説明

媒体記録再生装置及び媒体記録再生方法

【課題】
適切な交替先を選択しないことによる、交替データのリードアクセス性能低下の防止とDFL登録数の無駄な消費を抑制すること。
【解決手段】
ユーザーデータ領域の領域使用方向と交替領域の領域使用方向に着目し、前後の交替状況と合わせてCRDタイプのDFL登録が可能な場合は、
ユーザーデータ領域の領域使用方向と同じ使用方向の交替領域を、交替領域として選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は媒体記録再生装置及び媒体記録再生方法に係り、特に媒体の交替処理データ記録用領域を用いて記録再生を行う装置における、
欠陥管理方法の取り扱い規定に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、CD-R/RW(CD Recordable / Rewritable)、DVD±R/RW(DVD±Recordable / Rewritable Disc)、DVD-RAM(DVD-Random Access Memory)、Blu-ray Disc(商標登録、以下BDと記す) 等に代表される光学式のディスク状記録媒体に対して、半導体レーザーを用いてレーザー光を照射し、データ記録を行う記録再生装置がある。書き換え型もしくは追記型の光ディスク媒体は、メディアの部分破損による傷や、指紋、汚れ、記録膜の劣化等によりメディア上の欠陥(ディフェクト)部分が発生し、その欠陥部分に記録を行っても、データを読み出すことが出来なくなる可能性が高くなる。このようなディスク面の欠陥を回避してディスク寿命を延ばす1つの方法として、その欠陥部分にはデータの記録は行わずに、同じ光ディスク上に設けた交替領域(代替記録領域)に記録を行う、リニアリプレースメント(Linear Replacement)と呼ばれる欠陥管理方法がある。これはDVD−RAMで適応されており、このことは、非特許文献1の29〜31頁に記載されている。この技術はBDでも適応されており、クラスタ単位でユーザーデータ領域に記録中に、記録に失敗したクラスタもしくは記録は成功したが当該クラスタのベリファイに失敗したクラスタはディスク内に設けられた交替領域に記録される。なお、クラスタとは本発明中における最小記録ブロック単位に相当する。そして、検出された欠陥クラスタに対するアドレス情報と交替領域に記録されたクラスタのアドレス情報を、ディスク内に設けられた管理領域内にディフェクトリスト(DFL)として登録する。またそのDFLの種別も数種類定義されており、その一例として欠陥領域が1クラスタのみの場合は再割り当て欠陥(RAD:Re-Allocated Defect)タイプとして登録され、欠陥領域が連続する2クラスタ以上の場合は連続再割り当て欠陥(CRD:Contiguous Re-allocated Defect)タイプとして登録される。例えば10クラスタ連続の欠陥が存在した場合、RAD登録では10個のDFLが必要となるが、CRDを利用することで2個のDFLで済み、管理領域内のDFL登録数を抑制することが可能である。このことは、特許文献1に記載されている。再生時は、このDFLを読むことで、上位から記録命令を受けたクラスタ位置を読むのではなく、交替記録を行ったクラスタを読み出すことが可能となる。
【0003】
また、記録媒体のユーザデータ領域で欠陥クラスタが発生したとき、その欠陥クラスタに最も近い交替領域の交替クラスタを検索して、その検索した交替クラスタが空いているか否かを判断し、空いていればその交替クラスタに交替処理を行うことで、その交替クラスタへのアクセス距離が短縮される効率良く交替処理を行うことが、特許文献2に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2008−510263
【特許文献2】特開平08−050766
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】トリケップス企画部編集 「DVD-RAM技術」株式会社トリケップス発行 2000年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
DFL種別がRADタイプとCRDタイプの少なくとも2種類が定義されている、ユーザーデータ領域と複数の交替領域(例えば内周と外周)を持つ媒体において、該交替領域の領域使用方向が、ユーザーデータ領域の領域使用方向と、同じ方向と、異なる方向が混在する場合を考える。
【0007】
この媒体に対して、交替処理を行う際、データへのアクセス性の観点から発生した欠陥の位置に近い交替領域を使用するのが一般的である。
【0008】
例えば、同一層のより近い位置にある交替領域や、層は異なるが半径方向の移動が少ない交替領域への記録を行う方法が考られる。
【0009】
もしくは、ディスクの半径位置やディスクの容量に応じて閾値を設定し、その閾値よりも少ない場合は内周の交替領域に記録し、その閾値以上の場合は外周の交替領域へ記録する方法も考えられる。
【0010】
このように、欠陥の発生位置と交替先の位置関係や交替領域の記録状況に応じて交替領域先を決めることが多い。
【0011】
しかし、発生した欠陥がCRDタイプの欠陥でかつ、選択した交替領域の領域使用方向がユーザーデータ領域の領域使用方向とは異なる方向であった場合、領域使用方向が異なるため、交替領域内に記録された交替データを再生する際のリードアクセス性能が低下する問題がある。またDFLの登録数が増加するという問題生じる。
【0012】
従って、本発明ではこれらの問題点を課題とし、交替領域の選択方法に着目し、交替データのリードアクセス性能低下の防止とDFL登録数の無駄な消費を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題は、一例として特許請求の範囲に記載の発明により達成される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、適切な記録動作を実現することが可能となり、ユーザ利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の実施例に関る記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】BD−RE SL(Single Layer)のディスク全体の構造を示した図
【図3】BD-RE SLの欠陥処理方法を説明する為の図
【図4】課題を解決する為解決方法を説明した図
【図5】実際の記録再生動作を考慮して説明した図
【図6】本実施例におけるフローチャートの一例
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0017】
以下、本発明の第1の実施例を図面を用いて説明する。
【0018】
図1は本発明の実施例に関る記録再生装置の構成を示すブロック図である。以下図面を用いて説明する。
【0019】
同図において101はユーザーデータ記録用領域、ディスク管理情報記録用領域、交替処理データ記録用領域、をディスク上に持つデータを記録再生可能な光ディスク、102は光ディスク101から記録信号を読み取るピックアップ、103はデータ記録再生手段であり、図中には示していないがデータ記録再生手段103はピックアップ102の制御を行うサーボ制御手段や、データの変復調を行う手段、誤り訂正を行う手段、データを一時記憶しておく一時記憶手段や、その一時記憶手段を制御する一時記憶手段制御手段、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)に代表される、プロトコルに従ってホスト104とのやり取りを行うホストI/F手段など、ピックアップから読み出されたデータを、外部装置のホスト104へ出力、またはホスト104からのデータをディスク上に記録するために必要な手段をすべて備えている。105はそのデータ記録再生手段を制御するマイコンである。106はディスク101へ記録したデータの再生を行い再生結果を判断するベリファイ処理を行うベリファイ手段、107はベリファイ手段106からの結果からDFL登録の種別を決定するDFL登録決定手段、108はDFL登録決定手段107の結果を元にディスク101内の管理情報格納領域へDFL情報を含む管理情報を格納する管理情報格納手段、109はDFL登録決定手段107の結果を元にディスク101が持つ交替領域へ交替データを記録する交替データ記録手段である。
【0020】
図2は、BD−RE SL(Single Layer)のディスク全体の構造を示した図である。大きく分けてLead-in領域、Data Zone領域、Lead-out領域の3つで構成されており、さらにData Zone領域は、内周の交替処理データ記録用領域であるISA0(Inner Spare Area 0)領域、UserDataArea領域、外周の交替処理データ記録用領域であるOSA0(Outer Spare Area 0)領域で構成される。記録状態の管理情報を記録するDMA(Disc Management Area)は、Lead-in領域、Lead-out領域内に存在する。BD−RE SLにはDMA1〜4までが定義されているが、この例では説明簡略化のためDMA1のみを記載している。DMA領域はDMS(Disc Management Structure)で構成され、DMSはDDS(Disc Definition Structure)201とDFL(Temporary Defect List)202、で構成される。DDSは、DFLの配置情報や、ISA0、OSA0の容量といったディスクの管理情報が含まれている。また、DFLは主にディスク上の欠陥箇所に対する交替箇所を管理するリストとして使用されている。
【0021】
ここでDFLについて更に説明を加える。BD−RE SLのDFLは、203で示した1st position of DFLから204で示した7th position of DFLで構成されており、そのうち実際に有効なのは1つのpositionのみである。記録開始の最初は203から使用を開始し、何度も上書きをするうちに当該ブロックに対する記録がうまく出来なくなりベリファイでNGになったときに、有効なpositionが2nd position of DFLに移る。従って7th position of DFLまで使い切った時はそれ以上DFL登録が出来なくなり、交替記録を伴う記録は不可となる。しかし、7th position of DFLまで使い切らなくてもDFL登録が出来なくなり、交替記録を伴う記録が不可となる場合が存在する。以下、その場合を説明する。1つのpositionは、図中に示すように4つクラスタで構成されており、1〜4つのクラスタを用いてDFLを登録が行われる。
【0022】
DFLはDefect List HeaderとDefect List Terminatorに挟まれる形で格納されており、DFL登録を行う書式は、交替元の登録状態を表すStatus1領域205とその交替元アドレス206を表すDefective Cluster first PSN、交替先の登録状態を表すStatus2領域207とその交替先アドレス208を表すReplacement Cluster first PSNで構成されている。Status領域は、交替元ブロックが1クラスタであった場合と連続する複数クラスタであった場合で登録する値が異なる。1クラスタの交替を行う場合、Status1及びStatus2の値は0000b(2進数表記)となりRADを示す。また連続する複数クラスタの交替を示す場合はRADと異なり、2行分で1つのCRD情報を示す。1行目の205の値は0001bとなり、206は連続する交替元クラスタの先頭アドレスを示し、207の値は0010bとなり、208は連続する交替先クラスタの先頭アドレスを示す。2行目の205の値は0001bとなり、206は連続する交替元クラスタの最終アドレスを示し、207の値は0010bとなり、208は連続する交替先クラスタの最終アドレスを示す。つまりCRD登録は、RADが2つ以上連続して続く場合に適応可能となる。
【0023】
次にBD-RE の欠陥処理方法について図3を用いて説明する。
【0024】
301はISA0,OSA0有りの交替領域を確保するようにフォーマットされたディスクにおいて、ユーザーデータ領域への記録中に交替処理が行われた図である。図2で説明した通り、ディスクはリードイン領域、データゾーン領域、リードアウト領域から構成されており、データゾーン領域のディスク内周側にはISA0、ディスク外周側にはOSA0が確保されている。この領域はデータ記録中に見つかった欠陥の交替領域として使用される。
【0025】
次に、BD−Rで採用されているCRDをBD−REにも適応可能なように適応範囲を広げた場合を考え、ユーザーデータ記録中に欠陥が見つかった場合の交替処理方法を説明する。また交替処理を行う際、欠陥クラスタが発生した位置に近い交替領域へ交替処理を行うというルールが適応されているとする。
【0026】
BD-REの交替領域ISA0、OSA0はディスクフォーマット時に事前にホスト装置からの指示(正確にはアプリケーションの指示)で確保される。図の矢印302はISA0の領域使用方向(記録再生方向)を示しており、リードイン領域側から順にクラスタが使用されることを示している。同様に矢印303はユーザーデータ領域の領域使用方向を、矢印304はOSA0の領域使用方向を示している。この図からわかるようにOSA0の領域使用方向はユーザーデータ領域の領域使用方向とは逆である。ここでこのユーザーデータ領域記録中に、連続する欠陥クラスタが複数見つかった場合を考える。
【0027】
ユーザーデータ記録中に欠陥クラスタ305が見つかった場合、一番近い交替領域であるISA0中の交替領域306へ交替処理を行うと、ISA0は矢印302の方向から使用されるため、使用済み領域である307の直後から追記される。また、ユーザーデータ記録中に欠陥クラスタ308が見つかった場合、一番近い交替領域であるOSA0中の交替領域309へ交替処理を行うと、OSA0は矢印304の方向から使用されるため、使用済み領域である310の直後から追記される。また、欠陥クラスタ308に続いて、同様に欠陥クラスタ310が見つかった場合は、次に使用すべき領域の交替領域311に記録される。
【0028】
ここで、記録した交替先の交替データをリードする場合を考える。
【0029】
矢印312の領域に記録されているべき論理データをリードする命令がホストから来た場合、実際にリードされてホストに出力されるデータは矢印313の領域に記録されているデータ306となる。従って、記録再生装置は矢印313で示した方向へ、1回のリードアクセスで連続する複数のクラスタのデータをリードすることが可能である。次に、矢印314の領域に記録されているべき論理データをリードする命令がホストから来た場合を考える。欠陥クラスタ308の先頭アドレスと欠陥クラスタ310の最終アドレスまでは連続している為、本来であれば矢印317の方向へのリードアクセス1回でリード完了するはずであるが、欠陥クラスタ308の交替データは309に記録され、欠陥クラスタ310の交替データは311に記録されているため、交替データ311の最終アドレスと交替データ309の先頭アドレスが連続していない。
【0030】
この配置だと、矢印315で示した方向へまず1回目のリードアクセスが入り、次に矢印316で示した方向へ2回目のリードアクセスが入ることになる。従って、OSA0の使用方向の制限により、本来なら矢印317のようにリードアクセスし1回のリードアクセスでリード処理可能な場合も、2回のリードアクセスが必要となりリードアクセス性能が低下する。
【0031】
ここで、これらの交替情報がどのように管理領域へ記録されているかを説明する。この交替元領域及び交替先領域の位置情報が記録されるDMAはリードイン領域及びリードアウト領域に確保されている。(図2参照)
301におけるA〜Zはそれぞれ連続した1クラスタ分のデータを示している。記録されたA〜Zクラスタのベリファイ処理でA〜C、U〜ZクラスタはベリファイNGとなったことを示している。この場合、ベリファイNGとなったクラスタ複数の連続するクラスタであるため、それぞれCRDタイプの欠陥として交替領域に交替処理が行われる。ISA0中のクラスタa〜cクラスタ、OSA0中のクラスタu〜wもそれぞれ連続した1クラスタ分のデータを示しており、交替元データであるA〜C、U〜W、X〜Zクラスタはそれぞれ、交替先データのa〜c、u〜w、x〜zクラスタに格納されている。その時のDFL登録状態を示したのが318である。319、320で連続する交替元クラスタの先頭アドレスを示し、321、322で示す交替元クラスタの最終アドレスまで続くことを示している。また交替元情報と対に対応するように323、325で連続する交替先クラスタの先頭アドレスを示し、324、326で連続する交替先クラスタの最終アドレスを示す。本来であればU〜Zはユーザーデータ領域内で連続するクラスタであるため、1つのCRDタイプのDFL登録で済むはずが、先ほど説明したようにOSA0の使用方向の制限から、CRDタイプのDFLが2つ必要となり、DFL登録数を無駄に消費する。
【0032】
以上より、欠陥クラスタのタイプを考えずに交替先の位置を決定すると、リードアクセス性能低下と、DFL登録数の無駄な消費という2つの問題が生じる。
【0033】
次にこれらの問題を解決する為の方法を図4を用いて説明する。
401において、図3の301中の欠陥クラスタ305をISA0中に交替データ306として記録する所までは同じとし、その次の動作からの説明を行う。交替データ306を記録後もユーザーデータ領域への記録を継続し、欠陥クラスタ308が見つかった場合、一番近い交替領域であるOSA0の領域使用方向はユーザーデータ領域の使用方向と逆であるためOSA0を選択せず、ユーザーデータ領域の使用方向と同じ方向であるISA0の交替領域402へ交替処理を行う。ISA0は矢印302の方向から使用されるため、使用済み領域である交替領域306のあとから追記される。また欠陥クラスタ308に続いて、同様に欠陥クラスタ310が見つかった場合は、次に使用すべき領域の交替領域403に記録される。
【0034】
ここで、先程と同様に矢印314の領域に記録されているべき論理データをリードする命令がホストから来た場合を考える。
【0035】
交替領域402の先頭アドレスから交替領域403の最終のアドレスまでは連続している為、矢印404へのリードアクセス1回でリード処理が可能となる。
従って、同じ314へのリードアクセスにおいて、301の例ではリードアクセスを2回必要とするが、401の例ではリードアクセスが1回で済み、リードアクセス性能の低下を防ぐ。
【0036】
ここで、401の例での交替情報がどのように管理領域へ記録されているかを説明する。
【0037】
401においてもA〜Zはそれぞれ連続した1クラスタ分のデータを示している。A〜Zクラスタのベリファイ処理の結果がA〜C、U〜ZクラスタはベリファイNGとなったことを示している。この場合、ベリファイNGとなったクラスタはそれぞれCRD登録で交替領域に交替処理が行われる。ISA0中のクラスタa〜c、u〜zもそれぞれ連続した1クラスタ分のデータを示しており、交替元データであるA〜C、U〜Zクラスタはそれぞれ、交替先データのa〜c、u〜zクラスタに格納されている。その時のDFL登録状態を示したのが405である。U〜Zは1つの連続するクラスタとなるため、1つのCRDタイプのDFL登録で済む。
【0038】
従って、交替データの交替先の選択で、301の例ではCRDタイプのDFLを2つ必要とするが、401の例ではCRDタイプのDFLが1つで済み、DFLの無駄な消費を防ぐ。
【0039】
また、401の事例では欠陥クラスタ308の交替先としてISA0を最初に選択したが、仮に最初にOSA0を選択してしまったとしても、その後の処理でISA0へ交替データを記録することは可能である。例えば、最初にOSA0を選択したが、欠陥クラスタ310と合わせてCRD登録可能と判断出来た場合は、OSA0に記録済みの交替データを交替領域402へ記録しなおし、以下、先程説明した処理と同じ処理を行えばよい。当然、OSA0からISA0へ交替先を変更したことによるDFLの変更は必要となる。また、ISA0へ交替先を変更せずに、OSA0内で同様の処理を行い、再度OSA0内で交替データを登録し直しても良い。
【0040】
続けて、記録再生装置の実際の記録再生動作を考慮した例を図5を用いて説明する。記録再生装置が記録処理とベリファイ動作を行う場合、通常は複数クラスタを1つの処理単位として処理する。1クラスタ記録後に1クラスタのベリファイ処理でも問題はないが、本実施例では複数クラスタ単位での処理を仮定し、この処理単位での処理のことを以下、RAW(Read After Write)処理と呼ぶことにする。
【0041】
図5の501は4クラスタ単位でRAW処理を繰り返す場合を示している。502で示した矢印の範囲がRAW処理単位である(この図では4クラスタ)。RAW処理は503で示した記録処理と、その後で行われる504で示したベリファイ処理で構成される。RAW処理にて欠陥クラスタを見つけた場合は、交替領域への記録が行われる。以下、RAW処理中、必要に応じて交替領域への記録処理を繰り返しながら処理が進んでいく。
【0042】
501の例は図3における301の例に相当する。501の図中A〜Pはユーザーデータ領域内にある連続する1クラスタ単位のデータを示しており、B、C、D、E、I、J、K、Mクラスタが欠陥クラスタである。また図中のos1〜os8はOSA0内にある連続する1クラスタ単位のデータを示しており、交替領域として使用される。順を追って説明すると、まずA〜Dの範囲のRAW処理にてB〜Dが欠陥クラスタと判断され、交替領域os3〜os1への記録が行われる。次のE〜Hの範囲のRAW処理にてEが欠陥クラスタと判断され、交替領域os4への記録が行われる。次のI〜Lの範囲のRAW処理にてI〜Kが欠陥クラスタと判断され、交替領域os7〜os5への記録が行われる。最後にM〜Pの範囲のRAW処理にてMが欠陥クラスタと判断され、交替領域os8への記録が行われる。このようにOSA0の使用方向に従い、交替データが記録されて行く。ここで矢印505の領域に記録されているべき論理データをリードする命令がホストから来た場合を考える。欠陥クラスタB〜Eは連続したアドレスの為、その交替先のデータリードアクセスも本来であれば1回で済むはずであるが、欠陥クラスタB〜Dの交替データはos3〜os1に記録され、欠陥クラスタEの交替データはos4に記録されているため、矢印506で示した方向へまず1回目のリードアクセスが入り、次に矢印507で示した方向へ2回目のリードアクセスが入ることになる。従って、OSA0の使用方向の制限によりリードアクセス回数が増加し、リードアクセス性能が低下する。ここで、501の例での欠陥情報がどのように管理領域へ記録されているかを508を用いて説明する。
【0043】
欠陥クラスタB〜Eは連続したアドレスであるため、本来ならばB〜Eまでを纏めてCRD登録が可能であるが、先程説明したように交替先のアドレスが不連続となっているため、CRDとRADの2種類で分割登録する必要がある。
【0044】
次に、509を用いてこれらの問題を解決するための方法を説明する。ユーザーデータ領域内の欠陥クラスタの位置は501の例と同じとする。また図中のis1〜is6はISA0内にある連続する1クラスタ単位のデータを示している。順を追って説明すると、まずA〜Dの範囲のRAW処理にてB〜Dが欠陥クラスタと判断された時、交替先としてISA0、OSA0が選択可能であるが、RAW処理の最終クラスタを含むクラスタが欠陥クラスタの場合は、交替先をISA0を選択するようにし、続くE〜Hの範囲のRAW処理の先頭クラスタを含むクラスタが欠陥クラスタの場合は、交替先をISA0を選択するようにする。
【0045】
この509の事例でいうと、A〜Dクラスタにおいて少なくともDクラスタが欠陥である場合は、ISA0を交替先に選び、交替データを記録し、E〜Hクラスタにおいて少なくともEクラスタを含むクラスタが欠陥の場合は、前のRAW処理と同じISA0を交替先に選び、交替データを記録する、ということである。
【0046】
つまり、連続する2つのRAW処理において、最初のRAW処理における最終クラスタと、その次に続くRAW処理の先頭クラスタを纏めてCRDタイプの欠陥として登録出来る可能性がある場合は、ユーザーデータ領域と同じ使用方向の交替領域を選択する、ということである。
【0047】
ここで、先程と同じく矢印505の領域に記録されているべき論理データをリードする命令がホストから来た場合を考える。509の例ではユーザーデータ領域と同じ使用方向の交替領域を選択したことで、交替先のis1〜is4には交替元のB〜D、Eに相当するクラスタが連続したアドレスで配置することが可能となった。従って、矢印501の例とは異なり、矢印510のように連続するクラスタとして1回のリードアクセスでデータの読み出しが可能となる。511に登録されるDFLを示す。511からわかるように、A〜Dの範囲のRAW処理の終了直後ではB〜Dで1つのCRDタイプとして登録されていたDFLが、E〜Hの範囲のRAW処理の結果を用いてB〜Eを1つのCRDタイプとして登録し直すことが可能となる。
【0048】
なお、解説は行わなかったがI〜Lの範囲のRAW処理においてI〜Kを欠陥クラスタとして判断した場合は、最終クラスタであるLが欠陥クラスタではないので、509の例ではOSA0を選択しているが、必ずしもOSA0を交替領域として選択する必要はなく、続くRAW処理の結果と合わせたCRD登録が出来ないと言う意味でISA0を選択しても良くどちらでも構わない。また同様にM〜Pの範囲のRAW処理における先頭クラスタMが欠陥クラスタであった場合も、前RAW処理がの最終クラスタLが欠陥クラスタではないので、509の例ではOSA0を選択しているが、必ずしもOSA0を交替領域として選択する必要はなく、同様の理由でISA0を選択しても良くどちらでも構わない。
【0049】
また、ユーザーデータ領域と同じ使用方向のISA0の消費を節約すると言う観点から、前後のRAWで纏めてCRD登録可能な場合のみ、ISA0を選択し、纏めてCRD登録出来ない場合はOSA0を選択するという方法や、前後のRAWで纏めてCRD登録出来ない場合のみ、一番近い交替領域を選択するという方法も考えられる。
【0050】
なお仮に、E〜HのRAW処理において、Eクラスタが欠陥クラスタではなかった場合や、Fクラスタのみが欠陥クラスタであった場合は、前後のRAW処理結果と組み合わせてのCRDタイプの欠陥として処理出来ないだけであり、ISA0を交替先として選択することに特に問題は生じない。
また交替処理を行う際、欠陥クラスタが発生した位置に近い交替領域へ交替処理を行うというルールが適応されているとして説明したが、便宜上の仮定のルールでありこのルールが適応されていなくても特に問題は生じない。
【0051】
最後に本実施例におけるフローチャートの一例を図6を用いて説明する。
まず、記録後にベリファイを行い交替処理が開始される(601)。
前ベリファイ処理結果が最終ブロックに欠陥を含む交替処理であったかどうかを判断(602)し、YESの場合は纏めてCRD登録出来る可能性があるため、今回のベリファイ処理結果が先頭ブロックに欠陥を含む交替処理であったかどうかを判断(603)し、YESの場合は前回と同じ交替領域(SA)を選択する(604)。状態602、状態603で共にNOと判断された場合は、今回のベリファイ処理結果が最終ブロックに欠陥を含む交替処理であったかどうかを判断(605)し、NOと判断された場合は、纏めてCRD登録が出来ないので、ISA、OSAどちらに記録しても構わない(606)。YESと判断された場合は、交替元アドレスと同じ層にある交替領域に空きがあるかどうかを判断(607)し、
空きがない場合(NO)は、別の層の空きがある交替領域がある記録層を選択する(608)。空きがある場合(YES)は、更に交替元アドレスがISAに近いか、OSAに近いを判断する(609)。なおこの609の処理は必須ではない。ISAに近いと判断(YES)した場合、ISAがユーザーデータ領域の記録方向と同じかどうかを判断(610)し、同じ(YES)である場合はISAを選択(611)し、異なる場合(NO)はOSAを選択(612)する。以下、同様にOSAに近いと判断(NO)した場合、OSAがユーザーデータ領域の記録方向と同じかどうかを判断(613)し、同じ(YES)である場合はOSAを選択(614)し、異なる場合(NO)はISAを選択(615)する。なお、本フローチャートでは同じ層にあるISAとOSAのうち、どちらか一方の使用方向が他方と異なる層があると仮定している。
【0052】
以上、本発明は連続する2つのRAW処理において、最初のRAW処理における最終クラスタと、その次に続くRAW処理の先頭クラスタを纏めてCRDタイプの欠陥として登録出来る可能性がある場合は、ユーザーデータ領域と同じ使用方向の交替領域を選択することで、
交替領域内に記録された交替先データのリードアクセス性能低下を防止し、更にDFL登録数の無駄な消費を抑制し、課題を解決した。
【0053】
また、本実施例ではディスクをBD−RE SLを例に説明したが、単層、多層に限らず同一の効果が得られることは言うまでもない。
特に多層においては、ユーザーデータ領域の記録方向が内周と外周で入れ替わる層が存在するが、特別に考慮すべき事例はなく、本発明が全ての層に適応される。
【0054】
また、本実施例では書き換え型の媒体を例に説明したが追記型と書き換え型の媒体の違いは、各種データを追記するか、上書きするかの違いだけであるので追記型に本発明を適応しても同様の効果が得られる。
【0055】
また、今回の実施例で説明した光ディスクに限らず、交替処理データ記録用領域、管理情報格納領域、という概念を持つ記録媒体であれば、本発明が適応可能であり、同一の効果が得られることは言うまでもない。
【0056】
以上、本発明の好適な実施例を図を用いて説明した。本発明によれば、ユーザーデータ領域の領域使用方向と交替領域の領域使用方向に着目し、前後の交替状況と合わせてCRDタイプのDFL登録が可能な場合、交替領域の領域使用方向がユーザーデータ領域の領域使用方向と異なる場合は、異なる方向の交替領域には記録は行わず、ユーザーデータ領域の領域使用方向と同じ方向の交替領域へ記録を行うことで、交替データのリードアクセス性能低下の防止とDFL登録数の無駄な消費の抑制を実現することができる。
【符号の説明】
【0057】
101…光ディスク、102…ピックアップ、103…データ記録再生手段、104…ホスト、105…マイコン、106…ベリファイ手段、107…DFL登録決定手段、108…管理情報格納手段、109…交替データ記録手段、201…DDS、202…DFL、203…1st position of DFL、204…7th position of DFL、205…Status1領域、206…Defective Cluster first PSN、207…Status2領域、208…Replacement Cluster first PSN、301…ユーザーデータ領域への記録中に交替処理が行われた図、302…ISA0の領域使用方向、303…ユーザーデータ領域の領域使用方向、304…OSA0の領域使用方向、305…欠陥クラスタ、306…ISA0中の交替領域、307…使用済み領域、308…欠陥クラスタ、309…OSA0中の交替領域、310…使用済み領域・欠陥クラスタ、311…交替領域、312…論理データをリードする命令、313…リードアクセス、314…論理データをリードする命令、315…1回目のリードアクセス、316…2回目のリードアクセス、317…リードアクセス、318…DFL登録状態、319…先頭アドレス、320…先頭アドレス、321…最終アドレス、322…最終アドレス、323…先頭アドレス、324…最終アドレス、325…先頭アドレス、326…最終アドレス、401…問題を解決する為の方法を説明した図、402…交替領域、403…交替領域、404…リードアクセス、405…DFL登録状態、501…4クラスタ単位でRAW処理を繰り返す場合の図、502…RAW処理、503…記録処理、504…ベリファイ処理、505…論理データをリードする命令、506…1回目のリードアクセス、507…2回目のリードアクセス、508…欠陥情報がどのように管理領域へ記録されているかの説明、509…問題を解決するための方法、510…リードアクセス、511…DFL登録状態、601…交替処理が開始、602…前ベリファイ処理結果が最終ブロックに欠陥を含む交替処理であったかどうかを判断、603…今回のベリファイ処理結果が先頭ブロックに欠陥を含む交替処理であったかどうかを判断、604…前回と同じ交替領域(SA)を選択する、605…ベリファイ処理結果が最終ブロックに欠陥を含む交替処理であったかどうかを判断、606…SAを選択、607…交替元アドレスと同じ層にある交替領域に空きがあるかどうかを判断、608…別の層の空きがある交替領域を選択、609…ISAに近いかOSAに近いを判断、610…ISAがユーザーデータ領域の記録方向と同じかどうかを判断、611…ISAを選択、612…OSAを選択、613…OSAがユーザーデータ領域の記録方向と同じかどうかを判断、614…OSAを選択、615…ISAを選択

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーデータ領域と交替領域と、少なくとも交替領域使用時に更新する管理情報格納領域を持つ媒体を用いて所定の記録ブロック単位で記録再生を行う交替処理機能を備えた記録再生装置であって、
記録したデータの再生を行い再生結果を判断するベリファイ処理を行うベリファイ手段、該ベリファイ手段からの結果を元にDFL登録の種別を決定するDFL登録決定手段、該DFL登録決定手段の結果を元に該管理情報格納領域へDFL情報を含む管理情報を格納する管理情報格納手段、該DFL登録決定手段の結果を元に該交替領域へ交替データを記録する交替データ記録手段、
を具備し、
前記交替処理において、交替元ブロックがただ1つの該記録ブロックであるときには、RAD(Re-Allocated Defect)としてDFL(Defect List)登録し、交替元ブロックが連続した該記録ブロックであるときには、CRD(Contiguous Re-allocated Defect)としてDFL登録し、
該媒体の該交替領域が複数存在し且つその領域使用方向が該ユーザーデータ領域の領域使用方向と同じ方向である交替領域Aと、領域使用方向が異なる方向である交替領域Bが混在する場合、
該交替データ記録手段は、該ユーザーデータ領域内のCRDで登録すべき欠陥ブロックを、交替領域Bには記録せず交替領域Aに記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
請求項1に記載の記録再生装置であって、
前記交替領域BにRAD登録された欠陥ブロックが登録されている前記媒体において、新たな欠陥ブロックの登録により、該RAD登録された欠陥ブロックを含めてCRD登録が可能な欠陥ブロック扱いとなる場合、
前記交替データ記録手段は、登録済みのRAD登録の欠陥ブロックを前記交替領域Bから削除し、
新たに該CRDとして登録する欠陥ブロックを前記交替領域Aに記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項3】
請求項1に記載の記録再生装置であって、
前記媒体が複数の記録層を持つ媒体である場合、
前記交替データ記録手段は、前記ユーザーデータ領域と同じ層に存在する交替領域Aへの記録が出来ない場合、
異なる層に存在する前記交替領域Aへの記録を行うことを特徴とする記録再生装置。
【請求項4】
請求項1に記載の記録再生装置であって、
前記ベリファイ手段が所定のブロック数単位でベリファイ処理を行う場合、
第N回目(Nは自然数)のベリファイ処理と第(N+1)回目のベリファイ処理を連続して行うとき、
第N回目のベリファイ結果が、該ベリファイ処理単位における最終記録ブロックを含む1つ以上のブロックが連続して欠陥ブロックと判定された場合は、
前記交替データ記録手段は、該欠陥ブロックを交替領域Aに記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項5】
請求項4に記載の記録再生装置であって、
第N回目のベリファイ結果が、該ベリファイ処理単位における最終記録ブロックが欠陥ブロックではない場合は、
前記交替データ記録手段は、該欠陥ブロックを交替領域Bに記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項6】
請求項4に記載の記録再生装置であって、
第N+1回目のベリファイ結果が、該ベリファイ処理単位における先頭記録ブロックを含む1つ以上のブロックが連続して欠陥ブロックと判定された場合は、
前記交替データ記録手段は、該欠陥ブロックを交替領域Aに記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項7】
請求項4に記載の記録再生装置であって、
第N+1回目のベリファイ結果が、該ベリファイ処理単位における先頭記録ブロックが欠陥ブロックではない場合は、
前記交替データ記録手段は、該欠陥ブロックを交替領域Bに記録することを特徴とする記録再生装置。
【請求項8】
ユーザーデータ領域と交替領域と、交替領域使用時に更新する管理情報格納領域を持つ媒体を用いて所定の記録ブロック単位で記録再生を行う交替処理機能を備えた記録再生装置における記録方法であって、
交替処理において、交替元ブロックが1つの該記録ブロックであるときには、RADとしてDFL登録し、交替元ブロックが連続した該記録ブロックであるときには、CRDとしてDFL登録し、
該媒体の該交替領域が複数存在し且つその領域使用方向が、該ユーザーデータ領域の領域使用方向と同じ方向である交替領域Aと、領域使用方向が異なる方向である交替領域Bが混在する場合、
該ユーザーデータ領域内のCRDで登録すべき欠陥ブロックを、交替領域Bには記録せず交替領域Aに記録することを特徴とする記録方法。
【請求項9】
請求項8に記載の記録方法であって、前記交替領域BにRAD登録された欠陥ブロックが登録されている前記媒体において、新たな欠陥ブロックの登録により、該RAD登録された欠陥ブロックを含めてCRD登録の連続する欠陥ブロック扱いとなる場合、
登録済みのRAD登録の欠陥ブロックを前記交替領域Bから削除し、
新たに該CRDとして登録する欠陥ブロックを前記交替領域Aに記録することを特徴とする記録方法。
【請求項10】
請求項8に記載の記録方法であって、
前記媒体が複数の記録層を持つ媒体である場合、
前記ユーザーデータ領域と同じ層に存在する交替領域Aへの記録が出来ない場合、異なる層に存在する前記交替領域Aへの記録を行うことを特徴とする記録方法。
【請求項11】
請求項8に記載の記録方法であって、
所定のブロック数単位でベリファイ処理を行う場合にて、第N回目のベリファイ処理と第(N+1)回目のベリファイ処理を連続して行う場合、
第N回目のベリファイ結果が、該ベリファイ処理単位における最終記録ブロックを含む1つ以上のブロックが連続して欠陥ブロックと判定された場合は、該欠陥ブロックを交替領域Aに記録することを特徴とする記録方法。
【請求項12】
請求項8に記載の記録方法であって、
第N回目のベリファイ結果が、該ベリファイ処理単位における最終記録ブロックが欠陥ブロックではない場合は、
該欠陥ブロックを交替領域Bに記録することを特徴とする記録方法。
【請求項13】
請求項8に記載の記録方法であって、
第N+1回目のベリファイ結果が、該ベリファイ処理単位における先頭記録ブロックを含む1つ以上のブロックが連続して欠陥ブロックと判定された場合は、該欠陥ブロックを交替領域Aに記録することを特徴とする記録方法。
【請求項14】
請求項8に記載の記録方法であって、
第N+1回目のベリファイ結果が、該ベリファイ処理単位における先頭記録ブロックが欠陥ブロックではない場合は、
該欠陥ブロックを交替領域Bに記録することを特徴とする記録方法。
【請求項15】
請求項8の記録方法で記録された媒体をDFLに従って再生することを特徴とする再生方法。
【請求項16】
請求項9の記録方法で記録された媒体をDFLに従って再生することを特徴とする再生方法。
【請求項17】
請求項10の記録方法で記録された媒体をDFLに従って再生することを特徴とする再生方法。
【請求項18】
請求項11の記録方法で記録された媒体をDFLに従って再生することを特徴とする再生方法。
【請求項19】
請求項12の記録方法で記録された媒体をDFLに従って再生することを特徴とする再生方法。
【請求項20】
請求項13の記録方法で記録された媒体をDFLに従って再生することを特徴とする再生方法。
【請求項21】
請求項14の記録方法で記録された媒体をDFLに従って再生することを特徴とする再生方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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