説明

多色材料およびその使用法

【課題】本発明は、発色剤としてのジアセチレン化合物の使用であって、一般式(I)〜(V)の1つによって示されるジアセチレン化合物の使用法に関する。本発明には、先に定義した化合物を含む材料を着色する方法であって、材料に照射を施すステップを含む方法も含まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発色剤としてのジアセチレン類の新規な使用法に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリジアセチレン類には色を付与しうる。さらに、例えば、ポリ(10,12−ペンタコサジイン酸)の青色形態は、様々な刺激、例えば温度、pHおよび力学的負荷に応じて、赤色形態に転換されることが知られている。これは、比色化学センサーまたはバイオセンサーの製造に利用されてきたが、その際、所与の検体と、ペンダント基としてポリジアセチレン主鎖に共有結合した受容体とが結合するために混乱が生じている。一般的には、リポソームまたはLangmuir―Schaefer膜などのポリジアセチレン構造体が好まれる。
【0003】
ジアセチレン類は、UV光の照射によって重合させることができる。ジアセチレンのマーキングを付与するためのUVレーザーの使用は、例えば、特許文献1(米国特許第5,149,617号明細書)に記載されている。また、その文書には、サーモクロミックな(thermochromic)変化、例えばマゼンタから赤への変化を、ポリジアセチレンがどのように受けることができるか、についても記載されている。すなわち、1回のUV照射ステップの後には、別個の加熱ステップが行われる。
【0004】
特許文献2(米国特許第4,705,742号明細書)には、基材上の1層中に様々な色を発色させるために、共役ポリアセチレン化合物の差次的な曝露が開示されている。照射は、200nm未満の波長の電子ビームである。
【0005】
特許文献3(国際公開第2006/018640号パンフレット)は、特許文献2(米国特許第4,705,742号明細書)に報告されている効果を制御可能にする方法の出願に一部基づき、多色印刷を実現するために利用されている。この刊行物は、ジアセチレンと光酸もしくは光塩基との組合せを基材に塗布するステップを含む、基材上に画像を形成する方法を開示している。そのジアセチレンは、照射によって重合される。本出願の実施例では、10,12−ペンタコサジイン酸が使用されている。
【発明の概要】
【0006】
照射すると色変化するジアセチレン化合物であって、以下の一般構造式の内の1つで表されるジアセチレン化合物。
【0007】
【化1】

【0008】
【化2】

【0009】
【化3】

【0010】
【化4】

【0011】
【化5】

【0012】
式中、
XおよびYは、二価の直鎖もしくは分枝アルキレン基(−CH−)(n=0〜24)、または二価のフェニレン基(−C−)(n=0,1)、またはアルキレンとフェニレンの両方の組合せであり、かつ、式(I)ではXおよび/またはYは、ジアセチレン基に対してα、βまたはγ位で官能基に置換され、
QおよびVは任意であり、存在する場合は、二価の架橋基、例えば、−S−、−O−、−NHR’−、アミド、エステル、チオエステル、カルボニルまたはカルバメート基であり、その際、R’は水素もしくはアルキルであり、
R1およびR2は、Hまたはアルキルであり、
AおよびTは、二価の基であって、XもしくはYなどのアルキレン型もしくはフェニレン型、またはQもしくはVなどの架橋型、またはその両方の型の組み合わせであり、その際、XもしくはYは、Q基もしくはV基をさらに含み、
Zは、XもしくはQなどの二価の基、または両方の基の組合せであり、その際、XはQ基をさらに含んでよく、またはZは無くてもよく、
nおよびmは、それぞれ独立して2〜20,000,000であり、かつ
Bは、
【化6】

(式中、X、QおよびR1は先に定義した通りである。)
である。
【0013】
本発明の第2観点によれば、上記化合物を使用する材料を着色する方法には、材料に照射を施すステップが含まれる。化合物は、基材内または基材表面上にあってよい。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明のジアセチレン化合物は、以下の4つのカテゴリーに分類される。
1.離散分子ジアセチレン類
2.環系ジアセチレン類
3.ポリマー主鎖ジアセチレン類
4.ポリマー側鎖ジアセチレン類
【0015】
上記で使用するアルキレンという用語は、直鎖および分枝系を含み、アルキレンは、有機化学で既知の他の官能基、例えば、アルコール、アミン、カルボン酸基などを含んでもよい。
【0016】
上記で使用するフェニレンという用語は、一般式−C−の芳香環を少なくとも一個を含む系である。しかし、これは、前記環系の付加的な官能基化を予め排除するものではない。
【0017】
架橋基は、有機化学から得られる任意の好適な基であってよく、例としては、O、S、NHR’(式中、R’は水素もしくはアルキルである)、アミド、エステルもしくはチオエステル、カルボニルまたはカルバメート基が含まれる。QおよびVは、官能基化されていない二価の架橋基ペアレント、例えば、アミン、アルコール、チオールまたはカルボン酸を含みうる。QおよびVの両方は、存在しても、または代わりとして単にQであってもよい。ジアセチレンは、対称的または非対称的のいずれかであってもよい。
【0018】
上記化合物のR1およびR2がアルキル基である場合、それらは、直鎖または分枝鎖でありうる。それらには、さらに、有機化学で既知の他の官能基、例えば、アルコール、アミン、カルボン酸基など、および芳香環系が含まれうる。アルケン基およびアルキン基などの不飽和基が存在してもよい。
【0019】
本発明の一実施形態では、基R1、R2、Q、V、XおよびYがイオン基を含んでもよく、このイオン基はアニオン性またはカチオン性であってよい。例として、スルホン酸基(−SO−)およびアンモニウム基が挙げられる。
【0020】
好ましい発色性ジアセチレン類は、青、赤、緑、シアン、マゼンタおよび黄から選択される少なくとも2つの異なる色を発色させることができるものである。
【0021】
本発明での使用に特に好ましいジアセチレン化合物は、重合によって、色と同様に電気伝導性を生じさせるものである。
【0022】
基XおよびYのいずれか、または両方は、ジアセチレンに関してα位、β位またはγ位で官能基に置換されている。その官能基は、例えば、ヒドロキシル、アミン、および官能性のアミノ、アルコキシ、アシル、アルキル、アルキレン、アルキン、ハロゲノ、チオールなどであってよい。一実施形態では、化合物は以下に示すα−ヒドロキシル基を有する。
【0023】
【化7】

【0024】
「活性化が可能」なジアセチレン化合物、すなわち、光に対して比較的不活性な第一の固体形態を有するが、「活性化」により光に対して比較的反応性を有する第二形態に転換され、それにより色変化反応を受けて可視画像を生成することが可能なジアセチレン化合物は、本発明では特定の有用性を有する。理論によって制限されることはなく、この活性化は再結晶化、結晶形態の変更、共結晶の組合せ、または溶融/再固化過程である場合がある。
【0025】
特に好ましいジアセチレン類は、初期溶融および再固化活性化後は無色であるが、光、特にUV光に曝露すると青色になるものである。最も好ましいジアセチレン化合物は、カルボン酸およびその誘導体であり、
R−C≡C−C≡C−R’
(式中、Rおよび/またはR’はCOX基を含み、ジアセチレン基に対してα、βまたはγ置換され、Xは、−NHY、−OY、−SYであって、YはH、または少なくとも一個の炭素原子を含む任意の基である。)である。
【0026】
さらに特に好ましいものは、カルボン酸基がアミド、エステルまたはチオエステルへ官能基化されている誘導体である。これらは、ジアセチレンカルボン酸と、塩化オキサリルなどの塩素化剤とを反応させ、次いでジアセチレン酸塩化物と、アミン、アルコールまたはチオールなどの求核性化合物とを反応させることによって、容易に製造することができる。
【0027】
活性型ジアセチレンは、一般的に、NIR光吸収剤と一緒に使用されるが、この吸収剤は700〜2500nmの波長範囲の光を吸収する化合物である。
【0028】
ジアセチレンを含む組成物を加熱するためにNIRファイバーレーザーなどのNIR光源が使用されるが、ジアセチレンは、画像が必要な領域においてのみ、コーティングの形態で存在してもよい。次に、殺菌灯などのUV光源を使用して、UV光によりコーティングをあふれさせる(flood)。しかし、ジアセチレン化合物のみが色変化反応を受けて、最初にNIR光に曝露した領域に画像を形成する。NIR光に曝露していないコーティング領域は、無視できる程度の色変化反応を受けて実質無色のままであり、バックグラウンド照射に対して安定している。加熱に基づく事前活性化ステップを開始させるために、熱式プリントヘッドを使用してよい。
【0029】
NIR光吸収剤の具体例には、以下のものが含まれる。
i.有機NIR吸収剤
ii.NIR吸収「導電性」ポリマー
iii.無機NIR吸収剤
iv.非化学量論の無機吸収剤
【0030】
特に好ましいNIR吸収剤は、スペクトル(400〜700nm)の可視領域では基本的に吸収性を持たす、従って、見かけ上無色に見えるコーティングが得られる吸収剤である。
【0031】
有機NIR吸収剤は、NIR染料/色素として知られている。例としては、それだけには限らないが、メタロ−ポルフィリン類、メタロ−チオレン類およびポリチオレン類のファミリー、メタロ−フタロシアニン類、これらのアザ変異体、これらの環付加(annellated)変異体、ピリリウム塩類、スクアリリウム類、クロコニウム類、アンミニウム類、ジイモニウム類、シアニン類およびインドレニンシアニン類が含まれる。
【0032】
本発明で使用可能な有機化合物の例は、米国特許第6,911,262号明細書に教示されており、Developments in the Chemistry and Technology of Organic dyes(J Griffiths編)、Oxford: Blackwell Scientific(1984)、およびInfrared Absorbing Dyes(M Matsuoka編)、New York: Plenum Press(1990)に示されている。本発明のNIR染料または色素の別の例は、米国ニュージャージー州Newark在Epolin社製Epolight(商標)シリーズ、カナダ国ケベック州American Dye Source社製ADSシリーズ、米国フロリダ州Jupiter在HW Sands社製SDAおよびSDBシリーズ、ドイツ国BASF社製Lumogen(商標)シリーズ、特にLumogen(商標)IR765およびIR788、および英国マンチェスター市Blackley在FujiFilm Imaging Colorants社製Pro―Jet(商標)染料シリーズ、特にPro―Jet(商標)830NP、900NP、825LDIおよび830LDIに見られる。別の例は、国際公開第08/050153号パンフレットに教示されている。
【0033】
NIR吸収「導電性」ポリマーの例には、HC Starck社製Baytron(登録商標)PなどのPEDOTが含まれる。別の例は、国際公開第05/12442号パンフレットに教示されている。
【0034】
無機NIR吸収剤の例には、銅(II)塩が含まれる。ヒドロキシルリン酸銅(II)(CHP)が特に好ましい。別の例は、国際公開第05/068207号パンフレットに教示されている。
【0035】
非化学量論の無機吸収剤の例には、還元された酸化インジウムスズ、還元された酸化アンチモンスズおよび還元された硝酸チタンが含まれる。別の例は、国際公開第05/095516号パンフレットに教示されている。1550nm〜2500nmレーザーと組み合せた還元された酸化インジウムスズが特に好ましい。
【0036】
NIR吸収剤の吸収プロファイルが、使用するNIR光源の発光波長とほぼ合致するならば、特に好ましい。
【0037】
NIR吸収剤の代わりに使用可能な他の光吸収剤には、UV(200〜400nm)、可視(400〜700nm)および中赤外(〜10.6μm)光吸収剤が含まれる。例としては、染料/色素、UV吸収体およびIriodin型化学物質が含まれる。
【0038】
本発明の化合物は、熱可塑性物質の着色に使用することができる。本発明のジアセチレン化合物を組み込むことができる熱可塑性物質の例には以下のものがある。アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリル樹脂類、セルロイド類、酢酸セルロース、エチレン−酢酸ビニル(EVA)、エチレン−ビニルアルコール(EVAL)、フッ素プラスチック類(FEP、PFA、CTFE、ECTFE、ETFEを含むPTFE類)、アイオノマー類、Kydex(アクリル/PVC合金)、液晶ポリマー類(LCP)、ポリアセタール類(POMまたはアセタール)、ポリアクリレート類(アクリル系)、ポリアクリロニトリル(PANまたはアクリロニトリル)、ポリアミド類(PAまたはナイロン)、ポリアミド−イミド類(PAI)、ポリアリルエーテルケトン類(PAEKまたはケトン)、ポリブタジエン類(PBD)、ポリブチレン類(PB)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリカーボネート(PC)、ポリヒドロキシアルカノエート類(PHA)、ポリケトン類(PK)、ポリエステル類、低密度(LDPE)および高密度(HDPE)型を含むポリエチレン(PE)、ポリエーテルエーテルケトン類(PEEK)、ポリエーテルイミド類(PEI)、ポリエーテルスルホン類(PES)、クロリン酸ポリエチレン類(PEC)、ポリイミド類(Pl)、ポリ乳酸(PLA)、ポリメチルペンテン(PMP)、酸化ポリフェニレン(PPO)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリフタルアミド(PPA)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリスルホン類(PSU)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)およびSpectralon。特に好ましいものは、例えば瓶、密封容器(closure)および蓋などの梱包材料のようなパーツ、フィルムおよび不織布、あるいは日用品などに使用することが適切なパーツに成形可能な熱可塑性物質である。
【0039】
また、インクまたは塗料などの表面コーティング調合物に、本発明の化合物が含まれてもよい。その場合、コーティングを基材に塗布し、照射して基材を着色する。基材は、紙、カード、ガラス、プラスチック、フィルム、金属、木、織物などであってよい。
【0040】
ジアセチレンは、基材に直接埋め込むことも、基材の表面に塗布することもできる。例えば、紙の場合では、製造中にパルプに色変化ジアセチレンを加えることによって、表面コーティングの必要なしに、着色可能な基材や画像がもたらされる。
【0041】
ジアセチレンは、光活性型発色が必要とされる、どのような用途にも使用することができる。
【0042】
ジアセチレンを塗布した熱可塑性の表面コーティングまたは基材には、追加の物質をさらに含めることができる。例えば、最大吸光度が200nm〜20μmの範囲にある光吸収体を含めることができ、そのような光吸収体には、UV光吸収体(ベンチアゾール類(bezntiazoles))、可視光吸収体、NIR光吸収体(導電性ポリマー、CHPのような銅塩、r−ITOのような非化学量論物質、および有機NIR染料および色素)、およびIriodin型物質のような中赤外光吸収体が含まれる。その他の追加の物質の例としては、従来の染料および色素、漂白剤、発光増白料、流体力学調節物質、結合剤、遊離ラジカルスカベンジャー、八モリブデン酸アンモニウムなどの金属オキシアニオンのような無機の発色剤またはロイコ染料のような有機の発色剤、砂糖およびショ糖などの多糖類のような炭化可能物質(charrables)、酸類またはアルカリ類などのpH調節剤が含まれ、実際には、熱可塑性物質、表面コーティングおよび基材の分野の当業者には公知であるあらゆる物質が含まれる。
【実施例1】
【0043】
1,9−デカジインでCadiot―Chodkiewiczカップリング反応を実施して、
【0044】
【化8】

を得た。
【実施例2】
【0045】
10,12−ペンタコサジイン酸をその酸塩化物体に転換し、N−(3−アミノプロピル)メタクリルアミド塩酸塩と反応させて、
【0046】
【化9】

を得た。
【0047】
メタクリルアミド基を重合させると、ペンダント側基中にジアセチレンが存在するポリマー種が得られる。
【実施例3】
【0048】
10,12−ペンタコサジイン酸をその酸塩化物体に転換し、ポリ(アリルアミン)と反応させて、
【0049】
【化10】

【0050】
(式中、ジアセチレンは、ペンダント側基中に存在する。)
を得た。
【実施例4】
【0051】
10−ウンデシン酸を1−オクチン−3−オールに共役させて、
【0052】
【化11】

を得た。
【実施例5】
【0053】
10,12−ドコサジイン二酸をその酸塩化物体に転換し、その酸塩化物体を1,6−ヘキサメチレンジアミンと反応させて、以下のポリマーを得た。
【0054】
【化12】

【先行技術文献】
【特許文献】
【0055】
【特許文献1】米国特許第5,149,617号明細書
【特許文献2】米国特許第4,705,742号明細書
【特許文献3】国際公開第2006/018640号パンフレット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発色剤としてのジアセチレン化合物であって、以下の一般式(I)〜(V)の1つによって示されるジアセチレン化合物の使用法。
【化1】

【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

式中、
XおよびYは、二価の直鎖もしくは分枝アルキレン基(−CH−)(n=0〜24)、または二価のフェニレン基(−C−)(n=0,1)、またはアルキレンとフェニレンの両方の組合せであり、かつ、式(I)ではXおよび/またはYは、ジアセチレン基に対してα、βまたはγ位で官能基に置換され、
QおよびVは任意であり、存在する場合は、二価の架橋基、例えば、−S−、−O−、−NHR’−、アミド、エステル、チオエステル、カルボニルまたはカルバメート基であり、その際、R’は水素もしくはアルキルであり、
R1およびR2は、Hまたはアルキルであり、
AおよびTは、二価の基であって、XもしくはYなどのアルキレン型もしくはフェニレン型、またはQもしくはVなどの架橋型、またはその両方の型の組み合わせであり、その際、XもしくはYは、Q基もしくはV基をさらに含み、
Zは、XもしくはQなどの二価の基、または両方の基の組合せであり、その際、XはQ基をさらに含んでよく、またはZは無くてもよく、
nおよびmは、それぞれ独立して2〜20,000,000であり、かつ
Bは、
【化6】

(式中、X、QおよびR1は先に定義した通りである。)
である。
【請求項2】
前記ジアセチレン化合物は、式(I)を有し、かつ、Xおよび/またはYは、前記ジアセチレン基に対してα位で置換されている、請求項1に記載の使用法。
【請求項3】
Xおよび/またはYは、前記ジアセチレン基に対してα位でヒドロキシル基に置換されている、請求項2に記載の使用法。
【請求項4】
請求項1に記載の化合物を含む材料を着色する方法であって、材料に照射を施すステップを含む方法。
【請求項5】
前記材料は、熱可塑性樹脂である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記材料は、基材に塗布された表面コーティング調合物である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記材料は、前記基材中に埋め込まれている、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記照射は、紫外線照射である、請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記照射は、紫外線照射、次いで赤外線照射であり、任意によりさらに照射が続く、請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記照射は、赤外線照射、次いで紫外線照射であり、任意によりさらに照射が続く、請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記照射は、非干渉性照射またはレーザー照射である、請求項4〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記材料は、照射を受けると導電性になる、請求項4〜11のいずれか1項に記載の方法。

【公表番号】特表2011−526642(P2011−526642A)
【公表日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−515632(P2011−515632)
【出願日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際出願番号】PCT/GB2009/050775
【国際公開番号】WO2010/001171
【国際公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【出願人】(507055925)データレース リミテッド (24)
【氏名又は名称原語表記】DATALASE LTD.
【Fターム(参考)】