太陽電池モジュール
【課題】生産効率の向上及び製造費用を減少させた太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール10は複数の太陽電池1と、前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜20a、そして前記保護膜の上に位置し、前記複数の太陽電池を保護する透明部材40を含み、前記透明部材は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である。
【解決手段】太陽電池モジュール10は複数の太陽電池1と、前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜20a、そして前記保護膜の上に位置し、前記複数の太陽電池を保護する透明部材40を含み、前記透明部材は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は太陽電池モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
最近石油や石炭のような既存エネルギー資源の枯渇が予測されながらこれらを取り替える代替エネルギーに対する関心が高くなり、これによって太陽エネルギーから電気エネルギーを生産する太陽電池が注目されている。
【0003】
一般的な太陽電池はP型とn型のように互いに異なる導電型(conductive type)の半導体から各々なる基板(substrate)及びエミッタ層(emitter layer)、そして基板とエミッタ層にそれぞれ接続された電極を備える。この時、基板とエミッタ層の界面にはP−n接合が形成される。
【0004】
このような太陽電池セルに光が入射されると半導体内部の電子が光電効果(photovoltaic effect)によって自由電子(free electron)(以下、「電子」とする)になり、電子と正孔はp−n接合の原理によってn型半導体とP型半導体の方に各々移動する。そして移動した電子と正孔は基板とエミッタ層と電気的に接続された各々の電極によって収集される。
【0005】
この時、エミッタ層と基板の上にはエミッタ層と基板に配置された各々の電極を接続するブスバー(bus bar)のような少なくとも一つの集電部が形成される。
【0006】
このような構造を有する太陽電池で生産される電圧及び電流は非常に小さいから所望する出力を得るためにはいくつかの太陽電池を直列または並列で接続した後パネル(panel)形態に防水処理した形態の太陽電池モジュールを製造して使っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的とするところは、太陽電池モジュールの生産効率を向上させることにある。
【0008】
本発明の他の目的とするところは、太陽電池モジュールの製造費用を減少させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一特徴に係る太陽電池モジュールは複数の太陽電池、前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜、そして前記保護膜の上に位置する透明部材を含み、前記透明部材は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である。
【0010】
発明の他の特徴に係る太陽電池モジュールは複数の太陽電池、前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜、そして前記保護膜の上に位置するガラス板(glass plate)を含み、前記ガラス板は前記複数の太陽電池を保護して、前記ガラス板は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である。
【発明の効果】
【0011】
本発明の太陽電池モジュールは効率が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールの概略的な分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る太陽電池の一例の一部斜視図である。
【図3A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3C】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3D】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3E】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3F】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3G】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図4A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図4B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図4C】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図4D】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図5A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図5B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図5C】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図5D】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図6A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図6B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図7A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図7B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では添付した図面を参照にして本発明の実施の形態について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施するように詳しく説明する。しかし本発明はいろいろ異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施の形態に限定されない。そして図で本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略し、明細書全体を通じ類似の部分に対しては同一である図面符号を付けた。
【0014】
図で多くの層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。層、膜、領域、板などの部分が他の部分「上に」あると言う時、これは他の部分「真上に」ある場合だけではなくその中間に他の部分がある場合も含む。反対にいずれの部分が他の部分「真上に」あると言う時には中間に他の部分がないことを意味する。またいずれの部分が他の部分上に「全体的」に形成されていると言う時には他の部分の全体面(または全面)に形成されていることだけではなく縁の一部には形成されないことを意味する。
【0015】
それでは添付した図面を参照にして本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールに対して説明する。
【0016】
先ず、図1を参照にして本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールに対して詳しく説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールの概略的な分解斜視図である。
【0018】
図1を参照にすれば、本実施の形態に係る太陽電池モジュール10は複数の太陽電池1、複数の太陽電池1を保護する保護膜20a、保護膜20b、太陽電池1の受光面の方に位置した保護膜(以下、「上部保護膜」という)20a上に位置する透明部材40、光が入射されない受光面の反対の方に位置した保護膜(以下、「下部保護膜」という) 20bの下部に配置された後面シート(back sheet)50、そしてこれら構成要素を収納するフレーム60を備える。
【0019】
後面シート50は太陽電池モジュール10の後面で湿気が侵透することを防止して太陽電池1を外部環境から保護する。このような後面シート50は水分と酸素浸透を防止する層、化学的腐食を防止する層、絶縁特性を有する層のような多層構造を有することができる。
【0020】
上部保護膜20a及び下部保護膜20bは湿気浸透による金属の腐食などを防止し太陽電池モジュール10を衝撃から保護する。このような上部保護20a及び下部保護膜20bは太陽電池1の上部及び下部にそれぞれ配置された状態でラミネーション工程(lamination process) の時に太陽電池1と一体化される。このような保護膜20a、20bはエチレンビニールアセテート(EVA、 ethylene vinyl acetate)、ポリビニルブチラール(polyvinyl butyral) 、エチレン酢酸ビニル部分酸化物、珪素樹脂、エステル系樹脂、オレフイン系樹脂などから成ることができる。上部保護膜20a及び下部保護膜20b中の少なくとも一つは凹凸面またはテクスチャリング表面を有することができる。
【0021】
上部保護膜20a上に位置する透明部材40は透過率が高く破損を防止するために強化ガラスなどから成る。この時、強化ガラスは鉄成分含量が低い低鉄分強化ガラス(low iron tempered glass)でありえる。このような透明部材40は光の散乱効果を高めるために内側面のような表面がエムボス加工(embossing)処理が行われることができる。透明部材40の表面はテクスチャリングされることができる。透明部材40はガラスまたはプラスチック(plastic)と異なる物質に形成されることができる。ガラスに形成される時、透明部材40はガラス板(glass plate) または強化ガラス板(tempered glass plate)でありえる。
【0022】
複数の太陽電池1は行列構造に配列されていて、各太陽電池1は複数の連結部70によって直列で接続されている。図1で、複数の太陽電池1は4×4行列構造を有しているが、ここに限定されないで必要によって行と列方向にそれぞれ配置される太陽電池1の個数は調節可能である。この時、隣接した太陽電池1の間の間隔(d1)は約2mm乃至3mmでありえる。
【0023】
フレーム60は一体化された部品(50、20b、1、20a、40)を収納する。フレーム60は絶縁物質にコーティングされているアルミニウムなどのように外部環境による腐食と変形などが発生しない物質からなり、排水、設置及び施工が容易な構造を有している。
【0024】
このような太陽電池モジュール10は太陽電池1をテストする段階と、テストが完了した複数の太陽電池1を複数の連結部70で電気的に接続する段階と、モジュール化するための部品を順次に、例えば下部から後面シート50、下部保護膜20b、太陽電池1、上部保護膜20a及び透明部材40の手順で配置する段階と、真空状態でラミネーション工程を実施してこれら部品を一体化する段階と、エッジトリミング(edge trimming) 段階及びモジュールテストを実施する段階などの工程手順によって製造される。
【0025】
次、図2を参照にして本実施の形態に係る太陽電池1の一例を記述する。
【0026】
図2は本発明の一実施の形態に係る太陽電池の一例の一部斜視図である。
【0027】
図2に示した太陽電池1は第1不純物部110と第2不純物部であるエミッタ層120を備えた基板100、光が入射される基板100の面(以下、「前面(front surface)」という)のエミッタ層120上に位置する反射防止部130、エミッタ層120上に位置した前面電極部140、光が入射されないで前面の反対側に位置する基板100の面(以下、「後面(rear surface)」という)に位置する後面電極(rear electrode)151、そして後面電極151下部に位置する後面電界(back surface field、BSF)部171を備える。
【0028】
第1不純物部110は第1導電型、例えばp型導電型のシリコンからなる半導体基板100に位置して第1導電型の第1不純物を含んでいる。この時、第1不純物部110はホウ素(B)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)などのような3価元素の不純物を含むことができる。シリコンは多結晶シリコンのような結晶質シリコンである。しかし、これとは異なり、基板100はn型導電型でありえ、この場合、第1不純物部110はりん(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)などのように5価元素の不純物を含むことができる。
【0029】
このような基板100はテクスチャリング(texturing)されて凹凸面であるテクスチャリング表面(textured surface)を有することができる。この場合、テクスチャリング表面によって基板100に入射される光の量が増加して太陽電池1の効率が向上する。
【0030】
基板100に形成されたエミッタ層120は基板100の導電型と反対である第2導電型、例えば、n型の導電型を備えている第2不純物部として、半導体基板100の第1不純物部110とp−n接合を成す。実質的に、基板100からエミッタ層120を除いた大部分の領域が第1不純物部110になる。
【0031】
このようなp−n接合による内部電位差(built-in potential difference)によって、基板100に入射された光によって生成された電荷である電子-正孔対は電子と正孔で分離して電子はn型の方に移動して正孔はp型の方に移動する。したがって、基板100がp型でエミッタ層120がn型の場合、分離した正孔は第1不純物部110方へ移動して分離した電子はエミッタ層120方へ移動する。
【0032】
エミッタ層120は第1不純物部110とp−n接合を形成するので、本実施の形態と異なり、基板100がn型の導電型を有する場合、エミッタ層120はp型の導電型を有する。この場合、分離した電子は第1不純物部110方へ移動して分離した正孔はエミッタ層120方へ移動する。
【0033】
エミッタ層120上に位置した反射防止膜130は基板100方へ入射される光の反射率を減少させて基板100に吸収される光の量を増加させる。
【0034】
前面電極部140は、図2に示したように、複数の前面電極141と複数の前面電極用集電部142を備える。
【0035】
複数の前面電極141はエミッタ層120と電気的・物理的に接続されていて、ほとんど平行に決まった方向に伸びている。
【0036】
複数の前面電極141はエミッタ層120方移動した電荷、例えば電子を収集する。
【0037】
複数の前面電極用集電部142はエミッタ層120上に複数の前面電極141と交差する方向にほとんど平行に伸びていて、エミッタ層120だけでなく複数の第1電極141と電気的・物理的に接続されている。
【0038】
複数の前面電極用集電部142は複数の前面電極141と同一層に位置して、複数の前面電極用集電部142は各前面電極141層と交差する地点で該当の前面電極141と電気的・物理的に接続されている。
【0039】
複数の前面電極用集電部142は複数の前面電極141と接続されているので、複数の前面電極141を通じて伝達する電荷を収集して外部装置に出力する。
【0040】
図2で、基板100に位置する前面電極用集電部142の個数は2個であるがこれに限定されない。各前面電極用集電部142の幅は設置個数によって変わる。例えば、前面電極用集電部142の個数が2個である場合、各前面電極用集電部142の幅(d2)は約2mmであり、前面電極用集電部142の個数が3個である場合、各前面電極用集電部142の幅(d2)は約1.5mmである。
【0041】
このような前面電極部140は銀(Ag)のような導電性物質を含んでいるが、これとは異なり、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、チタン(Ti)、金(Au)、及びこれらの組合からなる群から選択された少なくとも一つを含むとか、以外の他の導電性金属物質を含むことができる。
【0042】
エミッタ層120と電気的・物理的に接続されている前面電極部140によって、反射防止膜130は前面電極部140が位置しないエミッタ層120上に存在する。
【0043】
基板100の後面上に位置した後面電極151は基板100の後面ほとんど全体面に位置する。
【0044】
このような複数の後面電極151は第1不純物部110方へ移動する電荷、例えば正孔を収集する。
【0045】
後面電極151はアルミニウム(A)のような少なくとも一つの導電性物質を含んでいるが、代案的な実施の形態で、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、銀(Ag)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、チタン(Ti)、金(Au)及びこれらの組合からなる群から選択された少なくとも一つを含むとか、以外の他の導電性金属物質を含むことができる。
【0046】
後面電極151と基板100の第1不純物部110の間に位置した後面電界部171は第1不純物部110と同一である導電型の不純物が第1不純物部110より高濃度にドーピングされた領域、例えば、p+領域である。
【0047】
第1不純物部110と後面電界部171との不純物濃度差によって電位障壁が形成されて第1不純物部110後面方での電子移動が邪魔になって、第1不純物部110の表面近くで電子と正孔が再結合して消滅することを防止するか減少させる。
【0048】
このような構造以外に太陽電池1は基板100の後面に位置する複数の後面電極用集電部をさらに備えることができる。
【0049】
複数の後面電極用集電部は、複数の前面電極用集電部142と同様に、後面電極151と電気的に接続されて後面電極151から伝達する電荷を収集して外部装置に出力する。このような後面電極用集電部は銀(Ag)のような少なくとも一つの導電性物質を含む。
【0050】
このような構造を有する本実施の形態に係る太陽電池1の動作は次のようである。
【0051】
太陽電池1で光が照射されてエミッタ層120を通じて半導体の基板100に入射されると光エネルギによって半導体の基板100から電子-正孔対が発生する。
【0052】
この時、反射防止膜130によって基板100に入射される光の反射損失が減って基板100に入射される光の量は増加する。
【0053】
これら電子-正孔対は基板100の第1不純物部110とエミッタ層120のp−n接合によって互いに分離して電子はn型の導電型を有するエミッタ層120方へ移動し、正孔はp型の導電型を有する第1不純物部110の方に移動する。このように、エミッタ層120方移動した電子は主に複数の前面電極141によって収集され複数の前面電極用集電部142に移動し、第1不純物部110の方に移動した正孔は後面電界部171を通じて後面電極151によって収集される。このような複数の前面電極用集電部142と後面電極151を導線で連結すると電流が流れるようになり、これを外部で電力に利用するようになる。
【0054】
一般的に太陽電池1は基板100に入射される光の量が増加するほど太陽電池1の効率が向上する。
【0055】
しかし、図2に示したように、基板100の入射面に複数の電極141と複数の集電部142が位置するので、これら電極141と集電部142によって光の入射面積が減少しこれにより基板100に入射される光の量が減る。
【0056】
このような光の入射量減少を防止するか減らすため、外部に露出しないで上部保護膜20aと向い合っている透明部材40の面(以下、「内部面」という)の一部に多様な形態で反射防止部41がパターニングされている。反射防止部41は透明部材40の内部面全体にパターニングされる代りに、透明部材40の内部面一部にパターニングされることができる。
【0057】
この時、透明部材40の内部面の反対側に位置し外部に露出している透明部材40の面(以下、「外部面」という)には図1に示したように反射防止部42が位置する。この時、反射防止部42は、図1に示したように、透明部材40の外部面全体に位置する。しかし、代案的な実施の形態で、反射防止部42はフレーム60の中に挿入されないで外部に露出している外部面の一部、すなわち、フレーム60内部に挿入される透明部材40の端面を除いた残り外部面にだけ反射防止部42が位置することができる。しかし、これとは異なり、透明部材40の外部面には反射防止部が位置しないこともある。
【0058】
このような反射防止部(41、42)はアルミニウム酸化物(aluminum oxide)、チタン酸化物(titanium oxide)、シリコン酸化物(silicon oxide)のような酸化物(oxide) 系列物質かシリコン窒化物(silicon nitride)のような窒化物系列物質である。この時反射防止部(41、42)は透明な物質である。反射防止部(41、42)は、反射防止膜130と同様に、外部から入射される光の反射率を減少させ所望する方向に光を屈折させ、太陽電池モジュール10方へ入射される光の量を増加させる。この時、反射防止部(41、42)の屈折率や厚さなどを利用し所望する波長帯の光を選択的に屈折させる。
【0059】
太陽電池モジュール10は基板100で光が入射されて発展に寄与する発電領域と基板100に入射される光を遮断するとか太陽電池1が存在しなくて太陽電池1の発展に影響を与えることができない非発電領域で分けられる。非発電領域の一例は、隣接した太陽電池1の間の空間(gap)を含むことができる。
【0060】
発電領域は太陽電池1の前面(front surface) 中で複数の前面電極141と複数の集電部142が位置しない部分として光が基板100にすぐ入射される領域を意味する。一方、非反転領域は太陽電池モジュール10で太陽電池1が位置しない部分、そして各太陽電池1内で複数の前面電極141と複数の前面電極用集電部142が位置する部分である。
【0061】
本実施の形態で、太陽電池1の発電領域と向い合って重畳する透明部材40の部分を透明部材40の発電領域とし、非発電領域と向い合って重畳する部分を透明部材40の非発電領域とする。
【0062】
本実施の形態で、反射防止部41は透明部材40の内部面に位置しまた透明部材40の非発電領域の中で少なくとも一部に部分的に位置する。
【0063】
それでは図3Aないし図10を参照にして、透明部材40の内部面に部分的に位置した反射防止部41の多様な例に対して説明する。
【0064】
図3Aないし図10は本発明の一実施の形態に係り透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【0065】
先ず、図3Aないし図3Gに示した図を参照にすれば、反射防止部41は透明部材40の非発電領域の中で太陽電池モジュール10の端領域に対応する部分(以下、「端部分」という)の少なくとも一部に位置する。
【0066】
図1及び図3Aと図3Bで、反射防止部41は透明部材40の端部分の中で太陽電池モジュール10の上部端領域と下部端領域にそれぞれ重畳する所に反射防止領域443aを備え、これら反射防止領域443aを端部と称する。
【0067】
この時、各端部443aの縦幅(w1)は太陽電池モジュール10の一番目行に位置している太陽電池1の端を連結した仮想線(L1)から隣接したフレーム60までの間隔そして太陽電池モジュール10の最後の行に位置している太陽電池1の端を接続した仮想線(L2)から隣接したフレーム60までの間隔と同一である。
【0068】
このように、透明部材40の内部面の非発電領域に反射防止部41が位置するによって、図3Bに示したように、透明部材40の非発電領域に入射される光は反射防止部41によって屈折され隣接した太陽電池1の発電領域に入射される。これにより、各太陽電池1に入射される光の量が増加して太陽電池1の発電効率が向上する。
【0069】
図3Cで、反射防止部41は透明部材40の端部の中で太陽電池モジュール10の左側端領域と右側端領域にそれぞれ重畳する反射防止領域である端部443cを備える。
【0070】
この時、各端部443cの横幅(w2)は太陽電池モジュール10の最右側に位置する太陽電池列の端を連結した仮想線L3から隣接したフレーム60までの間隔そして太陽電池モジュール10の最左側に位置する太陽電池列の端を連結した仮想線L4から隣接したフレーム60までの間隔と同一である。
【0071】
また、反射防止部41は他の例で図3Dに示したように透明部材40の端部全体に位置した反射防止領域である端部443dを含む。この端部443dは実質的に太陽電池モジュール10の端領域全体と重畳する。したがって、反射防止部443dは一つで接続された四角環形状を有する。
【0072】
図3Dで、反射防止部41である端部443dは太陽電池モジュール10の上部、下部、左側部及び右側部の端領域にそれぞれ一列に配置された太陽電池行の端を連結した複数の仮想線L1−L4からそれぞれ隣接したフレーム60まで形成されている。
【0073】
しかし、図3A、図3C及び図3Dとは異なり、図3Eないし図3Gに示したように、他の例で各端部(443e−443g)は仮想線L1−L4を超過して端領域に配置された太陽電池行及び/または太陽電池列と一部重畳されるように透明部材40に位置する。
【0074】
本実施の形態で、各太陽電池1は上辺11、下辺12、第1側辺13、第2側辺14、そして側辺(13、14)と上辺11、下辺12をおおよそ対角線方向に接続する四つの角辺15を備える。このような太陽電池1はほとんど八角形形状を有している。
【0075】
したがって、図3Eないし図3Fに示したように、反射防止部41である端部(443e−443g)は隣接した太陽電池の行または隣接した太陽電池の列の上辺11、下辺12、第1側辺13または第2側辺14の端から角辺15の端まで各辺(11、12、13又は14)に垂直で延長された領域(以下、角領域)まで該当の太陽電池の行や太陽電池の列と重畳する。これにより、太陽反射防止部41は透明部材40の発電領域一部まで位置する。
【0076】
こういう場合、角辺15の近所に形成された非発電領域にまで反射防止部41が位置するので、各太陽電池1に入射される光の量はさらに増加する。
【0077】
図4Aないし図4Dに示した反射防止部41の他の例はそれぞれ端部441aと端部441aに接続された複数の縦部442aを備える。
【0078】
端部441aは既に説明したように太陽電池モジュール10の端領域に対応する透明部材40の端部分に位置する。
【0079】
複数の縦部442aは透明部材40の内部面で隣接した太陽電池列間に沿って縦方向に伸びている。
【0080】
図4Aで、反射防止部41の複数の縦部442aは隣接した太陽電池列の端と端の間の非発電領域と重畳するように位置する。したがって複数の縦部442aは主に透明部材40の非発電領域に位置する。
【0081】
図4Bで、反射防止部41の複数の縦部442bは隣接した太陽電池列の間だけではなく隣接した太陽電池列の角領域まで重畳するように位置し、隣接した太陽電池列と一部重畳する。したがって、図4Bに示した複数の縦部442bは透明部材40の非発電領域だけではなく一部発電領域にも位置する。
【0082】
既に図3Eないし図3Fを参照にして説明したように、もう一つの例で、横部(442c、442d)を備えた反射防止部41の端部(441c、441d)は隣接した太陽電池の行や太陽電池の列の角領域と重畳する部分まで位置する(図4C及び図4D)。
【0083】
図5Aないし図5Dに示した他の反射防止部41の他の例はそれぞれ端部(451a−451d)と端部(451a−451d)に接続された複数の横部(453a−453d)を備える。
【0084】
端部(451a−451d)は既に説明したように太陽電池モジュール10の端領域に対応する透明部材40の端部に位置する。
【0085】
複数の横部(453a−453d)は透明部材40の内部面で隣接した太陽電池の行の間に沿って横方向に伸びている。
【0086】
図5Aで、反射防止部41の複数の横部453aは隣接した太陽電池の行の端と端の間の非発電領域に重畳するように位置し、主に透明部材40の非発電領域に位置する。
【0087】
図5Bの反射防止部41の複数の横部453bは隣接した太陽電池の行の間だけではなく隣接した太陽電池行の角領域まで重畳するように位置し、隣接した太陽電池の行と一部重畳する。したがって、図5Bに示した複数の横部453bは透明部材40の非発電領域と一部発電領域に位置する。
【0088】
縦部図4C及び図4Dを参照にして説明したことと同様に、反射防止部41の端部(451c、451d)は隣接した太陽電池の行や太陽電池の列の角領域と重畳する部分まで位置し端部(451c、451d)はあたる角領域と重畳する(図5C及び図5D)。
【0089】
また、図6A及び図6Bに示した例で、反射防止部41はそれぞれ端部(461a、461b)、端部(461a、461b)に接続された複数の縦部(462a、462b)及び端部(461a、461b)に接続された複数の横部(463a、463b)を備える。これにより、反射防止部41は格子形状を有する。
【0090】
図6A及び図6Bで、端部(461a、461b)、複数の縦部(462a、462b)及び複数の横部(463a、463b)は既に図4Aないし図5Dを参照にして説明した端部(441a−441d、451a−45d)、複数の縦部(442a−442d)及び複数の横部(453a−453d)と同一であるので、詳しい説明は省略する。
【0091】
また、図6A及び図6Bに示したこととは異なり、端部(461a、461b)の少なくとも一部は隣接した太陽電池の行や太陽電池の列の角領域まで延長されて角領域と重畳されることができるし、複数の縦部(462a、462b)と複数の横部(463a、463b)の中の一つが隣接した太陽電池熱か隣接した太陽電池の行の角領域まで延長されることができる。
【0092】
また他の例で、本実施の形態に係って透明部材40の内部面に位置する反射防止部41は各太陽電池1内に存在する非発電領域に対応するように位置する。
【0093】
このような例を図7A及び図7Bを参照にして説明する。
【0094】
図6Aと比べる時、図7A及び図7Bに示した透明部材40の内部面に位置する反射防止部41はそれぞれ端部(471a、471b)、複数の縦部(472a、472b)及び複数の横部(473a、473b)だけでなく各太陽電池1に位置した複数の集電部142の形成位置に重畳するように位置した複数の補助パターン部(474a、474b)をさらに備える。
【0095】
端部(471a、471b)、複数の縦部(472a、472b)及び複数の横部(473a、473b)は図6A及び図6Bを参照にして説明した端部(461a、461b)、複数の縦部(462a、462b)及び複数の横部(463a、463b)と同一であるのでこれに対する詳しい説明は省略する。
【0096】
図7Aで、複数の補助パターン部474aは各太陽電池1に存在する複数の前面電極用集電部142が位置している部分と実質的に対応して重畳されているので、複数の補助パターン部(474a、474b)は端部(471a、471b)と分離している。
【0097】
反対に、図7Bで、反射防止部41の複数の補助パターン部474bは複数の集電部142が位置した部分にしたがって端部分471bまで接続されている。これにより、図7Bの複数の補助パターン部474bは端部471bと接続されて一体に形成されている。
【0098】
この時、複数の補助パターン部(474a、474b)の幅は各太陽電池1に位置する集電部142の幅より同じか大きいことが良い。
【0099】
既に説明したように、代案的な例で、反射防止部41の端部分(471a、471b)の少なくとも一部は隣接した太陽電池の行や太陽電池の列の角領域と対応する部分まで延長されることができ、複数の縦部(472a、472b)と複数の横部(473a、473b)の中少なくとも一つは隣接した太陽電池の列や太陽電池の列の角領域と対応する部分まで延長されることができる。
【0100】
図3Aないし図10に示した透明部材40の一部(d3)はフレーム60で積もられている。したがって既に説明したように、反射防止部41はフレーム60で包れた透明部材40の部分(d3)には位置しない。
【0101】
しかし、これとは異なり、図3Aないし図7Bに示した例で、反射防止部41は透明部材40の内部面端まで、すなわち内部面全体に位置することができる。
【0102】
この場合、太陽電池モジュール10がフレーム60を備えない場合フレーム60との固定のための部分が必要ない。したがって透明部材40の内部面全体に反射防止部41を位置させ非発電領域に入射される光を発電領域に再入射させることができるようにする。
【0103】
また、図4Aないし図4Dとは異なり、図8に示したように、他の例で反射防止部41は端部の一部、すなわち、左/右側端部481と複数の縦部482だけ備える。
【0104】
また、図5Aないし図5Dとは異なり、図9に示したように、他の例で反射防止部41は端部一部である上/下側端部491と複数の横部493だけ備える
【0105】
同様に、図6Aないし図6Bとは異なり、図10に示したように、また他の例で反射防止部41は端部を備えないで、複数の縦部4102と複数の横部4103だけ備える。
【0106】
図8ないし図10で、複数の縦部(482、4102) または/及び複数の横部(493、4103)は内部面の端まで縦方向に伸びているが、これとは異なり図3Aないし図7Bに示したように透明部材40がフレーム60との重畳部分前まで縦方向に伸びることができ、端部(481、191)も透明部材40がフレーム60との重畳部分前まで縦方向に伸びることができる。
【0107】
また、図8ないし図10で、複数の縦部(482、4102)または/及び複数の横部(493、4103)は隣接した二つの太陽電池の列または/及び隣接した二つの太陽電池の行の間にだけ重畳されるが、既に説明したように、隣接した太陽電池の列及び/または隣接した二つの太陽電池の行の角領域まで重畳されることができ、端部(481、191)も隣接した太陽電池の列または隣接した太陽電池の行の角領域まで重畳されることができる。
【0108】
同一に、図6Aないし図6Bとは異なり、反射防止部41は複数の補助パターン部(474a、474b)だけ備えるかまたは複数の補助パターン部(474a、474b)と端部(471a、471b)、複数の縦部(472a、472b、482、4102)及び複数の横部(473a、473b、493、4103)中少なくとも一つを備えることができる。
【0109】
このように、太陽電池モジュール10の非発電領域に対応されるように透明部材40の内部面に反射防止部41を位置させ非発電領域に入射される光を発電領域に再入射させる場合、太陽電池モジュール10の発電効率は約4%乃至5%上昇した。
【0110】
また、本発明の実施の形態によれば、透明部材40の内部面全体に反射防止部41を位置させる代わりに非発電領域の少なくとも一部に対応する位置に反射防止部41を形成するので、製造費用が減る。すなわち、従来には非発電領域だけではなく非発電領域にも対応されるように反射防止部が位置するので、反射防止部を形成するための材料がたくさん必要となった。しかし本実施の形態の場合、非発電領域の少なくとも一部と対応されるように反射防止部41が位置するので、反射防止部41を形成するための材料消費が減少する。
【0111】
また、一般的に反射防止部41の表面は平坦面ではない凹凸面を有する。したがって反射防止部41の形成位置が増加するほど反射防止部41の均一性が悪くなって光の反射防止効率の減少する問題が発生する。しかし、本実施の形態は透明部材40の内部面全体に反射防止部41を形成する代わりに一部にだけ反射防止部41を形成するので、表面の均一度が増加しこれにより、反射防止効率が向上する。
【0112】
さらに、ラミネイティング工程時反射防止部41と保護膜(20a、20b)が一体になる時、反射防止部41と接触する保護膜(20a、20b)部分で気泡が発生して光の入射に悪影響を及ぼした。しかし、本実施の形態に係れば反射防止部41の形成位置が減少するによって気泡の発生頻度数が減少する。
【0113】
本実施の形態で、透明部材40の内部面一部に存在する反射防止部41はローラー(roller)を利用して所望する物質を塗布することで形成されることができる。
【0114】
この時、反射防止部41のパターン形状と厚さなどにしたがってローラーの進行方向や往復回数などが決まる。またローラーの幅が相異なっている多様なローラーを同時に動作させ互いに異なる幅を有する複数の部分からなる反射防止部のパターンを速かに形成することができる。
【0115】
以上で本発明の実施の形態に対して詳細に説明したが本発明の権利範囲はここに限定されるのではなく次の請求範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多くの変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【技術分野】
【0001】
本発明は太陽電池モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
最近石油や石炭のような既存エネルギー資源の枯渇が予測されながらこれらを取り替える代替エネルギーに対する関心が高くなり、これによって太陽エネルギーから電気エネルギーを生産する太陽電池が注目されている。
【0003】
一般的な太陽電池はP型とn型のように互いに異なる導電型(conductive type)の半導体から各々なる基板(substrate)及びエミッタ層(emitter layer)、そして基板とエミッタ層にそれぞれ接続された電極を備える。この時、基板とエミッタ層の界面にはP−n接合が形成される。
【0004】
このような太陽電池セルに光が入射されると半導体内部の電子が光電効果(photovoltaic effect)によって自由電子(free electron)(以下、「電子」とする)になり、電子と正孔はp−n接合の原理によってn型半導体とP型半導体の方に各々移動する。そして移動した電子と正孔は基板とエミッタ層と電気的に接続された各々の電極によって収集される。
【0005】
この時、エミッタ層と基板の上にはエミッタ層と基板に配置された各々の電極を接続するブスバー(bus bar)のような少なくとも一つの集電部が形成される。
【0006】
このような構造を有する太陽電池で生産される電圧及び電流は非常に小さいから所望する出力を得るためにはいくつかの太陽電池を直列または並列で接続した後パネル(panel)形態に防水処理した形態の太陽電池モジュールを製造して使っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的とするところは、太陽電池モジュールの生産効率を向上させることにある。
【0008】
本発明の他の目的とするところは、太陽電池モジュールの製造費用を減少させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一特徴に係る太陽電池モジュールは複数の太陽電池、前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜、そして前記保護膜の上に位置する透明部材を含み、前記透明部材は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である。
【0010】
発明の他の特徴に係る太陽電池モジュールは複数の太陽電池、前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜、そして前記保護膜の上に位置するガラス板(glass plate)を含み、前記ガラス板は前記複数の太陽電池を保護して、前記ガラス板は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である。
【発明の効果】
【0011】
本発明の太陽電池モジュールは効率が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールの概略的な分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る太陽電池の一例の一部斜視図である。
【図3A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3C】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3D】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3E】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3F】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図3G】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図4A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図4B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図4C】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図4D】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図5A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図5B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図5C】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図5D】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図6A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図6B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図7A】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図7B】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では添付した図面を参照にして本発明の実施の形態について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施するように詳しく説明する。しかし本発明はいろいろ異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施の形態に限定されない。そして図で本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略し、明細書全体を通じ類似の部分に対しては同一である図面符号を付けた。
【0014】
図で多くの層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。層、膜、領域、板などの部分が他の部分「上に」あると言う時、これは他の部分「真上に」ある場合だけではなくその中間に他の部分がある場合も含む。反対にいずれの部分が他の部分「真上に」あると言う時には中間に他の部分がないことを意味する。またいずれの部分が他の部分上に「全体的」に形成されていると言う時には他の部分の全体面(または全面)に形成されていることだけではなく縁の一部には形成されないことを意味する。
【0015】
それでは添付した図面を参照にして本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールに対して説明する。
【0016】
先ず、図1を参照にして本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールに対して詳しく説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールの概略的な分解斜視図である。
【0018】
図1を参照にすれば、本実施の形態に係る太陽電池モジュール10は複数の太陽電池1、複数の太陽電池1を保護する保護膜20a、保護膜20b、太陽電池1の受光面の方に位置した保護膜(以下、「上部保護膜」という)20a上に位置する透明部材40、光が入射されない受光面の反対の方に位置した保護膜(以下、「下部保護膜」という) 20bの下部に配置された後面シート(back sheet)50、そしてこれら構成要素を収納するフレーム60を備える。
【0019】
後面シート50は太陽電池モジュール10の後面で湿気が侵透することを防止して太陽電池1を外部環境から保護する。このような後面シート50は水分と酸素浸透を防止する層、化学的腐食を防止する層、絶縁特性を有する層のような多層構造を有することができる。
【0020】
上部保護膜20a及び下部保護膜20bは湿気浸透による金属の腐食などを防止し太陽電池モジュール10を衝撃から保護する。このような上部保護20a及び下部保護膜20bは太陽電池1の上部及び下部にそれぞれ配置された状態でラミネーション工程(lamination process) の時に太陽電池1と一体化される。このような保護膜20a、20bはエチレンビニールアセテート(EVA、 ethylene vinyl acetate)、ポリビニルブチラール(polyvinyl butyral) 、エチレン酢酸ビニル部分酸化物、珪素樹脂、エステル系樹脂、オレフイン系樹脂などから成ることができる。上部保護膜20a及び下部保護膜20b中の少なくとも一つは凹凸面またはテクスチャリング表面を有することができる。
【0021】
上部保護膜20a上に位置する透明部材40は透過率が高く破損を防止するために強化ガラスなどから成る。この時、強化ガラスは鉄成分含量が低い低鉄分強化ガラス(low iron tempered glass)でありえる。このような透明部材40は光の散乱効果を高めるために内側面のような表面がエムボス加工(embossing)処理が行われることができる。透明部材40の表面はテクスチャリングされることができる。透明部材40はガラスまたはプラスチック(plastic)と異なる物質に形成されることができる。ガラスに形成される時、透明部材40はガラス板(glass plate) または強化ガラス板(tempered glass plate)でありえる。
【0022】
複数の太陽電池1は行列構造に配列されていて、各太陽電池1は複数の連結部70によって直列で接続されている。図1で、複数の太陽電池1は4×4行列構造を有しているが、ここに限定されないで必要によって行と列方向にそれぞれ配置される太陽電池1の個数は調節可能である。この時、隣接した太陽電池1の間の間隔(d1)は約2mm乃至3mmでありえる。
【0023】
フレーム60は一体化された部品(50、20b、1、20a、40)を収納する。フレーム60は絶縁物質にコーティングされているアルミニウムなどのように外部環境による腐食と変形などが発生しない物質からなり、排水、設置及び施工が容易な構造を有している。
【0024】
このような太陽電池モジュール10は太陽電池1をテストする段階と、テストが完了した複数の太陽電池1を複数の連結部70で電気的に接続する段階と、モジュール化するための部品を順次に、例えば下部から後面シート50、下部保護膜20b、太陽電池1、上部保護膜20a及び透明部材40の手順で配置する段階と、真空状態でラミネーション工程を実施してこれら部品を一体化する段階と、エッジトリミング(edge trimming) 段階及びモジュールテストを実施する段階などの工程手順によって製造される。
【0025】
次、図2を参照にして本実施の形態に係る太陽電池1の一例を記述する。
【0026】
図2は本発明の一実施の形態に係る太陽電池の一例の一部斜視図である。
【0027】
図2に示した太陽電池1は第1不純物部110と第2不純物部であるエミッタ層120を備えた基板100、光が入射される基板100の面(以下、「前面(front surface)」という)のエミッタ層120上に位置する反射防止部130、エミッタ層120上に位置した前面電極部140、光が入射されないで前面の反対側に位置する基板100の面(以下、「後面(rear surface)」という)に位置する後面電極(rear electrode)151、そして後面電極151下部に位置する後面電界(back surface field、BSF)部171を備える。
【0028】
第1不純物部110は第1導電型、例えばp型導電型のシリコンからなる半導体基板100に位置して第1導電型の第1不純物を含んでいる。この時、第1不純物部110はホウ素(B)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)などのような3価元素の不純物を含むことができる。シリコンは多結晶シリコンのような結晶質シリコンである。しかし、これとは異なり、基板100はn型導電型でありえ、この場合、第1不純物部110はりん(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)などのように5価元素の不純物を含むことができる。
【0029】
このような基板100はテクスチャリング(texturing)されて凹凸面であるテクスチャリング表面(textured surface)を有することができる。この場合、テクスチャリング表面によって基板100に入射される光の量が増加して太陽電池1の効率が向上する。
【0030】
基板100に形成されたエミッタ層120は基板100の導電型と反対である第2導電型、例えば、n型の導電型を備えている第2不純物部として、半導体基板100の第1不純物部110とp−n接合を成す。実質的に、基板100からエミッタ層120を除いた大部分の領域が第1不純物部110になる。
【0031】
このようなp−n接合による内部電位差(built-in potential difference)によって、基板100に入射された光によって生成された電荷である電子-正孔対は電子と正孔で分離して電子はn型の方に移動して正孔はp型の方に移動する。したがって、基板100がp型でエミッタ層120がn型の場合、分離した正孔は第1不純物部110方へ移動して分離した電子はエミッタ層120方へ移動する。
【0032】
エミッタ層120は第1不純物部110とp−n接合を形成するので、本実施の形態と異なり、基板100がn型の導電型を有する場合、エミッタ層120はp型の導電型を有する。この場合、分離した電子は第1不純物部110方へ移動して分離した正孔はエミッタ層120方へ移動する。
【0033】
エミッタ層120上に位置した反射防止膜130は基板100方へ入射される光の反射率を減少させて基板100に吸収される光の量を増加させる。
【0034】
前面電極部140は、図2に示したように、複数の前面電極141と複数の前面電極用集電部142を備える。
【0035】
複数の前面電極141はエミッタ層120と電気的・物理的に接続されていて、ほとんど平行に決まった方向に伸びている。
【0036】
複数の前面電極141はエミッタ層120方移動した電荷、例えば電子を収集する。
【0037】
複数の前面電極用集電部142はエミッタ層120上に複数の前面電極141と交差する方向にほとんど平行に伸びていて、エミッタ層120だけでなく複数の第1電極141と電気的・物理的に接続されている。
【0038】
複数の前面電極用集電部142は複数の前面電極141と同一層に位置して、複数の前面電極用集電部142は各前面電極141層と交差する地点で該当の前面電極141と電気的・物理的に接続されている。
【0039】
複数の前面電極用集電部142は複数の前面電極141と接続されているので、複数の前面電極141を通じて伝達する電荷を収集して外部装置に出力する。
【0040】
図2で、基板100に位置する前面電極用集電部142の個数は2個であるがこれに限定されない。各前面電極用集電部142の幅は設置個数によって変わる。例えば、前面電極用集電部142の個数が2個である場合、各前面電極用集電部142の幅(d2)は約2mmであり、前面電極用集電部142の個数が3個である場合、各前面電極用集電部142の幅(d2)は約1.5mmである。
【0041】
このような前面電極部140は銀(Ag)のような導電性物質を含んでいるが、これとは異なり、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、チタン(Ti)、金(Au)、及びこれらの組合からなる群から選択された少なくとも一つを含むとか、以外の他の導電性金属物質を含むことができる。
【0042】
エミッタ層120と電気的・物理的に接続されている前面電極部140によって、反射防止膜130は前面電極部140が位置しないエミッタ層120上に存在する。
【0043】
基板100の後面上に位置した後面電極151は基板100の後面ほとんど全体面に位置する。
【0044】
このような複数の後面電極151は第1不純物部110方へ移動する電荷、例えば正孔を収集する。
【0045】
後面電極151はアルミニウム(A)のような少なくとも一つの導電性物質を含んでいるが、代案的な実施の形態で、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、銀(Ag)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、チタン(Ti)、金(Au)及びこれらの組合からなる群から選択された少なくとも一つを含むとか、以外の他の導電性金属物質を含むことができる。
【0046】
後面電極151と基板100の第1不純物部110の間に位置した後面電界部171は第1不純物部110と同一である導電型の不純物が第1不純物部110より高濃度にドーピングされた領域、例えば、p+領域である。
【0047】
第1不純物部110と後面電界部171との不純物濃度差によって電位障壁が形成されて第1不純物部110後面方での電子移動が邪魔になって、第1不純物部110の表面近くで電子と正孔が再結合して消滅することを防止するか減少させる。
【0048】
このような構造以外に太陽電池1は基板100の後面に位置する複数の後面電極用集電部をさらに備えることができる。
【0049】
複数の後面電極用集電部は、複数の前面電極用集電部142と同様に、後面電極151と電気的に接続されて後面電極151から伝達する電荷を収集して外部装置に出力する。このような後面電極用集電部は銀(Ag)のような少なくとも一つの導電性物質を含む。
【0050】
このような構造を有する本実施の形態に係る太陽電池1の動作は次のようである。
【0051】
太陽電池1で光が照射されてエミッタ層120を通じて半導体の基板100に入射されると光エネルギによって半導体の基板100から電子-正孔対が発生する。
【0052】
この時、反射防止膜130によって基板100に入射される光の反射損失が減って基板100に入射される光の量は増加する。
【0053】
これら電子-正孔対は基板100の第1不純物部110とエミッタ層120のp−n接合によって互いに分離して電子はn型の導電型を有するエミッタ層120方へ移動し、正孔はp型の導電型を有する第1不純物部110の方に移動する。このように、エミッタ層120方移動した電子は主に複数の前面電極141によって収集され複数の前面電極用集電部142に移動し、第1不純物部110の方に移動した正孔は後面電界部171を通じて後面電極151によって収集される。このような複数の前面電極用集電部142と後面電極151を導線で連結すると電流が流れるようになり、これを外部で電力に利用するようになる。
【0054】
一般的に太陽電池1は基板100に入射される光の量が増加するほど太陽電池1の効率が向上する。
【0055】
しかし、図2に示したように、基板100の入射面に複数の電極141と複数の集電部142が位置するので、これら電極141と集電部142によって光の入射面積が減少しこれにより基板100に入射される光の量が減る。
【0056】
このような光の入射量減少を防止するか減らすため、外部に露出しないで上部保護膜20aと向い合っている透明部材40の面(以下、「内部面」という)の一部に多様な形態で反射防止部41がパターニングされている。反射防止部41は透明部材40の内部面全体にパターニングされる代りに、透明部材40の内部面一部にパターニングされることができる。
【0057】
この時、透明部材40の内部面の反対側に位置し外部に露出している透明部材40の面(以下、「外部面」という)には図1に示したように反射防止部42が位置する。この時、反射防止部42は、図1に示したように、透明部材40の外部面全体に位置する。しかし、代案的な実施の形態で、反射防止部42はフレーム60の中に挿入されないで外部に露出している外部面の一部、すなわち、フレーム60内部に挿入される透明部材40の端面を除いた残り外部面にだけ反射防止部42が位置することができる。しかし、これとは異なり、透明部材40の外部面には反射防止部が位置しないこともある。
【0058】
このような反射防止部(41、42)はアルミニウム酸化物(aluminum oxide)、チタン酸化物(titanium oxide)、シリコン酸化物(silicon oxide)のような酸化物(oxide) 系列物質かシリコン窒化物(silicon nitride)のような窒化物系列物質である。この時反射防止部(41、42)は透明な物質である。反射防止部(41、42)は、反射防止膜130と同様に、外部から入射される光の反射率を減少させ所望する方向に光を屈折させ、太陽電池モジュール10方へ入射される光の量を増加させる。この時、反射防止部(41、42)の屈折率や厚さなどを利用し所望する波長帯の光を選択的に屈折させる。
【0059】
太陽電池モジュール10は基板100で光が入射されて発展に寄与する発電領域と基板100に入射される光を遮断するとか太陽電池1が存在しなくて太陽電池1の発展に影響を与えることができない非発電領域で分けられる。非発電領域の一例は、隣接した太陽電池1の間の空間(gap)を含むことができる。
【0060】
発電領域は太陽電池1の前面(front surface) 中で複数の前面電極141と複数の集電部142が位置しない部分として光が基板100にすぐ入射される領域を意味する。一方、非反転領域は太陽電池モジュール10で太陽電池1が位置しない部分、そして各太陽電池1内で複数の前面電極141と複数の前面電極用集電部142が位置する部分である。
【0061】
本実施の形態で、太陽電池1の発電領域と向い合って重畳する透明部材40の部分を透明部材40の発電領域とし、非発電領域と向い合って重畳する部分を透明部材40の非発電領域とする。
【0062】
本実施の形態で、反射防止部41は透明部材40の内部面に位置しまた透明部材40の非発電領域の中で少なくとも一部に部分的に位置する。
【0063】
それでは図3Aないし図10を参照にして、透明部材40の内部面に部分的に位置した反射防止部41の多様な例に対して説明する。
【0064】
図3Aないし図10は本発明の一実施の形態に係り透明部材の内部面に位置した反射防止部の多様なパターンを示した例である。
【0065】
先ず、図3Aないし図3Gに示した図を参照にすれば、反射防止部41は透明部材40の非発電領域の中で太陽電池モジュール10の端領域に対応する部分(以下、「端部分」という)の少なくとも一部に位置する。
【0066】
図1及び図3Aと図3Bで、反射防止部41は透明部材40の端部分の中で太陽電池モジュール10の上部端領域と下部端領域にそれぞれ重畳する所に反射防止領域443aを備え、これら反射防止領域443aを端部と称する。
【0067】
この時、各端部443aの縦幅(w1)は太陽電池モジュール10の一番目行に位置している太陽電池1の端を連結した仮想線(L1)から隣接したフレーム60までの間隔そして太陽電池モジュール10の最後の行に位置している太陽電池1の端を接続した仮想線(L2)から隣接したフレーム60までの間隔と同一である。
【0068】
このように、透明部材40の内部面の非発電領域に反射防止部41が位置するによって、図3Bに示したように、透明部材40の非発電領域に入射される光は反射防止部41によって屈折され隣接した太陽電池1の発電領域に入射される。これにより、各太陽電池1に入射される光の量が増加して太陽電池1の発電効率が向上する。
【0069】
図3Cで、反射防止部41は透明部材40の端部の中で太陽電池モジュール10の左側端領域と右側端領域にそれぞれ重畳する反射防止領域である端部443cを備える。
【0070】
この時、各端部443cの横幅(w2)は太陽電池モジュール10の最右側に位置する太陽電池列の端を連結した仮想線L3から隣接したフレーム60までの間隔そして太陽電池モジュール10の最左側に位置する太陽電池列の端を連結した仮想線L4から隣接したフレーム60までの間隔と同一である。
【0071】
また、反射防止部41は他の例で図3Dに示したように透明部材40の端部全体に位置した反射防止領域である端部443dを含む。この端部443dは実質的に太陽電池モジュール10の端領域全体と重畳する。したがって、反射防止部443dは一つで接続された四角環形状を有する。
【0072】
図3Dで、反射防止部41である端部443dは太陽電池モジュール10の上部、下部、左側部及び右側部の端領域にそれぞれ一列に配置された太陽電池行の端を連結した複数の仮想線L1−L4からそれぞれ隣接したフレーム60まで形成されている。
【0073】
しかし、図3A、図3C及び図3Dとは異なり、図3Eないし図3Gに示したように、他の例で各端部(443e−443g)は仮想線L1−L4を超過して端領域に配置された太陽電池行及び/または太陽電池列と一部重畳されるように透明部材40に位置する。
【0074】
本実施の形態で、各太陽電池1は上辺11、下辺12、第1側辺13、第2側辺14、そして側辺(13、14)と上辺11、下辺12をおおよそ対角線方向に接続する四つの角辺15を備える。このような太陽電池1はほとんど八角形形状を有している。
【0075】
したがって、図3Eないし図3Fに示したように、反射防止部41である端部(443e−443g)は隣接した太陽電池の行または隣接した太陽電池の列の上辺11、下辺12、第1側辺13または第2側辺14の端から角辺15の端まで各辺(11、12、13又は14)に垂直で延長された領域(以下、角領域)まで該当の太陽電池の行や太陽電池の列と重畳する。これにより、太陽反射防止部41は透明部材40の発電領域一部まで位置する。
【0076】
こういう場合、角辺15の近所に形成された非発電領域にまで反射防止部41が位置するので、各太陽電池1に入射される光の量はさらに増加する。
【0077】
図4Aないし図4Dに示した反射防止部41の他の例はそれぞれ端部441aと端部441aに接続された複数の縦部442aを備える。
【0078】
端部441aは既に説明したように太陽電池モジュール10の端領域に対応する透明部材40の端部分に位置する。
【0079】
複数の縦部442aは透明部材40の内部面で隣接した太陽電池列間に沿って縦方向に伸びている。
【0080】
図4Aで、反射防止部41の複数の縦部442aは隣接した太陽電池列の端と端の間の非発電領域と重畳するように位置する。したがって複数の縦部442aは主に透明部材40の非発電領域に位置する。
【0081】
図4Bで、反射防止部41の複数の縦部442bは隣接した太陽電池列の間だけではなく隣接した太陽電池列の角領域まで重畳するように位置し、隣接した太陽電池列と一部重畳する。したがって、図4Bに示した複数の縦部442bは透明部材40の非発電領域だけではなく一部発電領域にも位置する。
【0082】
既に図3Eないし図3Fを参照にして説明したように、もう一つの例で、横部(442c、442d)を備えた反射防止部41の端部(441c、441d)は隣接した太陽電池の行や太陽電池の列の角領域と重畳する部分まで位置する(図4C及び図4D)。
【0083】
図5Aないし図5Dに示した他の反射防止部41の他の例はそれぞれ端部(451a−451d)と端部(451a−451d)に接続された複数の横部(453a−453d)を備える。
【0084】
端部(451a−451d)は既に説明したように太陽電池モジュール10の端領域に対応する透明部材40の端部に位置する。
【0085】
複数の横部(453a−453d)は透明部材40の内部面で隣接した太陽電池の行の間に沿って横方向に伸びている。
【0086】
図5Aで、反射防止部41の複数の横部453aは隣接した太陽電池の行の端と端の間の非発電領域に重畳するように位置し、主に透明部材40の非発電領域に位置する。
【0087】
図5Bの反射防止部41の複数の横部453bは隣接した太陽電池の行の間だけではなく隣接した太陽電池行の角領域まで重畳するように位置し、隣接した太陽電池の行と一部重畳する。したがって、図5Bに示した複数の横部453bは透明部材40の非発電領域と一部発電領域に位置する。
【0088】
縦部図4C及び図4Dを参照にして説明したことと同様に、反射防止部41の端部(451c、451d)は隣接した太陽電池の行や太陽電池の列の角領域と重畳する部分まで位置し端部(451c、451d)はあたる角領域と重畳する(図5C及び図5D)。
【0089】
また、図6A及び図6Bに示した例で、反射防止部41はそれぞれ端部(461a、461b)、端部(461a、461b)に接続された複数の縦部(462a、462b)及び端部(461a、461b)に接続された複数の横部(463a、463b)を備える。これにより、反射防止部41は格子形状を有する。
【0090】
図6A及び図6Bで、端部(461a、461b)、複数の縦部(462a、462b)及び複数の横部(463a、463b)は既に図4Aないし図5Dを参照にして説明した端部(441a−441d、451a−45d)、複数の縦部(442a−442d)及び複数の横部(453a−453d)と同一であるので、詳しい説明は省略する。
【0091】
また、図6A及び図6Bに示したこととは異なり、端部(461a、461b)の少なくとも一部は隣接した太陽電池の行や太陽電池の列の角領域まで延長されて角領域と重畳されることができるし、複数の縦部(462a、462b)と複数の横部(463a、463b)の中の一つが隣接した太陽電池熱か隣接した太陽電池の行の角領域まで延長されることができる。
【0092】
また他の例で、本実施の形態に係って透明部材40の内部面に位置する反射防止部41は各太陽電池1内に存在する非発電領域に対応するように位置する。
【0093】
このような例を図7A及び図7Bを参照にして説明する。
【0094】
図6Aと比べる時、図7A及び図7Bに示した透明部材40の内部面に位置する反射防止部41はそれぞれ端部(471a、471b)、複数の縦部(472a、472b)及び複数の横部(473a、473b)だけでなく各太陽電池1に位置した複数の集電部142の形成位置に重畳するように位置した複数の補助パターン部(474a、474b)をさらに備える。
【0095】
端部(471a、471b)、複数の縦部(472a、472b)及び複数の横部(473a、473b)は図6A及び図6Bを参照にして説明した端部(461a、461b)、複数の縦部(462a、462b)及び複数の横部(463a、463b)と同一であるのでこれに対する詳しい説明は省略する。
【0096】
図7Aで、複数の補助パターン部474aは各太陽電池1に存在する複数の前面電極用集電部142が位置している部分と実質的に対応して重畳されているので、複数の補助パターン部(474a、474b)は端部(471a、471b)と分離している。
【0097】
反対に、図7Bで、反射防止部41の複数の補助パターン部474bは複数の集電部142が位置した部分にしたがって端部分471bまで接続されている。これにより、図7Bの複数の補助パターン部474bは端部471bと接続されて一体に形成されている。
【0098】
この時、複数の補助パターン部(474a、474b)の幅は各太陽電池1に位置する集電部142の幅より同じか大きいことが良い。
【0099】
既に説明したように、代案的な例で、反射防止部41の端部分(471a、471b)の少なくとも一部は隣接した太陽電池の行や太陽電池の列の角領域と対応する部分まで延長されることができ、複数の縦部(472a、472b)と複数の横部(473a、473b)の中少なくとも一つは隣接した太陽電池の列や太陽電池の列の角領域と対応する部分まで延長されることができる。
【0100】
図3Aないし図10に示した透明部材40の一部(d3)はフレーム60で積もられている。したがって既に説明したように、反射防止部41はフレーム60で包れた透明部材40の部分(d3)には位置しない。
【0101】
しかし、これとは異なり、図3Aないし図7Bに示した例で、反射防止部41は透明部材40の内部面端まで、すなわち内部面全体に位置することができる。
【0102】
この場合、太陽電池モジュール10がフレーム60を備えない場合フレーム60との固定のための部分が必要ない。したがって透明部材40の内部面全体に反射防止部41を位置させ非発電領域に入射される光を発電領域に再入射させることができるようにする。
【0103】
また、図4Aないし図4Dとは異なり、図8に示したように、他の例で反射防止部41は端部の一部、すなわち、左/右側端部481と複数の縦部482だけ備える。
【0104】
また、図5Aないし図5Dとは異なり、図9に示したように、他の例で反射防止部41は端部一部である上/下側端部491と複数の横部493だけ備える
【0105】
同様に、図6Aないし図6Bとは異なり、図10に示したように、また他の例で反射防止部41は端部を備えないで、複数の縦部4102と複数の横部4103だけ備える。
【0106】
図8ないし図10で、複数の縦部(482、4102) または/及び複数の横部(493、4103)は内部面の端まで縦方向に伸びているが、これとは異なり図3Aないし図7Bに示したように透明部材40がフレーム60との重畳部分前まで縦方向に伸びることができ、端部(481、191)も透明部材40がフレーム60との重畳部分前まで縦方向に伸びることができる。
【0107】
また、図8ないし図10で、複数の縦部(482、4102)または/及び複数の横部(493、4103)は隣接した二つの太陽電池の列または/及び隣接した二つの太陽電池の行の間にだけ重畳されるが、既に説明したように、隣接した太陽電池の列及び/または隣接した二つの太陽電池の行の角領域まで重畳されることができ、端部(481、191)も隣接した太陽電池の列または隣接した太陽電池の行の角領域まで重畳されることができる。
【0108】
同一に、図6Aないし図6Bとは異なり、反射防止部41は複数の補助パターン部(474a、474b)だけ備えるかまたは複数の補助パターン部(474a、474b)と端部(471a、471b)、複数の縦部(472a、472b、482、4102)及び複数の横部(473a、473b、493、4103)中少なくとも一つを備えることができる。
【0109】
このように、太陽電池モジュール10の非発電領域に対応されるように透明部材40の内部面に反射防止部41を位置させ非発電領域に入射される光を発電領域に再入射させる場合、太陽電池モジュール10の発電効率は約4%乃至5%上昇した。
【0110】
また、本発明の実施の形態によれば、透明部材40の内部面全体に反射防止部41を位置させる代わりに非発電領域の少なくとも一部に対応する位置に反射防止部41を形成するので、製造費用が減る。すなわち、従来には非発電領域だけではなく非発電領域にも対応されるように反射防止部が位置するので、反射防止部を形成するための材料がたくさん必要となった。しかし本実施の形態の場合、非発電領域の少なくとも一部と対応されるように反射防止部41が位置するので、反射防止部41を形成するための材料消費が減少する。
【0111】
また、一般的に反射防止部41の表面は平坦面ではない凹凸面を有する。したがって反射防止部41の形成位置が増加するほど反射防止部41の均一性が悪くなって光の反射防止効率の減少する問題が発生する。しかし、本実施の形態は透明部材40の内部面全体に反射防止部41を形成する代わりに一部にだけ反射防止部41を形成するので、表面の均一度が増加しこれにより、反射防止効率が向上する。
【0112】
さらに、ラミネイティング工程時反射防止部41と保護膜(20a、20b)が一体になる時、反射防止部41と接触する保護膜(20a、20b)部分で気泡が発生して光の入射に悪影響を及ぼした。しかし、本実施の形態に係れば反射防止部41の形成位置が減少するによって気泡の発生頻度数が減少する。
【0113】
本実施の形態で、透明部材40の内部面一部に存在する反射防止部41はローラー(roller)を利用して所望する物質を塗布することで形成されることができる。
【0114】
この時、反射防止部41のパターン形状と厚さなどにしたがってローラーの進行方向や往復回数などが決まる。またローラーの幅が相異なっている多様なローラーを同時に動作させ互いに異なる幅を有する複数の部分からなる反射防止部のパターンを速かに形成することができる。
【0115】
以上で本発明の実施の形態に対して詳細に説明したが本発明の権利範囲はここに限定されるのではなく次の請求範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多くの変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の太陽電池と、
前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜、そして
前記保護膜の上に位置する透明部材と
を含み、
前記透明部材は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である太陽電池モジュール。
【請求項2】
前記透明部材は強化ガラスから成る請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記透明部材は凹凸面を備える請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記保護膜はEVA、PVB、EVA、シリコン樹脂、エステル系樹脂及びオレフイン系樹脂中の少なくとも一つで形成されている請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
前記第1反射防止部は酸化物系物質と窒化物系物質中の少なくとも一つを含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記酸化物系物質はアルミニウム酸化物、チタン酸化物及びシリコン酸化物中の少なくとも一つであり、前記窒化物系物質はシリコン窒化物を含む請求項5記載の太陽電池モジュール。
【請求項7】
前記透明部材の内部面は前記太陽電池モジュールの発電領域に対応して向い合う第1領域と前記太陽電池モジュールの非発電領域に対応し向い合う第2領域を含み、
前記第1反射防止部は前記透明部材の前記第1領域及び前記第2領域中の少なくとも一つに位置する請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項8】
前記第1反射防止部は前記太陽電池モジュールの端領域の少なくとも一部と重畳する端部を含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項9】
前記端部は端に位置した太陽電池行と太陽電池列中の少なくとも一つの角領域と追加で重畳する請求項8記載の太陽電池モジュール。
【請求項10】
前記第1反射防止部は隣接した太陽電池列の間の領域と重畳する複数の縦部、隣接した太陽電池行の間の領域と重畳する複数の横部、または前記複数の縦部と前記複数の横部を含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項11】
前記複数の縦部は前記隣接した太陽電池列の角領域に追加で重畳し、前記複数の横部は前記隣接した太陽電池行の角領域に追加で重畳する請求項10記載の太陽電池モジュール。
【請求項12】
前記第1反射防止部は格子形状を有する請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項13】
前記複数の太陽電池それぞれは複数の集電部を含み、
前記第1反射防止部は前記複数の集電部と重畳する複数の補助パターン部を含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項14】
前記第1反射防止部は前記透明部材の端まで位置する請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項15】
前記複数の太陽電池、前記上部保護膜、前記下部保護膜及び前記透明部材を収納するフレームをさらに含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項16】
前記第1反射防止部は前記フレームと前記透明部材の内部面が会う部分まで位置する請求項15記載の太陽電池モジュール。
【請求項17】
前記透明部材は前記内部面の反対側に位置する外部面に第2反射防止部をさらに含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項18】
前記第2反射防止部は前記透明部材の全体面に位置する請求項17記載の太陽電池モジュール。
【請求項19】
複数の太陽電池と、
前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜と、そして
前記保護膜の上に位置するガラス板と
を含み、
前記ガラス板は前記複数の太陽電池を保護し、
前記ガラス板は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である太陽電池モジュール。
【請求項20】
前記第1反射防止部は前記太陽電池モジュールの端領域の少なくとも一部と重畳する端領域、隣接した太陽電池列間の領域と重畳する複数の縦部、そして隣接した太陽電池行の間の領域と重畳する複数の横部の少なくとも一つを含む請求項19記載の太陽電池モジュール。
【請求項1】
複数の太陽電池と、
前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜、そして
前記保護膜の上に位置する透明部材と
を含み、
前記透明部材は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である太陽電池モジュール。
【請求項2】
前記透明部材は強化ガラスから成る請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記透明部材は凹凸面を備える請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記保護膜はEVA、PVB、EVA、シリコン樹脂、エステル系樹脂及びオレフイン系樹脂中の少なくとも一つで形成されている請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
前記第1反射防止部は酸化物系物質と窒化物系物質中の少なくとも一つを含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記酸化物系物質はアルミニウム酸化物、チタン酸化物及びシリコン酸化物中の少なくとも一つであり、前記窒化物系物質はシリコン窒化物を含む請求項5記載の太陽電池モジュール。
【請求項7】
前記透明部材の内部面は前記太陽電池モジュールの発電領域に対応して向い合う第1領域と前記太陽電池モジュールの非発電領域に対応し向い合う第2領域を含み、
前記第1反射防止部は前記透明部材の前記第1領域及び前記第2領域中の少なくとも一つに位置する請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項8】
前記第1反射防止部は前記太陽電池モジュールの端領域の少なくとも一部と重畳する端部を含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項9】
前記端部は端に位置した太陽電池行と太陽電池列中の少なくとも一つの角領域と追加で重畳する請求項8記載の太陽電池モジュール。
【請求項10】
前記第1反射防止部は隣接した太陽電池列の間の領域と重畳する複数の縦部、隣接した太陽電池行の間の領域と重畳する複数の横部、または前記複数の縦部と前記複数の横部を含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項11】
前記複数の縦部は前記隣接した太陽電池列の角領域に追加で重畳し、前記複数の横部は前記隣接した太陽電池行の角領域に追加で重畳する請求項10記載の太陽電池モジュール。
【請求項12】
前記第1反射防止部は格子形状を有する請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項13】
前記複数の太陽電池それぞれは複数の集電部を含み、
前記第1反射防止部は前記複数の集電部と重畳する複数の補助パターン部を含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項14】
前記第1反射防止部は前記透明部材の端まで位置する請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項15】
前記複数の太陽電池、前記上部保護膜、前記下部保護膜及び前記透明部材を収納するフレームをさらに含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項16】
前記第1反射防止部は前記フレームと前記透明部材の内部面が会う部分まで位置する請求項15記載の太陽電池モジュール。
【請求項17】
前記透明部材は前記内部面の反対側に位置する外部面に第2反射防止部をさらに含む請求項1記載の太陽電池モジュール。
【請求項18】
前記第2反射防止部は前記透明部材の全体面に位置する請求項17記載の太陽電池モジュール。
【請求項19】
複数の太陽電池と、
前記複数の太陽電池の上に位置する保護膜と、そして
前記保護膜の上に位置するガラス板と
を含み、
前記ガラス板は前記複数の太陽電池を保護し、
前記ガラス板は外部面と内部面の中の少なくとも一つにパターニングされた第1反射防止部を含み、前記内部面は前記複数の太陽電池と向い合っている面である太陽電池モジュール。
【請求項20】
前記第1反射防止部は前記太陽電池モジュールの端領域の少なくとも一部と重畳する端領域、隣接した太陽電池列間の領域と重畳する複数の縦部、そして隣接した太陽電池行の間の領域と重畳する複数の横部の少なくとも一つを含む請求項19記載の太陽電池モジュール。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2011−139025(P2011−139025A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−229028(P2010−229028)
【出願日】平成22年10月8日(2010.10.8)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月8日(2010.10.8)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】
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