説明

多目的運搬車

【課題】前輪2及び後輪3にて支持された走行フレーム4に,エンジンを搭載するとともに運転キャビン5を設け,更に,前記走行フレームのうち前記運転キャビン後部に,荷物を載せるための荷台6を設けて成る多目的運搬車において,前記荷台6への荷物の積み下ろしを容易にする。
【解決手段】前記荷台を,走行フレームの後端部に設けた昇降用ローラ24にて前後方向に自在に移動するように支持する一方,前記荷台の後端部を,前記走行フレームの後端下部に,前後方向に回動自在に構成した昇降リンク28にて連結することにより,前記荷台を,後ろ傾斜しながら昇降動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,飼料の運搬とか,農作業とか,或いは敷地管理等の多目的に使用される運搬車に係り,より詳しくは,前後車輪にて支持される走行フレームに,その走行動力源としてのエンジンを搭載するとともに,被運搬物を載せる荷台及び運転キャビンを設けて成る運搬車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
先行技術としての特許文献1には,前輪及び後輪にて支持された走行フレームに,走行動力源としてのエンジンを搭載するとともに,操縦ハンドル及び運転座席を有する運転キャビンと,被運搬物を載せるための荷台とを設けて成る構成の多目的運搬車が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−094179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし,この特許文献1 に記載の多目的運搬車において,その荷台は,運転キャビンの後部に設け,この荷台を、その前部を持ち上げるように後方に向かってはね上げ傾斜するという構成であることにより,前記荷台における対地面高さを低くすることができないから,被運搬物の荷台への積み込みに際しては,被運搬物を高く持ち上げるようにしなければならず,また,被運搬物の荷台からの荷卸しに際しては,被運搬物を高い位置から落下させるおそれが大きいという問題がある。
【0005】
また,前記荷台を後ろ傾斜するための油圧シリンダを,前記荷台の下面側に設けるという構成にしているから,前記荷台の下方に,後輪を配設したり,後輪用の走行ミッション機構を配設したりする場合には,前記荷台における対地面高さを,前記油圧シリンダの分だけ高くしなければならないという問題もあった。
【0006】
本発明は,これらの問題を解消した多目的運搬車を提供することを技術的課題とするもである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この技術的課題を達成するため請求項1は,
「前輪及び後輪にて支持された走行フレームに,走行動力源としてのエンジンを搭載するとともに運転キャビンを設け,更に,前記走行フレームのうち前記運転キャビンより後部の部位に,荷物を載せるための荷台を設けて成る多目的運搬車において,
前記荷台は,前記走行フレームに,当該走行フレームにおける後端部に設けた昇降用ローラにて,前後方向に自在に移動するように支持されている一方,前記荷台の後端部は,前記走行フレームの後端下部に,前後方向に回動自在に構成した昇降リンクにて連結されている。」
ことを特徴としている。
【0008】
請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記昇降リンクは,動力にて前後方向に駆動回動される構成である。」
ことを特徴としている。
【0009】
請求項3は,
「前記請求項1の記載において,前記昇降用ローラは,動力にて正逆方向に駆動回転される構成である。」
ことを特徴としている。
【0010】
請求項4は,
「前記請求項1〜3のいずれかの記載において,前記走行フレームには,前記荷台を車体フレームに対してロックする状態と,そのロックを解除する状態とに切換え可能に構成したロック機構が設けられている。」
ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1によると,荷台は,走行フレームに対して,昇降ローラにて自在に前後移動するように支持されているから,前記荷台を後方に移動すると,この荷台の後端部に連結した昇降リンクが,前記走行フレームの後端下部に対する連結部を中心にして後方に向かって回動する。
【0012】
これにより,前記荷台は,前記昇降用ローラにて支持された状態のままで後方に移動しながら,当該荷台の後端部が前記昇降リンクにおける後方への回動に伴って,水平の位置から前記昇降用ローラを支点としてその前端部が上がりその後端部が下がるように,自動的に後ろ向きに傾斜する。
【0013】
つまり,前記荷台は,水平の位置から昇降用ローラを支点としてその後端部が下がるように傾斜しながら,その後端部が地面に近づくように下降することになり,また,逆方向に移動することにより,元の水平の位置に戻しながら上昇することになるから,被運搬物の荷台への積み込み及び荷台からの荷卸しを,地上からの高さを低くした状態で容易に行なうことができる。
【0014】
この場合,前記荷台を,その後端部が下がるように傾斜しなから下降すること,その逆に元の水平に戻しながら上昇することを,荷台の昇降用ローラによる支持と,昇降リンクによる連結とで行なうものであるから,例えば,前記荷台を前後移動するようにガイドするガイドレールの後端部を下向きに湾曲することによって,後ろ傾斜しながら下降するように構成した場合に比べて,構造が簡単で,走行フレームの大幅な小型化及び高重量化を招来することなく,運搬車の小型化及び軽量化を達成することができる。
【0015】
しかも,前記昇降用ローラ及び昇降リンクは走行フレームの後端部に位置していることにより,前記荷台の下方に,当該荷台における対地面高さを高くすることなく,広い空間を確保できるから,この部分に,エンジン,走行ミッション及び後輪等を配設することが容易にできる。
【0016】
ところで,前記荷台を後ろ傾斜しながら下降し水平に戻しながら上昇することは,請求項2に記載したように,前記昇降リンクを,油圧又は空気圧シリンダにて駆動回動するように構成するか,電動又は油圧モータ或いはエンジン等にて駆動回動するように構成することによって,動力にて行なうことができる。
【0017】
また,前記荷台の移動は,請求項3に記載したように,前記昇降用ローラを,電動又は油圧モータ或いはエンジン等にて駆動回転することによって,動力にて行なうように構成することができる。
【0018】
特に,請求項4によると,前記荷台を後ろ傾斜しながら下降しないとき,つまり,前記荷台が上昇位置で水平になっているとき,この位置を,ロック機構にて保持することができるから,運搬車の走行中に前記荷台が浮き上がるように振動することを確実に防止できて,安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施の形態による運搬車を示す側面図である。
【図2】前記運搬車の一部切欠平面図である。
【図3】前記運搬車を前方斜め上から見たときの斜視図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】図4のV−V視断面図である。
【図6】自動クラッチを備えた無段変速機構の縦断正面図である。
【図7】図4の変形例を示す図である。
【図8】図4の別の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下,本発明の実施の形態を,図1〜図8の図面について説明する。
【0021】
この実施の形態における多目的運搬車1は,左右一対の前輪2と,同じく左右一対の後輪3とで支持された走行フレーム4を有し,この走行フレーム4には,前記両前輪2と両後輪3との間の部位に,運転キャビン5を備えているとともに,この運転キャビン5よりも後方の部位に被運搬物を載せるための荷台6を備えている。
【0022】
前記運転キャビン5は,図1〜図3に示すように,側面視,正面視及び平面視のいずれにおいても,囲い枠型に構成されて,その内部には,運転者用の座席7と,補助者用の座席8とが横に並べて設けられているとともに,前記運転者用座席7の前方に,前記両前輪2を図示しないステアリング機構にて左右方向に同時に回動することで舵取りを行なうための丸型の操縦ハンドル9が設けられている。
【0023】
前記両座席7,8は,前記運転キャビン5の後面を構成する後ろ膜板10から適宜適宜寸法Lだけ前方に位置していることにより,この両座席7,8と前記後ろ膜板10との間に,空間部11を,当該空間部11における左右両側が前記運転キャビン5における左右両側に開口するように形成するという構成にしている。
【0024】
この場合,前記空間部11の上方には,前記運転者用座席7の背凭れ部7a及び前記補助者用座席8の背凭れ部8aがオーバーラップしている。なお,これら背凭れ部7a,8aは,前方に向かって倒し回動できる構成になっている。
【0025】
また,前記運転者用座席7における外側面(左側面)の部分には,下向きU字状に構成したヒップアップ兼用のドアストッパー12が,前記補助者用座席8における外側面(右側面)の部分には,下向きU字状に構成したヒップアップ兼用のドアストッパー13が各々設けられている。
【0026】
更にまた,前記空間部11の左側の部分には,外向き式に開閉自在に構成した扉14が,前記空間部11の右側の部分には,外向きに開閉自在に構成した扉15が各々設けられ,これら各扉14,15のうちいずれか一方又は両方の開閉により,前記空間部11内に,鍬等のような各種の作業用工具又は各種の修理用工具とか,作業服等を入れておくことができるように構成している。
【0027】
前記走行フレーム4のうち前記運転キャビン5より後方の部分には,後方に延びる左右一対の上部フレーム16と,同じく後方に延びる左右一対の下部フレーム17とを備えている。
【0028】
前記上下フレーム16,17のうち両下部フレーム17の間の部分には,走行等のための動力源としてのエンジン18と,後輪用ギャーケース19とが,エンジン18を前側に後輪用ギャーケース19を後ろ側に位置するようにして設けられており,前記エンジン18の動力は,例えば遠心式等の自動クラッチ20を備えたベルト式等の無段変速機構21を介して前記後輪用ギャーケース19に伝達され,この後輪用ギャーケース13にて前記後輪3を駆動回転するように構成されており,これにより,前記運搬車1が,前進又は後退走行する。
【0029】
また,前記運転キャビン5における床面のうち前記運転者用座席7の前方の部分には,前記各車輪2,3に対するブレーキペダル22と,前記エンジン18の回転数を調節制御するためのアクセルペダル23とが並べて設けられている。
【0030】
前記自動クラッチ20は,従来から良く知られているように,前記エンジン18の回転数が低いときには,これに以降への動力伝達OFFの状態になっているが,アクセルペダル23の踏み込み操作にてエンジン18の回転数が所定の回転数N1を越えて高くなると動力伝達ONに状態になるように構成したものである。
【0031】
つまり,前記運搬車1は,前記アクセルペダル23を踏み込み操作しないときには,エンジン18の回転数が低く,前記自動クラッチ20が動力伝達OFFであることにより,前進走行しない。
【0032】
前記アクセルペダル23の踏み込み操作にて前記エンジン18の回転数が所定の回転数(N1)を越えると,前記自動クラッチ20が動力伝達ONになることにより,前記運搬車1は前進走行を開始する。
【0033】
前記ベルト式等の無段変速機構21は,従来から良く知らされているように,エンジン18における回転数に対する両後輪3の回転数を,当該エンジン18における回転数に比例して自動的に増速するように自動的に変速作動するという構成である。
【0034】
すなわち,前記自動クラッチ20及び前記無段変速機構21は,具体的には,図6に示すように構成されている。
【0035】
すなわち,前記エンジン18における出力軸18aには,軸線方向に摺動しない固定プーリ片21a′と,軸線方向に自在に摺動する可動プーリ片21a″とから成る主動プーリ21aを設けて,前記可動プーリ片21a″をばね21bにて固定プーリ片21a′から離れる方向に付勢する一方,前記後輪用ギャーケース19への入力軸19aには,軸線方向に摺動しない固定プーリ片21c′と,軸線方向に自在に摺動する可動プーリ片21c″とから成る従動プーリ21cを設けて,前記可動プーリ片21c″をばね21dにて固定プーリ片21c′に対して押圧するように付勢して,前記主動プーリ21aと,前記従動プーリ21cとの間に,無端ベルト21eを巻掛けする。
【0036】
また,前記エンジン18における出力軸18aには,前記主動プーリ21aのうち可動プーリ片21a″との間に,ガバナー機構20a設けて,前記エンジン18の回転数がアイドルリング域の遅いときには,主動プーリ21aにおける可動プーリ片21a″がばね21bにより固定プーリ片21a′から離れていることにより,前記後輪用ギャーケース19への動力伝達がOFFになっているが,前記エンジン18の回転数が,アクセルペダル23の踏み込み操作にて所定の回転数(N1)に達すると,可動プーリ片21a″がばね21bに抗して固定プーリ片21a′に向かって前進動して,その間における無端ベルト21eを挟み付けるから,前記後輪用ギャーケース19への動力伝達がONになる。
【0037】
そして,前記エンジン18の回転数が,アクセルペダル23の踏み込み操作にてより高くなると,前記後輪用ギャーケース19における回転数,ひいては後輪3における回転数をを,前記エンジン18における回転数に比例して自動的に増速するように自動的に変速作動する。
【0038】
一方,上下フレーム16,17のうち両上部フレーム16における後端部の上面には,昇降用ローラ24が回転自在に設けられ,この昇降用ローラ24にて,前記荷台6が,前後方向に自在に移動し得るように支持されている。
【0039】
この場合,前記昇降用ローラ24は,前記荷台6の下面に前後方向に延びるように設けた溝型又はL型のガイドレール25に嵌まることにより,前記荷台6を,左右方向にずれ移動することなく,前後方向にのみ直線的に移動するようにガイドするという構成にしている。
【0040】
なお,前記両上部フレーム16の上面には,前記荷台6の下面におけるガイドレール25に嵌まる支持用ローラ26を設けることにより,前記荷台6を略水平の状態に支持するように構成している。
【0041】
そして,前記両下部フレーム17の後端部の間には,回転自在に構成した昇降軸27を装架し,この昇降軸27に昇降リンク28の下端(基端)を固着し,この昇降リンク28の上端を,前記荷台6の下面における後端部にピン29にて回転自在に枢着して,この昇降リンク28を,当該昇降リンク28と前記下部フレーム17との間に設けた油圧シリンダ30にて,前後方向に駆動回動するように構成している。
【0042】
なお,前記昇降リンク28は,図5に示すように,二本のリンクを井桁に連結するか,或いは,図5に二点鎖線で示すように,二本のリンクをX型に連結することにより,高い剛性を有する構成にしている。
【0043】
また,前記上部フレーム16には,図4に示すように,前記荷台6を移動不能にロックする状態と,そのロックを解除する状態とに切換え可能に構成したロック機構31が設けられている。
【0044】
このロック機構31は,前記上部フレーム16にピン32にて回転自在に枢着した鉤杆33と,前記荷台6の下面に固着した係合片34とを備え,前記鉤杆33は,その下端と前記上部フレーム16との間に設けたばね35にて,前記係合片34に常時係合する状態,つまり,ロック状態に付勢されており,この鉤杆33を,前記運転キャビン5等に設けられているレバー(図示せず)の操作にてワイヤー36を介して,前記ばね35に抗して回動することにより,前記ロック状態を解除するように構成されている。
【0045】
この構成において,前記ロック機構31によるロック状態を解除した上で,前記昇降リンク28を,その油圧シリンダ30にて後方に回動する。
【0046】
すると,前記荷台6は,前記昇降リンク28の後方への回動に引っ張れて後方に移動しながら,昇降用ローラ24にて支持された状態でその後端部が下向きに下がるように自動的に後ろ向きに傾斜する。
【0047】
つまり,前記荷台6は,水平の位置から昇降用ローラ24を支点としてその後端部が下がるように傾斜しながら,図1に二点鎖線で示すように,その後端部が地面に近づくように下降することになるから,被運搬物の荷台6への積み込み及び荷台6からの荷卸しを,地上からの高さを低くした状態で容易に行なうことができる。
【0048】
また,前記昇降リンク28を,油圧シリンダ30にて逆方向,つまり,前方向に回動することにより,前記荷台6は,上昇しなから前記昇降用ローラ24を支点として後ろ傾斜の状態から元の水平の位置になって,前記昇降用ローラ24と支持用ローラ26とで支持される元の位置に戻ることになる。
【0049】
そこで,前記ロック機構31をロック状態にすることにより,前記荷台6は,走行フレーム4に対して,浮き上がったり,横にずれたりすることがない状態に固定されるから,安全な走行を行なうことができる。
【0050】
なお,前記実施の形態は,前記昇降リンク28の動力による前後方向への駆動回動を,油圧シリンダ30にて行なう場合であったが,この油圧シリンダ30に代えて空気圧シリンダにて行なうように構成したり,前記昇降リンク28の下端(基端)における昇降軸27を,油圧又は電動モータにて逆方向に駆動回転するとか,或いは,前記エンジン18からの動力伝達にて逆方向に駆動回転することにより,前記昇降リンク28を前後方向に駆動回動するように構成しても良い。
【0051】
また,前記実施の形態は,前記荷台6を後ろ傾斜しながら昇降動することを,前記昇降リンク28における前後方向への駆動回動にて行なう場合であったが,本発明は,これに限らず,前記荷台6における後ろ傾斜しながらの昇降動を,前記昇降リンク28の前後回動に代えて,前記両昇降用ローラ24のうちいずれか一方又は両方を正逆方向に駆動回転することで行なうことができる。
【0052】
この場合,前記両昇降用ローラ24のうちいずれか一方又は両方を駆動回転するには,図7に示すように,当該昇降用ローラ24に対して設けた油圧又は電動モータ37にて行なうか,図8に示すように,前記エンジン18から動力伝達機構38を介しての動力伝達にて行なうという構成を採用することができる。
【0053】
なお,前記荷台6の昇降動を前記昇降用ローラ24の正逆回転にて行なうという構成にする場合には,前記昇降用ローラ24と,前記荷台6のうち前記昇降用ローラ24が接当する部分とは,その間に滑りが発生しないように,大きい摩擦を有するものに構成するか,小径のピニオン歯車と直線的なラック歯車とから成るラック・ピニオンの構成にすることが好ましい。
【符号の説明】
【0054】
1 運搬車
2 前輪
3 後輪
4 走行フレーム
5 運転キャビン
7,8 座席
6 荷台
10 運転キャビンの後ろ膜板
11 空間部
16 上部フレーム
17 下部フレーム
18 エンジン
24 昇降用ローラ
26 支持用ローラ
27 昇降軸
28 昇降リンク
30 油圧シリンダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前輪及び後輪にて支持された走行フレームに,走行動力源としてのエンジンを搭載するとともに運転キャビンを設け,更に,前記走行フレームのうち前記運転キャビンより後部の部位に,荷物を載せるための荷台を設けて成る多目的運搬車において,
前記荷台は,前記走行フレームに,当該走行フレームにおける後端部に設けた昇降用ローラにて,前後方向に自在に移動するように支持されている一方,前記荷台の後端部は,前記走行フレームの後端下部に,前後方向に回動自在に構成した昇降リンクにて連結されていることを特徴とする多目的運搬車。
【請求項2】
前記請求項1の記載において,前記昇降リンクは,動力にて前後方向に駆動回動される構成であることを特徴とする多目的運搬車。
【請求項3】
前記請求項1の記載において,前記昇降用ローラは,動力にて正逆方向に駆動回転される構成であることを特徴とする多目的運搬車。
【請求項4】
前記請求項1〜3のいずれかの記載において,前記走行フレームには,前記荷台を走行フレームに対してロックする状態と,そのロックを解除する状態とに切換え可能に構成したロック機構が設けられていることを特徴とする多目的運搬車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−11676(P2011−11676A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−158586(P2009−158586)
【出願日】平成21年7月3日(2009.7.3)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)