても、仲々その除去の効果の実が上がっていなかった。
本発明は、上述のように既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロス、ベッド、ジュータン、布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができるようにした、塵取り様電気掃除機用ノズルを提供することを目的とするものであり、殊にアトピーや喘息などの改善のための生活指導にも利用出来る、塵取り様電気掃除機用ノズルである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
前記目的は、本願発明によれば、一端側から他端側に向けて緩やかなテーパを有すると共に一端側に幅広間口を有し、中央部近傍から他端側においてその上面に吸引口を設け、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状として電気掃除機に取り付けられるようにしたことを特徴とする、塵取り様電気掃除機用ノズルにより達成される。
これにより、ジュータンや、ベッド、布団それぞれに多様化して対応できる塵取り型のノズルにより、既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロスや柔らかいベッド・ジュータン・布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができる
【０００９】
また、上記目的は、好ましくは、前記塵取り様電気掃除機用ノズルはステンレス製である、塵取り様電気掃除機用ノズルにより達成される。
これにより、他の金属製ノズルに比べ、さびなどによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、他の金属製ノズルに比べ、塗料塗布を要しないので、塗料の劣化などによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、ノズルをステンレス製にしたことにより、適度の硬さを保ち、清掃対象物に対してあてる硬さ、重量、滑りが適切なものとなる。静電気を生ずることを好まない場合にも適切である。なおまた、これにより、塵取り様電気掃除機用ノズルの軽量化、堅牢化が図られ、例えばベッドやテーブルなど、高い物の上の清掃などにおいても至便である。
【００１０】
また、上記目的は、好ましくは、前記塵取り様電気掃除機用ノズルにおいて、下端に複数の叩打部を設けてなる、塵取り様電気掃除機用ノズルにより達成される。
これにより、塵取り様ノズルを清掃対象物に当てて叩打部を作動させることにより、清掃対象物に潜んでいるダニ、ダニの死骸、ダニの糞、塵やごみなどを浮き出させことにより、これらの塵やごみなどを塵取り様ノズルに取り込み、電気掃除機に吸い取ることにより、これらの塵やごみなどが除去し得る。
【発明の効果】
【００１１】
前記構成によれば、ジュータンや、ベッド、布団それぞれに多様化して対応できる塵取り型のノズルにより、既存・市販のあらゆる電気掃除機に簡単に取り付けられ、テーブルクロス、ベッド、ジュータン、布団などの上のハウスダスト、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞、食べかす、ちり、ごみなどを充分に取り払うことができる
【００１２】
また、前記構成によれば、塵取り様ノズルとしたので、ちり、ごみなどを直接掬い上げて、吸引・除去することができる。
【００１３】
また、前記構成によれば、吸引口が塵取り様電気掃除機用ノズルの上面に設けられているので、比較的柔らかい清掃対象物に吸引口が吸い着く不具合が生じることがない。
【００１４】
また、前記構成によれば、塵取り様電気掃除機用ノズルをステンレス製としたので、塵取り様電気掃除機用ノズルの軽量化、堅牢化が図られ、例えばベッドやテーブルなど、高い物の上の清掃などにおいても至便であると云う効果がある。
また、これにより、他の金属製ノズルに比べ、さびなどによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、他の金属製ノズルに比べ、塗料塗布を要しないので、塗料の劣化などによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、ノズルをステンレス製にしたことにより、適度の硬さを保ち、清掃対象物に対してあてる硬さ、重量、滑りが適切なものとなる。静電気を生ずることを好まない場合にも適切である。
【００１５】
また、前記構成によれば、前記塵取り様電気掃除機用ノズルにおいて、下端に複数の叩打部を設けてなるので、塵取り様ノズルを清掃対象物に当てて叩打部を作動させることにより、清掃対象物に潜んでいるダニ、ダニの死骸、ダニの糞、塵やごみなどを浮き出させことにより、これらの塵やごみなどを塵取り様ノズルに取り込み、電気掃除機に吸い取ることにより、これらの塵やごみなどが除去し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
以下、この発明の好適な実施形態を図１〜図２を参照にしながら、詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【００１７】
図１（Ａ）は、本発明による塵取り様電気掃除機用ノズルの一実施形態の構成を示す斜視図である。
この実施形態において、本発明に係る塵取り様電気掃除機用ノズルは、既存・市販のあらゆる電気掃除機に使用し得る。
図１（Ａ）において、塵取り様電気掃除機用ノズル１０は、吸引口１、幅広間口２、叩打部３、アタッチメント４から成り、電気掃除機本体５に接続される。
上記塵取り様電気掃除機用ノズル１０は、一端側から他端側に向けて緩やかなテーパを有すると共に幅広間口２を有し、中央部近傍から他端側においてその上面に吸引口１を設け、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状としてアタッチメント４を介して電気掃除機本体５に接続される。上記のアタッチメント４を各種備えることにより、既存・市販のあらゆる電気掃除機に使用することができる。
図１（Ｂ）は図１（Ａ）の正面図であり、上記幅広間口２の一端側は約１ｃｍの斜め壁となっており、ゴミなどを収集し易いようになっている。当該間口広さは１５ｃｍ程度が適切であるが、この寸法に限られない。中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆う部分までの長さは、３ｃｍ〜５ｃｍ程度が適切であるが、これ以上の寸法でも良い。上記のように、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状（筒ノズル）とするが、その寸法は２０ｃｍ前後が適切であるものの、この寸法に限られない。なお、後述の図２においては、図１のものに比し、このパイプ状（筒ノズル）他端の寸法は、比較的短いものとなっている。
【００１８】
図２は、本発明による塵取り様電気掃除機用ノズルの一実施形態の構成を示す底面図である。
ここにおいて、叩打部３は、上記塵取り様電気掃除機用ノズル１０の底面の一端側に複数設けられ、上記電気掃除機本体５の作動時に任意的に作動させ、清掃対象物を叩打するようになっている。上記叩打部３は、肩叩きマッサージのような、繰り返し反覆動するソレノイド式の叩きアクチュエータを備え、電気掃除機本体５の電源の操作により、上記叩打部３を作動させるようになっている。
これにより、布団やジュウタンなどの比較的柔らかい清掃対象物に潜んでいる塵、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞などを叩き出し、上記の塵取り様電気掃除機用ノズル１０の幅広間口２によって掬い上げ、吸引口１より吸引、除去する。
【００１９】
また、上記塵取り様電気掃除機用ノズルを、塵取り様ノズルとしたので、ちり、ごみなどを幅広間口２によって直接掬い上げて、吸引口１より吸引・除去することができる。
【００２０】
また、上記塵取り様電気掃除機用ノズル１０をステンレス製とした場合には、
塵取り様電気掃除機用ノズルの軽量化、堅牢化が図られ、例えばベッドやテーブル、高い物の上の清掃などにおいても至便である。また、他の金属製ノズルに比べ、さびなどによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。なおまた、他の金属製ノズルに比べ、塗料塗布を要しないので、塗料の劣化などによる、布団などの清掃対象物の汚れなどがない。また、ノズルをステンレス製にしたことにより、適度の硬さを保ち、清掃対象物に対してあてる硬さ、重量、滑りが適切なものとなる。静電気を生ずることを好まない場合にも適切である。
【００２１】
また、上記塵取り様電気掃除機用ノズル１０を硬質合成樹脂製とした場合には当該塵取り様ノズル１０を清掃対象物に当ててこすることにより、静電気が生じて、布団やジュウタンなどの比較的柔らかい清掃対象物に潜んでいる塵、ダニ、ダニの死骸、ダニの糞などを吸着し、上記の塵取り様電気掃除機用ノズル１０の幅広間口２によって掬い上げ、吸引口１より吸引、除去する。
【産業上の利用可能性】
【００２２】
上述した実施形態においては、一般家庭用について詳述したがこれに限らず、業務用として、例えば医療施設、介護施設、レストランなどにおいても幅広く利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【００２３】
【図１】（Ａ）本発明による塵取り様電気掃除機用ノズルの一実施態様を示す斜視図であり、（Ｂ）はその正面図である。
【図２】本発明による塵取り様電気掃除機用ノズルの一実施態様を示す底面図である。
【符号の説明】
【００２４】
１０ 塵取り様電気掃除機用ノズル
１ 吸引口
２ 幅広間口
３ 叩打部
４ アタッチメント
５ 電気掃除機本体
【特許請求の範囲】
【請求項１】
一端側から他端側に向けて緩やかなテーパを有すると共に一端側に幅広間口を有し、中央部近傍から他端側においてその上面に吸引口を設け、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状として電気掃除機に取り付けられるようにしたことを特徴とする、塵取り様電気掃除機用ノズル。
【請求項２】
前記塵取り様電気掃除機用ノズルはステンレス製であることを特徴とする、請求項１に記載の塵取り様電気掃除機用ノズル。
【請求項３】
前記塵取り様電気掃除機用ノズルにおいて、下端に複数の叩打部を設けてなることを特徴とする、請求項１から３の何れかに記載の塵取り様電気掃除機用ノズル。
【請求項１】
一端側から他端側に向けて緩やかなテーパを有すると共に一端側に幅広間口を有し、中央部近傍から他端側においてその上面に吸引口を設け、当該中央部近傍から他端側にかけて両側を立ち上げて覆うと共に他端側に向けて集束させ、他端をパイプ状として電気掃除機に取り付けられるようにしたことを特徴とする、塵取り様電気掃除機用ノズル。
【請求項２】
前記塵取り様電気掃除機用ノズルはステンレス製であることを特徴とする、請求項１に記載の塵取り様電気掃除機用ノズル。
【請求項３】
前記塵取り様電気掃除機用ノズルにおいて、下端に複数の叩打部を設けてなることを特徴とする、請求項１から３の何れかに記載の塵取り様電気掃除機用ノズル。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００７−３３０４４４（Ｐ２００７−３３０４４４Ａ）
【公開日】平成１９年１２月２７日（２００７．１２．２７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−１６４８１６（Ｐ２００６−１６４８１６）
【出願日】平成１８年６月１４日（２００６．６．１４）
【出願人】（５０６０９０２２２）
【出願人】（５０６２０４１９５）有限会社トータルヘルスマネージメント (1)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１２月２７日（２００７．１２．２７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年６月１４日（２００６．６．１４）
【出願人】（５０６０９０２２２）
【出願人】（５０６２０４１９５）有限会社トータルヘルスマネージメント (1)
【Ｆターム（参考）】
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