説明

太陽電池内蔵パネル

【課題】発電量を向上することができる太陽電池内蔵パネルを提供すること。
【解決手段】複数枚を隣接して配列することでパネル集合体を形成する平板形状の太陽電池内蔵パネル1−1において、パネル中央部分Cに配置され、パネル外部から入射した光を内部で反射させることでパネル外周方向に導光する導光部2と、パネル外周部分Eに配置され、導光部2の外周を囲い、導光部2から入射された光が透過する透過部3と、透過部3内にパネル外周に沿って配置され、外表面が受光することにより発電する複数の球状太陽電池素子4とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池内蔵パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、外部から入射した光(太陽光や、室内の光)を外周方向に導光する導光部が中央部分に配置され、導光部からの光により発電する太陽電池素子が外周部分に配置された太陽光発電装置が提案されている(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−27423号公報
【特許文献2】特開2001−77399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、建物の外壁、内壁や窓などの建材として導光部および太陽電池素子を備える太陽電池発電装置を用いる場合は、複数枚を隣接して配列することでパネル集合体を形成することができる平板形状のパネルであることが好ましい。パネル集合体は、複数枚の太陽電池内蔵パネルで構成されるため、導光部や太陽電池素子以外の部分、すなわち発電に寄与しない部分が多くなると発電量を向上することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、発電量を向上することができる太陽電池内蔵パネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数枚を隣接して配列することでパネル集合体を形成する平板形状の太陽電池内蔵パネルにおいて、パネル中央部分に配置され、パネル外部から入射した光を内部で反射させることでパネル外周方向に導光する導光部と、パネル外周部分に配置され、前記導光部の外周を囲い、前記導光部から入射された光が透過する透過部と、前記透過部内においてパネル外周に沿って配置され、外表面が受光することにより発電する複数の球状太陽電池素子と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記太陽電池内蔵パネルにおいて、前記透過部に入射した光を前記複数の球状太陽電池素子に向けて全反射させる素子側反射部を備えることが好ましい。
【0008】
上記太陽電池内蔵パネルにおいて、前記透過部のうちパネル外周面となる部分から前記透過部に入射した光が外部に放射されることが好ましい。
【0009】
上記太陽電池内蔵パネルにおいて、前記素子側反射部は、前記透過部の前記導光部と対向する側を除き前記複数の球状太陽電池素子を囲んで形成されていることが好ましい。
【0010】
上記太陽電池内蔵パネルにおいて、パネル外周が長方形に形成されていることが好ましい。
【0011】
上記太陽電池内蔵パネルにおいて、前記導光部は、前記パネル外部から光が入射する入射側を先端とする四角錐に形成され、前記導光部内に入射した光の少なくとも一部を全反射させる主反射部と、前記主反射部の前記入射側に形成され、前記パネル外部からの光の入射を許容し、前記主反射部で全反射した光の少なくとも一部を全反射する入射側反射部と、を有することが好ましい。
【0012】
上記太陽電池内蔵パネルにおいて、前記導光部は、前記導光部内に入射した光の少なくとも一部を全反射させる複数のプリズムからなる主反射部と、前記主反射部と前記パネル外部から光が入射する入射側において対向し、前記パネル外部からの光の入射を許容し、少なくとも導光部内の光の少なくとも一部を全反射する入射側反射部と、前記入射側反射部と対向し、前記導光部内に入射した光を全反射させる裏側反射部と、を有し、前記複数のプリズムは、パネル中央側のプリズムを囲んでパネル外周方向に向かって連続して配置され、パネル外周側に厚さ方向に対してパネル中央側に傾斜する傾斜面が形成されていることが好ましい。
【0013】
上記太陽電池内蔵パネルにおいて、前記導光部は、前記パネル外部から光が入射する入射側を先端とする円錐あるいは角錐に形成され、前記導光部内に入射した光を全反射させる複数の主反射部と、少なくとも前記複数の主反射部の入射側に形成され、前記パネル外部からの光の入射を許容するとともに、前記パネル外部からの光を各主反射部に集光し、前記複数の主反射部で全反射した光の少なくとも一部を全反射する入射側反射部と、を有することが好ましい。
【0014】
上記太陽電池内蔵パネルにおいて、厚さ方向において前記複数の球状太陽電池素子よりも前記パネル外部から光が入射する入射側に形成され、入射側から見た場合に、前記複数の球状太陽電池素子を遮蔽する遮蔽部が形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る太陽電池内蔵パネルによれば、球状太陽電池素子をパネル外周の角部においても配置することができるので、発電に寄与しない部分を少なくすることができ、発電量を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、実施形態に係る太陽電池内蔵パネルを用いたパネル集合体の一例を示す図である。
【図2】図2は、第1実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの構成例を示す図である。
【図3】図3は、第1実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの動作説明図である。
【図4】図4は、第1実施形態の変形例を示す図である。
【図5】図5は、第2実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの構成例を示す図である。
【図6】図6は、第2実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの動作説明図である。
【図7】図7は、第2実施形態の変形例1を示す図である。
【図8】図8は、第2実施形態の変形例2を示す図である。
【図9】図9は、第3実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの構成例を示す図である。
【図10】図10は、第3実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0018】
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態に係る太陽電池内蔵パネルについて説明する。図1は、実施形態に係る太陽電池内蔵パネルを用いたパネル集合体の一例を示す図である。図2は、第1実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの構成例を示す図である。図3は、第1実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの動作説明図である。なお、図2は、太陽電池内蔵パネルを入射側から厚さ方向に見た正面図である。また、図3は、図2のX−X断面図である。
【0019】
図1に示すように、パネル集合体100は、本実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−1を隣接して複数枚配列することで構成されている。パネル集合体100は、例えば図示しないベース部材上に太陽電池内蔵パネル1−1をお互いに隣接するように配置し固定することで構成される。従って、太陽電池内蔵パネル1−1は、上下左右に連結することで、例えば、建物の外壁、内壁などを構成する建材として用いることができる。
【0020】
太陽電池内蔵パネル1−1は、外部からの光を複数の球状太陽電池素子に導光し、各球状太陽電池素子の外表面が導光された光を受光することで発電するものである。太陽電池内蔵パネル1−1は、図2および図3に示すように、平板形状に形成、本実施形態ではパネル外周が正方形(長方形に含まれる)に形成されている。従って、パネル集合体100を構成する際に、太陽電池内蔵パネル1−1を隙間なく隣接して配列することができるので、パネル集合体100全体において導光部2、透過部3および球状太陽電池素子4以外の部分、すなわち発電に寄与しない部分を少なくすることができる。これにより、パネル集合体100の発電効率を向上することができる。太陽電池内蔵パネル1−1は、導光部2と、透過部3と、複数の球状太陽電池素子4と、基板5と、表面保護板6と、遮蔽部7と、素子側反射部8,9とを含んで構成されている。
【0021】
導光部2は、パネル外部から入射した光を内部で反射させることでパネル外周方向に導光するものである。ここで、パネル外周方向とは、パネル中央部分Cからパネル外周部分Eに向かう方向をいう(図1参照)。導光部2は、平板形状の基板5上の中央部分に載置されることで、パネル中央部分Cに配置されている。導光部2は、本実施形態では、外周が正方形の直方体に形成されており、基板5と表面保護板6とに挟まれて配置されている。ここで、導光部2と表面保護板6との間には、空間部が形成されている。導光部2は、主反射部21と、入射側反射部22とを含んで構成されている。
【0022】
主反射部21は、導光部2内に入射した光を全反射させるものであり、本実施形態では主に表面保護板6および入射側反射部22を透過した光を全反射するものである。主反射部21は、反射側を先端とする四角錐に形成されている。主反射部21は、表面21aに蒸着処理やメッキ処理などにより照射された光を全反射する全反射表面処理が施されている。従って、導光部2内に入射した光のうち主反射部21に照射された光は、主反射部21に照射されると全反射することとなる。従って、主反射部21は、表面21aにおいて全反射した光をパネル外周方向、すなわち透過部3に向けて導くことができる。なお、主反射部21は、底面21bが正方形であり、導光部2の入射側と反対側の面を形成する。主反射部21は、底面21bが基板5と接触しており、固定手段、例えば接着剤などにより基板5の中央部分に固定されている。ここで、主反射部21は、表面21aと底面21bとのなす角度が、パネル外部から導光部2に入射される厚さ方向に対して±10°の光を主反射部21において全反射した際に、この全反射した光を入射側反射部22において全反射できる角度に設定されている。
【0023】
入射側反射部22は、パネル外部からの光の入射を許容し、主反射部21で全反射した光の少なくとも一部を全反射するものである。入射側反射部22は、主反射部21の入射側に形成され、主反射部21の表面21aを覆う。入射側反射部22は、透光性を有するEVA(エチレン・ビニル・アセテート)樹脂などの合成樹脂により形成されている。入射側反射部22は、本実施形態では、主反射部21と一体に形成されている。主反射部21において全反射した光の少なくとも一部は、入射側反射部22と空間部との間に形成される境界面で全反射することとなる。
【0024】
透過部3は、導光部2から入射した光が透過するものであり、内部に複数の球状太陽電池素子4が配置されるものである。透過部3は、平板形状の基板5上の外周部分に載置されることで、パネル外周部分Eに配置されている。透過部3は、本実施形態では、内周および外周が正方形に形成されており、基板5と遮蔽部7とに挟まれて配置されている。透過部3の内周面は、導光部2の外周面と対向している。つまり、透過部3は、導光部2に対してパネル外周方向に配置されている。透過部3は、上述の透光性を有する合成樹脂により形成されていることで、導光部2からの光を内部に入射することができるとともに、透過させることができる。透過部3は、入射側の面が遮蔽部7と接触しており、上述の固定手段により遮蔽部7に固定されている。また、透過部3は、反対側の面が基板5と接触しており、上述の固定手段により基板5の外周部分に固定されている。なお、導光部2および透過部3は、一体に形成されていても良い。
【0025】
球状太陽電池素子4は、外表面が受光することで発電するものである。球状太陽電池素子4は、透過部3内にパネル外周に沿って複数配置されている。本実施形態では、パネル外周が正方形であるので、球状太陽電池素子4が透過部3内において正方形に配置されている。球状太陽電池素子4は、本実施形態では、厚さ方向と直交する平面において3列、厚さ方向に3段で、透過部3内に配置されている。球状太陽電池素子4は、直径が1〜2mm程度であり、光起電力を発生可能なpn接合を有する太陽電池である。球状太陽電池素子4は、球状のp形シリコン単結晶と、p形シリコン単結晶の外表面に積層されたn拡散層と、p形シリコン単結晶の中心を挟んで対向して形成された一対の電極と、正電極とp形シリコン単結晶との間に形成されたn拡散層とを含んで構成されている。ここで、球状太陽電池素子4の各電極は、図示しない電線によって他の球状太陽電池素子4の各電極と接続されている。例えば、隣り合う球状太陽電池素子4の両方の正電極を電線で接続し、負電極を他の電線で接続することで、隣り合う球状太陽電池素子4が並列に接続される。また、一方の球状太陽電池素子4の正電極と他方の球状太陽電池素子4の負電極とを電線で接続することで、隣り合う球状太陽電池素子4が直列に接続されることとなる。電線による複数の球状太陽電池素子4の接続方法は、要求される電圧などに応じて設定される。
【0026】
表面保護板6は、導光部2と厚さ方向において対向し、導光部2を保護するものである。表面保護板6は、強化ガラスや上述の透光性を有する合成樹脂により形成されており、パネル外部からの光を内部に入射させることができるとともに、透過させることができる。表面保護板6は、厚さ方向において導光部2と対向し、導光部2の入射側、すなわち太陽電池内蔵パネル1−1の外部から光が入射する側を覆い、導光部2が入射側から損傷することを抑制する。表面保護板6は、本実施形態では、遮蔽部7と一体に形成されている。
【0027】
遮蔽部7は、透過部3と厚さ方向において対向し、透過部3を保護するものである。遮蔽部7は、透過部3内の複数の球状太陽電池素子4よりも入射側に形成されている。ここで、遮蔽部7は、透過部3と対向し、透過部3の入射側を覆うように形成され、透過部3が入射側から損傷することを抑制する。また、遮蔽部7は、光を透過させないものであり、透過部3の入射側を覆うように形成されることで、入射側からの厚さ方向視において、透過部3内の複数の球状太陽電池素子4を遮蔽するものである。従って、太陽電池内蔵パネル1−1は、入射側から見た場合、すなわちパネル正面視において、遮蔽部7により複数の球状太陽電池素子4を視認させない。これにより、外部からの光を直接受光する太陽電池内蔵パネルと比較して、意匠性を向上することができ、商品価値を向上することができる。なお、表面保護板6をパネル外周方向に延在させることで、透過部3の入射側を覆い、表面保護板6の入射側あるいは反対側の面のうち、透過部3と厚さ方向において対向する領域に表面保護板6に対する表面処理やシールを貼ることなどにより遮蔽部7を形成しても良い。また、後述する素子側反射部8は光を透過させないので、表面保護板6をパネル外周方向に延在させ、表面保護板6の反対側の面のうち、透過部3と厚さ方向において対向する領域に素子側反射部8を形成することで、素子側反射部8を遮蔽部7として用いてもよい。
【0028】
素子側反射部8,9は、透過部3に入射した光を複数の球状太陽電池素子4に向けて全反射させるものである。素子側反射部8は、透過部3と遮蔽部7との間に配置されており、本実施形態では、遮蔽部7の反対側の面として形成されている。素子側反射部8である遮蔽部7の反対側の面は、透過部3と厚さ方向において対向する領域が、透過部3に入射した光を全反射できるように、上述の全反射表面処理が施されている。素子側反射部9は、透過部3と基板5との間に配置されており、本実施形態では、基板5の入射側の面として形成されている。素子側反射部9である基板5の入射側の面は、透過部3と厚さ方向において対向する領域が、透過部3に入射した光を全反射できるように、上述の全反射表面処理が施されている。従って、素子側反射部8,9は、導光部2から透過部3に入射した光のうち、直接球状太陽電池素子4に照射されない光を全反射することで球状太陽電池素子4に向けて照射することができるので、素子側反射部8,9が設けられていない場合と比較して、集光効率が向上し、球状太陽電池素子4の発電量を向上することができ、太陽電池内蔵パネル1−1の発電量を向上することができる。ここで、透過部3は、入射側と反射側が素子側反射部8,9にそれぞれ覆われているが、パネル外周方向の面、すなわちパネル外周面1aとなる面は素子側反射部により覆われていないので、パネル外周面1aから透過部3に入射した光を外部に放射することができる。パネル集合体100においては、隣接する太陽電池内蔵パネル1−1どうしのパネル外周面1aが対向している。従って、放射された光は、隣接する太陽電池内蔵パネル1−1のパネル外周面1aから隣接する太陽電池内蔵パネル1−1の透過部3に入射されるので、隣接する太陽電池内蔵パネル1−1の球状太陽電池素子4が受光することで発電することができる。これにより、太陽電池内蔵パネル1−1に入射されたパネル外部からの光をパネル集合体100の外部に放射することなく球状太陽電池素子4に照射することができるので、発電量を向上することができる。
【0029】
次に、本実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−1の動作について説明する。図3に示すように、パネル外部からの光は、パネル中央部分Cから内部に入射される。具体的には、パネル外部からの光は、表面保護板6を透過することで、空間部を介して入射側反射部22、すなわち導光部2に入射される。導光部2に入射されたパネル外部からの光は、主反射部21において全反射する。主反射部21において全反射したパネル外部からの光は、同図L1〜L4に示すように、直接透過部3に入射する光路、入射側反射部22において全反射した後に透過部3に入射する光路、あるいは入射側反射部22と主反射部21との間で全反射を繰り返した後に透過部3に入射する光路などをとることで、導光部2内でパネル外周方向に導光され、透過部3に入射する。つまり、主反射部21において全反射したパネル外部からの光は、透過部3が形成されているパネル外周方向に向かうこととなる。透過部3に入射した導光部2内の光は、直接球状太陽電池素子4に照射される光路、素子側反射部8,9において全反射した後に球状太陽電池素子4に照射される光路、あるいは素子側反射部8,9の間で全反射を繰り返した後に球状太陽電池素子4に照射される光路などをとることで、球状太陽電池素子4に照射され、球状太陽電池素子4が発電する。
【0030】
以上のように、本実施形態では、球状太陽電池素子4は、パネル外周の角部においても配置することができる。平板形状の太陽電池素子をパネル外周部に配置する場合は、4辺にそれぞれ配置することとなり、パネル外周の角部には配置することができず、角部がデッドスペースとなり、太陽電池内蔵パネル1−1において発電に寄与しない部分が形成される。しかしながら、上述のように、本実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−1では、正方形のパネル外周の角部においても球状太陽電池素子4を配置することができるので、発電に寄与しない部分を少なくすることができ、発電量を向上することができる。これにより、複数の太陽電池内蔵パネル1−1からなるパネル集合体100において発電に寄与しない部分を少なくすることができるので、パネル集合体100全体としての発電量を向上することができる。
【0031】
〔第1実施形態の変形例〕
本実施形態では、パネル外周面1aから透過部3に入射した光が外部に放射されるが、本発明はこれに限定されるものではない。図4は、第1実施形態の変形例を示す図である。同図に示すように、パネル外周面として、素子側反射部10を形成しても良い。素子側反射部10は、透過部3に入射した光を複数の球状太陽電池素子4に向けて全反射させるものである。素子側反射部10は、透過部3のパネル外周方向に配置されており、本実施形態では、透過部3のパネル外周方向の面として形成されている。素子側反射部10である透過部3のパネル外周方向の面は、透過部3と幅方向において対向する領域が、透過部3に入射した光を全反射できるように、上述の全反射表面処理が施されている。つまり、素子側反射部10は、素子側反射部8,9とともに、透過部3の導光部2と対向する側を除き、複数の球状太陽電池素子4を囲むこととなる。従って、導光部2から透過部3に入射した光のうち、直接球状太陽電池素子4に照射されない光は、すべて素子側反射部8〜10において全反射されることで球状太陽電池素子4に向けて照射することができるので、集光効率が向上し、球状太陽電池素子4の発電量をさらに向上することができ、太陽電池内蔵パネル1−1の発電量をさらに向上することができる。なお、素子側反射部8〜10は、本変形例において一体に形成されていてもよい。
【0032】
なお、本実施形態では、主反射部21が、導光部2内に入射した光のうち主反射部21に照射された光を全反射するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば主反射部21は、ハーフミラーやマジックミラーなどのビームスプリッターであることで、導光部2内に入射した光のうち主反射部21に照射された光の一部を反射し、一部を透過させてもよい。この場合は、基板5を上述の強化ガラスや透光性を有する合成樹脂により形成することで、導光部2内から反対側に放射された光が基板5を透過して、太陽電池内蔵パネル1−1の反対側に放射されることとなる。従って、太陽電池内蔵パネル1−1の入射側から太陽電池内蔵パネル1−1に入射したパネル外部からの光が反対側に放射されることとなるので、太陽電池内蔵パネル1−1は、建物の外壁、内壁のみならず、窓を構成する建材として用いることができる。
【0033】
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る太陽電池内蔵パネルについて説明する。図5は、第2実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの構成例を示す図である。図6は、第2実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの動作説明図である。なお、図5は、太陽電池内蔵パネルを入射側から厚さ方向に見た正面図である。また、図6は、図5のY−Y断面図である。
【0034】
第2実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−2が第1実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−1と異なる点は、図5および図6に示すように、導光部2の主反射部23が複数のプリズム23aから形成されており、基板5と主反射部23との間に裏側反射部24が配置されている点である。なお、第2実施形態は、第1実施形態と基本的構成はほぼ同一であり、同一符号の構成要素についてその説明を省略あるいは簡略化する。
【0035】
導光部2は、主反射部23と、入射側反射部22と、裏側反射部24とを含んで構成されている。
【0036】
主反射部23は、導光部2内に入射した光の一部を全反射させる複数のプリズム23aにより構成されている。各プリズム23aは、導光部2内に入射した光の一部を全反射させ、一部を屈折させ、内部を透過させるものである。各プリズム23aは、パネル中央側、すなわちパネル中心側において隣り合うプリズム23aを囲んで形成されている。プリズム23aは、本実施形態では、外周が正方形であり、パネルの中心部からパネル外周方向に向かって連続して配置されている。なお、各プリズム23aは、底面23bが基板5と接触しており、固定手段、例えば接着剤などにより基板5の中央部分に固定されている。各プリズム23aは、パネル正面視においてパネル外周側に位置する面が傾斜面23cとして形成されている。傾斜面23cは、厚さ方向に対してパネル中央側に傾斜、すなわち底面23bとのなす角が鋭角となるように形成されている。各プリズム23aは、本実施形態では、厚さ方向を含む平面における断面が直角三角形に形成されている。従って、各プリズム23aは、傾斜面23cにおいて全反射した光を透過部3に向けて導くことができる。
【0037】
入射側反射部22は、主反射部21の入射側に形成され、各プリズム23aを覆う。入射側反射部22は、本実施形態では、主反射部23と一体に形成されている。導光部2内の光の少なくとも一部は、入射側反射部22と空間部との間に形成される境界面で全反射することとなる。
【0038】
裏側反射部24は、導光部2内に入射した光を全反射させるものである。裏側反射部24は、主反射部23と基板5との間に配置されており、本実施形態では、基板5の入射側の面として形成されている。裏側反射部24である基板5の入射側の面は、導光部2と厚さ方向において対向する領域が、導光部2内の光を全反射できるように、上述の全反射表面処理が施されている。従って、裏側反射部24は、プリズム23aを透過した光を全反射することで、導光部2内の光を透過部3に向けて導くことができる。なお、裏側反射部24は、素子側反射部9と一体に形成されていても良い。
【0039】
球状太陽電池素子4は、本実施形態では、厚さ方向と直交する平面において2列、厚さ方向に1段で、透過部3内に配置されている。
【0040】
次に、本実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−2の動作について説明する。図6に示すように、パネル外部からの光は、パネル中央部分Cから内部に入射される。具体的には、パネル外部からの光は、表面保護板6を透過することで、空間部を介して入射側反射部22、すなわち導光部2に入射される。導光部2に入射されたパネル外部からの光は、主反射部23を構成する各プリズム23aに照射される。各プリズム23aに照射された光は、同図L5に示すように、各プリズム23aにおいて一部が全反射し、一部が屈折して透過する。各プリズム23aで全反射した光は、直接透過部3に入射する光路、入射側反射部22において全反射した後透過部3に入射する光路などをとることで、導光部2内でパネル外周方向に導光され、透過部3に入射する。各プリズム23aを透過した光は、同図L6に示すように、裏側反射部24において全反射することで入射側反射部22に再び入射した後に透過部3に入射する光路、あるいは入射側反射部22に再び入射した後に入射側反射部22と各プリズム23aとの間で全反射を繰り返した後に透過部3に入射する光路などをとることで、導光部2内でパネル外周方向に導光され、透過部3に入射する。つまり、各プリズム23aに照射されたパネル外部からの光は、透過部3が形成されているパネル外周方向に向かうこととなる。透過部3に入射した導光部2内の光は、球状太陽電池素子4に照射され、球状太陽電池素子4が発電する。
【0041】
以上のように、本実施形態では、第1実施形態と同様の効果を奏することができるとともに、第1実施形態の主反射部21とは異なり、パネル中央部分Cから入射した光をパネル外周方向に連続して形成される複数の傾斜面23cを用いて透過部3に向けて導くので、厚さ方向の厚さを薄くすることができる。また、球状太陽電池素子4は、厚さ方向に配列される数を調整することができる。従って、太陽電池内蔵パネル1−2の厚さ方向の厚みを薄くすることができる。
【0042】
〔第2実施形態の変形例1〕
本実施形態では、パネル外周面1aから透過部3に入射した光が外部に放射されるが、本発明はこれに限定されるものではない。図7は、第2実施形態の変形例1を示す図である。同図に示すように、1つの素子側反射部11により、透過部3の導光部2と対向する側を除き、複数の球状太陽電池素子4を囲んでも良い。素子側反射部11は、透過部3に入射した光を複数の球状太陽電池素子4に向けて全反射させるものである。素子側反射部11は、本実施形態では、厚さ方向を含む平面での断面が円弧あるいは楕円弧などの曲線で形成されている。本変形例は、第1実施形態の変形例と同様の効果を奏する。
【0043】
〔第2実施形態の変形例2〕
また、本実施形態では、主反射部23を構成する各プリズム23aの外周を正方形に形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。図8は、第2実施形態の変形例2を示す図である。同図に示すように、変形例に係る太陽電池内蔵パネル1−3は、主反射部23の各プリズム23dの外周を円形に形成している。このように、パネル正面視において視認することができる主反射部23の外周の形状を変更することで、パネル正面視におけるパネル中央部分の意匠を変更することができる。従って、太陽電池内蔵パネル1−3の意匠性を向上することができる。
【0044】
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る太陽電池内蔵パネルについて説明する。図9は、第3実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの構成例を示す図である。図10は、第3実施形態に係る太陽電池内蔵パネルの動作説明図である。なお、図9は、太陽電池内蔵パネルを入射側から厚さ方向に見た正面図である。また、図10は、図9のZ−Z断面図である。
【0045】
第3実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−4が第2実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−2と異なる点は、図9および図10に示すように、前記導光部2内に入射した光を全反射させる主反射部25が複数形成されており、入射側反射部26が各主反射部25に向けてパネル外部からの光を集光する点である。なお、第3実施形態は、第1,第2実施形態と基本的構成はほぼ同一であり、同一符号の構成要素についてその説明を省略あるいは簡略化する。
【0046】
導光部2は、主反射部25と、入射側反射部26、裏側反射部24とを含んで構成されている。
【0047】
主反射部25は、導光部2内に入射した光を全反射させるものであり、基板5上に複数形成されている。各主反射部25は、本実施形態では反射側を先端とする円錐に形成されている。各主反射部25は、表面25aに上述の全反射表面処理が施されている。従って、導光部2内に入射した光は、各主反射部25に照射されると全反射することとなる。従って、各主反射部25は、表面25aにおいて全反射した光を透過部3に向けて導くことができる。各主反射部25は、底面が基板5と接触しており、固定手段、例えば接着剤などにより基板5の中央部分に固定されている。なお、各主反射部25は、円錐に限定されるものではなく、三角錐や四角錐などの角錐に形成されていても良い。
【0048】
入射側反射部26は、パネル外部からの光の入射を許容するとともに、パネル外部からの光を各主反射部25に集光するものである。また、入射側反射部26は、各主反射部25で全反射した光の少なくとも一部を全反射するものである。入射側反射部26は、少なくとも各主反射部25の入射側に形成され、各主反射部25の表面25aを覆って形成されている。入射側反射部26は、本実施形態では、外周が正方形の直方体に形成され、各主反射部25が挿入された形で形成され、裏側反射部24を覆うものである。入射側反射部26は、各主反射部25と入射側においてそれぞれ対向する位置に集光レンズ部26aが形成されている。各集光レンズ部26aは、導光部2の入射側の面の少なくとも一部を形成するものであり、入射側に膨らんだ凸部として形成されている。各集光レンズ部26aは、パネル外部からの光のうち、各集光レンズ部26aに照射された光をそれぞれ対応する主反射部25に集光することができる。また、導光部2内の光の少なくとも一部は、入射側反射部26と空間部との間に形成される境界面で全反射することとなる。
【0049】
裏側反射部24は、導光部2内に入射した光を全反射させるものである。裏側反射部24は、各主反射部25と基板5との間に配置されており、本実施形態では、基板5の入射側の面として形成されている。裏側反射部24である基板5の入射側の面は、導光部2と厚さ方向において対向する領域が、導光部2内の光を全反射できるように、上述の全反射表面処理が施されている。従って、裏側反射部24は、各主反射部25で全反射した光、あるいは入射側反射部26で全反射した光を全反射することで、導光部2内の光を透過部3に向けて導くことができる。
【0050】
次に、本実施形態に係る太陽電池内蔵パネル1−4の動作について説明する。図10に示すように、パネル外部からの光は、パネル中央部分Cから内部に入射される。具体的には、パネル外部からの光は、表面保護板6を透過することで、空間部を介して入射側反射部26、すなわち導光部2に入射される。入射側反射部26に入射したパネル外部からの光のうち、各集光レンズ部26aに入射された光は、それぞれ対応する主反射部25に集光される。各主反射部25に集光された光は、各主反射部25において全反射する。各主反射部25において全反射したパネル外部からの光は、同図L7,L8に示すように、直接透過部3に入射する光路、入射側反射部26において全反射した後に透過部3に入射する光路、入射側反射部26において全反射した後に裏側反射部24において全反射した後に透過部3に入射する光路あるいは入射側反射部26と裏側反射部24との間で全反射を繰り返した後に透過部3に入射する光路などをとることで、導光部2内でパネル外周方向に導光され、透過部3に入射する。つまり、各主反射部25において全反射したパネル外部からの光は、透過部3が形成されているパネル外周方向に向かうこととなる。透過部3に入射した導光部2内の光は、球状太陽電池素子4に照射され、球状太陽電池素子4が発電する。
【0051】
以上のように、本実施形態では、第1実施形態と同様の効果を奏することができるとともに、第1実施形態の主反射部21とは異なり、パネル中央部分Cから入射した光を入射側反射部26に形成された複数の集光レンズ部26aにおいてそれぞれ対応する主反射部25に集光させ、各主反射部25において全反射させることで、透過部3に向けて導くので、厚さ方向の厚さを薄くすることができる。また、球状太陽電池素子4は、厚さ方向に配列される数を調整することができる。従って、太陽電池内蔵パネル1−4の厚さ方向の厚みを薄くすることができる。
【0052】
なお、上記実施形態1〜3では、太陽電池内蔵パネル1−1〜1−4どうしを接触させた状態でパネル集合体100を形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め格子状に形成された枠部材の開口部に、太陽電池内蔵パネル1−1〜1−4を挿入し固定しても良い。この場合、枠部材を遮蔽部7としてもよい。
【0053】
また、上記実施形態1〜3における太陽電池内蔵パネル1−1から1−4のサイズは、特に規定しないが、例えば外壁などに用いる場合は縦1100mm、横750mm、厚さ22mmや縦2000mm、横750mm、厚さ22mmなどのサイズが好適であり、内壁などに用いる場合は縦横100mm、厚み3〜10mmや、縦横300mm、厚み3〜10mmなどのサイズが好適である。
【0054】
また、上記実施形態1〜3では、球状太陽電池素子4を厚さ方向と直交する平面において複数列、厚さ方向に複数段あるいは1段で、透過部3内に配置しているが本発明はこれに限定されるものではなく、太陽電池内蔵パネル1−1〜1−4のサイズに応じて好適な列数と段数で透過部3内に配置することが好ましい。太陽電池内蔵パネル1−1〜1−4のサイズが小さければ、球状太陽電池素子4を1列1段で透過部3内に配置してもよい。また、球状太陽電池素子4は、パネル外周に沿って配置されていればよいので、上記実施形態1〜3のように等間隔でなくてもよく、厚さ方向視あるいは幅方向視において手前の球状太陽電池素子4と奥の球状太陽電池素子4とがすべて重なり合わなくてもよい。
【0055】
また、上記各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
【符号の説明】
【0056】
1−1〜1−4 太陽電池内蔵パネル
2 導光部
21,23,25 主反射部
22,26 入射側反射部
24 裏側反射部
3 透過部
4 球状太陽電池素子
5 基板
6 表面保護板
7 遮断部
8〜11 素子側反射部
100 パネル集合体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚を隣接して配列することでパネル集合体を形成する平板形状の太陽電池内蔵パネルにおいて、
パネル中央部分に配置され、パネル外部から入射した光を内部で反射させることでパネル外周方向に導光する導光部と、
パネル外周部分に配置され、前記導光部の外周を囲い、前記導光部から入射された光が透過する透過部と、
前記透過部内にパネル外周に沿って配置され、外表面が受光することにより発電する複数の球状太陽電池素子と、
を備えることを特徴とする太陽電池内蔵パネル。
【請求項2】
請求項1に記載の太陽電池内蔵パネルにおいて、
前記透過部に入射した光を前記複数の球状太陽電池素子に向けて全反射させる素子側反射部を備える太陽電池内蔵パネル。
【請求項3】
請求項2に記載の太陽電池内蔵パネルにおいて、
前記透過部のうちパネル外周面となる部分から前記透過部に入射した光が外部に放射される太陽電池内蔵パネル。
【請求項4】
請求項2に記載の太陽電池内蔵パネルにおいて、
前記素子側反射部は、前記透過部の前記導光部と対向する側を除き前記複数の球状太陽電池素子を囲んで形成されている太陽電池内蔵パネル。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1つに記載の太陽電池内蔵パネルにおいて、
パネル外周が長方形に形成されている太陽電池内蔵パネル。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1つに記載の太陽電池内蔵パネルにおいて、
前記導光部は、
前記パネル外部から光が入射する入射側を先端とする四角錐に形成され、前記導光部内に入射した光の少なくとも一部を反射させる主反射部と、
前記主反射部の前記入射側に形成され、前記パネル外部からの光の入射を許容し、前記主反射部で全反射した光の少なくとも一部を全反射する入射側反射部と、
を有する太陽電池内蔵パネル。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれか1つに記載の太陽電池内蔵パネルにおいて、
前記導光部は、
前記導光部内に入射した光の少なくとも一部を全反射させる複数のプリズムからなる主反射部と、
前記主反射部と前記パネル外部から光が入射する入射側において対向し、前記パネル外部からの光の入射を許容し、少なくとも導光部内の光の少なくとも一部を全反射する入射側反射部と、
前記入射側反射部と対向し、前記導光部内に入射した光を全反射させる裏側反射部と、
を有し、
前記複数のプリズムは、パネル中央側のプリズムを囲んでパネル外周方向に向かって連続して配置され、パネル外周側に厚さ方向に対してパネル中央側に傾斜する傾斜面が形成されている太陽電池内蔵パネル。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれか1つに記載の太陽電池内蔵パネルにおいて、
前記導光部は、
前記パネル外部から光が入射する入射側を先端とする円錐あるいは角錐に形成され、前記導光部内に入射した光を全反射させる複数の主反射部と、
少なくとも前記複数の主反射部の入射側に形成され、前記パネル外部からの光の入射を許容するとともに、前記パネル外部からの光を各主反射部に集光し、前記複数の主反射部で全反射した光の少なくとも一部を全反射する入射側反射部と、
を有する太陽電池内蔵パネル。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1つに記載の太陽電池内蔵パネルにおいて、
厚さ方向において前記複数の球状太陽電池素子よりも前記パネル外部から光が入射する入射側に形成され、入射側から見た場合に、前記複数の球状太陽電池素子を遮蔽する遮蔽部が形成されている。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−204750(P2012−204750A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−70025(P2011−70025)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【Fターム(参考)】