説明

子ブタの食欲を増大させることを目的とした組成物

本発明は、ブタの乳に含有される芳香物質を含む組成物、及び子ブタの食欲を増大させるためのその使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブタの乳に含有される芳香物質を含む組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明者らは、子ブタに関するいくつかの研究後、自発的な食物摂取量のレベルが、成分及びその消化性、嗜好性、与える形態(加工のタイプ)、配給に使用されるシステム及びモード、水入手可能性等などの様々な要因に影響されることを今日では知っている。現在の集中的な生産条件では、子ブタは、母乳から化合物飼料への変化に急いで適応しなければならず、このことが、子ブタの自発的な飼料摂取量、したがって子ブタの栄養摂取量に悪影響を及ぼしている。この変化は、成長に関するあまり良くない結果、及び消化器系疾患の発現の原因となる。過去には、成長促進抗生物質及び金属の微量元素(Zn、Cu)の使用により、消化器系疾患を予防していた。欧州連合での2006年1月の抗生物質成長促進剤の禁止、並びにZn及びCuの使用の制限により、代替の解決策を探す必要性が生じている。代替の解決策の中で最も興味深いのは、プレバイオティクス、プロバイオティクス、酵素、酸性化剤及び植物抽出物である。上述の代替物に対する補助的戦略は、誘引及び食欲により自発的な飼料摂取量を増大させるための香味物質の使用である。
【0003】
食欲を増大させる感覚剤を飼料に混和することにより、自発的な摂取量を増大させることが可能であることが知られている。したがって、特許US4125629は、アルデヒド、アルコール、エステル及びテルペンからなる、子ブタ飼料と混合される香味組成物について記載している。特許US5906842は、トウモロコシ、リシン及びメチオニンの配合物を含む、乳牛の食欲を刺激する組成物について記載している。特許US6592924は、ペット用の飼料に添加することができる、アルキルフェノール及びシクロヘキサンカルボン酸又はそれらのアルキル置換誘導体を含む香味物質の組合せについて記載している。特許出願EP174821は、数ある成分の中でもn−ヘキサナール、シス−3−ヘキセン−1−オール、1−オクテン−3−オール及びβ−イオノンを含む、家畜に対するその受容性を改善するための香味組成物について記載している。特許出願EP951840は、2−アセチル−2−チアゾリン及びその前駆物質、並びにアルキル化チアゾリジン、2−メチル−3−フランチオール及びメルカプトペンタノンなどの他の成分を含有する、飼料用の香味組成物について記載している。
【0004】
JP10146156は、ブタ用のペレット飼料へのピーチフレーバーの添加について記載している。ピーチフレーバーは、エチルn−ブチレート、γ−ノナラクトン、2−メチルブテン−3、γ−ウンデカラクトン、ベンズアルデヒド、マルトール、及びアイソクラチック酸を含む。
【0005】
WO2004/091307は、動物を疾患から保護すると主張している動物飼料添加剤について記載している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
最新の組成物は、動物にとって異質な成分を含有するため、動物において不耐性の原因となり得る。この側面は、給餌される動物の寿命が短い場合は極めて重要であり、新しい物質の摂取に対して動物をさらに脆弱にする。
【0007】
対照的に、本発明の組成物の大きな利点は、液体ベース(プロピレングリコール)以外のその全ての成分が母乳中に既に存在すること、したがって耐性を保証することである。
【0008】
他方、本発明の成分は、当業者にとっては調製するのが容易であるか、又は市場で購入することができ、このことは本発明のさらなる利点を表す。
【0009】
本発明の組成物は、自発的な飼料摂取を刺激し、こうして、雌ブタの乳から完全飼料の形態の固形飼料への移行の間に子ブタが受けるストレスを改善することができる。抽出及びガスクロマトグラフィーによる、初乳及び雌ブタの乳に含まれる香味物質の一部の組合せにより、天然物中で該香味物質が有する割合とは異なる特定の割合で該香味物質を組み合わせるように該組成物を作製すると、該組成物は、前記飼料に添加した場合に、子ブタの飼料摂取量を驚くほど増大させる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の実施形態では、本発明は、70〜90%のプロピレングリコール、6〜10%のバニリン、6〜12%のγ−ノナラクトン、0.5%〜1%の酢酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、0.05〜0.25%のオレンジ精油、0.05〜0.25%の安息香酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、0.05〜0.25%の桂皮酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、0.25〜1%の酪酸ベンジル、及び合計で0.2〜2%の1種又は2種の酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルを含む香味組成物に関する。
【0011】
〜Cアルキルは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖アルキル基である。例としては、メチルや、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、2−ブチル、イソ−ブチル又はtert−ブチルなどのC〜Cアルキル、さらにはペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル及びアルキル異性基の混合物が挙げられる。
【0012】
本発明の別の実施形態では、酢酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルは酢酸イソアミルである。
【0013】
本発明の別の実施形態では、オレンジ精油はブラジルオレンジ精油である。
【0014】
本発明の別の実施形態では、安息香酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルは安息香酸エチルである。
【0015】
本発明の別の実施形態では、桂皮酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルは桂皮酸メチルである。
【0016】
本発明の別の実施形態では、酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルは、酪酸イソアミル及び酪酸エチルから選択される。特定の実施形態では、本発明の組成物は、酪酸イソアミルと酪酸エチルの混合物を含む。
【0017】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、0.1〜1%の第1の酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、特に酪酸イソアミル、及び0.1〜1%の第2の酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、特に酪酸エチルを含む。
【0018】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、71.55〜87.45%のプロピレングリコールを含む。
【0019】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、7.20〜8.80%のバニリンを含む。
【0020】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、8.94〜10.92%のγ−ノナラクトンを含む。
【0021】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、0.73〜0.89%の酢酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、特に酢酸イソアミルを含む。
【0022】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、0.09〜0.11%のオレンジ精油、特にブラジルオレンジ精油を含む。
【0023】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、0.09〜0.11%の安息香酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、特に安息香酸エチルを含む。
【0024】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、0.09〜0.11%の桂皮酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、特に桂皮酸メチルを含む。
【0025】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、0.41〜0.50%の酪酸ベンジルを含む。
【0026】
本発明の別の実施形態では、該組成物は、0.65〜0.79%の第1の酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、特に酪酸イソアミル、及び0.26〜0.32%の第2の酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、特に酪酸エチルを含む。
【0027】
本発明の特定の実施形態では、該組成物は、本質的に、プロピレングリコール、バニリン、γ−ノナラクトン、酢酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、オレンジ精油、安息香酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、桂皮酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、酪酸ベンジル、及び1種又は2種の酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルからなり、上で示したもの以外の成分の割合は0%又は0.1%未満である。これらの組成物では、100%までの残余をプロピレングリコールが占めるならば、それが好ましい。上記の割合のバニリン、γ−ノナラクトン、酢酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、オレンジ精油、安息香酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、桂皮酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、酪酸ベンジル、及び酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル(単数又は複数)のことを考えると、これらの組成物は、最大で86.9%、又は最大で81.8%のプロピレングリコールを含む。
【0028】
本発明のさらなる特定の実施形態では、該組成物は、0.1%〜10%、0.1%〜5%、0.1%〜2.5%、0.1%〜1%又は0.1%〜0.5%の1種又は2種以上のさらなる成分を含む。これらの組成物でも、100%までの残余をプロピレングリコールが占めるならば、それが好ましい。上記の割合のバニリン、γ−ノナラクトン、酢酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、オレンジ精油、安息香酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、桂皮酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、酪酸ベンジル、及び酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル(単数又は複数)のことを考えると、これらの組成物は、最大で86.8%、又は最大で81.7%のプロピレングリコールを含む。
【0029】
上で示した割合(%で)は、該組成物の総重量に関する。
【0030】
本発明の別の実施形態は、子ブタの食欲を増大させるための前述の組成物の使用に関する。
【0031】
本発明の別の実施形態では、前記組成物は、0.005〜0.050%の濃度で飼料に添加することにより使用する。
【0032】
本発明の別の実施形態では、前記組成物は、好ましくは0.015〜0.035%の濃度で使用する。
【0033】
該組成物は、当業者により知られている配合手順に従って成分を混合することにより調製することができる。
【0034】
本発明の組成物は、液体又は固体(固体ベース上での吸収)の形態で飼料に混和する場合、飼料の誘引、及び飼料に対する食欲を増大させ、子ブタを飼料に慣れ親しませ、子ブタの消化器系の適応を改善し、子ブタの栄養必要量を満たす。
【0035】
本発明の組成物は、該動物の自発的な飼料摂取を改善するため、ブタ畜産における液体飼料(雌ブタの乳)から固形飼料(食料)への移行を容易にする。
【0036】
以下の実施例は、本発明をさらに理解するための例示として示す。
【0037】
略語
CU pH4.5及び30℃でオオムギβ−グルカンから1分当たり0.128ミクロモルの還元糖(グルコース等価物)を遊離させる酵素の量
Dif 1日摂取量の重量差
EPU pH4.7及び30℃でオートスペルトキシランから1分当たり0.0083ミクロモルの還元糖(キシロース等価物)を遊離させる酵素の量
FYT pH5.5及び37℃でフィチン酸ナトリウムから1分当たり1ミクロモルの無機オルト−ホスフェートを遊離させる酵素の量。
df スチューデントのt検定の統計表に加える自由度
pB−pA 飼料Bの平均摂取量のパーセンテージマイナス飼料Aの平均摂取量のパーセンテージ
Porc 総重量に対する割合としての差
Sig.(両側).000 有意性検定
t スチューデントのt
Tm メートルトン
CFU コロニー形成単位の数
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】子ブタ1頭及び1日当たりの平均飼料摂取量をグラムでy軸上に表し、その結果、太線が総摂取量を表し、三角形でマークした細線が飼料Aの平均摂取量を表し、四角形でマークした細線が飼料Bの平均摂取量を示す図である。x軸は、子ブタの生後日数を表す。
【実施例】
【0039】
子ブタの飼料摂取量の試験
1カ月当たり約400頭の子ブタを離乳させる280頭の繁殖用雌ブタを有する農場で試験を実施した。10室の分娩房を有する分娩室の1つを使用した。各分娩房は全く同様であった。母ブタは、分娩房の中心で、飲水槽及び給餌槽を備えた子ブタ保護ケージの中におり、子ブタ用の1つの飲水槽、及び2つの給餌槽が側面にあった。
【0040】
10頭の経産ランドレース×ラージホワイト母ブタを試験に使用した。
【0041】
試験は、76頭の10日齢の子ブタで開始し、73頭の第28日目の子ブタで終了した。
【0042】
2種の処理計画
A.ビスケット(乳、バター、バニラ)のタッチを有する芳香からなる標準組成物(A、バッチ:66569)を有する粉末タイプ飼料
B.本発明の組成物を有する粉末タイプ飼料(B)、バッチ:66044。該組成物は表1で詳述する。
【表1】

【0043】
各配合物で異なり、飼料1kg当たり350mgの割合で添加した香味組成物以外は、両方の飼料は同じ成分を同じ割合で含有していた。
【0044】
子ブタが10日齢のときに最初に飼料を投与し、子ブタが第28日目の離乳日齢(離乳)となるまで維持した。2つの給餌槽を用いる方法論を使用した。各分娩房は、子ブタ用に設計された2つの給餌槽を有していた。子ブタ用給餌槽は、母ブタの保護ケージの両側に配置し、右又は左のバイアス効果を防止するために、その位置を毎日変更した。表2は飼料成分を示し、表3はその栄養価を示す。
【表2】


【表3】

【0045】
生後10日目から28日目まで、分娩房毎に毎日子ブタの摂取量調整を実施した。摂取量は、給餌槽における最初と最後の量の間の重量差での、24時間後の飼料の消失量から得た。消失する飼料の総量が摂取される総量と等しくないことを考慮に入れなければならない。なぜならば、その一部は摂取されず、摂取されない部分は、2種の飼料のそれぞれで等しいとみなす。
【0046】
平均値検定の多数の比較によりそのデータを分析し、2種の試料の平均値が異なっているという仮説を比較した。各試料Aについて、同じ条件下で得た試料Bが対になるように各試料を組み合わせ、こうして両方の処理に等しく悪影響を及ぼすランダム効果を排除し、データの不明な変動を低減した。試験の間の各囲いの中の子ブタの異なる量、又は各子ブタの異なる摂取量の影響を排除するために、摂取量の差のパーセンテージは変数として定義した。摂取結果は、1日当たり、並びに囲い及び1日当たりの合計で分析した。
【0047】
表4は、10室の囲いそれぞれでの各飼料の1日当たりの総摂取量に関する結果を示す。結果は、香味組成物Bを含有する飼料に対するより高い嗜好性を示す。
【表4】

【0048】
表5及び6は統計研究を示す。日差は、摂取量の重量で表した場合と、総重量に対するパーセンテージで表した場合の両方でゼロより有意に大きい。したがって、本発明者らは、一方の飼料が他方より好まれていると断言することができる。日差の平均値は、95%信頼区間で12.58%である。
【表5】


【表6】

【0049】
表7は、各囲いに関する1日摂取量のパーセンテージに関する結果を示す。研究した変数は、合計に対する各飼料の摂取量のパーセンテージであった。統計研究(表8)は有意であった。
【表7】


【表8】

【0050】
図1は、該動物の生後日数に応じた飼料摂取量を示す。
【0051】
試験の結果及び対応する統計研究は、飼料B(本発明の組成物を有する飼料)を好んだ子ブタと飼料A(標準組成物を有する飼料)を好んだ子ブタとの間の摂取量の差に、95%信頼区間で有意な差が存在することを示す。
【0052】
飼料の摂取量がより多いとうことは、胃腸粘膜の発達がより早いこと、したがって、栄養の吸収量がより多いことを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
70〜90%のプロピレングリコール、6〜10%のバニリン、6〜12%のγ−ノナラクトン、0.5%〜1%の酢酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、0.05〜0.25%のオレンジ精油、0.05〜0.25%の安息香酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、0.05〜0.25%の桂皮酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステル、0.25〜1%の酪酸ベンジル、及び合計で0.2〜2%の1種又は2種の酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルを含む香味組成物。
【請求項2】
酢酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルが酢酸イソアミルである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
オレンジ精油がブラジルオレンジ精油である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
安息香酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルが安息香酸エチルである、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
桂皮酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルが桂皮酸メチルである、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
酪酸(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキルエステルが酪酸イソアミル及び酪酸エチルから選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
0.1〜1%の酪酸イソアミル、及び0.1〜1%の酪酸エチルを含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
70〜86.9%、71.55〜87.45%、又は71.55〜81.8%のプロピレングリコールを含む、請求項1から7までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
7.20〜8.80%のバニリンを含む、請求項1から8までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
8.94〜10.92%のγ−ノナラクトンを含む、請求項1から9までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
0.73〜0.89%の酢酸イソアミルを含む、請求項1から10までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
0.09〜0.11%のブラジルオレンジ精油を含む、請求項1から11までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
0.09〜0.11%の安息香酸エチルを含む、請求項1から12までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項14】
0.09〜0.11%の桂皮酸メチルを含む、請求項1から13までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項15】
0.41〜0.50%の酪酸ベンジルを含む、請求項1から14までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項16】
0.65〜0.79%の酪酸イソアミル、及び0.26〜0.32%の酪酸エチルを含む、請求項1から15までのいずれか一項に記載の組成物。
【請求項17】
子ブタの食欲を増大させるための、請求項1から16までのいずれか一項に記載の組成物の使用。
【請求項18】
前記組成物が0.005〜0.050%の濃度で飼料に添加される、請求項17に記載の使用。
【請求項19】
濃度が0.015〜0.035%である、請求項18に記載の使用。
【請求項20】
請求項1から16までのいずれか一項に記載の組成物を飼料に添加することを含む、子ブタの食欲を増大させる方法。

【図1】
image rotate


【公表番号】特表2011−504739(P2011−504739A)
【公表日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−535384(P2010−535384)
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際出願番号】PCT/EP2008/066358
【国際公開番号】WO2009/068622
【国際公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(510147341)エスキム ソシエダッド アノニマ (2)
【Fターム(参考)】