説明

壁紙用裏打ち紙

【課題】塩化ビニルペースト等の塗工時、あるいはその後の乾燥工程において毛羽立ちの発生が少ない、適度な紙力を有する壁紙裏打ち紙を提供すること。
【解決手段】片面に化粧層を設けて壁紙とするための壁紙用裏打ち紙であって、前記壁紙用裏打ち紙は、少なくともパルプとコンゴレッドを含有し、前記壁紙用裏打ち紙中に前記コンゴレッドを0.01質量%〜10質量%含有することを特徴とする。さらに、カオリン、焼成カオリン、デラミネーティッドカオリン、クレー、焼成クレー、デラミネーティッドクレー、イライトから選択された少なくとも1種の無機填料を含有することが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塩化ビニル壁紙等に使用される壁紙用裏打ち紙に関する。
【背景技術】
【0002】
壁紙用裏打ち紙は、塩化ビニル壁紙(以下、ビニル壁紙と称す)あるいは織物壁紙の裏打ち紙として従来から使用されている。ビニル壁紙は、塩化ビニルペーストを裏打ち紙の表面に塗工し、塗工物がゲル化し乾燥した後、印刷、発泡、エンボス等の加工を行って製品化される。ビニル壁紙は織物壁紙に比較して安価であるため広く用いられているが、塩化ビニルペーストの塗工時、あるいはその後の乾燥工程において、裏打ち紙の表面に、繊維の毛羽立ちが発生するという問題がある。特に近年においては、塩化ビニルペーストを用いる加工工程の高速化により、裏打ち紙に対してより大きなせん断力が加わり、繊維を起こす力が大きくなるために、毛羽立ちが従来より発生し易くなってきている。
【0003】
そこで、加工工程で発生する表面の毛羽立ちが少なく、また、壁面から壁紙を剥離する際のピール適性が良い上、オープンタイムが長く、施工時の作業性に優れる壁紙用裏打ち紙として、アクリル系樹脂を含有させてなる壁紙用裏打ち紙が提案されている(特許文献1)。この発明においては、ガラス転移温度が20℃〜100℃のアクリル系樹脂を含有させて、ステキヒトサイズ度が20秒〜120秒で、かつJIS P 8139のB法に準じて測定した紙層間強度を20N/m〜35N/mの範囲とすることによって、前記した性質を改善している。しかしながら、この壁紙用裏打ち紙では、高価なアクリル系樹脂を2g/m〜7g/m含有させることが望ましいため、生産コストが高くなるという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−97208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって本発明の目的は、塩化ビニルペースト等の塗工時、あるいはその後の乾燥工程において毛羽立ちの発生が少ない、適度な紙力を有する壁紙裏打ち紙を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、紙基材からなる壁紙用裏打ち紙に、コンゴレッドを含有させることによって良好な結果を得ることができることを見出し、本発明に到達した。
【0007】
即ち本発明は、片面に化粧層を設けて壁紙とするための壁紙用裏打ち紙であって、前記壁紙用裏打ち紙は、少なくともパルプとコンゴレッドを0.01質量%〜10質量%含有することを特徴とする壁紙用裏打ち紙である。
【0008】
また、壁紙用裏打ち紙中に填料を紙基材当たり1〜30質量%含有させることが好ましく、上記填料としては、カオリン、焼成カオリン、デラミネーティッドカオリン、クレー、焼成クレー、デラミネーティッドクレー、イライトから選択された少なくとも1種の無機填料を使用することが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、特別高価な材料を使用していないにも関わらず、塩化ビニルペースト等の塗工時、あるいはその後の乾燥工程において、裏打ち紙の表面繊維が起き上がらず、毛羽立ちの発生が少なくなるだけでなく、適度な紙力を有する、加工適性に優れた安価な壁紙用裏打ち紙が得られる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の壁紙用裏打ち紙はその表面に化粧層を設けて壁紙とする。例えば、化粧層して塩化ビニル樹脂層、オレフィン樹脂層、織物層、紙層、無機質層を設け、壁紙とすることができる。いずれの場合にも、化粧層には必要に応じて表面印刷、発泡処理、エンボス処理を行うことができる。
【0011】
本発明では壁紙用裏打ち紙にコンゴレッドを含有する。コンゴレッドとはベンジジンジアゾビス-1-ナフチルアミン-4-スルホン酸のナトリウム塩(IUPAC名:3,3'-(1E,1'E)-ビフェニル-4,4'-ジイルビス(ジアゼン-2,1-ジイル)ビス(4-アミノナフタレン-1-スルホン酸)で、下記式の分子構造を示し、水に溶かすとコロイド溶液になり、セルロース繊維に対して強い親和力を持つ。
【0012】
【化1】

【0013】
本発明においてコンゴレッドを含有することにより、毛羽立ちを抑制できる理由は明らかではないが、コンゴレッドを配合することにより壁紙裏打ち紙のパルプ繊維が柔軟化するか、以下に記述する表面処理剤中の水溶性高分子を柔軟化することにより毛羽立ちが抑制できると考えられる。コンゴレッドは水溶性高分子(特にポリビニルアルコール)の可塑化効果が高く、好ましく用いることができる。
【0014】
本発明のビニル壁紙用裏打ち紙に使用するコンゴレッドの含有量は、紙基材に対して0.01質量%以上10質量%以下の範囲であることが必要である。含有量が0.01質量%未満の場合は毛羽立ち抑制の効果が発現せず、10質量%を超えた場合は紙の強度が低下し、施工適性が不十分となる。
【0015】
コンゴレッドを紙基材に含有させる方法としては、サイズプレスコーター、ゲートロールコーター、カーテンコーター等の通常使用される塗工機を用いて、コンゴレッドを含有する塗工液を塗布または含浸させる方法が好ましい。
【0016】
本発明においては、表面強度やサイズ性を付与することを目的として、毛羽立ちに影響を及ぼさない範囲で、通常使用する表面処理剤とコンゴレッドを混合して塗布または含浸させても良い。上記した通常使用する表面処理剤としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、澱粉、加工澱粉等が例示される。
【0017】
本発明の壁紙用裏打ち紙に使用する紙基材は、針葉樹材の晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹の晒クラフトパルプ(LBKP)、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、脱墨パルプ(DIP)を単独、または任意の配合率で混合して抄紙したものである。
【0018】
本発明においては、使用するパルプのカナダ標準濾水度(CSF)を450ml〜550mlに調整することが好ましい。パルプのCSFは、前記した少なくとも1種のパルプを叩解して上記範囲に調整すれば良い。2種類以上のパルプを使用する場合には、別々に叩解したパルプを混合して上記範囲にしても、予め混合したパルプを叩解して上記範囲に調整してもよい。パルプのCSFが450mlより低いと、水性の糊を用いて施工する際の壁紙の伸びが大きくなり、また、乾燥時の収縮も大きくなるので、隣同士に貼った壁紙の目開き(隙間)が大きくなって好ましくない。パルプのCSFが550mlより高いと紙力が低くなるために、ビニルペースト等の塗工時に断紙が発生し易くなる上、原紙に毛羽立ちが発生し易くなるので好ましくない。
【0019】
本発明の壁紙用裏打ち紙に使用する紙基材には、不透明度を向上させるために、填料を1〜30質量%含有させることが好ましい。上記填料としては、ビニルペースト塗工時等に生じるブリスター(裏打ち紙と塩化ビニル層との間の膨れ)の発生を抑制することができる、カオリン、焼成カオリン、デラミネーティッドカオリン、クレー、焼成クレー、デラミネーティッドクレー、イライトから選択された少なくとも1種を使用することが好ましい。また、上記の填料の他に、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、非晶質シリカ、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛などの無機填料、尿素−ホルマリン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂等の有機填料を併用してもよい。
【0020】
本発明においては、壁紙用裏打ち紙に難燃性を付与するために、前記コンゴレッドと共に難燃剤を塗布または含浸させるか、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムを填料として更に配合することが好ましい。前記難燃剤としては、スルファミン酸グアニジン、スルファミン酸グアニジンメチロール化物、リン酸グアニジン、スルファミン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム等を単独または混合して使用することができる。
【0021】
本発明の壁紙用裏打ち紙は、通常の紙の場合と同様に、サイズ剤が内添及び/又は外添されていてもよい。サイズ剤としては、酸性抄きの場合、ロジン系サイズ剤、ロジンエマルジョン系サイズ剤、α−カルボキシルメチル飽和脂肪酸等を使用することができる。また、中性抄きの場合には、中性抄紙用ロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸、カチオンポリマー系サイズ剤を使用することができる。サイズ剤の添加量は特に限定されるものではないが、ステキヒトサイズ度で10秒以上となるように使用することが好ましい。また、サイズプレス等を用いた外添においても、ロジン系、合成樹脂系等の表面サイズ剤を使用することが可能である。
【0022】
本発明の壁紙用裏打ち紙には、表面強度を高めるために、水溶性高分子及び/または水分散性高分子を主成分とする表面処理剤の塗工液を、少なくとも化粧層を設ける側の表面に塗工することが好ましい。例えば、ビニル壁紙の場合には、壁紙用裏打ち紙の表面に塩化ビニルペーストを塗布し、塩化ビニルペーストの硬化後、印刷工程に付されて塩化ビニル層が化粧層となる。このとき壁紙用裏打ち紙の表面強度が低いと、化粧層の塗工時に紙表面の繊維が毛羽立ち、硬化後に該毛羽立ち部が壁紙表面で突起状となり、印刷不良の原因となる。前記表面処理剤は、コンゴレッド塗工液中に混合して塗工してもよい。
【0023】
本発明で使用される水溶性高分子としては、酸化澱粉、酵素変性澱粉等の各種変性澱粉、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カルボキシメチルセルロース、カゼイン等を適宜使用することが可能である。また、水分散性高分子としては、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタアクリレート・ブタジエン共重合体ラテックス、アクリル系エマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等を適宜使用することができる。このとき水溶性高分子及び/又は水分散性高分子を単独で使用してもよいが、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタン、シリカ等の各種顔料と混合して使用することもできる。
【0024】
水溶性高分子及び/又は水分散性高分子の塗工量は、固形分で0.2〜10g/mとすることが好ましい。塗工量が0.2g/m未満であると、コンゴレッドによる効果が薄められるため毛羽立ちが多くなり、10g/m以上であると裏打ち紙表面が完全に高分子で覆われるため、化粧層と裏打ち紙層の間におけるアンカー効果が低下する。
【0025】
また、本発明の壁紙用裏打ち紙においては、品質に影響のない範囲で、サイズ剤、定着剤、乾操紙力剤、湿潤紙力剤、填料、歩留り向上剤、染料、顔料等を内添薬品として使用することができる。更にサイズプレス等で塗工又は含浸させる外添薬品として、表面紙力剤、サイズ剤、染料、顔料等を使用することができる。
【0026】
本発明の壁紙用裏打ち紙の坪量は、40g/m以上120g/m以下であることが好ましい。坪量が40g/m未満であると強度が低く、加工時に断紙が発生し易くなる。また、坪量が120g/mを超えると壁紙に加工した時に硬くなりすぎ、施工が困難となるという欠点が生じる。
【0027】
本発明の壁紙用裏打ち紙に使用する基紙は、公知の抄紙機によって適宜製造することができる。抄紙機としては、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、円網抄紙機等を挙げることができる。
【0028】
本発明の壁紙用裏打ち紙は、塩化ビニルペーストを塗工した際等に毛羽立ちが発生しないことが望ましい。毛羽立ちは、アプリケータを用いて塩化ビニルペーストを塗工した時に発生する、塩化ビニル塗工面の毛羽立ち個数(凸部の数)を数えることによって評価することができる。
【実施例】
【0029】
以下に、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。なお、 実施例及び比較例で作製したビニル壁紙用裏打ち紙については、下記に示した方法によって毛羽立ち及び紙力を評価した。
【0030】
<毛羽立ちの評価>
壁紙用裏打ち紙を23℃、50RH%の環境下で24時間調湿した後、32cm(MD方向)×15cm(CD方向)となるように断裁した。なお、サンプリングに際しては、紙面を擦らないように十分注意した。ガラス板上に、坪量150g/mの上質紙を2枚敷き、クリップにて固定した。次に、幅250mm×長さ130mm×厚さ15mmの金属直方体(重さ約400g)にガーゼを4重に巻きつけ、上質紙の表面を2回擦ってガーゼの面をならした。
別の上質紙表面に、塩化ビニル塗工面となるF面が上になるように、壁紙用裏打ち紙のサンプルをのせ、ガーゼを巻きつけた金属直方体にて、自重により、MD方向の上から下に向かって1回擦った。壁紙用裏打ち紙の上下方向の向きを変え、同様に上から下に向かって1回擦った。
このようにして壁紙用裏打ち紙の擦った場所に、塗工厚が200μmとなるアプリケータを用い、塩化ビニルペーストを塗工した後、145℃の乾燥機中に1分間入れ、塩化ビニルペーストをゲル化させた。ゲル化した塩化ビニル層表面の中央部に、CD方向に5cm×MD方向に10cmの大きさとなるように切り抜いた型紙をのせ、その中に発生した突起物(欠陥)の数を計測した。同様にして作製したサンプル4枚の計測値を合計して、1サンプル当りの突起物の数(200cm当りの個数)とした。計測した突起物の数が10個以下である場合を◎、11〜20個である場合を○、21〜30個である場合を△、31個以上である場合を×と評価した。
【0031】
<紙力の評価>
JIS P 8113 に準じて測定した紙のマシン流れ方向(MD)の引張強度が3.0kN/m以上を◎、2.5〜3.0kN/mを○、2.0〜2.5kN/mを△、2.0kN/m以下を×と評価した。
【0032】
<実施例1>
針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水度(CSF):500ml)を35重量部、広葉樹晒クラフトパルプ(CSF:500ml)を65重量部配合したパルプスラリー中に、抄紙pHが4.5になるように硫酸バンドを添加した。次に、サイズ剤としてアルファーカルボキシメチル飽和脂肪酸塩(商品名:NSP−S、星光PMC(株)製)を、対パルプ絶乾重量あたり0.15質量%となるように添加し、更に湿潤紙力剤としてポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂(商品名:WS−547、星光PMC(株)製)を0.2質量%、脂肪酸アミン系樹脂(商品名:N−815、星光PMC(株)製)を0.1質量%、及び、填料として焼成カオリンを対パルプ絶乾重量あたり15質量%となるように添加して抄紙した。抄紙に際し、工程中のサイズプレスコーターを用いて、対原紙当たり1.5質量%のポリビニルアルコール(商品名:ポバール117、(株)クラレ製)及び0.05質量%のコンゴレッドが含まれるように表面処理剤水溶液を含浸させて、坪量65g/mの壁紙用裏打ち紙を製造した。
【0033】
<実施例2>
コンゴレッドを、対原紙あたり0.01質量%となるようにサイズプレスコーターにて含浸させたこと以外は、実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を作製し、毛羽立ち個数及び紙力を測定した。
【0034】
<実施例3>
コンゴレッドを、対原紙あたり10質量%となるようにサイズプレスコーターにて含浸させたこと以外は、実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を作製し、毛羽立ち個数及び紙力を測定した。
【0035】
<実施例4>
サイズプレスコーターの代わりに、ゲートロールコーターを用いて表面処理剤水溶液を塗工したこと以外は、実施例1と同様にして壁紙裏打ち紙を作製し、毛羽立ち個数及び紙力を測定した。
【0036】
<比較例1>
サイズプレスコーターを用いてポリビニルアルコールのみを原紙に含浸させたこと以外は、実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を作製し、毛羽立ち個数及び紙力を測定した。
【0037】
<比較例2>
コンゴレッドを、対原紙あたり20質量%となるようにサイズプレスコーターを用いて含浸したこと以外は、実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を作製し、毛羽立ち個数及び紙力を測定した。結果は表1に示した通りである。
【0038】
【表1】

【0039】
表1に示されるように、紙基材にコンゴレッドを特定量含有させた本発明の壁紙用裏打ち紙は、紙力を維持したまま、毛羽立ちを改善することができることが実証された。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
片面に化粧層を設けて壁紙とするための壁紙用裏打ち紙であって、前記壁紙用裏打ち紙は、少なくともパルプとコンゴレッドを含有し、前記壁紙用裏打ち紙中に前記コンゴレッドを0.01質量%〜10質量%含有することを特徴とする壁紙用裏打ち紙。
【請求項2】
前記壁紙用裏打ち紙中に、さらに填料を1〜30質量%含有する請求項1に記載された壁紙用裏打ち紙。
【請求項3】
前記填料として、カオリン、焼成カオリン、デラミネーティッドカオリン、クレー、焼成クレー、デラミネーティッドクレー、イライトから選択された少なくとも1種の無機填料を含有する請求項2に記載された壁紙用裏打ち紙。

【公開番号】特開2010−196216(P2010−196216A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−45165(P2009−45165)
【出願日】平成21年2月27日(2009.2.27)
【出願人】(000183484)日本製紙株式会社 (981)
【Fターム(参考)】