説明

太陽光パネル収納式架台

【課題】太陽光パネルをベランダの外部の全面に展開できるようにすると共に、太陽光パネルをつかわないときはベランダの内部に収納できるようにする。
【解決手段】ベランダ内に設置された左支柱D1と右支柱D2を有する筐体Dと、複数の太陽光パネルと、左支柱D1と右支柱D2に沿って垂直移動し、且つ水平方向に太陽光パネルを移動させる移動ユニットSと、各太陽光パネル間を接続する接続部を備えた、太陽光パネル収納式架台。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光パネルを、ベランダに取り付け収納する架台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ベランダに太陽光パネルを取り付ける方法はある。(例えば、特許文献1参照)天井に取り付けるため太陽光パネルをベランダ全面に備える事が出来ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−173021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、太陽光パネルをベランダの天井に取り付ける金物はあるが、天井に取り付けるため太陽光パネルをベランダ全面に備える事が出来なく、発電量は低かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ベランダに、左支柱D1と右支柱D2を設けた筐体Dと、カスケードに連結された複数の太陽光パネルと、左支柱D1と右支柱D2に沿って垂直移動し、且つ水平方向に太陽光パネルを移動させる移動ユニットSと、各太陽光パネル間をカスケードに連結させ接続する接続部を備え、移動ユニットは、左支柱D1又は右支柱D2に沿って垂直方向に移動させるためのモータを有する垂直移動部と、連結された複数の太陽光パネルのいずれかに接続し、連結された太陽光パネルを水平方向に移動させるモーターを備えた水平移動部からなり、太陽光パネルを展開するときは連結された太陽光パネルを折り畳んで、壁F2の内側の下部に収納した状態から、移動ユニツトSにより天井の方向に上昇し壁を越えた後、移動ユニツトSで水平移動して壁F2の外側の方向に移動し、太陽光パネルを天井に当らないように開き、移動ユニツトSでベランダの高さの中ほどに下降し、折り畳んだ太陽パネルをベランダの壁の外に複数の太陽光パネルを垂直に展開し、太陽光パネルを収容するときはその展開状態から、展開した連結された太陽光パネルを折りたたんで移動ユニツトSが上昇し、連結した太陽パネルが天井に当らないようにし、移動ユニツトSで天井の方向に上昇し壁を越え、連結した太陽パネルを折り畳み、折り畳んだ複数の太陽パネルを移動ユニツトSで水平移動して壁F2の内側の方向に壁F2を越え移動し、折り畳んで連結した太陽パネルを移動ユニツトSで床の方向に降下し壁F2の下の方に連結した太陽パネルを収納できるようにしたことを特徴とする太陽光パネル収納式架台である。
【0006】
ベランダに、左支柱D1と右支柱D2を設けた筐体Dと、3つの太陽光パネルA、B,Cと、左支柱D1と右支柱D2に沿って垂直移動し、且つ水平方向に太陽光パネルを移動させる移動ユニットSと、太陽光パネルAとBを接続する接続部E1と、太陽光パネルBとCを接続する接続部E2とを備え、
移動ユニットは、左支柱D1又は右支柱D2に沿って垂直方向に移動させるためのモータを有する垂直移動部と、太陽光パネルBを接続され、太陽光パネルB及び、それに取り付けた太陽光パネルA,Cを水平方向に移動させるモーターを備えた水平移動部からなり、
太陽光パネルAとBを接続するモータを組み込み回動できる接続部E1と、太陽光パネルBとCを接続するモータを組み込み回動できる接続部E2を備え、
太陽パネルA,B,Cを折り畳んで、壁F2の内側の下部に収納した状態から、移動ユニツトSにより天井の方向に上昇し壁を越えた後、移動ユニツトSで水平移動して壁F2の外側の方向に移動し、太陽光パネルAを壁F2内側の方向に接続部E1を支点として太陽パネルAを開いたとき天井に当らないように回動し太陽光パネルBの裏側から開き、太陽パネルCを壁F2内側の方向に接続部E2を支点として回動し、太陽光パネルBの表側で開いた状態で、移動ユニツトSでベランダの高さの中ほどに下降し太陽パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの上部の方向に垂直に展開し、太陽光パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの下部の方向に垂直に展開してベランダの壁の外に太陽光パネルA、B,Cを垂直に展開でき、
その展開状態から、太陽光パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの裏側の方向に壁F2の内側に当らないように折り畳み、
下段太陽光パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの正面に折り畳み、 移動ユニツトSが上昇した時太陽パネルAが天井に当らないようにし、移動ユニツトSで天井の方向に上昇し壁を越えた後、太陽パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの裏側に折り畳み、太陽パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの表側に折り畳み、折り畳んだ太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSで水平移動して壁F2の内側の方向に壁F2を越え移動し、太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSで床の方向に降下し壁F2の下の方に太陽パネルA,B,Cを収納できるようにしたことを特徴とする太陽光パネル収納式架台。
【発明の効果】
【0007】
1)集合住宅のベランダの壁の外側の全面に太陽光パネルを取り付けることができるので発電効率が高い。
2)ベランダの壁の外側に展開して太陽電池パネルを、ベランダの壁の内側に、完全に収納する事が出来る。台風などの悪天候で被害をうけることがなくなる。
3)収納式架台にする事により取り付け工事が簡単になりベランダ内側で工事が施工出来るので安全対策費が安価ですむ。
4)収納式架台にする事により点検補修、清掃が簡単に出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の太陽光パネル収納式架台の構成(全面展開正面図)
【図2】本発明の太陽光パネル収納式架台の構成(折り畳み収納図)
【図3】本発明の太陽光パネル収納式架台の移動ユニットの構成
【図4】本発明の太陽光パネル収納式架台の移動ユニット接続部の構成
【図5】本発明の太陽光パネル収納式架台の構成(全面展開側面図)
【図6】本発明の太陽光パネル収納式架台の動作(太陽パネルA,Cの折りこみ)
【図7】本発明の太陽光パネル収納式架台の動作(太陽パネルA,B、Cの上昇図)
【図8】本発明の太陽光パネル収納式架台の動作(パネルA,Cの折り畳み図)
【図9】本発明の太陽光パネル収納式架台の動作(パネルA,B,Cの移動図)
【図10】本発明の太陽光パネル収納式架台の動作(パネルA,B,Cの収納図)
【図11】太陽光パネルA、B、C、Dの収納式架台の構成(全面展開側面図)
【図12】太陽光パネルA、B、C、Dの収納式架台の構成(折り畳み収納側面図)
【発明を実施するための形態】
【0009】
太陽光パネルをベランダ内部に収納出来る構造を備える事により、昼間、太陽が降り注ぐ時はベランダの外部の全面に展開して発電し電気を得る事ができ、ベランダ内部で洗濯ものを干す事ができる。夜になるとベランダ内部に収納し夜景を眺める事が出来、台風、暴風、雨の時もベランダ内部に収納することで太陽パネルを保護し太陽光パネルの落下や破損を無くし安全を確保できる。
【0010】
本発明の太陽光パネルの収納式架台の基本動作を説明する。
ベランダに、左支柱D1と右支柱D2を設けた筐体Dと、カスケードに連結された複数の太陽光パネルと、左支柱D1と右支柱D2に沿って垂直移動し、且つ水平方向に太陽光パネルを移動させる移動ユニットSと、各太陽光パネル間を連結させ接続する接続部を備え、
移動ユニットは、左支柱D1又は右支柱D2に沿って垂直方向に移動させるためのモータを有する垂直移動部と、カスケードに連結された複数の太陽光パネルのいずれかに接続され、連結された太陽光パネルを水平方向に移動させるモーターを備えた水平移動部からなり、連結された太陽光パネルを折り畳んで、壁F2の内側の下部に収納した状態から移動ユニツトSにより天井の方向に上昇し壁を越えた後、移動ユニツトSで水平移動して壁F2の外側の方向に移動し、太陽光パネルを天井に当らないように展開し又は折り畳みながら移動ユニツトSでベランダの高さの中ほどに下降し、折り畳んだ太陽パネルをベランダの壁の外に複数の太陽光パネルを垂直に展開し
その展開状態から、展開したカスケードに連結された太陽光パネルを折りこんで
移動ユニツトSが上昇した時、連結した太陽パネルが天井に当らないようにし、移動ユニツトSで天井の方向に上昇し壁を越えた後、太陽パネルを折り畳みながら又は折り畳んだ複数の太陽パネルを移動ユニツトSで水平移動して壁F2の内側の方向に壁F2を越え移動し、折り畳んで連結した太陽パネルを移動ユニツトSで床の方向に降下し壁F2の下の方に連結した太陽パネルを収納できるようにしたことを特徴とする太陽光パネル収納式架台である。
【0011】
以下、本発明の太陽光パネルがA、B、Cの3つである場合について展開、収納を電動で動作させる場合について説明する。
図1、2は本発明の太陽光パネル収納式架台(太陽光パネルの数が3個のとき)の構成を示す。
ベランダの壁の外に3つの太陽光パネルA、B、Cを展開し、壁の内側に3つの太陽光パネルA、B,Cを収容するための太陽光パネル収納式架台Kである。
ベランダに、左支柱D1と右支柱D2を設けた筐体Dと、3つの太陽光パネルA、B,Cと、その左支柱D1と右支柱D2に沿って垂直移動し、且つ水平方向に太陽光パネルを移動させる移動ユニットSと、太陽光パネルAとBを接続する接続部E1と、太陽光パネルBとCを接続する接続部E2とを備える。
移動ユニットは、左支柱D1又は右支柱D2に沿って垂直方向に移動させるためのモータを有する垂直移動部と、太陽電光パネルBに接続され、太陽光パネルB及び、それに取り付けた太陽光パネルA,Cを水平方向に移動させるモーターを備えた水平移動部からなる。
太陽光パネルAとBを接続する接続部E1と、太陽光パネルBとCを接続する接続部E2には、夫々モータを組み込み回動できる。
図2は、3つの太陽光パネルをベランダの壁の内側ベランダの壁の内側に、太陽光パネルをC、B、Aの順に折り畳んだ状態を示す。このように折り畳んで、収納することでベランダを広く使えるようにしている。
上述した移動ユニットSの垂直方向と水平方向の移動と、接続部E1と接続部E2を支点とする太陽光パネルの回動を制御することにより、図1に示すように太陽光パネルを展開した状態から、図2に示す状態に折り畳んで壁の内側に収納し、逆の順番で、図2の折り畳んで壁の内側に収納した状態から、図1に示すように太陽光パネルを展開できる。
【0012】
図3は、太陽光パネル収納式架台の移動ユニットの構成を示す。
移動ユニットSは、左支柱D1又は右支柱D2に沿って垂直方向に移動させるためのモータを有する垂直移動部S1と、太陽光パネルBを接続され、太陽光パネルBを水平方向に移動させるモーターを備えた水平移動部S2からなる。
垂直移動部は、筒体Dの支柱D1、D2を貫通した四角上の筒型である垂直移動部本体S13その外側に昇降移動モータS11、内側にギアS12が内臓されている。昇降移動モータS11を駆動すると、ギアーS12が回転し、支柱に取り付けた垂直ガイドG1に噛み合って上昇、下降する。
水平移動部S2は、垂直移動部本体S13の途中から水平方向に伸びた四角状の筒型である水平本体部S23とそれに内接して水平に移動する水平支柱部S20からなる。水平支柱部の外側の端部は太陽光パネルBのフレームに固定している、水平支柱部S20は四角状の筒体で水平本体部S23で水平移動モータS21をギアS22と、水平ガイドS231を備える。水平移動モータS21によりギアS22が駆動し、ギアが水平ガイドS231に噛み合って水平支持部S20が水平方向に移動する。水平支柱部S20の端部には、太陽光パネルに固定している。
昇降移動モーターS1を駆動すると、太陽光パネルA、B、Cを垂直シャフトG1にそって上昇下降し、水平移動モーターS2を駆動すると、太陽光パネルA,B,Cを水平シャフトG2にそって水平方向に移動する。
【0013】
図4は接続部の構成を示す。
(a)裏側から見た図、(b)側面図を示す。
接続部E1は、接続モータE13、モータシャフトE11、取付金具E12からなり、シャフトE11が太陽光パネルAに取付金具E14により固定され、太陽光パネルBにモータE13が取付金具E12により固定される。モータE13が駆動されると、モータシャフトが回転し、パネルAがパネルBの裏側の方向に反時計まわりに回転する。
接続部E2は、接続モータE23、モータシャフトE21、取付金具E22からなりシャフトE21が太陽光パネルCに接続金具24により固定され、取付金具E22で、パネルBにモータE23を固定する。モータE23が駆動されると、モータシャフトが回転し、パネルCがパネルBの表側の方向に反時計まわりに回転する。
【実施例1】
【0014】
以下、太陽光パネルA、B、Cの3つの場合の実施例について述べる。
太陽光パネルA、B、C、の収納状態から展開する動作概要を説明する。
太陽パネルA、B、Cを折り畳み壁F2の内側の下部に収納した状態から、太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSにより天井の方向に上昇し壁を越えた位置で停止させ移動ユニツトSで水平移動して壁F2の外側の方向に移動し太陽光パネルAを壁F2内側の方向に接続部をE1支点として天井に当らないように回動して太陽光パネルBの裏側で開き、太陽パネルCを壁F2内側の方向に接続部をE2支点として回動し太陽光パネルBの表側で開いた状態で、太陽光パネルA、B,Cを移動ユニツトSでベランダの高さの中ほどに下降させ太陽光パネルBの上部の方向に垂直に太光陽パネルAを展開し、下段太陽光パネルCを接続部E2を支点として回動させ太陽パネルBの下部の方向に垂直に展開し、ベランダの壁の外に3つの太陽光パネルA、B,Cを垂直に展開する。
太陽光パネルA、B、C、の展開状態から収納する動作概略を説明する。
太陽光パネルA、B,Cをベランダの開口部と壁の全面に展開しているときは、太陽光パネルA、B,Cは垂直に直線状に接続部,E1、E2で固定されている。その状態において太陽光パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの裏側の方向に壁F2の内側に当らないように折りこみ下段太陽光パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの正面に折りこみ、移動ユニツトSが上昇した時太陽パネルAが天井に当らないようにし太陽パネルA、B,Cを移動ユニツトSで天井の方向に上昇し壁を越えた位置で停止し太陽パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの裏側に折り畳み、太陽パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの表側に折り畳み、折り畳んだ太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSで水平移動して壁F2の内側の方向に壁F2を越え移動し、太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSで床の方向に降下し壁F2の下の方に太陽パネルA,B,Cを収納する。
【0015】
図5から図10は、3つの太陽電池パネルをベランダの開口部のベランダの壁F2の外側に全面に展開した状態から、ベランダの壁F2の内側に収容するための本発明の太陽光パネル収納式架台の詳細の動作を示す。図5は折り畳む前の側面図、図6は、上段太陽光パネルA,下段太陽光パネルCの折り畳み動作、図7は太陽光パネルA,B,Cの上昇、図8は太陽光パネルA、Cの折り畳み、図9は太陽光パネルA,B,Cの移動、図10は太陽光パネルA,B,Cの下降によりベランダ内部に収納した状態を示す。
【0016】
図5は、3つの太陽パンネルA、B,Cが展開された状態の側面図である。
太陽光パネルA、B,Cはベランダの開口部の全面に、夫々、上段、中段、下段に配置される。太陽光パネルAと太陽光パネルBは接続部E1で連結され、太陽光パネルBと太陽光パネルC接続部でE2連結されている。図5のように太陽光パネルA、B,Cをベランダの開口部と壁の全面に展開しているときは、太陽光パネルA、B,Cは垂直に直線状に接続部E1、E2で垂直に固定され、移動ユニツトSの水平支持部S3により太陽光パネルBを垂直に支えて固定する。
【0017】
図6は、太陽光パネルAを接続部E1を支点として反時計まわりにP2の方向に、太陽光パネルCを接続部E2を支点として反時計まわりにP1の方向に回動し太陽パネルBに折りこんだ状態を示す。このように折り畳むのは、次の述べるように壁を乗り越えるために上昇移動させる時に天井に当らないようにするためである。
【0018】
図7は、太陽パネルA、B,Cを移動ユニツトSに内蔵した昇降モーターS1でP3の方向に垂直ガイドG1にそって上昇する。
【0019】
図8は、上昇し太陽パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの裏側にP4の方向に折り畳み、太陽パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの表側にP5の方向に折り畳む。
【0020】
図9は、折り畳んだ太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSに接続した水平移動モーターS2で壁F2の内側の方向にP6の方向に水平ガイドS231に沿ってベランダの壁を越えてベランダ窓側に横移動させる。
【0021】
図10は、折り畳み壁F2の内側の方向に横移動した太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSに接続した昇降移動モーターS1で垂直ガイドG1そってP7の方向に降下し壁F2下部の方向に収納した状態である。
【0022】
以上は、太陽光パネルを収納するステップを示したが、次に太陽光パネルを展開する動作を示す。
図10において壁F2の内側の下部に収納した太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSに接続した昇降移動モーターS1で垂直ガイドG1を利用してR1の方向に上昇し図9のように壁を越えた位置で停止させる。
【0023】
次は、太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSに接続した水平移動モーターS2で壁F2の外側にR2の方向に水平ガイドG2にそって水平支柱部S20を右方向に壁を越えるまで図8のように伸ばす。
【0024】
壁を横移動した太陽パネルAを図7のようにR3の方向に接続部E1を支点として回動し、太陽パネルBの裏側で天井に当らないように開き、太陽パネルCをR4の方向に接続部E2を支点として回動し、太陽パネルBの表側で開いた状態で太陽パネルA、B,Cを移動ユニツトSに内蔵した昇降移動モーターS1でR5の方向に垂直ガイドG1にそって下降させる。
【0025】
図6のR5の方向にシャフトガイドG1にそって下降し停止した太陽パネルA,を接続部を支E1点として回動し太陽パネルBの上部にR6の方向に展開し又、太陽光パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの下部でR7の方向に展開しベランダの壁の外に3つの太陽光パネルA、B,Cを垂直に展開する。
【実施例2】
【0026】
以下、太陽光パネルA、B、C、Dの4つの場合の実施例について述べる。
図11は、太陽光パネルA、B、C、Dを壁F2外側の全面に展開した状態を示す。太陽光パネルAを太陽光パネルBの裏側のN1の方向に折り畳み、太陽光パネルCを太陽光パネルBの表側のN2の方向に折り畳み、太陽光パネルDを太陽光パネルCの裏側のN3の方向に折り畳む。太陽光パネルA、B、Cと同じように、移動ユニットで水平移動後、下降させてベランダの内部に収納する、太陽光パネルを展開する時も、太陽光パネルA、B、Cの時も同様にである。
【0027】
図12は、このように太陽光パネルの枚数が変化しても太陽光パネルと同じように展開収納出来る。
【符号の説明】
【0028】
K 太陽光パネル収納式架台
A 太陽光パネル
A1 太陽電池
A2 フレーム
B 太陽光パネル
B1 太陽電池
B2 フレーム
C 太陽光パネル
C1 太陽電池
C2 フレーム
D 筐対
D1 左支柱
D2 右支柱
E 接続部
E1 接続部
E11 シャフト
E12 取付金具
E13 接続モーター
E14 取付金具
E2 接続部
E21 シャフト
E22 取付金具
E23 接続モーター
E24 取付金具
S 移動ユニツト
S1 垂直移動部
S11 昇降移動モーター
S12 ギア
S13 垂直移動部本体
S2 水平移動部
S20 水平支柱部
S21 水平移動モーター
S22 ギア
S23 水平本体部
S231 水平ガイド
F1 天井
F2 壁
F3 床
G1 垂直ガイド
N1 反時計回り折り畳み
N2 反時計回り折り畳み
N3 時計回り
P1 反時計回り
P2 反時計回り
P3 太陽パネルA、B,C上昇
P4 反時計回り折り畳み
P5 反時計回り折り畳み
P6 内側方向
P7 太陽パネルA、B,C下降
R1 太陽パネルA、B,C上昇
R2 外側方向
R3 時計回り
R4 時計回り
R5 太陽パネルA、B,C下降
R6 時計回り展開
R7 時計回り展開

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベランダに、左支柱D1と右支柱D2を設けた筐体Dと、カスケードに連結された複数の太陽光パネルと、左支柱D1と右支柱D2に沿って垂直移動し、且つ水平方向に太陽光パネルを移動させる移動ユニットSと、各太陽光パネル間をカスケードに連結させ接続する接続部を備え、移動ユニットは、左支柱D1又は右支柱D2に沿って垂直方向に移動させるためのモータを有する垂直移動部と、連結された複数の太陽光パネルのいずれかに接続し、連結された太陽光パネルを水平方向に移動させるモーターを備えた水平移動部からなり、太陽光パネルを展開するときは連結された太陽光パネルを折り畳んで、壁F2の内側の下部に収納した状態から、移動ユニツトSにより天井の方向に上昇し壁を越えた後、移動ユニツトSで水平移動して壁F2の外側の方向に移動し、太陽光パネルを天井に当らないように開き、移動ユニツトSでベランダの高さの中ほどに下降し、折り畳んだ太陽パネルをベランダの壁の外に複数の太陽光パネルを垂直に展開し、太陽光パネルを収容するとき、その展開状態から、展開した連結された太陽光パネルを折りたたんで移動ユニツトSを上昇させ、連結した太陽パネルが天井に当らないようにし、移動ユニツトSで天井の方向に上昇し壁を越え、連結した太陽パネルを折り畳み、折り畳んだ複数の太陽パネルを移動ユニツトSで水平移動して壁F2の内側の方向に壁F2を越え移動し、折り畳んで連結した太陽パネルを移動ユニツトSで床の方向に降下し壁F2の下の方に連結した太陽パネルを収納できるようにしたことを特徴とする太陽光パネル収納式架台。
【請求項2】
ベランダに、左支柱D1と右支柱D2を設けた筐体Dと、3つの太陽光パネルA、B,Cと、左支柱D1と右支柱D2に沿って垂直移動し、且つ水平方向に太陽光パネルを移動させる移動ユニットSと、太陽光パネルAとBを接続する接続部E1と、太陽光パネルBとCを接続する接続部E2とを備え、
移動ユニットは、左支柱D1又は右支柱D2に沿って垂直方向に移動させるためのモータを有する垂直移動部と、太陽光パネルBを接続され、太陽光パネルB及び、それに取り付けた太陽光パネルA,Cを水平方向に移動させるモーターを備えた水平移動部からなり、
太陽光パネルAとBを接続するモータを組み込み回動できる接続部E1と、太陽光パネルBとCを接続するモータを組み込み回動できる接続部E2を備え、
太陽パネルA,B,Cを折り畳んで、壁F2の内側の下部に収納した状態から、移動ユニツトSにより天井の方向に上昇し壁を越えた後、移動ユニツトSで水平移動して壁F2の外側の方向に移動し、太陽光パネルAを壁F2内側の方向に接続部E1を支点として太陽パネルAを開いたとき天井に当らないように回動し太陽光パネルBの裏側から開き、太陽パネルCを壁F2内側の方向に接続部E2を支点として回動し、太陽光パネルBの表側で開いた状態で、移動ユニツトSでベランダの高さの中ほどに下降し太陽パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの上部の方向に垂直に展開し、太陽光パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの下部の方向に垂直に展開してベランダの壁の外に太陽光パネルA、B,Cを垂直に展開でき、
その展開状態から、太陽光パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの裏側の方向に壁F2の内側に当らないように折り畳み、
下段太陽光パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの正面に折り畳み、 移動ユニツトSが上昇した時太陽パネルAが天井に当らないようにし、移動ユニツトSで天井の方向に上昇し壁を越えた後、太陽パネルAを接続部E1を支点として回動し太陽パネルBの裏側に折り畳み、太陽パネルCを接続部E2を支点として回動し太陽パネルBの表側に折り畳み、折り畳んだ太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSで水平移動して壁F2の内側の方向に壁F2を越え移動し、太陽パネルA,B,Cを移動ユニツトSで床の方向に降下し壁F2の下の方に太陽パネルA,B,Cを収納できるようにしたことを特徴とする太陽光パネル収納式架台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−110240(P2013−110240A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−253608(P2011−253608)
【出願日】平成23年11月21日(2011.11.21)
【出願人】(711008700)
【Fターム(参考)】